JP5312403B2 - 光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学装置に関する。
従来、2液混合タイプの液体レンズにおいて、印加電圧を制御することにより、界面形状を制御して所定のプリズム角のプリズムを形成していた(例えば、特許文献1参照)。また、2液混合タイプの液体レンズにおいて、一方の液体の圧力を制御することで、液体レンズの特性を制御していた(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1 特表2008−530587号公報
特許文献2 特開2009−217249号公報
特許文献1に記載の方法においては、プリズム角を制御するのに複雑な電圧の制御が必要となり、装置が複雑化する。一方、特許文献2に記載の方法においては、液体レンズは形成されるもののプリズムを形成することができない。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、プリズムが形成される光学装置であって、第1の液体が充填された第1チャンバと、第2の液体が充填された第2チャンバと、第1チャンバおよび第2チャンバの間に設けられ、貫通孔を有する仕切板とを備え、貫通孔は、第1の厚みを有する第1の側面部と、第1の側面部と対向して設けられ、第1の厚みとは異なる第2の厚みを有する第2の側面部とを有する光学装置が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
第1実施形態にかかる光学装置100を示す。 第1実施形態にかかる光学装置100の部分拡大図を示す。 第1実施形態にかかる光学装置100の変形例を示す。 第1実施形態にかかる光学装置100の他の例を示す。 図4に示す例の仕切板30の斜視図を示す。 第1実施形態にかかる光学装置100の他の例を示す。 第1実施形態にかかる光学装置100の他の例を示す。 第2実施形態にかかる光学装置200を示す。 第3実施形態にかかる光学装置200を示す。 光学装置200を用いた表示装置400を示す。 第4実施形態にかかる光学装置300を示す。 第4実施形態にかかる光学装置300の斜視図を示す。 圧力制御部50の構成を示す。 駆動部520によるプリズム角の変化を示す。 駆動部520によるプリズム角の変化を示す。 駆動部520によるプリズム角の変化を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、第1実施形態にかかる光学装置100の構成を示す。プリズム43が形成される光学装置100は、ハウジング60と、第1チャンバ10と、第2チャンバ20と、仕切板30と、圧力制御部50とを備える。第1チャンバ10には第1の液体が充填される。第2チャンバ20には第2の液体が充填される。仕切板30には貫通孔40が形成されている。ハウジング60の上面および底面は、ガラスなどの透明な材料から形成されてよい。また、ハウジング60の上面および底面において、貫通孔40と対向する位置に、ガラスなどの透明な材料から形成される窓部が設けられてもよい。
第1の液体と第2の液体は、水と油のように接触状態において互いに混合しない材質であってよい。例えば、第1の液体はPDMS(Poly−Dimethyl−Siloxane)であり、第2の液体は純水である。また、第1の液体の屈折率と第2の液体の屈折率とは互いに異なっている。例えば、第1の液体の屈折率よりも第2の液体の屈折率の方が小さい。また、第1の液体および第2の液体のそれぞれの密度は実質的に等しいことが好ましい。
ハウジング60の内部には、仕切板30が設けられている。仕切板30は厚みが一定ではない板状部材であってよい。仕切板30は、ハウジング60の内部を第1チャンバ10および第2チャンバ20に区画する。
仕切板30は、ハウジング60の上面および底面と平行に設けられてよい。本例の仕切板30は、ハウジング60の上面および底面の中間に、これらの面と平行に設けられる。仕切板30は、貫通孔40を介する移動の他には、第1チャンバ10および第2チャンバ20の間で液体を移動させないように設けられる。つまり、仕切板30は、ハウジング60の側面と密着して形成される。仕切板30は、ハウジング60が囲む領域を、上面および底面と平行な面で切断した場合の断面形状と同一の外形を有する。仕切板30は、その略中央部に貫通孔40を有する。ハウジング60の上面または底面から見た貫通孔40の形状は、正方形、長方形、台形、円または楕円であってよく、その他の形状であってもよい。
貫通孔40は、第1の側面部42と、第2の側面部44を有する。第1の側面部42は第1の厚みを有する。第2の側面部44は第1の側面部42と対向して設けられ、第1の厚みとは異なる第2の厚みを有する。つまり、貫通孔40は、厚みの異なる仕切板30の側面部42、44を含む側面に包囲されて形成される。例えば、開口が四角形の貫通孔40は、第1の側面部42と、第2の側面部44と、第1の側面部42および第2の側面部44を結合する第3および第4の側面部(図示せず)とにより包囲されて形成される。
