JP2011236810A - 車両の駆動力制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】加速応答性の向上と旋回性能の向上とを両立させることのできる車両の駆動力制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】車両のスタビリティファクタを目標値に追従させて変化させるように駆動力を制御する車両の駆動力制御装置において、前記駆動力の増大要求に基づいて前記目標値を求める目標値設定手段(ブロックB1〜B4)と、その目標値設定手段で求められた前記目標値とスタビリティファクタの実際値とに基づいてスタビリティファクタの補正量を求める補正量算出手段(ブロックB5〜B8)と、その補正量算出手段で求められた前記差が小さくなるように前記駆動力を増大させる駆動力補正手段(ブロックB10〜B12)とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】車両のスタビリティファクタを目標値に追従させて変化させるように駆動力を制御する車両の駆動力制御装置において、前記駆動力の増大要求に基づいて前記目標値を求める目標値設定手段(ブロックB1〜B4)と、その目標値設定手段で求められた前記目標値とスタビリティファクタの実際値とに基づいてスタビリティファクタの補正量を求める補正量算出手段(ブロックB5〜B8)と、その補正量算出手段で求められた前記差が小さくなるように前記駆動力を増大させる駆動力補正手段(ブロックB10〜B12)とを備えている。
【選択図】図1
Description
この発明は、車両における加減速操作に基づいて駆動力を制御する装置に関するものである。
走行中の車両における駆動力を変化させると、前輪や後輪に掛かる荷重が変化し、また旋回中であれば、前後輪での横力が変化するので、車両の挙動が変化する。一方、車両の旋回性能には、スタビリティファクタが大きく影響し、旋回中に前後輪の接地荷重が変化すると、スタビリティファクタが接地荷重の変化に応じて変化するために、旋回性能が従前とは異なってしまい、車両の旋回性能が損なわれたり、運転者による操舵が難しくなったり、違和感が生じたりする可能性がある。
従来、このような技術的課題に着目し、旋回性能を安定化させることを目的として、スタビリティファクタが目標値に追従して変化するように駆動力を制御する装置が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された装置は、仮想的な旋回半径を推定し、その推定された旋回半径および前後輪の接地荷重に基づいてスタビリティファクタの目標値を求め、実際のスタビリティファクタがその目標値に追従するように駆動力を補正するように構成されている。より具体的には、加速操作あるいは制動操作もしくは操舵した場合、車両にはスコートやノーズダイブが生じて前後輪の接地荷重が変化し、それに伴ってスタビリティファクタを決定するパラメータである前後輪のコーナリングパワーが変化するので、そのような変化を抑制するように、前後輪の軸トルクを過渡的に低下させ、これによってスタビリティファクタあるいは旋回特性を安定させるように構成されている。
なお、スタビリティファクタとして、旋回中の加減速があった場合まで拡張したスタビリティファクタが非特許文献1に記載されている。その記載によれば、拡張されたスタビリティファクタは前後加速度の二次式によって表される、としており、その二次の項の係数は、定常円旋回時のスタビリティファクタに相当するものであり、また一次の項の係数は、駆動あるいは制動による荷重移動およびトー角変化とコンプライアンスステアによるものであり、さらに定数項は駆動力や制動力の働くタイヤのコーナリング特性の変化によるものである、とされている。
安部正人著「自動車の運動と制御」株式会社山海堂1992年7月20日発行p179−p192
