JP5316475B2 - 四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置 - Google Patents

四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置 Download PDF

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Description

この発明は、前後の四輪に駆動力を伝達して走行する四輪駆動車において前輪と後輪とに対する駆動力の配分比を制御する装置に関するものである。
車両の車輪で生じる駆動力は、車両を前後方向に加速させるだけでなく、転舵されている場合には横力をも変化させるので、車両の旋回性能にも影響を及ぼす。そこで例えば特許文献1に記載された車両制御装置においては、車両のスタビリティファクタが目標スタビリティファクタに近付くように前後力配分比を決定し、車輪に作用する前後力がその決定された前後力配分比となるように制御している。具体的には、前後輪のコーナリングパワー、ホイールベース、車体重量、重心位置から前輪軸までの距離ならびに重心位置から後輪軸までの距離に基づいて実スタビリティファクタを求める一方、重心位置から前後軸までの距離を、横加速度および車体重量ならびに左右輪の前後力差およびトレッドに基づいて求まる重心の移動量で補正することにより目標スタビリティファクタを求めている。そして、これらのスタビリティファクタの差がなくなるように前後力配分比を変更している。
なお、特許文献2には、車両のスタビリティファクタが予め定めた閾値より小さい場合には前輪駆動モードとし、これとは反対にスタビリティファクタが閾値を超えた場合に4輪駆動モードに切り換えるように構成された自動車が記載されている。また、非特許文献1には、前後加速度と駆動力の前後配分比とに応じてスタビリティファクタが変化することが記載されている。
特開2005−003083号公報 特開平04−005132号公報
安部正人著「自動車の運動と制御」株式会社山海堂1992年7月20日発行p179−p192
車両の制御において、理論式や数値モデルなどを用いて目標値を求め、実際の値がその目標値に一致し、もしくは追従して変化するように制御量を設定することは広く行われている。上記の特許文献1に記載された装置は、そのような一般的な制御手法を、スタビリティファクタに着目した前後力配分比の制御に適用したものである。しかしながら、特許文献1に記載されている装置は、前後力配分比を、仮想的な重心位置の変化に関連づけて制御するように構成されているので、理論に忠実な制御と言い得るが、前後力配分比の変更に伴って変化する前後輪における横力を利用して目標スタビリティファクタを求めるように構成されているなどのために、いわゆるフィードバック的な制御になって制御応答性が必ずしも十分なものにならないなど、未だ改善の余地があった。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、スタビリティファクタの安定性あるいは旋回性能の向上と、駆動力制御の応答性との両立を図ることのできる駆動力制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、四輪駆動車における前後駆動力配分比を、その四輪駆動車のスタビリティファクタが目標値に追従して変化するように制御する四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置において、目標とする前後加速度に基づいて前記スタビリティファクタの目標値を求める目標値設定手段と、その目標値設定手段で求められた前記目標値とスタビリティファクタの実際値とに基づいてスタビリティファクタの補正量を求める補正量算出手段と、その補正量算出手段で求められた前記差が小さくなるように前記前後駆動力配分比を設定する前後駆動力配分比設定手段とを備え、前記目標値設定手段は、前記四輪駆動車の駆動力要求量に基づいて目標前後加速度を求める目標前後加速度算出手段と、その目標前後加速度を変数とするスタビリティファクタについての2次方程式に基づいてスタビリティファクタの前記目標値を求める手段とを含むことを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記補正量算出手段は、車体速度および実ヨーレートならびに操舵角度に基づいて実スタビリティファクタを求める手段と、その実スタビリティファクタとスタビリティファクタの前記目標値との偏差を求める手段とを含むことを特徴とする四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置である。