JP5311370B2 - 電圧調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、分路リアクトルの投入及び切り離しにより高圧配電線の電圧を設定された調整範囲に収めるように調整する電圧調整装置に関するものである。
配電系統においては、電力の品質を維持するために、自動電圧調整装置(SVR)等を設置して、配電線の各部の電圧を一定の範囲に維持する制御を行っている。
高圧需要家では、重負荷時の力率の改善を目的として進相コンデンサを設置しているが、多くの需要家は、契約容量が500kW以下であるため、進相コンデンサは常時投入された状態にある。そのため、軽負荷時には、配電線に接続された負荷の容量に対して進相コンデンサの容量が相対的に多くなる傾向になって配電線の電圧が上昇し、SVRによる電圧調整だけでは配電線の各部の電圧を適正な調整範囲に維持することが困難になる。そこで、非特許文献1に示されているように、インダクタンスが可変なリアクトルを電柱に設置して、軽負荷時にこのリアクトルを投入することにより、配電線電圧の上昇を抑制することが行われている。
また非特許文献2及び特許文献1に示されているように、配電系統に並列コンデンサと分路リアクトルとを分散配置して、並列コンデンサ及び分路リアクトルの投入及び切り離しを自律的に行わせることにより、配電系統の各部の電圧を適正な範囲に維持する提案がなされている。
分路リアクトルを用いた電圧調整装置は、高圧配電線に一端が接続される高圧交流負荷開閉器と、高圧交流負荷開閉器を通して流れる負荷電流が過大になったときに該負荷電流を遮断する電力ヒューズと、高圧交流負荷開閉器及び電力ヒューズに対して直列に接続された分路リアクトル用開閉器と、高圧配電線の電圧を測定する計器用変圧器と、高圧交流負荷開閉器と電力ヒューズと分路リアクトル用開閉器とを通して高圧配電線に接続される分路リアクトルとを備えていて、計器用変圧器により計測される高圧配電線の電圧に応じて分路リアクトル用開閉器をオンオフして分路リアクトルを高圧配電線に接続したり高圧配電線から切り離したりすることにより、高圧配電線の電圧を設定された調整範囲に収めるように調整する。
上記の電圧調整装置を用いて配電線の電圧を調整するためには、分路リアクトルや、分路リアクトル用開閉器等、電圧調整装置を構成するための機器を電柱に設置する必要がある。分路リアクトルを用いた従来の電圧調整装置は、電力ヒューズ、分路リアクトル用開閉器、計器用変圧器及び分路リアクトル等を一体化した構造を有し、装置全体が大形に構成されていたため、投影面積(水平面上への投影面積、以下同じ。)が広くなり、単一の電柱に支持することができなかった。そのため、従来は、2本の電柱を用意して、該2本の電柱の間に跨って支持した設置ベースの上に電圧調整装置を支持する、いわゆるH装柱を行う必要があった。
平成18年電気学会全国大会予稿集第6分冊6−032、大日向敬外7名著「磁束制御による6.6kV 300kVA 無効電力調整装置の実フィールドにおける運転特性」 2002年12月発行の電気学会論文誌B122−12PP1252〜1260 壁村克樹外4名著「自律分散型電圧調整装置の実高圧配電線路への適用」 特開平11−332103号公報
上記のように、分路リアクトルを用いた従来の電圧調整装置は、大形に構成されていて、その投影面積が広いため、2本の電柱を用いて装柱する必要があった。しかしながら、2本の電柱を用いて大形の装置を支持するには、広い設置面積を必要とするため、用地の確保が難しく、設置箇所が限定されるという問題があった。特に都市部では、電圧調整装置の装柱をH装柱とした場合には、その設置に当って、地権者及び地域住民の理解を得ることが難しく、設置が困難になることが多い。
また従来の電圧調整装置では、分路リアクトルの投入及び切り離しを行う分路リアクトル用開閉器としてガス開閉器を用いていたが、ガス開閉器の開閉性能(負荷開閉回数)は通常1千回程度であるため、分路リアクトルの投入及び切り離しを一日に2回行うとした場合、1.4年程度で開閉器が寿命を迎えることになる。そのため、従来は、1.4年以下の短い周期で開閉器の交換を行う必要があり、保守に要するコストが高くなるという問題があった。
本発明の目的は、分路リアクトルを用いた電圧調整装置において、装置全体を単一の電柱に支持することができるようにすることにある。
本発明は、高圧配電線に一端が接続される高圧交流負荷開閉器と、高圧交流負荷開閉器を通して流れる負荷電流が過大になったときに該負荷電流を遮断する電力ヒューズと、高圧交流負荷開閉器及び電力ヒューズに対して直列に接続された分路リアクトル用開閉器と、高圧配電線の電圧を測定する計器用変圧器と、高圧交流負荷開閉器と電力ヒューズと分路リアクトル用開閉器とを通して高圧配電線に接続される分路リアクトルとを備えて、計器用変圧器により計測される高圧配電線の電圧に応じて分路リアクトル用開閉器をオンオフすることにより分路リアクトルを高圧配電線に接続したり高圧配電線から切り離したりして、高圧配電線の電圧を設定された調整範囲に収めるように調整する電圧調整装置を対象とする。
