JP5319626B2 - ノード、パケット転送方法および通信ネットワーク - Google Patents

ノード、パケット転送方法および通信ネットワーク Download PDF

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Description

本発明は、IP−FRR(IP-Fast Reroute)に用いられるバックアップテーブルの作成技術に関する。
IP網において、事前に故障発生時の迂回経路を計算しておくことで高速な故障復旧を実現するIP−FRR方式が提案されている(非特許文献1参照)。このIP−FRR方式は事前に、故障箇所のパターンを示したバックアップトポロジを作成し、このバックアップトポロジに従った経路制御により迅速な故障復旧を行う。
このバックアップトポロジを用いた故障復旧方法の具体例を、図1を用いて説明する。図1におけるsrcは、通信ネットワークにおけるパケットの始点ノードであり、dstはパケットの宛先ノードである。図1の左側のトポロジは、故障発生前のトポロジ(通常のトポロジ)を示し、右側のトポロジは、故障等によりノード1,2間のリンクが断絶したときのトポロジ(バックアップトポロジ)を示す。このバックアップトポロジ(バックアップトポロジA)において、故障リンク(プロテクトリンク)のリンクコストは、設定可能な最大値を付与する。これにより、バックアップトポロジ上でリンクコストの総和が最小となる最小コストルーティングにより経路を計算すると、プロテクトリンクを使用しない経路が計算される。
ここで、例えば、(1)ノード1が、ノード1,2間のリンクの故障を検出すると、ノード1(故障検出ノード)は、故障リンクをプロテクトするバックアップトポロジAに従いデータ(パケット)を転送する。このとき、故障検出ノードはノード1,2間のリンクが故障したことを知っているため、バックアップトポロジAを使用すれば故障を回避できることを知っている。しかし、他のノードは故障箇所を把握できていない。そこで、(2)故障検出ノードは、故障リンクを迂回するバックアップトポロジを選択し、この選択したバックアップトポロジのIDをパケットのヘッダ情報に付与して転送する。そして、(3)迂回路上に存在する他のノード(例えば、ノード4)は、このパケットを受信すると、ヘッダ情報を参照することで、使用すべきバックアップトポロジに従ったパケットを転送を実行できる。
ここで、図2に例示するように、バックアップトポロジそれぞれは、1以上のプロテクトリンクを含む。なお、1つのバックアップトポロジ内のプロテクトリンク数は限られるため、通常、バックアップトポロジを複数個用意する必要がある。このバックアップトポロジはそれぞれ、各ノード間のパケットの到達性を確保する必要があるため、(1)プロテクトリンクを除去しても接続グラフとなるようにする。つまり、バックアップトポロジは、任意の2つのノード間で最低1つは経路が確保されるようにする必要がある。また、複数のバックアップトポロジであらゆるリンクの故障をカヴァーする必要があるので、(2)バックアップトポロジ群のプロテクトリンクの集合と、もとのトポロジのリンク集合とを一致させる必要がある。
IP−FRRでは、ルータ等が、バックアップトポロジに基づく転送路を計算し、バックアップテーブルを作成する。このバックアップテーブルを、図3を用いて説明する。図3の各トポロジは、ノード0〜5の6つのノードから構成される。図3の(a)は、通常トポロジ(障害発生前のトポロジ)であるトポロジXと、そのトポロジXに対するノード1のルーティングテーブルを示す。これに対し、図3の(b)〜(e)はそれぞれ、トポロジXの障害発生時のバックアップトポロジ(バックアップトポロジ#1〜#4)と、そのバックアップトポロジに対する、図3のノード0の用いるバックアップテーブル(バックアップテーブル#1〜#4)とを示している。
例えば、図3(b)に示すバックアップトポロジ#1は、ノード0,1間のリンクとノード0,2間のリンクがプロテクトされているため、バックアップテーブル#1の宛先ノード「1」のネクストホップは「5(ノード5)」となる。一方で、図3(c)に示すバックアップトポロジ#2は、ノード0,1間のリンクがプロテクトされていないため、バックアップテーブル#2では、宛先ノードを「1」としたときのネクストホップは「1(ノード1)」となる。
A.Kyalbein, A.F.Hansen, T.Cicic, S.Gjessing, and 0.Lysne, "Fast IP Network Recovery using Multiple Routing Configurations, " in Proceedings of INFOCOM, Apr.2006 S.Kamamura, T.Miyamura, C.Pelsser, I.Inoue and K.Shiomoto, "Minimum Backup Configurations Creation Method for IP Fast Reroute," IEEE globecom Dec. 2009.
前記した技術において、1つのバックアップテーブルは1つのバックアップトポロジに対応させて作成される。このため、ノード(経路制御装置)上で必要となるバックアップテーブルのためのメモリ量は、バックアップトポロジ数に比例して増加するという問題がある。なお、非特許文献2に記載の技術は、バックアップトポロジ数のそのものの数を削減するものであるが、バックアップトポロジ数に比例して増加するバックアップテーブルの情報量を低減するものではない。そこで、本発明は、前記した問題を解決し、IP−FRRを行う経路制御装置におけるバックアップテーブルの情報量を低減することを目的とする。
前記した課題を解決するため本発明は、ネットワークの障害発生時に、予め作成しておいたバックアップテーブルに示される迂回経路への経路切り替えを行うノードを以下の構成した。すなわち、ノードは、(1)ネットワークの宛先ノードごとに、当該宛先ノードへのネクストホップを示した経路情報からなるルーティングテーブルと、(2)ネットワークの故障パターンごとに、当該故障パターンにおける迂回経路へのネクストホップを示した経路情報からなるバックアップテーブル群であるバックアップテーブルDB(データベース)とを記憶する記憶部を備える。また、ノードは、バックアップテーブルDBから、宛先ノードおよびネクストホップの組み合わせが同じ経路情報を抽出し、抽出した経路情報と、当該経路情報の抽出元のバックアップテーブルのテーブルIDと対応付けた共用バックアップテーブルを作成して記憶部に記憶する。そして、抽出した経路情報を、当該バックアップテーブルから削除する共用バックアップテーブル作成部を備える。また、このノードは、他のノードからパケットを受信した場合において、受信したパケットのヘッダ情報に付されたテーブルIDおよび宛先ノードのアドレスに基づき、記憶部からルーティングテーブルまたはバックアップテーブルを選択し、選択したテーブルに示されるネクストホップへパケットを転送するパケット転送部とを備える。このパケット転送部は、受信したパケットのヘッダ情報に付されたテーブルIDがバックアップテーブルのテーブルIDである場合において、(1)共用バックアップテーブルに当該テーブルIDおよび宛先ノードの組み合わせを示す経路情報があるとき、当該経路情報に示されるネクストホップへ、パケットを転送する。一方、(2)共用バックアップテーブルに当該テーブルIDおよび宛先ノードの組み合わせを示す経路情報がないとき、バックアップテーブルDBから当該テーブルIDのバックアップテーブルを検索し、検索したバックアップテーブルの当該宛先ノードへの経路情報に示されるネクストホップへ、パケットを転送する。
