JP5315546B2 - 方法およびシステム - Google Patents

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Description

関連出願
本願は、米国特許出願第12/410,883号(出願日:2009年3月25日)の一部継続出願である。当該出願の内容は全て、参照により本願に組み込まれる。本願はさらに、米国特許仮出願第61/078,952号(出願日:2008年7月8日)に基づく優先権を主張する。当該仮出願の内容は全て、参照により本願に組み込まれる。米国特許仮出願第61/043,384号(出願日:2008年4月8日)、米国特許仮出願第61/044,816号(出願日:2008年4月14日)、および、米国特許仮出願第61/076,453号(出願日:2008年6月27日)もまた、本願に関連し、参照により本願に組み込まれる。
本特許文献に記載されている技術は、概して広帯域無線通信に関し、具体的には物理層フレーム形式に関する。
コンピュータ関連技術の進歩は続く一方で、高データレート(例えば、1Gbps以上)での無線通信に対する関心および需要が高まっている。このような高データレート通信は多くの場合、広帯域幅を利用して実現される。例えば、Gbpsレベルのデータレートに到達するには、数百MHz帯域幅または数GHz帯域幅を利用することが多い。このように広い帯域幅は、ライセンスされていない60GHz帯域等の高キャリア周波数付近で利用可能である。図1は、60GHz周波数チャネルプラン30の一例を示す図である。60GHz周波数チャネルプラン30は、約2GHzのチャネル32を4つ設定し、各チャネルの中心周波数は60GHz近傍である。広帯域幅チャネルは、データレートの高速化が可能となるが、狭い範囲内(例えば、10メートル未満)であっても、遅延分散(遅延拡散)に影響されやすいことが多い。
無線通信は多岐にわたる利用分野で活用し得る。二大利用分野としては、高速データレート遠距離通信および低速/中速データレート短距離通信が挙げられる。利用分野毎に長所および短所がある。
高速データレート遠距離通信の場合、データレートは高くなるが、システムでの遅延拡散が大きくなってしまう可能性がある。遅延拡散が大きくなると、送信器および受信器が複雑になると共に電力要件が増してしまう。このように回路が複雑化すると近距離用装置に比べて空間要件も増す傾向があり、電力需要が高くなるので、電池装置ではなく、コンセント差込式の電気装置を利用する方が適切となる。対照的に、低速/中速データレート近距離通信は、遅延分散が小さく且つ電力要件の低いLOS(Line of Sight:見通し距離)通信であってよい。低速/中速データレート近距離通信は、複雑性の低いハンドヘルド携帯無線システムでより容易に実行し得るが、消費電力の影響を受けやすいことが多い。
図2Aおよび図2Bはそれぞれ、シングルキャリア送信器40およびシングルキャリア受信器50を示すブロック図である。図2Aに示すように、エンコーダ42が入力データ44を受信して、送信用に当該データをエンコードする。エンコーダ42の出力は、シングルキャリア変調器46に伝播される。シングルキャリア変調器46は、アンテナ48で送信されるように、エンコードされたデータを1つのキャリアに組み込む。図2Bに示すように、受信器50は、アンテナ52を介してシングルキャリア無線信号を受信して、シングルキャリア復調器54に受信した信号を伝播する。シングルキャリア復調器54は、受信したシングルキャリア信号からデータを取り出して、取り出したデータをデコーダ56に渡す。デコーダ56は、取り出されたデータをデコードして、デコードされたデータ58を後段の回路で利用可能な状態にする。
図3Aおよび図3Bはそれぞれ、マルチキャリア送信器60およびマルチキャリア受信器70を示すブロック図である。図3Aに示すように、エンコーダ62は、入力データ64を受信して、送信用に当該データをエンコードする。エンコーダ62の出力はマルチキャリア変調器66に伝播される。マルチキャリア変調器66は、アンテナ68で送信されるように、エンコードされたデータを複数のキャリアに組み込む。図3Bに示すように、受信器70は、アンテナ72を介してマルチキャリア無線信号を受信して、マルチキャリア復調器74に受信した信号を伝播する。マルチキャリア復調器74は、受信したマルチキャリア信号からデータを取り出して、取り出したデータをデコーダ76に渡す。デコーダ76は、取り出されたデータをデコードして、デコードされたデータ78を後段の回路で利用可能な状態にする。
データ変調方式は、利用分野に応じて相性の程度が異なる傾向がある。例えば、直交周波数分割多重(OFDM)方式は、周波数ドメインでのチャネル等化が容易であるために遅延が大きいチャネルでも高速データレートを維持するのに適したマルチキャリア多重化方式である。このため、OFDM方式は、遅延拡散が大きいチャネルでも比較的容易に等化を実行でき、長距離化を可能とし、必要な高速データレートを可能とするので、上述した利用分野のうち高速データレート遠距離通信との相性が良い。
しかし、OFDM方式の短所として、ハードウェアが相対的に複雑であり、電力効率が低い点が挙げられる。60GHz等の高周波キャリア周波数の広帯域システムでは、送信器の電力増幅器(PA)の効率および受信器のアナログデジタルコンバータ(ADC)のビット幅が工学設計上の課題となる。また、OFDM方式では、送信信号および受信信号の波形においてピーク値対平均値比(PAPR)が高くなるので、電力増幅器およびアナログデジタルコンバータにおいて動作点用のヘッドルームを大きくする必要があり、電力増幅器の効率が低下し、アナログデジタルコンバータの設計がより複雑になる原因となり得る。
尚、「マルチキャリア(MC)変調」および「OFDM変調」という用語は、本明細書の全体にわたって使用されるが、多くの場合は置き換えが可能であることに留意されたい。このため、OFDM方式を説明している場合は、ほかのマルチキャリア変調技術を利用するとしてもよい。同様に、マルチキャリア変調と言った場合、OFDM方式を含む。
図4Aおよび図4Bはそれぞれ、OFDM送信器80およびOFDM受信器90を示すブロック図である。図4Aに示すように、エンコーダ82が入力データ84を受信して、送信用に当該データをエンコードする。エンコーダ82の出力は、OFDM変調器86に伝播される。OFDM変調器86は、アンテナ88で送信されるように、エンコードされたデータを複数のキャリアに組み込む。図4Bに示すように、受信器90は、アンテナ92を介してOFDM無線信号を受信して、OFDM復調器94に受信した信号を伝播する。MC復調器94は、受信したOFDM信号からデータを取り出して、取り出したデータをデコーダ96に渡す。デコーダ96は、取り出されたデータをデコードして、デコードされたデータ98を後段の回路で利用可能な状態にする。
低速データレートが必要となるLOSチャネル等の場合は、時間ドメイン等化器を利用するシングルキャリア(SC)変調で十分なことが多い。シングルキャリアシステムでは、ハードウェアが単純であると共に、電力要件が低く、送信電力効率が高いとしてよい。シングルキャリア変調は、エンベロープが一定で、および/または、ピーク値対平均値比が低く、電力増幅器およびアナログデジタルコンバータの設計要件が緩和されるとしてよい。しかし、シングルキャリアシステムは通常、遅延拡散が大きいチャネルについては複雑な等化器が必要となり、高速データレート転送が可能な範囲が実質的に制限されてしまう。
本教示内容に応じたシステムおよび方法は、シングルキャリア信号またはマルチキャリア信号であるペイロード部分およびシングルキャリア信号であるプリアンブル部分を有する受信信号を処理するべくプロセッサで実施される方法を提供する。当該システムおよび方法は、第1のサンプリングレートで、チャネル推定シーケンス(CES)を含む、受信信号のプリアンブル部分を受信する段階と、受信信号のプリアンブル部分のチャネル推定シーケンス(CES)に基づき、受信信号のペイロード部分がシングルキャリア信号またはマルチキャリア信号のいずれであるかを検出する段階とを備えるとしてよい。受信信号のペイロード部分を第1のサンプリングレートで受信して、受信信号のペイロード部分がシングルキャリア信号である場合には、シングルキャリアモードで復調するとしてよく、受信信号のペイロード部分がマルチキャリア信号である場合には、マルチキャリアモードで復調するとしてよい。復調された受信信号のペイロード部分から得られるデータをコンピュータ可読メモリに格納するとしてよい。チャネル推定シーケンス(CES)に第1の拡散信号が含まれている場合に、受信信号のペイロード部分がシングルキャリア信号であると判断し、チャネル推定シーケンス(CES)に第2の拡散信号が含まれている場合に、受信信号のペイロード部分がマルチルキャリア信号であると判断する。第1のサンプリングレートがマルチキャリアモードのサンプリングレートであり、かつ、ペイロード部分がシングルキャリア信号であるならば、第1のサンプリングレートの受信信号のペイロード部分は、シングルキャリアモードで復調され、第1のサンプリングレートがシングルキャリアモードのサンプリングレートであり、かつ、ペイロード部分がマルチキャリア信号であるならば、第1のサンプリングレートの受信信号のペイロード部分は、マルチキャリアモードで復調される。
