JP5311526B1 - 3d立体視画像作成方法、3d立体視画像作成システム及び3d立体視画像作成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 視聴者に合わせた立体像を得るための左右目画像を作成する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 画像作成方法は、入力された視聴距離に基づいて撮影距離を決定し、入力された視聴視差に基づいて撮影視差を決定し、L版換算値、焦点距離、所望のズーム倍率、及び決定された撮影距離に基づいて撮影サイズを決定し、決定された撮影サイズから決定された撮影視差を減算して重複部分に対応する画像のサイズを決定し、所望のズーム倍率、決定された撮影距離及び決定された撮影視差に基づいて被写体に対する2つの撮影装置の位置を調整し、2つの撮影装置それぞれで撮影して得られた被写体の画像を決定された画像のサイズに基づいて編集して左右目画像を作成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像作成方法は、入力された視聴距離に基づいて撮影距離を決定し、入力された視聴視差に基づいて撮影視差を決定し、L版換算値、焦点距離、所望のズーム倍率、及び決定された撮影距離に基づいて撮影サイズを決定し、決定された撮影サイズから決定された撮影視差を減算して重複部分に対応する画像のサイズを決定し、所望のズーム倍率、決定された撮影距離及び決定された撮影視差に基づいて被写体に対する2つの撮影装置の位置を調整し、2つの撮影装置それぞれで撮影して得られた被写体の画像を決定された画像のサイズに基づいて編集して左右目画像を作成する。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、被写体の立体像を得るための左右目画像を作成する画像作成方法に関する。
近年、映画やTV番組等のコンテンツとして3D映像(以下、「立体像」という場合がある)が普及してきている。
映画館のスクリーンやテレビ画面等の2次元ディスプレイ上に立体像を再現するためには、一般に両眼視差が利用される。両眼視差を利用した技術としては、二眼式立体表示と呼ばれるものがよく知られている。この二眼式立体表示の基本原理は、右目用の映像を右目だけに、左目用の映像を左目だけに入力することにある(以下、右目用の映像を「右目画像」といい、左目用の映像を「左目画像」といい、それらを合わせて「左右目画像」という場合がある)。
また、このような左右目画像を撮影するための装置としては、ステレオカメラがある。ステレオカメラは、水平方向に離間するとともに、その撮影光軸が平行となる左右1対の対物光学系を備え、左右それぞれの対物光学系からの画像(左目画像、右目画像)を個別に記録する。記録された左右目画像は、表示装置等の表示画面上に表示させることが可能である。そして、表示画面に表示された視差のある左右目画像を視聴者の左右の目に選択的に入力させることにより、視聴者は立体像を視聴することができる。或いは、表示画面に左目画像と右目画像とを並列して表示させ、平行法や交差法などの方法を用いて視認することにより、視聴者は立体像を視聴することができる。たとえば、特許文献1には、被写体までの距離に対応して、高精度な立体像を効率よく撮影できると共に、この立体像の再生時に必要な視差情報を自動的に記録することができるステレオカメラの構成が開示されている。
ところで、近年の視聴スタイルの変化により、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という場合がある)やスマートフォンで個々の視聴者が立体像を視聴する場合もありうる。しかし、従来の立体像は、不特定(不特定多数)の視聴者が見ることを前提に作成されている。すなわち、一般には、左右目画像が表示される表示部(表示画面。映画館のスクリーンやPCのディスプレイ等)と視聴者との距離や表示画面のサイズは、視聴環境によって異なる。一方、従来の立体像は、そのような視聴環境を考慮して作成されていない。したがって、ある立体像を視聴した場合に、視聴者によっては立体感が感じられない場合や、疲れ易いといった問題が生じる可能性がある。
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたものであり、視聴者に合わせた立体像(たとえば、立体感を感じることができ、且つ疲れにくい映像)を得るための左右目画像を作成する方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の画像作成方法は、撮影サイズの一部が重複するように配置された2つの撮影装置で被写体を撮影して得られる2枚の画像を編集し、被写体の立体像を得るための左右目画像を作成する。この画像作成方法は、立体像を視聴する視聴者から左右目画像が表示される表示部までの距離に対応する視聴距離、視聴者の瞳孔間距離に対応する視聴視差、及び前記表示部のサイズに対応する視聴サイズを入力するステップを有する。また、この画像作成方法は、入力された視聴距離に基づいて、被写体と撮影装置との距離に対応する撮影距離を決定するステップを有する。また、この画像作成方法は、入力された視聴視差に基づいて、2つの撮影装置の光軸間距離に対応する撮影視差を決定するステップを有する。また、この画像作成方法は、撮影装置のズーム倍率が1倍の場合における撮影サイズを所定サイズに換算した換算値、撮影装置の焦点距離、撮影装置における所望のズーム倍率、及び決定された撮影距離に基づいて、撮影サイズを決定するステップを有する。また、この画像作成方法は、決定された撮影サイズから決定された撮影視差を減算することにより、重複部分に対応する画像のサイズを決定するステップを有する。また、この画像作成方法は、所望のズーム倍率、決定された撮影距離及び決定された撮影視差に基づいて、被写体に対する2つの撮影装置の位置を調整し、被写体の撮影を行うステップを有する。また、この画像作成方法は、2つの撮影装置それぞれで撮影して得られた被写体の画像を、決定された画像のサイズに基づいて編集し、左右目画像を作成するステップを有する。
