JP5311724B2 - 位置確認装置 - Google Patents
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この着座確認装置は、工作物の加工機械において、被検出体であるワークWを着座させるテーブル1に設置するが、このテーブル1には検出孔2を形成している。この従来の着座確認装置は、上記検出孔2に接続する下流ポート3を設けた検出圧通路4を備えるとともに、この検出圧通路4を、オリフィス5を備えた接続通路6を介して圧力源7に接続している。そして、圧力源7からエアを供給すると、接続通路6に設けたオリフィス5を介して、上記下流ポート3からテーブル1の上方に向けてエアが噴出するようにしている。また、上記検出圧通路4には、ブロー通路8を接続するとともに、このブロー通路8にはブロー圧力源9を接続している。
そして、上記比較圧通路11および検出圧通路4には、差圧検出手段13を接続している。この差圧検出手段13は、比較圧通路11側の圧力と、検出圧通路4側の圧力とを導くとともに、両者の差圧を検出するものである。
なお、上記検出圧通路4およびブロー通路8には、バルブV1,V2を接続するとともに、このバルブV1,V2を切り換えることによって、各通路4,8を連通したり遮断したりするようにしている。
上記のように、差圧検出手段13が検出する差圧は、ワークWとテーブル1との間の隙間量に応じて変化するので、差圧検出手段13が検出する差圧に基づいて、ワークWとテーブル1との間の隙間量を検出することができる。
このように、圧力源7の停止後に装置内の圧力が大気圧まで低くなる過程において、テーブル1上に残ったゴミや油、水滴等が、隙間に滞留したエアとともに装置内に侵入してしまい、ノズル詰まりや、錆が発生するという問題があった。
ところが、実際の加工現場においては、ワークWをテーブル1に近づけた状態、言い換えれば、検出孔2から噴出するブロー用エアがワークWに噴きかかる状態でブロー用エアを噴出している。このように、ワークWをテーブル1に近づけた状態でブロー用エアを噴出するのは、テーブル1上のゴミや水滴等をより確実に吹き飛ばすためである。
ところが、ブロー用エアを噴射する際に、ワークWがテーブル1に近づきすぎていると、上記検出用エアが逆流する場合と同様の理由により、ブロー用エアが検出孔2から逆流してしまうおそれがある。
したがって、ブロー用エアを噴出した際にも、ゴミや油、水滴等が隙間に滞留したエアとともに装置内に侵入してしまい、ノズル詰まりや錆を発生させるおそれがあった。
そこで、ブロー用エアを供給する際には、検出圧通路4に設けたバルブV1を切り換えて、高圧であるブロー用エアが差圧検出手段13に作用しないようにしている。
第2の発明は、調整バルブは、検出圧通路であって差圧検出手段の接続位置よりも下流ポート側に接続した点に特徴を有する。
第4の発明は、記憶部は、被検出体非載置時に差圧検出手段が出力する最大出力値を予め記憶する一方、演算部は、差圧検出手段が再度被検出体非載置時に出力する再出力値と、上記記憶部が記憶した最大出力値とを比較する点に特徴を有する。
第6の発明は、記憶部は、再出力値を最大出力値に一致させる演算式を記憶するとともに、演算部は、検出オリフィス前後の差圧に基づいて差圧検出手段が出力値を出力したとき、上記記憶部が記憶した演算式によって出力値を演算する点に特徴を有する。
また、上記第1の発明によれば、調整バルブを切り換えることによって、検出オリフィス前後の差圧を確実にゼロにすることができる。したがって、補正機構によって、差圧検出手段の出力値をゼロ点に補正する補正精度を高めることができる。
また、ゼロ点補正をする際に、検出用エアを供給するので、検出圧通路内の残圧が抜けるのを待つ必要がなく、速やかにゼロ点補正をすることができる。
上記第3の発明によれば、差圧検出手段が出力した出力値と、記憶部が記憶した限界出力値とを比較するので、例えば、限界隙間量を閾値に設定すれば、被検出体と検出孔との隙間が閾値の範囲内であるか否かを容易に通知することができる。
第4および第5の発明によれば、被検出体非載置時における最大出力値と、差圧検出手段が再度被検出体非載置時に出力する再出力値とを比較するようにしたので、ノズル詰まりや配管リークを容易に検出することができる。
なお、図1に示す位置確認装置は、工作物が加工機械のテーブルに着座している状態を検出する着座確認装置である。