別の例を挙げると、シングルキャリア信号またはマルチキャリア信号であるペイロード部分およびシングルキャリア信号であるプリアンブル部分を有する信号を送信するシステムであって、送信される信号のうち少なくともプリアンブル部分を変調するシングルキャリア変調器と、システムがマルチキャリアモードである場合に、送信される信号のペイロード部分をマルチキャリア信号として変調するマルチキャリア変調器とを備えるシステムが提供されるとしてよい。当該システムはさらに、シングルキャリア変調器の出力およびマルチキャリア変調器の出力に共通サンプリングレートを適用するクロックを備えるとしてよい。また、プリアンブル部分はチャネル推定シーケンス(CES)を有し、送信される信号のペイロード部分がシングルキャリア信号である場合に、第1の拡散信号をチャネル推定シーケンス(CES)に含め、送信される信号のペイロード部分がマルチルキャリア信号である場合に、第2の拡散信号をチャネル推定シーケンス(CES)に含める。
さらに別の例を挙げると、シングルキャリア信号またはマルチキャリア信号であるペイロード部分およびシングルキャリア信号であるプリアンブル部分を有する受信信号を処理するシステムであって、第1のサンプリングレートで受信信号のプリアンブル部分を受信して、受信信号のプリアンブル部分に基づき、受信信号のペイロード部分がシングルキャリア信号またはマルチキャリア信号のいずれであるかを検出する信号伝達部分分析部を備えるシステムが提供されるとしてよい。当該システムはさらに、第1のサンプリングレートで受信された受信信号のペイロード部分がシングルキャリア信号である場合には、第1のサンプリングレートで受信信号のペイロード部分を受信して、シングルキャリアモードで受信信号のペイロード部分を復調し、第1のサンプリングレートで受信された受信信号のペイロード部分がマルチキャリア信号である場合には、受信信号のペイロード部分をマルチキャリアモードで復調し、第1のサンプリングレートがマルチキャリアモードであり、かつ、第1のサンプリングレートで受信されたペイロード部分がシングルキャリア信号であるならば、第1のサンプリングレートの受信信号のペイロード部分を、シングルキャリアモードで復調し、第1のサンプリングレートがシングルキャリアモードであり、かつ、第1のサンプリングレートで受信されたペイロード部分がマルチキャリア信号であるならば、第1のサンプリングレートの受信信号のペイロード部分を、マルチキャリアモードで復調する復調器を備えるとしてよい。当該システムはさらに、復調された受信信号のペイロード部分から得られるデータを格納するコンピュータ可読メモリを備えるとしてよい。また、受信信号のプリアンブル部分は、チャネル推定シーケンス(CES)を含み、信号伝達部分分析部は、チャネル推定シーケンス(CES)に第1の拡散信号が含まれる場合に、受信信号のペイロード部分がシングルキャリア信号であると判断し、信号伝達部分分析部は、チャネル推定シーケンス(CES)に第2の拡散信号が含まれる場合に、受信信号のペイロード部分がマルチルキャリア信号であると判断する。

60GHz周波数チャネルプランの一例を示す図である。
シングルキャリア送信器を示すブロック図である。 シングルキャリア受信器を示すブロック図である。
マルチキャリア送信器を示すブロック図である。 マルチキャリア受信器を示すブロック図である。
OFDMマルチキャリア送信器を示すブロック図である。 OFDMマルチキャリア受信器を示すブロック図である。
シングルキャリア送信器を示すブロック図である。 デュアルモード送信器を示すブロック図である。
シングルキャリア受信器を示すブロック図である。 パケット同期装置/ヘッダデコーダを有するマルチキャリア受信器を示すブロック図である。
パケット同期装置/ヘッダデコーダを有するデュアルモード受信器を示すブロック図である。 別のデュアルモード受信器を示すブロック図である。
IEEE802.15.3cのMACのスーパーフレーム構造を示す図である。
シングルキャリア変調パケットを示す図である。
OFDMマルチキャリア変調パケットを示す図である。
OFDMチャネル推定シーケンスを含むOFDMマルチキャリア変調パケットを示す図である。
共通シングルキャリアプリアンブルを示す図である。
キャリアカバーシーケンスに基づくペイロード送信モードの検出を説明するためのフローチャートである。
キャリア拡散シーケンスに基づくペイロード送信モードの検出を説明するためのフローチャートである。
共通シングルキャリアヘッダを示す図である。
共通シングルキャリアヘッダにOFDMチャネル推定シーケンスおよびヘッダテイルを含むOFDMマルチキャリア変調パケットを示す図である。
OFDMクロックのサンプリングレートがシングルキャリアクロックの1.5倍である場合のサンプリングタイミングを示す図である。
OFDMクロックのサンプリングレートがシングルキャリアクロックの2倍である場合のサンプリングタイミングを示す図である。
受信信号のシングルキャリア部分とマルチキャリア部分との間でコヒーレントなスペクトルを維持するための送信器構成を示す図である。
シングルキャリアチャネル推定シーケンスを含まないOFDMチャネル推定シーケンスを含むOFDMマルチキャリア変調パケットを示す図である。
シングルキャリア部分およびマルチキャリア部分のどちらでも同じレートでサンプリングされるOFDMマルチキャリア変調パケットを示す図である。
SC部分およびMC部分のどちらでも同じレートでサンプリングされるOFDMマルチキャリアパケットの共通プリアンブル部分を示す図である。
OFDMチャネル推定シーケンスがMC部分の最初に含まれており、SC部分およびMC部分のどちらにおいても同じレートでサンプリングされるOFDMマルチキャリアパケットを示す図である。
共通SC/OFDMサンプリングレートで送信されるシングルキャリアパケットを示す図である。
送信モードによって決まるヘッダを含む共通SC/OFDMサンプリングレートで送信されるデータパケットを示す図である。
共通SC/OFDMサンプリングレートでデータパケットを送信するデュアルモード送信器を示す図である。
シングルキャリアヘッダを含むシングルキャリア変調パケットを示す図である。 OFDMチャネル推定シーケンスを含むOFDMヘッダを有するOFDMマルチキャリア変調パケットを示す図である。
受信した受信信号の信号伝達部分に基づきシングルキャリアモード信号またはマルチキャリアモード信号をデコードする処理を説明するためのフローチャートである。
信号のシングルキャリア信号伝達部分を送信した後にシングルキャリアペイロードまたはマルチキャリアペイロードを送信する方法を説明するためのフローチャートである。
信号のシングルキャリア信号伝達部分を送信した後に共通シングルキャリア/マルチキャリアサンプリングレートでシングルキャリアペイロードまたはマルチキャリアペイロードを送信する方法を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施例を示す図である。
用途に応じて、無線ネットワークには少なくとも三種類の広帯域装置があると考えられる。(1)単純なハンドヘルド近距離低電力装置を始めとするSC限定装置、(2)遠距離および高速データレートを目的とし、SC限定装置ほどは電力および複雑度の影響をうけないMC限定装置、および、(3)シングルキャリア変調およびマルチキャリア変調の両方を活用して、シングルキャリア装置およびマルチキャリア装置の両方に対して制御または通信を行うデュアルモード装置の3つである。このようなさまざまな種類の装置が共存することは、装置同士が互いに通信できない場合、例えば、SC限定装置はMC限定装置と通信できないがこの場合に特に、さまざまな問題を引き起こす可能性がある。