このようにすることで、ノード(経路制御装置)は、IP−FRRに用いるバックアップテーブルそれぞれが、宛先アドレスとネクストホップとの組み合わせが同じ経路情報を重複して保持しないことなるので、バックアップテーブルの情報量を低減できる。
また、本発明は、ノードのパケット転送部がネクストホップへパケットを転送する場合において、パケットの転送に用いるリンクが使用不可能であるとき、バックアップテーブルDBから、パケットの宛先ノードへのリンクのうち当該使用不可能となったリンクを経由しないバックアップテーブルを検索する。そして、パケット転送部は、受信したパケットのテーブルIDを、検索したバックアップテーブルのテーブルIDに更新し、検索したバックアップテーブルにおける当該宛先ノードへの経路情報に示されるネクストホップへ、パケットを転送する。
このようにすることで、通信ネットワーク内の障害発生時に、ノードは、他のノードがどのバックアップテーブルを用いてパケットの転送を行えばよいかを伝えることができる。
また、本発明は、ノードの共用バックアップテーブルに、同じ宛先ノードへの経路情報が複数あるとき、共用バックアップテーブル作成部が、その同じ宛先ノードへの複数の経路情報のうち、いずれか1つの経路情報を残し、残りの経路情報を共用バックアップテーブルから削除する。そして、この残りの経路情報を抽出元のバックアップテーブルに再登録し、共用バックアップテーブルの各経路情報におけるテーブルIDの情報を削除する。
このようにすることで、ノードは、受信パケットのネクストホップを決定するとき、テーブルIDを用いなくても、ネクストホップを決定できる。つまり、共用バックアップテーブルには、同じ宛先ノードとネクストホップとのペアの経路情報は1つのみ登録されることになるので、受信パケットの宛先ノードをキーとして共用バックアップテーブルの該当する経路情報を検索する。ここで、この共用バックアップテーブルに該当する経路情報がなかったとき、各バックアップテーブルから該当する経路情報を検索することでネクストホップを決定できる。
また、本発明は、ノードの共用バックアップテーブルに、同じ宛先ノードへの経路情報が複数あるとき、共用バックアップテーブル作成部が、その同じ宛先ノードへの複数の経路情報のうち、前記抽出元のバックアップテーブルの数が最も多い経路情報を1つ残し、残りの経路情報を前記共用バックアップテーブルから削除する。そして、その残りの経路情報を抽出元のバックアップテーブルに再登録し、前記共用バックアップテーブルの各経路情報におけるテーブルIDの情報を削除する。
このようにすることで、ノードは、より多くのバックアップテーブルに登録されていた経路情報を共用バックアップテーブルに登録することになるので、各バックアップテーブルに重複登録される経路情報の量を低減できる。
また、本発明は、ネットワークを構成する各ノードへルーティングテーブル、バックアップテーブルDBおよび共用バックアップテーブルを送信する制御装置を備える通信ネットワークとした。この制御装置は、(1)当該ノードの宛先ノードごとに、当該宛先ノードへのネクストホップを示した経路情報からなるルーティングテーブルと、(2)ネットワークの故障パターンごとに、当該故障パターンにおける迂回経路へのネクストホップを示した経路情報からなるバックアップテーブル群であるバックアップテーブルDBとを記憶する記憶部を備える。また、この制御装置は、各ノードについて、当該ノードのバックアップテーブル群から、宛先ノードおよびネクストホップの組み合わせが同じ経路情報を抽出し、抽出した経路情報と、当該経路情報の抽出元のバックアップテーブルのテーブルIDと対応付けた共用バックアップテーブルを作成して記憶部に格納する。そして、抽出した経路情報を、当該バックアップテーブルから削除する共用バックアップテーブル作成部を備える。また、この制御装置は、各ノードへ、当該ノードのルーティングテーブル、バックアップテーブルDBおよび共用バックアップテーブルを送信するテーブル送信部を備える。また、この通信ネットワークの各ノードは、制御装置から、自身のノードのルーティングテーブル、バックアップテーブルDBおよび共用バックアップテーブルを受信し、自身のノードの記憶部に格納するテーブル受信部を備える。そして、各ノードは、受信したパケットのヘッダ情報に付されたテーブルIDがバックアップテーブルのテーブルIDである場合において、(1)共用バックアップテーブルに当該テーブルIDおよび宛先ノードの組み合わせを示す経路情報があるとき、当該経路情報に示されるネクストホップへ、パケットを転送する。一方、(2)共用バックアップテーブルに当該テーブルIDおよび宛先ノードの組み合わせを示す経路情報がないとき、当該テーブルIDのバックアップテーブルの当該宛先ノードへの経路情報に示されるネクストホップへ、パケットを転送するパケット転送部を備える。
このように制御装置が、バックアップテーブルDBや共用バックアップテーブルを作成し、各ノードへ配布するので、ノードそれぞれが、バックアップテーブルや共用バックアップテーブルの作成を行う必要がなくなる。
本発明によれば、IP−FRRを行う経路制御装置におけるバックアップテーブルの情報量を低減できる。
比較例となるバックアップトポロジを用いた故障復旧方法を示した図である。 図1のバックアップテーブルトポロジを例示した図である。 (a)は、トポロジおよびそのトポロジに基づくルーティングテーブルを示し、(b)〜(e)は、バックアップトポロジとそのバックアップトポロジに基づくバックアップテーブルを例示した図である。 本実施の形態の共用バックアップテーブルを用いたパケットの転送方法の概要を示した図である。 (a)は、バックアップテーブルを例示した図であり、(b)は、(a)のバックアップテーブルから重複エントリを削除した図であり、(c)は、第1の実施の形態の共用バックアップテーブルを例示した図である。 本実施の形態の経路制御装置を含む通信ネットワークを例示した図である。 本実施の形態の経路制御装置の構成を示すブロック図である。 図7の共用バックアップテーブルの作成手順を示した図である。 図7のパケット転送部によるパケット転送手順を示した図である。 (a)は、バックアップテーブルを例示した図であり、(b)は、(a)のバックアップテーブルから重複エントリを削除し、再登録した後の図であり、(c)は、第2の実施の形態の共用バックアップテーブルを例示した図である。 第2の実施の形態の経路制御装置の処理手順を示した図である。 図11の共用バックアップテーブル作成処理の詳細を示した図である。 第3の実施の形態の通信ネットワークを例示した図である。 図13の制御装置および経路制御装置の構成を示すブロック図である。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の実施の形態を、第1の実施の形態〜第3の実施の形態に分けて説明する。なお、通信ネットワークは、例えば、IP(Internet Protocol)網であり、ノード(経路制御装置10,400)は、IP網で用いられるルータである。まず、図4および図5を用いて、第1の実施の形態の共用バックアップテーブル135を用いたパケットの転送方法の概要を説明する。