この着座確認装置は、工作物の加工機械において、被検出体であるワークWを着座させるテーブル20に設置するが、このテーブル20には検出孔21を形成している。
そして、この着座確認装置は、配管を介して上記検出孔21に接続する下流ポート22を一端に設けた検出圧通路23を備える。この検出圧通路23の他端側には上流ポート24を設けるとともに、この上流ポート24に配管を介して圧力源25を接続している。したがって、検出圧通路23を介して上記下流ポート22および上流ポート24が連通するとともに、圧力源25と検出孔21とが検出圧通路23を介して連通することとなる。
なお、差圧検出手段27が出力する出力値とは、出力電圧や、出力電圧を所定の変換式に基づいて変換したもの等を広く含むものである。そして、第1実施形態において差圧検出手段27が出力する出力値とは、差圧値に変換したものを示し、この出力値は実際の差圧とほぼ等しいものである。
また、検出圧通路23であって、上記差圧検出手段27の接続位置よりも下流ポート22側に、ブロー圧力源28を接続するためのブロー通路29を接続している。そして、このブロー通路29には、切換弁30を接続するとともに、この切換弁30を切り換えることによって、ブロー圧力源28と下流ポート22とを連通したり遮断したりするようにしている。
なお、検出圧通路23であって、上記差圧検出手段27の接続位置よりも上流ポート24側には、上記切換弁30と同様の切換弁31を接続している。
圧力源25を駆動して検出用エアを検出圧通路23に供給すると、検出用エアが検出オリフィス26を介して検出孔21から噴出する。この状態でワークWを、検出孔21を塞ぐようにしてテーブル20上に着座させる。
このとき、ワークWがテーブル20上にぴったりと着座していれば、言い換えれば、ワークWとテーブル20との間に隙間がなければ、検出孔21から検出用エアが噴出しないため、オリフィス26よりも下流ポート22側の圧力が高くなる。このとき、オリフィス26よりも上流ポート24側の圧力は、圧力源25の供給圧となっているので、検出オリフィス26前後の圧力は等しくなり、差圧検出手段27が出力値(差圧値)をゼロと出力する。
したがって、検出オリフィス26前後の圧力に差が生じるとともに、差圧検出手段27が、この検出オリフィス26前後の差圧を検出して出力値を出力する。
すなわち、ワークWとテーブル20との隙間量がゼロの場合には、検出オリフィス26前後の差圧がゼロとなること上記したとおりであるが、隙間量がゼロから大きくなるにつれて、検出オリフィス26前後の差圧も大きくなり、隙間量が所定量に達すると、検出オリフィス26前後の差圧が一定となる。
このように、差圧検出手段27によって検出オリフィス26前後の差圧を検出するとともに、この差圧に基づいて変化する出力値を出力すれば、ワークWとテーブル20との隙間量を特定することができる。
ただし、圧力源25とオリフィス26との間には、検出用エアの供給圧を調整するレギュレータを接続するのが一般的である。レギュレータの種類によっては、リリーフ機構を有するものがあるが、このようなリリーフ機構を有するレギュレータを接続した場合には、どうしてもリリーフ機構から排気が行われてしまい逆流現象が生じうる。しかし、レギュレータを接続する場合には、レギュレータの接続箇所よりも下流ポート22側にバルブを接続することで、レギュレータへの逆流現象を防ぐようにすればよい。
さらに、ブロー用エアが装置内に逆流するおそれが少ないので、従来のように検出圧通路23に逆流防止のバルブを設ける必要がなく、その分製造コストを低減することができる。
しかも、上記のように逆流するおそれが少ないので、滞留エアが検出孔21から逃げるのを待たずに、検出用エアを供給することができる。したがって、その分サイクルタイムを短くすることができる。
なお、この第2実施形態においては、上記第1実施形態におけるブロー通路と検出圧通路との接続過程に、切換弁30に替えて後述する三方弁32を接続した点のみ上記第1実施形態と異なり、その他の構造および作用については全て同じである。したがって、ここでは、上記第1実施形態と異なる点についてのみ説明することとする。
図3に示すように、検出圧通路23であって、差圧検出手段27よりも下流ポート22側には、三方弁32を接続するとともに、この三方弁32の他のポートには、ブロー通路29を接続するようにしている。そして、三方弁32は、通常、図示の位置に保持されており、この状態において検出圧通路23を連通するとともに、ブロー通路29を検出孔21から遮断している。
