JP5314217B1 - 動物給餌システム、二食給餌システム及び三食以上給餌システム - Google Patents

動物給餌システム、二食給餌システム及び三食以上給餌システム Download PDF

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    • A01K5/02Automatic devices
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Abstract

本発明を適用した動物給餌システムの一例である給餌システム101は、給餌器102と、給餌器102に収納される引出し式餌箱103と、ペットに装着される強磁性体のペンダントQ,延長コードを備える。また、給餌器102の開口部には、跳ね上げ式扉3、侵入防止引き戸43又は侵入口つき引き戸42が、設けられている。
給餌システム101は、電磁石と永久磁石の組合せによりペットに自動的に給餌可能なシステムとなっている。

Description

本発明は動物給餌システム、二食給餌システム及び三食以上給餌システムに関する。詳しくは、簡易なシステムで、ペット等に充分に給餌することが可能な動物給餌システム、二食給餌システム及び三食以上給餌システムに係るものである。
今日、人の心を和ませ、楽しませてくれる存在としてペットを飼う家庭が増えている。また、ペットを飼う家庭の中には、一人暮らしの家庭も多く、ペットを飼う環境も多様化している状況にある。
このような中、ペットを飼う家庭で問題となるのが、家を留守にする際のペットへの給餌である。特に、1人暮らしの家庭においては、仕事や急な用事で家を長時間留守にしなければならないケースが多く、ペットに充分に餌を与えることが難しいことがある。
また、大人数で暮らす家庭においても、家族旅行の際にはペットに餌を与えることができず、知り合いや専門店に一定期間ペットを預かってもらう必要が生じる。この問題を解決するために、自動で給餌を行う動物給餌システムが提案されている。
動物給餌システムは、一般的に、給餌の時間を設定するタイマーと餌入れの部分から構成される。タイマーで設定した時間になると、ペットが餌入れから餌を食べることが可能な作りとなっている。
こうしたなか、飼い主が長期間ペットを置いたまま留守に出来る動物給餌システムが存在する。例えば、特許文献1に記載の動物給餌システムが提案されている。
ここで、特許文献1には、図11に示すような給餌システム200が記載されている。給餌システム200は、餌貯蔵タンク201と水貯蔵タンク202を備えている。また、駆動制御装置203及び操作パネル204により設定を行う。設定した時間になると、餌と水の入った容器が乗ったスライドテーブル205が、給餌システム200の外部に出てくる。
また、スライドテーブル205は給餌状態が一定時間維持され、その後自動的に格納される。その後も設定された日時がくるたびに、同じ動作が自動的に繰り返される仕組みになっている。
特開2005−65674
しかしながら、特許文献1に記載の動物給餌システムでは、駆動制御装置、操作パネル及びスライドテーブルなどの構造が複雑かつ機械的であり、動物給餌システムが壊れた場合に飼い主が容易に修理することが困難である。
また、スライドテーブルが動物給餌システムの外部に出てきて、一定時間その状態が維持された時に、ペットが気づかないことも考えられる。ペットが気付かずに時間が経過すれば、餌を食べられないといった不都合も生じる。
また、動物給餌システムで共通して問題となるのが餌盗りである。動物給餌システムを屋外に設置した場合には、鳥などの動物による餌盗りを排除する必要がある。また、設定した餌の時間以外の時に、ペットが餌を食べようとした場合にも、餌が取られないような構造になっていることが求められる。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、簡易なシステムで、ペットに充分に給餌することが可能な動物給餌システム、二食給餌システム及び三食以上給餌システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の動物給餌システムは、給餌器と、該給餌器に設けられた所定の配線経路に通電されることで磁性を帯びる少なくとも1つ以上の電磁石と、該電磁石に通電された場合の磁力を利用して、前記給餌器から外に放出可能に構成され、またはペットの餌盗りを防止する障害物が除去可能に構成された餌箱とを備える。
ここで、給餌器に設けられた所定の配線経路に通電されることで磁性を帯びる少なくとも1つ以上の電磁石を有することによって、配線経路に通電することで磁力を発生させることができる。即ち、金属の塊である電磁石が通電されることで磁性を帯びることになり、磁力により生じる反発力や吸着力を利用することができる。
また、給餌器から外に放出可能に構成された餌箱を有することによって、ペットが放出された餌箱に気付くことになり、餌の存在を知らせることができる。また、放出された餌箱からペットに餌を与えることができる。
また、ペットの餌盗りを防止する障害物が除去可能に構成された餌箱を有することによって、必要なときにのみペットに餌を与えることができる。即ち、餌の時間以外の時には障害物がペットの餌盗りを遮り、餌の時間には障害物が除去され、ペットが餌を食べることができる。また、ペット以外の動物による餌盗りも排除することができる。
また、給餌器と餌箱の少なくともいずれか一方に電磁石が設けられた場合には、給餌器や餌箱に磁力を発生させることができる。即ち、電磁石が通電されることで磁性を帯びることになり、磁力により生じる反発力や吸着力を利用することができる。
また、電磁石に通電された場合に磁石間の磁力を利用して餌箱が給餌器から外に放出可能に構成された場合には、磁力によって餌箱が動かされることになり、餌箱を放出させることができる。また、ペットが放出された餌箱に気付くことになり、餌の存在を知らせることができる。また、放出された餌箱からペットに餌を与えることができる。
また、障害物が餌箱に隣接して位置した引き戸である場合には、引き戸がペットと餌箱の間を遮ることになり、ペットやその他の動物が餌箱に近づけないようになる。即ち、ペットや他の動物による餌盗りを排除することができる。
また、引き戸と連結部材で連結された疑似餌を有する場合には、ペットの興味を引き付け、疑似餌を銜えさせることができる。また、疑似餌と引き戸が連結されているので、ペットが疑似餌を引っ張ることで、ペットの力により引き戸を動かすことができる。なお、ここでいう疑似餌とは、例えば、ペットが口に銜えることのできるマウスピースを意味する。
また、給餌器と疑似餌の少なくともいずれか一方に電磁石が設けられた場合には、給餌器や疑似餌に磁力を発生させることができる。即ち、電磁石が通電されることで磁性を帯びることになり、磁力により生じる反発力や吸着力を利用することができる。
また、電磁石に通電された場合に磁石間の磁力を利用して疑似餌が飛び出し可能に構成された場合には、磁力によって疑似餌が動かされることになり、疑似餌を飛び出させることができる。またペットが飛び出した疑似餌に気付くことになり、ペットに餌の時間であることを知らせることができる。
また、疑似餌をペットが引っ張ることで引き戸が餌箱に隣接した位置から除去可能に構成された場合には、ペットの力で引き戸を動かすことになる。即ち、ペットと餌箱の間を遮る引き戸をペット自身の力で外し、餌を食べさせることができる。冷蔵庫の扉を開いて中の物を食べる1,2歳の幼児がごとく、ペットが疑似餌を引っ張り、引き戸を外して餌を食べることが可能となる。
また、障害物が給餌器の外部と餌箱の間を遮る位置に配置された開き戸である場合には、開き戸がペットと餌箱の間を遮ることになり、ペットやその他の動物が餌箱に近づけないようになる。即ち、ペットやその他の動物による餌盗りを排除することができる。なお、ここでいう開き戸とは、例えば、上下に可動可能なアップダウン式の開き戸を意味する。
また、給餌器と開き戸の少なくともいずれか一方に電磁石が設けられた場合には、給餌器や開き戸に磁力を発生させることができる。即ち、電磁石が通電されることで磁性を帯びることになり、磁力により生じる反発力や吸着力を利用することができる。
また、電磁石に通電された場合に磁石間の磁力を利用して開き戸が給餌器の外部と餌箱の間を遮る位置から除去可能に構成された場合には、磁力によって開き戸を動かすことになる。即ち、電磁石に通電されることで、自動的に開き戸が開き、ペットに餌を食べさせることができる。
また、動物給餌システムが少なくとも2つ以上の餌箱を有する場合には、二食以上の餌をペットに食べさせることができる。