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記前後駆動力配分比設定手段は、スタビリティファクタの前記補正量を定数項とする前後駆動力配分比についての2次方程式の解として前後駆動力配分比を求める手段を含むことを特徴とする四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置である。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記前後駆動力配分比についての2次方程式の解が虚数解とならないようにスタビリティファクタの前記補正量にガード処理を施すガード手段を更に備えていることを特徴とする四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置である。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記前後駆動力配分比設定手段は、前記前後駆動力配分比についての2次方程式の解のうち現在の前後駆動力配分比との差が小さい方の解に基づいて前記前後駆動力配分比を求める手段を含むことを特徴とする四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置である。
請求項1の発明によれば、アクセルペダルが操作されるなどの駆動力についての要求があった場合、目標とする前後加速度が求められるとともにその目標とする前後加速度に基づいてスタビリティファクタの目標値が求められる。その時点の実際のスタビリティファクタとその目標値との間には偏差があるので、スタビリティファクタの補正量が求められるとともに、その補正量に基づいて前後駆動力配分比が制御され、その結果、実際のスタビリティファクタが目標値に近付くように変化する。したがって、請求項1の発明によれば、駆動力要求に基づいて駆動力を変化させる場合、単に目標駆動力に向けて変化させるのではなく、スタビリティファクタの変化を考慮して変化させるので、四輪駆動車の旋回性能の向上と加速応答性あるいは動力性能の向上との両立を図ることが可能になり、また目標とする前後加速度から実質的に直接、前後駆動力配分比を求めるので、制御応答性を向上させることができる。
また、請求項1の発明によれば、旋回走行時の加減速度を考慮したいわゆる拡張されたスタビリティファクタについて導かれる2次方程式を利用してスタビリティファクタの目標値を算出することができ、駆動力要求に応じたスタビリティファクタの目標値を得ることが可能になる。
請求項2の発明によれば、駆動力要求に伴って変化しているスタビリティファクタの実際値に基づいて、スタビリティファクタの補正量を求めるので、駆動力を増大補正した場合の旋回性能をより確実に向上させることができる。
請求項3の発明よれば、旋回走行時の加減速度を考慮したいわゆる拡張されたスタビリティファクタについて導かれる2次方程式を利用して、スタビリティファクタの補正量に対応する前後駆動力配分比を求めるので、車両の旋回性能の向上と加速応答性あるいは動力性能の向上との両立を図ることが可能になる。
請求項4の発明によれば、前後駆動力配分比を求めるにあたり、虚数解が出ないようにガード処理するので、車両の実際の状態に即した前後駆動力配分比制御が可能になる。
請求項5の発明によれば、前後加速度補正量を求めるにあたり、2次方程式を使用していることにより二つの解が生じるものの、現在値との差が小さい値を制御のために採用するので、前後駆動力配分比の変化が緩和されて四輪駆動車の挙動変化が滑らかになり、その結果、走行安定性を向上させることができる。
この発明に係る前後駆動力配分比制御装置の構成を説明するためのブロック図である。 車体速度およびアクセル開度から目標駆動力を求め、さらにその駆動力から前後加速度を求める制御を説明するためのフローチャートである。 走行抵抗を加味して目標前後加速度を求める制御を説明するためのフローチャートである。 目標前後加速度に基づいて目標スタビリティファクタを求める制御を説明するためのフローチャートである。 過渡目標スタビリティファクタを求める制御を説明するためのフローチャートである。 実スタビリティファクタを求める制御を説明するためのフローチャートである。 過渡目標スタビリティファクタと実スタビリティファクタとの差分を求める制御を説明するためのフローチャートである。 加減速を判定する制御を説明するためのフローチャートである。 スタビリティファクタ補正量の上下限のガード処理を説明するためのフローチャートである。 スタビリティファクタ補正量に基づいて前後駆動力配分比の2次方程式の解を求める制御を説明するためのフローチャートである。 その解について上下限のガードを施す制御を説明するためのフローチャートである。 前後駆動力配分比の解のうち小さい値を選択する制御を説明するためのフローチャートである。 この発明で対象とする四輪駆動車の駆動系統および制御系統を模式的に示すブロック図である。