本発明においては、上記高圧交流負荷開閉器と電力ヒューズと分路リアクトル用開閉器と計器用変圧器とが共通のケース内に収容されて開閉器ユニットが構成されるとともに、分路リアクトルがタンク内に収容されて分路リアクトルユニットが構成され、開閉器ユニットと分路リアクトルユニットとが上下に並べて電柱に支持されて両ユニット間が電線を通して接続される。また本発明においては、分路リアクトル用開閉器が、各相の開閉部を真空スイッチで構成した真空電磁接触器からなっている。
上記のように構成すると、電圧調整装置の構成要素を上下に配置される2つのユニットに集約することができ、装置の構成の簡素化を図ることができる。上記電圧調整装置を構成するユニットの内、大形になるのを避けられないユニットは分路リアクトルユニットであるが、本発明では、分路リアクトルユニットのタンク内に絶縁油と分路リアクトルの本体とを収容すればよいため、このユニットの投影面積を単一の電柱に支持することができる範囲の大きさに抑えることは容易である。開閉器ユニットは、分路リアクトルに比べて小形に構成される開閉器類をケース内にまとめて収容したもので、分路リアクトルユニットに比べて遙かに小形に構成することができる。更に分路リアクトルユニット及び開閉器ユニットは上下方向に並べて配置されるため、電圧調整装置全体の投影面積を分路リアクトルユニットの投影面積以内に抑えることができ、電圧調整装置全体を問題なく単一の電柱に取り付けることができる。
なお上記の電圧調整装置において、開閉器ユニットを複数のユニットに分割することも考えられるが、その場合、電圧調整装置を構成するユニット相互間を接続する配線が複雑になり、装柱作業が面倒になって好ましくない。上記の構成によれば、分路リアクトルユニットと開閉器ユニットとの2つのユニットだけで電圧調整装置の要部を構成できるため、装柱作業を簡単にすることができる。
なお実際には、上記のユニットの外に、計器用変圧器の出力信号に基づいて電磁接触器を制御する制御回路の構成要素を収容した制御箱が必要であるが、この制御箱は小形に構成できるため、電柱の分路リアクトルユニットが取り付けられた部分よりも下方の部分に容易に取り付けることができる。
電磁接触器を動作させるためには、電源が必要である。電磁接触器の電源となるトランスを開閉器ユニットのケース内に更に収容することも可能であるが、電磁接触器の電源は計器用変圧器から供給することもできるので、開閉器ユニットのケース内に電磁接触器の電源となるトランスを設けることは必須ではない。
また本発明では、分路リアクトルを配電線に投入したり、配電線から切り離したりする分路リアクトル用開閉器が、各相の開閉部を真空スイッチで構成した真空電磁接触器からなっているため、分路リアクトル用開閉器の寿命を長くすることができる。従来分路リアクトル用開閉器として用いられていたガス開閉器は、開閉性能が1千回程度であったため、1日当たり2回開閉を行うとした場合に、その寿命が1.4年程度であったが、真空電磁接触器は、約10万回の開閉性能を有し、1日当たり2回開閉を行うとした場合、その寿命は136年程度になる。従って本発明によれば、分路リアクトル用開閉器の寿命を飛躍的に長くすることができる。
本発明の好ましい態様では、上記開閉器ユニットのケース内に、高圧配電線から侵入する雷サージに対して保護動作を行う耐雷素子と、一端が接地され、他端が分路リアクトルに接続されるサージ吸収用コンデンサとが更に収容される。
本発明の他の好ましい態様では、高圧交流負荷開閉器と電力ヒューズとがケース内に収容されて第1の開閉器ユニットが構成され、分路リアクトルがタンク内に収容されて分路リアクトルユニットが構成されるとともに、該タンクの天井板に固定された上部ケース内に分路リアクトル用開閉器と計器用変圧器とが収容されることにより第2の開閉器ユニットが構成されて、分路リアクトルユニットと第2の開閉器ユニットとにより複合ユニットが構成される。上記上部ケースは分路リアクトルユニットのタンクの天井板の周縁部から外側にはみ出さないように設けられる。そして、第1の開閉器ユニットと複合ユニットとが上下に並べて電柱に支持されて両ユニット間が電線を通して接続される。この場合も、分路リアクトル用開閉器は、各相の開閉部を真空スイッチで構成した真空電磁接触器からなっている。
上記のように、高圧交流負荷開閉器と電力ヒューズとをケース内に収容して第1の開閉器ユニットを構成すると共に、分路リアクトルユニットのタンクの天井板に固定された上部ケースと該ケース内に収容された分路リアクトル用開閉器及び計器用変圧器とにより第2の開閉器ユニットを構成して、分路リアクトルユニットと第2の開閉器ユニットとにより複合ユニットを構成した場合にも、電圧調整装置の構成要素を、上下に配置された2つのユニットに集約することができる。この場合、第2の開閉器ユニットの構成要素を収容する上部ケースは、分路リアクトルユニットのタンクの天井部の周縁部から外側にはみ出さないように設けられているため、分路リアクトルユニットのタンクの上に第2の開閉器ユニットを配置したことにより、複合ユニットの投影面積が、分路リアクトルユニットの投影面積以上に増大することはない。従って、この場合も、電圧調整装置の構成要素を上下に配置した2つのユニットに集約して装置の構成の簡素化を図るとともに、投影面積が過大になるのを防いで、単一の電柱への取付を容易にすることができる。