ここで、パケット転送処理を行うノード(経路制御装置10(図7参照))は、図4に示すように、(1)ルーティングテーブル133(テーブルID「#0」)と、(2)ネットワークの障害発生時に用いるルーティングテーブルであるバックアップテーブル(テーブルID「#1」「#2」「#3」「#4」)と、(3)共用バックアップテーブル135とを備える。この共用バックアップテーブル135は、バックアップテーブルそれぞれで用いられる経路情報(宛先アドレスごとに、その宛先アドレスへのネクストホップを示した情報)から、宛先ノード(アドレス)とネクストホップとの組み合わせが同じ経路情報を抽出したものである。
例えば、経路制御装置10は、図5(a)に示すバックアップテーブル#1〜#4から、宛先アドレスおよびネクストホップの組み合わせが同じ経路情報を抽出し、(c)に示す共用バックアップテーブル135に登録する。そして、バックアップテーブル#1〜#4から抽出した経路情報を削除する((b)参照)。そして、このようなルーティングテーブル133およびバックアップテーブルを備える経路制御装置10は、宛先アドレスとテーブルIDとをヘッダ情報に持つパケットを受信すると、このテーブルIDに示されるテーブル(ルーティングテーブル133またはバックアップテーブル)を参照してパケットの転送先(ネクストホップ)を決定し、この決定した転送先へパケットを転送する。
ここで、経路制御装置10が参照するテーブルとしてバックアップテーブルを選択したとき(つまり、通信ネットワーク内に障害が発生したとき)、受信パケットのテーブルIDに対応するバックアップテーブルから、このパケットの宛先アドレスへの経路情報を検索する。検索の結果、このパケットの宛先アドレスへの経路情報があれば、この経路情報に示されるネクストホップへパケットを転送する。一方、バックアップテーブルにこの宛先アドレスへの経路情報がなければ、共用バックアップテーブル135から当該テーブルIDおよび宛先アドレスを持つ経路情報を検索する。そして、その検索した経路情報に示されるネクストホップへパケットを転送する。なお、自身の経路制御装置10において、リンクの故障等を検出した際には、パケットに参照すべきテーブル(バックアップテーブル)のテーブルIDを付加して他の経路制御装置10へ転送する。
このようなバックアップテーブルおよび共用バックアップテーブル135を用いることで、経路制御装置10は、バックアップテーブルそれぞれが宛先アドレスとネクストホップとの組み合わせが同じ経路情報を重複して保持する必要がなくなる。よって、バックアップテーブルの情報量を低減できる。
この経路制御装置10は、例えば、図6に示すように、通信ネットワークにおいてパケット転送を行うノードにより実現される。
次に、経路制御装置10の構成を、図7を用いて説明する。図7に示すように、経路制御装置10の機能は大きく、入出力部11、処理部12、記憶部13および通信部14に分けられる。入出力部11は、外部装置からトポロジ情報131や各種設定情報の入力等を受け付ける。処理部12は、この経路制御装置10全体の制御を司り、バックアップトポロジDB132に基づきバックアップテーブルおよび共用バックアップテーブル135の作成を行う。また、これらのテーブルに基づくパケットの転送処理を行う。記憶部13は、トポロジ情報131や、バックアップトポロジDB(データベース)132等、バックアップテーブルDB134や共用バックアップテーブル135を作成するときのもととなる情報を記憶する。通信部14は、他の経路制御装置10との間でパケットの送受信を行う。
なお、入出力部11は、入出力インタフェースから構成され、通信部14は、IPにより通信可能な通信インタフェースから構成される。また、処理部12は、この経路制御装置10の備えるCPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等により実現される。さらに、記憶部13は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成される。なお、経路制御装置10をプログラム実行処理により実現する場合、記憶部13には、この経路制御装置10の機能を実現するためのプログラムが記憶される。
次に、処理部12を、詳細に説明する。処理部12は、経路計算部120と、バックアップテーブル作成部121と、共用バックアップテーブル作成部122と、パケット転送部123とを備える。
経路計算部120は、トポロジ情報131に基づき、ルーティングテーブル133を作成する。このルーティングテーブル133は、宛先アドレスごとに、その宛先アドレスへのネクストホップとなるノード(そのノードへの出力インタフェース)の識別情報を示した情報である。この識別情報は、例えば、IPアドレスである。また、この経路計算部120は、トポロジ情報131に基づき、故障リンクのパターンを示したバックアップトポロジ群を作成する。作成したバックアップトポロジ群は、バックアップトポロジDB132に登録する。なお、ここでのバックアップトポロジ群の作成には、非特許文献2に示すような公知技術を用いてよい。
バックアップテーブル作成部121は、バックアップトポロジDB132に登録されたバックアップトポロジそれぞれに対応するバックアップテーブルを作成する。例えば、図3(b)に示すバックアップトポロジ#1が与えられていた場合において、自身の経路制御装置10がノード0であったとき、このバックアップトポロジ#1に基づき、バックアップテーブル#1に示すバックアップテーブルを作成する。つまり、バックアップトポロジ#1において、ノード0,1間のリンク、ノード0,2間のリンクはプロテクトリンクなので、ノード0から、ノード1〜5それぞれへのネクストホップはいずれも「5(ノード5)」であるという情報を作成する。また、このネクストホップへの出力インタフェースの情報も付加する(図3において図示省略)。このような処理を、バックアップトポロジDB132に登録されるすべてのバックアップトポロジについて実行する。作成したバックアップテーブルは、このバックアップテーブルのテーブルIDと対応付けて記憶部13のバックアップテーブルDB134に登録する。
共用バックアップテーブル作成部122は、バックアップテーブルDB134に基づき、共用バックアップテーブル135を作成する。具体的には、共用バックアップテーブル作成部122は、記憶部13のバックアップテーブルDB134のバックアップテーブル群から、宛先ノード(宛先アドレス)とネクストホップとの組み合わせが同じ経路情報を抽出し、この経路情報の抽出元のバックアップテーブルのテーブルIDと対応付けた共用バックアップテーブル135を作成して記憶部13に記憶する。また、共用バックアップテーブル135は、この抽出した経路情報を、抽出元のバックアップテーブルから削除する。つまり、バックアップテーブルDB134から宛先ノードとネクストホップとの組み合わせが同じ経路情報をまとめた共用バックアップテーブル135を作成する。
