JP5309876B2 - Vacuum pump - Google Patents
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Description
本発明は、DCブラシレスモータによって回転駆動される真空ポンプに関する。 The present invention relates to a vacuum pump that is rotationally driven by a DC brushless motor.
ポンプ内のロータの端面に段部を形成し、この段部に対向してギャップセンサを配設するとともに、ギャップセンサによりロータの回転位置(磁極位置)を検出し、その検出信号に基づいてDCブラシレスモータに電力を供給してロータを回転駆動するようにしたターボ分子ポンプが知られている(例えば特許文献1参照)。 A step portion is formed on the end surface of the rotor in the pump, and a gap sensor is disposed opposite to the step portion, and the rotational position (magnetic pole position) of the rotor is detected by the gap sensor, and DC is detected based on the detection signal. There is known a turbo-molecular pump in which electric power is supplied to a brushless motor to drive a rotor to rotate (see, for example, Patent Document 1).
この種のターボ分子ポンプでは、ギャップセンサのコイルに所定の搬送波信号が印加され、搬送波信号はセンサ部のインダクタンスの変化に応じて振幅変調されるとともに、振幅変調された搬送波信号から復調波として包絡線が取り出される。そして、その復調波と所定の閾値との大小を判定することにより、ロータの磁極位置が検出される。 In this type of turbo molecular pump, a predetermined carrier wave signal is applied to the gap sensor coil, and the carrier wave signal is amplitude-modulated in accordance with the change in inductance of the sensor unit, and enveloped as a demodulated wave from the amplitude-modulated carrier wave signal. The line is taken out. Then, the magnetic pole position of the rotor is detected by determining the magnitude of the demodulated wave and a predetermined threshold value.
しかしながら、振幅変調される搬送波信号はゲイン設定に応じた値となるため、ゲイン設定が異なると、復調波が閾値を超えるタイミングにずれが生じ、ロータの磁極位置を正確に検出できないおそれがある。 However, since the amplitude-modulated carrier wave signal has a value corresponding to the gain setting, if the gain setting is different, there is a possibility that the timing at which the demodulated wave exceeds the threshold value shifts and the magnetic pole position of the rotor cannot be detected accurately.
本発明による真空ポンプは、DCブラシレスモータによってロータを回転させることによりガスを排気する真空ポンプであって、ロータと一体に回転する回転体の軸方向端面には周方向に段部が形成され、この回転体の軸方向端面に対向して配設されるとともに、所定の搬送波信号が印加され、回転体の軸方向端面との間のギャップの変化に伴うインピーダンスの変化に応じて搬送波信号を振幅変調するセンサ部と、センサ部で振幅変調された変調波信号から包絡線を抽出して復調波信号を生成する復調生成手段と、復調波生成手段で生成された復調波信号のうち、所定周波数以上の復調波信号を通過させるフィルタ手段とを含み、フィルタ手段を介して出力されたフィルタ信号に基づいてロータの磁極位置を検出する検出手段と、検出手段により検出された磁極位置に基づき、DCブラシレスモータを制御するモータ制御手段とを備え、検出手段は、ポンプの回転状態に応じて、フィルタ手段を介したフィルタ信号またはフィルタ手段を介さない非フィルタ信号を出力する信号切換手段をさらに有し、信号切換手段から出力されたフィルタ信号または非フィルタ信号に基づいてロータの磁極位置を検出することを特徴とする。
A vacuum pump according to the present invention is a vacuum pump that exhausts gas by rotating a rotor by a DC brushless motor, and a step portion is formed in a circumferential direction on an axial end surface of a rotating body that rotates integrally with the rotor, The carrier wave signal is arranged so as to face the axial end face of the rotating body, and a predetermined carrier wave signal is applied, and the carrier wave signal is amplified according to a change in impedance accompanying a change in gap with the axial end face of the rotating body. A sensor unit that modulates, a demodulation generation unit that generates an demodulation wave signal by extracting an envelope from the modulation wave signal amplitude-modulated by the sensor unit, and a predetermined frequency among the demodulation wave signal generated by the demodulation wave generation unit Detecting means for detecting the magnetic pole position of the rotor on the basis of the filter signal output through the filter means, Based on the more the detected magnetic pole position, and a motor control means for controlling the DC brushless motor, the detection means, in accordance with the rotation state of the pump, non-filtered signal without through the filter signal or filter means via the filter means Is further provided, and the magnetic pole position of the rotor is detected based on the filter signal or the non-filter signal output from the signal switching means .
本発明によれば、フィルタ手段を介して出力された所定周波数以上の復調波信号に基づいてロータの磁極位置を検出するので、ゲイン設定に拘わらずロータの磁極位置を正確に検出できる。 According to the present invention, since the magnetic pole position of the rotor is detected based on the demodulated wave signal having a predetermined frequency or more output via the filter means, the magnetic pole position of the rotor can be accurately detected regardless of the gain setting.