この発明は、前後の四輪を駆動する四輪駆動車を対象としてその前後輪に対する駆動力の配分比を制御するように構成されている。その四輪駆動の様式は、エンジンなどの単一の動力源が出力した動力を前後に分配して四輪を駆動する様式、前輪と後輪とのいずれか一方の二輪をエンジンによって駆動するとともに他方の二輪をモータによって駆動する様式、四輪のそれぞれにモータ(例えばインホイールモータ)を設けて四輪のそれぞれを独立して駆動する様式など、従来知られている適宜の四輪駆動様式であってよい。図13に示す例は、エンジン1によって前後の四輪Fl,Fr,Rl,Rrを駆動するように構成された、いわゆるFR(前置きエンジン後輪駆動)ベースの四輪駆動車の例であり、エンジン1の出力側に変速機2が連結され、その変速機2から出力された動力をリヤデファレンシャル(終減速機)3を介して左後輪Rlおよび右後輪Rrに分配して伝達するように構成されている。
また、変速機2には、トランスファ4が付設されており、変速機2から出力される動力の一部を前輪Fl,Fr側に分配するようになっている。このトランスファ4は、差動機構(センターデファレンシャル)や摩擦クラッチなどによって前後駆動力配分比を連続的に変更できるように構成されており、その出力部材にフロントデファレンシャル5が連結され、そのフロントデファレンシャル5から左右の前輪Fl,Frに動力を分配するように構成されている。そして、四輪Fl,Fr,Rl,Rrのそれぞれの回転速度(回転数)を検出する車輪速センサ6が設けられ、また車体に生じるヨーを検出するヨーレートセンサ7が設けられている。
また、車両の全体の総合的な制御を行うマイクロコンピュータを主体とする車両用電子制御装置(車両ECU)8が設けられている。その車両用電子制御装置8は、主として、駆動力を制御するように構成されており、前述した車輪速センサ6やヨーレートセンサ7が出力する検出信号、前後加速度、横加速度、操舵角、アクセル開度、ブレーキ信号、路面摩擦係数、前後駆動力配分比などの各種の検出信号が入力されており、また車体重量やホイールベース、車体の重心から前後輪の軸までの距離(前後軸間距離)、前後輪のコーナリングスティッフネスなどのデータおよびその他の予め設定した定数やマップが車両用電子制御装置8に記憶させられている。そして、車両用電子制御装置8は、これらの検出信号やデータ、マップなどに基づいて演算を行って目標スタビリティファクタや目標駆動力などを求め、必要な制御信号を出力するように構成されている。その制御信号が入力されてエンジン1や変速機2およびトランスファ4を制御するマイクロコンピュータを主体とするエンジン/変速機用電子制御装置(エンジン/TM ECU)9が設けられている。
この発明に係る制御装置は、上述した車両を対象として加減速性能(動力性能)および旋回性能を共に向上させることを目的として前後駆動力配分比を制御するように構成されている。図1はこの発明に係る制御装置の一例を説明するための制御ブロック図であり、先ず、車体速度Vとアクセル開度PA とに基づいて目標駆動力Freq および基本前後加速度(図では、加速度を「G」と記す)Gxconstが演算される(ブロックB1)。なお、車体速度Vは、前述した車輪速センサ6によって得られる各車輪Fl,Fr,Rl,Rrの回転速度に基づいて求めることができ、これは、例えば従来知られているアンチロック・ブレーキシステム(ABS)での車体速度の演算と同様にして行えばよく、あるいはABSによる車体速度を利用することができる。
その演算のための制御例を図2にフローチャートで示してあり、先ず、車体速度Vとアクセル開度PA とが読み込まれ(ステップS1)、これらのデータと駆動力マップとに基づいて目標駆動力Freq が算出される(ステップS2)。その駆動力マップは従来知られているものと同様であってよく、車両毎もしくは車種毎に車体速度Vおよびアクセル開度PA と駆動力Fとの関係を定めたものであり、実験やシミュレーションなどによって予め求めておくことができる。こうして求められた目標駆動力Freq が基本前後加速度Gxconstに換算される(ステップS3)。その演算は、