パケット転送部123は、通信部14経由で受信したパケットのヘッダ情報に付されたテーブルIDをキーとして、記憶部13から参照すべきテーブル(ルーティングテーブル133またはバックアップテーブル)を選択し、この選択したテーブルに基づきパケットの転送先を決定する。つまり、パケットのヘッダ情報に付されたテーブルIDがルーティングテーブル133のテーブルであれば、このルーティングテーブル133を参照してパケットの転送先を決定する。一方、パケットのヘッダ情報に付されたテーブルIDが、バックアップテーブルのテーブルIDである場合、以下の処理を行う。
すなわち、パケット転送部123は、まず、バックアップテーブルDB134のテーブルIDに対応するバックアップテーブルに宛先ノードへのネクストホップを示す経路情報があるか否かを判断する。その結果、当該宛先ノードへのネクストホップを示す経路情報があれば、この経路情報に示されるネクストホップへ、パケットを転送する。一方、バックアップテーブルDB134のテーブルIDに対応するバックアップテーブルに宛先ノードへのネクストホップを示す経路情報がない場合、パケット転送部123は、共用バックアップテーブル135から、当該テーブルIDと宛先ノードとの組み合わせを持つ経路情報を検索し、この検索した経路情報に示されるネクストホップへパケットを転送する。
また、パケット転送部123は、受信パケットの転送に用いるリンクが使用不可能である場合、以下の処理を行う。すなわち、まず、パケット転送部123は、バックアップテーブルDB134から、受信パケットの宛先ノードへのリンクのうち、この使用不可能となったリンクを経由しないバックアップテーブルを検索する。そして、パケット転送部123は、受信パケットに付されたテーブルIDを、この検索したバックアップテーブルのテーブルIDに更新する。そして検索したバックアップテーブルの経路情報に従い、受信パケットを転送する。このようにすることで、経路制御装置10は、通信ネットワーク内の障害発生時に、他の経路制御装置10がどのバックアップテーブルを用いてパケットの転送を行えばよいかを伝えることができる。なお、このテーブルIDは、例えば、IPパケットのヘッダ情報のToS(Type of Service)フィールドに記述されるものとする。
次に、記憶部13を説明する。記憶部13は、トポロジ情報131と、バックアップトポロジDB132と、ルーティングテーブル133とを記憶する。また、バックアップテーブル作成部121により作成されたバックアップテーブル群であるバックアップテーブルDB134と、共用バックアップテーブル作成部122により作成された共用バックアップテーブル135とを記憶する領域を備える。なお、トポロジ情報131およびバックアップトポロジDB132は、例えば、記憶部13のHDD等に記憶され、ルーティングテーブル133、バックアップテーブルDB134および共用バックアップテーブル135は、例えば、記憶部13のRAM等に記憶される。
トポロジ情報131は、通信ネットワーク内の各ノード(経路制御装置10)が、どのリンクにより、どのノードと接続されているかを示した情報である。このトポロジ情報131は、各リンクのリンクコストの情報を含んでいてもよい。このトポロジ情報131は、経路計算部120が、ルーティングテーブル133やバックアップトポロジを作成する際に参照される。
バックアップトポロジDB132は、トポロジ情報131に基づき作成されたバックアップトポロジ群である。このバックアップトポロジは、バックアップテーブルを作成するときに参照される。このバックアップテーブルは、バックアップトポロジごとに、当該バックアップトポロジにおいて、自身の経路制御装置10から、各宛先ノードへのネクストホップ(ネクストホップのノードへの出力インタフェース)を示した情報である(図3の(b)〜(e))参照。
また、ルーティングテーブル133は、前記したとおり、宛先アドレスごとに、その宛先アドレスへのネクストホップとなるノード(そのノードへの出力インタフェース)の識別情報を示した情報である。このルーティングテーブル133は、パケット転送部123がパケットの転送先を決定するときに参照される。
また、バックアップテーブルDB134は、バックアップテーブル作成部121により作成されたバックアップテーブル群である。このバックアップテーブルDB134には、バックアップテーブル群が、当該バックアップテーブルのテーブルIDと対応付けて記憶される。このバックアップテーブルDB134もパケット転送部123がパケットの転送先を決定するときに参照される。
さらに、共用バックアップテーブル135は、前記したとおり、バックアップテーブルDB134のバックアップテーブル群それぞれで用いられる経路情報から、宛先ノード(アドレス)とネクストホップとの組み合わせが同じ経路情報を抽出したものである。この共用バックアップテーブル135も、パケット転送部123がパケットの転送先を決定するときに参照される。
<処理手順>
次に、図8を用いて、図7の共用バックアップテーブル135の作成手順を説明する。まず、処理の概要を説明し、次に、処理の具体例を説明する。なお、前提条件として、ルーティングテーブル133のテーブルIDは「0」であり、バックアップテーブルDB134のバックアップテーブル群のテーブルIDは「1」以降のIDであるものとする。
図7の経路制御装置10の共用バックアップテーブル作成部122は、初期化処理を行う。すなわち、バックアップテーブルDB134で、処理対象として選択するエントリ(経路情報)のIDであるjを「0」とし、選択するバックアップテーブルのテーブルID(bid)を「1」とする(S101)。
次に、共用バックアップテーブル作成部122は、bidをテーブルIDに持つバックアップテーブルからエントリjを選択する(S102)。そして、このbidをテーブルIDに持つバックアップテーブルから、エントリjと一致する(つまり、宛先ノードとネクストホップとの組み合わせが同じである)エントリを検索し、一致したエントリ数をcnt値に格納する(S103)。つまり、バックアップテーブルDB134内で、エントリjと重複するエントリの数をカウントする。
ここで、共用バックアップテーブル作成部122は、cnt値が2以上であれば(S104のYes)、エントリjを共用バックアップテーブル135に登録する(S105)。このとき、共用バックアップテーブル135に、エントリjが登録されているバックアップテーブルのテーブルIDも登録する。そして、共用バックアップテーブル135は、エントリjと一致するエントリを、テーブルIDがbidであるバックアップテーブルから削除する(S106)。ここで、テーブルIDがbidであるバックアップテーブル上のすべてのエントリを検索済みであり(S107のYes)、かつ、bidと、バックアップテーブルDB134の総数とが一致すれば(S108のYes)、共用バックアップテーブル作成部122は処理を終了する。つまり、バックアップテーブルDB134のすべてのバックアップテーブルについて重複するエントリを検索済みとなったら、処理を終了する。一方、S104でcnt値が2に達していなければ(S104のNo)、つまり、重複するエントリがなかった場合、S107へ処理を進める。