上述したように、特許文献1に記載された装置は、ピッチングによる接地荷重の変化およびそれに起因するスタビリティファクタの目標値からのズレを、前後輪の駆動軸トルクの低下によって補正するように構成されている。すなわち、特許文献1に記載された装置は、加速あるいは制動の操作に基づく駆動力を、過渡的には低下させるようになっている。そのため、その過渡的な低下制御の間では、加減速操作に応じて駆動力が得られないので、駆動力の制御応答性が損なわれる可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、スタビリティファクタの安定性あるいは旋回性能の向上と、駆動力制御の応答性との両立を図ることのできる駆動力制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、車両のスタビリティファクタを目標値に追従させて変化させるように駆動力を制御する車両の駆動力制御装置において、前記駆動力の増大要求に基づいて前記目標値を求める目標値設定手段と、その目標値設定手段で求められた前記目標値とスタビリティファクタの実際値とに基づいてスタビリティファクタの補正量を求める補正量算出手段と、その補正量算出手段で求められた前記差が小さくなるように前記駆動力を増大させる駆動力補正手段とを備えていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記目標値設定手段は、前記駆動力の増大要求量に基づいて目標前後加速度を求める目標前後加速度算出手段とその目標前後加速度を変数とするスタビリティファクタについての2次方程式に基づいてスタビリティファクタの前記目標値を求める手段とを含むことを特徴とする車両の駆動力制御装置である。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記補正量算出手段は、車体速度および実ヨーレートならびに操舵角度に基づいて実スタビリティファクタを求める手段と、その実スタビリティファクタとスタビリティファクタの前記目標値との偏差を求める手段と、実際の前後加速度に基づいて基準スタビリティファクタを求める手段と、前記偏差と前記基準スタビリティファクタとに基づいてスタビリティファクタの前記補正量を求める手段とを含むことを特徴とする車両の駆動力制御装置である。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記駆動力補正手段は、スタビリティファクタの前記補正量を定数項とする前後加速度補正量についての2次方程式の解を駆動力に換算して前記駆動力の増大量を求める手段を含むことを特徴とする車両の駆動力制御装置である。
請求項5の発明は、請求項2ないし4のいずれかの発明において、前記目標値設定手段は、スタビリティファクタについての前記2次方程式の解として求められた値に遅れ処理を施してスタビリティファクタの前記目標値を求める手段を含むことを特徴とする車両の駆動力制御装置である。
請求項6の発明は、請求項4または5の発明において、前記前後加速度補正量についての2次方程式の解が虚数解とならないようにスタビリティファクタの前記補正量にガード処理を施すガード手段を更に備えていることを特徴とする車両の駆動力制御装置である。
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記駆動力補正手段は、前記前後加速度補正量についての2次方程式の解のうち小さい方の解に基づいて前記駆動力の増大量を求める手段を含むことを特徴とする車両の駆動力制御装置である。
請求項1の発明によれば、アクセルペダルが踏み込まれるなどの駆動力増大要求あるいは加速要求があった場合、その要求に基づいてスタビリティファクタの目標値が求められる。駆動力増大要求があった時点では、未だ加速度が増大していないので、その時点の実際のスタビリティファクタとその目標値との間には偏差があり、そこでスタビリティファクタの補正量が求められるとともに、その補正量に基づいて駆動力が増大させられ、その結果、実際のスタビリティファクタが目標値に近付くように変化する。したがって、請求項1の発明によれば、駆動力増大要求に基づいて駆動力を増大させる場合、単に目標駆動力に向けて増大させるのではなく、スタビリティファクタの変化を考慮して増大させるので、車両の旋回性能の向上と加速応答性あるいは動力性能の向上との両立を図ることが可能になる。
また、請求項2の発明によれば、旋回走行時の加減速度を考慮したいわゆる拡張されたスタビリティファクタについて導かれる2次方程式を利用してスタビリティファクタの目標値を算出することができ、駆動力増大要求に応じたスタビリティファクタの目標値を得ることが可能になる。
請求項3の発明によれば、駆動力増大要求に伴って変化しているスタビリティファクタの実際値に基づいて、スタビリティファクタの補正量を求めるので、駆動力を増大補正した場合の旋回性能をより確実に向上させることができる。