また、動物給餌システムが少なくとも2つ以上の餌箱を有し、餌箱の一方は、ペットの餌盗りを防止する障害物が除去可能に構成され、餌箱の他方は、給餌器から外に放出可能に構成された場合には、餌箱に異なる給餌の仕組みが施されることになる。即ち、二食以上の餌を別々の仕組みでペットに食べさせることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の二食給餌システムは、給餌を二回に分けて自動で行い、二食を同時に食せないようにするとともに、他の動物が餌盗りするのを防止する二食給餌システムであって、給餌器と、上記給餌器に収納される引出し式餌箱と、ペットに装着される強磁性体のペンダントQ,延長コードを備え、上記給餌器の開口部には、跳ね上げ式扉3、侵入防止引き戸43又は侵入口つき引き戸42が、設けられており、上記給餌器のタイマーがOFFの間、上記跳ね上げ式扉3は上記開口部全体を覆い、一回目給餌時間となり、タイマーがONになると、通電し、上記開口部の電磁石Cと、上記跳ね上げ式扉3の内側の永久磁石cSとが同極反発して、上記跳ね上げ式扉3が開き、上記跳ね上げ式扉3が開くと、ペットが近づき、上記侵入口つき引き戸42がセットされていれば、上記扉が開いた時点で、上記侵入口から一食目餌入れ10に盛られた餌を食することが可能となり、餌盗りの心配な家庭で、上記侵入防止引き戸43がセットされていれば、一回目タイマーONにおいて、上記電磁石Cと電磁石Bへと同時通電させることによって、上記扉3が上記同極反発で開いた瞬間には、上記給餌箱内の凹みに隠しておいた、上記引き戸43のマウスピースM2が、上記凹み内の永久磁石bと電磁石Bとの同極反発により押し出され、上記マウスピースM2が上記給餌器の外へと放り出されることにより、ペットが、上記マウスピースM2を銜えて引っ張り、上記引き戸43を上記給餌器の外へと引き出して、上記一食目餌入れ10に盛られた餌を食できるとともに、二食を同時に食せないよう、N極側を上記引出し式餌箱真正面中央に取り付けた電磁石A1、及び、S極側を上記侵入口つき引き戸42の侵入口に位置する、上記電磁石室天井面に取り付けた電磁石A2への通電を、1秒でOFFになるようにセットされて、二食目が入る引出し式餌箱の引き出しは不可能とし、二食目の給餌時間となり、タイマーがONになると、二食目用の上記引出し式餌箱にセットされた、上記電磁石A1A2と臭い送風機11の両方に通電し、上記引出し式餌箱の餌入れ10−2に用意された二食目の餌の臭気で、ペットを上記引き戸42の侵入口の中へ誘い込み、頭部から首部を侵入させた所で、上記電磁石A1A2の磁気がペンダントQを吸引吸着することによって、ペットが、上記引出し式餌箱の餌入れ10−2を引き出せるようにしていることを特徴としている。
ここで、跳ね上げ式扉3と、給餌器の開口部の電磁石Cと、跳ね上げ式扉3の内側の永久磁石cSとを有することによって、通電しない時には、跳ね上げ式扉3で給餌器の開口部を覆い、ペットの餌盗りを排除することができる。即ち、通電しない際にはただの金属の塊である電磁石Cと永久磁石cSが吸着し、給餌器の開口部を跳ね上げ式扉3で閉じることになる。
また、跳ね上げ式扉3と、給餌器の開口部の電磁石Cと、跳ね上げ式扉3の内側の永久磁石cSとを有することによって、通電した際に、給餌器の開口部を覆う跳ね上げ式扉3を開けることができる。即ち、電磁石Cが磁性を帯び、磁力が発生することで、永久磁石cSとの間で同極反発が起こり、跳ね上げ式扉3が反発力で開くことになる。
また、給餌器の開口部に侵入口つき引き戸42が設けられることによって、ペットが侵入口から頭を入れ、ペットに一食目餌入れ10に盛られた餌を食べさせることができる。
また、タイマーと、電磁石Bと、給餌箱内の凹み内の永久磁石bと、侵入防止引き戸43と、侵入防止引き戸43のマウスピースM2と、一食目餌入れ10を有し、給餌器の開口部に侵入口防止引き戸43が設けられることによって、一回目給餌時間となり、タイマーがONになると、通電され、永久磁石bと電磁石Bとの間で同極反発が起こり、マウスピースM2が給餌器の外へ放り出されることになる。このことによって、ペットがマウスピースM2に気付き、これを銜えて引っ張ることで、侵入防止引き戸43を動かすことができる。即ち、ペット自身の力により、侵入防止引き戸43を給餌器の外へと引き出させ、ペットに一食目餌入れ10に盛られた餌を食べさせることができる。
また、タイマーと、給餌器に収納される引出し式餌箱と、引出し式餌箱にセットされた臭い送風機11を有することによって、二食目の給餌時間となり、タイマーがONになると臭い送風機11に通電され、ペットに餌の臭気を嗅がせることができる。即ち、ペットに臭いで餌の時間を知らせることになり、二食給餌システムにペットの意識を引き付けることができる。
また、タイマーと、侵入口付き引き戸42と、給餌器に収納される引出し式餌箱と、引出し式餌箱の餌入れ10−2と、ペットに装着される強磁性体のペンダントQと、N極側を引出し式餌箱真正面中央に取り付けた電磁石A1、及び、S極側を侵入口つき引き戸42の侵入口に位置する、引出し式餌箱前面の電磁石室天井面に取り付けた電磁石A2を有することによって、二食目の給餌時間となり、タイマーがONになると、電磁石Aに通電され、ペンダントQと電磁石A1(電磁石AのN極側を意味する。)または電磁石A2(電磁石AのS極側を意味する。)を吸引吸着させることができる。ここで、吸引吸着に驚いたペットが後方に下がることになり、電磁石Aが配置された引出し式餌箱を引き出させることになる。即ち、磁力による吸着力とペットの動きにより、引出し式餌箱を引き出させ、ペットに引出し式餌箱の餌入れ10−2に入れた餌を食べさせることができる。
また、タイマーと、侵入口付き引き戸42と、給餌器に収納される引出し式餌箱と、引出し式餌箱の餌入れ10−2と、ペットに装着される強磁性体のペンダントQと、N極側を引出し式餌箱真正面中央に取り付けた電磁石A1、及び、S極側を侵入口つき引き戸42の侵入口に位置する、引出し式餌箱前面の電磁石室天井面に取り付けた電磁石A2を有し、一食目の給餌時間となり、タイマーがONになると、電磁石Aに通電され、通電が1秒でOFFになるようにセットされたことによって、引出し式餌箱を引出し不可能にすることができる。即ち、電磁石Aへの通電が止まることで、強磁性体であるペンダントQと電磁石Aは吸着しなくなり、餌箱を引き出すことができなくなる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の三食以上給餌システムは、給餌を三回以上に分けて自動的に行い、三食以上を同時に食せないようにするとともに、ペットが餌盗りするのを防止する三食以上給餌システムであって、三個以上の引出し式餌箱を並列に配置しており、延長コードとを備え、給餌時間になり、タイマーがONになると、通電し、上記引出し式餌箱の前面に設けられたオブジェクトの永久磁石dと、上記給餌器の電磁石Dとが同極反発して、上記オブジェクトが飛び出し、ペットを誘うとともに、ペット自身が引出し式餌箱を引き出せるようにしたことを特徴としている。
ここで、三個以上の引出し式餌箱を有することによって、ペットに三食以上の餌を提供することができる。
また、引出し式餌箱の前面に設けられたオブジェクトを有し、オブジェクトが飛び出すことによって、ペットの注意を引き付けることができる。また、飛び出したオブジェクトと引出し式餌箱の間にペットのフットワークF1、即ちペットの足を引っ掛けることができる。このことにより、ペット自身の力で引出し式餌箱を引き出させることができる。
また、オブジェクトの永久磁石dと、給餌器の電磁石Dとを有することによって、通電させることで電磁石Dに磁力を発生させ、永久磁石dとの間で同極反発させることができる。即ち、同極反発による反発力で、オブジェクトが飛び出すことになる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の動物給餌システムは、給餌を自動的に行う動物給餌システムであって、引出し式餌箱と、上記引出し式餌箱の前方に下りスロープを備え、上記引出し式餌箱は、餌箱と、餌箱を収納する本体部からなり、給餌時間になり、タイマーがONになると、通電し、上記餌箱の背面の永久磁石eと上記本体部の電磁石Eとが同極反発して、上記餌箱が飛び出し、上記下りスロープを下って車輪ストッパーにより停止し、ペットに給餌することを特徴としている。
ここで、引出し式餌箱と、引出し式餌箱の前方に下りスロープと、車輪ストッパーを有することによって、引出し式餌箱を下りスロープで移動させ、止めることができる。即ち、スロープを用いて、ペットが餌を食べることが可能な位置に餌箱を運ぶことができる。
また、引出し式餌箱と、餌箱を収納する本体部と、餌箱の背面の永久磁石eと、本体部の電磁石Eとを有することによって、通電することで電磁石Eに磁力を発生させ、永久磁石eとの間で同極反発させることができる。即ち、同極反発による反発力で、餌箱を本体部に収納された位置から動かすことができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の動物給餌システムは、給餌器と、該給餌器に設けられた所定の配線経路に通電されることで磁性を帯びる少なくとも1つ以上の電磁石と、前記給餌器に固定された餌箱と、該餌箱に隣接して位置した引き戸と、該引き戸と連結部材で連結された疑似餌を有し、前記給餌器と前記疑似餌の少なくともいずれか一方に前記電磁石が設けられ、前記電磁石に通電された場合に磁石間の磁力を利用して前記疑似餌が飛び出し可能に構成され、前記疑似餌をペットが引っ張ることで前記引き戸が前記餌箱に隣接した位置から除去可能に構成されたものである。
ここで、給餌器に固定された餌箱と、餌箱に隣接して位置した引き戸を有することによって、引き戸がペットと餌箱の間を遮ることになり、ペットやその他の動物が餌箱に近づけないようになる。即ち、ペットや他の動物による餌盗りを排除することができる。
また、引き戸と連結部材で連結された疑似餌を有することによって、ペットの興味を引き付け、疑似餌を銜えさせることができる。また、疑似餌と引き戸が連結されているので、ペットが疑似餌を引っ張ることで、ペットの力により引き戸を動かすことができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の動物給餌システムは、給餌器と、該給餌器に設けられた所定の配線経路に通電されることで磁性を帯びる少なくとも1つ以上の電磁石と、前記給餌器に固定された餌箱と、前記給餌器の外部と前記餌箱の間を遮る位置に配置された開き戸とを有し、前記給餌器と前記開き戸の少なくともいずれか一方に前記電磁石が設けられ、前記電磁石に通電された場合に磁石間の磁力を利用して前記開き戸が前記給餌器の外部と前記餌箱の間を遮る位置から除去可能に構成されたものである。