−第1の実施の形態−
以下、図1〜図10を参照して本発明による真空ポンプをターボ分子ポンプに適用する場合の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るターボ分子ポンプの構成を示す図であり、ポンプ本体1とコントローラ30の概略構成を示している。ロータ2が取り付けられたシャフト3は、ベース4に設けられた電磁石51〜53によって非接触支持されている。シャフト3の浮上位置は、ベース4に設けられたラジアル変位センサ71,72およびアキシャル変位センサ73によって検出される。ラジアル磁気軸受を構成する電磁石51,52と、アキシャル磁気軸受を構成する電磁石53と、変位センサ71〜73とで5軸制御型磁気軸受が構成される。なお、27,28は非常用のメカニカルベアリングである。
-First embodiment-
Hereinafter, an embodiment in which a vacuum pump according to the present invention is applied to a turbo molecular pump will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a turbo molecular pump according to a first embodiment of the present invention, and shows a schematic configuration of a
シャフト3の下端には円形のディスク41が設けられ、ディスク41を上下に挟むように電磁石53が設けられている。シャフト3は、電磁石53によりディスク41を吸引することによりアキシャル方向に浮上する。ディスク41はナット42によりシャフト3の下端部に固定され、ディスク41とナット42はシャフト3と一体に回転する。ナット42の軸方向端面に対向し、ベース4側にはギャップ変位を検出するインダクタンス式のギャップセンサ44が配設されている。
A
ロータ2には、回転軸方向に沿って複数段の回転翼8が形成されている。上下に並んだ回転翼8の間には固定翼9がそれぞれ配設されている。これらの回転翼8と固定翼9とにより、ポンプ本体1のタービン翼段が構成される。各固定翼9は、スペーサ10によって上下に挟持されるように保持されている。スペーサ10は、固定翼9の保持機能とともに、固定翼9間のギャップを所定間隔に維持する機能を有している。
A plurality of stages of
固定翼9の後段(図示下方)にはドラッグポンプ段を構成するネジステータ11が設けられ、ネジステータ11の内周面とロータ2の円筒部12との間にギャップが形成されている。ロータ2とスペーサ10によって保持された固定翼9とは、ケーシング13内に納められている。ロータ2が取り付けられたシャフト3を電磁石51〜53により非接触支持しつつモータ6により回転駆動すると、ケーシング上端の吸気口13aからガスが吸入され、このガスは矢印G1のように背圧側(空間S1)に排気される。背圧側に排気されたガスは、排気口26に接続された補助ポンプにより排出される。
A screw stator 11 constituting a drag pump stage is provided at the rear stage (lower side in the figure) of the
モータ6は、DCブラシレスモータであり、シャフト3には永久磁石が内蔵されたモータロータが一体に設けられ、モータロータの周囲のベース4側にモータステータが配設されている。モータステータには、コントローラ30を介してモータ駆動電流が供給され、このモータ駆動電流によりモータロータの周囲に回転磁界が形成され、ロータ2が回転駆動する。
The
ターボ分子ポンプ本体1は、コントローラ30によって駆動制御される。コントローラ30はCPU、ROM、RAM、その他の周辺回路を含んで構成される。コントローラ30には、ギャップセンサ44の出力信号に基づいてロータ2(モータロータ)の回転と磁極位置を検出する検出部31と、磁気軸受を駆動制御する磁気軸受駆動制御部32と、モータ6を駆動制御するモータ駆動制御部33とが設けられている。モータ駆動制御部33は、検出部31で検出された磁極位置に同期してモータステータに転流する。
The turbo
図2は、シャフト下端部のナット42とギャップセンサ44とを示す斜視図であり、ギャップセンサ側から見た図である。ナット42の端面(図1の底面)には、中心部42aよりも外径側において180°間隔に段部42bが設けられ、段部42bを境にして高位置に端面部421が、低位置に端面部422がそれぞれ形成されている。ギャップセンサ44から端面部422までのギャップ量g2は、ギャップセンサ44から端面部421までのギャップ量g1よりも大きい。
FIG. 2 is a perspective view showing the
ギャップセンサ44は段部42bにおけるギャップ量を検出する。図3は、ギャップセンサ44の出力特性を示す図である。ギャップセンサ44の出力は、ギャップ量が小さいほど大きく、ギャップ量が大きいほど小さくなる。例えばギャップセンサ44にナット端面部421が面してギャップ量がg1であれば、センサ出力はgs1となり、ギャップセンサ44にナット端面部422が面してギャップ量がg2であれば、センサ出力はgs2となる。
The
このギャップセンサ44からの信号に基づきシャフト3の位相、つまり磁極位置とロータ2の回転が検出される。すなわち、ギャップセンサ44は磁極位置検出用センサや回転センサとして用いられる。なお、ギャップセンサ44の側方には、ナット中心部42aに対向してアキシャル変位センサ73(図1)が配置される。
Based on the signal from the
図4は、ギャップセンサ44と検出部31の構成を示すブロック図である。ギャップセンサ44の構造は、珪素鋼などの透磁率の大きなコアの周囲にコイルを巻いた構成をなす。ギャップセンサ44のコイルには搬送波信号として一定周波数・一定電圧の高周波電圧が印加され、ギャップセンサ44とナット42との間に磁気回路が形成される。このとき、ナット42の回転に伴いセンサ部のインピーダンスが変化すると、ギャップセンサ44で搬送波が振幅変調され、変調波信号が出力される。
FIG. 4 is a block diagram illustrating the configuration of the
図5の特性aは、ギャップセンサ44から出力された変調波信号の一例であり、センサ44の出力電圧の時間変化を示す図である。図の時間T1において、ロータ2の回転によりギャップセンサ44とナット42の間のギャップ量が小さくなると、つまりナット端面部421がギャップセンサ44に対向しているときは、変調波の振幅が大きくなる。一方、図の時間T2において、ギャップセンサ44とナット42の間のギャップ量が大きくなると、つまりナット端面422がギャップセンサ44に対向しているときは、変調波の振幅が小さくなる。これによりロータ2の回転に伴い変調波信号aの振幅の増減が繰り返される。
A characteristic “a” in FIG. 5 is an example of a modulated wave signal output from the
ギャップセンサ44からの変調波信号aは図4に示すように復調回路45に入力される。復調回路45では、変調波信号aから振幅を取り出した信号、つまり図5の特性bに示す包絡線が抽出され、復調波信号bとして出力される。この復調波信号bは、HPF切換部46の切換に応じてハイパスフィルタ47(以下、HPF)を通過してフィルタ信号b1として出力される。またはHPF47を通過せずに非フィルタ信号b2として出力される。さらにこのフィルタ信号b1または非フィルタ信号b2と、予め定められた閾値s1またはs2との大小が判定部48において判定され、ハイ信号またはロー信号が出力される。