また、上記課題を解決するために、請求項2記載の画像作成方法は、請求項1記載の方法であって、撮影視差は、入力された視聴視差と同じ値に決定される。
また、上記課題を解決するために、請求項3記載の画像作成方法は、請求項1記載の方法であって、撮影視差は、入力された視聴視差、撮影装置における基準ズーム倍率及び所望のズーム倍率に基づいて決定される。
また、上記課題を解決するために、請求項4記載の画像作成方法は、請求項3記載の方法であって、撮影視差は、視聴視差÷(所望のズーム倍率÷基準ズーム倍率)の式により決定される。
また、上記課題を解決するために、請求項5記載の画像作成方法は、請求項3記載の方法であって、撮影視差は、視聴視差×(所望のズーム倍率÷基準ズーム倍率)の式により決定される。
また、上記課題を解決するために、請求項6記載の画像作成方法は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の方法であって、所定サイズは、L版サイズである。
また、上記課題を解決するために、請求項7記載の画像作成方法は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法であって、撮影距離、撮影サイズ及び撮影視差は、視聴距離及び視聴視差に対して正比例の範囲で調整可能である。
また、上記課題を解決するために、請求項8記載の画像作成方法は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の方法であって、視聴距離及び視聴サイズは、視聴者の視聴視差と正比例の関係にある。
また、上記課題を解決するために、請求項9記載の画像作成システムは、撮影サイズの一部が重複するように配置され、被写体を撮影する2つの撮影装置と、被写体を撮影して得られる2枚の画像を編集し、被写体の立体像を得るための左右目画像を作成する処理装置とを含む。処理装置は、入力部と、演算部と、駆動部と、画像処理部とを含む。入力部は、立体像を視聴する視聴者から左右目画像が表示される表示部までの距離に対応する視聴距離、視聴者の瞳孔間距離に対応する視聴視差、及び表示部のサイズに対応する視聴サイズを入力する。演算部は、入力された視聴距離に基づいて、被写体と前記撮影装置との距離に対応する撮影距離を決定し、入力された視聴視差に基づいて、2つの撮影装置の光軸間距離に対応する撮影視差を決定し、撮影装置のズーム倍率が1倍の場合における撮影サイズを所定サイズに換算した換算値、撮影装置の焦点距離、撮影装置における所望のズーム倍率、及び決定された撮影距離に基づいて、撮影サイズを決定し、決定された撮影サイズから決定された撮影視差を減算することにより、重複部分に対応する画像のサイズを決定する。駆動部は、所望のズーム倍率、決定された撮影距離及び決定された撮影視差に基づいて、被写体に対する2つの撮影装置の位置を調整する。画像処理部は、駆動部により位置が調整された後の2つの撮影装置それぞれで撮影して得られた被写体の画像を、決定された画像のサイズに基づいて編集し、左右目画像を作成する。
また、上記課題を解決するために、請求項10記載の画像作成プログラムは、撮影サイズの一部が重複するように配置された2つの撮影装置で被写体を撮影して得られる2枚の画像を編集し、被写体の立体像を得るための左右目画像を作成するためのプログラムである。画像作成プログラムは、コンピュータに、入力部により入力された、立体像を視聴する視聴者から左右目画像が表示される表示部までの距離に対応する視聴距離に基づいて、被写体と撮影装置との距離に対応する撮影距離を決定する処理を実行させる。また、画像作成プログラムは、コンピュータに、入力部により入力された、視聴者の瞳孔間距離に対応する視聴視差に基づいて、2つの撮影装置の光軸間距離に対応する撮影視差を決定する処理を実行させる。また、画像作成プログラムは、コンピュータに、撮影装置のズーム倍率が1倍の場合における撮影サイズを所定サイズに換算した換算値、撮影装置の焦点距離、撮影装置における所望のズーム倍率、及び決定された撮影距離に基づいて、撮影サイズを決定する処理を実行させる。また、画像作成プログラムは、コンピュータに、決定された撮影サイズから決定された撮影視差を減算することにより、重複部分に対応する画像のサイズを決定する処理を実行させる。また、画像作成プログラムは、コンピュータに、所望のズーム倍率、決定された撮影距離及び決定された撮影視差に基づいて、被写体に対する2つの撮影装置の位置を調整する処理を実行させる。また、2つの撮影装置の位置が調整された後に撮影して得られた被写体の画像を、決定された画像のサイズに基づいて編集し、左右目画像を作成する処理を実行させる。
また、上記課題を解決するために、請求項3記載の画像作成方法は、請求項1記載の方法であって、撮影視差は、入力された視聴視差、撮影装置における基準ズーム倍率及び所望のズーム倍率に基づいて決定される。
また、上記課題を解決するために、請求項4記載の画像作成方法は、請求項3記載の方法であって、撮影視差は、視聴視差÷(所望のズーム倍率÷基準ズーム倍率)の式により決定される。
また、上記課題を解決するために、請求項5記載の画像作成方法は、請求項3記載の方法であって、撮影視差は、視聴視差×(所望のズーム倍率÷基準ズーム倍率)の式により決定される。
また、上記課題を解決するために、請求項6記載の画像作成方法は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の方法であって、所定サイズは、L版サイズである。
また、上記課題を解決するために、請求項7記載の画像作成方法は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法であって、撮影距離、撮影サイズ及び撮影視差は、視聴距離及び視聴視差に対して正比例の範囲で調整可能である。
また、上記課題を解決するために、請求項8記載の画像作成方法は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の方法であって、視聴距離及び視聴サイズは、視聴者の視聴視差と正比例の関係にある。