第1チャンバ10に充填された第1の液体の圧力を所定の圧力にすると、液体の圧力差と表面張力とが釣り合うように界面が平面のプリズム43となる。つまり、第1の液体と第2の液体との界面が形成される位置にプリズム43が形成される。
圧力制御部50は、第1チャンバ10の内圧を制御してよい。本例において、圧力制御部50は、ハウジング60に設けられた開口部62を介して第1チャンバ10に接続されている。圧力制御部50は、第1の液体および第2の液体の界面が、貫通孔40の側面部で囲まれる領域内に存在するように、第1チャンバ10の内圧を制御してよい。ここで、貫通孔40の側面部で囲まれる領域とは、第1の側面部42、第2の側面部44、第1の側面部42および第2の側面部44の対向する端辺を平面で結合した場合に、これらの面で囲まれる空間領域を指す。
第1の側面部42の第1の厚みは、第2の側面部44の第2の厚みに比べ、十分に小さくてよい。例えば、第1の側面部42の厚みがほぼ無視できる場合、液体界面の一端は第1の側面部42にトラップされる。また、第2の側面部44側の液体界面は、第2の側面部44の第1チャンバ10側の端部から、第2チャンバ20側の端部の間で、第1チャンバ10の内圧に応じて移動する。
このようにして、本例によれば、第1チャンバ10の第1の液体の圧力を制御することで、液体界面の傾きを制御することができ、貫通孔40に形成されるプリズム43の角度を制御することができる。したがって、複雑な構成を必要とせず、プリズム角を容易かつ迅速に変更することができる。
図2は、図1の光学装置100の貫通孔40近傍領域Aを拡大して示す。プリズム43は、第1の側面部42と、第2の側面部44との間の液体界面に形成されてよい。具体的には、第1の側面部42の第2チャンバ側の端部30aから第1チャンバ側の端部30bまでの側面位置と、第2の側面部44の第2チャンバ側の端部32aから第1チャンバ側の端部32bまでの側面位置との間に、液体界面が形成されてプリズム43となる。
第1の側面部42の厚さは、第2の側面部44の厚さに比べて十分に薄いため、それぞれのプリズム43のプリズム角が異なる。つまり、第1の側面部42の厚みに対する第2の側面部44の相対的厚みが大きいほど、プリズム43の角度の差が大きく、プリズム角を広い範囲で制御することができる。
図3は、第1実施形態に係る光学装置100の変形例を示す。第1の側面部42の端部30a、30bおよび第2の側面部44の端部32a、32bは、貫通孔40の内側に向かう突起部33を有する。突起部33は、液体界面がトラップされる程度の厚みを有してよい。端部30aの突起部33の先端と、端部32aの突起部33の先端との間に液体界面が形成されてプリズム43となる。同様に、端部30bの突起部33の先端と、端部32bの突起部33の先端との間に液体界面が形成されてプリズム43となる。
本例では、側面部42、44の各端部が突起部33を有しており、突起部33の先端に液体界面がトラップされやすくなる。そのため、プリズム角の制御を安定して行うことができる。
図4は、第1実施形態に係る光学装置100の他の変形例を示す。第1の側面部42は、厚さ方向に等間隔で配置された3以上の突起部33を有する。第2の側面部44は、厚さ方向に等間隔で配置された3以上の突起部33を有する。本例では、第1の側面部42と第2の側面部44のそれぞれは、4つの突起部33を有する。第1の側面部42の厚さ方向にN番目の突起部33と、第2の側面部44の厚さ方向にN番目の突起部33との間に液体界面が形成されてプリズム43となる。
本例では、第1チャンバ10の内圧を制御することで、プリズム43のプリズム角を4種類に変更できる。突起部33を設けることで、プリズム43のプリズム角を安定して細かく制御することができる。
図5は、図4の例における仕切板30の断面斜視図を示す。図5において、仕切板30の一部は省略して示す。ここで、貫通孔40の形状が長方形の場合について説明するが、貫通孔40の形状はこれに限定されない。それぞれの突起部33は貫通孔40の側面部42、44、46から貫通孔40の内側に向かって伸張する。つまり、突起部33は、貫通孔40の開口の縁に沿って形成される枠部35を構成する。つまり、貫通孔40において、突起部33が設けられた開口面積は、突起部33が設けられない領域の開口面積よりも小さくなる。
なお、突起部33の厚さは、突起部33が設けられる間隔よりも小さい。これにより、液体界面は、それぞれの突起部33の間よりも、突起部33の先端にトラップされやすくなる。また、突起部33は、貫通孔40の開口の中心に向かうにつれて厚さが減少するように形成されてよい。また、突起部33の先端は鋭角に形成されてもよい。
側面部42、44、46は、厚さ方向に複数段の枠部35を有する。各枠部35には液体界面がトラップされてプリズム43となる。本例では、突起部33により形成される複数段の枠部35が、液体界面を安定的にトラップするため、プリズム43のプリズム角を安定して細かく制御することができる。