ここで、給餌器に固定された餌箱と、給餌器の外部と餌箱の間を遮る位置に配置された開き戸を有することによって、開き戸がペットと餌箱の間を遮ることになり、ペットやその他の動物が餌箱に近づけないようになる。即ち、ペットやその他の動物による餌盗りを排除することができる。
本発明に係る動物給餌システム、二食給餌システム及び三食以上給餌システムは、簡易なシステムで、ペットに充分に給餌することができる。
本発明を適用した動物給餌システムの一例を示す概略図である。 餌箱の構造を示す概略図(a)及び跳ね上げ式扉3と電磁石Cを示す概略図(b)である。 図1の内部の説明用の概略図である。 引き戸の概略図(a)及びマウスピースM2の周辺構造を示す概略図(b)である。 スイッチを説明する概略図である。 三食以上給餌システムを示す概略図である。 オブジェクトの周辺構造を示す概略図(a)及びその細部を示す概略図(b)と、オブジェクトが飛び出した後の概略図(c)である。 下りスロープ式簡易システムを示す概略図である。 大型犬可能一食用システムを示す概略図である。 大量給餌システムを示す概略図である。 従来の動物給餌システムの一例を示す概略図である。
以下、本発明を適用した動物給餌システムの一例について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用した動物給餌システムの一例を示す概略図である。図2は、餌箱の構造を示す概略図(a)及び跳ね上げ式扉3と電磁石Cを示す概略図(b)である。図3は、図1の内部の説明用の概略図である。図4は、引き戸の概略図(a)及びマウスピースM2の周辺構造を示す概略図(b)である。図5は、スイッチを説明する概略図である。
図1に示すように、本発明を適用した動物給餌システムの一例である給餌システム101は、給餌器102と、給餌器102に収納された引出し式餌箱103を備えている。
また、引出し式餌箱103の上部には、一食目餌入れ10が設けられた硬質ステンレス製の固定板が配置されている。符号5は固定板の前面を示す。また、一食目餌入れ10の下に、引出し式餌箱103と、そこから引き出される二食目餌入れ10−2が配置されている。また、符号6は、餌箱背面の切込み6を示している。また、符号24は、引出し式餌箱103の前面と床面の境界部分24を示している。図2(a)には、一食目餌入れ10と二食目餌入れ10−2の構造が分かる概略図を示している。符号5−2は一食目餌入れ10が設けられた硬質ステンレス製の固定板の背面を示す。
ここで、必ずしも、一食目餌入れ10が硬質ステンレス製の固定板に設けられる必要はない。但し、餌入れが衝撃などに強くなり、耐久性が向上する点から、一食目餌入れ10が硬質ステンレス製の固定板に設けられることが好ましい。
また、必ずしも、餌箱背面の切込み6が設けられる必要はなく、餌箱が引き出し可能に形成されていれば充分である。但し、一食目餌入れと引出し式の二食目餌入れの二段の構造にし、引き出しを容易にする点から、餌箱背面の切込み6が設けられることが好ましい。
図1に示すように、給餌器102の開口部に隣接して跳ね上げ式扉3が設けられている。シャフト7は跳ね上げ式扉3と給餌器102との間に設けられ、跳ね上げ式扉3の開閉の動きの軸となる。跳ね上げ式扉3とシャフト7は留め金具13により給餌器102に設置されている。また、給餌器102には、跳ね上げ式扉3の開放する動きを止める扉ストッパー26が設けられている。
跳ね上げ式扉3が閉じている時は、給餌器102の開口部は、跳ね上げ式扉3に覆われることになる。跳ね上げ式扉3が開放されると、ペットは給餌器102の内部にある、一食目餌入れ10に近づけるようになる。
また、跳ね上げ式扉3の給餌器側には永久磁石cが取り付けられ、給餌器102の開口部のこれと対応する位置には電磁石Cが取り付けられている。永久磁石cと電磁石CはS極同士が反発する向きに設けられている(図1にはcSとCSPで示す。)。図2(b)には、跳ね上げ式扉3と電磁石Cの位置関係を表した概略図を示している。跳ね上げ式扉3が閉じられた時に、給餌器側の電磁石Cと扉側の永久磁石cがぴったりと接する構造となっている。
また、跳ね上げ式扉3の上部には、金属の棒からなる梃子Tが取り付けられ、その先端には付勢用重り2が釣鐘状に取り付けられている。梃子Tは跳ね上げ式扉3と付勢用重り2をつないでいる。なお、符号Jは梃子の支点を示している。
跳ね上げ式扉3は、永久磁石cと電磁石Cの間の同極反発及び付勢用重り2を用いた梃子Tの構造を有することで、電磁石Cへの通電がわずかな時間であった場合にも、そこで生じた反発力と付勢用重り2の連動した動きにより、跳ね上げ式扉3を瞬時に開けることができる。即ち、後述する二食目の餌盗り防止に用いる、タイマーで通電を1秒でOFFにする仕組みを採用した時にも、跳ね上げ式扉3は開けることが可能となっている。
ここで、必ずしも、跳ね上げ式扉3とシャフト7が留め金具13によって給餌器102に固定される必要はない。跳ね上げ式扉3が給餌器102の開口部を開閉可能に構成されていれば、どのような固定方法を用いてもよい。
また、必ずしも、跳ね上げ式扉3はシャフト17を軸として開閉の動きを行う必要はない。跳ね上げ式扉3が給餌器102の開口部を開閉可能に構成されていれば、どのような構造を採用してもよい。
また、跳ね上げ式扉3の永久磁石cの取付け構造は特に限定されるものではない。但し、損壊対策として、永久磁石cをステンレスやゴムなどの素材で二重に覆った構造にすることが好ましい。
また、跳ね上げ式扉3の永久磁石cの吸着力は、電磁石Cとの間の吸着または反発の力によって、跳ね上げ式扉3を固定または移動させることができる程度で充分である。永久磁石cの吸着力は限定されるものではないが、吸着力が15kg前後のものであれば、跳ね上げ式扉3に充分に利用することができる。
また、図1に示すように、給餌器102の内部には、配線に電気を流すために必要となるエリミネータールーム1が設置されている。また、給餌器102の開口部の下部には、電磁石格納庫上蓋4が設けられ、その下が電磁石室107となっている。電磁石室107には電磁石Aが設けられ、そのN極側を電磁石A1、S極側を電磁石A2とする。
また、給餌102の上部には、アーチ型金具18と電線移動用切込み19が設けられている。これらは、付勢用重り2と一体化する電線の動きを調整する。電線移動用切込み19は電線の上下運動を導く電線ガイドとなる。また、アーチ型金具18は電線移動用切込み19の上部に設けられており、跳ね上げ式扉3が閉じられ、付勢用重り2が上に上がった時に、電線がアーチ型金具18にあたり、電線移動用切込み19から外れない構造となっている。
また、給餌器102の上部には、電線を固定するためのボックスである電線Xの固定ボックスXOと電線Yの固定ボックスYOが配置されている。ボックスXOには、直流−側から伸びた電線Xが固定される。またボックスYOには、直流+側から伸びた電線Yが固定され、それぞれ電線の落下防止に用いられている。
ここで、給餌器102の内部において、エリミネータールーム1の設置される位置は特に限定されるものではない。
また、必ずしも、給餌器102にアーチ型金具18と電線移動用切込み19が設けられる必要はない。但し、付勢用重り2と一体化して動く電線の動きを制御し、給餌器102の内部から電線が外れにくくなる点から、給餌器102にアーチ型金具18と電線移動用切込み19が設けられることが好ましい。
また、必ずしも、給餌器102に電線Xの固定ボックスXOと電線Yの固定ボックスYOが配置される必要はない。但し、電線X及び電線Yを強固に固定し、電線が脱落しにくくなる点から、給餌器102に電線Xの固定ボックスXOと電線Yの固定ボックスYOが配置されることが好ましい。
また、図1に示すように、一食目餌入れ10の上面に、臭い送風機11と、固定疑似餌17が設けられている。臭い送風機11は二食目の餌の時間になると通電され、餌の臭気でペットを引き付ける。また、固定疑似餌17は、ペットを引き付け、給餌器102の内部に首を深く突っ込ませるために用いる。
また、給餌器102の開口部の側部には、引き戸などを開口部に入れるための引き戸の出し入れ口9が設けられている。また、その上部には、ペットの強烈な引っ張りを防止するための警報ブザー8が設けられている。
また、警報ブザー8の近傍には、電磁石Bが配置されている。電磁石Bを形成するのは、鉄芯と鉄芯に巻かれた電磁石エナメル線12である。電磁石Bは、後述する一食目の餌盗り防止の仕組みを構成している。また、電磁石Bは据付ケース16によって給餌器102に据付けられている。
また、給餌器102は、引出し式餌箱103の引出しを滑らかな動きにするための餌箱車輪のガイド14を有している。また、餌箱車輪のガイド14の先端には車輪ストッパー25が設けられている。
また、給餌器102の上部には、屋根取付け金具用ホール20が備えられている。この部分で固定し、給餌器102に屋根を取り付けることで、屋外でも使用可能にすることができる。
また、給餌器102は、給餌器を移動可能にする方向自在車輪15と、高さを調節するためのジャッキ22と、電線着脱防止用の地面打ち込み杭21を備えている。また、給餌器102には、水平計器23が取り付けられている。
ここで、必ずしも、一食目餌入れ1の上部に固定疑似餌17が設けられる必要はない。但し、二食目の餌の時間に、視覚的にペットを引きつけ、給餌器に近づきやすくさせる点から、一食目餌入れ1の上部に固定疑似餌17が設けられることが好ましい。
また、必ずしも、給餌器102に、餌箱車輪のガイド14と車輪ストッパー25が設けられる必要はなく、餌箱が引出し可能に構成されていれば充分である。但し、車輪と車輪ガイドで引出しをスムーズに行い、餌箱を一定の位置で止めることができる点から、給餌器102に、餌箱車輪のガイド14と車輪ストッパー25が設けられることが好ましい。