また、上記課題を解決するために、請求項9記載の画像作成システムは、撮影サイズの一部が重複するように配置され、被写体を撮影する2つの撮影装置と、被写体を撮影して得られる2枚の画像を編集し、被写体の立体像を得るための左右目画像を作成する処理装置とを含む。処理装置は、入力部と、演算部と、駆動部と、画像処理部とを含む。入力部は、立体像を視聴する視聴者から左右目画像が表示される表示部までの距離に対応する視聴距離、視聴者の瞳孔間距離に対応する視聴視差、及び表示部のサイズに対応する視聴サイズを入力する。演算部は、入力された視聴距離に基づいて、被写体と前記撮影装置との距離に対応する撮影距離を決定し、入力された視聴視差に基づいて、2つの撮影装置の光軸間距離に対応する撮影視差を決定し、撮影装置のズーム倍率が1倍の場合における撮影サイズを所定サイズに換算した換算値、撮影装置の焦点距離、撮影装置における所望のズーム倍率、及び決定された撮影距離に基づいて、撮影サイズを決定し、決定された撮影サイズから決定された撮影視差を減算することにより、重複部分に対応する画像のサイズを決定する。駆動部は、所望のズーム倍率、決定された撮影距離及び決定された撮影視差に基づいて、被写体に対する2つの撮影装置の位置を調整する。画像処理部は、駆動部により位置が調整された後の2つの撮影装置それぞれで撮影して得られた被写体の画像を、決定された画像のサイズに基づいて編集し、左右目画像を作成する。
また、上記課題を解決するために、請求項10記載の画像作成プログラムは、撮影サイズの一部が重複するように配置された2つの撮影装置で被写体を撮影して得られる2枚の画像を編集し、被写体の立体像を得るための左右目画像を作成するためのプログラムである。画像作成プログラムは、コンピュータに、入力部により入力された、立体像を視聴する視聴者から左右目画像が表示される表示部までの距離に対応する視聴距離に基づいて、被写体と撮影装置との距離に対応する撮影距離を決定する処理を実行させる。また、画像作成プログラムは、コンピュータに、入力部により入力された、視聴者の瞳孔間距離に対応する視聴視差に基づいて、2つの撮影装置の光軸間距離に対応する撮影視差を決定する処理を実行させる。また、画像作成プログラムは、コンピュータに、撮影装置のズーム倍率が1倍の場合における撮影サイズを所定サイズに換算した換算値、撮影装置の焦点距離、撮影装置における所望のズーム倍率、及び決定された撮影距離に基づいて、撮影サイズを決定する処理を実行させる。また、画像作成プログラムは、コンピュータに、決定された撮影サイズから決定された撮影視差を減算することにより、重複部分に対応する画像のサイズを決定する処理を実行させる。また、画像作成プログラムは、コンピュータに、所望のズーム倍率、決定された撮影距離及び決定された撮影視差に基づいて、被写体に対する2つの撮影装置の位置を調整する処理を実行させる。また、2つの撮影装置の位置が調整された後に撮影して得られた被写体の画像を、決定された画像のサイズに基づいて編集し、左右目画像を作成する処理を実行させる。
本発明の画像作成方法によれば、視聴者の視聴条件(後述)に基づいて撮影装置の撮影条件(後述)を決定する。そして、撮影装置は、決定された撮影条件に基づいて撮影を行い、左右目画像を得る。従って、視聴者に合わせた立体像を得るための左右目画像を提供することが可能となる。
<視聴者側の制約条件、撮影装置側の制約条件に付いて>
視聴者にとって立体感のある、且つ疲れにくい立体像を提供するためには、視聴者側の制約条件及び撮影装置側の制約条件を正しく認識したうえで、適切な対応が必要となる。
視聴者にとって立体感のある、且つ疲れにくい立体像を提供するためには、視聴者側の制約条件及び撮影装置側の制約条件を正しく認識したうえで、適切な対応が必要となる。
視聴者側の制約条件としては、視聴距離、視聴視差、視聴サイズがある。視聴距離は、立体像を視聴する視聴者から左右目画像が表示される表示画面(たとえば、後述の表示部34)までの距離に対応する。視聴視差は、視聴者の瞳孔間距離に対応する。視聴サイズは、左右目画像が表示される表示画面(表示部)のサイズである。以下、視聴距離、視聴視差、視聴サイズの一部または全部を「視聴条件」という場合がある。
一般に、視聴距離が短い(視聴者から表示画面までの距離が近い)場合、立体像の立体感は薄くなり(2D像に近くなる)、視聴距離が長い(視聴者から表示画面までの距離が遠い)場合、立体像の立体感は厚くなる(立体感が強調される)。また、視聴視差が狭い場合、立体像の立体感は表示画面の奥行き方向で拡大(立体像が広がりを持つ)し、視聴視差が広い場合、立体像の立体感は表示画面の奥行き方向で縮小する(2D像に近くなる)。更に、立体感が拡大しすぎた結果、脳が立体視(融像)することのできる許容範囲を超過する場合もある。この場合、立体像は破綻する。また、視聴サイズが撮影サイズ(後述)に対して大きい場合や小さい場合、立体像の立体感は強調される。
撮影装置側の制約条件としては、撮影距離、撮影視差、撮影サイズがある。撮影距離は、被写体と撮影装置との距離に対応する。撮影視差は、2つの撮影装置の光軸間距離に対応する。撮影サイズは、撮影装置によって被写体を撮影できる実測範囲である。以下、撮影距離、撮影視差、撮影サイズの一部または全部を「撮影条件」という場合がある。
一般に、撮影距離が短い(撮影装置から被写体までの距離が近い)場合、立体像の立体感は強調され、撮影距離が長い(撮影装置から被写体までの距離が遠い)場合、立体像の立体感は薄くなる。また、撮影視差は狭い場合、立体像の立体感は表示画面の奥行き方向で縮小し、撮影視差が広い場合、立体像の立体感は表示画面の奥行き方向で拡大する。また、撮影サイズが視聴サイズに対して広い場合や狭い場合、立体像の立体感は強調される。
<左右目画像作成システム>
図1及び図2を参照して、実施形態に共通のシステムについて説明を行う。図1は、本実施形態に係る左右目画像作成システム1の概略を示すブロック図である。左右目画像作成システム1は、2つの撮影装置(カメラ2A、カメラ2B)及び処理装置3を含んで構成されている。
図1及び図2を参照して、実施形態に共通のシステムについて説明を行う。図1は、本実施形態に係る左右目画像作成システム1の概略を示すブロック図である。左右目画像作成システム1は、2つの撮影装置(カメラ2A、カメラ2B)及び処理装置3を含んで構成されている。
