JP5317997B2 - 金物保持器具 - Google Patents

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本発明は、金物保持器具に関し、詳しくは、ボルトやワッシャやナット等の小型の金物を一緒に保持する状態から所望の種別の物を容易に選択して手にすることを可能にするものに関する。
従来、高所作業車のバケット内で作業する場合などには、多種多様の金物のすべてをその作業場所に準備することはできないことから、少なくともバケット内での作業に必要な種別の金物を準備することが行われており、例えば、特許文献1に記載のようなバケット内に吊り下げる工具袋内や特許文献2、3に記載のような作業用ベルトや安全帯に取り付ける腰袋内に直接収容している。
しかるに、袋内に小型の金物をそのまま収容すると、そこから所望の種別の物を取り出そうとしても、手探りでは容易に区別することができないことから探っては確認することを何度も繰り返さなければならない。特に、電柱上部での作業では、高圧電圧用のゴム手袋をした状態であるので、さらに困難であるとともに、例えば、ワッシャのような形態の金物では掴み取ること自体が難しい。
このことから、高所作業車の操作盤が設置されているバケットでは、その操作盤の蓋を回動させて開けた状態のときに、その操作盤に隣接する位置の蓋の内面側が金物などの物入れとして機能することができるように工夫することが提案されている(例えば、特許文献4)。
また、携帯可能な金物保持器具としては、作業者のポケットに回動自在に板状部材(プレート)を鉛直姿勢になる状態で引っ掛けるとともに、その板状部材の背面側に永久磁石を固設することにより、板状部材に小型の金物を磁力により吸着保持させて、金物を選択する場合にはその板状部材を水平になるように回動させて見易くすることのできるものが提案されている(例えば、特許文献5)。
また、同様な金物保持器具としては、作業者の腰ベルトや手首ベルトなどに装着する板状部材に永久磁石を設けることにより、その表面側に小型の金物を吸着保持させることができるように工夫したものが提案されている(例えば、特許文献6〜8)。
特開2008−174271号公報 特開2007−276014号公報 実用新案登録第3142434号公報 特開2004−224465号公報 特開平8−2990375号公報 特開2001−314211号公報 特開2002−343625号公報 特開2003−13319号公報
しかしながら、特許文献4に記載のものにあっては、バケット内などに少なくとも各種装置が設置されていなければ実現することができず、また、その装置の蓋を改造しなければならず、普及させることは難しい。さらに、この形態では、バケットの移動と共に金物が転がってしまって選択・取出が難しいという課題も残ってしまう。
これに対して、特許文献5〜8に記載の金物保持器具にあっては、装置の改造が必要ではなく、また、金物を磁力により板状部材の表面側に吸着保持させることから移動により転がるなどの不都合はない。しかしながら、特許文献5の金物保持器具は、板状部材の水平方向に回動軸が上部側に存在して障害物となっていることから、板状部材の表面に吸着保持されている金物は摘んで取り出さなければならず、ワッシャなどのような形態の金物では摘むのが難しい。この課題は、電柱上部での作業のように、高圧電圧用のゴム手袋をしている場合には特に問題になる。
このことから、このような摘み難い形態の金物の場合には、板状部材の表面を滑らせるようにして取り出すことが便利であるが、幅広の上方には障害物が存在し、側方は開放幅が狭く、取り出す必要のない多くの金物を避けながら所望の金物を取り出さなければならないことになり、作業性が悪い。さらに、このような金物保持器具では、下側に落下する金物の受け部を設けるのはよいとしても、唯一の取り出し側となる側方には、ネットを取り付けることを提案しているように、このような課題は想定すらしていない。
また、この課題は、特許文献6〜8の金物保持器具でも同様であり、小面積の板状部材である場合には、それほど問題にならないがそれでは多くの金物を保持させることができず、ある程度の面積を有する板状部材を採用する場合には、同様に、取り出す必要のない多くの金物を避けながら所望の金物を表面を滑らせて取り出さなければならないことに変わりはなく、作業性が悪い。
そこで、本発明は、金物をある程度の面積を有する板状部材に磁力により吸着保持させるとともに、ワッシャのような形態の小型の金物でも容易に取り出すことのできる金物保持器具を提供することを目的としている。