このような通信に関する問題を軽減するべく、3種類全ての装置が用いる物理層について共通プリアンブル/ヘッダフレーム形式を利用するとしてよい。この共通形式を利用することで、どの種類の装置であっても全てのパケットのプリアンブル/ヘッダを理解し得る。このため、送信コンフリクトを発生させることなくネットワークトラフィックを良好に制御することができるようになる。また、どの装置も(デュアルモード装置も含む)受信器に必要なシングルキャリア検知、同期、ヘッダデコード、または、チャネル推定を行う機構は1つのみとなるので、ハードウェアを簡略化し得る。共通プリアンブルおよびヘッダは、シングルキャリア変調パケットおよびマルチキャリア変調パケットをどちらを送信する際も含まれる。共通プリアンブルおよびヘッダは、上述した3種類全ての広帯域装置が当該プリアンブルおよびヘッダを解釈できるようにシングルキャリアモードで送信され、ネットワーク内の装置は全て、シングルキャリア方式の共通プリアンブルおよびヘッダを理解できるように設計されている。
図5Aおよび図5Bは、上述した形式でパケットを送信するシングルキャリア送信器100およびデュアルモード送信器110を示すブロック図である。図5Aに示すシングルキャリア送信器100は、データ104を受信して、送信用に当該データをエンコードするエンコーダ102を備える。シングルキャリア変調器106は、エンコーダ102の出力を受信して、エンコードされたデータを1つのキャリアで変調する。この後、変調信号はアンテナ108を介して送信される。図5Aに示すシングルキャリア送信器100は、図2Aを参照しつつ説明したSC限定送信器と同じハードウェアを用いて、共通プリアンブル/ヘッダフレーム方式でSCパケットを送信することができる。シングルキャリア送信器100は、アンテナ108を介して共通プリアンブル/ヘッダを送信し、共通プリアンブル/ヘッダの後に、エンコードされたデータを含むシングルキャリアペイロードを続ける。
図5Bは、上述した形式でパケットを送信するデュアルモード送信器110を示す。デュアルモード送信器110は、共通プリアンブル/ヘッダ形式に従って、シングルキャリア信号、および、OFDM変調信号等のマルチキャリア信号の両方を送信することができる。デュアルモード送信器110は、データ114を受信して送信用にエンコードするエンコーダ112を備える。シングルキャリアモードおよびマルチキャリアモードのどちらのモードでも、共通プリアンブル/ヘッダは、シングルキャリア変調器116を用いて変調して、アンテナ118を介して送信される。シングルキャリアモードでは、エンコーダ112が出力するエンコードされたペイロードデータは、シングルキャリア変調器116を用いて変調され、共通プリアンブル/ヘッダの送信後にアンテナ118を介して送信される。マルチキャリアモードでは、共通プリアンブル/ヘッダは、シングルキャリアモードの場合と同様に、シングルキャリア変調器116によって変調されて、アンテナ118を介して送信される。しかし、マルチキャリアモードの場合は、エンコードされたペイロードデータは、マルチキャリア変調器120によって変調され、シングルキャリア方式の共通プリアンブル/ヘッダを送信した後にアンテナ118を介して送信される。
図6Aおよび図6Bはそれぞれ、シングルキャリア受信器130、および、パケット同期装置/ヘッダデコーダを有するマルチキャリア受信器140を示すブロック図である。両図に示す受信器は共に、シングルキャリア方式の共通プリアンブル/ヘッダを理解することができる。図6Aに示す受信器130は、図2Bを参照しつつ説明した受信器と同様の構成を持つSC限定受信器である。SC限定受信器130は、アンテナ132を介してシングルキャリア方式の共通プリアンブル/ヘッダを受信して、共通プリアンブル/ヘッダをシングルキャリア復調器134に伝播させ、シングルキャリア復調器134で共通プリアンブル/ヘッダを処理させる。共通プリアンブル/ヘッダは、パケットのうち後続のペイロード部分がシングルキャリア信号またはマルチキャリア信号のいずれであるかを特定する。共通プリアンブル/ヘッダがシングルキャリア方式のペイロードであると特定している場合、シングルキャリア復調器134はアンテナ132を介してペイロードを受信して、ペイロードを復調して、復調されたペイロードをデコーダ136へと渡す。デコーダ136は、デコードを行ってデータ138を取得し、後段の回路で利用可能な状態にする。共通プリアンブル/ヘッダがマルチキャリア方式のペイロードであると特定している場合、シングルキャリア受信器130はそのようなマルチキャリア方式のペイロードは処理できないので、無視する。
図6Aに示すように、SC限定装置は、マルチキャリアパケットをサポートする処理ブロックを追加する必要はない。シングルキャリア変調パケットはいずれも、処理を追加する必要がない「純粋な」シングルキャリアパケットである。マルチキャリアパケットは、シングルキャリア変調されたプリアンブルおよびヘッダを有するように構成されているので、シングルキャリア装置は、ヘッダをデコードすることによって、マルチキャリアパケットの期間/目的地を知ることができる。
図6Bを参照しつつ説明すると、MC限定受信器140は、シングルキャリア方式の共通プリアンブル/ヘッダを理解するように構成されている。MC限定受信器140は、アンテナ142を介してシングルキャリア方式の共通プリアンブル/ヘッダを受信する。受信したシングルキャリア方式の共通プリアンブル/ヘッダは、パケット同期装置/ヘッダデコーダ144によって処理される。パケット同期装置/ヘッダデコーダ144は、後続のペイロード部分がシングルキャリア信号またはマルチキャリア信号のいずれであるか、および、入力されるペイロード信号のさまざまな特性を検出する。パケット同期装置/ヘッダデコーダ144は、検出したパラメータをマルチキャリア復調器146に供給する。パケット同期装置/ヘッダデコーダが入力されるパケットのペイロード部分がシングルキャリア信号であることを検出する場合、マルチキャリア復調器146はシングルキャリア方式のペイロードを処理することができないので、このペイロードは無視される。しかし、共通プリアンブル/ヘッダがマルチキャリア方式のペイロードであると特定している場合、マルチキャリア復調器146は、参照番号148で示しているようにアンテナ142を介してペイロードを受信して、ペイロードを復調して、復調されたペイロードをデコーダ150に渡す。デコーダ150は、デコードを行ってデータ152を取得して、後段の回路で利用可能な状態とする。図6Bに示すように、MC限定受信器140が追加で必要とするのは、マルチキャリア方式の復調/デコードのための物理層情報を全て取り出すための単純なパケット同期およびヘッダデコード受信ブロックの1つのみである。
図7Aおよび図7Bは、パケット同期装置/ヘッダデコーダを有するデュアルモード受信器160、および、別のデュアルモード受信器180を示す図である。両図に示す受信器はいずれも、シングルキャリア方式の共通プリアンブル/ヘッダを理解することができる。図7Aに示すデュアルモード受信器160は、アンテナ162を介してシングルキャリア方式の共通プリアンブル/ヘッダを受信する。受信したプリアンブル/ヘッダは、シングルキャリア復調器164およびパケット同期装置/ヘッダデコーダ166に伝播される。シングルキャリア復調器164およびパケット同期装置/ヘッダデコーダ166は共に、受信したプリアンブル/ヘッダを処理して、後続のペイロードがシングルキャリア信号またはマルチキャリア信号のいずれであるかを検出して、信号およびペイロードのパラメータを決定する。入力されるペイロードがシングルキャリア方式のペイロードである場合、シングルキャリア復調器164がシングルキャリア信号からペイロードを取り出してデコーダ172にペイロードを渡す。デコーダ172はデコードを行って、後段の回路で利用可能な状態のデータ174を取得する。入力されるペイロードがマルチキャリア方式のペイロードである場合、パケット同期装置/ヘッダデコーダ166が入力信号およびペイロードのパラメータをマルチキャリア復調器168に供給する。マルチキャリア復調器168は、参照番号176で示されているようにマルチキャリア信号を受信して、マルチキャリア信号からペイロードを取り出す。取り出されたペイロードは、デコーダ172に伝播されて、デコーダ172でデコードを行って、得られたデータ174を後段の回路で利用可能な状態にする。
図7Bを参照しつつ説明すると、デュアルモード受信器180は、アンテナ182を介してシングルキャリア方式の共通プリアンブル/ヘッダを受信する。共通プリアンブル/ヘッダは、シングルキャリア復調器184によって処理されて、入力されるパケットのペイロード部分はシングルキャリア信号またはマルチキャリア信号のいずれであるかを検出する。入力されるペイロードがシングルキャリア信号である場合、シングルキャリア復調器184は、ペイロードを取り出して、ペイロードデータをデコーダ186に渡す。デコーダ186は、デコードを行って、得られたデータ188を後段の回路で利用可能な状態とする。入力されるペイロードがマルチキャリア信号である場合、シングルキャリア復調器はマルチキャリア復調器190に警告を発して、参照番号192で示されるように、入力されるペイロードおよび信号のパラメータを供給する。マルチキャリア復調器190は、参照番号194で示されるように、入力されるマルチキャリア方式のペイロードを受信する。マルチキャリア復調器190は、マルチキャリア信号からペイロードを取り出して、ペイロードをデコーダ186に渡す。デコーダ186は、デコードを行って、取得したデータ188を後段の回路で利用可能な状態とする。