また、必ずしも、給餌器102の上部には、屋根取付け金具用ホール20が備えられる必要はない。但し、ボルトなどの固定具を用いて給餌器102に屋根を取り付け、給餌システム101を屋外でも使用可能になる点から、給餌器102の上部には、屋根取付け金具用ホール20が備えられることが好ましい。なお、屋根の取付け方法は特定の方法に限定されるものではない。
また、必ずしも、給餌器102が方向自在車輪15とジャッキ22と地面打ち込み杭21を備える必要はない。但し、給餌システム101の移動や固定、高さの変更を可能とし、給餌システム101を使い勝手のよいものにできる点から、給餌器102が方向自在車輪15とジャッキ22と地面打ち込み杭21を備えることが好ましい。
また、図3に示すように、給餌器102は内部に、エリミネータールーム1を備えている。エリミネータールーム1には、分電盤29と、トランス30と、ブリッジダイオード31と、コンデンサ32が備えられており、給餌器102の内部の配線に電気を流すために必要となる。
また、エリミネータールーム1の下部には、電源から電気を供給する配電盤27が設けられている。全ての電磁石は、エリミネータールーム1と連結して通電されている。
また、エリミネータールーム1には、餌の時間を設定するタイマー28が取り付けられている。タイマーは「14プログラムの設定機能」と、「1秒刻みの電源ONとOFFの切り替え機能」を有している。
また、前述したが、引出し式餌箱103の前面部分には電磁石室107が設けられている。電磁石室107には、電磁石Aが取り付けられ、エリミネータールーム1と連結した配線が繋がっている。電磁石AのN極側が電磁石A1、S極側が電磁石A2である。
また、電磁石A1は引出し式餌箱103の真正面中央に配置され、電磁石A2は電磁石室107の天井面に配置されている。この構成により、SN両極を引出し式餌箱103の上面と前面に配置していることになる。電磁石A1及び電磁石A2はいずれも外部に露出された形で配置されている。
また、ペットには強磁性体であるペンダントQを装着させる。通電された電磁石A1と電磁石A2にペンダントQが近づくことで、電磁石A1または電磁石A2のいずれかにペンダントQを吸着させることができる。また、M1及びF1は、ペットの口と噛み歯及びフットワークを示している。また、M2はマウスピースM2を示している。
また、後述する侵入口付き引き戸42を設置した場合には、複数の引き戸から選択し、侵入口Vの大きさを変えることで、ペンダントQと電磁石A1A2を吸着させやすくすることができる。
また、電磁石室107は、引出し式餌箱103の前側部分に強固に固定され、その両隣には空間126が形成されている。また、電磁石室107及び空間126の上面には、引き戸設置用の板125が形成されている。引出し式餌箱103の収納時には、引き戸設置用の板125の上を一食目餌入れ10の前面に設置された引き戸が通過することになる。
また、引き戸設置用の板125には、2本の引き戸用のガイド溝120が設けられている。引き戸用のガイド溝120を設けることで、引き戸の動きを安定させ、摩擦を軽減することで引き戸を保護することができる。なお、2本の引き戸用のガイド溝120にすることで、外側に侵入防止引き戸43を、内側に侵入口付き引き戸42をそれぞれ設置することが可能となる。
また、引き戸設置用の板125上に位置する電磁石A1は、その周辺部分がくり貫かれ、電磁石A1が露出されるように空間が形成されている。
ここで、必ずしも、電磁石室107の両隣に空間126が形成される必要はない。但し、ペット用の水入れなどを設置し、給餌器102の空いた空間を活用できる点から、電磁石室107の両隣に空間126が形成されることが好ましい。
また、必ずしも、電磁石室107の上面に引き戸設置用の板125が形成される必要はない。一食目餌入れ10の前面に設置された引き戸が取り外し可能となっていれば充分である。但し、引き戸の取り外しが容易になる点と、引出し式餌箱103が壊れにくくなる点から、電磁石室107の上面に引き戸設置用の板125が形成されることが好ましい。
また、必ずしも、引き戸設置用の板125に引き戸用のガイド溝120が設けられる必要はなく、一食目餌入れ10の前面に設置された引き戸が取り外し可能となっていれば充分である。但し、取り外し時に引き戸が脱落しにくくなる点と、引き戸の動きをスムーズにできる点から、引き戸設置用の板125に引き戸用のガイド溝120が設けられることが好ましい。
また、図3に示すように、給餌器102の内部では、コンデンサ32から配線経路が張り巡らされており、コンデンサ32の+側に接続した配線を電線Y、−側に接続した配線を電線Xで示している。
また、電線X及び電線Yは、ボックスWに集約され、電線Xと電線Yに由来する二芯化のコードKになる。また、ボックスWはコードKと付勢用重り2が一体化して形成されている。また、ボックスWには重さを調節するための調節用重り33が上部に取付けられている。
また、ボックスWは付勢用重り2を含むため、跳ね上げ式扉3の開閉に伴い、給餌器102の内部を上下に動くことになる。この動きを可能とするため、ボックスWと繋がる電線X,電線Y及びコードKは長さにゆとりを持たせてある。なお、電線X及び電線Yの動きを調節するのが、アーチ型金具18と電線移動用切込み19である。
例えば、跳ね上げ式扉3が閉じた状態にある時は、ボックスWは、上がっており、電線X及び電線Yはそれぞれ、X2及びY2の位置にある。逆に、跳ね上げ式扉3が開いた状態にある時は、ボックスWは、下がっており、電線X及び電線Yはそれぞれ、X1及びY1の位置にある。
また、ボックスWの先端にはコードKを通す円柱形の圧縮バネ108が設けられている。圧縮バネ108の撓みと、元に戻ろうとする付勢力により、コードKを引き戻し、引出し式餌箱103を収納された位置に戻すことができる。
また、コードKは、引出し式餌箱103と繋がっている。そのため、引出し式餌箱103の引出しと引き戻しの動きに対応する作りとなっている。具体的には、二芯化することで引出しと引き戻しで生じる摩擦に対する電線の耐久性を向上させている。
また、引出し式餌箱103が引き出される際に、滑らかに引出せるように、2箇所の送線ガイドZ1及び送線ガイドZ2を設けている。送線ガイドZ1は前後に動く金具及びスベリベアリングを装着した金属の輪である。送線ガイドZ2は床面に設置され、前後に回転軸を取付けた枠でコードKを挟む構造になっている。
また、送線ガイドZ1及び送線ガイドZ2を通過したコードKは、引出し式餌箱103の方に配線され、引出し式餌箱103の背面の底部部分で、コード固定版34によって強固に固定処置が施されている。この部分で強固に固定することで、引出し式餌箱103とボックスWを連動して動かすことが可能になる。
コード固定版34を通過したコードKは、引出し式餌箱103の下方を通る配線となる。そのまま、前方に向かい、電磁石室107の下部に設けられた接続端子盤35に繋げられる。接続端子盤35には、電磁石A1と電磁石A2を形成するエナメル線も接続され、この部分で、電磁石Aは配線と接続される。
ここで、必ずしも、コードKが二芯化に形成される必要はない。但し、引出し式餌箱103の動きに連動する電線の耐久性が向上する点から、コードKが二芯化に形成されることが好ましい。
また、必ずしも、送線ガイドZ1及び送線ガイドZ2が設けられる必要はない。但し、給餌器102の内部での電線の動きをスムーズにして、電線へかかる負担を軽減できる点から、送線ガイドZ1及び送線ガイドZ2が設けられることが好ましい。
また、図3に示すように、引出し式餌箱103の底面には、永久磁石aが配置されている。また、引出し式餌箱103が引き出された時に通る経路の下部にはスイッチボックス38が設けられている。スイッチボックス38は、電磁石A1と電磁石A2への通電を止めるために用いられる。また、符号39はシャフト受け装置39、符号40は車輪半球上部カバー40を示している。
ここで、必ずしも、永久磁石aとスイッチボックス38が設けられる必要はない。但し、ペットが二食目の餌を食べる際に、電磁石A1及び電磁石A2への通電を止め、餌が食べやすくなる点と、ペットの激しい引っ張りにより引出し式餌箱103が壊れにくくする点から、永久磁石aとスイッチボックス38が設けられることが好ましい。
給餌器102の開口部には、侵入口付き引き戸42又は侵入防止引き戸43が設けられている。図4(a)に示すように、侵入口付き引き戸42には、ペットが頭を入れることが可能な侵入口Vが設けられている。なお、侵入口付き引き戸42は、ペットの大きさに応じて、大きさが異なる侵入口Vを有する、複数の引き戸を準備することができる。
また、侵入防止引き戸43が給餌器102の開口部に配置されている時には、ペットやその他の動物の餌盗りを排除することができる。侵入防止引き戸43の上部には、鎖44が取り付けられ、その先端にはペットの興味を引き付け、M1で銜えられることになるマウスピースM2が設けられている。なお、符号41は屋根ボルト締め41を示す。
また、侵入防止引き戸43の鎖44が取り付けられた側と反対部分には、上方に突起した形状のブザースイッチのプッシュ部45が設けられている。これにより、侵入防止引き戸43が、給餌器102の開口部の設置位置から完全に引き抜かれることがなくなり、侵入防止引き戸43の外への落下を防止している。
また、給餌器102の内側壁面のブザースイッチのプッシュ部45と対応する位置に警報ブザー8が設置されている。