上記課題を解決する金物保持器具の発明は、小型の金物を動かないように保持する保持部を有する金物保持器具であって、前記保持部は、前記金物の複数個を表面側に広げた状態で磁力により吸着して保持する保持領域を有する平板形状に形成される一方、当該保持領域は、外周縁の内部で外側に突出する複数の凸形状が形成されて非平面になっていることを特徴とするものである。
この発明では、ネジやナットやワッシャなどの小型の金物を平板形状の保持部の保持領域の表面内に磁力により吸着させて一時的に仮保持させることができ、その金物は、保持領域の表面内を吸着されている状態のまま滑らせて(スライドさせて)、凸形状の頂部より表面から離隔させて取り出すことができる。すなわち、保持部の保持領域は、吸着保持する金物をずらして指先で摘むことを可能にする非平面に形成されている。
このように本発明によれば、平板形状の保持部の表面に小型の金物を磁力により吸着保持させることができるとともに、その金物はそのまま表面内を滑らせるだけで複数個所の凸形状の頂部から離隔させて取り出すことができるので、取り出す必要のない多くの金物を避けることなく、所望の金物を近接する凸形状の頂部から取り出すことができる。したがって、複数個の金物を表面側に広げた状態で吸着保持させるとともに、ワッシャのような形態の小型の金物でも適宜容易に取り出して各種作業を行うことができる。
本発明に係る金物保持器具の第1実施形態の全体構成を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)はその上面図である。 その使用時の状態を示す側面図である。 本発明に係る金物保持器具の第2実施形態の全体構成を示す上面図である。 本発明に係る金物保持器具の第3実施形態の要部構成を示す一部拡大側面図である。
本発明の実施形態としては、上記の課題解決手段のように、小型の金物を動かないように保持する保持部を有する金物保持器具であって、前記保持部は、前記金物の複数個を表面側に広げた状態で磁力により吸着して保持する保持領域を有する平板形状に形成される一方、当該保持領域は、外周縁の内部で外側に突出する複数の凸形状が形成されて非平面になっていることを基本構成とするのに加えて、次の構成を備えてもよい。
ここで、この金物保持器具としては、前記保持部を所望の位置に吊り下げた状態で支持する吊下部を備えていてもよく、この場合には、作業場所や作業者のベルトなどの所望の位置に吊下部により保持部を吊り下げてネジやナットやワッシャなどの小型の金物を一時的に仮保持させ、必要に応じて取り出して使用することができる。
第1の形態としては、前記保持部の前記保持領域は、断面が三角波形状または鋸波形状になるように、凹凸が横方向または縦方向に連続する非平面に形成されていてもよい。
この構成では、保持領域の表面内で横方向または縦方向に連続する凹凸の傾斜面(断面が三角波形状または鋸波形状の一斜面)内に小型の金物を磁力により吸着保持させることができ、その金物は、傾斜面から頂部に向かう方向に滑らせるだけで離隔させて取り出すことができる。
第2の形態としては、前記保持部の前記保持領域は、突起形状が表面内に整列状態あるいは非整列状態に配設されて非平面に形成されていてもよい。
この構成では、保持領域の表面内で突出する複数の突起形状の一斜面に小型の金物を磁力により吸着保持させることができ、その金物は、斜面から頂部に向かう方向に滑らせるだけで離隔させて取り出すことができる。
第3の形態としては、前記保持部の前記保持領域は、強磁性材料の表面側が前記非平面に形成されるとともに当該強磁性材料の裏面側に磁石が配設されて前記金物を吸着保持する磁力を発生させていてもよい。
この構成では、鉄などの強磁性材料の表面側を所望の非平面に形成して、その裏面側に磁石(永久磁石が好ましいが作業環境によっては電磁石でもよい)を配設するだけで、金物を吸着保持する磁力を保持領域に発生させることができ、容易に加工して作製することができる。
第4の形態としては、前記保持部の前記保持領域は、棒状の磁石を横臥させるとともに、該棒状磁石の延在する角部を頂角として両側を斜面とする姿勢になるように配列して前記非平面に形成されていてもよい。
この構成では、棒状の磁石を角部が頂部になるように表面側に対して寝かせるだけで、その角部の両側斜面を金物を吸着保持する保持領域にすることができ、容易に加工して作製することができる。
第5の形態としては、前記保持部を所望の位置に吊り下げた状態で支持する吊下部を備えており、前記保持部は、吊り下げた状態から前記保持領域が上方に向かう方向に回動自在に前記吊下部に支持されていてもよい。
この構成では、小型の金物を吸着保持する保持領域を鉛直姿勢になるように吊り下げることができ、その保持領域は回動させることで水平にして保持する金物を容易に確認することができる。