The modulated wave signal a from the
図5の特性cは、判定部48からの出力信号の一例である。時間T1では変調波信号(例えば非フィルタ信号b2)が閾値s2よりも大きいためハイ信号が出力され、時間T2では閾値s2よりも小さいためロー信号が出力される。ハイ信号、ロー信号は回転パルスであり、回転パルスによりシャフト3の回転数を検出できる。
A characteristic c in FIG. 5 is an example of an output signal from the
ここで、検出部31にHPF47を設ける意味について説明する。図5の変調波信号aの振幅、つまりセンサ44の感度は、ポンプ本体1には個体差があるため、大きさは一定ではない。図6(a),(b)は、互いに異なる感度のポンプを使用した場合の変調波信号a11,a12およびこれに対応した復調波信号(非フィルタ信号)b21,b22の一例である。変調波信号a12の振幅は変調波信号a11の振幅よりも大きい。
Here, the meaning of providing the
図6(c)は、各復調波信号b21,b22と閾値s2との関係を示す図である。図6(c)に示すように復調波信号b21,b22は互いに大きさが異なるため、復調波信号b21と閾値s2との交点は、復調波信号b22と閾値s2との交点とは一致せず、両者にずれが生じる。このため、復調波信号b21の出力時の判定部43からの信号(ローハイ信号)をC11、復調波信号b22の出力時の判定部43からの信号をC12で表すと、ロー信号からハイ信号に切り換わる時間がΔTだけずれる。このような時間ずれがあると、モータロータの磁極位置を正確に検出できなくなり、モータ6の制御に支障を来す。
FIG. 6C is a diagram showing the relationship between the demodulated wave signals b21 and b22 and the threshold value s2. As shown in FIG. 6C, since the demodulated wave signals b21 and b22 have different sizes, the intersection of the demodulated wave signal b21 and the threshold s2 does not coincide with the intersection of the demodulated wave signal b22 and the threshold s2. , There is a gap between the two. For this reason, a signal (low-high signal) from the determination unit 43 when the demodulated wave signal b21 is output is represented by C11, and a signal from the determination unit 43 when the demodulated wave signal b22 is output is represented by C12. The switching time is shifted by ΔT. If there is such a time lag, the magnetic pole position of the motor rotor cannot be detected accurately, which hinders the control of the
これを防止するため、本実施の形態では検出部31にHPF47を設ける。図7は、HPF47を通過したフィルタ信号b11,b12と通過しない非フィルタ信号b21,b22との関係を示す図である。フィルタ信号b11,b12は非フィルタ信号b21,b22から低周波成分を除去した信号であり、0点側にシフトした波形となる。ゲイン設定が異なるとフィルタ信号b11,b12の大きさは異なるが、閾値(例えば0点)との交点は互いに一致する。これによりゲイン設定に拘わらずフィルタ信号b11,b12は同一のポイントで閾値s1と交わるため、図6(c)の時間ずれΔTをなくすことができ、モータロータの磁極の位置を精度良く検出できる。
In order to prevent this,
ところで、HPF47は所定周波数(例えば1Hz)以上の信号を通過させるため、例えばロータ停止時にはHPF47から所望の波形信号が出力されず、判定部48で出力信号のローハイを判定できない。この場合、復調波信号bをHPF47を通過させずに非フィルタ信号b2としてそのまま出力すると、非フィルタ信号b2は図3の特性に示すようにギャップ量に応じた値gs1またはgs2となる。したがって、このセンサ出力gs1,gs2に基づきギャップ量がg1かg2かを判定すれば、ロータ停止時であってもモータロータの大まかな磁極位置を検出できる。また、始動時にはロータ磁極位置を厳密に定義する必要はなく大まかな磁極位置の判定ができればよい。
By the way, since the
以上の点を考慮して本実施の形態では、HPF切換部46(図4)によりロータ回転数に応じてHPF47の選択(オン)/非選択(オフ)を切り換え、モータロータの磁極位置を検出する。
In consideration of the above points, in the present embodiment, the HPF switching unit 46 (FIG. 4) switches the selection (ON) / non-selection (OFF) of the
図8は、コントローラ30のCPUで実行される処理、とくに検出部31における処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、例えば電源スイッチのオン後、スタートスイッチのオンにより開始され、ストップスイッチのオンにより終了する。電源スイッチのオンによりコントローラ30が通電され、ギャップセンサ44に一定周波数の搬送波信号が印加される。また、磁気軸受駆動制御部32における処理によりシャフト3が磁気浮上される。なお、閾値s1は、予め所定値(例えば0)に設定され、閾値s2は、0よりも小さい所定値に設定されている。
FIG. 8 is a flowchart illustrating an example of processing executed by the CPU of the
まず、ステップS1で、HPF切換部46に制御信号を出力し、HPF47をオフするとともに、判定部48で復調波信号b(非フィルタ信号b2)と閾値s2との大小を判定し、回転パルスとしてローハイ信号を出力させる。ステップS2では、この回転パルスの周波数が予め定めた所定値f1以上か否かを判定する。所定値f1はHPF47の特性によって定まり、例えば入力信号に対する出力信号の比が1となる値に設定されている。ステップS2が否定されるとステップS3に進む。
First, in step S1, a control signal is output to the
ステップS3では、判定部48で復調波信号b(非フィルタ信号b2)と閾値s2との大小を判定し、この判定結果に基づきロータ2の磁極位置を検出する。ロータ2の回転停止時等で、復調波信号bと閾値s2との大小が判定できない場合には、図3の特性に基づき判定部48でギャップ量g1,g2を判定し、磁極位置を検出する。ステップS4では、この磁極位置に基づいてモータ駆動制御部33に制御信号を出力する。これによりモータ駆動が開始され、ロータ2が回転する。次いでステップS2に戻り、同様の処理を繰り返す。
In step S3, the
