JP5304677B2 - ファームウェア更新方法、ライブラリ装置及びプログラム - Google Patents

ファームウェア更新方法、ライブラリ装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ファームウェア更新方法、ライブラリ装置及びプログラムに係り、特にライブラリ装置内のドライブのファームウェアを更新するファームウェア更新方法、そのようなファームウェア更新方法を用いるライブラリ装置、及びコンピュータにそのようなファームウェア更新方法の手順を実行させるプログラムに関する。本発明は、プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体にも関する。
図1は、従来のテープライブラリ装置の一例を含むストレージシステムを示す図である。テープライブラリ装置1は、スイッチ2を介してホスト装置3−1,3−2に接続されている。テープライブラリ装置1は、インタフェース(I/F:Interface)11−1,11−2、コントローラ12、ロボット13、複数のテープ媒体16を収納するテープ媒体収納部14、及び複数のテープドライブ15−1〜15−4を有する。ホスト装置3−1,3−2は、例えば汎用コンピュータにより形成可能である。
コントローラ12は、テープライブラリ装置1全体の動作を制御する。コントローラ12の制御には、I/F11−1,11−2を介したコマンド等の送受信の制御、及びロボット13の制御が含まれる。コントローラ12は、ホスト装置3−1,3−2からスイッチ2を経由したコマンド等をI/F11−1,11−2で受信したり、コマンドに対する応答等をI/F11−1,11−2を介してスイッチ2を経由してホスト装置3−1,3−2へ送信したりする送受信の制御を行う。又、コントローラ12は、ホスト装置3−1,3−2からスイッチ2を介して受信したコマンドに応答してデータアクセス(即ち、データのライト及び/又はリード)を行うアクセス対象(例えば、ドライブ15−1)にテープ媒体収納部14に収納されたテープ媒体16をロードしたり、データアクセスが終了したアクセス対象(例えば、ドライブ15−1)からテープ媒体16をアンロードしてテープ媒体収納部14に収納するようにロボット13を制御する。
テープライブラリ装置1は、データをテープドライブ15−1〜15−4にロードされたテープ媒体16に保存するが、各テープドライブ15−1〜15−4はそれ自体が1つのデバイスであり、ライブラリ装置1とは別個に自身のファームウェア(以下、ドライブファームウェアと言う)が実装されている。ホスト装置3−1,3−2とテープライブラリ装置1との間のライトデータ、リードデータ等のデータのやり取りは、ホスト装置3−1,3−2と各テープドライブ15−1〜15−4の間でスイッチ2を介して行える。各テープドライブ15−1〜15−4のドライブファームウェアは、各テープドライブ15−1〜15−4の性能の向上と共に、データ量(又は、ファームウェアサイズ)が大きくなってきたため、各テープドライブ15−1〜15−4のドライブファームウェアの更新(又は、アップデート)作業に要する時間が非常に長くなってきた。
図2は、従来のテープドライブのファームウェア更新処理の一例を説明する図である。図2では、説明の便宜上、テープライブラリ装置1の保守作業中に、最新のファーム版数のドライブファームウェアのデータをホスト装置3−1又は3−2から供給されたコントローラ12から、テープドライブ15−1のドライブファームウェアの更新を行う場合を示す。この場合、テープドライブ15−1へのファームウェア更新処理は、ドライブファームウェアをライトバッファ(Write Buffer)コマンドによりコントローラ12から送信することで実現され、ドライブファームウェアのデータは例えば16バイトずつ送信される。このようなシーケンスのファームウェア更新処理は、1つのテープドライブ15−1に対して例えば約30分程度の保守時間を要し、保守作業に比較的時間がかかる。今後、テープドライブ15−1〜15−4の機能の更なる向上に伴い、ファームウェア更新処理に要する保守時間は更に増加することが予想される。