このように、検出圧通路23とブロー通路29とを三方弁32を介して接続すれば、検出圧通路23が検出孔21に連通している場合には、ブロー通路29が検出孔21から確実に遮断される一方、ブロー通路29が検出孔21に連通している場合には、検出圧通路23が検出孔21から確実に遮断される。したがって、ブロー用エアが検出圧通路23に逆流したり、検出用エアがブロー通路29に逆流したりするのを1つのバルブで確実に防ぐことができ、装置全体の製造コストを低減することができる。
なお、この第3実施形態においては、上記第1実施形態における差圧検出手段に補正機構を接続し、検出圧通路に調整バルブを接続した点が上記第1実施形態と異なり、その他の構造および作用については同じである。したがって、ここでは、新たに付加した補正機構および調整バルブについてのみ詳細に説明する。
図4に示すように、検出圧通路23であって、差圧検出手段27の接続位置よりも下流ポート22側には、調整バルブ33を接続している。この調整バルブ33は、図示しない操作機構を操作することによって、検出圧通路23を遮断して下流ポート22と上流ポート24とを遮断するものである。
すなわち、差圧検出手段27が検出する出力電圧(出力値)と差圧との関係は、図5中、実線L1で示すような関係となっている。つまり、検出オリフィス26前後の差圧がゼロのとき、差圧検出手段27が1Vを出力する。この「V=1:ΔP=0」を基準点、言い換えればゼロ点として、出力電圧と差圧とがリニアな関係となっており、この関係を補正機構34が予め記憶している。
しかし、温度等の使用環境の変動や、長年の使用によって、差圧検出手段27ががたついてしまうと、例えば、図5中、点線L2で示すように、出力電圧と差圧との基準点であるゼロ点が、「V=0.5:ΔP=0」にずれてしまう。つまり、差圧検出手段27ががたつくと、検出オリフィス26前後の差圧がゼロのときに、本来1Vを出力値として出力するところを、0.5Vを出力値として出力してしまう。
このとき、差圧検出手段27におけるセンサは、電圧V=0.5と出力するが、検出オリフィス26前後の差圧はゼロであるため、本来ならば、センサがV=1と出力しなければならない。
そこで、補正機構34は、差圧検出手段27が出力する出力値0.5Vと、予め記憶している本来出力すべき出力値である1Vとを比較するとともに、出力値V=0.5をゼロ点に補正するための補正値「(本来出力すべき出力値)1V−(実際の出力値)0.5V=(補正値)0.5V」を算出する。そして、補正機構34は、この補正値に基づいて、差圧検出手段27が出力する出力値を補正する。具体的には、出力値である0.5Vに補正値である0.5Vを加算する演算を行う。
なお、補正機構34が行うゼロ点補正は、差圧検出手段27が出力する出力電圧に限らない。すなわち、図5においてL2をL1に補正する代わりに、実線で示す出力値ΔP軸を、点線で示す出力値ΔP’軸に変換するようにしても構わない。この場合においても、補正機構34が補正値を算出するとともに、この補正値に基づいてゼロ点を補正する演算を行うことになる。いずれにしても、補正機構34は、調整バルブ33によって下流ポート22と上流ポート24とを遮断して、検出オリフィス26前後の差圧をゼロとしたとき、差圧検出手段27が出力する出力値をゼロ点に補正するものであり、特にその方法等、限定されるものではない。
上記のように、この第3実施形態によれば、使用環境が変動したり、長年使用したりして、差圧検出手段27ががたついても、ゼロ点補正することによって、常に正確な差圧を検出することができる。
ただし、調整バルブ33を下流ポート22側に接続し、ゼロ点補正をする際に、圧力源25から所定の圧力である検出用エアを供給すれば、検出圧通路23内の残圧に影響されることなく、検出オリフィス26前後の差圧を確実にゼロにすることができる。したがって、調整バルブ33を下流ポート22側に接続した方が、基準点であるゼロ点を精度よく補正することができる。また、検出圧通路23内の残圧が抜けるのを待つ必要がないので、速やかにゼロ点補正をすることができる。
なお、上記第3実施形態においては、第1実施形態の装置に調整バルブ33および補正機構34を設けたが、第2実施形態の装置に設けてもよいこと当然である。
また、上記第2実施形態における三方弁32を設けた場合には、ゼロ点補正を行うための調整バルブ33を設ける必要がない。なぜなら、三方弁32によって、下流ポート22と上流ポート24とを遮断することができ、三方弁32が調整バルブ機能を併用することになるからである。このように、三方弁32を設ければ、調整バルブ33を設ける必要がないので、その分製造コストを低減することができる。