一方、ステップS2で、回転パルスの周波数が所定値f1以上と判定されるとステップS5に進む。ステップS5では、HPF切換部46に制御信号を出力し、HPF47をオンする。ステップS6では、判定部48で、HPF47を通過したフィルタ信号b1と閾値s1との大小を判定し、この判定結果に基づき磁極位置を検出する。ステップS7では、この磁極位置に基づいてモータ駆動制御部33に制御信号を出力する。これによりモータ駆動が継続され、ロータ2の回転数が予め定めた定格回転数まで上昇する。
On the other hand, if it is determined in step S2 that the frequency of the rotation pulse is equal to or higher than the predetermined value f1, the process proceeds to step S5. In step S5, a control signal is output to the
第1の実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)ロータ4と一体に回転するナット42の軸方向端面に段部42bを形成するとともに、この軸方向端面に対向してギャップセンサ44を配設した。そして、検出部31での処理により、ギャップセンサ44で振幅変調された変調波信号aから復調波信号bを生成し、この復調波信号bをHPF47でフィルタリングしてフィルタ信号b1を取得し、フィルタ信号b1と閾値s1との大小を判定することによりモータロータの磁極位置を検出した。さらに、磁極の検出結果に基づきモータ駆動制御部33でモータ6を制御するようにした。これによりゲイン設定に拘わらずモータロータの磁極位置を正確に検出することができ、モータ6を精度良く制御できる。
According to 1st Embodiment, there can exist the following effects.
(1) A
(2)周波数が所定値f1以上では復調波信号bをHPF47を介して出力し、フィルタ信号b1と閾値s1とを比較するようにしたので、復調波信号b(非フィルタ信号b2)が閾値s2から大きくずれ、図9に示すように非フィルタ信号b2と閾値s2とが交差していない場合であっても、ロータ4の磁極位置の検出が可能になる。
(2) Since the demodulated wave signal b is output via the
(3)復調波信号bの周波数が所定値f1未満では、HPF切換部46での切換によりHPF47をオフして非フィルタ信号b2を出力し、周波数が所定値f1以上では、HPF47をオンしてフィルタ信号b1を出力するようにした。そして、この非フィルタ信号b2,フィルタ信号b1と閾値S1,S2との大小を判定し、その判定結果に基づいてロータ2の磁極位置を検出するようにした。これによりポンプ停止時からポンプ回転数が定格回転数に至るまでの全域において、精度よくロータ2の磁極位置を検出できる。
(3) When the frequency of the demodulated wave signal b is less than the predetermined value f1, the
なお、上記実施の形態(図8)では、回転パルスの周波数が所定値f1以上か否かを判定して、HPF47をオフからオンに切り換えるようにしたが、これに代えて図10の処理によりHPF47を切り換えるようにしてもよい。すなわち図10に示すように、スタートスイッチのオンから所定時間の経過を判定し(ステップS2A)、所定時間後にHPF47をオフからオンに切り換えるようにしてもよい。これによりHPFオフ時にロータ2の回転が検出されず、HPFオン時に回転が検出される場合に、所定時間経過後には確実に回転を検出できるようになる。
In the above embodiment (FIG. 8), it is determined whether the frequency of the rotation pulse is equal to or higher than the predetermined value f1, and the
−第2の実施の形態−
図11を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、電源スイッチのオン後、スタートスイッチのオンによりロータ2を駆動し、ポンプの起動を開始するようにしたが、ポンプ起動後に停電が起き、その後、電源が復帰したときは、通常のポンプ起動時とは異なる処理が必要である。この点を説明するのが第2の実施の形態である。なお、以下では第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
-Second Embodiment-
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
In the first embodiment, after the power switch is turned on, the
図11は、第2の実施の形態に係るコントローラ30における処理の一例を示すフローチャートであり、とくに停電状態からの復帰後の処理を示すものである。このフローチャートに示す処理は、コントローラ30への通電開始により開始される。なお、停電復帰後にはコントローラ30は自動的に通電され、自動的に処理が開始される。コントローラ30が通電されるとギャップセンサ44も同時に通電される。
FIG. 11 is a flowchart showing an example of processing in the
ステップS11では、HPF切換部46からの信号によりHPF47をオンする。ステップS12では、ギャップセンサ44からの信号によりロータ2の回転数が所定回転数f2以上か否かを判定する。これは、停電時にロータ2が回転中で、かつ、停電復帰後もロータ2が慣性で回転しているか否かの判定であり、f2は例えば1Hzに設定される。ステップS12が肯定されるとステップS13に進み、モータ駆動制御部33に制御信号を出力し、ロータ2の回転を減速させる。
In step S11, the
ステップS12が否定されるとステップS14に進み、コントローラ30への通電開始から所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS14が否定されるとステップS11に進み、肯定されるとステップ15に進む。ステップS15では、HPF切換部46からの信号によりHPF47をオフする。ステップS16では、ロータ2の加速指令があったか否かを判定する。加速指令は、例えばスタートスイッチのオンによって指令できる。ステップS16は肯定されるまで繰り返され、ステップS16が肯定されるとステップS17に進む。ステップS17では、モータ駆動制御部33に制御信号を出力し、モータ駆動を開始させる。その後の処理は、図8のステップS4以降と同様である。
If step S12 is negative, the process proceeds to step S14, where it is determined whether or not a predetermined time has elapsed since the start of energization of the
このように第2の実施の形態では、コントローラ30への通電開始時、より詳しくは検出部31への通電開始時にHPF47をオンに切り換え、その後、ロータ2の回転が検出されなくなるとHPF47をオフに切り換えるようにした。これにより停電復帰後にロータ2を一旦減速させ、その後、ロータ2の駆動を開始する場合に、ロータ2の磁極位置を正確に検出することができ、ロータ2の回転を精度よく制御できる。なお、第2の実施の形態では、コントローラ30への通電開始後に所定時間の経過を待ってHPF47をオフに切り換えるようにしたが、所定時間の経過を待たずにHPF47をオフに切り換えるようにしてもよい。