上述したように、修正されたパケット形式に対応するためにMC限定受信器およびデュアルモード受信器に追加する必要があるハードウェアは小規模に過ぎない。受信器は、同じソースクロックから供給されるサンプリングクロック群を2群必要とする場合がある。これに代えて、受信器は、パケット全体に対してマルチキャリア用高速クロックレートを用いてサンプリングを行い、低速クロックレート部分にはデジタル補間処理を適用するとしてもよい。受信器は、プリアンブル情報を利用して、キャリア検知、周波数オフセット、タイミング参照、AGC/ADC設定、および、(少なくともヘッダを復調するために)シングルキャリアチャネルインパルス推定を決定する。
上述した送信器および受信器または同様の送信器および受信器を用いることによって、シングルキャリアハードウェアおよびマルチキャリアハードウェアの共存をサポートするとしてよい。SC限定装置またはMC限定装置は、入力されるパケットの変調方式がサポートされていない場合でも、プリアンブル/ヘッダを理解するので当該装置からの送信を遅延させることによって、衝突を回避するとしてよい。複数種類の装置の共存は、ネットワーク内の全ての装置が理解できるように低速でシングルキャリア方式の共通プリアンブル/ヘッダを送信することによって、確実に実現され得る。
図8は、IEEE802.15.3cのMACのスーパーフレーム構造200を示す図である。この構造200において、ビーコン部分202およびコンテンションアクセス期間部分204は、低速共通データレートで送信されるシングルキャリア信号を用いて送信されるプリアンブル/ヘッダ部分206を構成している。このプリアンブル/ヘッダ部分は、チャネル時間割り当て期間において送信されるペイロード部分208がシングルキャリア信号またはマルチキャリア信号のいずれで送信されるか、および、後続のペイロードおよび信号のパラメータ、例えば、ペイロード部分の物理層の復調/デコード情報を特定している。受信器は、信号の入力されるペイロード部分208の特性および入力信号の特性を決定して、当該信号の受信および変調の準備を整える。
図9から図11は、シングルキャリア方式の共通プリアンブル/ヘッダを含むフレームの例を示す図である。図9は、シングルキャリア変調パケット210を示す図である。シングルキャリア変調パケット210は、先頭に共通シングルキャリアプリアンブル212を持ち、その後に共通シングルキャリアヘッダ214を持つ。シングルキャリアプリアンブル/ヘッダ部分212および214の後には、シングルキャリアペイロード部分216とも呼ばれるシングルキャリア物理サービスデータ単位(PSDU)216が設けられている。参照番号218で示すように、シングルキャリア変調パケット210は全体にわたって、受信器において、同じシングルキャリアサンプリングクロックでサンプリングされるとしてよい。
図10は、シングルキャリアプリアンブル/ヘッダ部分を含むOFDMマルチキャリア変調パケット220を示す図である。当該パケットは、先頭に共通SCプリアンブル222および共通シングルキャリアヘッダ224を持つ。共通シングルキャリアプリアンブル/ヘッダ部分222、224は、参照番号226で示すように、シングルキャリアサンプリングクロックによってサンプリングされるとしてよい。共通シングルキャリアプリアンブル/ヘッダ部分222、224の後には、OFDM PSDUペイロード部分228が設けられている。このマルチキャリアペイロード部分228は、参照番号230で示すように、高速レートであるOFDMサンプリングクロックでサンプリングされるとしてよい。このように低速レートであるシングルキャリアサンプリングクロック226からOFDMサンプリングクロック230へとサンプリングレートが変化することによって、クロック切替232が行われる。クロック切替232については、以下で説明する。
図11は、OFDMチャネル推定シーケンスを含むOFDMマルチキャリア変調パケット240を示す図である。当該パケットは、先頭に共通シングルキャリアプリアンブル242および共通シングルキャリアヘッダ244を持つ。共通シングルキャリアプリアンブル/ヘッダ部分242、244は、参照番号246で示されているように、シングルキャリアサンプリングクロックでサンプリングされるとしてよい。共通シングルキャリアプリアンブル/ヘッダ部分242、244の後には、OFDMペイロード部分248が設けられている。OFDMペイロード部分248は、参照番号250で示すように、高速レートであるOFDMサンプリングクロックでサンプリングされるとしてよい。このように低速レートであるシングルキャリアサンプリングクロック246からOFDMサンプリングクロック250へとサンプリングレートが変化することによって、図10を参照しつつ説明したように、クロック切替252が行われる。OFDMパケット240のペイロード部分248は、PSDUデータ部分254およびOFDMチャネル推定シーケンス(CES)部分256を含む。CES部分256によって、OFDM復調器はさらに、パケットのうちデータ部分254についてキャリブレーションを行うことが可能となる。この点については以下で説明する。
図10および図11を参照しつつ言及したが、パケットのシングルキャリア部分およびマルチキャリア部分は、各変調方式の利点および制限を利用するべく、異なるレートでサンプリングするとしてよい。帯域外発射を回避して、チャネルプラン(例えば、図1に示した60GHzの802.15.3cのチャネルプラン)を満足させるべく、シングルキャリア信号は、割り当てられた帯域幅の全帯域幅よりも低いサンプリングクロックレート(帯域幅)で送信されるとしてよい。この構成は図1において参照番号34で示しており、シングルキャリアベースバンド信号は、1.728GHzのクロックを用いてサンプリングされている。また、SC変調ベースバンド信号には、帯域外発射をさらに低減すると共に、無線規格で定められているスペクトルマスクを維持することを目的として、最新型のベースバンド/アナログパルス整形フィルタリングが適用されるとしてよい。
これとは対照的に、OFDM等のマルチキャリア信号は、帯域外発射を制限すると共にスペクトルマスクを維持することを目的として、インバンドトーンのエッジにおけるガードサブキャリア(ヌルトーン)およびより大きい帯域幅を利用することによって送信されるとしてよい。例えば、OFDMベースバンド信号は、2.592GHzというクロックレートを用いてサンプリングするとしてよい。これは、シングルキャリアサンプリングレートの1.5倍である。OFDM信号では、サブキャリア帯域幅が小さくガードサブキャリアが設けられているので、パルス整形フィルタリングがより実行し易い。このパルス整形フィルタリングは、周波数ドメイン畳み込みに等価の時間ドメインテーパリング(time domain tapering)を用いて実行するとしてもよいし、または、時間ドメイン畳み込みを利用するとしてもよい。
図12は、共通シングルキャリアプリアンブル部分260を示す図である。共通シングルキャリアプリアンブル部分260は、先頭に信号伝達部分262があり、その後にフレーム区切りシーケンス(SFD)264がある。信号伝達部分は、同期部分、チャネル推定部分、および/または、ヘッダ部分を含むとしてよい。フレーム区切りシーケンス264の後には、シングルキャリアチャネル推定シーケンス266があるとしてよい。