本発明の好ましい態様では、開閉器ユニットのケース内に、高圧配電線から侵入する雷サージに対して保護動作を行う耐雷素子が更に配置され、上部ケース内には、一端が接地され、他端が分路リアクトルに接続されるサージ吸収用コンデンサが更に収容される。
本発明の他の好ましい態様では、高圧交流負荷開閉器がケース内に収容されて第1の開閉器ユニットが構成され、また分路リアクトルがタンク内に収容されて分路リアクトルユニットが構成されるとともに、該タンクの天井板に固定された上部ケース内に電力ヒューズと分路リアクトル用開閉器と計器用変圧器とが収容されることにより第2の開閉器ユニットが構成されて、分路リアクトルユニットと第2の開閉器ユニットとにより複合ユニットが構成され、第1の開閉器ユニットと複合ユニットとが上下に並べて電柱に支持されて両ユニット間が電線を通して接続される。また上部ケースは分路リアクトルユニットのタンクの天井板の周縁部から外側にはみ出さないように設けられ、分路リアクトル用開閉器は、各相の開閉部を真空スイッチで構成した真空電磁接触器からなっている。
上記のように構成した場合も、電圧調整装置の構成要素を上下に配置した2つのユニットに集約して装置の構成の簡素化を図るとともに、投影面積が過大になるのを防いで、単一の電柱への取付を容易にすることができる。
上記のように構成する場合、上部ケース内に、一端が接地され、他端が分路リアクトルに接続されるサージ吸収用コンデンサと、高圧配電線から侵入する雷サージに対して保護動作を行う耐雷素子とを更に収容するのが好ましい。
上記のように、本発明によれば、電圧調整装置の構成要素を上下に配置される2つのユニットに集約することができ、装置の構成の簡素化を図ることができる。本発明においては、分路リアクトルユニットのタンク内に絶縁油と分路リアクトルの本体とを収容すればよく、最も大形になる分路リアクトルユニットの投影面積を単一の電柱に支持することができる範囲の大きさに抑えることができる。また電圧調整装置を構成する2つのユニットは、上下方向に並べて配置するため、電圧調整装置全体の投影面積を分路リアクトルユニットの投影面積以内に抑えることができ、装置全体を問題なく単一の電柱に取り付けることができる。
本発明においては、分路リアクトルを配電線に投入したり、配電線から切り離したりする分路リアクトル用開閉器として、各相の開閉部を真空スイッチで構成した真空電磁接触器を用いるため、分路リアクトル用開閉器の寿命を従来に比べて飛躍的に長くすることができ、分路リアクトル用開閉器の保守点検の周期を長くすると共に、信頼性を向上させることができる。
以下図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係わる電圧調整装置の構成を示す回路図であり、図2は本実施形態の電圧調整装置を電柱に取り付けた状態を示した斜視図である。図1及び図2において、1u,1v,1wはそれぞれ電柱2(図2参照)に腕金3と支持碍子BSuないしBSwとを介して支持された6kV系のU,V,W三相の高圧配電線、4は分路リアクトルユニット、5は開閉器ユニット、6は制御箱である。
分路リアクトルユニット4は、直方体状のタンク400と、三相星形結線されて絶縁油と共にタンク400内に収容された三相のリアクトルShRu,ShRv及びShRwからなる分路リアクトルShRとを備え、リアクトルShRu,ShRv及びShRwの中性点と反対側の端子がそれぞれタンク400の天井部を貫通して取り付けられたブッシング401u,401v及び401wの中心導体に接続されている。
本実施形態においては、分路リアクトルShRの容量(kVA)を複数段に切り換えるような使い方をすることを想定せず、変電所から一定の距離の区間の高圧配電線の電圧を所定の調整範囲(例えば150V)に調整することのみを想定して、分路リアクトルShRが単機容量を持つように構成することにより、その小形化を図っている。また本実施形態では、温度上昇が65℃の油入変圧器と同じ絶縁物を使用し、巻線の温度上昇保証値を65℃まで引き上げて油量を減少させることにより、タンク400の小形化を図っている。