カメラ2A及びカメラ2Bは、被写体Oを撮影し、被写体Oの画像(画像データ)を得るための装置である。カメラ2A及びカメラ2Bは、撮影サイズの一部が重複するように、所定の間隔で平行に配置される。カメラ2A及びカメラ2Bは、同じ性能(焦点距離、ズーム範囲、撮影サイズ等)を有している。カメラ2A及びカメラ2Bの撮影サイズ及びズーム倍率は変更可能となっている。なお、一方のカメラの撮影サイズ及びズーム倍率を変更した場合には他方も同じ条件に変更される。カメラ2A及びカメラ2Bで撮影して得られた画像データ(左右目画像に対応する画像データ)は、処理装置3に送られる。
処理装置3は、入力された視聴条件に基づいて、カメラ2A及びカメラ2Bによる撮影条件を決定する。また、処理装置3は、カメラ2A及びカメラ2Bで撮影された画像データを処理して左右目画像を作成する。
処理装置3は、一般的なPCを用いることができる。処理装置3は、たとえば、入力部31、演算部32、画像処理部33、表示部34を含んで構成されている。演算部32及び画像処理部33は、図示しないCPUと、RAM、ROMなどの記憶装置とによって構成されている。記憶装置には、演算部32における処理を実行する演算プログラム及び画像処理部33における処理を実行する画像処理プログラムが記憶されている。CPUがプログラムを実行することにより、演算部32または画像処理部33としての機能を実現させる。
入力部31は、処理装置3に対して各種入力を行うためのインターフェースである。入力部31は、たとえばキーボードやマウス等により構成される。撮影者(撮影装置により被写体を撮影する者)は、入力部31を介して視聴者の視聴距離、視聴視差及び視聴サイズを入力する。
演算部32は、入力部31を介して入力された視聴条件に基づいて、カメラ2A及びカメラ2Bによって被写体Oを撮影するための撮影条件を決定する。
具体的に、演算部32は、入力された視聴距離に基づいて、被写体Oとカメラ2A及びカメラ2Bとの距離(撮影距離)を決定する。また、演算部32は、入力された視聴視差に基づいて、カメラ2A及びカメラ2Bの撮影視差を決定する。撮影距離及び撮影視差の決定の詳細に関しては、後述する第1実施形態〜第3実施形態において示す。
また、演算部32は、換算値、カメラ2A(カメラ2B)の焦点距離、所望のズーム倍率及び決定された撮影距離に基づいて、撮影サイズを決定する。なお、換算値とは、撮影装置のズーム倍率が1倍の場合における撮影サイズを所定サイズに換算した値である。以下の説明では、所定サイズとしてL版サイズを用いて説明を行う。本明細書中において、この場合の換算値を「L版換算値」という。具体的に、撮影サイズは以下の式(1)により決定される。
撮影サイズ=L版換算値÷(焦点距離×所望のズーム倍率)×撮影距離・・・(1)
撮影サイズ=L版換算値÷(焦点距離×所望のズーム倍率)×撮影距離・・・(1)
更に、演算部32は、決定された撮影サイズから決定された撮影視差を減算することにより、カメラの撮影サイズの重複部分に対応する画像のサイズ(以下、「編集サイズ」という場合がある)を決定する。具体的に、編集サイズは、以下の式(2)により決定される。
編集サイズ=撮影サイズ−撮影視差・・・・(2)
編集サイズ=撮影サイズ−撮影視差・・・・(2)
演算部32は、演算した結果をたとえば表示部34に数値として表示する。撮影者はその数値を見ながら被写体Oに対するカメラ2A及びカメラ2Bの位置を調整する。その後、撮影者は、カメラ2A及びカメラ2Bを同期させて被写体Oの撮影を行う。
なお、左右目画像作成システム1において、撮影装置の位置調整を自動で行うように構成することも可能である。たとえば、処理装置3に撮影装置を駆動させる駆動部を設ける。処理装置3は、演算部32の演算した結果に基づいて駆動部を駆動させることにより撮影装置の位置を調整する。撮影装置の駆動に関しては公知の手法を適宜用いることが可能である。
画像処理部33は、処理装置3のバス(図示なし)を介して送られてきたカメラ2A及びカメラ2Bの画像データを同期させ、画像処理を実行して左右目画像を作成する。
具体的には、画像処理部33は、カメラ2A及びカメラ2Bで撮影して得られた被写体Oの画像(同期させた画像)を決定された画像のサイズ(編集サイズ)に基づいて編集し、左右目画像を作成する。編集には、HIT(Horizontal Image Translation)の手法を用いることが可能である。図2は、カメラ2A及びカメラ2Bにより得られた画像データ(画像)を模式的に示した図である。図2(A)に示すように、画像処理部33は、カメラ2Aで得られた画像Aとカメラ2Bで得られた画像Bの重複部分(すなわち、編集サイズ。図2(A)の斜線部分)を切り出す。更に、画像処理部33は、切り出された画像(画像A´、画像B´。図2(B)参照)に対してトリミング(図2(B)の斜線部分)を行う。このようにして、画像処理部33は、左右目画像(右目画像R、左目画像L。図2(C)参照)を作成する。
表示部34は、任意の表示デバイスによって構成される。たとえば、表示部34には、演算部32による演算結果や、画像処理部33で作成された左右目画像が表示される。視聴者は、この左右目画像を視認することによって立体像を視聴することができる。
なお、上記処理装置3の形態は一例である。たとえば、画像処理部33及び表示部34を処理装置3と別に設けること(すなわち、撮影条件を決定する演算処理と、左右目画像を作成する画像処理とを別々のPCで行うこと)も可能である。
次に、図3を参照して左右目画像作成システム1の動作を説明する。
まず、撮影者は、入力部31を介して視聴距離、視聴視差及び視聴サイズを入力する(S10)。
まず、撮影者は、入力部31を介して視聴距離、視聴視差及び視聴サイズを入力する(S10)。
演算部32は、S10で入力された視聴距離に基づいて、被写体Oとカメラ2A及びカメラ2Bとの距離(撮影距離)を決定する(S11)。演算部32は、S10で入力された視聴視差に基づいて、カメラ2A及びカメラ2Bの撮影視差を決定する(S12)。なお、撮影視差の決定は、後述する第1実施形態から第3実施形態に示すように、求める立体像の状態や撮影環境によりいくつかの方法がある。演算部32は、L版換算値、カメラ2A(カメラ2B)の焦点距離、所望のズーム倍率、及びS11で決定された撮影距離に基づいて、撮影サイズを決定する(S13)。演算部32は、S13で決定された撮影サイズからS12で決定された撮影視差を減算することにより、編集サイズを決定する(S14)。