同期サブフィールド262は、受信器と入力パケットとを同期させるための信号を含む。同期サブフィールド262は、同期を実現するべく繰り返し連結される、π/2BPSK変調(または、ベースバンド信号の実数部および虚数部で等しくエネルギーを拡散させる任意のその他の変調)を含む、長さが128のゴーレイシーケンス等の拡散シーケンスを含むとしてよい。これに加えて、または、これに代えて、信号伝達部分262は、拡散シーケンスを用いて拡散させられるカバーシーケンスを含むとしてもよい。ピコネットIDまたはヘッダレート等さまざまなパラメータに関して受信器に通知するべく、さまざまな異なるカバーシーケンスを利用するとしてよい。また、データペイロードに適用されるのがシングルキャリア変調かマルチキャリア変調のいずれであるかを受信器に通知するべく、さまざまな異なるカバーシーケンスを利用するとしてよい。このデータが信号伝達部分262に含まれる場合、受信器は、パケットの先頭においてシングルキャリアモード/マルチキャリアモードを発見し得るので、ADCヘッドルーム、ADC精度、AGCゲインターゲット、シングルキャリアデータまたはマルチキャリアデータを受信するための詳細事項等、受信用の物理層パラメータを設定し得る。同様に、シングルキャリア変調またはマルチキャリア変調のうちいずれを適用してデータペイロードを変調するかを受信器に通知するべく、さまざまな異なる拡散シーケンスを利用するとしてよい(例えば、複数の異なるゴーレイシーケンスまたは一対のコンプリメンタリゴーレイシーケンスを利用することで、データペイロード部分の形式を特定する)。さらに、キャリア検知、キャリア周波数オフセット、AGC/ADC設定、および、タイミング参照は、同期サブフィールドに基づいて決定されるとしてよい。同様に、プリアンブルのSFD部分においてさまざまな異なるカバーシーケンスを利用して、または、プリアンブルのCES部分においてさまざまな異なる拡散シーケンスを利用して、シングルキャリア変調またはマルチキャリア変調のうちいずれを適用してデータペイロードを変調するかを受信器に通知するとしてよい。
フレーム区切りシーケンス264は、802.15.3c規格案2.0のようにπ/2BPSKを用いているゴーレイシーケンス等、フレームタイミングを決めているシーケンスである。チャネル推定シーケンス266は、802.15.3c規格案2.0のようにπ/2BPSKを含む長いコンプリメンタリゴーレイシーケンス等、シングルキャリアおよび/またはマルチキャリアのチャネル推定に関して受信器に既知のシーケンスである。
図13は、シングルキャリアカバーシーケンスに基づくペイロード送信モードの検出を説明するためのフローチャートである。デュアルモード受信器は、272に示すように、パケットのうちシングルキャリア信号伝達部分を受信する。274において、信号伝達部分には後続のデータペイロード部分がシングルキャリア信号であることを特定するシングルキャリアカバーシーケンスがあるか否かを判断する。シングルキャリア信号伝達部分にシングルキャリアデータペイロードカバーシーケンスがあれば、YESの分岐276に進み、278においてペイロード部分はシングルキャリアモードで復調およびデコードされる。シングルキャリア信号伝達部分にシングルキャリアデータペイロードカバーシーケンスがなければ、入力データペイロードはマルチキャリア信号で、NOの分岐280に進む。そして、ペイロード部分を、282に示すようにマルチキャリアモードで復調およびデコードする。これに代えて、SFD部分に別のカバーシーケンスが存在するか否かによって、ペイロード部分の送信モードがシングルキャリアモードまたはマルチキャリアモードのいずれであるかを検出するとしてもよい。
図14は、キャリア拡散シーケンスに基づくペイロード送信モードの検出を説明するためのフローチャートである。デュアルモード受信器は、292に示すように、パケットのうちシングルキャリア信号伝達部分を受信する。294において、信号伝達部分には後続のデータペイロード部分がシングルキャリア信号であることを特定するシングルキャリア拡散シーケンスがあるか否かを判断する。シングルキャリア信号伝達部分にシングルキャリアデータペイロード拡散シーケンスがあれば、YESの分岐296に進み、298においてペイロード部分はシングルキャリアモードで復調およびデコードされる。シングルキャリア信号伝達部分にシングルキャリアデータペイロード拡散シーケンスがなければ、入力データペイロードはマルチキャリア信号で、NOの分岐300に進む。そして、ペイロード部分を、302に示すようにマルチキャリアモードで復調およびデコードする。これに代えて、CES部分に別の拡散シーケンスが存在するか否かによって、ペイロード部分の送信モードがシングルキャリアモードまたはマルチキャリアモードのいずれであるかを通知するとしてもよい。
図15は、共通シングルキャリアヘッダ310の一例を示す図である。シングルキャリア変調ヘッダは、シングルキャリアパケットおよびマルチキャリアパケットのどちらについても、必要な物理層復調/デコード情報を全て、例えば、パケット長、パイロット挿入情報、サイクリックプレフィックスを含み、MAC層ヘッダを含むとしてもよい。受信器は、ペイロード部分のMACコンテンツがサポートされていないモードであるためにデコード不可能の場合であっても、全受信器はシングルキャリアヘッダ部分を解釈可能であるので、MACヘッダ情報を取得するとしてよい。ヘッダデコーディングの信頼性を高めることを目的として、共通シングルキャリアヘッダ310は、低速データレートで送信されるとしてよい。図15に示すヘッダは、802.15.3c規格案2.0に準拠したヘッダである。
図10および図11を参照しつつ説明したように、シングルキャリアプリアンブル/ヘッダ部分が先頭にあるマルチキャリアペイロードパケットは、シングルキャリア部分とマルチキャリア部分との間でサンプリング周波数ジャンプが生じているとしてよい。このジャンプについては、ペイロード部分をコヒーレントに復調およびデコードするべく、送信器および/または受信器において何らかの補償を行う必要があるとしてよい。
必要となる第1の補償は、切替時にキャリア周波数のコヒーレンスを維持するための補償である。キャリア周波数のコヒーレンスを実現するべく、送信器は、マルチキャリアペイロードパケットのシングルキャリア部分およびマルチキャリア部分にわたって同じキャリア周波数を利用する。送信器ではこれら2種類の部分にわたって同じソースのベースバンドクロックが適用され、補間処理を利用することによってベースバンド信号のシングルキャリア部分を生成する際のサンプリングレートを相対的に低くするとしてもよい。
さらに必要とされる補償は、切替時のキャリア位相のコヒーレンスを維持するための補償である。マルチキャリアペイロードパケットのシングルキャリア部分およびマルチキャリア部分について、パルス整形フィルタを利用することによって、スペクトルマスク/帯域外送信を制御するとしてよい。SC/MC切替点で位相が変化すると、シングルキャリアヘッダの最後のシンボルとマルチキャリアペイロード部分の最初のサンプルとの間の位相差が大きい場合には、帯域外発射が大きくなる可能性がある。
解決法の1つとして、マルチキャリア部分全体にシングルキャリアヘッダの最後のシンボルのフェーザー(phasor)、または、ヘッダの最後のシンボルの位相に近い位相のフェーザーを乗じる方法が挙げられる。例えば、π/2BPSKを用いてヘッダが変調されておりヘッダに含まれるシンボル数が4の倍数である場合、最後のシンボルは±jとなる。このため、最後のシンボルがjである場合にはjで、最後のシンボルが−jである場合は−jで、マルチキャリア部分を乗じることによって補償を行うとしてよい。
別の解決法を図16に示す。図16は、共通シングルキャリアヘッダ326にOFDMチャネル推定シーケンス322およびヘッダテイル324を含むOFDM MC変調パケット320の一部分を示す図である。シングルキャリアヘッダ部分326は、ヘッダの終わりにテイルサブフィールドを持つ(例えば、最後のシンボルが−jとなるように、π/2BPSK変調では4つの「1」)。そしてパケット32のOFDM MCペイロード部分328は、ペイロード部分の先頭にマルチキャリアCESシンボル322を持つ(例えば、OFDMチャネル推定改善に利用されるOFDM−CESサブフィールド)。帯域外発射は、最初のOFDM−CESシンボルへのわずかな位相シフトを含むようにヘッダテイル324の最後のシンボルを指定することによって最小限に抑えられるとしてよい。選択されたヘッダテイル324の最後のシンボルとOFDM−CESの既知の先頭シンボルとの間の位相シフトを小さくすることによって、境界での位相シフトが大きい場合に発生するスプリアス帯域外発射を除去することができる。
シングルキャリアプリアンブル/ヘッダを持つシングルキャリアペイロードパケットのシングルキャリア部分からマルチキャリア部分への遷移を問題なく行うために必要な別の補償として、切替時の電力のコヒーレンスを維持するための補償が挙げられる。シングルキャリア部分およびマルチキャリア部分は、同じ電力で送信する必要があるとしてよい。シングルキャリア部分およびマルチキャリア部分にわたって電力のコヒーレンスを維持するべく補償を行うことを目的として、共通シングルキャリアプリアンブルの信号伝達部分から決定されたパラメータに基づき、受信器のAGCを適切に設定するとしてよい。
また、シングルキャリアサンプリングからマルチキャリアサンプリングへのジャンプのために、タイミングのコヒーレンスを確保するための補償が必要となるとしてよい。例えば、802.15.3cの場合、OFDMのサンプリングレートは、SCのサンプリングレートの1.5倍である。言い換えると、シングルキャリア部分のクロックサイクル2つ分の期間は、OFDM部分のクロックサイクル3つ分の期間と等しいことになる。802.15.3cの例では、シングルキャリアからOFDMへの変更を問題なく確実に行えるように、シングルキャリアクロックの2サイクル毎の境界において時間的整合を確実に取らなければならない。同じソースクロックに由来する複数のクロックレートを変換するべく、補間処理を利用するとしてよい。