第6の形態としては、前記保持部は、前記保持領域の下部から前面に向かって突出する受け形状部が形成されていてもよい。
この構成では、小型の金物を吸着保持する鉛直姿勢の保持領域の下部に受け形状部を備えることができ、その保持領域から降下する金物を受け形状部で受けて脱落することを回避することができる。
第7の形態としては、前記受け形状部は、平板形状に形成されるとともに、前記保持領域側の表面に前記金物を磁力により吸着して保持する補助領域を形成してもよい。
この構成では、保持領域から降下する金物を受け形状部の補助領域でも磁力により吸着保持することができ、落下してしまう金物をより少なくすることができる。
第8の形態としては、前記保持部は、長物を差し込んで立てた姿勢で保持する差込部が前記保持領域の側方の隣接位置に連設されていてもよい。
この構成では、小型の金物を吸着保持する保持領域の側方に差込部を備えることができ、その差込部には長いボルトやドライバなどのように保持領域の磁力で吸着保持するには邪魔となる・無理がある長物を鉛直姿勢のときに差し込んで保持させることができる。
第9の形態としては、前記保持部は、前記保持領域の下部に1つまたは2つ以上の吊り下げ用フックが配設されていてもよい。
この構成では、小型の金物を吸着保持する保持領域の下部にフックを備えることができ、そのフックには、道具に限らず、鉛直姿勢のときに吊り下げ用のリング等を連結されている鍵などを吊り下げておくことができる。
ここで、この金物保持器具としては、前記保持部を所望の位置に吊り下げた状態で支持する前記吊下部を備える場合には、前記吊下部が前記保持部の上部の1箇所または2箇所を支持して、当該支持箇所以外の上部には吸着状態のまま上方にスライドさせる前記金物に突き当たることがないように開放されている保持領域となるようにしてもよい。この場合には、保持部の保持領域の平面内に磁力により吸着保持されているネジやナットやワッシャなどの小型の金物は、その保持領域の平面内を吸着されている状態のまま平面方向に滑らせて(スライドさせて)、少なくとも上部の支持箇所以外から外部に取り出すことができ、その保持領域が側方や下方にも開放されている場合には、そこから吸着されている金物をスライドさせて取り出してもよく、この構成は、前記保持領域が非平面に形成されていない(平面状に連続する)表面の場合にも適用することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1および図2は本発明に係る金物保持器具の第1実施形態を示す図である。
図1において、金物保持器具10は、ネジやナットやワッシャなどの複数個の小型の金物を広げた状態にして保持させることのできる面積の保持領域11kを表面側に備える平板形状の本体部(保持部)11と、この本体部11の下部の同一幅になるように連設されて保持領域11kの表面側から突出しその先端側を上方に向けた断面形状になるように形成されている受け形状部12と、本体部11の側方に隣接する位置に連設されて有底の筒形状に形成されている差込部13と、この差込部13や受け形状部12(本体部11)の下面に連設されてその連設位置から降下した後に先端側が上方に屈曲するフック形状に形成されている吊り下げ用のフック14と、を備えている。
この金物保持器具10は、本体部11の上部の両側2箇所に貫通穴(吊下部)21が開口されており、例えば、図2に示すように、その貫通穴21に吊り下げ部材15の一端部15aを挿通して支持させることにより、本体部11を鉛直姿勢に吊下・支持して使用するようになっている。この吊り下げ部材15は、一端部15aが本体部11の上端から貫通穴21までの間隔よりも大きな内径になるように湾曲されているとともに、他端部15bが高所作業車のバケットの縁Bに引っ掛け可能にコ字形状に形成されている。このため、金物保持器具10は、本体部11を吊り下げ部材15により高所作業車のバケットの縁Bに吊り下げた状態することができ、その吊り下げ状態から手前側に本体部11を回動させて水平姿勢にすることができる。ここで、貫通穴21は、2箇所に限るものではなく、3箇所以上でもよく、また、揺動しても問題ない場合には、1箇所でもよいことはいうまでもない。