撮影者は、所望のズーム倍率、S11で決定された撮影距離及びS12で決定された撮影視差に基づいて、被写体Oに対するカメラ2A及びカメラ2Bの位置を調整する。その後、撮影者は、カメラ2A及びカメラ2Bを同期させて被写体Oの撮影を行う(S15)。
画像処理部33は、カメラ2A及びカメラ2Bで撮影して得られた被写体Oの画像(画像A及び画像B)を、S14で決定された編集サイズに基づいて編集し、左右目画像(左目画像L、右目画像R)を作成する(S16)。
処理装置3は、S14で作成された左右目画像を表示部34に表示させる(S17)。この左右目画像を視聴者が視聴することにより、その視聴者に合った立体像を視聴することができる。なお、S14で決定された編集サイズとS10で入力された視聴サイズとの関係により、視聴者が視聴する立体像の状態は異なる(詳細は第1実施形態〜第3実施形態で述べる)。
<第1実施形態>
第1実施形態は、通常、人間の目で見ている三次元空間(実際の三次元空間)と同じ立体感を持った立体像を提供する例について説明を行う。なお、本明細書中では、実際の三次元空間に適合するモデルを「標準空間モデル」と呼ぶ。標準空間モデルにおいて、立体像は、左右目画像を表示する表示部34(表示画面)までの距離に反比例して累進的に小さくなる。所謂、「遠近法」を図で明示したものである。
第1実施形態は、通常、人間の目で見ている三次元空間(実際の三次元空間)と同じ立体感を持った立体像を提供する例について説明を行う。なお、本明細書中では、実際の三次元空間に適合するモデルを「標準空間モデル」と呼ぶ。標準空間モデルにおいて、立体像は、左右目画像を表示する表示部34(表示画面)までの距離に反比例して累進的に小さくなる。所謂、「遠近法」を図で明示したものである。
本実施形態では、L版換算値は36cm、カメラの焦点距離は35cmであるとする。
また、入力される視聴条件は、視聴視差7.0cm、視聴距離70cm、視聴サイズ35cmとなっている。ズーム倍率(所望のズーム倍率)は、1.71倍に設定される。
また、入力される視聴条件は、視聴視差7.0cm、視聴距離70cm、視聴サイズ35cmとなっている。ズーム倍率(所望のズーム倍率)は、1.71倍に設定される。
図4は、本実施形態に係る撮影側(A)と視聴側(B)を示す図である。図4において、上方向は奥行き方向を示し、下方向は手前方向を示す。図4(A)はカメラ2A及びカメラ2Bにより、被写体Oを撮影した場合の模式図である。図4(A)に示す数値は、奥行き方向における距離を示す値である(たとえば、奥行き方向が2倍になると撮影距離は140cmとなる)。図4(B)は図4(A)の状態で撮影された左右目画像に基づく立体像を視聴者Xが視聴した場合の模式図である。図4における曲線Sは、標準空間モデルに適合した立体像の形状(すなわち、実際の三次元空間における被写体Oの立体形状)を示す。
本実施形態において、演算部32は、入力された視聴距離と同じ70cmを撮影距離として決定する。また、演算部32は、視聴視差と同じ値7.0cmを撮影視差として決定する。また、演算部32は、式(1)に基づいて、撮影サイズを42cmと決定する。更に、演算部32は、式(2)に基づいて、編集サイズを35cmと決定する。すなわち、本実施形態では、視聴サイズと編集サイズが同じ値となっている。
撮影者は、これらの条件に基づいて、カメラ2A及びカメラ2Bの撮影視差を7.0cmに調整し、カメラ2A及びカメラ2Bと被写体Oとの距離を70cmに設定する。なお、カメラ2A及びカメラ2Bは平行に配置されている。
この状態で撮影された画像は、図4(A)の下図のようになる。すなわち、カメラ2Aで得られた画像Aとカメラ2Bで得られた画像Bとが一部重複している(図4(A)のハッチング部分は重複部分を示す)。画像処理部33は、この重複部分を切り出し、各画像に対してトリミングを行うことで左右目画像を作成する。
処理装置3は、このようにして作成された左右目画像を表示部34に表示させる。このようにして表示された左右目画像を視聴者Xが視聴した場合、曲線Sで示される立体像を得ることができる(図4(B)参照)。
また、図4(B)に示す数値は、表示画面上の立体像のサイズを100%とした場合に、ある奥行き方向における立体像のサイズの割合を示す値である。この割合は、以下の式(3)により求めることができる。
奥行き方向における立体像のサイズ=視聴距離÷撮影距離・・・(3)
奥行き方向における立体像のサイズ=視聴距離÷撮影距離・・・(3)
たとえば、視聴距離の2倍の奥行き方向における立体像のサイズは、式(3)から50%となる(図4(B)参照)。このように標準空間モデルに適合した立体像は、奥行き方向(手前方向)において累進的な階層構造となっている。
また、図4(B)の下図は、曲線S上の点a、点b、点c及び点dが左右目画像でどのように表示されるかを示した図である。この図から明らかなように、点abを結ぶ線分及び点cdを結ぶ線分は、それぞれ左目画像Lと右目画像Rとで長さが異なる。
このように、視聴距離及び撮影距離、視聴視差及び撮影視差、視聴サイズ及び編集サイズをそれぞれ同じ値に決定することにより、左右目画像作成システム1は、標準空間モデルに適合する左右目画像を作成することができる。従って、この左右目画像に基づく立体像は、視聴者Xが実際の三次元空間と同等の立体感を感じることができる。また、視聴条件を考慮せずに作成した左右目画像に基づく立体像と比べ、疲れにくい立体像を提供することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、ズームを重視する例について説明を行う。たとえば、被写体Oが撮影装置の遠方にある場合には、ズーム倍率を高めて撮影を行う必要がある。本実施形態では、このような場合の左右目画像の作成方法について説明を行う。第1実施形態と同様の部分については、詳細な説明を省略する場合がある。