S107において、バックアップテーブル上にまだ選択していないエントリがあるとき(S107のNo)、共用バックアップテーブル作成部122は、バックアップテーブル上の次のエントリをエントリjとし(S111)、S102へ戻る。
また、S108で、bidがバックアップテーブルの総数と一致しないとき(S108のNo)、つまり、まだバックアップテーブルDB134内に、まだ検索してないバックアップテーブルがあるとき、共用バックアップテーブル作成部122は、bidの値をインクリメントする(S109:bid=bid+1)。そして、このインクリメントしたbidのバックアップテーブルの最初のエントリを、エントリjとして(S110)、S102へ戻る。
このようにすることで、経路制御装置10は、各バックアップテーブルから重複するエントリ(経路情報)を抽出し、共用バックアップテーブル135を作成する。
次に、図5を用いて、共用バックアップテーブル135の作成手順の具体例を説明する。
まず、共用バックアップテーブル作成部122は、図5(a)のバックアップテーブル#1の宛先(宛先ノード)=1,ネクストホップ=5のエントリを選択する。このエントリの、バックアップテーブル#1〜#4間での重複数(cnt値)は「1」である。つまり、エントリが重複していないため(S104のNo)、共用バックアップテーブル作成部122は、共用バックアップテーブル135へのエントリの登録を行わず、S107へ処理を進める。このS107で、まだ選択していないエントリがあるので(S107のNo)、共用バックアップテーブル作成部122は、このバックアップテーブル#1の次のエントリである宛先=2,ネクストホップ=5のエントリを選択する(S102)。
そして、共用バックアップテーブル作成部122は、バックアップテーブル#1の宛先=2,ネクストホップ=5および宛先=3,ネクストホップ=5のエントリについても前記の処理と同様の処理を行う。つまり、これらのエントリのcnt値はいずれも「1」なので、共用バックアップテーブル135への登録は行わない。
一方、共用バックアップテーブル作成部122は、宛先=4,ネクストホップ=5のエントリに対してはcnt値が「2」であるため(S104のYes)、共用バックアップテーブル135への登録処理を行う(S105)。つまり、図5の(c)に示す共用バックアップテーブル135のように、バックアップテーブル#1,#4が宛先=4,ネクストホップ=5であることを登録する。その後、共用バックアップテーブル作成部122は、バックアップテーブル#1,#4から宛先=4,ネクストホップ=5のエントリを削除する(S106)。
その後、共用バックアップテーブル作成部122は、バックアップテーブル#1の宛先=5,ネクストホップ=5のエントリについても共用バックアップテーブル135への登録を行い、他のバックアップテーブルからの削除を行うと、バックアップテーブル#1のすべてのエントリについて処理を終了したことになる(S107のYes)。ここで、まだ処理していないバックアップテーブル(バックアップテーブル#2〜#4)があるので(S108のNo)、共用バックアップテーブル作成部122は、次のバックアップテーブル#2を対象として処理を開始する(S109→S110の後、S102へ戻る)。
共用バックアップテーブル作成部122は、以上の処理をバックアップテーブル#3,#4についても実行すると、図5(c)に示す共用バックアップテーブル135を完成させる。また、バックアップテーブルDB134のバックアップテーブル群を、図5(b)に示すような状態に更新する。つまり、バックアップテーブル#1〜#4において重複しているエントリを削除する。
次に、図9を用いて、図7の経路制御装置10のパケット転送部123によるパケットの転送処理を説明する。経路制御装置10のパケット転送部123は、パケットが到着すると(S201)、パケットのヘッダ情報に記載されるテーブルIDと宛先ノードとを参照する。このテーブルIDには転送するパケットが使用するルーティングテーブルの識別子が記述される。通常のルーティングテーブル133を使用する場合は「0」、バックアップテーブルを使用する場合は「1」からの連番が付与されるものとする。
パケット転送部123は、テーブルIDをキーとして、記憶部13のテーブル群から、エントリの検索対象となるテーブルを検索し(S202)、その検索したテーブル(ルーティングテーブル133またはバックアップテーブル)に宛先ノードのエントリがあれば(S203のYes)、該当テーブルから宛先ノードへのネクストホップを得る(S204)。そして、S206へ進む。一方、検索したテーブル(ルーティングテーブル133またはバックアップテーブル)に宛先ノードのエントリがなければ(S203のNo)、共用バックアップテーブル135から、パケットに付されたテーブルIDと宛先ノードとをキーとしてネクストホップを得る(S205)。そして、S206へ進む。
S206において、パケット転送部123は、そのネクストホップに接続する出力インタフェースが使用可能か否かを判断する(S206)。出力インタフェースを使用可能な場合には(S206のYes)、パケット転送部123は、該当出力インタフェースを通してネクストホップへパケット転送を行う(S210)。
一方、出力インタフェースが故障等によって使用不可能な場合(S206のNo)、パケット転送部123は、バックアップテーブルDB134から、使用不可能なリンクを使用しないで転送可能なバックアップテーブルを検索する(S207)。そして、パケット転送部123は、パケットのテーブルIDを、この検索したテーブル(バックアップテーブル)のテーブルIDに変更する(S208)。その後、パケット転送部123は、この検索したバックアップテーブルから、宛先ノードをキーとして、ネクストホップへの新たな出力インタフェースを決定し(S209)、当該出力インタフェース経由でネクストホップへのパケット転送を行う(S210)。
このようにすることで経路制御装置10は、バックアップテーブルおよび共用バックアップテーブル135を用いたパケットの転送処理を行うことができる。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態を説明する。前記した実施の形態と同様の構成要素は、同じ符号を付して説明を省略する。第2の実施の形態の経路制御装置10は、共用バックアップテーブル135上に同じ宛先ノードへのエントリ(経路情報)が複数あったとき、このうち1つのエントリを残し、残りのエントリをバックアップテーブルへ戻すことを特徴とする。つまり、共用バックアップテーブル135に同じ宛先ノードのエントリが登録されないようにする。
例えば、図10に例示するように、(c)に示す共用バックアップテーブル135には、宛先ノードが「4」のエントリが2つある(符号101および符号102参照)。このような場合、経路制御装置10は、符号101のエントリ(テーブルID=#1,#4、宛先=4,ネクストホップ=5)を削除し、このエントリを、このエントリの抽出元のバックアップテーブル#1,#4に再登録する。