開閉器ユニット5は、高圧配電線1uないし1wにそれぞれ一端が接続される三相の開閉部LBSuないしLBSwを有する高圧交流負荷開閉器LBSと、高圧交流負荷開閉器LBSの開閉部LBSuないしLBSwを通して流れる負荷電流が過大になったときに該負荷電流を遮断する電力ヒューズPFuないしPFwと、高圧交流負荷開閉器LBSの開閉部LBSuないしLBSw及び電力ヒューズPFuないしPFwに対して直列に接続された三相の開閉部VMCuないしVMCwを有する分路リアクトル用開閉器VMCと、高圧配電線1u,1v間の電圧を測定する計器用変圧器VTと、高圧配電線1uないし1wから高圧交流負荷開閉器LBSの開閉部LBSuないしLBSwと電力ヒューズPFuないしPFwとを通して侵入する雷サージに対して保護動作を行う耐雷素子LAuないしLAwと、一端が接地され、他端がリアクトルShRu,ShRv及びShRwに接続されるサージ吸収用コンデンサCuないしCwとを直方体状の金属ケース500内に収容した構成を有している。
高圧交流負荷開閉器LBSの開閉部LBSuないしLBSwの一端(固定接触子)は、ケース500の側壁部の上部を貫通して取り付けられたブッシング501uないし501wの中心導体に接続されている。本実施形態では、高圧交流負荷開閉器LBSの三相の開閉部LBSuないしLBSwのそれぞれの可動接触子側に電力ヒューズPFuないしPFwが内蔵されていて、電力ヒューズPFuないしPFwが溶断したときに動作するストライカーの働きにより、高圧交流負荷開閉器LBSの三相の開閉部の可動接触子が自動的に開位置に変位させられるようになっている。
本発明においては、分路リアクトル用開閉器VMCが、三相の開閉部VMCuないしVMCwを真空スイッチで構成した真空電磁接触器からなっていて、開閉部VMCuないしVMCwの固定コンタクト側の端子が高圧交流負荷開閉器LBSの開閉部LBSuないしLBSwの可動接触子に接続されている。分路リアクトル用開閉器の開閉部VMCuないしVMCwを構成する真空スイッチの可動コンタクト側の端子は、ケース500の側壁の下部を貫通して取り付けられたブッシング502vないし502wの中心導体に接続されている。また耐雷素子LAuないしLAwは、ZnO素子等からなっていて、それぞれの一端はケース500にアースされ、他端は高圧交流負荷開閉器の開閉部LBSuないしLBSwの可動接触子側の端子と分路リアクトル用開閉器の開閉部VMCuないしVMCwとの間をそれぞれ接続する導体に接続されている。サージ吸収用コンデンサCuないしCwの中性点はケース500にアースされ、これらのコンデンサの非中性点側の端子はそれぞれ分路リアクトル用開閉器の開閉部VMCuないしVMCwとブッシング502uないし502wとの間を接続する導体に接続されている。
図3ないし図5を参照すると、開閉器ユニット5のケース内における機器の配置の一例が示されている。図3は図4のIII−III線に沿って断面した断面図、図4は図3のIV−IV線に沿って断面した断面図、図5は図4のV−V線に沿って断面した断面図である。本実施形態では、横方向に並べて配置された三相のブッシング501uないし501wが、直方体状の金属ケース500の一つの側壁500aの上部を貫通して取り付けられ、フレーム504を介して側壁500aの内面に支持された絶縁バリア505が、ブッシング501u,501v間及び501v,501w間に配置されている。
側壁500aにはまた、電力ヒューズPFuないしPFwを内蔵した高圧交流負荷開閉器LBSの三相の開閉部LBSuないしLBSwと耐雷素子LAuないしLAwとが取り付けられている。高圧交流負荷開閉器LBSの三相の開閉部LBSuないしLBSwは、横方向に並べた状態で専用のフレーム20に支持されていて、フレーム20が、ブッシング501uないし501wの下方に位置させて側壁500aの内面に固定されている。耐雷素子LAuないしLAwはそれぞれ高圧交流負荷開閉器の三相の開閉部LBSuないしLBSwの下方に配置されて側壁500aに固定されている。耐雷素子LAuないしLAwのそれぞれの一端はケース500にアースされている。
またブッシング501uないし501wが取り付けられたケースの側壁500aに対して90°の角度をなしている他の側壁500bの下部を貫通して、横方向に並べて配置された三相のブッシング502uないし502wが取り付けられている。側壁500bにはまた、ブッシング502uないし502wの上方に位置させて、計器用変圧器VTが取付け金具21を介して取り付けられている。
真空スイッチからなる分路リアクトル用開閉器VMCの三相の開閉部VMCuないしVMCwは、横方向に並べた状態で専用のフレーム23に支持されていて、フレーム23がケース500の底壁部500cに固定されている。底壁部500cにはまた、分路リアクトル用開閉器VMCの側方に位置させて、三相のサージ吸収用コンデンサCuないしCwが取り付けられている。
図5において、25はケース500の底壁部500cに取り付けられたコネクタで、このコネクタには、制御箱6内の制御回路を開閉器ユニット4内の機器(分路リアクトル用開閉器VMC及び計器用変圧器VT)に接続するための制御ケーブルに取り付けられた相手側コネクタが接続される。
図3ないし図5には詳細に図示されていないが、開閉器ユニット5のケース内に収容された機器は、図1に示された回路を構成するように、適宜の配線を通して電気的に接続されている。