請求項4の発明よれば、旋回走行時の加減速度を考慮したいわゆる拡張されたスタビリティファクタについて導かれる2次方程式を利用して、スタビリティファクタの補正量に対応する前後加速度の補正量を求め、その補正量を駆動力に換算して駆動力を制御するので、車両の旋回性能の向上と加速応答性あるいは動力性能の向上との両立を図ることが可能になる。
請求項5の発明によれば、駆動力増大要求に基づくスタビリティファクタの目標値に所定の遅れ処理を施すので、スタビリティファクタを変化させるように駆動力を増大させるとしても、車両の挙動の安定性を確保することができる。
請求項6の発明によれば、前後加速度補正量を求めるにあたり、虚数解が出ないようにガード処理するので、車両の実際の状態に即した駆動力制御が可能になる。
請求項7の発明によれば、前後加速度補正量を求めるにあたり、2次方程式を使用していることにより二つの解が生じるものの、小さい値を制御のために採用するので、駆動力の増大量が緩和されて車両の挙動変化が滑らかになり、その結果、走行安定性を向上させることができる。
この発明は、車両の駆動力を制御するように構成された装置であり、その車両は、内燃機関やモータなどを動力源とした前輪駆動車や後輪駆動車あるいは四輪駆動車などであってよい。エンジンによって後輪を駆動する二輪駆動車の駆動系統および制御系統の一例を図15にブロック図で示してある。エンジン1の出力側に変速機2が連結され、その変速機2から出力された動力をデファレンシャル(終減速機)3を介して左後輪4および右後輪5に分配して伝達するように構成されている。これらの後輪4,5の回転速度(回転数)を検出する車輪速センサ6,7が設けられ、また車体の生じるヨーを検出するヨーレートセンサ8が設けられている。
また、車両の全体の総合的な制御を行うマイクロコンピュータを主体とする車両用電子制御装置(車両ECU)9が設けられている。その車両用電子制御装置9は、主として、駆動力を制御するように構成されており、前述した車輪速センサ6,7やヨーレートセンサ8が出力する検出信号、前後加速度、横加速度、操舵角、アクセル開度、ブレーキ信号、路面摩擦係数などの各種の検出信号が入力されており、また車体重量やホイールベース、車体の重心から前後輪の軸までの距離(前後軸間距離)、前後輪のコーナリングスティッフネスなどのデータおよびその他の予め設定した定数やマップが車両用電子制御装置9に記憶させられている。そして、車両用電子制御装置9は、これらの検出信号やデータ、マップなどに基づいて演算を行って目標スタビリティファクタや目標駆動力などを求め、必要な制御信号を出力するように構成されている。その制御信号が入力されてエンジン1や変速機2を制御するマイクロコンピュータを主体とするエンジン/変速機用電子制御装置(エンジン/TM ECU)10が設けられている。
この発明に係る制御装置は、上述した車両を対象として加減速性能(動力性能)および旋回性能を共に向上させることを目的として駆動力を制御するように構成されている。図1はこの発明に係る制御装置の一例を説明するための制御ブロック図であり、先ず、車体速度Vとアクセル開度PA とに基づいて目標駆動力Freq および基本前後加速度(図では、加速度を「G」と記す)Gxconstが演算される(ブロックB1)。その演算のための制御例を図2にフローチャートで示してあり、先ず、車体速度Vとアクセル開度PA とが読み込まれ(ステップS1)、これらのデータと駆動力マップとに基づいて目標駆動力Freq が算出される(ステップS2)。その駆動力マップは従来知られているものと同様であってよく、車両毎もしくは車種毎に車体速度Vおよびアクセル開度PA と駆動力Fとの関係を定めたものであり、実験やシミュレーションなどによって予め求めておくことができる。こうして求められた目標駆動力Freq が基本前後加速度Gxconstに換算される(ステップS3)。その演算は、
Gxconst=Freq /Massv
として行うことができる。なお、Massvは車体質量である。
Gxconst=Freq /Massv
として行うことができる。なお、Massvは車体質量である。
車両が走行する場合、車両各部の機械的な摩擦や路面との間の摩擦あるいは空気抵抗などが加速を妨げる抗力として作用する。そこで、これらの抵抗を考慮して目標加速度Gxrefが求められる(ブロックB2)。その制御を図3にフローチャートで示してあり、前述したブロックB1で求められた基本前後加速度Gxconstが読み込まれ(ステップS10)、また走行抵抗分の加速度Gxrl が読み込まれる(ステップS11)。この走行抵抗分の加速度Gxrl は、平坦路を走行する場合を想定して予め求めておくことができ、また登坂路や降坂路については実験あるいはシミュレーションなどによって求めた係数を、平坦路での走行抵抗分の加速度Gxrl に掛けるなどのことによって求めることができる。例えば、走行抵抗Flossは車体速度Vによって変化するから、