As described above, in the second embodiment, the
−第3の実施の形態−
図12を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、周波数が所定値f1以下で、HPF47のオフ時に非フィルタ信号b2と閾値s2とを比較して回転パルスを出力するようにしたが、図9に示すように非フィルタ信号b2と閾値s2とが交差しない場合には、回転パルスが出力されない。これを防止するのが第3の実施の形態である。なお、以下では第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
-Third embodiment-
A third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
In the first embodiment, the frequency is equal to or less than the predetermined value f1, and the non-filter signal b2 is compared with the threshold value s2 when the
図12は、第3の実施の形態に係るコントローラ30での処理の一例を示すフローチャートであり、とくに閾値s2の変更に係る処理を示すものである。このフローチャートに示す処理は、例えば電源スイッチのオン後、モータ6に駆動電流が供給されると開始される。
FIG. 12 is a flowchart showing an example of processing in the
ステップS21では、ループ回数が判定される。ループ回数は初期状態では1に設定されている。ステップS21で、ループ回数が1と判定されるとステップS22に進み、HPF47をオンする。ステップS23では、フィルタ信号b1と閾値s1との大小を判定することにより回転パルスが出力されているか否か、換言するとロータ2の回転数が検出されたか否かを判定する。なお、HPF47をオンした直後に回転数の検出/非検出を判定するのではなく、HPF47のオン後、所定時間が経過してから回転数の検出/非検出を判定するようにしてもよい。
In step S21, the number of loops is determined. The number of loops is set to 1 in the initial state. If it is determined in step S21 that the number of loops is 1, the process proceeds to step S22 and the
ステップS23が肯定されるとステップS24に進み、フラグFaを1に設定する。一方、ステップS23が否定されるとステップS25に進み、フラグFaを0に設定する。次いで、ステップS26で、ループ回数に1を加算してループ回数を2とし、ステップS21に戻る。ステップS21でループ回数が2と判定されるとステップS27に進み、HPF47をオフする。
If step S23 is positive, the process proceeds to step S24, and the flag Fa is set to 1. On the other hand, if step S23 is negative, the process proceeds to step S25, and the flag Fa is set to 0. Next, in step S26, 1 is added to the number of loops to set the number of loops to 2, and the process returns to step S21. If it is determined in step S21 that the number of loops is 2, the process proceeds to step S27, and the
ステップS28では、非フィルタ信号b2と閾値s2との大小を判定することにより回転パルスが出力されているか否か、換言するとロータ2の回転数が検出されたか否かを判定する。なお、HPF47をオフした直後に回転数の検出/非検出を判定するのではなく、HPF47のオフ後、所定時間が経過してから回転数の検出/非検出を判定するようにしてもよい。ステップS28が肯定されるとステップS29に進み、フラグFbを1に設定する。一方、ステップS28が否定されるとステップS30に進み、フラグFbを0に設定する。次いで、ステップS26で、ループ回数に1を加算してループ回数を3とし、ステップS21に戻る。
In step S28, it is determined whether or not the rotation pulse is output by determining the magnitude of the non-filter signal b2 and the threshold value s2, in other words, whether or not the rotation speed of the
ステップS21でループ回数が3と判定されるとステップS31に進み、フラグFaとフラグFbがともに1であるか否かを判定する。ステップS31が肯定されるとステップS32に進む。この場合は閾値s2を変更する必要がなく、閾値s2を正常と判定し、処理を終了する。一方、ステップS31が否定されるとステップS33に進む。ステップS33ではフラグFaのみが1であるか否かを判定する。ステップS34が肯定されるとステップS34に進み、否定されると処理を終了する。ステップS34では、閾値s2を所定量だけ変更し、処理を終了する。以上の処理が終了すると、自動的にあるいはスタートスイッチのオンにより通常のポンプ運転(図8)が開始される。 If it is determined in step S21 that the number of loops is 3, the process proceeds to step S31, and it is determined whether or not both the flag Fa and the flag Fb are 1. If step S31 is positive, the process proceeds to step S32. In this case, there is no need to change the threshold value s2, the threshold value s2 is determined to be normal, and the process is terminated. On the other hand, if step S31 is negative, the process proceeds to step S33. In step S33, it is determined whether or not only the flag Fa is 1. When step S34 is affirmed, the process proceeds to step S34, and when denied, the process is terminated. In step S34, the threshold value s2 is changed by a predetermined amount, and the process ends. When the above processing is completed, normal pump operation (FIG. 8) is started automatically or when the start switch is turned on.