本実施形態では、図2に示されているように、分路リアクトルユニット4及び開閉器ユニット5が、開閉器ユニット5を分路リアクトルユニット4の上方に位置させた状態で、上下に並べて電柱の上部に支持金具31及び32を介して支持されていて、分路リアクトルユニット4のブッシング401uないし401wの中心導体と開閉器ユニット5のブッシング502uないし502wの中心導体との間が三相の電線33uないし33wを介して接続され、開閉器ユニット5のブッシングの中心導体が、高圧配電線1uないし1wから分岐された電線35uないし35wに接続されている。制御箱6は、分路リアクトルユニット4より下方に配置されて、支持金具36により電柱2に支持されている。
制御箱6内には、配電線1uないし1wの電圧を所定の調整範囲に収めるべく、計器用変圧器VTを通して計測された配電線の電圧が所定の調整範囲を超えたときに分路リアクトル用開閉器VMCをオン状態にして分路リアクトルShRを配電線に投入し、計器用変圧器VTを通して計測された配電線の電圧が所定の調整範囲を下回ったときに分路リアクトル用開閉器VMCをオフ状態にして分路リアクトルShRを配電線から切り離すように、配電線電圧に応じて分路リアクトル用開閉器(真空電磁接触器)VMCに制御信号を与える制御回路の構成部品が収容されていて、制御箱6と開閉器ユニット5との間は、電柱に添わせて配置された制御ケーブル38により接続されている。また開閉器ユニット5のケース500は電柱2に添わせて配置された図示しない接地線を通して大地にアースされている。
本実施形態では、計器用変圧器VTを、配電線電圧の検出だけでなく、分路リアクトル用開閉器VMCを構成する真空電磁接触器及び制御箱6内の制御回路を動作させるための電源としても用いている。
上記分路リアクトルユニット4と、開閉器ユニット5と、制御箱6とにより電圧調整装置が構成されている。上記のように構成すると、電圧調整装置の主要部の構成要素を上下に配置される2つのユニット4及び5に集約することができ、装置の構成の簡素化を図ることができる。上記電圧調整装置を構成するユニットの内、大形になるのを避けられないユニットは分路リアクトルユニット4であるが、本発明では、分路リアクトルユニットのタンク内に絶縁油と分路リアクトルの本体とを収容すればよいため、リアクトル巻線の温度上昇保証値を引き上げたり、リアクトルの容量を単機容量とする等の工夫をすることにより、分路リアクトルユニットの投影面積を単一の電柱に支持することができる範囲の大きさに抑えることは容易である。
また開閉器ユニットは、分路リアクトルに比べて小形に構成される開閉器等をケース内にまとめて収容したもので、そのケース500は、分路リアクトルユニットのタンク400の上方に配置した際に、その水平面上への投影面がタンク400の投影面よりも外側にはみ出すことがないように、タンク400に比べて十分に小形に構成することができる。従って、分路リアクトルユニット及び開閉器ユニットを上下方向に並べて配置することで、電圧調整装置全体の投影面積を分路リアクトルユニットの投影面積以内に抑えることができ、装置全体を問題なく単一の電柱に取り付けることができる。
図6ないし図9は本発明の第2の実施形態を示している。図6はその電気的な構成を示す回路図、図7は本実施形態の電圧調整装置を電柱に装着した状態を示した斜視図、図8は本実施形態で用いる開閉器ユニットの断面図、図9は本実施形態で用いる複合ユニットを一部断面して示した正面図である。
図6に示された回路の構成は図1に示したものと同様であるが、本実施形態では、開閉部LBuないしLBSwの可動接触子に電力ヒューズPFuないしPFwを内蔵した高圧交流負荷開閉器LBSと、耐雷素子LAuないしLAwとがケース500内に収容されて第1の開閉器ユニット5Aが構成されている。また分路リアクトルShRがタンク400内に収容されて分路リアクトルユニット4が構成されるとともに、タンク400の天井板に固定された上部ケース503内に真空電磁接触器からなる分路リアクトル用開閉器VMCと計器用変圧器VTと、サージ吸収用コンデンサCuないしCwとが収容されることにより第2の開閉器ユニット5Bが構成されて、分路リアクトルユニット4と第2の開閉器ユニット5Bとにより複合ユニット7が構成されている。
第1の開閉器ユニット5Aは図8に示したように、第1の実施形態で用いたケースよりも高さが低い直方体状のケース500内に電力ヒューズPFuないしPFwを内蔵した高圧交流負荷開閉器LBSと耐雷素子LAuないしLAwとを収容した構成を有する。図示の例では、電力ヒューズPFuないしPFwを内蔵した高圧交流負荷開閉器LBSと、耐雷素子LAuないしLAwとがケース500の1つの側壁部500aに取り付けられ、側壁部500aの上部を貫通して三相のブッシング501uないし501wが取り付けられている。また側壁部500aに対して90度の角度をなす他の側壁部(図8において手前側に位置する図示しない側壁部)を貫通して三相のブッシング502uないし502w(図7参照)が取り付けられている。