第2実施形態は、ズームを重視する例について説明を行う。たとえば、被写体Oが撮影装置の遠方にある場合には、ズーム倍率を高めて撮影を行う必要がある。本実施形態では、このような場合の左右目画像の作成方法について説明を行う。第1実施形態と同様の部分については、詳細な説明を省略する場合がある。
本実施形態においては第1実施形態と同様、L版換算値は36cm、カメラの焦点距離は35cmであるとする。また、入力される視聴条件も同様に、視聴視差7.0cm、視聴距離70cm、視聴サイズ35cmとなっている。一方、ズーム倍率(所望のズーム倍率)は、3.42倍に設定される。
図5は、本実施形態に係る撮影側(A)と視聴側(B)を示す図である。図5において上方向は奥行き方向を示し、下方向は手前方向を示す。図5(A)は、カメラ2A及びカメラ2Bにより、被写体Oを撮影した場合の模式図である。図5(B)は、図5(A)の状態で撮影された左右目画像に基づく立体像を視聴者Xが視聴した場合の模式図である。図5における曲線S´は、本実施形態の方法により得られる被写体Oの立体形状を示す。
本実施形態において、演算部32は、入力された視聴距離と同じ70cmを撮影距離として決定する。また、演算部32は、入力された視聴視差、カメラ2A(カメラ2B)における基準ズーム倍率及び所望のズーム倍率に基づく式(4)により得られた値3.50cmを撮影視差として決定する。
撮影視差=視聴視差÷(所望のズーム倍率÷基準ズーム倍率)・・・(4)
撮影視差=視聴視差÷(所望のズーム倍率÷基準ズーム倍率)・・・(4)
なお、基準ズーム倍率とは、標準空間モデルに適合する立体像を得るために適した倍率であって、本実施形態では第1実施形態で設定した1.71倍であるとする。基準ズーム倍率は、撮影装置の焦点距離やレンズ径により決定される値である。すなわち、撮影装置によって、基準ズーム倍率は異なる。
また、演算部32は、式(1)に基づいて、撮影サイズを21cmと決定する。更に、演算部32は、式(2)に基づいて、編集サイズを17.5cmと決定する。すなわち、本実施形態では、視聴サイズが編集サイズより大きくなっている。この場合には、立体像の奥行きは全体的に強調される。
撮影者は、これらの条件に基づいて、カメラ2A及びカメラ2Bの撮影視差を3.5cmに調整し、カメラ2A及びカメラ2Bと被写体Oとの距離を70cmに設定する。このように視聴視差に対して撮影視差を狭くすることにより、強調された奥行きを予め相殺した状態で撮影を行うことが可能となる。
この状態で撮影された画像は、図5(A)の下図のようになる。すなわち、カメラ2Aで得られた画像Aとカメラ2Bで得られた画像Bとが一部重複している(図5(A)のハッチング部分は重複部分を示す)。画像処理部33は、この重複部分を切り出し、各画像に対してトリミングを行うことで左右目画像を作成する。
処理装置3は、このようにして作成された左右目画像を視聴サイズに合わせて拡大し、表示部34に表示させる(本実施形態では、処理装置3は、作成された左右目画像を2倍に拡大して表示させる)。このようにして表示された左右目画像を視聴者Xが視聴した場合、曲線S´で示される立体像を得ることができる(図5(B)参照)。この場合、たとえば、標準空間モデルにおける奥行き方向における立体像のサイズの割合が50%の階層において、本実施形態の立体像は66.7%の割合となり、33。3%の階層において、本実施形態の立体像は50%の割合となる。すなわち、奥行き方向において、立体像が広がりを持っている。
また、図5(B)の下図は、曲線S´上の点a´、点b´、点c´及び点d´が左右目画像でどのように表示されるかを示した図である。この図から明らかなように、点a´b´を結ぶ線分及び点c´d´を結ぶ線分は、それぞれ左目画像Lと右目画像Rとで長さが異なる。
このように、本実施形態に係る左右目画像作成システム1は、視聴距離及び撮影距離を同じ値に決定し、式(4)に基づいて撮影視差を決定し、式(1)及び式(2)に基づいて編集サイズを決定する。つまり、本実施形態に係る左右目画像作成システム1は、ズームを重視する場合であっても遠近法の差異を予め解消することができる。従って、得られた左右目画像に基づく立体像は、視聴者Xが実際の三次元空間と同等の立体感を感じることができる。また、視聴条件を考慮せずに作成した左右目画像に基づく立体像と比べ、疲れにくい立体像を提供することができる。
<第3実施形態>
たとえば、第1実施形態の場合、立体像の立体感は現実のものに近くになる。しかし、視聴者の目の焦点は左右目画像が表示される表示部34(表示画面)にあるところ、実際の立体像は表示画面より手前方向或いは奥行き方向に表示される。よって、視聴者によっては、疲れやすい立体像になっている場合もある。そこで、第3実施形態は、立体感を重視しつつ、疲れにくい立体像を得るための左右目画像の作成方法について説明を行う。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同様の部分については詳細な説明を省略する場合がある。
たとえば、第1実施形態の場合、立体像の立体感は現実のものに近くになる。しかし、視聴者の目の焦点は左右目画像が表示される表示部34(表示画面)にあるところ、実際の立体像は表示画面より手前方向或いは奥行き方向に表示される。よって、視聴者によっては、疲れやすい立体像になっている場合もある。そこで、第3実施形態は、立体感を重視しつつ、疲れにくい立体像を得るための左右目画像の作成方法について説明を行う。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同様の部分については詳細な説明を省略する場合がある。
本実施形態においては第1実施形態及び第2実施形態と同様、L版換算値は36cm、カメラの焦点距離は35cmであるとする。また、入力される視聴条件も同様に、視聴視差7.0cm、視聴距離70cm、視聴サイズ35cmとなっている。一方、ズーム倍率(所望のズーム倍率)は、1倍に設定される。
図6は、本実施形態に係る撮影側(A)と視聴側(B)を示す図である。図6において上方向は奥行き方向を示し、下方向は手前方向を示す。図6(A)は、カメラ2A及びカメラ2Bにより、被写体Oを撮影した場合の模式図である。図6(B)は、図6(A)の状態で撮影された左右目画像に基づく立体像を視聴者Xが視聴した場合の模式図である。図6における曲線S´´は、本実施形態の方法により得られる被写体Oの立体形状を示す。