なお、ステップS34で閾値s2を所定量変更した後、再度、回転数の検出/非検出を判定し、回転数が検出されない場合には、回転数が検出されるようになるまで閾値s2を繰り返し変更するようにしてもよい。非フィルタ信号b2の振幅の中央値(図5のs)と現在の閾値s2とのずれを検出し、そのずれ分だけ閾値s2を変更するようにしてもよい。 After changing the threshold value s2 by a predetermined amount in step S34, it is determined again whether or not the rotation speed is detected. If the rotation speed is not detected, the threshold value s2 is repeated until the rotation speed is detected. It may be changed. A deviation between the median value of the amplitude of the non-filter signal b2 (s in FIG. 5) and the current threshold s2 may be detected, and the threshold s2 may be changed by the deviation.
このように第3の実施の形態では、フィルタ信号b1に基づいて判定部48から回転パルスが出力され、かつ、非フィルタ信号b2に基づいて回転パルスが出力されないときは、閾値s2の設定が不適切であるとして閾値s2を変更するようにした。これにより周波数が所定値f1未満の低速回転時においても、ロータ2の磁極位置を正確に検出することが可能となる。
As described above, in the third embodiment, when the rotation pulse is output from the
−参考実施形態−
図13〜図15を参照して本発明の参考実施形態について説明する。
上記第1〜第3の実施の形態では、周波数が所定値f1未満の低速回転時にHPF切換部46でHPF47をオフに切り換えるようにしたが、参考実施形態では、これに代えてシャフト3に加振力を付与する。なお、以下では第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
-Reference embodiment-
A reference embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
In the first to third embodiments, the
図13は、参考実施形態に係る検出部31の構成を示すブロック図である。なお、図4と同一の箇所には同一の符号を付している。図13に示すように復調回路45からの信号は全てHPF47に入力され、HPF47から判定部48にフィルタ信号b1が出力される。
FIG. 13 is a block diagram illustrating a configuration of the
図14は、電磁石51〜53の制御構成を示すブロック図である。シャフト3の浮上位置を検出する変位センサ71〜73からの信号は、磁気軸受制御部32に入力される。磁気軸受制御部32は、シャフト3を予め定めた所定位置に磁気浮上させるような制御信号を加算器54に出力する。一方、検出部31からの信号(回転パルス)は、加振器55に入力される。加振器55は、回転パルスの周波数が所定値f1未満のときに、加算器54に所定周波数の加振信号を出力し、回転パルスの周波数が所定値f1以上のときは、加算信号の出力を停止する。
FIG. 14 is a block diagram illustrating a control configuration of the
加算器54では、磁気軸受制御部32からの制御信号に加振信号が加算され、電磁石51〜53に出力される。これにより回転パルスの周波数が所定値f1未満のときに、所定周波数でシャフト3が加振され、ギャップセンサ44とナット42の端面とのギャップ量が図15(a)に示すように所定周期で変化する。このため、ロータ2が回転停止状態であっても、復調回路45からは図5の復調波信号bと同様の信号が出力される。すなわちセンサ44にシャフト3が近づいたときに振幅が大となる信号が出力され(時間T1)、センサ44からシャフト3が離れたときに振幅が小となる信号が出力される(時間T2)。
In the
この場合のセンサ出力の振幅は、ギャップセンサ44がナット端面部421,422のいずれに面しているかによって異なる。すなわち、ギャップセンサ44がナット端面部421に面しているときはセンサ出力の特性は図15(a)の実線に示すようになり、ナット端面部422に面しているときは点線に示すようになる。そこで、判定部48では、センサ出力から最大振幅値g1,g2を抽出し、図15(b)に示すように予め定めた閾値s3と比較することによりロー/ハイを判定する。回転数の信号が重畳する場合は、加振器55より出力される加振周波数はf1よりも十分大きくしておく(例えば10倍以上)のが好ましく、また、HPF(図示しない)やLPFや加振周波数のみを通過するフィルタなど(図示しない)を直列に接続することにより必要な加振による信号のみを抽出することができる。これにより周波数が所定値f1未満であってもロータ2の磁極位置を検出できる。なお、周波数が所定値f1以上の場合には、シャフト3に加振力は付与されない。この場合は、判定部48でフィルタ信号b1と閾値s1との比較によりローハイ信号が出力され、これにより磁極位置を検出できる。
The amplitude of the sensor output in this case varies depending on which of the nut
このように参考実施形態では、回転パルスの周波数が所定値f1未満のときに、磁気軸受け制御部32からの制御信号に加振信号を加算して、シャフト3を強制的に加振するようにした。これによりロータ回転停止時であっても、HPF47をオフすることなく磁極位置の検出が可能となる。磁気浮上用の電磁石51〜53によりシャフト3を加振するので、加振のための構成を新たに設ける必要がなく、構成が容易である。
As described above, in the reference embodiment , when the frequency of the rotation pulse is less than the predetermined value f1, the excitation signal is added to the control signal from the magnetic
−第4の実施の形態−
図16を参照して本発明の第4の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、電源スイッチのオン後、磁気軸受駆動制御部32での処理によりシャフト3を磁気浮上させるようにしたが、コントローラ30への通電開始時にはシャフト3を磁気浮上させず、ベアリング27,28でシャフト3を支持するようにしてもよい。この点を説明するのが第4の実施の形態である。なお、以下では第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
- Fourth Embodiment -
A fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
In the first embodiment, after turning on the power switch, the
図16は、第4の実施の形態に係るコントローラ30における処理の一例、とくに磁気軸受駆動制御に係る処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、例えば停電状態からの復帰によりコントローラ30への通電が開始されるとスタートする。