Floss=A×V2+B×V+C
もしくは
Floss=A×V2+C
によって演算される。なお、これらの式は実験式であって、上記の各係数A,B,Cは実験的に求めておくことができ、またこれらは定数であってもよい。こうして求められた走行抵抗Flossを
Gxrl =Floss/Massv
によって走行抵抗分の加速度Gxrl に置き換える。
Floss=A×V2+B×V+C
もしくは
Floss=A×V2+C
によって演算される。なお、これらの式は実験式であって、上記の各係数A,B,Cは実験的に求めておくことができ、またこれらは定数であってもよい。こうして求められた走行抵抗Flossを
Gxrl =Floss/Massv
によって走行抵抗分の加速度Gxrl に置き換える。
ついで車両が駆動状態か否かが判断される。これは一例としてアクセルペダルが踏み込まれている(アクセルON)か否かを判断することにより行うことができる(ステップS12)。非駆動状態の場合、すなわちアクセルペダルが踏み込まれていないことによりステップS12で否定的に判断された場合には、特に制御を行うことなく、図3のルーチンを一旦終了する。これとは反対に駆動状態の場合、すなわちアクセルペダルが踏み込まれてステップS12で肯定的に判断された場合には、前述した基本前後加速度Gxconstに走行抵抗分の加速度Gxrl を加えて目標前後加速度Gxrefが求められ(ステップS13)、図3のルーチンを一旦終了する。すなわち、
Gxref=Gxconst+Gxrl
によって目標前後加速度Gxrefが求められる。
Gxref=Gxconst+Gxrl
によって目標前後加速度Gxrefが求められる。
その目標前後加速度Gxrefに基づく目標スタビリティファクタkhrefが演算される(ブロックB3)。前述したように非特許文献1には、拡張されたスタビリティファクタ(図には、kh と記す)は、前後加速度の二次式で表せるとしており、これを適用すると、目標スタビリティファクタkhrefは、
khref=kh0+kh1×Gxref+kh2×Gxref2
で表される。この演算を行う制御例を図4にフローチャートで示してある。先ず、定常項である右辺第1項の値が算出される(ステップS20)。この右辺第1項は、定常円旋回時のスタビリティファクタであるから、車両毎に設定した定数であってよく、あるいは車体速度Vを変数としたマップに基づいて求めてもよい。
khref=kh0+kh1×Gxref+kh2×Gxref2
で表される。この演算を行う制御例を図4にフローチャートで示してある。先ず、定常項である右辺第1項の値が算出される(ステップS20)。この右辺第1項は、定常円旋回時のスタビリティファクタであるから、車両毎に設定した定数であってよく、あるいは車体速度Vを変数としたマップに基づいて求めてもよい。
また、これと相前後して一次の項が算出される(ステップS21)。この一次の項の係数kh1は、理論的には下記の(1)式で近似的に算出できるが、実用上は実験あるいはシミュレーションによって予め求めた定数とすることができる。
ここで、Wは車体荷重(N)、Lはホイールベース(m)、Lr およびLf は車体の重心点から前後の車軸までの距離(m)、hは重心の高さ(m)、gは重力加速度(m/s2)、Kr およびKf は前後輪のコーナリングスイッフネス(N/rad)である。
同様にして二乗の項が算出され(ステップS22)、これら一次の項と二乗の項とが加算される(ステップS23)。その係数kh2は、理論的には下記の(2)式で近似的に算出できるが、実用上は実験あるいはシミュレーションによって予め求めた定数とすることができる。
ここで、κは前後駆動力配分比、μは路面摩擦係数である。
上述したように演算して求められる目標スタビリティファクタkhrefの値は、車体速度Vや駆動要求量(アクセル開度PA )に応じた最終的な値であり、実際の制御では、過渡的な値を逐次設定してその最終的な値に到達させるから、上記の目標スタビリティファクタkhrefに基づいて、過渡目標スタビリティファクタkhrefdyが求められる(ブロックB4)。その制御例を図5にフローチャートで示してあり、先ず、上記のブロックB3で演算された目標スタビリティファクタkhrefが読み込まれる(ステップS30)。また、操舵角δおよび車体速度Vが読み込まれる(ステップS31)。これらのデータに基づいて目標ヨーレートγrefconstが算出される(ステップS32)。すなわち