ここで、侵入防止引き戸43の材料は特に限定されるものではない。但し、ペットの強烈な引っ張りや摩擦により壊れにくくなる点から、軽くて強度がある金属類、例えばアルミニウムなどで引き戸が形成されることが好ましい。また、引き戸の形状も特に限定されるわけではないが、摩擦に対しての耐久性を向上させる点から、引き戸の角や底面に丸みをつけることが好ましい。なお、床面を滑り易く加工することも摩擦への対策として有効である。
また、必ずしも、警報ブザー8とブザースイッチのプッシュ部45が設けられる必要はない。但し、ペットが引き戸を強烈に引っ張った際に、警報を鳴らし、引っ張りを抑えることができる点から、警報ブザー8とブザースイッチのプッシュ部45が設けられることが好ましい。
また、図4(b)に示すように、給餌器102の外壁部分には、壁の一部を貫通したトンネル104が設けられている。また、給餌器102のトンネル104より内側の部分には、軽金属製の棒105が永久磁石bと一体化し、配置されている。トンネル104と棒105の間には、棒105を通すことが可能な大きさの軽金属製管のトンネル106が設けられている。
トンネル104には侵入防止引き戸43と繋がったマウスピースM2が挿入され、軽金属製管のトンネル106には、棒105の先端の半分程が挿入されている。また、永久磁石bの近傍かつ給餌器102の内側の部分には電磁石Bが設置されている。永久磁石bと電磁石BはN極が同極反発する向きに設けられている(図1にはbNとBNで示す。)。
また、マウスピースM2と繋がった鎖44は、電磁石Bに通電する前は、給餌器102の壁面に凹み部(図示せず。)を設け、その部分に隠されている。
また、引出し式餌箱103が引き出された時に通る経路の下部にはスイッチボックス38が設けられている。図5に示すように、スイッチボックス38は、配電盤27からの配線36と、強磁性体57と、タイマー28に接続された配線52を備えている。また、スイッチボックス38は、床据付けボルト穴58で床面に固定されている。
また、引出し式餌箱103の下面には永久磁石aが配置され、落下防止のためにキャップ55が取り付けられている。また、符号54は、引出し式餌箱103の底面54を示している。
また、強磁性体57の先端には配線36と連結した入電側銅版60が配置され、その反対側には配線52と繋がった出電側銅版59が配置されている。入電側銅版60と出電側銅版59が接することで、通電が可能となる。
以上までの部分が給餌システム101の構成である。なお、給餌システム101の構成は本発明を適用した動物給餌システムの一例であり、本発明の構成は、給餌システム101で示したものに限定されるものではない。
続いて、給餌システム101について図面を参照しながら、その動作について説明する。
まず、跳ね上げ式扉3が開くことで可能になる一食目の餌の提供について説明する。
一食目の餌の時間の前は、跳ね上げ式扉3は閉じた状態であり、通電されていない電磁石Cと跳ね上げ式扉3に設置された永久磁石cは吸着している。
その後、一食目の設定時間になった際に、タイマー28がONとなり、配線への通電がされる。通電により、給餌器102に設けられた電磁石Cに磁力が発生し、電磁石CのS極と永久磁石cのS極の間の同極反発が生じ、跳ね上げ式扉3が開く方向へと動く。また、跳ね上げ式扉3と連結した付勢用重り2が、梃子Tにより跳ね上げ式扉3の動きに連動して給餌器102の内部で下に下がり、跳ね上げ式扉3は開いたままとなる。
ここでの通電は1秒でOFFになるようにタイマー28に設定されている。通電の止まった電磁石A1及び電磁石A2とペンダントQは吸着しなくなり、これによりペットがペンダントQによって二食目の餌が入った引出し式餌箱103を引き出せなくなる。これが、二食目の餌盗り防止の仕組みである。
次に、一食目用の餌盗り防止の仕組みの有無で、給餌システム101の動作が異なる。具体的には、給餌器102の開口部に、侵入口付き引き戸42が設けられていた場合が餌盗り防止の仕組み無し、侵入防止引き戸43が設けられていた場合が餌盗り防止の仕組み有りとなる。
給餌器102の開口部に、侵入口付き引き戸42が設けられていた場合には、跳ね上げ式扉3が開くことで、ペットは侵入口付き引き戸42の侵入口Vから給餌器102の内部に頭を入れることができる。給餌器102の内部には、一食目餌入れ10が配置されているので、ペットはそのまま一食目の餌を食べることができる。
また、給餌器102の開口部に、侵入防止引き戸43が設けられていた場合には、ペットはそのままでは餌を食べることはできない。つまり、侵入防止引き戸43を設けておけば、ペット自身やその他の動物の一食目の餌盗りを排除することができる。
一食目の餌の時間となり、給餌器102の内部に設けられた電磁石Bに通電される。これにより、電磁石Bの近傍に配置された永久磁石bが同極反発により跳ねて、永久磁石bと一体化した軽金属製の棒105がマウスピースM2に衝突する。マウスピースM2はその勢いで給餌器102の外に飛び出してくる。
飛び出したマウスピースM2に気付いたペットのM1が、これを銜え、引っ張ることで、マウスピースM2と鎖44で繋がった侵入防止引き戸43が動かされる。侵入防止引き戸43が引かれ、給餌器102の内部にペットが頭を入れることができるようになったところで、ペットが一食目を食べることができる。
また、ペットがマウスピースM2を強烈に引っ張った場合には、警報ブザー8がブザースイッチのプッシュ部45に押され、警報を出すことができる。警報に驚き、ペットの引っ張りを止めさせることができる。
このように、侵入防止引き戸43を設置した時には、餌の時間が来るまでは、ペット自身による一食目の餌盗りを防止することができる。また、餌の時間が来た時にも、マウスピースM2を引っ張る動作を知らない、ペット以外の動物からの餌盗りを排除することができる。
なお、ここでは、侵入防止引き戸43のさらに内側に、侵入口付き引き戸42を設置しておいてもよい。侵入口Vの大きさにより、ペットが頭を入れ、ペンダントQがぶら下がる位置をある程度の範囲に収めることができる。つまり、ペンダントQを電磁石A1または電磁石A2に吸着させやすい位置に持ってくることができる。
続いて、引出し式餌箱103を用いる二食目の餌の提供について説明する。
二食目の設定時間になった際に、タイマー28がONとなり、配線への通電がされる。通電により、臭い送風機11が動き、二食目の餌の臭気を漂わせ、ペットが臭気に気付くことになる。また、固定疑似餌17が引出し式餌箱103の上面に設置されているため、ペットが固定疑似餌17に誘われ、より頭を給餌器102の内部に入れやすくなっている。
二食目の餌の時間であることを意識したペットが、給餌器102に近づいてくる。そして、ペットの装着したペンダントQと、引出し式餌箱103の上面及び前面に配置された電磁石A1及び電磁石A2が近くなる。電磁石A1と電磁石A2は通電されることで、それぞれN極とS極の磁力を生じる。
ペットのペンダントQと電磁石A1または電磁石A2のいずれかが吸着する。吸着に驚いたペットが後ろに下がり、吸着力により引出し式餌箱103も引き出される。
ここで、引出し式餌箱103が引き出され、スイッチボックス38の上方を通り、永久磁石aがスイッチボックス38の内部の強磁性体57を吸着することで、入電側銅版60と出電側銅版59が離れ、通電が止まることになる。通電が止まれば、ペットのペンダントQと電磁石A1または電磁石A2との吸着が無くなり、ペットが餌を食べる際の障害にならなくなる。また、ペットが強烈に引っ張ることにより餌箱を損壊させる危険を減らすことができる。
引出し式餌箱103がペットの力で引き出され、ペットのペンダントQと電磁石A1または電磁石A2との吸着力がなくなり、ペットは安心して餌入れ10−2に入れられた二食目の餌を食べることができる。
また、使用後には人の手で跳ね上げ式扉3が閉じる方向に押して扉を戻す。跳ね上げ式扉3が閉じる方向に動くことで、給餌器102の内部のボックスWが上方に上がる。この動きをきっかけに、ボックスWの先端の圧縮バネ108が撓んだ状態から元に戻ろうとする付勢力が生じ、その勢いで引出し式餌箱103の引出しで伸びていたコードKが、給餌器102の内部に引き戻される。これに伴い、引き出された引出し式餌箱103を給餌器102の方に引き戻すことができる。
以上までは、本発明を適用した動物給餌システムの一例を示した。但し、本発明の内容は上記で示したものに限定されるものではなく、給餌システム101はあくまで一例である。
続いて、本発明を適用した三食以上給餌システムの実施形態について説明する。
図6は、三食以上給餌システムを示す概略図である。図7は、オブジェクトの周辺構造を示す概略図(a)及びその細部を示す概略図(b)と、オブジェクトが飛び出した後の概略図(c)である。
図6に示すように、三食以上給餌システム109は、餌が入れられる3つの引出し式餌箱110と通電するための配線となる延長コード111を備えている。また、引出し式餌箱110は並列に並べられている。
また、引出し式餌箱110の前面には、魚の形を模した疑似餌風オブジェクト74が設けられている。疑似餌風オブジェクト74はペットに引出し式餌箱110に引出し作業を行わせるための取っ掛かりの部分となる。
また、符号79はタイマー、エリミネーターの設置領域79である。タイマーは餌の時間に応じて、電磁石に通電する時間を設定する。また、エリミネーターは、配線に電気を流すために必要となる。
また、延長コード111のうち、直流+側から伸びた電線を電線Y、直流−側から伸びた電線を電線Xで示す。また、電線X及び電線Yの落下を防止し、固定するための装置として電線Xの固定ボックスXO及び電線Yの固定ボックスYOが、三食以上給餌システム109の内部に設けられている。