分路リアクトルユニット4は第1の実施形態と同様に、直方体状のタンク400内に絶縁油とともに分路リアクトルShRを収容した構成を有し、タンク400の天井板を貫通して三相のブッシング401uないし401wが取り付けられている。
図9に示すように、タンク400の天井板400aに、下端が開口した直方体状のカバーの開口端周縁部に設けられたフランジ503fが接続されることにより、タンク400の上部に上部ケース503が一体に構成されている。装置の投影面積が分路リアクトルユニット4のタンク400の投影面積以上に拡大されることがないようにするため、上部ケース503は、分路リアクトルユニット4のタンク400の天井板の周縁部から外側にはみ出さないように設けられている。
この例では、タンク400の天井板400aがケース503の底板を兼ねていて、天井板400aの上に、三相の開閉部VMCuないしVMCwを構成する真空スイッチをフレーム23に取り付けた構成を有する分路リアクトル用開閉器(真空電磁接触器)VMCと、サージ吸収用コンデンサCuないしCwとが固定され、ケース503の側壁に計器用変圧器VTが固定されている。サージ吸収用コンデンサCuないしCwの一端は天井板400a(上部ケース503の底板)にアースされている。また上部ケース503の天井板503aを貫通して、三相のブッシング504uないし504wが取り付けられている。
タンク400の天井板に固定された上部ケース503と、この上部ケース内に収容された分路リアクトル用開閉器VMCと計器用変圧器VTとサージ吸収用コンデンサCuないしCwとにより第2の開閉器ユニット5Bが構成され、この第2の開閉器ユニット5Bと分路リアクトルユニット4とにより複合ユニット7が構成されている。
第1の開閉器ユニット5A内の機器、及び第2の開閉器ユニット5B内の機器は、図6に示された回路を構成するように図示しない適宜の配線を通して電気的に接続されている。
本実施形態では、図7に示すように、複合ユニット7及び第1の開閉器ユニット5Aが、第1の開閉器ユニット5Aを複合ユニット7の上方に位置させた状態で、上下に並べて電柱2の上部に支持金具31及び32を介して支持されていて、複合ユニット7のブッシング504uないし504wの中心導体と第1の開閉器ユニット5Aのブッシング502uないし502wの中心導体との間が三相の電線33uないし33wを通して接続され、第1の開閉器ユニット5Aのブッシング501uないし501wの中心導体が、高圧配電線1uないし1wから分岐された電線35uないし35wに接続されている。制御箱6は、複合ユニット7より下方に配置されて、支持金具36により電柱2に支持されている。制御箱6内の回路は、電柱2に添わせて配置された制御ケーブル38を通して第2の開閉器ユニット5Bに接続されている。またケース500及び上部ケース503は電柱2に添わせて配置された図示しない接地線を通して大地にアースされている。
上記複合ユニット7と第1の開閉器ユニット5Aと、制御箱6とにより、電圧調整装置が構成されている。上記のように構成した場合も、電圧調整装置の主要部の構成要素を上下に配置される2つのユニット5A及び7に集約することができ、装置の構成の簡素化を図ることができる。
図10ないし図13は本発明の第3の実施形態を示したもので、図10は電気的な構成を示す回路図、図11は本実施形態の電圧調整装置を電柱の取り付けた状態を示した斜視図、図12は本実施形態で用いる第1の開閉器ユニットの構成を示した断面図、図13は本実施形態で用いる複合ユニットの第2の開閉器ユニットの部分を断面して示した正面図である。
本実施形態に係わる電圧調整装置の電気的な構成は第1の実施形態及び第2の実施形態と同様である。本実施形態では、ケース500が第2の実施形態で用いたケースよりも更に小形に構成されていて、図12に示したように、このケース500内に、電力ヒューズを内蔵していない電磁操作形または手動操作形等の高圧交流負荷開閉器LBSが収容されている。ケース500の相対する側壁の一方及び他方の上部を貫通して、ブッシング501uないし501w及び502uないし502wが取り付けられ、ケース500と、高圧交流負荷開閉器LBSと、ブッシング501uないし501w及び502uないし502wとにより、第1の開閉器ユニット5Aが構成されている。この第1の開閉器ユニットの構造は、区分開閉器として用いられている高圧交流負荷開閉器ユニットの構造と同様である。