Gxconst=Freq /Massv
として行うことができる。なお、Massvは車体質量である。
車両が走行する場合、車両各部の機械的な摩擦や路面との間の摩擦あるいは空気抵抗などが加速を妨げる抗力として作用する。そこで、これらの抵抗を考慮して目標加速度Gxrefが求められる(ブロックB2)。その制御を図3にフローチャートで示してあり、前述したブロックB1で求められた基本前後加速度Gxconstが読み込まれ(ステップS10)、また走行抵抗分の加速度Gxrl が読み込まれる(ステップS11)。この走行抵抗分の加速度Gxrl は、平坦路を走行する場合を想定して予め求めておくことができ、また登坂路や降坂路については実験あるいはシミュレーションなどによって求めた係数を、平坦路での走行抵抗分の加速度Gxrl に掛けるなどのことによって求めることができる。例えば、走行抵抗Flossは車体速度Vによって変化するから、
Floss=a×V+b×V+c
もしくは
Floss=a×V+c
によって演算される。なお、これらの式は実験式であって、上記の各係数a,b,cは実験的に求めておくことができ、またこれらは定数であってもよい。こうして求められた走行抵抗Flossを
Gxrl =Floss/Massv
によって走行抵抗分の加速度Gxrl に置き換える。
ついで車両が駆動状態か否かが判断される。これは一例としてアクセルペダルが踏み込まれている(アクセルON)か否かを判断することにより行うことができる(ステップS12)。非駆動状態の場合、すなわちアクセルペダルが踏み込まれていないことによりステップS12で否定的に判断された場合には、特に制御を行うことなく、図3のルーチンを一旦終了する。これとは反対に駆動状態の場合、すなわちアクセルペダルが踏み込まれてステップS12で肯定的に判断された場合には、前述した基本前後加速度Gxconstに走行抵抗分の加速度Gxrl を加えて目標前後加速度Gxrefが求められ(ステップS13)、図3のルーチンを一旦終了する。すなわち、
Gxref=Gxconst+Gxrl
によって目標前後加速度Gxrefが求められる。なお、アクセルペダルを踏み込まれている加速状態であることにより、その走行抵抗分Gxgroudをも考慮する場合には、
Gxref=Gxconst+Gxgroud+Gxrl
として目標前後加速度Gxrefを求めることができる。その走行抵抗分Gxgroudはアクセル開度や車速を引数としたマップとして予め用意しておくことができる。
その目標前後加速度Gxrefに基づく目標スタビリティファクタkhrefが演算される(ブロックB3)。前述した非特許文献1には、拡張されたスタビリティファクタは前後加速度の二次式で表せるとしており、これを適用すると、目標スタビリティファクタkhrefは、
khref=kh0+kh1×Gxref+kh2×Gxref
で表される。この演算を行う制御例を図4にフローチャートで示してある。先ず、定常項である右辺第1項の値が算出される(ステップS20)。この右辺第1項は、定常円旋回時のスタビリティファクタ(図では、スタビリティファクタをkh と記してある)であるから、車両毎に設定した定数であってよく、あるいは車体速度Vを変数としたマップに基づいて求めてもよい。
また、これと相前後して一次の項が算出される(ステップS21)。この一次の項の係数kh1は、理論的には下記の(1)式で近似的に算出できるが、実用上は実験あるいはシミュレーションによって予め求めた定数とすることができる。
Figure 0005316475
ここで、Wは車体荷重(N)、Lはホイールベース(m)、Lr およびLf は車体の重心点から前後の車軸までの距離(m)、hは重心の高さ(m)、gは重力加速度(m/s)、Kr およびKf は前後輪のコーナリングスティッフネス(N/rad)である。
同様にして二乗の項が算出され(ステップS22)、これら一次の項と二乗の項とが加算される(ステップS23)。その係数kh2は、理論的には下記の(2)式で近似的に算出できるが、実用上は実験あるいはシミュレーションによって予め求めた定数とすることができる。
Figure 0005316475
ここで、κは前後駆動力配分比、μは路面摩擦係数である。