一方、図2のファームウェア更新処理によりドライブファームウェアの最後のデータがコントローラ12からテープドライブ15−1に送信されると、テープドライブ15−1の仕様によってはテープドライブ15−1が自動的にリセットされ、このリセットによりテープドライブ15−1内で実装されているドライブファームウェアのファーム版数の更新が確定する。しかし、テープライブラリ装置1が例えばテープドライブ15−1を使用してデータのバックアップ処理を実行している最中にテープドライブ15−1が自動的にリセットされると、バックアップ処理が停止してしまい、バックアップするべきデータが消失してしまうデータロスト状態を引き起こす可能性がある。
尚、ドライブのファームウェア更新処理に要する保守時間が比較的長くなる現象や、ドライブファームウェアの全てのデータがドライブに送信されてドライブファームウェアが更新されるとドライブが自動的にリセットされてバックアップ処理が停止してしまう現象は、テープライブラリ装置特有の現象ではなく、上記シーケンスのファームウェア更新処理を行うライブラリ装置であれば、テープ媒体以外の記録媒体を用いるドライブを有するライブラリ装置でも発生するものである。
特開平7−28631号公報
従来のライブラリ装置では、ドライブファームウェアの更新に比較的時間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、ドライブファームウェアの更新を比較的短時間で行うことが可能なファームウェア更新方法、ライブラリ装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、記録媒体をロード可能な複数のドライブを有するライブラリ装置におけるファームウェア更新方法であって、前記ライブラリ装置内の格納部に格納されたドライブファームウェアの最新のファーム版数と、任意のドライブに実装されているドライブファームウェアのファーム版数が不一致であると判定すると前記任意のドライブに対するドライブファームウェアの更新を決定する版数判定工程と、前記版数判定工程によりドライブファームウェアの更新が決定されると、前記格納部に格納されたドライブファームウェアのうち少なくとも送信単位の最終データを除くデータを前記任意のドライブに送信する判断制御工程と、前記任意のドライブの状態を判定する状態判定工程を含み、前記判断制御工程は、前記状態判定工程で判定された状態に応じて少なくとも前記最終データを含む未送信のデータを前記任意のドライブに送信するファームウェア更新方法が提供される。
本発明の一観点によれば、記録媒体をロード可能な複数のドライブと、最新のファーム版数のドライブファームウェアを格納する格納部と、前記格納部に格納されたドライブファームウェアのファーム版数と、任意のドライブに実装されているドライブファームウェアのファーム版数が不一致であると判定すると前記任意のドライブに対するドライブファームウェアの更新を決定する版数判定部と、前記版数判定部によりドライブファームウェアの更新が決定されると、前記格納部に格納されたドライブファームウェアのうち少なくとも最終データを除くデータを前記任意のドライブに送信する判断制御部と、前記任意のドライブの状態を判定する状態判定部とを備え、前記判断制御部は、前記状態判定部で判定された状態に応じて少なくとも前記最終データを含む未送信のデータを前記任意のドライブに送信するライブラリ装置が提供される。
本発明の一観点によれば、記録媒体をロード可能な複数のドライブを有するライブラリ装置においてコンピュータに前記ドライブに実装されたドライブファームウェアを更新させるプログラムであって、前記ライブラリ装置内の格納部に格納されたドライブファームウェアの最新のファーム版数と、任意のドライブに実装されているドライブファームウェアのファーム版数が不一致であると判定すると前記任意のドライブに対するドライブファームウェアの更新を決定する版数判定手順と、前記版数判定手順によりドライブファームウェアの更新が決定されると、前記格納部に格納されたドライブファームウェアのうち少なくとも送信単位の最終データを除くデータを前記任意のドライブに送信する判断制御手順と、前記任意のドライブの状態を判定する状態判定手順とを前記コンピュータに実行させ、前記判断制御手順は、前記状態判定手順で判定された状態に応じて少なくとも前記最終データを含む未送信のデータを前記任意のドライブに送信するプログラムが提供される。
開示のファームウェア更新方法、ライブラリ装置及びプログラムによれば、ドライブファームウェアの更新を比較的短時間で行うことが可能となる。