γrefconst=V・δ/〔(1+khref・V2)L・n〕
の演算が行われる。ここで、Lはホイールベース、nはステアリングギヤ比である。
γrefconst=V・δ/〔(1+khref・V2)L・n〕
の演算が行われる。ここで、Lはホイールベース、nはステアリングギヤ比である。
車両の過度な挙動の変化を防止もしくは抑制するために、上記の目標ヨーレートγrefconstに1次遅れ処理あるいはフィルター処理を施すことによる補正が実施される(ステップS33)。具体的には、
γref =γrefconst/(1+Ts)
の演算が行われる。ここで、Tは時定数であって、実験やシミュレーションによって予め定めた値を採用することができ、例えば車体速度Vに応じてマップで定めた値を採用することができる。また、sはラプラス演算子である。
γref =γrefconst/(1+Ts)
の演算が行われる。ここで、Tは時定数であって、実験やシミュレーションによって予め定めた値を採用することができ、例えば車体速度Vに応じてマップで定めた値を採用することができる。また、sはラプラス演算子である。
このようにして1次遅れ処理などによって補正された目標ヨーレートγref を基にして過渡目標スタビリティファクタkhrefdyが求められる(ステップS34)。具体的には、下記の式によって演算される。
γref =V・δ/〔(1+khrefdy・V2)L・n〕
したがって、
khrefdy=〔δ/(γref ・V・L・n)〕−(1/V2)
なお、分母が「0」になることを防止するために、車体速度Vや補正された目標ヨーレートγref の絶対値に下限を予め設定しておく。
γref =V・δ/〔(1+khrefdy・V2)L・n〕
したがって、
khrefdy=〔δ/(γref ・V・L・n)〕−(1/V2)
なお、分母が「0」になることを防止するために、車体速度Vや補正された目標ヨーレートγref の絶対値に下限を予め設定しておく。
一方、スタビリティファクタは車体速度Vや操舵角度あるいは横加速度によって定まるから、車両が走行していれば、それぞれの時点での車両の状況に応じた実際のスタビリティファクタkhreal が定まる。その実スタビリティファクタkhrealが演算される(ブロックB5)。そのブロックB5で実行される演算の制御例は図6のとおりであり、上記の過渡目標スタビリティファクタkhrefdyと、操舵角δおよび車体速度Vと、実ヨーレートγとが読み込まれる(ステップS40,S41,S42)。そして、以下のように行う演算では車体速度Vが分母に入っているので、分母が「0」になることを防止するために、車体速度Vの下限値が設定される(ステップS43)。したがって、その下限値は、設計上定められた適宜の数値である。
ついで、実ヨーレートγの絶対値が予め定めた基準値Γth以下か否かが判断される(ステップS44)。その基準値Γthは実験などで予め定めた値であってよく、実ヨーレートγの絶対値がその基準値Γthより大きいことによりステップS44で否定的に判断された場合には、実際のスタビリティファクタkhrealが演算される(ステップS45)。すなわち、車両が旋回していてヨーが生じている場合には、車体速度Vや操舵角δなどの影響でスタビリティファクタが変化しているので、下記の式により実際のスタビリティファクタkhrealが演算される。
khral=〔δ/(γ・V・L・n)〕−(1/V2)
khral=〔δ/(γ・V・L・n)〕−(1/V2)
これに対して、実ヨーレートγが基準値Γth以下であることによりステップS44で肯定的に判断された場合には、前述した過渡目標スタビリティファクタkhrefdyの値が実スタビリティファクタkhrealとして採用される(ステップS46)。すなわち、
khrea=khrefdy
とされる。これは、実スタビリティファクタkhrealを求める式の分母に実ヨーレートγが入っているので、分母が「0」になることを避け、あるいは実スタビリティファクタkhrealが実情とは大きく乖離した値となることを避けるためである。
khrea=khrefdy
とされる。これは、実スタビリティファクタkhrealを求める式の分母に実ヨーレートγが入っているので、分母が「0」になることを避け、あるいは実スタビリティファクタkhrealが実情とは大きく乖離した値となることを避けるためである。