なお、この第4実施形態においては、上記第1実施形態における差圧検出手段に演算部および記憶部を接続した点が上記第1実施形態と異なり、その他の構造および作用については同じである。したがって、ここでは、新たに付加した記憶部および演算部についてのみ詳細に説明する。
図6に示すように、差圧検出手段27には、記憶部35と演算部36とを接続している。上記記憶部35は、ワークWと検出孔21との隙間量と、差圧検出手段27が出力する出力値との関係を記憶している。ただし、第4実施形態における出力値とは、検出オリフィス26前後の差圧に応じて変化する出力電圧等を、差圧値に変換したものとして説明する。なお、記憶部35が記憶する隙間量と出力値との関係は、実測により記憶させてもよいし、隙間量と差圧との関係を示す計算式にして記憶させてもよい。
そして、テーブル20上にワークWを載置して、このときの検出オリフィス26前後の差圧を検出すれば、記憶部35が記憶したプロット図に基づいて、差圧検出手段27が出力した出力値に対応する隙間量を割り出すことができる。したがって、ワークWと検出孔21との隙間量を容易かつ精度よく特定することができる。このように、記憶部35に隙間量と出力値(差圧値)との関係を細かく記憶させておけば、例えば、ワークWと検出孔21との隙間が極めて小さい場合や、逆にワークWと検出孔21との隙間が極めて大きい場合のように、圧力の特性上、隙間の変化量に対する出力値の変化量が小さい範囲においても、精度よく隙間量を特定することができる。
すなわち、記憶部35には、ワークWと検出孔21との隙間が、作業を行ってもよいとする限界の隙間量(限界隙間量)になったときの、検出オリフィス26前後の差圧、つまり差圧検出手段27が検出する限界出力値を記憶させておく。
このように、限界出力値を記憶部35に記憶させておき、差圧検出手段27が出力する出力値が、上記限界出力値の範囲内であるか否かを演算部36が比較するので、例えば、限界隙間量を閾値に設定することによって、ワークWと検出孔21との隙間が閾値の範囲内であるか否かを容易に通知することができる。
つまり、ノズル、配管、検出圧通路23および圧力源25が正常な状態、すなわち初期状態においては、ワークWと検出孔21との隙間量および検出オリフィス26前後の差圧(出力値)の関係は、図7中L3に示す通りとなる。ところが、装置を使用することによって、ノズル詰まりが生じた場合や圧力源25の変動等によって検出用エアが大きくなった場合には、L3が上方にシフトしてL4に示す曲線を描く。一方、配管にリークが生じた場合や圧力源25の変動等によって検出用エアが小さくなった場合には、上記とは反対にL3が下方にシフトしてL5に示す曲線を描くこととなる。
演算部36は、上記記憶部35が記憶した最大出力値と、差圧検出手段27が出力した出力値とを比較する機能を備えている。したがって、差圧検出手段27が、B点の再出力値を出力した場合には、演算部36が、再出力値と最大出力値とを比較して、ノズル詰まりや配管リークの発生、あるいは圧力源25の変動等を知らせることができる。
そして、その後、ワークWをテーブル20上に載置して、ワークWと検出孔21との隙間を検出する場合には、差圧検出手段27が出力した出力値(差圧値)に対して、演算部36が、記憶部35に記憶した演算式に基づいて、上記出力値を演算する。
したがって、ノズル詰まりや配管リークが生じた場合、あるいは圧力源25が変動等した場合に、さらには、差圧検出手段27のスパン(傾き)に狂いが生じた場合にも、ワークWと検出孔21との隙間量を精度よく特定することができる。
すなわち、差圧検出手段27を一般的なセンサで構成した場合、センサが出力する出力電圧と差圧との関係は、図5中、実線L1で示すような関係となること上記した通りである。つまり、センサが出力する出力電圧が1Vのとき、検出オリフィス26前後の差圧はゼロとなり、この「V=1:ΔP=0」を基準点、言い換えればゼロ点として、出力電圧と差圧とがリニアな関係となっている。
ところが、一般的なセンサは、出力電圧が基準電圧以下(通常時における負圧域の出力電圧)においては、電圧を精度よく出力することがなかなかできないため、一般的なセンサを用いると、理論上は図5中点線L2で示す直線となるが、実際は、図8中L6で示すような軌跡を描いてしまう。