図17は、OFDMクロック332のサンプリングレートがシングルキャリアクロック334の1.5倍である場合のサンプリングタイミングを示す図である。両クロックは、OFDMクロック332の第1のパルス336がシングルキャリアクロック334の第1のパルス338と整合しており、参照番号344で示すように、OFDMクロック332の第4のパルス340がシングルキャリアクロック334の第3のパルス342と整合するように、整合がとられている。
図18は、OFDMクロック352のサンプリングレートがシングルキャリアクロック354の2倍である場合のサンプリングタイミングを示す図である。図18に示す例では、OFDMクロック352は、参照番号360で示すように、最後のシングルキャリアヘッダサンプル358の後、シングルキャリアパルス幅356の1つ分だけ時間が経過した時点から開始されている。これに代えて、図17に示したのと同様にOFDMクロックは常時供給されるとしてもよく、この場合は、第1のOFDMパルスが第1のシングルキャリアパルスと整合しており、第3のOFDMパルスが第2のシングルキャリアパルスと整合しているとしてよい
上述したように、シングルキャリアプリアンブル/ヘッダ部分を含むシングルキャリアパケットでは、受信器は、図12を参照しつつ説明したようにシングルキャリア部分のCESを利用してもよいし、または、図11を参照しつつ説明したようにパケットのMC部分はSC−CESサブ部分を含むとしてもよい。受信器がSC−CES部分の情報を利用してシングルキャリアプリアンブル/ヘッダおよびMCペイロードの両方の復調のためにシングルキャリアおよびMCのチャネル推定の両方を実行する場合には、シングルキャリアからマルチキャリアへの切替でもコヒーレントスペクトルが維持されるとしてよい。
SC−CESは、シングルキャリアサンプリングレートでサンプリングされるゲインを処理するので、高精度でチャネルインパルス応答を導き出すことが多い。SC−CESを利用することによって、マルチキャリア周波数ドメイン(サブキャリア毎)チャネル推定は、推定されたチャネル応答をマルチキャリアクロックレートでオーバーサンプリングして、検出されたサンプルに高速フーリエ変換(FFT)を実行することによって実行されるとしてよい。FFTは時間ドメインチャネル推定に対して直接適用されるとしてよく、この結果得られる周波数ドメインチャネル推定は、(例えば、352(336+16)トーンに)ダウンサンプリングされるとしてよい。マルチキャリアチャネル推定にSC−CESを利用する場合、シングルキャリアおよびマルチキャリアの周波数応答は、マルチキャリアチャネル推定の品質を保証するべく、略同一である必要があるとしてよい。
等価チャネルは、無線チャネル、送信器および受信器でのアナログフィルタ、および送信器および受信器でのデジタル(パルス整形)フィルタを組み合わせたチャネルである。無線チャネル、ならびに、送信器および受信器におけるアナログフィルタは、シングルキャリア部分およびマルチキャリア部分で共通であることが多い。しかし、デジタルフィルタは、シングルキャリア部分およびマルチキャリア部分の設計要件に応じて異なるとしてよい。
パケットのシングルキャリア部分およびマルチキャリア部分にわたってコヒーレントなスペクトルを維持するためのメカニズムの1つとして、シングルキャリア部分およびマルチキャリア部分が同じサンプリングレートを用いて送信器において同じデジタルフィルタを利用する方法が挙げられる。図19は、受信信号のシングルキャリア部分とOFDM等のマルチキャリア部分との間でコヒーレントなスペクトルを維持するための送信器構成を示す図である。この目的を実現するべく、両セグメント372は、参照番号374で示すように同じレートにアップサンプリングしてよく、デジタルアナログコンバータ(DAC)378に入力される前に同じデジタルフィルタ376を適用する。
別のメカニズムとしては、シングルキャリア部分およびマルチキャリア部分のためのデジタルパルス整形フィルタを、さまざまなサブキャリアにおける周波数応答(振幅および位相)が送信器および受信器の両方において既知となるように、予め決定して固定しておく方法が挙げられる。フィルタ振幅は複数のデータサブキャリアにわたって平坦となることが多いが、この方法では実施自由度が制限されてしまう可能性がある。
パケットのマルチキャリア部分についてチャネル推定を実行するべくSC−CESを利用することに加えて、パケットのマルチキャリア部分は、独自のMC−CESを含むとしてよい。MC−CESを用いてチャネル推定が行われる場合、上述したようなコヒーレントなスペクトルを維持するための補償は必要ない。また、MC−CESが利用され、且つ、パケットがマルチキャリアペイロードパケットである場合、SC−CESの送信は必要ないとしてよい。図20は、シングルキャリアチャネル推定シーケンスを含まないOFDMチャネル推定シーケンス382を含むOFDMマルチキャリア変調パケット380を示す図である。上述の内容は、参照番号384で示されており、共通シングルキャリアプリアンブルはCESサブ部分を含んでいない。これは、図12を参照して上述した共通シングルキャリアプリアンブルの例と対照的である。
シングルキャリアペイロードを含むパケットにおいては依然としてSC−CESの適用が必要であるとしてよい。受信器は、共通シングルキャリアプリアンブル384の信号伝達部分386に基づいて、シングルキャリアペイロードが予定されているか否かが分かる、つまり、SC−CESがあるか否かを判断できるように構成されるとしてよい。SC−CESが送信されない場合、受信器は、共通シングルキャリアプリアンブル384の信号伝達部分386を用いて(例えば、802.11bで規定されている適応型トレーニングによって)シングルキャリアチャネル推定を決定するとしてよいので、ヘッダはこの場合でも正しくデコードされ得る。ヘッダは高い拡散率で拡散しているので、SC−CESを省略した場合のチャネル推定誤りについてロバスト性が高いとしてよい。
さらに例を挙げると、SC−CESおよびMC−CESは、マルチキャリアペイロードパケットで送信されるとしてもよい。第1のチャネル推定は、SC−CESサブ部分に基づいてパケット全体について算出されるとしてよい。さらに、第2のチャネル推定が、受信したマルチキャリアペイロード部分のMC−CESサブ部分に基づいて、算出されるとしてよい。第1のチャネル推定および第2のチャネル推定は共に、マルチキャリアペイロード部分を処理する際に利用される最終チャネル推定を生成するべく利用されるとしてよい。
図21は、SC部分394およびMC部分396のどちらでも同じレート392でサンプリングされるOFDMマルチキャリアパケット390の例を示す図である。本例では、パケットのSC部分394およびMC部分396が、全体にわたって同じサンプリングレートを使用する。例えば、パケットのSC部分394およびMC部分396は共に、約2GHz(例えば、1.95GHzから2.05GHz)のレートでサンプリングされるとしてよい。どちらの部分についても、適切なデジタルフィルタリングおよびアナログフィルタリングを利用することによって、規制当局が定めるスペクトルマスクを満たすとしてよい。この場合、SC部分とOFDM部分との間でサンプリングレートを切り替える必要はない。シングルキャリアパケットおよびマルチキャリアパケットの両方に共通サンプリングレートを利用することによって、プリアンブル/ヘッダを受信するために各装置が実装する必要がある復調/デコード方式が1種類のみとなるので、より共存し易くなる。パケットのシングルキャリア部分とOFDM部分との間にサンプリングレートジャンプが見られないので、上述したさまざまな補償を実行する必要性が低下する。また、送信器において送信パケットの全体にわたって同じデジタルフィルタが適用される場合、パケット全体のチャネル推定についてSC−CESを利用し得る。このため、OFDM−CESを利用する必要がなくなり、物理層の効率がさらに改善されるとしてよい。これに代えて、SC−CESを利用することなく、OFDM−CESを利用するとしてもよい。さらにこれに代えて、信頼性を高めるべく、SC−CESおよびOFDM−CESの両方を利用するとしてもよい。