上述したように演算して求められる目標スタビリティファクタkhrefの値は、車体速度Vや駆動要求量(アクセル開度PA )に応じた最終的な値であり、実際の制御では、過渡的な値を逐次設定してその最終的な値に到達させるから、上記の目標スタビリティファクタkhrefに基づいて、過渡目標スタビリティファクタkhrefdyが求められる(ブロックB4)。その制御例を図5にフローチャートで示してあり、先ず、上記のブロックB3で演算された目標スタビリティファクタkhrefが読み込まれる(ステップS30)。また、操舵角δおよび車体速度Vが読み込まれる(ステップS31)。これらのデータに基づいて目標ヨーレートγrefconstが算出される(ステップS32)。すなわち
γrefconst=V・δ/〔(1+khref・V)L・n〕
の演算が行われる。ここで、Lはホイールベース、nはステアリングギヤ比である。
車両の過度な挙動の変化を防止もしくは抑制するために、上記の目標ヨーレートγrefconstに1次遅れ処理あるいはフィルター処理を施すことによる補正が実施される(ステップS33)。具体的には、
γref =γrefconst/(1+Ts)
の演算が行われる。ここで、Tは時定数であって、実験やシミュレーションによって予め定めた値を採用することができ、例えば車体速度Vに応じてマップで定めた値を採用することができる。また、sはラプラス演算子である。
このようにして1次遅れ処理などによって補正された目標ヨーレートγref を基にして過渡目標スタビリティファクタkhrefdyが求められる(ステップS34)。具体的には、下記の式によって演算される。
γref =V・δ/〔(1+khrefdy・V)L・n〕
したがって、
khrefdy=〔δ/(γref ・V・L・n)〕−(1/V
なお、分母が「0」になることを防止するために、車体速度Vや補正された目標ヨーレートγref の絶対値に下限を予め設定しておく。
一方、スタビリティファクタは車体速度Vや操舵角度あるいは横加速度によって定まるから、車両が走行していれば、それぞれの時点での車両の状況に応じた実際のスタビリティファクタkhreal が定まる。その実スタビリティファクタkhrealが演算される(ブロックB5)。そのブロックB5で実行される演算の制御例は図6のとおりであり、上記の過渡目標スタビリティファクタkhrefdyと、操舵角δおよび車体速度Vと、実ヨーレートγとが読み込まれる(ステップS40,S41,S42)。そして、以下のように行う演算では車体速度Vが分母に入っているので、分母が「0」になることを防止するために、車体速度Vの下限値が設定される(ステップS43)。したがって、その下限値は、設計上定められた適宜の数値である。
ついで、実ヨーレートγの絶対値が予め定めた基準値Γth以下か否かが判断される(ステップS44)。その基準値Γthは実験などで予め定めた値であってよく、実ヨーレートγの絶対値がその基準値Γthより大きいことによりステップS44で否定的に判断された場合には、実際のスタビリティファクタkhrealが演算される(ステップS45)。すなわち、車両が旋回していてヨーが生じている場合には、車体速度Vや操舵角δなどの影響でスタビリティファクタが変化しているので、下記の式により実際のスタビリティファクタkhrealが演算される。
khreal=〔δ/(γ・V・L・n)〕−(1/V
これに対して、実ヨーレートγが基準値Γth以下であることによりステップS44で肯定的に判断された場合には、前述した過渡目標スタビリティファクタkhrefdyの値が実スタビリティファクタkhrealとして採用される(ステップS46)。すなわち、
khreal=khrefdy
とされる。これは、実スタビリティファクタkhrealを求める式の分母に実ヨーレートγが分母に入っているので、分母が「0」になることを避け、あるいは実スタビリティファクタkhrealが実情とは大きく乖離した値となることを避けるためである。
この発明に係る制御装置は、スタビリティファクタが目標値に追従するように駆動力を増大補正し、これによって旋回性能と加速性能(動力性能)との両立を図るように構成されており、したがって前述した過渡目標スタビリティファクタkhrefdyと実スタビリティファクタkhrealとの偏差Δkh が演算される(ブロックB6)。これは、例えば図7のフローチャートに示すように、過渡目標スタビリティファクタkhrefdyと実スタビリティファクタkhrealとがそれぞれ読み込まれ(ステップS50,S51)、過渡目標スタビリティファクタkhrefdyから実スタビリティファクタkhrealを減算することによりそれらの偏差Δkh(=khrefdy−khreal)が求められる(ステップS52)。