これに対して、差圧検出手段27を連成式センサで構成すれば、正圧域から負圧域までの出力電圧の変化を、連続的に精度よく出力することができる。したがって、差圧検出手段27は、図5中点線L2に示す直線通りの電圧を出力することができ、補正機構34によって、使用範囲にわたる精度の高い補正をすることができる。
なお、上記各実施形態においては、着座確認装置について説明したが、この発明は着座確認装置に限らず、被検出体の位置を確認する位置確認装置において広く用いることができる。
21 検出孔
22 下流ポート
23 検出圧通路
24 上流ポート
25 圧力源
26 検出オリフィス
27 差圧検出手段
28 ブロー圧力源
29 ブロー通路
32 三方弁
33 調整バルブ
34 補正機構
35 記憶部
36 演算部
W ワーク(被検出体)
Claims (6)
- 圧力源に接続する上流ポートおよびテーブルに設けた検出孔に接続する下流ポートを連通する検出圧通路と、この検出圧通路に設ける検出オリフィスと、上記テーブルに設けた検出孔とそのテーブルに着座した被検出体との隙間に応じて変化する検出オリフィスの前後の差圧を検出するとともに、検出した差圧に基づいて変化する出力値を出力する差圧検出手段とを備え、上記検出通路は、上記検出孔のみを介して大気へと開放され、検出圧通路には両ポートを連通あるいは遮断する調整バルブを接続する一方、差圧検出手段には補正機構を接続する構成とし、上記調整バルブによって上流ポートと下流ポートとを遮断して、検出オリフィス前後の差圧をゼロとしたとき、上記補正機構は、差圧検出手段が出力する出力値をゼロ点に補正する構成にした位置確認装置。
- 調整バルブは、検出圧通路であって差圧検出手段の接続位置よりも下流ポート側に接続した請求項1記載の位置確認装置。
- 圧力源に接続する上流ポートおよびテーブルに設けた検出孔に接続する下流ポートを連通する検出圧通路と、この検出圧通路に設ける検出オリフィスと、上記テーブルに設けた検出孔とそのテーブルに着座した被検出体との隙間に応じて変化する検出オリフィスの前後の差圧を検出するとともに、検出した差圧に基づいて変化する出力値を出力する差圧検出手段とを備え、上記検出通路は、上記検出孔のみを介して大気へと開放され、差圧検出手段には記憶部と演算部とを接続し、上記記憶部は、差圧検出手段が出力する出力値と、検出孔と被検出体との間の隙間量を関連付けて記憶する一方、検出オリフィス前後の差圧に基づいて差圧検出手段が出力値を出力したとき、上記演算部は、記憶部が記憶した隙間量と出力値との関係に基づいて、出力値から隙間量を検出する構成にし、記憶部は、予め設定した限界隙間量と、この限界隙間量に対して差圧検出手段が出力する限界出力値とを関連付けて記憶する一方、演算部は、差圧検出手段が出力する出力値と、上記記憶部が記憶した限界出力値とを比較する構成にした位置確認装置。
- 記憶部は、被検出体非載置時に差圧検出手段が出力する最大出力値を予め記憶する一方、演算部は、差圧検出手段が再度被検出体非載置時に出力する再出力値と、上記記憶部が記憶した最大出力値とを比較する構成にした請求項3記載の位置確認装置。
- 圧力源に接続する上流ポートおよびテーブルに設けた検出孔に接続する下流ポートを連通する検出圧通路と、この検出圧通路に設ける検出オリフィスと、上記テーブルに設けた検出孔とそのテーブルに着座した被検出体との隙間に応じて変化する検出オリフィスの前後の差圧を検出するとともに、検出した差圧に基づいて変化する出力値を出力する差圧検出手段とを備え、上記検出通路は、上記検出孔のみを介して大気へと開放され、差圧検出手段には記憶部と演算部とを接続し、上記記憶部は、差圧検出手段が出力する出力値と、検出孔と被検出体との間の隙間量を関連付けて記憶する一方、検出オリフィス前後の差圧に基づいて差圧検出手段が出力値を出力したとき、上記演算部は、記憶部が記憶した隙間量と出力値との関係に基づいて、出力値から隙間量を検出する構成にし、記憶部は、被検出体非載置時に差圧検出手段が出力する最大出力値を予め記憶する一方、演算部は、差圧検出手段が再度被検出体非載置時に出力する再出力値と、上記記憶部が記憶した最大出力値とを比較する構成にした位置確認装置。
- 記憶部は、再出力値を最大出力値に一致させる演算式を記憶するとともに、演算部は、検出オリフィス前後の差圧に基づいて差圧検出手段が出力値を出力したとき、上記記憶部が記憶した演算式によって出力値を演算する構成にした請求項4または5記載の位置確認装置。
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