この発明に係る制御装置は、スタビリティファクタが目標値に追従するように駆動力を増大補正し、これによって旋回性能と加速性能(動力性能)との両立を図るように構成されており、したがって前述した過渡目標スタビリティファクタkhrefdyと実スタビリティファクタkhrealとの偏差Δkh が演算される(ブロックB6)。これは、例えば図7のフローチャートに示すように、過渡目標スタビリティファクタkhrefdyと実スタビリティファクタkhrealとがそれぞれ読み込まれ(ステップS50,S51)、過渡目標スタビリティファクタkhrefdyから実スタビリティファクタkhrealを減算することによりそれらの偏差Δkh(=khrefdy−khreal)が求められる(ステップS52)。
また一方、アクセルペダルが操作されて車両に加減速度が生じている場合には、その前後加速度に応じてスタビリティファクタが変化している。そこで、図1に示す構成では、実前後加速度を考慮した基準スタビリティファクタkhbase が演算される(ブロックB7)。その演算のための制御例を図8にフローチャートで示してあり、先ず、実前後加速度Gxreal が読み込まれる(ステップS60)。前述したようにスタビリティファクタは前後加速度の二次式によって表されるから、先ず、前後加速度Gxreal の一次の項(kh1×Gxreal )が算出される(ステップS61)。その係数kh1は、前述した(1)式によって近似的に求めることができる。また、これと相前後して前後加速度Gxreal の二次の項(kh2×Gxreal2)が算出される(ステップS62)。その係数kh2は、前述した(2)式によって求めることができる。これら実前後加速度Gxreal の一次の項と二次の項との値を加算することにより、基準スタビリティファクタkhbase が求められる(ステップS63)。したがって、基準スタビリティファクタkhbase は、現時点における実際の前後加速度に応じたスタビリティファクタであるから、上述したように演算することにより、前後加速度−スタビリティファクタ線の上での自車両の位置が特定されることになる。図9には、エンジン前置き後輪駆動車(FR車)についての前後加速度−スタビリティファクタ線を示してある。
このようにして演算された基準スタビリティファクタkhbase と前述した偏差Δkh とに基づいてスタビリティファクタ補正量Δkhhoseiが求められる(ブロックB8)。このスタビリティファクタ補正量Δkhhoseiは、例えば加速要求があった場合に、旋回性能を維持しつつ駆動力の不足分を求めるためのものである。その演算のための制御例を図10に示してあり、前述した偏差Δkh および基準スタビリティファクタkhbase が読み込まれる(ステップS70,S71)。そして、これら偏差Δkh と基準スタビリティファクタkhbase とが加算されてスタビリティファクタ補正量Δkhhoseiが求められる(ステップS73)。
このスタビリティファクタ補正量Δkhhoseiを前後加速度の補正量に置き換える。スタビリティファクタは前後加速度の二次式で表されるから、スタビリティファクタ補正量Δkhhoseiは前後加速度の補正量ΔGx の二次式で表すことができ、その二次式を前後加速度補正量ΔGx について解くことにより、前後加速度補正量ΔGx を求めることができる。その場合、虚数解を出さないようにするために、スタビリティファクタ補正量Δkhhoseiに上下限のガードを設定する(ブロックB9)。その制御例を図11にフローチャートで示してある。
先ず、上述したスタビリティファクタ補正量Δkhhoseiが読み込まれ(ステップS80)、ついで前後加速度補正量ΔGx についての二次式における一般解のルートの中が負になるか否かが判断される(ステップS81)。すなわち、スタビリティファクタ補正量Δkhhoseiは、
Δkhhosei=kh1×ΔGx +kh2×ΔGx2
で表されるから、その一般解のルートの中は、
kh12+4kh2×Δkhhosei
となる。したがって、ステップS81ではこれが負の値になるか否か、すなわち
Δkhhosei≧−(kh12/4kh2)
か否かが判断される。
Δkhhosei=kh1×ΔGx +kh2×ΔGx2
で表されるから、その一般解のルートの中は、
kh12+4kh2×Δkhhosei
となる。したがって、ステップS81ではこれが負の値になるか否か、すなわち
Δkhhosei≧−(kh12/4kh2)
か否かが判断される。