このようにすることで、共用バックアップテーブル135上で、宛先ノードに対する、ネクストホップが一意なものとなるので、第1の実施の形態の経路制御装置10のように、テーブルIDと宛先ノードとの組み合わせにより共用バックアップテーブル135を検索する必要がなくなる。つまり、パケット転送部123は、共用バックアップテーブル135もバックアップテーブルやルーティングテーブル133と同様に宛先ノードをキーとして検索すればよいので、パケット転送時における共用バックアップテーブル135の検索が容易になる。
<共用バックアップテーブルの作成手順>
第2の実施の形態の経路制御装置10の基本的構成は、図7の経路制御装置10と同様であるのでブロック図の説明は省略し、図11を用いて、第2の実施の形態の経路制御装置10の特徴である、共用バックアップテーブル作成部122の処理手順を説明する。
共用バックアップテーブル作成部122は、S101〜S104の処理と同様の処理により、バックアップテーブルDB134のバックアップテーブル群から重複するエントリを探す。そして、バックアップテーブル群に重複するエントリがあったとき(S304のYes)、共用バックアップテーブル作成部122は、共用バックアップテーブル作成処理を実行し(S305)、S307以降の処理を実行する。
また、S308で、bidと、バックアップテーブルDB134のバックアップテーブル数とが一致したとき(S308のYes)、つまり、バックアップテーブルDB134のすべてのバックアップテーブルについて処理を終了したとき、共用バックアップテーブル135のテーブルID列を削除する(S312)。そして、処理を終了する。なお、図11のS307〜S311の処理は、図8のS107〜S111の処理と同様なので説明を省略する。共用バックアップテーブル作成処理(S305)の処理を、図12を用いて詳細に説明する。
共用バックアップテーブル作成部122は、S304でYesだったとき、つまり、バックアップテーブルDB134のバックアップテーブル群にエントリjと重複するエントリがあったとき、このエントリjと同じ宛先ノードを持つエントリが共用バックアップテーブル135上に存在するか否かを判断する(S401)。
このエントリjと同じ宛先ノードを持つエントリが共用バックアップテーブル135上に存在しないとき(S401のYes)、共用バックアップテーブル作成部122は、共用バックアップテーブル135にエントリjを登録する(S402)。そして、エントリjと一致するエントリをバックアップテーブルDB134のバックアップテーブル群から削除する(S403)。そして、処理を終了する。
一方、S401において、エントリjと同じ宛先ノードを持つエントリが共用バックアップテーブル135上に存在するとき(S401のNo)、S404へ進む。
S404において共用バックアップテーブル作成部122は、エントリjのcnt値が、共用バックアップテーブル135上でエントリjと同じ宛先ノードを持つエントリ(エントリk)のcnt値よりも大きいか否かを判断する(S404)。つまり、エントリjとエントリkとで、どちらのエントリがバックアップテーブルDB134で重複数が多いかを判断する。なお、このエントリkのcnt値は、共用バックアップテーブル135上のエントリkのテーブルIDの登録数を用いる。
ここで、共用バックアップテーブル作成部122は、エントリjのcnt値が、エントリkのcnt値よりも大きいと判断したとき(S404のYes)、共用バックアップテーブル135にエントリjを登録し(S405)、エントリjと一致するエントリをバックアップテーブル群から削除する(S406)。
そして、共用バックアップテーブル135は、エントリkを共用バックアップテーブル135から削除する。また、このエントリkを、このエントリkに対応するバックアップテーブル群に再登録する(S407)。つまり、共用バックアップテーブル135に登録されていたエントリkを、このエントリkの抽出元のバックアップテーブル群に戻す。そして、図11のS307へ進む。なお、このエントリkを、どのバックアップテーブルに戻せばよいかは、共用バックアップテーブル135のテーブルIDの情報を参照することで判断できる。
このような処理を行うことで、共用バックアップテーブル135上で同じ宛先ノードへのエントリが重複しないので、パケットの宛先ノードに対するネクストホップが一意に決まる。つまり、パケット転送部123が共用バックアップテーブル135を検索するとき、テーブルIDと宛先ノードとの組み合わせではなく、宛先ノードで検索できる。よって、パケット転送時におけるネクストホップの決定に要する処理負荷が軽減できる。また、共用バックアップテーブル作成部122は、共用バックアップテーブル135の作成処理において、この共用バックアップテーブル135上に同じ宛先ノードのエントリがあったとき、バックアップテーブルDB134で、より重複登録数が多いエントリを共用バックアップテーブル135上に残す。よって、バックアップテーブルDB134に登録される同じ宛先ノードのエントリ数をできるだけ低減できる。
なお、共用バックアップテーブル135上に残すエントリは、バックアップテーブルDB134上で、自身のエントリと宛先ノードが重複するエントリ数の多いエントリとしたが、これに限定されない。例えば、共用バックアップテーブル135上で宛先ノードが重複するエントリから任意のエントリを1つ残し、それ以外のエントリをバックアップテーブルに戻すようにしてもよい。
なお、このようにして作成した共用バックアップテーブル135を用いた、経路制御装置10のパケット転送の処理手順は、基本的に、図9に示した手順と同様である。但し、S205において、パケット転送部123が検索したバックアップテーブルに受信パケットの宛先ノードのエントリがなかったため(S203のNo)、共用バックアップテーブル135からネクストホップを得るとき(S205)、受信パケットの宛先ノードをキーとしてネクストホップを得る。つまり、パケット転送部123は、受信パケットのテーブルIDとの組み合わせで共用バックアップテーブル135を検索する必要がない。
なお、前記した実施の形態において、バックアップテーブルおよび共用バックアップテーブル135の作成は、経路制御装置10が行うこととしたが、これに限定されない。例えば、通信ネットワークの各ノード(経路制御装置10)を集中制御する集中制御サーバを設け、この集中制御サーバにおいてバックアップテーブルおよび共用バックアップテーブル135の作成を行うようにしてもよい。
<第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態を説明する。前記した実施の形態と同様の構成要素は、同じ符号を付して説明を省略する。第3の実施の形態は、図13に例示するように、通信ネットワークに各ノード(経路制御装置)400の制御を行う集中制御サーバ100を備える。そして、この集中制御サーバ100は、ルーティングテーブル133、バックアップテーブルおよび共用バックアップテーブル135を作成し、各経路制御装置400へ送信する。そして、このような集中制御サーバ100は、図13に示すように、制御装置200と、ネットワーク情報取得装置300とを備える。制御装置200は、ネットワーク情報取得装置300経由で経路制御装置400から通信ネットワーク内の情報(例えば、トポロジ情報131のもととなる情報等)を取得すると、この情報をもとにトポロジ情報131、バックアップトポロジDB132を作成する。そして、このトポロジ情報131に基づき、各経路制御装置400のルーティングテーブル133を作成し、バックアップトポロジDB132に基づき、バックアップテーブルDB134、共用バックアップテーブル135を作成する。そして、これらのテーブルを各経路制御装置400へ送信する。各経路制御装置400は、制御装置200から受信したテーブルに基づき、パケットの転送先を決定する。