この発明に係る制御装置は、車両に前後加速度が生じている状態での旋回性能と加減速応答性とを向上させるように前後駆動力配分比を制御する。そこで、車両に前後加減速度が生じているか否かが判定される(ブロックB7)。その制御例を図8にフローチャートで示してある。先ず、実前後加速度が読み込まれる(ステップS60)。これは、前後加速度センサの出力信号を読み込むことによって行ってもよく、あるいは車体速度Vの時間変化率を演算して行ってもよい。その実前後加速度の絶対値が予め定めた基準値以下か否かが判断される(ステップS61)。これは、以下に述べる前記偏差ΔKh についての下限ガード処理の過程で、実前後加速度を分母とする演算が入るので、その分母が「0」になることを回避するためであり、したがって基準値は「0」以外の数値であって、車両の挙動の安定性などの実際の車両の状態を考慮した実験やシミュレーションによって適宜に設定した値であってよい。
実前後加速度が基準値以下であることによりステップS61で否定的に判断された場合には、制御を終了する。前後加速度の変化に起因するスタビリティファクタの変更事由が無いからである。これとは反対に実前後加減速度が基準値を超えていることにより、すなわち加速状態もしくは減速状態であることによりステップS61で肯定的に判断された場合には、図8に示すルーチンを終了して次の制御に進む。
上述した過渡目標スタビリティファクタkhrefdyと実スタビリティファクタkhrealとの偏差Δkh を前後駆動力配分比κに置き換えるにあたり、虚数解が出ないように、偏差Δkh に上限のガード処理を施す(ブロック8)。その制御を図9に示すフローチャートを参照して説明すると、先ず、実前後加速度Gxcu が読み込まれる(ステップS70)。スタビリティファクタは非特許文献1に拡張したスタビリティファクタとして記載されているように前後加速度の二次式によって表すことができ、したがってその補正量についても同様の式が成り立ち、
Δkh=kh1×Gxcu +kh2×Gxcu
となる。これをkh2について整理すると、
kh2=(Δkh−kh1×Gxcu)/Gxcu
となる。
ところで、上記のkh2は前述した(2)式によって表され、そのうちのコーナリングパワーに関する項を簡便化のために
A=Lr・Kf , B=Lf・Kr
と置くと、
kh2=(W/4gμ)×[(κ/A)−(1−κ)/B]
このkh2の式を、上記の実前後加速度Gxcu によるkh2の式に代入して整理すると、
(B−A)κ+2Aκ−C=0
となる。ここで、Cは
C=AB{[4gμ×(Δkh +kh1×Gxcu)]/(Gxcu×W)}+A
この前後駆動力配分比κについての一般解が実数解となるためには、その一般解のルートの中が「0」以上の正の値となる必要があり、これは、上記の式については、
4A+4(B−A)C≧0
したがって
C≧−A/(B−A)
が条件となる。この式の上記の「C」の値を代入して偏差Δkh について整理すると、
Δkh≧[(W×Gxcu)/4gμ(LfKr−LrKf)]−kh1×Gxcu
となり、この右辺が制限値Δkhlimとなる(ステップS71)。
[(W×Gxcu)/4gμ(LfKr−LrKf)]−kh1×Gxcu=Δkhlim
したがって、これに続くステップS72では、ブロックB6で求められた偏差Δkh が上記の制限値Δkhlim以下か否かが判断される。演算して求められた偏差Δkh が制限値Δkhlim以下であることによりステップS72で肯定的に判断された場合には、虚数解が出ないので、特に制御を行うことなく図9のルーチンを一旦終了する。これに対して演算して求められた偏差Δkh が制限値Δkhlimを超えていることによりステップS72で否定的に判断された場合には、虚数解が出ないようにするために、偏差Δkh の値を上記の制限値Δkhlimに制限する(ステップS73)。すなわち、
Δkh=Δkhlim
とする。
このようにして設定された実スタビリティファクタと目標スタビリティファクタとの偏差Δkh を使用して前後駆動力配分比κについての2次方程式を立て、これを前後駆動力配分比κについて解く(ブロックB9)。すなわち、図10にフローチャートで示すように、前記偏差Δkh が読み込まれ(ステップS80)、ついで前後駆動力配分比κの2次方程式を解いてその解κ1 ,κ2 が算出される(ステップS81)。具体的に説明すると、偏差Δkh を補正する式として、
Δkh=kh1×Gxcu +kh2×Gxcu
を立てることができ、これをkh2について整理すると、
kh2=(Δkh−kh1×Gxcu)/Gxcu
となることは前述したとおりである。また、偏差Δkh は、前述した(2)式から
kh2=(W/4gμ)×[(κ/A)−(1−κ)/B]
となるので、これらの偏差Δkh についての二つの式から