FIG. 16 is a flowchart illustrating an example of processing in the
ステップS41では、磁気軸受駆動制御部32に制御信号を出力してシャフト3の磁気浮上を停止する。これによりシャフト3はベアリング27,28により支持される。ステップS42では、HPF切換部46に制御信号を出力し、HPF47をオンする。ステップS43では、ギャップセンサ44からの信号によりロータ2の回転数が検出されたか否かを判定する。回転数が検出された場合はステップS46に、検出されない場合はステップS44に進む。なお、回転数が検出されない場合に即座にステップS44に進むのではなく、所定時間が経過しても回転数が検出されない場合にステップS44に進むようにしてもよい。
In step S41, a control signal is output to the magnetic bearing
ステップS44では、HPF切換部46に制御信号を出力し、HPF47をオフする。ステップS47では、ギャップセンサ44からの信号によりロータ2の回転数が検出されたか否かを判定する。回転数が検出された場合はステップS46に、検出されない場合はステップS47に進む。なお、回転数が検出されない場合に即座にステップS47に進むのではなく、所定時間が経過しても回転数が検出されない場合にステップS47に進むようにしてもよい。
In step S44, a control signal is output to the
ステップS46では、減速フラグをセットし、ステップS47では停止フラグをセットする。減速フラグがセットされたときは、モータ駆動制御部33がモータ6に制御信号を出力し、ロータ2の減速動作を行う。次いで、ステップS48で磁気軸受駆動制御部32に制御信号を出力し、シャフト3の磁気浮上を開始させる。図16の処理終了後は、例えば上述した図8、図10、図12のいずれかの処理を行う。
In step S46, a deceleration flag is set, and in step S47, a stop flag is set. When the deceleration flag is set, the motor
このように第4の実施の形態では、停電復帰後、コントローラ30への通電開始時にシャフト3を磁気浮上させずに回転を検出するようにしたので、磁気浮上による振動をギャップセンサ44がロータ2の回転によるギャップの変化であると誤検出することを防止することができ、ロータ2を精度よく減速させることができる。
As described above, in the fourth embodiment, after the power failure is restored, the rotation is detected without causing the
なお、上記実施の形態では、ナット42の端面に周方向180度おきに段部42bを形成したが、これよりも多くの段部を形成するようにしてもよい。また、一部に透磁率の異なる部材を埋設してもよい。ロータ2と一体に回転する他の回転体の端面に段部を形成してもよい。ナット42の端面に対向してギャップセンサ44を配設したが、ギャップの変化に伴うインピーダンスの変化に応じて搬送波信号を振幅変調するのであれば、センサ部の構成は上述したものに限らない。センサ部としてのギャップセンサ44によりシャフト3の磁極位置のみを検出し、シャフト3の回転は別の回転センサで検出するようにしてもよい。
In the above embodiment, the stepped
復調回路45により復調波を生成したが、復調波生成手段の構成はいかなるものでもよい。HPF47により所定周波数以上の復調波信号を通過させるようにしたが、フィルタ手段の構成はいかなるものでもよい。これら復調波生成手段とフィルタ手段とを含み、フィルタ信号b1に基づいてロータ2の磁極位置を検出するのであれば、検出手段としての検出部31の構成はいかなるものでもよい。DCブラシレスモータ6を制御するモータ制御手段としてのモータ駆動制御部33の構成もいかなるものでもよい。
Although the demodulated wave is generated by the
ポンプ回転数が所定回転数以上になると(図8)、あるいはポンプ起動から所定時間が経過すると(図10)、HPF切換部46での切換によりフィルタ信号b1と非フィルタ信号b2の出力を切り換えるようにしたが、信号切換手段の構成はこれに限らない。上記実施の形態(図12)では、判定手段としての判定部48によりフィルタ信号b1および非フィルタ信号b2が閾値s1,s2を越えたか否かを判定し、その判定結果に基づいてコントローラ30での処理により閾値s2を変更するようにしたが、閾値変更手段の構成はこれに限らない。
When the pump rotational speed exceeds the predetermined rotational speed (FIG. 8) or when a predetermined time has elapsed since the pump was started (FIG. 10), the output of the filter signal b1 and the non-filter signal b2 is switched by switching at the
上記実施の形態(図13)では、電磁石51〜53によりロータ2を加振するようにしたが、他の加振手段によって加振するようにしてもよい。第1の支持手段としての磁気軸受51〜53の構成、第2の支持手段としてのベアリング27,28の構成は図1のものに限らず、ポンプ本体の構成も図1のものに限らない。例えばターボ分子ポンプ以外(ドラッグポンプなど)にも本発明を適用可能である。すなわち本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の真空ポンプに限定されない。
In the above embodiment (FIG. 13), the
6 モータ
30 コントローラ
31 検出部
32 磁気軸受駆動制御部
33 モータ駆動制御部
42 ナット
42b 段部
44 ギャップセンサ
45 復調回路
46 HPF切換部
47 ハイパスフィルタ(HPF)
48 判定部
51〜53 電磁石
55 加振器
6
48 judgment part 51-53
Claims (6)
前記ロータと一体に回転する回転体の軸方向端面には周方向に段部が形成され、
この回転体の軸方向端面に対向して配設されるとともに、所定の搬送波信号が印加され、前記回転体の軸方向端面との間のギャップの変化に伴うインピーダンスの変化に応じて前記搬送波信号を振幅変調するセンサ部と、
前記センサ部で振幅変調された変調波信号から包絡線を抽出して復調波信号を生成する復調生成手段と、前記復調波生成手段で生成された復調波信号のうち、所定周波数以上の復調波信号を通過させるフィルタ手段とを含み、前記フィルタ手段を介して出力されたフィルタ信号に基づいて前記ロータの磁極位置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された磁極位置に基づき、前記DCブラシレスモータを制御するモータ制御手段とを備え、
前記検出手段は、ポンプの回転状態に応じて、前記フィルタ手段を介したフィルタ信号または前記フィルタ手段を介さない非フィルタ信号を出力する信号切換手段をさらに有し、前記信号切換手段から出力されたフィルタ信号または非フィルタ信号に基づいて前記ロータの磁極位置を検出することを特徴とする真空ポンプ。 A vacuum pump that exhausts gas by rotating a rotor by a DC brushless motor,
A step portion is formed in the circumferential direction on the axial end surface of the rotating body that rotates integrally with the rotor,