このステップS81で肯定的に判断されれば、虚数解がでないことになるので、特に制御を行うことなく図11のルーチンを一旦終了する。これとは反対にステップS81で否定的に判断された場合には、ガード処理を行う(ステップS82)。具体的には、
Δkhhosei=−(kh12/4kh2)
とする。
Δkhhosei=−(kh12/4kh2)
とする。
上記のガード処理を行った後に、前後加速度補正量ΔGx を算出する(ブロックB10)。その制御例を図12にフローチャートで示してあり、先ず、上記のスタビリティファクタ補正量Δkhhoseiが読み込まれ(ステップS90)、その値を代入した前後加速度補正量ΔGx についての2次方程式を解いて前後加速度補正量ΔGx の解が求められる(ステップS91)。その2次方程式は、
Δkhhosei=kh1×ΔGx +kh2×ΔGx2
であるから、その解ΔGx1,ΔGx2は、
ΔGx1=〔−kh1+(kh12+4×kh2×Δkhhosei)1/2〕/(2×kh2)
ΔGx2=〔−kh1−(kh12+4×kh2×Δkhhosei)1/2〕/(2×kh2)
となる。
Δkhhosei=kh1×ΔGx +kh2×ΔGx2
であるから、その解ΔGx1,ΔGx2は、
ΔGx1=〔−kh1+(kh12+4×kh2×Δkhhosei)1/2〕/(2×kh2)
ΔGx2=〔−kh1−(kh12+4×kh2×Δkhhosei)1/2〕/(2×kh2)
となる。
これらの二つの解のうち、車両の挙動変化が小さい方の解を採用する(ブロックB11)。安定した旋回を行うためである。その制御例を図13にフローチャートで示してある。先ず、上記の二つの解ΔGx1,Gx2、および実前後加速度Gxreal が読み込まれる(ステップS100,S101)。そして、実前後加速度Gxreal と各解ΔGx1,ΔGx2との差分が演算される(ステップS102)。ついで、それらの差分の絶対値が比較される。具体的には、
|Gxreal−ΔGx1|≧|Gxreal−ΔGx2|
の判定が行われる。
|Gxreal−ΔGx1|≧|Gxreal−ΔGx2|
の判定が行われる。
このステップS103で肯定的に判断された場合には、第二の解ΔGx2の方が、実前後加速度Gxreal との差が小さく、前後加速度の変化が少なくなるので、このΔGx2が前後加速度補正量ΔGx の解として採用される(ステップS104)。すなわち、
ΔGx =ΔGx2
とされる。これとは反対にステップS103で否定的に判断された場合には、第一の解ΔGx1の方が、実前後加速度Gxreal との差が小さく、前後加速度の変化が少なくなるので、このΔGx1が前後加速度補正量ΔGx の解として採用される(ステップS105)。すなわち、
ΔGx =ΔGx1
とされる。
ΔGx =ΔGx2
とされる。これとは反対にステップS103で否定的に判断された場合には、第一の解ΔGx1の方が、実前後加速度Gxreal との差が小さく、前後加速度の変化が少なくなるので、このΔGx1が前後加速度補正量ΔGx の解として採用される(ステップS105)。すなわち、
ΔGx =ΔGx1
とされる。
そして、ブロックB11で選択された前後加速度補正量ΔGx に基づいて駆動力Freq が算出される(ブロックB12)。その制御例を図14にフローチャートで示してあり、先ず、上記の前後加速度補正量ΔGx が読み込まれ(ステップS110)、ついで、その前後加速度補正量ΔGx に上下限のガード処理が施される(ステップS111)。このガード処理は、車両の挙動安定性を保障するためのものであって、そのガード値ΔGxlimは、実験あるいはシミュレーションなどによって予め定めた値であってよい。そのガード処理された前後加速度補正量ΔGx が駆動力Freq に換算される(ステップS112)。すなわち、
Freq=Massv×ΔGxlim
の演算が行われる。
Freq=Massv×ΔGxlim
の演算が行われる。
こうして求められた駆動力Freq がブロックB1で求められた目標駆動力Freq に加算され、その加算された駆動力を出力するようにエンジン1のスロットル開度あるいは燃料噴射量が制御される。なお、その制御は、駆動力と車体速度とから目標パワーを求め、その目標パワーとなるスロットル開度あるいは燃料噴射量をマップなどの既知のデータから求めることにより行えばよく、従来知られている手法で制御することができる。