また、それぞれの枠部35の開口面積は、同一であってよく、異なっていてもよい。それぞれの枠部35の開口面積は、貫通孔40の厚さ方向に沿って徐々に増加または減少してよい。
図6は、第1実施形態に係る光学装置100の他の例を示す。第1の側面部42および第2の側面部44のいずれか一方は、貫通孔40の内側に向かう複数の突起部34を有してよい。複数の突起部34は、貫通孔40の厚み方向における位置がそれぞれ異なる。本例では、第2の側面部44は、貫通孔40の厚み方向における異なる位置に、貫通孔40の内側に向かう複数の突起部34を有する。本例では、第1の側面部42の厚みは、第2の側面部44の厚みに比べ十分に小さく、無視できる程度であることが好ましい。第1の側面部42は液体界面の一端をトラップし、突起部34の先端は、液体界面の一端をトラップする。
したがって、第1チャンバ10の内圧を制御することで、いずれかの突起部34と第1の側面部42との間に液体界面が形成されてプリズム43となる。第2の側面部44には、座ぐり加工等により厚み方向に位置の異なる任意の数の突起部34を形成することができる。
図7は、第1実施形態に係る光学装置100の他の例を示す。貫通孔40は、第2チャンバ20側の端部30a、32aにおいて円形の開口を有する。本例では、第1の側面部42の第2チャンバ側の端部30aの高さと、第2の側面部44の第2チャンバ側の端部32aの高さとは略等しい。また、第1の側面部42は、第2の側面部44よりも薄い。本例の貫通孔40は、円筒の一端を斜めに切断した形状となる。
本例では、光学装置100は、プリズム43および液体レンズ45を共通の貫通孔40で形成することができる。圧力制御部50は、光学装置100をプリズム43として機能させるか、液体レンズ45として機能させるかを、第1チャンバ10の内圧を制御することで切り替えることができる。この場合に、圧力制御部50は、第1の液体および第2の液体の界面が、貫通孔40の側面部42、44で囲まれる領域内(貫通孔40の内部)に存在するように、第1チャンバ10の内圧を制御する。第1チャンバ10の内圧を所定の第1圧力にすると、第1の側面部42の第1チャンバ10側の端部30bと第2の側面部44の第1チャンバ10側の端部32bとの間に、平面状に液体界面が形成されてプリズム43となる。
第1チャンバ10の内圧を徐々に上昇させると、貫通孔40の側面部42、44で囲まれる領域内で形成されるプリズム43のプリズム面の角度が変化する。やがて、第1チャンバ10の内圧を所定の第2圧力にすると、第1の側面部42の第2チャンバ20側の端部30aと第2の側面部44の第2チャンバ20側の端部32aとの間に水平な液体界面が形成されてプリズム43の傾きはほぼゼロとなる。圧力制御部50が、第1チャンバ10の内圧を、第1圧力および第2圧力の間において制御することにより、光学装置100をプリズム角が可変のプリズム43として使用することができる。
光学装置100を液体レンズ45として機能させる場合、圧力制御部50は、第1の液体および第2の液体の界面が、第2チャンバ20側に突出するように、第1チャンバ10の内圧を第2圧力より大きい圧力に制御する。液体界面が水平である状態から第1チャンバ10の内圧をさらに上昇させると、液体界面は上に凸の液体レンズ45を形成する。圧力制御部50は、第1チャンバ10の内圧を、第2圧力より大きい領域で変化させることにより液体レンズ45の曲率を変化させることができる。
このように、第1チャンバ10の内圧を制御することにより、光学装置100を曲率が可変の液体レンズ45として使用することができる。すなわち本例では、単純な圧力の制御のみで、プリズム角が可変のプリズム43および液体レンズ45を共通の貫通孔40で形成することができる。
図8は、第2実施形態に係る光学装置200を示す。本例において、仕切板30は、貫通孔40を複数有する。つまり、本例では、ひとつの光学装置200に複数のプリズム43が形成される。複数のプリズム43は、仕切板30に設けられた複数の貫通孔40−1、40−2、40−3、40−4、40−5、40−6に形成される。
複数の貫通孔40−1、40−2、40−3、40−4、40−5、40−6は、第1の側面部42と第2の側面部44の位置関係が交互に逆となるように形成される。つまり、貫通孔40−1、40−2、40−3、40−4、40−5、40−6に形成されるプリズム43の斜面の傾きは交互に反対となる。圧力制御部50は、第1チャンバ10の内圧を制御することにより、複数のプリズム43のプリズム角を一括して制御することができる。
複数の貫通孔40は、第1の側面部42および第2の側面部44の少なくとも一方の厚みが異なってよい。つまり、ひとつの貫通孔40の第1の側面部42の厚みと、他の貫通孔40の第1の側面部42の厚みが異なってよい。また、ひとつの貫通孔40の第2の側面部44の厚みと、他の貫通孔40の第2の側面部44の厚みが異なってよい。