本実施形態において、演算部32は、入力された視聴距離と同じ70cmを撮影距離として決定する。また、演算部32は、入力された視聴視差、カメラ2A(カメラ2B)における基準ズーム倍率及び所望のズーム倍率に基づく式(5)により得られた値4.09cmを撮影視差として決定する。なお、基準ズーム倍率は、第2実施形態と同様、1.71倍であるとする。
撮影視差=視聴距離×(所望のズーム倍率÷基準ズーム倍率)・・・(5)
撮影視差=視聴距離×(所望のズーム倍率÷基準ズーム倍率)・・・(5)
また、演算部32は、式(1)に基づいて、撮影サイズを72cmと決定する。更に、演算部32は、式(2)に基づいて、編集サイズを67.91cmと決定する。すなわち、本実施形態では、視聴サイズが編集サイズより小さくなっている。この場合には、立体像の奥行きは前方(手前方向)が強調される。
撮影者は、これらの条件に基づいて、カメラ2A及びカメラ2Bの撮影視差を4.09cmに調整し、カメラ2A及びカメラ2Bと被写体Oとの距離を70cmに設定する。このように視聴視差に対して撮影視差を狭くすることにより、強調された手前方向の奥行きを予め相殺した状態で撮影を行うことが可能となる。
この状態で撮影された画像は、図6(A)の下図のようになる。すなわち、カメラ2Aで得られた画像Aとカメラ2Bで得られた画像Bとが一部重複している(図6(A)のハッチング部分は重複部分を示す)。画像処理部33は、この重複部分を切り出し、各画像に対してトリミングを行うことで左右目画像を作成する。
処理装置3は、このようにして作成された左右目画像を視聴サイズに合わせて縮小し、表示部34に表示させる(本実施形態では、処理装置3は、作成された左右目画像を約1/2倍に縮小して表示させる)。このようにして表示された左右目画像を視聴者Xが視聴した場合、曲線S´´で示される立体像を得ることができる(図6(B)参照)。この場合、たとえば、標準空間モデルにおける奥行き方向における立体像のサイズの割合が約65%の階層において、本実施形態の立体像は50%の割合となり、約80%の階層において、本実施形態の立体像は66.7%の割合となる。すなわち、標準空間モデルに沿った立体像に比べ、本実施形態における立体像は手前側が強調され、奥行き方向では立体感が喪失している。しかし、実際に視聴する視聴者Xには、疲れにくく違和感のない立体像として認識される。
また、図6(B)の下図は、曲線S´´上の点a´´、点b´´、点c´´及び点d´´が左右目画像でどのように表示されるかを示した図である。この図から明らかなように、点a´´b´´を結ぶ線分及び点c´´d´´を結ぶ線分は、それぞれ左目画像Lと右目画像Rとで長さが異なる。
このように、本実施形態に係る左右目画像作成システム1は、視聴距離及び撮影距離を同じ値に決定し、式(5)に基づいて撮影視差を決定し、式(1)及び式(2)に基づいて編集サイズを決定する。つまり、本実施形態に係る左右目画像作成システム1は、編集サイズよりも視聴サイズを小さくすることにより、左右目画像のずれ幅を減少させる。更に、本実施形態に係る左右目画像作成システム1は、撮影視差を狭めることにより、強調された前方の奥行きを相殺することで、更に左右目画像のずれ幅を減少させる。このように、左右目画像のずれ幅を2段階で減少させることにより、得られる立体像は、視聴者Xが実際の三次元空間と同等の立体感を感じることができる。また、第1実施形態及び第2実施形態と比較した場合に、より疲れにくい画像を提供することができる。
<その他>
上記実施形態では、たとえば、撮影距離と視聴距離を同じ値に決定しているが、撮影条件の決定はこれに限られない。すなわち、撮影距離、撮影サイズ及び撮影視差は、視聴距離及び視聴視差に対して正比例の関係にある。たとえば、入力された視聴距離70cmに対し、演算部32は、撮影距離を35cmや140cmに決定することも可能である。この場合、演算部32は、撮影サイズや撮影視差も正比例の関係となるように決定する。すなわち、演算部32は、撮影条件を視聴条件に対して正比例の関係となる範囲で調整可能である。
上記実施形態では、たとえば、撮影距離と視聴距離を同じ値に決定しているが、撮影条件の決定はこれに限られない。すなわち、撮影距離、撮影サイズ及び撮影視差は、視聴距離及び視聴視差に対して正比例の関係にある。たとえば、入力された視聴距離70cmに対し、演算部32は、撮影距離を35cmや140cmに決定することも可能である。この場合、演算部32は、撮影サイズや撮影視差も正比例の関係となるように決定する。すなわち、演算部32は、撮影条件を視聴条件に対して正比例の関係となる範囲で調整可能である。
また、視聴距離及び左右目画像が表示される表示部34のサイズ(視聴サイズ)は、視聴者の視聴視差と正比例の関係にある。つまり、たとえば、視聴視差7.0cm、視聴サイズ35cm、視聴距離70cmという視聴者Xに合った視聴条件に基づいて作成された左右目画像を視聴視差5.5cmの視聴者Yが見る場合、視聴距離55cm、視聴サイズ27.5cmの視聴条件で視聴することにより、視聴者Xと同様の立体像を視聴することができる。すなわち、上記実施形態においてある視聴条件に基づいて作成された左右目画像は、視聴者側で視聴条件を再調整することにより、汎用性のある画像(汎用性のある立体像)としても機能する。
また、入力された視聴サイズに基づいて、編集サイズを調整することも可能である。たとえば、第3実施形態のように、立体像の奥行きを前方(手前方向)で強調したい場合、編集サイズは、視聴サイズより大きくする必要がある。よって、撮影者は、編集サイズが視聴サイズよりも大きくなるように、たとえば、式(2)における撮影サイズや撮影視差を設定する。演算部32は、設定された値に基づいて演算処理を実行し、編集サイズを決定する。この場合、所望の立体像を得ることが可能となる。
1 左右目画像作成システム
2A、2B カメラ
3 処理装置
31 入力部
32 演算部
33 画像処理部
34 表示部
2A、2B カメラ
3 処理装置