(B−A)κ+2Aκ−C=0
が得られる。これを前後駆動力配分比κについて解くと、
κ1={−A+[A+C(B−A)]1/2}/(B−A)
κ2={−A−[A+C(B−A)]1/2}/(B−A)
が得られる。
四輪駆動車における前後駆動力配分比は、トランスファ4の構成や車両の挙動安定性などに基づいて制限されるので、上記のブロックB9で算出された解κ1 ,κ2 について上下限の制限を施す(ブロックB10)。その制限制御の例を図11にフローチャートで示してあり、先ず、上記の二つの解κ1 ,κ2 が読み込まれ(ステップS90)、それらの解κ1 ,κ2 が下限値κ_lowerおよび上限値κ_upperと比較され、それらの制限値κ_lower,κ_upperを超えていた場合には、その制限値κ_lower,κ_upperに置き換えられて制限される。すなわち、特に比較の順序を限定するものではないが、先ず、第一の解κ1 が下限値κ_lower以下か否かが判断され(ステップS91)、第一の解κ1 が下限値κ_lower以下であることによりステップS91で肯定的に判断された場合には、この第一の解κ1 が下限値κ_lowerに置き換えられて制限される(ステップS92)。これに対して第一の解κ1 が下限値κ_lowerより大きいことによりステップS91で否定的に判断された場合には、第二の解κ2 が下限値κ_lower以下か否かが判断され(ステップS93)、第二の解κ2 が下限値κ_lower以下であることによりステップS93で肯定的に判断された場合には、この第二の解κ2 が下限値κ_lowerに置き換えられて制限される(ステップS94)。
さらに、第二の解κ2 が下限値κ_lowerより大きいことによりステップS93で否定的に判断された場合には、第一の解κ1 が上限値κ_upper以上か否かが判断される(ステップS95)。第一の解κ1 が上限値κ_upper以上であることによりステップS95で肯定的に判断された場合には、この第一の解κ1 が上限値κ_upperに置き換えられて制限される(ステップS96)。これに対して第一の解κ1 が上限値κ_upperより小さいことによりステップS95で否定的に判断された場合には、第二の解κ2 が上限値κ_upper以上か否かが判断され(ステップS97)、第二の解κ2 が上限値κ_upper以上であることによりステップS97で肯定的に判断された場合には、この第二の解κ2 が上限値κ_upperに置き換えられて制限される(ステップS98)。そして、いずれの解κ1 ,κ2 も制限値κ_lower,κ_upperの範囲内に入っていることによりステップS97で否定的に判断された場合には、特に制御を行うことなく図11に示すルーチンを一旦終了する。すなわち、演算によって求められた各解κ1 ,κ2 の値がそのまま採用される。
こうして求められた各解κ1 ,κ2 の値は互いに大小に異なっている場合があり、それらの解κ1 ,κ2 のいずれかを選択する基準として、この発明に係る上記の具体例では、前後駆動力配分比κの変化幅(変化量)が相対的に小さくなることを基準としている。前後駆動力配分比κの変更によって違和感が生じないようにするためである。具体的には、現在の前後駆動力配分比κ_cu との差が小さくなる解κ1 ,κ2 を選択する(ブロックB11)。その制御の一例を図12にフローチャートで示してあり、先ず、上記の各解κ1 ,κ2 、および現在の前後駆動力配分比κ_cu が読み込まれる(ステップS100,S101)。ついで、現在の前後駆動力配分比κ_cu と各解κ1 ,κ2 との差分が演算され(ステップS102)、その差分の大小が比較される(ステップS103)。例えば、現在の前後駆動力配分比κ_cu と第一の解κ1 との差の絶対値が、現在の前後駆動力配分比κ_cu と第二の解κ2 との差の絶対値以上か否かが判断される。これを式で表せば、
|κ_cu −κ1 |≧|κ_cu −κ2 |
が判断される。
このステップS103で肯定的に判断された場合、すなわち現在の前後駆動力配分比κ_cu と第二の解κ2 との差の絶対値が相対的に小さい場合には、前後駆動力配分比の制御のためのデータとして第二の解κ2 が採用される(ステップS104)。これとは反対に、現在の前後駆動力配分比κ_cu と第一の解κ1 との差の絶対値が相対的に小さい場合には、前後駆動力配分比の制御のためのデータとして第一の解κ1 が採用される(ステップS105)。