また、延長コード111は、引出し式餌箱110の引出しを可能にするため、コード延長部確保場所Rが設けられている。1つの引出し式餌箱110につき4つのコード延長部確保場所Rを有しており、左側からR1〜R12の符号で示している。また、各コード延長部確保場所Rに対応する位置におもり117が取り付けられ、引出し式餌箱110の出し入れと延長コード111のバランスを取っている。
また、延長コード111の配線の途中には、延長コード111の動きを滑らかにするための送線ガイドZ1及び送線ガイドZ2が設けられている。これらは、前述した給餌システム101に備えられたものと同様のものを用いることができる。
三食以上給餌システム109には、全体で14箇所のZ1が設けられており、左側からZ1−1〜Z1−14の符号で示している(14個全ては図示せず。)。また、1つの引出し式餌箱110につき2つの送線ガイドZ2が設けられ、Z2−1及びZ2−2で示している。
また、1つの引出し式餌箱110につき2つのコード固定板34が設けられ、34−1及び34−2で示している。コード固定版により、配線に固定処置が施されている。また、1つの引出し式餌箱110につき2つの接続端子盤35が設けられ、35−1及び35−2で示している。接続端子盤35により、配線と後述する電磁石Dのエナメル線が繋がっている。
また、三食以上給餌システム109は、上部に円形屋根80を備えている。また、各引出し式餌箱110を連結するための連結金具82が取り付けられている。なお、符号81は、引出し式餌箱110を引き出す際に用いる車輪ガイドの設置板81である。
ここで、引出し式餌箱110の数は3つに限定される必要はなく、数を増やして4つ以上の構造にすることもできる。設置するスペースが確保できる場所であれば、餌箱の数を増やし、より多数の給餌に対応させることもできる。
また、タイマー、エリミネーターの設置領域79は、図6に示す位置に限定されるものではなく、設置位置の一例に過ぎない。
また、コード延長確保場所Rは特定の数に限定されるものではない。一例として、12個のRを示しているが、引出し式餌箱110の引出しが可能な長さの延長コードが確保できれば、コード延長確保場所Rはいくつ設けられてもよい。
また、必ずしも、送線ガイドZ1及び送線ガイドZ2を設けられる必要はない。但し、給餌器の内部での電線の動きをスムーズにして、電線へかかる負担を軽減できる点から、送線ガイドZ1及び送線ガイドZ2が設けられることが好ましい。
また、必ずしも、円形屋根80を備える必要はないが、三食以上給餌システム109を屋外にも設置可能にできる点から、円形屋根80を備えることが好ましい。
また、必ずしも、連結金具82と車輪ガイドの設置板81が設けられる必要はなく、引出し式餌箱110が引出し可能に構成されていれば充分である。
図7(a)に示すように、疑似餌風オブジェクト74には2つの永久磁石dが取り付けられている。また、永久磁石dは非磁性金属で形成された射出管68と一体化している。射出管68の大部分は、略U字型で空洞が形成された磁石鉄芯119の空洞部分に挿入されている。また、磁石鉄芯119の後端側は略U字型のアーム63が形成されている。磁石鉄芯119及びアーム63は鉄製の管であり、磁石鉄芯119にはエナメル線が巻かれ電磁石の鉄芯となる。
また、エナメル線の巻かれていないアーム63及び鉄芯首部66がそれぞれ、アーム据付部64及び鉄芯首部据付部67に据付けられる。符号61及び62はアーム導入口であり、符号65は鉄芯首部導入口65である。
また、磁石鉄芯119にはエナメル線が巻きつけられ、電磁石Dが形成されている。2つの永久磁石dと1つの電磁石Dはそれぞれが同極反発する向きに設けられている。また、延長コード111は、電磁石Dに通電するためにエナメル線と繋がっている。
また、符号70が引出し式餌箱の表面70、符号71が磁石ルーム防壁71、符号72が電磁石Dの据付エリア72、そして符号73が飛び出し前の永久磁石dの待機エリア73である。
また、図7(b)に示すように、射出管68の挿入された後端部分にはピアノ線76が結線され、ピアノ線76の先には疑似餌風オブジェクト74の飛び出しを停止させるための射出停止用球69が取り付けられている。また、アーム63には、射出停止用球69を止める侵入阻止口77が設けられている。
また、図7(c)には、疑似餌風オブジェクト74が飛び出した後の状態を示している。永久磁石dと電磁石Dの同極反発で跳び出した疑似餌風オブジェクト74は、飛び出し前の位置から約30mm前方に飛び出している。
符号78は電磁石Dと永久磁石dの直接接触を避け、雨水の侵入を防ぐ非磁性のフィルター78である。また、符号86は、オブジェクトを象り半格納しておく領域86である。また、疑似餌風オブジェクト74はジュラルミンで形成されている。また、符号F2はペットのフットワークF1を誘うフットワークを誘う取っ手F2を示す。
ここで、疑似餌風オブジェクト74の形は特に限定されるものではない。但し、魚の形であれば横長の形により2つの永久磁石dを隠すことができる点及び背びれの部分が取っ手としてペットを誘いやすい点から、疑似餌風オブジェクト74は魚の形にされることが好ましい。また、魚の形でなく、キャラクター等の形を採用することもできる。
また、オブジェクトが飛び出す距離は特に限定されるものではない。但し、二食目以降の餌を、時間をずらして同じペットに食べさせたい場合には、オブジェクトを引き戻し、再度の飛び出しを容易にする点から、飛び出す距離を30mm以内にすることが好ましい。この点については、この後の一匹のペットに三食を分けて与える場合で詳しく述べる。
また、必ずしも、非磁性のフィルター78が設置される必要はない。但し、電磁石Dと永久磁石dを接触から保護できる点と、雨水の侵入を避け、屋外でも三食以上給餌システム109が使いやすくなる点から、非磁性のフィルター78が設置されることが好ましい。
また、必ずしも、オブジェクトを象り半格納しておく領域86が設けられる必要はない。但し、オブジェクトを半格納しておくことで、餌の時間以外にペットがオブジェクトに足を引っ掛けにくくすることができる点から、オブジェクトを象り半格納しておく領域86が設けられることが好ましい。
また、必ずしも、疑似餌風オブジェクト74はジュラルミンで形成される必要はない。但し、強度がある点及び飛び出し前の半格納するための背面の象りが可能な材質である点から、疑似餌風オブジェクト74はジュラルミンで形成されることが好ましい。
以上、上記の様に構成された三食以上給餌システム109について、その動作について説明する。
まず、同じ餌の時間に、三食を三匹のペットに与える場合について説明する。この場合には、餌の時間になるとタイマーがONとなり、配線に通電される。各引出し式餌箱110の前面に設けられた疑似餌風オブジェクト74が、疑似餌風オブジェクト74の2つの永久磁石dと通電された電磁石Dとの同極反発で前面に飛び出す。
また、疑似餌風オブジェクト74の飛び出しに気付いたペットが、疑似餌風オブジェクト74に誘われ、疑似餌風オブジェクト74の取っ手F2にフットワークF1を引っ掛ける。引出し式餌箱110がペットの力により、前面に引き出され、ペットが餌を食べることができる。
次に、一匹のペットに三食を分けて与える場合について説明する。この場合は、一食目の餌をペットが食べる流れは前述までと同様である。ここで、二食目、三食目の疑似餌風オブジェクト74は、次の餌の時間に備えて、引っ込めておく必要がある。
そこで、疑似餌風オブジェクト74を引っ込めるために、タイマーをOFFにして通電を止める。電磁石Dは金属の塊に戻り、疑似餌風オブジェクト74の永久磁石dとの間の吸着力をもって、疑似餌風オブジェクト74を引っ込める。但し、吸着力が空気抵抗の力によってかなり弱められることが懸念される。
ガウス数2600G=吸着力20kgを用いた実験の結果では、疑似餌風オブジェクト74が飛び出した先が餌箱の表面から30mmを超えていると、吸着力の低下が顕著となる。また、疑似餌風オブジェクト74をペットに引き出させるための飛び出し距離は、ペットのサイズによって異なる。
そこで、吸着力を補うために、次の手段をとることができる。1つ目は、磁石鉄芯119及びアーム63を射出方向が少し上向きになるように傾けて取り付けることである。飛び出した疑似餌風オブジェクト74は、吸着力と傾きによって、戻りやすくなる。
また、2つ目は、射出停止用球69の重量を増しておくことである。射出停止用球69の重みと傾きにより、疑似餌風オブジェクト74を引っ込める方向に滑り落ちやすくすることができる。
このように、一匹のペットに三食を分けて与える場合には、二食目、三食目用の引出し式餌箱110の構造を変えることで対応することができる。
以上のように、三食以上給餌システム109は、三食以上の餌をペットに充分に給餌することができる作りとなっている。
次に、他の実施形態1として、本発明を適用した動物給餌システムの一例である、下りスロープ式簡易システム112を例に挙げる。
図8は、下りスロープ式簡易システムを示す概略図である。
図8に示すように、下りスロープ式簡易システム112は、引出し式餌箱113と、引出し式餌箱113の前方に形成された下りスロープ85と、車輪ストッパー114とタイマー(図示せず)を備えている。
また、引出し式餌箱113は、車輪を有する餌箱115と、餌箱を収納する本体部116から構成される。また、下りスロープ式簡易システム112は、エリミネータールーム1を備えている。
また、餌箱115の背面には永久磁石eが取り付けられている。また、本体部116の永久磁石eと対応する位置には、配線と繋がった電磁石Eが配置されている。
下りスロープ式簡易システム112の動作について説明する。
餌の時間になるとタイマーがONになり、配線に通電される。本体部116に配置された電磁石Eに通電され、餌箱115の永久磁石eとの間で同極反発が起こる。この反発力により、餌箱115が、外側に向かって動き出す。なお、餌の時間の前で、通電されていない時は、電磁石Eは、金属の塊であり、永久磁石eに吸着するので、餌箱115は停止したままとなっている。