図22は、SC部分404およびMC部分406のどちらでも同じレート402でサンプリングされるOFDMマルチキャリアパケット400の共通プリアンブル部分408を示す図である。共通プリアンブル408は、フレーム区切りシーケンスを含むシングルキャリア同期部分410を含む。共通プリアンブル408はさらに、共通(SC/OFDM)チャネル推定シーケンス412を含む。SC/OFDM CES412は、ペイロードおよび/またはヘッダ414のシングルキャリア信号および/またはOFDM信号のチャネル推定に利用し得るチャネル推定シーケンスである。
図23は、OFDMチャネル推定シーケンス427がMC部分426の最初に含まれており、SC部分424およびMC部分426のどちらにおいても同じレート422でサンプリングされるOFDMマルチキャリアパケット420を示す図である。OFDM CES427は、SCペイロードパケットに含まれていないとしてもよい。例えば、SCペイロードパケットは、十分なSCチャネル推定を得るべく、SC部分のSYNC部分428のコンテンツを利用するとしてよい。パケット420は、OFDMペイロード部分429で終端している。
図24は、共通SC/OFDMサンプリングレート432で送信されるシングルキャリアパケット430を示す図である。図24に示すシングルキャリアパケット430は、図22のマルチキャリアパケットと略同じでそのシングルキャリア変調バージョンである。シングルキャリアパケット430は、同期部分436および共通SC/OFDMチャネル推定シーケンス438を含む共通プリアンブル434を持つ。シングルキャリアパケット430はさらに、共通ヘッダ440およびSCペイロード442を持つ。
図25は、送信モードによって決まるヘッダ454を含む共通SC/OFDMサンプリングレート452で送信されるデータパケット450を示す図である。パケット450は、同期部分458および共通SC/OFDMチャネル推定シーケンス460を含む共通SCプリアンブル456を持つ。共通プリアンブル456の後に、送信モードによって決まるヘッダ454が送信される。ヘッダ454は、ペイロード462の変調形式によって、SCヘッダまたはOFDM変調ヘッダとなる(つまり、SCペイロードの場合はSCヘッダとなり、OFDMペイロードの場合はOFDMヘッダとなる)。
図26は、共通SC/OFDMサンプリングレートでデータパケットを送信するデュアルモード送信器470を示す図である。送信器470は、シングルキャリアパケットモードの場合に少なくとも共通プリアンブルおよびシングルキャリアペイロードを含むデータパケットのシングルキャリア部分を変調するシングルキャリア変調器472を備える。シングルキャリア変調器472の出力は、共通クロック474の出力に応じてサンプリングされる。送信器470はさらに、マルチキャリアパケットモードの場合にマルチキャリアペイロードを含むデータパケットのマルチキャリア部分を変調するマルチキャリア変調器476を備える。マルチキャリア変調器476の出力もまた、共通クロック474の出力に応じてサンプリングされ、シングルキャリア変調器472およびマルチキャリア変調器476から出力される信号は、同じデータレート(例えば、約2GHz)でサンプリングされる。マルチプレクサ478は、シングルキャリア変調器474のサンプリング出力およびマルチキャリア変調器476のサンプリング出力のうちいずれかを(例えば、シングルキャリア共通プリアンブル/ヘッダとマルチキャリアペイロードとの間の遷移の際に)選択する。選択された信号は、デジタルアナログコンバータ480で処理されて、アンテナ482を介して無線送信される。
図27Aおよび図27Bは別の例を示す図である。図27Aは、シングルキャリアヘッダを含むシングルキャリア変調パケット500を示す図である。図27Bは、OFDMチャネル推定シーケンスを含むOFDMヘッダを有するOFDMマルチキャリア変調パケット506を示す図である。図27Aに示すように、シングルキャリアペイロードパケット500は共通シングルキャリアプリアンブル部分502およびシングルキャリアヘッダ部分504を含む。本例によると、シングルキャリアペイロードパケットは、上述したものと同様の構成を持つ。しかし、図27Bに示すマルチキャリアペイロードパケット506は変更されている。図27BのOFDMマルチキャリア変調パケット506は、図27Aに示したものと同様の共通シングルキャリアプリアンブル部分508を含む。しかし、図27BのOFDMペイロードパケットは、フレームのシングルキャリア部分に、パケットのヘッダ部分を含まない。代わりに、参照番号510で示すように、シングルキャリアプリアンブル部分508の直後にクロック切替が行われている。OFDM−CESサブ部分が送信された後に続いて、OFDMヘッダ部分512がOFDMペイロードパケット506のOFDM部分において送信される。OFDMヘッダ512の後に、OFDMペイロード部分が続く。
図28は、受信した受信信号の信号伝達部分に基づきシングルキャリアモード信号またはマルチキャリアモード信号をデコードする処理を説明するためのフローチャートである。522において、受信信号のシングルキャリア信号伝達部分を受信する。受信した信号伝達部分に基づき、524において、受信信号のペイロード部分がシングルキャリア信号またはマルチキャリア信号のいずれであるかを検出する。信号伝達部分がシングルキャリアペイロードであることを示している場合、526に示すように、信号のペイロード部分はシングルキャリアモードで復調およびデコードされる。これとは対照的に、受信した信号伝達部分がマルチキャリアペイロードであることを示している場合、528に示すように、ペイロード部分はマルチキャリアモードで復調およびデコードされる。530において、デコードされたペイロードをコンピュータ可読メモリに格納する。
図29は、信号のシングルキャリア信号伝達部分を送信した後にシングルキャリアペイロードまたはマルチキャリアペイロードを送信する方法を説明するためのフローチャートである。542において、信号のペイロード部分をシングルキャリアモードまたはマルチキャリアモードのいずれで送信するかを決定する。544において、送信器は、信号のうち適切なシングルキャリア信号伝達部分を送信する。信号伝達部分は、後続のペイロード部分がシングルキャリアペイロードであるかマルチキャリアペイロードであるかを特定するとしてよい。マルチキャリアペイロードを送信すると決定された場合、546に示すように、複数のキャリアでペイロードを送信する。対照的に、シングルキャリアペイロードを送信すべき場合には、548に示すように、1つのキャリアでペイロードを送信する
図30は、第1のサンプリングレートで信号のシングルキャリア信号伝達部分を送信した後に共通シングルキャリア/マルチキャリアサンプリングレートでシングルキャリアペイロードまたはマルチキャリアペイロードを送信する方法を説明するためのフローチャートである。562に示すように、受信信号のシングルキャリア信号伝達部分は、第1のレートで受信される。564において、受信した信号伝達部分に基づき、受信信号のペイロード部分がシングルキャリア信号またはマルチキャリア信号のいずれであるかを検出する。566において、受信信号のペイロード部分を第1のサンプリングレートで受信する。信号伝達部分によってシングルキャリアペイロードであることが分かった場合、568に示すように、信号のペイロード部分はシングルキャリアモードで復調およびデコードされる。対照的に、受信した信号伝達部分によってマルチキャリアペイロードであることが分かった場合、570に示すように、ペイロード部分はマルチキャリアモードで復調およびデコードする。572において、デコードされたペイロードをコンピュータ可読メモリに格納する。
上述した概念は、後述する例を含む多岐にわたる利用分野で実現されるとしてよい。図31を参照しつつ説明すると、本発明は、装置580で実施されるとしてよい。当該装置は、無線信号を受信する装置であってよく、例えば、格納装置、コンピュータシステム、スマートフォン、セットトップボックス、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、車両等であってよい。本発明は、装置580のうち、図31で参照番号584によって総称している信号処理回路および/あるいは制御回路、WLANインターフェース、および/または、大容量データストレージで実現されるとしてもよい。一実施例によると、装置580は、ソースから信号を受信して、テレビおよび/またはモニタおよび/またはその他のビデオおよび/またはオーディオ出力装置等のディスプレイ588に適切な信号を出力する。装置580のうち信号処理回路および/あるいは制御回路584、ならびに/または、その他の回路(不図示)は、データの処理、コーディングおよび/あるいは暗号化、演算、データのフォーマット化、ならびに/または、特定の目的を実現するために必要なその他の機能を実行するとしてよい。