このような制御装置200および経路制御装置400の構成を、図14を用いて説明する。制御装置200は、大きく、入出力部210、処理部220、記憶部230および通信部240に分けられる。入出力部210は、外部装置からこの制御装置200の各種設定情報の入力等を受け付ける。処理部220は、この制御装置200全体の制御を司り、バックアップトポロジDB132に基づきバックアップテーブルおよび共用バックアップテーブル135の作成を行う。記憶部230は、トポロジ情報131や、バックアップトポロジDB232等、バックアップテーブルや共用バックアップテーブル235を作成するときに参照する情報を記憶する。通信部240は、ネットワーク情報取得装置300や、経路制御装置400との間でのデータ送受信を司る。
処理部220は、トポロジ情報作成部221、経路計算部120、バックアップテーブル作成部121、共用バックアップテーブル作成部122およびテーブル送信部222を備える。トポロジ情報作成部221は、ネットワーク情報取得装置300から、通信ネットワークの情報(経路制御装置400が、どのリンクにより、どの経路制御装置400と接続されているか、また、各リンクのリンクコストの値等)を取得する。そして、その取得した情報をもとにトポロジ情報131を作成する。なお、このネットワーク情報取得装置300は、所定期間ごとに、最新の通信ネットワークの情報を取得するようにしてもよいし、通信ネットワークのノード追加等、何らかの変化があったときに情報を取得するようにしてもよい。また、共用バックアップテーブル作成部122による共用バックアップテーブル235およびバックアップテーブルDB234の作成手順は、第1の実施の形態の方法によるものでもよいし、第2の実施の形態の方法によるものでもよい。
経路計算部120は、各経路制御装置400で用いるルーティングテーブル133の集合であるルーティングテーブル233を作成する。また、各経路制御装置400で用いるバックアップテーブルDB134の集合であるバックアップテーブルDB234を作成する。さらに、バックアップテーブル作成部121は、各経路制御装置400のバックアップテーブルDB134の集合であるバックアップテーブルDB234を作成する。さらに、共用バックアップテーブル作成部122は、バックアップテーブルDB234に基づき、各経路制御装置400で用いる共用バックアップテーブル135の集合である共用バックアップテーブル235を作成する。
テーブル送信部222は、ルーティングテーブル233、バックアップテーブルDB234および共用バックアップテーブル235から、経路制御装置400ごとのルーティングテーブル133、バックアップテーブルDB134および共用バックアップテーブル135を読み出し、読み出したルーティングテーブル133、バックアップテーブルDB134および共用バックアップテーブル135を該当する経路制御装置400へ送信する。
また、経路制御装置400は、大きく、入出力部410、処理部420、記憶部430および通信部440に分けられる。入出力部410は、外部装置からこの制御装置200の各種設定情報の入力等を受け付ける。処理部420は、制御装置400全体の制御を司り、制御装置200から送信された各テーブルを参照して、受信パケットの転送先を決定する。記憶部430は、RAM等に制御装置200から送信されたルーティングテーブル133、バックアップテーブルDB134および共用バックアップテーブル135を記憶する。通信部440は、制御装置200から各種テーブルを受信や、経路制御装置400との間でのデータ送受信を司る。
処理部420は、テーブル受信部421と、パケット転送部123とを備える。テーブル受信部421は、通信部440経由で制御装置200からルーティングテーブル133、バックアップテーブルDB134および共用バックアップテーブル135を受信し、記憶部430に格納する。パケット転送部123は、通信部440経由で受信したパケットのヘッダ情報に付されたテーブルIDをキーとして、記憶部430から参照すべきテーブル(ルーティングテーブル133またはバックアップテーブル)を選択し、この選択したテーブルに基づきパケットの転送先を決定する。
このように制御装置200が、バックアップテーブルDB134や共用バックアップテーブル135を作成し、各経路制御装置400へ配布することでも、共用バックアップテーブル135を用いた経路制御を行うことができる。なお、第3の実施の形態によれば、経路制御装置400それぞれが、バックアップテーブルや共用バックアップテーブル135の作成を行う必要がなくなるので、各経路制御装置400の処理負荷を軽減できる。
なお、前記した入出力部210,410は、入出力インタフェースから構成され、通信部240,440は、IPにより通信可能な通信インタフェースから構成される。また、処理部220,420は、CPUによるプログラム実行処理や、専用回路等により実現される。さらに、記憶部230,430は、RAM、ROM、HDD、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成される。なお、制御装置200をプログラム実行処理により実現する場合、記憶部230には、制御装置200の機能を実現するためのプログラムが記憶される。また、経路制御装置400をプログラム実行処理により実現する場合、記憶部430には、経路制御装置400の機能を実現するためのプログラムが記憶される。
10,400 経路制御装置
11,210,410 入出力部
12,220,420 処理部
13,230,430 記憶部
14,240,440 通信部
100 集中制御サーバ
120 経路計算部
121,221 バックアップテーブル作成部
122,222 共用バックアップテーブル作成部
123 パケット転送部
131 トポロジ情報
132 バックアップトポロジDB
133,233 ルーティングテーブル
134,234 バックアップテーブルDB
135,235 共用バックアップテーブル
200 制御装置
421 テーブル受信部

Claims (6)

  1. ネットワークの障害発生時に、予め作成しておいたバックアップテーブルに示される迂回経路への経路切り替えを行うノードであって、
    (1)前記ネットワークの宛先ノードごとに、当該宛先ノードへのネクストホップを示した経路情報からなるルーティングテーブルと、(2)前記ネットワークの故障パターンごとに、当該故障パターンにおける迂回経路へのネクストホップを示した経路情報からなるバックアップテーブル群であるバックアップテーブルDB(データベース)とを記憶する記憶部と、