また、餌箱115の車輪と下りスロープ85により、動き出した餌箱115は外部へ飛び出していく。勢いのついた餌箱115は、車輪ストッパー114により動きが止められる。外部に出てきた餌箱115に入った餌をペットに食べさせることができる。
また、この下りスロープ式簡易システムで複数のペットに餌をやる場合には、器を大きくすることで対応することができる。また、システムを複数連結することで対応することもできる。
また、餌箱が小さくて済む場合には、1つの電磁石EのSN両極を用い、1つの電磁石に対して、2つの餌箱115を設置することも可能である。つまり、電磁石EのS極側に一方の餌箱115を配置し、電磁石EのN極側に他方の餌箱115を配置した構成にする。こうすることで、二食の餌をペットに与えることもできる。
続いて、他の実施形態2として、本発明を適用した動物給餌システムの一例である、大型犬可能一食用システム118を例に挙げる。このシステムは、前述した給餌システム101をより簡易化したものであり、一食分の給餌を行う。
図9は、大型犬可能一食用システムを示す概略図である。
図9に示すように、大型犬可能一食用システム118は、給餌器102と、一食目餌入れ10と、跳ね上げ式扉3と、エリミネーター及び電磁石セットルーム83を備えている。また、跳ね上げ式扉3には、付勢用重り2が連結され、給餌器側の部分には永久磁石cが取り付けられている。また、エリミネーター及び電磁石セットルーム83にはタイマー(図示せず)を備えている。
また、電磁石Cがエリミネーター及び電磁石セットルーム83に設けられている。電磁石Cは、跳ね上げ式扉3の永久磁石cと対応する位置に配置されている。また、符号23は水平計器23を、符号84は強震対応のための床、側柱との連結固定84を示している。
大型犬可能一食用システム118の動作について説明する。
餌の時間になるとタイマーがONになり、配線に通電される。通電により、電磁石Cに磁力が発生し、電磁石CのS極と永久磁石cのS極との間の同極反発が生じ、跳ね上げ式扉3が開く方向へと動く。
また、跳ね上げ式扉3と連結した付勢用重り2が、給餌器102の内部で下に下がり、跳ね上げ式扉3は開いたままとなる。なお、餌の時間の前で、通電されていない時は、電磁石Cは、金属の塊であり、永久磁石cに吸着するので、跳ね上げ式扉3は閉じた状態になる。
跳ね上げ式扉3が開くことで、ペットは給餌器102の内部に頭を入れ、一食目餌入れ10の餌を食べることができる。
ここでは、大型犬可能のシステムとしたが、餌入れの大きさを変えることで、大型犬に限らず、大きさの異なるペットに対応させることができる。
また、他の実施形態3として、本発明を適用した動物給餌システムの一例である、大量給餌システム121を例に挙げる。
図10は、大量給餌システムを示す概略図である。
図10に示すように、大量給餌システム121は、本体部122と、大型餌箱123と、餌箱扉124とを備えている。また、大量給餌システム121には配線及びタイマー(図示せず。)が設けられている。
本体部122には、大型餌箱123が収納され、収納時に大型餌箱123と接する位置には、電磁石が設けられている。また、大型餌箱123にも、電磁石と対応する位置に永久磁石が設けられている。餌箱扉124は、大型餌箱123が本体部122から一定距離以上飛び出した際に、開放される構造に形成されている。
大量給餌システム121の動作について説明する。
餌の時間になるとタイマーがONになり、配線に通電される。本体部122に配置された電磁石に通電され、大型餌箱123の永久磁石との間で同極反発が起こる。この反発力により、大型餌箱123が、外側に飛び出す。
飛び出した大型餌箱123が、本体部122から一定距離以上動いた時に、餌箱扉124が下部方向に向かって開放され、大型餌箱123の中に入れられた大量の餌が放出され、動物に給餌することができる。
上記の大量給餌システム121の様に、給餌システムを大型化することで、牛馬、豚、鶏、猪などの家畜動物、熊、ライオンなどの猛獣、鰐などの大型の爬虫類への大量給餌が可能となる。また、構造が複雑でないため故障のリスクが低く、自動で給餌が可能なため、猛獣に噛まれるなどのリスクを低減することができる。
大量給餌システム121の用途先としては、畜産場、動物園、養鶏場、釣り堀、養殖場などが考えられ、タイマーをセットして、餌を入れるだけで使用することが可能であり、人手が足りない現場での活用が期待できる。
以上のように、複数の実施形態も含めて説明してきたが、本発明を適用した動物給餌システム、二食給餌システム及び三食以上給餌システムは、機械的な構造は電源と配線のみであり、簡易な構造であるため、壊れた場合にも飼い主が容易に修理しやすいものとなっている。
また、ペットに餌の時間であることを気付かせることができるので、ペットが餌を食べ損ねる不都合を減らすことができる。
また、餌盗り排除の機能を備えていることから、餌の時間以外にペットが餌を食べようとする行動や、その他の動物からの餌盗りを排除することができる。
また、給餌器に屋根を取り付けることで屋内だけでなく屋外でも使用することができる。
また、三食以上給餌システムを用いれば、複数食の自動給餌が可能となり、飼い主が数日間家を留守にすることもできる。
よって、本発明を適用した動物給餌システム、二食給餌システム及び三食以上給餌システムは、簡易なシステムで、ペットに充分に給餌することができるものとなっている。
1 エリミネータールーム
2 付勢用重り
3 跳ね上げ式扉
4 電磁石格納庫上蓋
5 一食目餌入れが設けられた硬質ステンレス製の固定板の前面
5−2一食目餌入れが設けられた硬質ステンレス製の固定板の背面
6 餌箱背面の切込み
7 シャフト
8 警報ブザー
9 引き戸の出し入れ口
10 一食目餌入れ
10−2二食目餌入れ
11 臭い送風機
12 電磁石エナメル線
13 留め金具
14 餌箱車輪のガイド
15 方向自在車輪
16 据付ケース
17 固定疑似餌
18 アーチ型金具
19 電線移動用切込み
20 屋根取付け金具用ホール
21 地面打ち込み杭
22 ジャッキ
23 水平計器
24 引出し式餌箱の前面と床面の境界部分
25 車輪ストッパー
26 扉ストッパー
27 配電盤
28 タイマー
29 分電盤
30 トランス
31 ブリッジダイオード
32 コンデンサ
33 調節用重り
34 コード固定板
35 接続端子盤
36 配電盤からの配線
38 スイッチボックス
39 シャフト受け装置
40 車輪半球上部カバー
41 屋根ボルト締め
42 侵入口付き引き戸
43 侵入防止引き戸
44 鎖
45 ブザースイッチのプッシュ部
52 配線
54 引出し式餌箱の底面
55 キャップ
57 強磁性体
58 床据付けボルト穴
59 出電側銅版
60 入電側銅版
61 アーム導入口
62 アーム導入口
63 アーム
64 アーム据付部
65 鉄芯首部導入口
66 鉄芯首部
67 鉄芯首部据付部
68 射出管
69 射出停止用球
70 引出し式餌箱の表面
71 磁石ルーム防壁
72 電磁石Dの据付エリア
73 飛び出し前の永久磁石dの待機エリア
74 疑似餌風オブジェクト
76 ピアノ線
77 侵入阻止口
78 非磁性のフィルター
79 タイマー、エリミネーターの設置領域
80 円形屋根
81 車輪ガイドの設置板
82 連結金具
83 エリミネーター及び電磁石セットルーム
84 床、側柱との連結固定
85 下りスロープ
86 オブジェクトを象り半格納しておく領域
101 給餌システム
102 給餌器
103 引出し式餌箱
104 トンネル
105 軽金属製の棒
106 軽金属製管のトンネル
107 電磁石室
108 圧縮バネ
109 三食以上給餌システム
110 引出し式餌箱
111 延長コード
112 下りスロープ式簡易システム
113 引出し式餌箱
114 車輪ストッパー
115 餌箱
116 本体部
117 おもり
118 大型犬可能一食用システム
119 磁石鉄芯
120 引き戸用のガイド溝
121 大量給餌システム
122 本体部
123 大型餌箱
124 餌箱扉
125 引き戸設置用の板
126 電磁石室の両隣の空間
ABCDE 電磁石
abcde 永久磁石
S S極
N N極
P 電磁石と永久磁石の間の同極反発
T 梃子
J 梃子の支点
F1 フットワーク
F2 フットワークを誘う取っ手
M1 ペットの口と噛み歯
M2 マウスピース
X 直流−側から伸びた電線
Y 直流+側から伸びた電線
XO 電線Xの固定ボックス
YO 電線Yの固定ボックス
W 電線Xと電線Yを二芯化させたボックス
K コードK
X1 電線Xが下がった位置
Y1 電線Yが下がった位置
X2 電線Xが上がった位置
Y2 電線Xが上がった位置
Z1 送線ガイド1
Z2 送線ガイド2
V 侵入口付き引き戸の侵入口
R コード延長確保場所

Claims (7)

  1. 給餌器と、
    該給餌器に設けられた所定の配線経路に通電されることで磁性を帯びる少なくとも1つの電磁石と、
    該電磁石に通電された場合の磁力を利用してペットの餌盗りを防止する障害物が除去可能に構成された餌箱とを備える
    動物給餌システム。
  2. 前記障害物は、前記餌箱に隣接して位置した引き戸であり、
    該引き戸と連結部材で連結された疑似餌を有し、
    前記給餌器と前記疑似餌の少なくともいずれか一方に前記電磁石が設けられ、
    前記電磁石に通電された場合に磁石間の磁力を利用して前記疑似餌が飛び出し可能に構成され、
    前記疑似餌をペットが引っ張ることで前記引き戸が前記餌箱に隣接した位置から除去可能に構成された