例えば、貫通孔40―1が形成される第1の側面部42の厚みは、隣接する貫通孔40―2が形成される第1の側面部42の厚みと異なってよい。また、貫通孔40―1が形成される第2の側面部44の厚みは、隣接する貫通孔40―2が形成される第2の側面部44の厚みと異なってよい。こうすることにより、複数の貫通孔40―1、40−2、40−3、40−4、40−5、40−6に形成されるそれぞれのプリズム43のプリズム角の制御範囲を貫通孔毎に変えることができる。
図9は、第3実施形態に係る光学装置200を示す。本例において、光学装置200は、複数の仕切板64をさらに備える。仕切板64は、第1チャンバ10を水平方向に隣接する複数の第1チャンバ10に区画し、第2チャンバ20を水平方向に隣接する複数の第2チャンバ20に区画する。区画されたそれぞれの第1チャンバ10と第2チャンバ20との間には仕切板30が設けられる。それぞれの第1チャンバ10とそれぞれの第2チャンバ20との間の仕切板30にはそれぞれ貫通孔40−1、40−2、40−3、40−4、40−5、40−6が設けられる。また、第1チャンバ10のそれぞれに圧力制御部50が接続される。
圧力制御部50は、第1の液体および第2の液体の界面が、貫通孔40の側面部42、44で囲まれる領域内に存在するように、第1チャンバ10の内圧を制御する。つまり、それぞれの貫通孔40−1、40−2、40−3、40−4、40−5、40−6の側面部で囲まれる領域内にプリズム43が形成される。それぞれの圧力制御部50は、それぞれのプリズム43のプリズム角が異なるように、それぞれの第1チャンバ10の内圧を制御してよい。
圧力制御部50は、それぞれの第1チャンバ10の内圧を制御することにより、プリズム43のプリズム角を制御することができる。本例では、複数の第1チャンバ10の内圧を制御することにより、複数の貫通孔40―1、40−2、40−3、40−4、40−5、40−6のそれぞれに形成されたプリズム43の角度を個別に制御することができる。
第1の側面部42および第2の側面部44の相対位置は、それぞれの貫通孔40において同一であってよく、異なっていてもよい。一例として図9に示すように、隣接する貫通孔40において、第1の側面部42および第2の側面部44の相対位置は入れ替わっていてよい。より具体的には、貫通孔40−1において、第1の側面部42が左側に配置され、第2の側面部44が右側に配置される場合、隣接する貫通孔40−2では、第1の側面部42が右側に配置され、第2の側面部44が左側に配置されてよい。仕切板30は、隣接する貫通孔40の間においては一定の厚さを有してよい。
図10は、光学装置200を用いた表示装置400の構成例を示す。表示装置400は、光学装置200および表示部210を備え、観視者に立体画像を表示する。表示部210は、例えば液晶パネル等である。表示部210は、所定の右眼用画像Rおよび左眼用画像Lを水平方向において交互に表示する。図10においては、光学装置200の構成として、貫通孔40以外の構成を省略する。
本例の光学装置200は、複数の右眼用画像Rおよび左眼用画像Lに対応して複数の貫通孔40―1、40−2、40−3、40−4・・・40−kを有する。ここで、kは2以上の偶数であってよい。それぞれの貫通孔40―1、40−2、40−3、40−4・・・40−kに形成されたプリズム43は、対応する右眼用画像Rまたは左眼用画像Lを、所定の視点位置(L1、R1)に集光させるように、それぞれ所定の方向に屈折させる。
本例において、それぞれの貫通孔40は、長辺が短辺に対して十分に長い矩形形状を有してよい。例えば、貫通孔40は、水平方向の短辺の長さが、表示部210における1から数画素程度であり、垂直方向の長辺の長さが、表示部210における表示面の垂直方向の長さと略等しい。
複数の貫通孔40―1、40−2、40−3、40−4・・・40−kは、共通の仕切板30に形成されてよい。圧力制御部50は、右眼用画像Rに対応するプリズム43のプリズム面と、左眼用画像Lに対応するプリズム43のプリズム面とを、同一方向に回転させるように、それぞれの第1チャンバ10の内圧を変化させてよい。例えば、図9に示すように、隣接する貫通孔40において、それぞれのプリズム43のプリズム面は、第1の側面部42を支点として回転する。
図9に示すように、第1の側面部42および第2の側面部44の相対位置が入れ替わっている場合、それぞれの圧力制御部50は、隣接する第1チャンバ10について、一方の内圧を増加させ、他方の内圧を減少させるように、それぞれの第1チャンバ10の内圧を制御してもよい。
また、それぞれの貫通孔40において、第1の側面部42および第2の側面部44の相対位置が同一の場合、それぞれの圧力制御部50は、それぞれの第1チャンバ10の内圧が同様に変化するように、それぞれの第1チャンバ10の内圧を制御してよい。それぞれのプリズム43のプリズム角を制御することで、右眼用画像Rまたは左眼用画像Lが集光される視点位置を変化させることができる。