    前記バックアップテーブルDBから、前記宛先ノードおよびネクストホップの組み合わせが同じ経路情報を抽出し、前記抽出した経路情報と、当該経路情報の抽出元のバックアップテーブルのテーブルIDと対応付けた共用バックアップテーブルを作成して前記記憶部に記憶し、前記抽出した経路情報を、当該バックアップテーブルから削除する共用バックアップテーブル作成部と、
    他のノードからパケットを受信した場合において、前記受信したパケットのヘッダ情報に付されたテーブルIDおよび宛先ノードのアドレスに基づき、前記記憶部からルーティングテーブルまたはバックアップテーブルを選択し、前記選択したテーブルに示されるネクストホップへ前記パケットを転送するパケット転送部とを備え、
    前記パケット転送部は、
    前記受信したパケットのヘッダ情報に付されたテーブルIDが前記バックアップテーブルのテーブルIDである場合において、
    (1)前記共用バックアップテーブルに当該テーブルIDおよび宛先ノードの組み合わせを示す経路情報があるとき、当該経路情報に示されるネクストホップへ、前記パケットを転送し、
    (2)前記共用バックアップテーブルに当該テーブルIDおよび宛先ノードの組み合わせを示す経路情報がないとき、前記バックアップテーブルDBから当該テーブルIDのバックアップテーブルを検索し、前記検索したバックアップテーブルの当該宛先ノードへの経路情報に示されるネクストホップへ、前記パケットを転送することを特徴とするノード。
  2. 前記パケット転送部が前記ネクストホップへパケットを転送する場合において、前記パケットの転送に用いるリンクが使用不可能であるとき、前記バックアップテーブルDBから、前記パケットの宛先ノードへのリンクのうち当該使用不可能となったリンクを経由しないバックアップテーブルを検索し、前記受信したパケットのテーブルIDを、前記検索したバックアップテーブルのテーブルIDに更新し、前記検索したバックアップテーブルにおける当該宛先ノードへの経路情報に示されるネクストホップへ、前記パケットを転送することを特徴とする請求項1に記載のノード。
  3. 前記共用バックアップテーブルに、同じ宛先ノードへの経路情報が複数あるとき、
    前記共用バックアップテーブル作成部は、
    その同じ宛先ノードへの複数の経路情報のうち、いずれか1つの経路情報を残し、残りの経路情報を前記共用バックアップテーブルから削除し、当該残りの経路情報を抽出元のバックアップテーブルに再登録し、前記共用バックアップテーブルの各経路情報におけるテーブルIDの情報を削除することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のノード。
  4. 前記共用バックアップテーブルに、同じ宛先ノードへの経路情報が複数あるとき、
    前記共用バックアップテーブル作成部は、
    その同じ宛先ノードへの複数の経路情報のうち、前記抽出元のバックアップテーブルの数が最も多い経路情報を1つ残し、残りの経路情報を前記共用バックアップテーブルから削除し、当該残りの経路情報を抽出元のバックアップテーブルに再登録し、前記共用バックアップテーブルの各経路情報におけるテーブルIDの情報を削除することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のノード。
  5. ネットワークの宛先ノードごとに、当該宛先ノードへのネクストホップを示した経路情報からなるルーティングテーブルと、前記ネットワークの故障パターンごとに、当該故障パターンにおける迂回経路へのネクストホップを示した経路情報からなるバックアップテーブル群であるバックアップテーブルDBとを記憶する記憶部を備え、前記ネットワークの障害発生時に、予め作成しておいたバックアップテーブルに示される迂回経路への経路切り替えを行うノードが、
    前記バックアップテーブルDBから、前記宛先ノードおよびネクストホップの組み合わせが同じ経路情報を抽出し、前記抽出した経路情報と、当該経路情報の抽出元のバックアップテーブルのテーブルIDと対応付けた共用バックアップテーブルを作成して前記記憶部に記憶し、前記抽出した経路情報を、当該バックアップテーブルから削除するステップと、
    他のノードからパケットを受信した場合において、前記受信したパケットのヘッダ情報に付されたテーブルIDおよび宛先ノードのアドレスに基づき、前記記憶部からルーティングテーブルまたはバックアップテーブルを選択し、前記選択したテーブルに示されるネクストホップへ前記パケットを転送するステップとを実行し、
    前記パケットを転送するステップにおいて、
    前記受信したパケットのヘッダ情報に付されたテーブルIDが前記バックアップテーブルのテーブルIDである場合、
    (1)前記共用バックアップテーブルに当該テーブルIDおよび宛先ノードの組み合わせを示す経路情報があるとき、当該経路情報に示されるネクストホップへ、前記パケットを転送し、
    (2)前記共用バックアップテーブルに当該テーブルIDおよび宛先ノードの組み合わせを示す経路情報がないとき、当該テーブルIDのバックアップテーブルの当該宛先ノードへの経路情報に示されるネクストホップへ、前記パケットを転送することを特徴とするパケット転送方法。
  6. ネットワークを構成する各ノードについて、(1)当該ノードの宛先ノードごとに、当該宛先ノードへのネクストホップを示した経路情報からなるルーティングテーブルと、(2)前記ネットワークの故障パターンごとに、当該故障パターンにおける迂回経路へのネクストホップを示した経路情報からなるバックアップテーブル群であるバックアップテーブルDBとを記憶する記憶部、
    前記各ノードについて、当該ノードの前記バックアップテーブル群から、前記宛先ノードおよびネクストホップの組み合わせが同じ経路情報を抽出し、前記抽出した経路情報と、当該経路情報の抽出元のバックアップテーブルのテーブルIDと対応付けた共用バックアップテーブルを作成して前記記憶部に格納し、前記抽出した経路情報を、当該バックアップテーブルから削除する共用バックアップテーブル作成部、
    および、
    前記各ノードへ、当該ノードの前記ルーティングテーブル、バックアップテーブルDBおよび共用バックアップテーブルを送信するテーブル送信部を備える制御装置と、
    前記制御装置から、自身のノードのルーティングテーブル、バックアップテーブルDBおよび共用バックアップテーブルを受信し、自身のノードの記憶部に格納するテーブル受信部、
    および、
    前記受信したパケットのヘッダ情報に付されたテーブルIDが前記バックアップテーブルのテーブルIDである場合において、(1)前記共用バックアップテーブルに当該テーブルIDおよび宛先ノードの組み合わせを示す経路情報があるとき、当該経路情報に示されるネクストホップへ、前記パケットを転送し、(2)前記共用バックアップテーブルに当該テーブルIDおよび宛先ノードの組み合わせを示す経路情報がないとき、当該テーブルIDのバックアップテーブルの当該宛先ノードへの経路情報に示されるネクストホップへ、前記パケットを転送するパケット転送部を備える前記ノードを1以上含んでなることを特徴とする通信ネットワーク。
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