また図13に示したように、分路リアクトルユニット4のタンク400の天井板400aの周縁部から外側にはみ出さないようにして、該天井板400aに上部ケース503が一体化され、上部ケース503の天井板503aを貫通して、三相のブッシング504uないし504wが取り付けられている。本実施形態で用いる上部ケース503は、第2の実施形態で用いたものよりも高い高さを持つように構成されていて、該上部ケース503の底板を兼ねるタンク400の天井板400aの上に、第2の実施形態と同様に、真空スイッチからなる開閉部VMCuないしVMCwをフレーム23に取り付けてなる分路リアクトル用開閉器(真空電磁接触器)VMCと、サージ吸収用コンデンサCuないしCwとが固定され、上部ケース503の側壁の内面に計器用変圧器VTが取り付けられている。また分路リアクトル用開閉器VMCのフレーム23の上に三相の電力ヒューズPFuないしPFwが固定され、これらの電力ヒューズの一端がそれぞれ分路リアクトル用開閉器の開閉部VMCuないしVMCwの一端に接続導体50を通して接続されている。
タンク400の天井板に固定された上部ケース503と、この上部ケース内に収容された分路リアクトル用開閉器VMCとサージ吸収用コンデンサCuないしCwと計器用変圧器VTと電力ヒューズPFuないしPFwとにより、第2の開閉器ユニット5Bが構成され この第2の開閉器ユニット5Bと分路リアクトルユニット4とにより複合ユニット7が構成されている。
本実施形態では、図11に示すように、複合ユニット7及び第1の開閉器ユニット5Aが、第1の開閉器ユニット5Aを複合ユニット7の上方に位置させた状態で、上下に並べて電柱2の上部に支持金具31及び32を介して支持されている。複合ユニット7のブッシング504uないし504wの中心導体と第1の開閉器ユニット5Aのブッシング502uないし502wの中心導体との間が三相の電線33uないし33wを通して接続され、第1の開閉器ユニット5Aのブッシング501uないし501wの中心導体が、高圧配電線1uないし1wから分岐された電線35uないし35wに接続されている。制御箱6は、複合ユニット7より下方に配置されて、支持金具36により電柱2に支持されている。制御箱6内の回路は、電柱2に添わせて配置された制御ケーブル38を通して第2の開閉器ユニット5Bに接続されている。また上部ケース503は電柱2に添わせて配置された図示しない接地線を通して大地にアースされている。
上記複合ユニット7と第1の開閉器ユニット5Aと、制御箱6とにより、電圧調整装置が構成されている。本実施形態のように構成した場合も、電圧調整装置の主要部の構成要素を上下に配置される2つのユニット5A及び7に集約して、装置の構成の簡素化を図ることができる。
第1ないし第3の実施形態において、ケース500内及び503内における機器の配置は上記の例に限定されるものではない。例えば、図8において、高圧交流負荷開閉器LBSuないしLBSw及び耐雷素子LAuないしLAwをケース500の底部に固定することもできる。
本発明の第1の実施形態に係わる電圧調整装置の構成を示す回路図である。 本実施形態の電圧調整装置を電柱に取り付けた状態を示した斜視図である。 図4のIII−III線に沿って断面した断面図である。 図3のIV−IV線に沿って断面した断面図である。 図4のV−V線に沿って断面した断面図である。 本発明の第2の実施形態に係わる電圧調整装置の構成を示す回路図である。 本実施形態の電圧調整装置を電柱に装着した状態を示した斜視図である。 本実施形態で用いる開閉器ユニットの断面図である。 本実施形態で用いる複合ユニットの一部を断面して示した正面図である。 本発明の第3の実施形態に係わる電圧調整装置の構成を示す回路図である。 本実施形態の電圧調整装置を電柱に装着した状態を示した斜視図である。 本実施形態で用いる第1の開閉器ユニットの構成を示した断面図である。 本実施形態で用いる複合ユニットの一部を断面して示した正面図である。
符号の説明
1uないし1w 高圧配電線
4 分路リアクトルユニット
400 タンク
ShR 分路リアクトル
5 開閉器ユニット
5A 第1の開閉器ユニット
5B 第2の開閉器ユニット
500 ケース
503 ケース
7 複合ユニット
LBS 高圧交流負荷開閉器
PFuないしPFw 電力ヒューズ
VMC 分路リアクトル用開閉器(真空電磁接触器)
VT 計器用変圧器
LAuないしLAw 耐雷素子
CuないしCw サージ吸収用コンデンサ

Claims (6)

  1. 高圧配電線に一端が接続される高圧交流負荷開閉器と、前記高圧交流負荷開閉器を通して流れる負荷電流が過大になったときに該負荷電流を遮断する電力ヒューズと、前記高圧交流負荷開閉器及び電力ヒューズに対して直列に接続された分路リアクトル用開閉器と、前記高圧配電線の電圧を測定する計器用変圧器と、前記高圧交流負荷開閉器と前記電力ヒューズと前記分路リアクトル用開閉器とを通して前記高圧配電線に接続される分路リアクトルとを備えて、前記計器用変圧器を通して計測される前記高圧配電線の電圧に応じて前記分路リアクトル用開閉器をオンオフすることにより前記分路リアクトルを前記高圧配電線に接続したり前記高圧配電線から切り離したりして、前記高圧配電線の電圧を設定された調整範囲に収めるように調整する電圧調整装置において、
    前記高圧交流負荷開閉器と前記電力ヒューズと前記分路リアクトル用開閉器と前記計器用変圧器とが共通のケース内に収容されて開閉器ユニットが構成されるとともに、前記分路リアクトルがタンク内に収容されて分路リアクトルユニットが構成され、