以上のようにして求められた解は、車両に加減速度が生じた場合にその加減速度を加味して設定するべきスタビリティファクタを補償する前後駆動力配分比であり、前後駆動力配分比がこの選択された解の値になるように、前述したトランスファ4が制御される。したがって、この発明に係る上記の制御装置は、前後加減速度が生じた場合、スタビリティファクタが目標値となるように、あるいは目標値に近付くように前後駆動力配分比を制御するが、その目標値は、上記のブロックB1ないしブロックB4で示したように、目標前後加速度Gxrefから直接求めるように構成されている。そして、その目標値との乖離を是正するように前後駆動力配分比が制御される。結局、この発明によれば、加減速要求から直接的に前後駆動力配分比を求めてこれを制御することになるので、制御の遅れ要因を解消し、もしくは低減でき、そのために旋回性能や加速性能(動力性能)を良好に維持でき、またその制御応答性を従来になく向上させることができる。これは、前述した非特許文献1に開示されている拡張したスタビリティファクタの概念を利用することにより可能になったものであり、従来にない着眼に基づく制御である。
ここで、上述した具体例とこの発明との関係を簡単に説明すると、図1に示すブロックB1ないしブロックB4の制御を実行する機能的手段が、この発明における目標値設定手段に相当し、ブロックB5ないしブロックB6の制御を実行する機能的手段が、この発明における補正量算出手段に相当し、ブロックB9ないしブロックB11の制御を実行する機能的手段が、この発明における前後駆動力配分比設定手段に相当する。また特に、ブロックB8の制御を実行する機能的手段が、この発明におけるガード手段に相当する。
1…エンジン、 2…変速機、 3…リヤデファレンシャル(終減速機)、 4…トランスファ、 Fl,Fr…前輪、 5…フロントデファレンシャル、 Rl,Rr…後輪、 6…車輪速センサ、 7…ヨーレートセンサ、 8…車両用電子制御装置(車両ECU)、 9…エンジン/変速機用電子制御装置(エンジン/TM ECU)。

Claims (5)

  1. 四輪駆動車における前後駆動力配分比を、その四輪駆動車のスタビリティファクタが目標値に追従して変化するように制御する四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置において、
    目標とする前後加速度に基づいて前記スタビリティファクタの目標値を求める目標値設定手段と、
    その目標値設定手段で求められた前記目標値とスタビリティファクタの実際値とに基づいてスタビリティファクタの補正量を求める補正量算出手段と、
    その補正量算出手段で求められた前記差が小さくなるように前記前後駆動力配分比を設定する前後駆動力配分比設定手段と
    を備え、
    前記目標値設定手段は、前記四輪駆動車の駆動力要求量に基づいて目標前後加速度を求める目標前後加速度算出手段と、その目標前後加速度を変数とするスタビリティファクタについての2次方程式に基づいてスタビリティファクタの前記目標値を求める手段とを含む
    とを特徴とする四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置。
  2. 前記補正量算出手段は、車体速度および実ヨーレートならびに操舵角度に基づいて実スタビリティファクタを求める手段と、その実スタビリティファクタとスタビリティファクタの前記目標値との偏差を求める手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置。
  3. 前記前後駆動力配分比設定手段は、スタビリティファクタの前記補正量を定数項とする前後駆動力配分比についての2次方程式の解として前後駆動力配分比を求める手段を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置。
  4. 前記前後駆動力配分比についての2次方程式の解が虚数解とならないようにスタビリティファクタの前記補正量にガード処理を施すガード手段を更に備えていることを特徴とする請求項3に記載の四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置。
  5. 前記前後駆動力配分比設定手段は、前記前後駆動力配分比についての2次方程式の解のうち現在の前後駆動力配分比との差が小さい方の解に基づいて前記前後駆動力配分比を求める手段を含むことを特徴とする請求項4に記載の四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置。
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