31 入力部
32 演算部
33 画像処理部
34 表示部
Claims (10)
- 撮影サイズの一部が重複するように配置された2つの撮影装置で被写体を撮影して得られる2枚の画像を編集し、被写体の立体像を得るための左右目画像を作成する画像作成方法であって、
前記立体像を視聴する視聴者から前記左右目画像が表示される表示部までの距離に対応する視聴距離、前記視聴者の瞳孔間距離に対応する視聴視差、及び前記表示部のサイズに対応する視聴サイズを入力するステップと、
入力された前記視聴距離に基づいて、前記被写体と前記撮影装置との距離に対応する撮影距離を決定するステップと、
入力された前記視聴視差に基づいて、前記2つの撮影装置の光軸間距離に対応する撮影視差を決定するステップと、
前記撮影装置のズーム倍率が1倍の場合における撮影サイズを所定サイズに換算した換算値、前記撮影装置の焦点距離、前記撮影装置における所望のズーム倍率、及び決定された前記撮影距離に基づいて、前記撮影サイズを決定するステップと、
決定された前記撮影サイズから決定された前記撮影視差を減算することにより、前記重複部分に対応する画像のサイズを決定するステップと、
前記所望のズーム倍率、決定された前記撮影距離及び決定された前記撮影視差に基づいて、前記被写体に対する前記2つの撮影装置の位置を調整し、前記被写体の撮影を行うステップと、
前記2つの撮影装置それぞれで撮影して得られた前記被写体の画像を、決定された前記画像のサイズに基づいて編集し、前記左右目画像を作成するステップと、
を有することを特徴とする画像作成方法。 - 前記撮影視差は、入力された前記視聴視差と同じ値に決定されることを特徴とする請求項1記載の画像作成方法。
- 前記撮影視差は、入力された前記視聴視差、前記撮影装置における基準ズーム倍率及び前記所望のズーム倍率に基づいて決定されることを特徴とする請求項1記載の画像作成方法。
- 前記撮影視差は、以下の式により決定されることを特徴とする請求項3記載の画像作成方法。
視聴視差÷(所望のズーム倍率÷基準ズーム倍率) - 前記撮影視差は、以下の式により決定されることを特徴とする請求項3記載の画像作成方法。
視聴視差×(所望のズーム倍率÷基準ズーム倍率) - 前記所定サイズは、L版サイズであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像作成方法。
- 前記撮影距離、前記撮影サイズ及び前記撮影視差は、前記視聴距離及び前記視聴視差に対して正比例の範囲で調整可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像作成方法。
- 前記視聴距離及び前記視聴サイズは、前記視聴者の視聴視差と正比例の関係にあることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像作成方法。
- 撮影サイズの一部が重複するように配置され、被写体を撮影する2つの撮影装置と、前記被写体を撮影して得られる2枚の画像を編集し、前記被写体の立体像を得るための左右目画像を作成する処理装置とを含む画像作成システムであって、
前記処理装置は、
前記立体像を視聴する視聴者から前記左右目画像が表示される表示部までの距離に対応する視聴距離、前記視聴者の瞳孔間距離に対応する視聴視差、及び前記表示部のサイズに対応する視聴サイズを入力する入力部と、
入力された前記視聴距離に基づいて、前記被写体と前記撮影装置との距離に対応する撮影距離を決定し、入力された前記視聴視差に基づいて、前記2つの撮影装置の光軸間距離に対応する撮影視差を決定し、前記撮影装置のズーム倍率が1倍の場合における撮影サイズを所定サイズに換算した換算値、前記撮影装置の焦点距離、前記撮影装置における所望のズーム倍率、及び決定された前記撮影距離に基づいて、前記撮影サイズを決定し、決定された前記撮影サイズから決定された前記撮影視差を減算することにより、前記重複部分に対応する画像のサイズを決定する演算部と、
前記所望のズーム倍率、決定された前記撮影距離及び決定された前記撮影視差に基づいて、前記被写体に対する前記2つの撮影装置の位置を調整する駆動部と、
前記駆動部により位置が調整された後の前記2つの撮影装置それぞれで撮影して得られた前記被写体の画像を、決定された前記画像のサイズに基づいて編集し、前記左右目画像を作成する画像処理部と、
を有することを特徴とする画像作成システム。 - 撮影サイズの一部が重複するように配置された2つの撮影装置で被写体を撮影して得られる2枚の画像を編集し、被写体の立体像を得るための左右目画像を作成する画像作成プログラムであって、
コンピュータに、
前記立体像を視聴する視聴者から前記左右目画像が表示される表示部までの距離に対応する視聴距離、前記視聴者の瞳孔間距離に対応する視聴視差、及び前記表示部のサイズに対応する視聴サイズを入力するステップと、
入力部により入力された、前記立体像を視聴する視聴者から前記左右目画像が表示される表示部までの距離に対応する視聴距離に基づいて、前記被写体と前記撮影装置との距離に対応する撮影距離を決定する処理を実行させ、
入力部により入力された、前記視聴者の瞳孔間距離に対応する視聴視差に基づいて、前記2つの撮影装置の光軸間距離に対応する撮影視差を決定する処理を実行させ、
前記撮影装置のズーム倍率が1倍の場合における撮影サイズを所定サイズに換算した換算値、前記撮影装置の焦点距離、前記撮影装置における所望のズーム倍率、及び決定された前記撮影距離に基づいて、前記撮影サイズを決定する処理を実行させ、
決定された前記撮影サイズから決定された前記撮影視差を減算することにより、前記重複部分に対応する画像のサイズを決定する処理を実行させ、
前記所望のズーム倍率、決定された前記撮影距離及び決定された前記撮影視差に基づいて、前記被写体に対する前記2つの撮影装置の位置を調整する処理を実行させ、
前記2つの撮影装置の位置が調整された後に撮影して得られた前記被写体の画像を、決定された前記画像のサイズに基づいて編集し、前記左右目画像を作成する処理を実行させることを特徴とする画像作成プログラム。
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