そして、金物保持器具10は、鉄などの強磁性材料を平板形状に形成した吸着部材22の背面側に永久磁石23を固設することにより本体部11が構成されており、永久磁石23の磁力により吸着部材22の表面側の全面をネジやナットやワッシャなどの小型の金物を吸着保持することができるようになっている。この本体部11は、背面側が永久磁石23を嵌め込み固定するように枠形状に形成される一方、表面側では貫通穴21の形成位置以外を吸着部材22が覆う形状に形成されて永久磁石23の周囲の枠形状に接着させて固設するようになっている。この本体部11は、鉄などの吸着部材22を所望の表面形状になるように容易に加工することができ、単なる平板形状の永久磁石23をその背面側に固設するだけで容易に作製することができる。
また、この本体部11は、吸着部材22の表面側に断面三角形の溝を横方向に連続するように刻設することにより、外周縁の内部で外側(前面側)に複数の凸形状が突出するように、上下方向の断面が三角波形状(凸形状)に形成されており(凹凸が横方向に連続する非平面に形成されており)、吸着部材22の保持領域11kの表面側の傾斜面22aに小型の金物を背面側の永久磁石23の磁力で吸着保持させるようになっている。なお、吸着部材22の表面側は、鋸波形状に形成してもよいことは言うまでもなく、他の異形状でもよく、非平面に形成すればよい。
これにより、金物保持器具10は、図2に示すように、高所作業車のバケットの縁Bに鉛直姿勢に吊り下げる本体部11の表面側の吸着部材22の傾斜面22a毎に、例えば、ワッシャWを磁力により吸着保持させることができ、そのワッシャWは、指先で押さえるようにしつつ上方あるいは下方の傾斜面22aの頂部22b(谷は22cで図示)に向けて滑らすことにより吸着部材22の傾斜面22aから浮かした状態にして摘むことができ、ゴム手袋をしていても容易に取り出すことができる。
このとき、金物保持器具10は、本体部11を吊り下げた状態から手前側に回動させて金物の保持領域11kを水平姿勢にすることができ、吸着部材22に吸着保持させるワッシャWなどの金物を容易に目視により確認して選択できるように操作することができる。
また、金物保持器具10は、本体部11に吸着保持させているワッシャWなどの金物が取り出す際や本体部11の回動時などに脱落・降下する場合でも、その本体部11の保持領域11kの前面側下方に位置する受け形状部12が受け取って落下してしまうことを少なくすることができる。
さらに、金物保持器具10は、本体部11の保持領域11kに吸着保持させることのできる金物の大きさや重量が背面側の永久磁石23の磁力の大きさによるが、長尺なボルトなどの場合には、本体部11に隣接する位置に筒形状の差込部13が準備されている。このため、そのボルトなどは、差込部13内に差し込んで立てた姿勢のまま邪魔になることなく、また、無理なく保持させることができ、必要に応じてその差込部13の上部から出ている端部を摘んで使用することができる。この差込部13は、長尺な金物だけでなく、例えば、ドライバ工具などを差し込んで保持させるように使用してもよいことはいうまでもない。
また、金物保持器具10は、本体部11や差込部13の下部にはフック14が準備されているので、吊り下げ用のリングなどが連結されている鍵なども吊り下げておくこともできる。
このように本実施形態においては、高所作業車のバケットにおける操作盤などの有無に関係なく、そのバケットに金物保持器具10を吊り下げて、作業に使用するワッシャWなどの小型の金物を本体部11の保持領域11kに磁力により吸着保持させることができ、必要に応じて吸着部材22の傾斜面22aを利用することによりワッシャWなどの小型の金物でもゴム手袋のまま摘んで容易に取り出すことができる。
次に、図3は本発明に係る金物保持器具の第2実施形態を示す図である。ここで、本実施形態は、上述第1実施形態と略同様に構成されているので、同様の構成には同様の符号を付して特徴部分を説明する(以降で説明する他の実施形態においても同様)。
図3において、金物保持器具30は、本体部11と、受け形状部12と、差込部13と、フック14とを備えて、本体部11の貫通穴21を利用して吊り下げ部材15により鉛直姿勢で高所作業車のバケットの縁Bなどに引っ掛けて使用するようになっており、本体部11は、上述第1実施形態の吸着部材22に代えて、鉄などの強磁性材料を平板形状に形成した吸着部材32の背面側に永久磁石23を固着することにより構成されている。
この本体部11の保持領域11kは、吸着部材32の表面側に断面三角形の溝を横方向と縦方向に連続するように刻設することにより、所謂、ピラミッド形状(突起状の凸形状)33が整列状態に突出するように形成されており(凹凸が横方向と縦方向に連続する非平面に形成されており)、そのピラミッド形状33の斜面33aに小型の金物を背面側の永久磁石23の磁力で吸着保持させるようになっている。なお、吸着部材32の表面側は、ピラミッド形状33以外の他の異形状に形成してもよく、また、整列させることなくランダムな位置に形成してもよいことは言うまでもなく、非平面に形成すればよい。