The carrier signal is arranged opposite to the axial end surface of the rotating body, and a predetermined carrier signal is applied to the carrier signal in accordance with a change in impedance accompanying a change in gap with the axial end surface of the rotating body. A sensor unit that modulates the amplitude of
Demodulation generating means for extracting a demodulated wave signal by extracting an envelope from the modulated wave signal amplitude-modulated by the sensor unit, and among the demodulated wave signals generated by the demodulated wave generating means, a demodulated wave having a predetermined frequency or higher Detecting means for detecting a magnetic pole position of the rotor based on a filter signal output through the filter means,
Motor control means for controlling the DC brushless motor based on the magnetic pole position detected by the detection means ;
The detection means further includes a signal switching means for outputting a filter signal that passes through the filter means or a non-filter signal that does not pass through the filter means, according to the rotation state of the pump, and is output from the signal switching means. A vacuum pump for detecting a magnetic pole position of the rotor based on a filter signal or a non-filter signal .
前記信号切換手段は、ポンプ起動時に前記非フィルタ信号を出力し、ポンプ回転数が所定回転数以上になると前記フィルタ信号を出力することを特徴とする真空ポンプ。 The vacuum pump according to claim 1 , wherein
The vacuum pump characterized in that the signal switching means outputs the non-filter signal when the pump is started, and outputs the filter signal when the pump rotational speed is equal to or higher than a predetermined rotational speed.
前記信号切換手段は、ポンプ起動時に前記非フィルタ信号を出力し、ポンプ起動から所定時間が経過すると前記フィルタ信号を出力することを特徴とする真空ポンプ。 The vacuum pump according to claim 1 , wherein
The vacuum pump characterized in that the signal switching means outputs the non-filter signal when the pump is started and outputs the filter signal when a predetermined time has elapsed since the pump was started.
前記検出手段は、
前記フィルタ信号および前記非フィルタ信号が所定の閾値を超えたか否かを判定することにより回転パルスを出力する判定手段と、
前記フィルタ信号に基づいて前記判定手段から回転パルスが出力される一方、前記非フィルタ信号に基づいて回転パルスが出力されないときは、前記閾値を変更する閾値変更手段とをさらに有することを特徴とする真空ポンプ。 The vacuum pump according to any one of claims 1 to 3 ,
The detection means includes
Determining means for outputting a rotation pulse by determining whether or not the filter signal and the non-filter signal exceed a predetermined threshold;
Rotation pulses are output from the determination unit based on the filter signal, and a threshold value change unit is further provided to change the threshold when no rotation pulse is output based on the non-filter signal. Vacuum pump.
前記信号切換手段は、前記検出手段への通電開始時に前記フィルタ信号を出力し、その後、前記ロータの回転が検出されないと、前記非フィルタ信号を出力することを特徴とする真空ポンプ。 The vacuum pump according to any one of claims 1 to 4,
The vacuum pump characterized in that the signal switching means outputs the filter signal when energization to the detection means is started, and then outputs the non-filter signal when rotation of the rotor is not detected.
前記ロータを磁気浮上して回転可能に支持する第1の支持手段と、
前記検出手段への通電開始時に前記ロータを磁気浮上させずに回転可能に支持する第2の支持手段とを備えることを特徴とする真空ポンプ。 In the vacuum pump of any one of Claims 1-5 ,
First support means for magnetically levitating and rotatably supporting the rotor;
A vacuum pump comprising: second support means for rotatably supporting the rotor without causing magnetic levitation at the start of energization of the detection means.
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