したがって、上記の制御を行うように構成されたこの発明に係る制御装置によれば、加速要求があった場合、その加速要求に即したスタビリティファクタを求め、その加速要求を満たすように駆動力を制御するように駆動力を増大させ、かつ実際のスタビリティファクタが目標値になるように加速度すなわち駆動力を増大させる。そのため、スタビリティファクタがその時点の走行状態に適したものとなって旋回性能が向上し、あるいは安定した旋回を行うことができると同時に、スタビリティファクタが要因となって加速度もしくは駆動力を低下させることがないのみならず、スタビリティファクタを要因として駆動力を増大させるので、いわゆるアクティブな加速制御が可能になり、その結果、加速応答性あるいは動力性能を向上させることができる。
ここで、上述した具体例とこの発明との関係を簡単に説明すると、図1に示すブロックB1ないしブロックB4の制御を実行する機能的手段が、この発明における目標値設定手段に相当し、ブロックB5ないしブロックB8の制御を実行する機能的手段が、この発明における補正量算出手段に相当し、ブロックB10ないしブロックB12の制御を実行する機能的手段が、この発明における駆動力補正手段に相当する。また特に、ブロックB2の制御を実行する機能的手段が、この発明における目標前後加速度算出手段に相当し、ブロックB9の制御を実行する機能的手段が、この発明におけるガード手段に相当する。
なお、この発明は、上述した具体例に限定されないのであって、前後加速度を負の方向(制動方向)に増大させる場合にも適用することができる。
1…エンジン、 2…変速機、 3…デファレンシャル(終減速機)、 4…左後輪、 5…右後輪、 6,7…車輪速センサ、 8…ヨーレートセンサ、 9…車両用電子制御装置(車両ECU)、 10…エンジン/変速機用電子制御装置(エンジン/TM ECU)。
Claims (7)
- 車両のスタビリティファクタを目標値に追従させて変化させるように駆動力を制御する車両の駆動力制御装置において、
前記駆動力の増大要求に基づいて前記目標値を求める目標値設定手段と、
その目標値設定手段で求められた前記目標値とスタビリティファクタの実際値とに基づいてスタビリティファクタの補正量を求める補正量算出手段と、
その補正量算出手段で求められた前記差が小さくなるように前記駆動力を増大させる駆動力補正手段と
を備えていることを特徴とする車両の駆動力制御装置。 - 前記目標値設定手段は、前記駆動力の増大要求量に基づいて目標前後加速度を求める目標前後加速度算出手段と、その目標前後加速度を変数とするスタビリティファクタについての2次方程式に基づいてスタビリティファクタの前記目標値を求める手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の車両の駆動力制御装置。
- 前記補正量算出手段は、車体速度および実ヨーレートならびに操舵角度に基づいて実スタビリティファクタを求める手段と、その実スタビリティファクタとスタビリティファクタの前記目標値との偏差を求める手段と、実際の前後加速度に基づいて基準スタビリティファクタを求める手段と、前記偏差と前記基準スタビリティファクタとに基づいてスタビリティファクタの前記補正量を求める手段とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の車両の駆動力制御装置。
- 前記駆動力補正手段は、スタビリティファクタの前記補正量を定数項とする前後加速度補正量についての2次方程式の解を駆動力に換算して前記駆動力の増大量を求める手段を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両の駆動力制御装置。
- 前記目標値設定手段は、スタビリティファクタについての前記2次方程式の解として求められた値に遅れ処理を施してスタビリティファクタの前記目標値を求める手段を含むことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の車両の駆動力制御装置。
- 前記前後加速度補正量についての2次方程式の解が虚数解とならないようにスタビリティファクタの前記補正量にガード処理を施すガード手段を更に備えていることを特徴とする請求項4または5に記載の車両の駆動力制御装置。
- 前記駆動力補正手段は、前記前後加速度補正量についての2次方程式の解のうち小さい方の解に基づいて前記駆動力の増大量を求める手段を含むことを特徴とする請求項6に記載の車両の駆動力制御装置。
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