これにより、金物保持器具30は、高所作業車のバケットの縁Bに鉛直姿勢に吊り下げる本体部11の表面側の吸着部材32のピラミッド形状33の斜面33a毎に、ワッシャWなどを磁力により吸着保持させることができ、そのワッシャWは、指先で押さえるようにしつつ上方や下方だけでなく側方にも斜面33aの頂部32bに向けて滑らすことにより吸着部材32の斜面33aから浮かした状態にして摘むことができ、ゴム手袋をしていても容易に取り出すことができる。
このように本実施形態においては、上述第1実施形態による作用効果に加えて、本体部11の保持領域11kに吸着保持させているワッシャWなどの小型の金物をずらす方向に制限なく容易に摘んで取り出すことができ、より作業性を向上させることができる。
次に、図4は本発明に係る金物保持器具の第3実施形態を示す図である。
図4において、金物保持器具10の本体部41は、上述第1、2実施形態のように吸着部材22、32の背面側に永久磁石23を固着するのではなく、その保持領域11kに断面四角の棒状の永久磁石43の複数本を横臥させる姿勢で敷き詰めることにより、その永久磁石43の角部を頂部(頂角)43bとする非平面状態に配列することができ、その永久磁石43の頂部43bの両側の斜面43aにワッシャWなどの小型の金物を自身の磁力で吸着保持させるようになっている。
これにより、本体部11は、棒状の永久磁石43を角部が頂部43bになるように表面側に対して寝かせる状態で固設するだけで、その角部の両側斜面43aに金物を吸着保持させる保持領域11kを構成することができ、容易に加工して作製することができる。
このように本実施形態においては、上述第1実施形態による作用効果に加えて、より安価かつ容易に作製することができる。
ここで、上述実施形態では、高所作業車のバケットの縁Bに吊り下げる場合を一例にして説明するがこれに限るものではなく、例えば、作業者のベルトなどに吊り下げるようにしてもよいことはいうまでもない。
さらに、本体部11の保持領域11kは、断面凸形状に形成する非平面に限らず、滑らかな平面に形成してもよく、この場合には、周囲の縁部側をできるだけ開放して、吸着状態のまま滑らせる金物を突き当たることなく取り出すことができるようにしてもよい。ただし、この場合には、他の金物が滑らせる際に邪魔になるので、上述実施形態のように構成する方が好適である。
また、受け形状部12は、平板形状のまま前面側に延在する形状に形成するとともに、の上面にも平板状の永久磁石を貼付して金物を磁力により吸着保持する補助領域としてもよい。この場合には、保持領域11kから降下する金物も受け形状部12上面の補助領域で磁力により吸着保持することができ、落下してしまう金物をより少なくすることができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
10、30……金物保持器具 11、41……本体部 11k……保持領域 12……受け形状部 13……差込部 14……フック 15……吊り下げ部材 21……貫通穴 22、32……吸着部材 22a……傾斜面 23、43……永久磁石 33……ピラミッド形状 33a、43a……斜面 W……ワッシャ

Claims (1)

  1. 小型の金物を動かないように保持する保持部を有する金物保持器具であって、
    保持部は、金物の複数個を表面側に広げた状態で磁力により吸着して保持する保持領域を有する平板形状に形成され、
    当該保持領域は、外周縁の内部で、金物をずらすだけで指先で摘める程度に浮かす状態にする平面状の傾斜面の連続する段差形状を備えるように、断面が三角波形状となる凹凸が横方向に連続する非平面に形成され、当該非平面の表面側が強磁性材料により形成されて裏面側に磁石が配設されることにより金物を吸着保持する磁力を発生させており、
    保持部を所望の位置に吊り下げた状態で支持しつつ当該吊り下げた状態から保持領域が上方に向かう方向に回動自在に支持する吊下部と、
    保持部の保持領域の下部から前面に向かって突出する平板形状に形成されて、保持領域側の表面に金物を磁力により吸着して保持する補助領域が形成されている受け形状部と、
    保持部の保持領域の側方の隣接位置に連設されて長物を差し込んで立てた姿勢で保持する差込部と、
    保持部の保持領域の下部に配設されている1つまたは2つ以上の吊り下げ用フックと、
    を備えていることを特徴とする金物保持器具。
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