図11は、第4実施形態にかかる光学装置300を示す。第1実施形態と同じ機能を有する部材には同一符号を付し、説明を省略する。本例の光学装置300における仕切板84、85および仕切板30−1、30−2は、ハウジング60の内部を4つの小チャンバ10−1、10−2、20―1、および20−2に分割する。なお、本例のハウジング60の内壁のうち、いずれの側面側を第1の内壁83、第1の内壁83に対向する側面側を第2の内壁86、上面側を第3の内壁80、底面側を第4の内壁82とする。
本例の仕切板84、85および仕切板30−1、30−2は、ハウジング60の内部を、水平方向および垂直方向のそれぞれにおいて2分割する。なお水平方向および垂直方向とは、直交する2方向を指し、地面等を基準にした方向を規定するものではない。
仕切板30−1、30−2は、ハウジング60の内部を垂直方向に2分割する。仕切板30―1、30−2は、図1に関連して説明した仕切板30と同様の位置に設けられてよい。仕切板30―1と仕切板30−2との間には、隙間52が形成される。隙間52は、水平方向における略中央に形成されてよい。
仕切板84、85は、ハウジング60の内部を水平方向に2分割する。仕切板84、85は、水平方向における位置が隙間52の幅に応じた量だけ異なって形成されてよい。仕切板84、85は、図11に示すように2つの板として形成されてよい。仕切板84と仕切板85との間には、隙間52が形成される。なお、仕切板84、85は、隙間52の一部の領域において結合していてもよい。
第1小チャンバ10−1は、第3小チャンバ20−1に対して第1の方向に隣接して設けられる。本例において第1の方向は、第3の内壁80から第4の内壁82に向かう方向を指す。
第2小チャンバ10−2は、第4小チャンバ20−2に対して第1の方向とは異なる第2の方向に隣接して設けられる。本例において第2の方向は、第4の内壁82から第3の内壁80に向かう方向を指す。
また、本例の第1小チャンバ10−1および第2小チャンバ10−2は、ハウジング60内において対角に配置される。また、第3小チャンバ20−1および第4小チャンバ20−2は、ハウジング60内において、第1小チャンバ10−1および第2小チャンバ10−2とは異なる対角位置に配置される。
本例の第1小チャンバ10−1は、仕切板85、仕切板30―1、ハウジング60の第2の内壁86および第4の内壁82で囲まれる領域を指す。また、第2小チャンバ10−2は、仕切板84、仕切板30―2、ハウジング60の第1の内壁83および第3の内壁80で囲まれる領域を指す。また、第3小チャンバ20−1は、仕切板84、仕切板30―1、隙間52、ハウジング60の第2の内壁86および第3の内壁80で囲まれる領域を指す。また、第4小チャンバ20−2は、仕切板85、仕切板30―2、隙間52、ハウジング60の第1の内壁83および第4の内壁82で囲まれる領域を指す。
仕切板30―1において、第1小チャンバ10−1および第3小チャンバ20−1を分離する領域には貫通孔40−1が形成される。また、仕切板30−2において、第2小チャンバ10−2および第4小チャンバ20−2を分離する領域には貫通孔40−2が形成される。本例の貫通孔40−1、40−2は、同一形状であってよい。
第1小チャンバ10−1および第2小チャンバ10−2には、第1の液体が充填される。また、第1小チャンバ10−1および第2小チャンバ10−2は互いに連結される。第3小チャンバ20−1および第4小チャンバ20−2には、第2の液体が充填される。また、第3小チャンバ20−1および第4小チャンバ20−2は互いに連結される。
第1小チャンバ10−1および第2小チャンバ10−2の組、または、第3小チャンバ20−1および第4小チャンバ20−2の組のうちの一方の組は、ハウジング60の内部において連結され、他方の組は、ハウジング60の外部に設けられたコンジット70を介して連結される。本例では、第1小チャンバ10−1および第2小チャンバ10−2の組が、ハウジング60外部に設けられたコンジット70により連結され、第3小チャンバ20−1および第4小チャンバ20−2の組が、隙間52により連結されるが、第3小チャンバ20−1および第4小チャンバ20−2の組がコンジット70により連結され、第1小チャンバ10−1および第2小チャンバ10−2の組が隙間52により連結されてもよい。
隙間52は、仕切板84および85と、仕切板30―1および30−2とが交差する領域に形成される。また、コンジット70は、ハウジング60の外壁に沿って形成されてよい。コンジット70は、ハウジング60の外壁のうち、プリズム43を介した光が通過しない領域に設けられてよい。
圧力制御部50は、第1から第4の小チャンバのいずれかに接続される。圧力制御部50は、隙間52により結合される小チャンバのいずれかに接続されてよく、コンジット70により結合される小チャンバのいずれかに接続されてもよい。本例において、圧力制御部50は、第1小チャンバ10−1に接続されており、第1の液体の圧力を制御する。つまり、圧力制御部50は、第1小チャンバ10−1内部の液体の圧力を制御することにより、第1小チャンバ10−1と連通する第2小チャンバ10−2の内部の液体の圧力も同時に制御する。