装置580は、不揮発性データ格納装置である大容量データストレージ590と通信するとしてよい。大容量データストレージ590は、光学格納装置および/または磁気格納装置、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)および/またはDVDであってよい。装置580は、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の低レイテンシ不揮発性メモリ、および/または、その他の適切な電子データストレージであるメモリ594に接続されているとしてよい。装置580はまた、WLANネットワークインターフェース596を介してWLANとの接続をサポートしているとしてよい。
本明細書では、最良の形態を含む例に基づいて本発明を開示しており、記載した例を参照することによって当業者は本発明を実施および利用することができるものである。尚、本明細書に記載したシステムおよび方法は、他の周波数変調符号化方式にも同様に適用可能であることに留意されたい。本発明の特許請求の範囲は、当業者が想到しえるその他の例を含むものであってよい。

Claims (14)

  1. シングルキャリア信号またはマルチキャリア信号であるペイロード部分、および、シングルキャリア信号であるプリアンブル部分を有する受信信号を処理するべくプロセッサによって実施される方法であって、
    第1のサンプリングレートで、チャネル推定シーケンス(CES)を含む、前記受信信号の前記プリアンブル部分を受信する段階と、
    前記受信信号の前記プリアンブル部分の前記チャネル推定シーケンス(CES)に基づき、前記受信信号の前記ペイロード部分がシングルキャリア信号またはマルチキャリア信号のいずれであるかを検出する段階と、
    前記第1のサンプリングレートで前記受信信号の前記ペイロード部分を受信する段階と、
    前記受信信号の前記ペイロード部分がシングルキャリア信号である場合には、前記受信信号の前記ペイロード部分をシングルキャリアモードで復調する段階と、
    前記受信信号の前記ペイロード部分がマルチキャリア信号である場合には、前記受信信号の前記ペイロード部分をマルチキャリアモードで復調する段階と、
    復調された前記受信信号の前記ペイロード部分から得られるデータをコンピュータ可読メモリに格納する段階と
    を備え、
    前記チャネル推定シーケンス(CES)に第1の拡散信号が含まれている場合に、前記受信信号の前記ペイロード部分がシングルキャリア信号であると判断し、
    前記チャネル推定シーケンス(CES)に第2の拡散信号が含まれている場合に、前記受信信号の前記ペイロード部分がマルチルキャリア信号であると判断し、
    前記第1のサンプリングレートがマルチキャリアモードのサンプリングレートであり、かつ、前記ペイロード部分がシングルキャリア信号であるならば、前記第1のサンプリングレートの前記受信信号の前記ペイロード部分は、シングルキャリアモードで復調され、
    前記第1のサンプリングレートがシングルキャリアモードのサンプリングレートであり、かつ、前記ペイロード部分がマルチキャリア信号であるならば、前記第1のサンプリングレートの前記受信信号の前記ペイロード部分は、マルチキャリアモードで復調され
    方法。
  2. 前記受信したシングルキャリアプリアンブルはさらに、
    フレームタイミングを決めるために利用されるフレーム区切りシーケンス(SFD)を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記受信信号のプリアンブル部分に含まれている前記チャネル推定シーケンスに基づき、前記シングルキャリアモードおよび前記マルチキャリアモードの両方についてチャネル推定を実行する段階をさらに備える請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第1のサンプリングレートは、1.95GHzから2.05GHzの範囲内である請求項1に記載の方法。
  5. 前記受信信号の前記ペイロード部分は、先頭にマルチキャリアチャネル推定シーケンスを含み、
    前記受信信号の前記ペイロード部分をマルチキャリアモードで復調する段階は、前記マルチキャリアチャネル推定シーケンスに基づいて前記マルチキャリアモードについてチャネル推定を実行する段階を有する請求項1に記載の方法。
  6. 前記受信信号の前記プリアンブル部分の後には、前記受信信号の共通シングルキャリアヘッダ部分が続いており、
    前記受信信号の前記共通シングルキャリアヘッダ部分は、パケット長およびパイロット挿入情報を含む物理層復調情報を含む請求項1に記載の方法。
  7. 前記共通シングルキャリアヘッダ部分は、シングルキャリア復調/デコーディング、または、マルチキャリア復調/デコーディングを実行するために必要な情報を全て含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記受信信号の前記プリアンブル部分は、後に共通シングルキャリアヘッダ部分が続いており、
    前記共通シングルキャリアヘッダ部分は、受信器に既知の1以上のシングルキャリア終端信号を終端に含み、
    前記ペイロード部分は、前記受信器に既知の1以上のマルチキャリア開始信号を先頭に含む請求項1に記載の方法。
  9. 前記受信信号の前記ペイロード部分をマルチキャリアモードで復調する段階は、シングルキャリア信号である前記受信信号の前記プリアンブル部分と同じ電力で送信されるマルチキャリア信号である前記受信信号の前記ペイロード部分を受信する段階をさらに有する請求項1に記載の方法。
  10. 前記マルチキャリア信号は、OFDM信号である請求項1に記載の方法。
  11. 前記受信信号は、802.15.3c、802.11g、および、802.11nから成る群から選択される規格に準拠した信号である
    請求項1に記載の方法。
  12. シングルキャリア信号である前記受信信号の前記プリアンブル部分に基づき、前記ペイロード部分がシングルキャリア信号またはマルチキャリア信号のいずれであるかを検出する段階は、前記プリアンブル部分の拡散シーケンスとして利用されているのは一対のコンプリメンタリゴーレイシーケンスのうちいずれであるかを検出する段階を有する請求項1に記載の方法。
  13. 前記受信信号の前記プリアンブル部分の後には、送信モード固有の前記受信信号のヘッダ部分がある請求項1に記載の方法。
  14. シングルキャリア信号またはマルチキャリア信号であるペイロード部分およびシングルキャリア信号であるプリアンブル部分を有する受信信号を処理するシステムであって、
    第1のサンプリングレートで前記受信信号の前記プリアンブル部分を受信して、前記受信信号の前記プリアンブル部分に基づき、前記受信信号の前記ペイロード部分がシングルキャリア信号またはマルチキャリア信号のいずれであるかを検出する信号伝達部分分析部と、
    前記第1のサンプリングレートで受信された前記受信信号の前記ペイロード部分がシングルキャリア信号である場合には、前記第1のサンプリングレートで前記受信信号の前記ペイロード部分を受信して、シングルキャリアモードで前記受信信号の前記ペイロード部分を復調し、前記第1のサンプリングレートで受信された前記受信信号の前記ペイロード部分がマルチキャリア信号である場合には、前記受信信号の前記ペイロード部分をマルチキャリアモードで復調し、
    前記第1のサンプリングレートがマルチキャリアモードであり、かつ、前記第1のサンプリングレートで受信された前記ペイロード部分がシングルキャリア信号であるならば、前記第1のサンプリングレートの前記受信信号の前記ペイロード部分を、シングルキャリアモードで復調し、
    前記第1のサンプリングレートがシングルキャリアモードであり、かつ、前記第1のサンプリングレートで受信された前記ペイロード部分がマルチキャリア信号であるならば、前記第1のサンプリングレートの前記受信信号の前記ペイロード部分を、マルチキャリアモードで復調する復調器と、
    復調された前記受信信号の前記ペイロード部分から得られるデータを格納するコンピュータ可読メモリと
    を備え、
    前記受信信号の前記プリアンブル部分は、チャネル推定シーケンス(CES)を含み、
    前記信号伝達部分分析部は、前記チャネル推定シーケンス(CES)に第1の拡散信号が含まれる場合に、前記受信信号の前記ペイロード部分がシングルキャリア信号であると判断し、
    前記信号伝達部分分析部は、前記チャネル推定シーケンス(CES)に第2の拡散信号が含まれる場合に、前記受信信号の前記ペイロード部分がマルチルキャリア信号であると判断する
    システム。
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