    請求項1に記載の動物給餌システム。
    但し、給餌を二回に分けて自動で行い、二食を同時に食せないようにするとともに、他の動物が餌盗りするのを防止する二食給餌システムであって、
    給餌器と、上記給餌器に収納される引出し式餌箱と、ペットに装着される強磁性体のペンダントQ,延長コードを備え、
    上記給餌器の開口部には、跳ね上げ式扉3、侵入防止引き戸43又は侵入口つき引き戸42が、設けられており、
    上記給餌器のタイマーがOFFの間、上記跳ね上げ式扉3は上記開口部全体を覆い、一回目給餌時間となり、タイマーがONになると、通電し、上記開口部の電磁石Cと、上記跳ね上げ式扉3の内側の永久磁石cSとが同極反発して、上記跳ね上げ式扉3が開き、
    上記跳ね上げ式扉3が開くと、ペットが近づき、上記侵入口つき引き戸42がセットされていれば、上記扉が開いた時点で、上記侵入口から一食目餌入れ10に盛られた餌を食することが可能となり、
    餌盗りの心配な家庭で、上記侵入防止引き戸43がセットされていれば、一回目タイマーONにおいて、上記電磁石Cと電磁石Bへと同時通電させることによって、上記扉3が上記同極反発で開いた瞬間には、上記給餌箱内の凹みに隠しておいた、上記引き戸43のマウスピースM2が、上記凹み内の永久磁石bと電磁石Bとの同極反発により押し出され、上記マウスピースM2が上記給餌器の外へと放り出されることにより、ペットが、上記マウスピースM2を銜えて引っ張り、上記引き戸43を上記給餌器の外へと引き出して、上記一食目餌入れ10に盛られた餌を食できるとともに、
    二食を同時に食せないよう、N極側を上記引出し式餌箱真正面中央に取り付けた電磁石A1及びS極側を上記侵入口つき引き戸42の侵入口に位置する、上記電磁石室天井面に取り付けた電磁石A2への通電を、1秒でOFFになるようにセットされて、二食目が入る引出し式餌箱の引き出しは不可能とし、
    二食目の給餌時間となり、タイマーがONになると、二食目用の上記引出し式餌箱にセットされた、上記電磁石A1A2と臭い送風機11の両方に通電し、
    上記引出し式餌箱の餌入れ10−2に用意された二食目の餌の臭気で、ペットを上記引き戸42の侵入口の中へ誘い込み、頭部から首部を侵入させた所で、上記電磁石A1A2の磁気がペンダントQを吸引吸着することによって、ペットが、上記引出し式餌箱の餌入れ10−2を引き出せるようにしていることを特徴とする動物給餌システムを除く。
  3. 前記障害物は、前記給餌器の外部と前記餌箱の間を遮る位置に配置された開き戸であり、
    前記給餌器と前記開き戸の少なくともいずれか一方に前記電磁石が設けられ、
    前記電磁石に通電された場合に磁石間の磁力を利用して前記開き戸が前記給餌器の外部と前記餌箱の間を遮る位置から除去可能に構成された
    請求項1または請求項2に記載の動物給餌システム。
    但し、給餌を二回に分けて自動で行い、二食を同時に食せないようにするとともに、他の動物が餌盗りするのを防止する二食給餌システムであって、
    給餌器と、上記給餌器に収納される引出し式餌箱と、ペットに装着される強磁性体のペンダントQ,延長コードを備え、
    上記給餌器の開口部には、跳ね上げ式扉3、侵入防止引き戸43又は侵入口つき引き戸42が、設けられており、
    上記給餌器のタイマーがOFFの間、上記跳ね上げ式扉3は上記開口部全体を覆い、一回目給餌時間となり、タイマーがONになると、通電し、上記開口部の電磁石Cと、上記跳ね上げ式扉3の内側の永久磁石cSとが同極反発して、上記跳ね上げ式扉3が開き、
    上記跳ね上げ式扉3が開くと、ペットが近づき、上記侵入口つき引き戸42がセットされていれば、上記扉が開いた時点で、上記侵入口から一食目餌入れ10に盛られた餌を食することが可能となり、
    餌盗りの心配な家庭で、上記侵入防止引き戸43がセットされていれば、一回目タイマーONにおいて、上記電磁石Cと電磁石Bへと同時通電させることによって、上記扉3が上記同極反発で開いた瞬間には、上記給餌箱内の凹みに隠しておいた、上記引き戸43のマウスピースM2が、上記凹み内の永久磁石bと電磁石Bとの同極反発により押し出され、上記マウスピースM2が上記給餌器の外へと放り出されることにより、ペットが、上記マウスピースM2を銜えて引っ張り、上記引き戸43を上記給餌器の外へと引き出して、上記一食目餌入れ10に盛られた餌を食できるとともに、
    二食を同時に食せないよう、N極側を上記引出し式餌箱真正面中央に取り付けた電磁石A1及びS極側を上記侵入口つき引き戸42の侵入口に位置する、上記電磁石室天井面に取り付けた電磁石A2への通電を、1秒でOFFになるようにセットされて、二食目が入る引出し式餌箱の引き出しは不可能とし、
    二食目の給餌時間となり、タイマーがONになると、二食目用の上記引出し式餌箱にセットされた、上記電磁石A1A2と臭い送風機11の両方に通電し、
    上記引出し式餌箱の餌入れ10−2に用意された二食目の餌の臭気で、ペットを上記引き戸42の侵入口の中へ誘い込み、頭部から首部を侵入させた所で、上記電磁石A1A2の磁気がペンダントQを吸引吸着することによって、ペットが、上記引出し式餌箱の餌入れ10−2を引き出せるようにしていることを特徴とする動物給餌システムを除く。
  4. 少なくとも2つの前記餌箱を有し、
    該餌箱の一方は、ペットの餌盗りを防止する障害物が除去可能に構成され、
    前記餌箱の他方は、前記給餌器から外に放出可能に構成された
    請求項1、請求項2または請求項3に記載の動物給餌システム。
    但し、給餌を二回に分けて自動で行い、二食を同時に食せないようにするとともに、他の動物が餌盗りするのを防止する二食給餌システムであって、
    給餌器と、上記給餌器に収納される引出し式餌箱と、ペットに装着される強磁性体のペンダントQ,延長コードを備え、
    上記給餌器の開口部には、跳ね上げ式扉3、侵入防止引き戸43又は侵入口つき引き戸42が、設けられており、
    上記給餌器のタイマーがOFFの間、上記跳ね上げ式扉3は上記開口部全体を覆い、一回目給餌時間となり、タイマーがONになると、通電し、上記開口部の電磁石Cと、上記跳ね上げ式扉3の内側の永久磁石cSとが同極反発して、上記跳ね上げ式扉3が開き、
    上記跳ね上げ式扉3が開くと、ペットが近づき、上記侵入口つき引き戸42がセットされていれば、上記扉が開いた時点で、上記侵入口から一食目餌入れ10に盛られた餌を食することが可能となり、
    餌盗りの心配な家庭で、上記侵入防止引き戸43がセットされていれば、一回目タイマーONにおいて、上記電磁石Cと電磁石Bへと同時通電させることによって、上記扉3が上記同極反発で開いた瞬間には、上記給餌箱内の凹みに隠しておいた、上記引き戸43のマウスピースM2が、上記凹み内の永久磁石bと電磁石Bとの同極反発により押し出され、上記マウスピースM2が上記給餌器の外へと放り出されることにより、ペットが、上記マウスピースM2を銜えて引っ張り、上記引き戸43を上記給餌器の外へと引き出して、上記一食目餌入れ10に盛られた餌を食できるとともに、
    二食を同時に食せないよう、N極側を上記引出し式餌箱真正面中央に取り付けた電磁石A1及びS極側を上記侵入口つき引き戸42の侵入口に位置する、上記電磁石室天井面に取り付けた電磁石A2への通電を、1秒でOFFになるようにセットされて、二食目が入る引出し式餌箱の引き出しは不可能とし、
    二食目の給餌時間となり、タイマーがONになると、二食目用の上記引出し式餌箱にセットされた、上記電磁石A1A2と臭い送風機11の両方に通電し、
    上記引出し式餌箱の餌入れ10−2に用意された二食目の餌の臭気で、ペットを上記引き戸42の侵入口の中へ誘い込み、頭部から首部を侵入させた所で、上記電磁石A1A2の磁気がペンダントQを吸引吸着することによって、ペットが、上記引出し式餌箱の餌入れ10−2を引き出せるようにしていることを特徴とする動物給餌システムを除く。
  5. 前記給餌器と前記餌箱の少なくともいずれか一方に前記電磁石が設けられ、
    前記電磁石に通電された場合に磁石間の磁力を利用して前記餌箱が給餌器から外に放出可能に構成された
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の動物給餌システム。
  6. 給餌器と、
    該給餌器に設けられた所定の配線経路に通電されることで磁性を帯びる少なくとも1つの電磁石と、
    前記給餌器に固定された餌箱と、
    該餌箱に隣接して位置した引き戸と、
    該引き戸と連結部材で連結された疑似餌とを有し、
    前記給餌器と前記疑似餌の少なくともいずれか一方に前記電磁石が設けられ、
    前記電磁石に通電された場合に磁石間の磁力を利用して前記疑似餌が飛び出し可能に構成され、
    前記疑似餌をペットが引っ張ることで前記引き戸が前記餌箱に隣接した位置から除去可能に構成された
    動物給餌システム。
  7. 給餌器と、
    該給餌器に設けられた所定の配線経路に通電されることで磁性を帯びる少なくとも1つの電磁石と、
    前記給餌器に固定された餌箱と、
    前記給餌器の外部と前記餌箱の間を遮る位置に配置された開き戸とを有し、
    前記給餌器と前記開き戸の少なくともいずれか一方に前記電磁石が設けられ、
    前記電磁石に通電された場合に磁石間の磁力を利用して前記開き戸が前記給餌器の外部と前記餌箱の間を遮る位置から除去可能に構成された
    動物給餌システム。
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