本例では、第1の貫通孔40−1における第1の液体および第2の液体の位置関係と、第2の貫通孔40−2における第1の液体および第2の液体の位置関係とが逆転している。したがって、第1の貫通孔40−1に形成されるプリズム43の斜面と、第2の貫通孔40−2に形成されるプリズム43の斜面とは傾斜方向が逆になる。つまり、第1の貫通孔40−1および第2の貫通孔40−2には、斜面の方向が異なるプリズム43が形成される。つまり、第1小チャンバ10−1および第2小チャンバ10−2の内部の液体の圧力を同時に制御することにより、第1の貫通孔40−1および第2の貫通孔40−2に形成されるプリズム43の斜面を逆方向に回転させてプリズム面の角度を同時に制御することができる。
図12は、光学装置300におけるハウジング60の斜視図を示す。図12において、プリズム43を省略する。また、ハウジング60の内部の構造を点線で示す。第1小チャンバ10−1および第2小チャンバ10−2は、内部の第1の液体が移動可能なように結合される。また、第3小チャンバ20−1および第4小チャンバ20−2は、内部の第2の液体が移動可能なように結合される。
上述したようにハウジング60は、仕切板30―1、30−2および仕切板84、85を有する。仕切板30―1は、第1小チャンバ10−1および第3小チャンバ20−1を分離する。仕切板30―2は、第2小チャンバ10−2および第4小チャンバ20−2を分離する。
また、仕切板85は、第1小チャンバ10−1および第4小チャンバ20−2を分離する。仕切板84は、第2小チャンバ10−2および第3小チャンバ20−1を分離する。仕切板84は、仕切板30―2と結合し、仕切板85は仕切板30−1と結合する。これにより、第4小チャンバ20−2は、第1小チャンバ10−1および第2小チャンバ10−2から分離される。第3小チャンバ20−1は、第1小チャンバ10−1および第2小チャンバ10−2から分離される。また、仕切板84および仕切板30―2の結合領域と、仕切板85および仕切板30―1の結合領域との間には、第3小チャンバ20−1および第4小チャンバ20−2を結合する隙間52が形成される。
より具体的な例として、仕切板30―1、30−2は、ハウジング60の内部を上下方向にほぼ2分するように設けられる。なお、それぞれの仕切板30―1、30−2は、図11および図12に示すように、垂直方向における位置が、略同一となるように形成されてよい。例えば、仕切板30―1の中心面の高さ方向の位置と、仕切板30―2の中心面の高さ方向の位置とが略一致するように、それぞれの仕切板30―1、30−2が設けられてよい。ここで、中心面とは、仕切板30−1、30−2の厚さ方向における中心を通る面を指す。つまり、それぞれのプリズム43が、高さ方向において同一の位置に形成されるように、それぞれの仕切板30―1、30−2が設けられてよい。
また、仕切板84、85は、ハウジング60の内部を左右方向にほぼ2分するように設けられる。仕切板84、85は、図11および図12に示すように、水平方向においてわずかにずれた位置に形成されてよい。そして、水平方向に延伸する仕切板30―1は、垂直方向に延伸する仕切板85と結合する。また、水平方向に延伸する仕切板30―2は、垂直方向に延伸する仕切板84と結合する。これにより、隙間52が形成される。
より具体的には、それぞれの仕切板30―1、30−2は、ハウジング60の内部を水平面で切断した場合の断面を、水平方向および垂直方向の双方と直交する奥行方向の直線により2等分したときに得られるそれぞれの分割平面と略同一の形状を有する。なお、仕切板30―1、30−2のそれぞれは、当該分割平面よりも、隙間52に応じた幅だけ小さくてよい。また、水平面とは、水平方向および奥行方向を含む面を指す。
また、仕切板84、85のそれぞれは、ハウジング60の内部を垂直面で切断した場合の断面を、奥行方向の直線により2等分したときに得られるそれぞれの分割平面と略同一の形状を有する。なお、仕切板84、85のそれぞれは、当該分割平面よりも、隙間52に応じた幅だけ小さくてよい。また、垂直面とは、垂直方向および奥行方向を含む面を指す。
隙間52は、ハウジング60の内部の、垂直方向における中央であり、且つ、水平方向における中央の位置で、奥行方向に沿って形成される。仕切板30―2は、第1の内壁83の面から、隙間52まで延伸して形成される。また、仕切板30―1は、第1の内壁83とは逆側の第2の内壁86の面から、隙間52まで延伸して形成される。仕切板84は、第3の内壁80から隙間52まで延伸して形成される。また、仕切板85は、第4の内壁82から隙間52まで延伸して形成される。
本例のコンジット70は、第1小チャンバ10−1と第2小チャンバ10−2とを結合する。コンジット70は、内部に管状の空洞を有し、第1小チャンバ10−1と第2小チャンバ10−2との間で第1の液体を移動させる。また、コンジット70は、ハウジング60に対して隙間が生じないように設けられることが好ましい。