    前記開閉器ユニットと分路リアクトルユニットとが上下に並べて電柱に支持されて両ユニット間が電線を通して接続され、
    前記分路リアクトル用開閉器は、各相の開閉部を真空スイッチで構成した真空電磁接触器からなっていること、
    を特徴とする電圧調整装置。
  2. 前記開閉器ユニットのケース内に、前記高圧配電線から侵入する雷サージに対して保護動作を行う耐雷素子と、一端が接地され、他端が前記分路リアクトルの一端に接続されるサージ吸収用コンデンサとが更に収容されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の電圧調整装置。
  3. 高圧配電線に一端が接続される高圧交流負荷開閉器と、前記高圧交流負荷開閉器を通して流れる負荷電流が過大になったときに該負荷電流を遮断する電力ヒューズと、前記高圧交流負荷開閉器及び電力ヒューズに対して直列に接続された分路リアクトル用開閉器と、前記高圧配電線の電圧を測定する計器用変圧器と、前記高圧交流負荷開閉器と前記電力ヒューズと前記分路リアクトル用開閉器とを通して前記高圧配電線に接続される分路リアクトルとを備えて、前記計器用変圧器を通して計測される前記高圧配電線の電圧に応じて前記分路リアクトル用開閉器をオンオフすることにより前記分路リアクトルを前記高圧配電線に接続したり前記高圧配電線から切り離したりして、前記高圧配電線の電圧を設定された調整範囲に収めるように調整する電圧調整装置において、
    前記高圧交流負荷開閉器と前記電力ヒューズとがケース内に収容されて第1の開閉器ユニットが構成され、
    前記分路リアクトルがタンク内に収容されて分路リアクトルユニットが構成されるとともに、該タンクの天井板に固定された上部ケース内に前記分路リアクトル用開閉器と前記計器用変圧器とが収容されることにより第2の開閉器ユニットが構成されて、前記分路リアクトルユニットと前記第2の開閉器ユニットとにより複合ユニットが構成され、
    前記第1の開閉器ユニットと、前記複合ユニットとが上下に並べて電柱に支持されて両ユニット間が電線を通して接続され、
    前記上部ケースは前記分路リアクトルユニットのタンクの天井板の周縁部から外側にはみ出さないように設けられ、
    前記分路リアクトル用開閉器は、各相の開閉部を真空スイッチで構成した真空電磁接触器からなっていること、
    を特徴とする電圧調整装置。
  4. 前記開閉器ユニットのケース内に、前記高圧配電線から侵入する雷サージに対して保護動作を行う耐雷素子が更に配置され、
    前記上部ケース内には、一端が接地され、他端が前記分路リアクトルに接続されるサージ吸収用コンデンサが更に収容されている請求項3に記載の電圧調整装置。
  5. 高圧配電線に一端が接続される高圧交流負荷開閉器と、前記高圧交流負荷開閉器を通して流れる負荷電流が過大になったときに該負荷電流を遮断する電力ヒューズと、前記高圧交流負荷開閉器及び電力ヒューズに対して直列に接続された分路リアクトル用開閉器と、前記高圧配電線の電圧を測定する計器用変圧器と、前記高圧交流負荷開閉器と前記電力ヒューズと前記分路リアクトル用開閉器とを通して前記高圧配電線に接続される分路リアクトルとを備えて、前記計器用変圧器を通して計測される前記高圧配電線の電圧に応じて前記分路リアクトル用開閉器をオンオフすることにより前記分路リアクトルを前記高圧配電線に接続したり前記高圧配電線から切り離したりして、前記高圧配電線の電圧を設定された調整範囲に収めるように調整する電圧調整装置において、
    前記高圧交流負荷開閉器がケース内に収容されて第1の開閉器ユニットが構成され、
    前記分路リアクトルがタンク内に収容されて分路リアクトルユニットが構成されるとともに、該タンクの天井板に固定された上部ケース内に前記電力ヒューズと前記分路リアクトル用開閉器と前記計器用変圧器とが収容されることにより第2の開閉器ユニットが構成されて、前記分路リアクトルユニットと前記第2の開閉器ユニットとにより複合ユニットが構成され、
    前記第1の開閉器ユニットと、前記複合ユニットとが上下に並べて電柱に支持されて両ユニット間が電線を通して接続され、
    前記上部ケースは前記分路リアクトルユニットのタンクの天井板の周縁部から外側にはみ出さないように設けられ、
    前記分路リアクトル用開閉器は、各相の開閉部を真空スイッチで構成した真空電磁接触器からなっていること、
    を特徴とする電圧調整装置。
  6. 前記上部ケース内に、一端が接地され、他端が前記分路リアクトルに接続されるサージ吸収用コンデンサと、前記高圧配電線から侵入する雷サージに対して保護動作を行う耐雷素子とが更に収容されている請求項5に記載の電圧調整装置。
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