コンジット70は、プリズム43を介した光を遮らないことを条件として、第1小チャンバ10−1と第2小チャンバ10−2とを最短距離で接続することが好ましい。コンジット70は、ハウジング60の外壁のうち、プリズム43を介した光が通過しない領域に形成されてよい。コンジット70は、ハウジング60の外壁のうち、奥行方向(隙間52が延伸する方向)を法線とする面に設けられることが好ましい。外壁の当該面は全ての小チャンバと接するので、当該面にコンジット70を設けることで、全ての小チャンバの組み合わせを連結させることができる。
また、上述したように、第3小チャンバ20−1と第4小チャンバ20−2とは、ハウジング60の内部の隙間52を介して互いに連通する。第2の液体は、隙間52を通じて第3小チャンバ20−1と第4小チャンバ20−2との間を流通することができる。また、第1の液体は、コンジット70を介して第1小チャンバ10−1と第2小チャンバ10−2との間を流通することができる。
仕切板30―1は、第1小チャンバ10−1と第3小チャンバ20−1との間に第1の貫通孔40−1を有する。第1の貫通孔40−1において、第1の液体と第2の液体は混合することなく、界面にプリズム43が形成される。
仕切板30―2は、第2小チャンバ10−2と第4小チャンバ20−2との間に第2の貫通孔40−2を有する。第2の貫通孔40−2において、第1の液体と第2の液体は混合することなく、界面にプリズム43が形成される。
なお、本例において、第1の貫通孔40−1と、第2の貫通孔40−2は開口部の面積が略同一であってよい。また、第1の貫通孔40−1の開口形状と、第2の貫通孔40−2の開口形状とは同一であってよい。なお、第1の貫通孔40−1の面積と、第2の貫通孔40−2の面積とは異なっていてもよい。
図13は、圧力制御部50の構成を示すブロック図である。圧力制御部50は、データを入力するデータ入力部530と、データ入力部530からの信号を受信し、駆動信号を生成する制御部510と、駆動信号を受信して駆動する駆動部520とを有する。
データ入力部530に入力されるデータは、作業者が予め入力するデータであってよい。また、プリズムによって得られる像の解析に基づいて動的に生成されるデータであってよい。制御部510は、駆動信号を駆動部520に送ることによって駆動部520の動作を制御してよい。駆動部520は、受信した駆動制御信号に基づいて駆動し、第1チャンバ10内の第1の液体の圧力または体積を変化させる。駆動部520は、印加電圧に応じて形状を変化させる圧電素子であってよい。例えば、圧電素子は、ピエゾ素子である。
次に、プリズムが形成される光学装置100の制御について説明する。第1のステップにおいて、データ入力部530にデータが入力される。ここで、データは、被写体までの距離、第1の側面部42と第2の側面部44の厚さ、貫通孔40の数および形状、第1の液体および第2の液体の屈折率等のデータを含んでよい。第2のステップにおいて、データが制御部510に送信され、制御部510は、入力データに基づいて駆動部を制御するための信号を生成する。
第3のステップにおいて、信号が駆動部520に送信され、駆動部520は信号に基づいて駆動素子を駆動する。駆動素子によって第1チャンバ10内部の圧力が変化し、プリズム43の斜面の角度が変化する。第4のステップにおいて、プリズム43によって得られる像の解析結果がデータ入力部530にフィードバックされ、制御部510に送られて補正信号が生成される。ステップ5において、駆動部520は、補正信号に基づいて、再び駆動素子を駆動する。
なお、光学装置100は、被測定光の波長スペクトルを測定する測定装置に用いられてよい。例えば測定装置は、受光面に受光した光の強度を検出する検出部を有する。光学装置100は、被測定光の所定の波長成分を、当該受光面の方向に屈折させることで、当該波長成分を選択的に受光面に照射させる。そして、測定装置は、光学装置100のプリズム43のプリズム角を制御することで、検出部の受光面に照射される被測定光の波長成分を変化させる。このような構成により、被測定光の波長スペクトルを測定することができる。
図14A〜図14Cは、圧力制御部50の構成例および動作例を示す。圧力制御部50は、駆動部520および液体格納部550を有する。駆動部520は、印加する電圧に応じて伸縮して、液体格納部550の壁面を押圧するピエゾアクチュエータであってよい。
液体格納部550は、第1の液体を格納する。また、液体格納部550において、第1の液体を格納する領域は、開口部62を介して第1チャンバ10に接続される。また、第1の液体を格納する領域の壁面は、駆動部520からの押圧力に応じてたわむことができる程度に弾性を有する。
図14Aは、駆動部520に電圧が印加されていない状態を示す。つまり、駆動部520は伸長せずに、液体格納部550の壁面を押圧しない。このとき、仕切板30の貫通孔40の第1の側面部42の第1チャンバ10側の端部と、第2の側面部44の第1チャンバ10側の端部との間に、プリズム43が形成される。
図14Bは、駆動部520に電圧が印加されて液体格納部550の壁面を押圧した状態を示す。液体格納部550の壁面が押圧されることで、液体格納部550において第1の液体を格納する領域が狭くなり、液体格納部550から第1チャンバ10に第1の液体が押し出される。このため、第1チャンバ10内の第1の液体に所定の第1圧力が印加される。このとき、プリズム43は、第2の側面部44の中間部に形成される。
図14Cは、駆動部520により大きな電圧が印加されて、液体格納部550の壁面をより大きくたわませた状態を示す。このとき、液体格納部550から第1チャンバ10に、更に多くの第1の液体が押し出される。このため、第1チャンバ10内の第1の液体には、第1圧力より高い第2圧力が印加される。このとき、仕切板30の貫通孔40の第1の側面部42の第2チャンバ20側の端部と、第2の側面部44の第2チャンバ20側の端部との間に、プリズム43が形成される。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・・第1チャンバ、20・・・第2チャンバ、30・・・仕切板、33・・・突起部、34・・・突起部、35・・・枠部、40・・・貫通孔、42・・・側面部、43・・・プリズム、44・・・側面部、45・・・液体レンズ、46・・・側面部、50・・・圧力制御部、52・・・隙間、60・・・ハウジング、62・・・開口部、64・・・仕切板、70・・・コンジット、80・・・第3の内壁、82・・・第4の内壁、83・・・第1の内壁、84・・・仕切板、85・・・仕切板、86・・・第2の内壁、100・・・光学装置、200・・・光学装置、210・・・表示部、300・・・光学装置、400・・・表示装置、510・・・制御部、520・・・駆動部、530・・・データ入力部、550・・・液体格納部

Claims (8)

  1. プリズムが形成される光学装置であって、
    第1の液体が充填された第1チャンバと、
    第2の液体が充填された第2チャンバと、
    前記第1チャンバおよび前記第2チャンバの間に設けられ、貫通孔を有する仕切板と
    を備え、
    前記貫通孔は、
    第1の厚みを有する第1の側面部と、
    前記第1の側面部と対向して設けられ、前記第1の厚みとは異なる第2の厚みを有する第2の側面部と
    を有する光学装置。
  2. 前記第1チャンバの内圧を制御する圧力制御部を更に備える
    請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記圧力制御部は、前記第1の液体および前記第2の液体の界面が、前記貫通孔の側面部で囲まれる領域内に存在するように、前記第1チャンバの内圧を制御する
    請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記貫通孔は、前記第2チャンバ側の端部において円形の開口を有し、
    前記圧力制御部は、
    前記光学装置をプリズムとして機能させる場合に、前記第1の液体および前記第2の液体の界面が、前記貫通孔の側面部で囲まれる領域内に存在するように、前記第1チャンバの内圧を制御し、
    前記光学装置をレンズとして機能させる場合に、前記第1の液体および前記第2の液体の界面が、前記第2チャンバ側に突出するように前記第1チャンバの内圧を制御する
    請求項3に記載の光学装置。
  5. 前記第1の側面部および前記第2の側面部のいずれか一方は、前記貫通孔の内側に向かう突起部を、厚み方向における異なる位置にそれぞれ有する
    請求項1に記載の光学装置。
  6. 前記仕切板は、前記貫通孔を複数有する
    請求項1に記載の光学装置。
  7. 前記仕切板は、前記第1の側面部および前記第2の側面部の少なくとも一方の厚みが異なる複数の前記貫通孔を有する
    請求項1に記載の光学装置。
  8. 前記第1の液体及び前記第2の液体が充填されるハウジングを更に備え、
    前記仕切板は、前記ハウジングの内部を、
    前記第1の液体が充填され、互いに連結する第1小チャンバおよび第2小チャンバと、
    前記第2の液体が充填され、互いに連結する第3小チャンバおよび第4小チャンバと
    に分割し、
    前記第1小チャンバは、前記第3小チャンバに対して第1の方向に隣接して設けられ、
    前記第2小チャンバは、前記第4小チャンバに対して前記第1の方向とは異なる第2の方向に隣接して設けられ、
    前記仕切板において、前記第1小チャンバおよび前記第3小チャンバを分離する領域と、前記第2小チャンバおよび前記第4小チャンバを分離する領域とにそれぞれ貫通孔が形成される
    請求項1に記載の光学装置。
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