従来のテープライブラリ装置の一例を含むストレージシステムを示す図である。 従来のテープドライブのファームウェア更新処理の一例を説明する図である。 本発明の一実施例におけるライブラリ装置の一例を示すブロック図である。 実施例におけるテープドライブのファームウェア更新処理の一例を説明する図である。 ドライブファームウェアの最終データの判定処理を説明する図である。 ファームウェア更新処理時に表示される表示画面の一例を説明する図である。 バックアップ処理中のファームウェア更新処理を説明するフローチャートである。 ライブラリ装置の保守時の更新ドライブ判定処理を説明するフローチャートである。
開示のファームウェア更新方法、ライブラリ装置及びプログラムでは、記録媒体をロード可能な複数のドライブを有するライブラリ装置において、ライブラリ装置内の格納部に格納されたドライブファームウェアの最新のファーム版数と、任意のドライブに実装されているドライブファームウェアのファーム版数が不一致であると、前記任意のドライブに対するドライブファームウェアの更新を決定する。ドライブファームウェアの更新を決定すると、格納部に格納されたドライブファームウェアのうち少なくとも送信単位の最終データを除くデータを前記任意のドライブに送信する。前記任意のドライブの状態に応じて、少なくとも前記最終データを含む未送信のデータを前記任意のドライブに送信する。
ライブラリ装置の保守時には、ドライブファームウェアの更新対象である前記任意のドライブを用いたデータのバックアップを一時中断することができる。このため、前記任意のドライブへのドライブファームウェアのデータの送信を最終データの直前のデータまでとし、最終データの送信はテープライブラリ装置の保守時に行うことで、保守時のドライブファームウェアの更新時間を短縮することができる。
以下に、開示のファームウェア更新方法、ライブラリ装置及びプログラムの各実施例を図面と共に説明する。
図3は、本発明の一実施例におけるライブラリ装置の一例を示すブロック図である。本実施例では、本発明がテープライブラリ装置に適用されているが、テープライブラリ装置内のドライブが用いる記録媒体はテープ媒体に限定されるものではない。
図3に示すストレージシステムは、テープライブラリ装置21、ホスト装置22及び保守用端末23を有する。ホスト装置22及び保守用端末23は、夫々CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、記憶装置及び表示装置を有する汎用コンピュータにより形成可能である。テープライブラリ装置21とホスト装置22及び保守用端末23との間は、ファイバチャネル(FC:Fiber Channelケーブル等の専用線、ネットワーク等の通信路により接続されている。ホスト装置22を保守用端末23として使用する場合には、保守用端末23、即ち、保守専用の端末は省略可能である。又、複数のホスト装置22、或いは、複数のホスト装置22と保守用端末23をライブラリ装置21に接続する場合には、図1の場合のようにスイッチ(図示せず)を介した周知の接続方法を採用可能である。この場合、スイッチと複数のホスト装置22との間、或いは、スイッチと複数のホスト装置22及び保守用端末23との間は、回線やネットワーク等の通信路で接続可能である。又、スイッチとライブラリ装置21のライブラリコントローラ211及びテープドライブ212−1〜212−Nとの間も、回線やネットワーク等の通信路で接続可能である。
尚、図3では説明の便宜上、テープライブラリ装置21内のインタフェース(I/F)、ロボット、テープ媒体収納部等の図示及び説明は省略するが、テープライブラリ装置21の基本構成は、図1を含む各種周知の基本構成と同様で良い。従って、図1の基本構成を用いる場合であれば、図1のコントローラ1が図3のライブラリコントローラ211で置き換えられる。図3の各テープドライブ212−1〜212−Nは、図1の各テープドライブ15−1〜15−4と同様の構成を有しても良い。
テープライブラリ装置21は、図3に示す如く接続されたライブラリコントローラ211と、複数のテープドライブ212−1〜212−N(Nは2以上の自然数)を有する。ライブラリコントローラ211は、ドライブファーム格納部31、ファーム版数判定部32、転送判断制御部33、保守状態判断部34、ドライブ状態判定部35、及びドライブ通信制御部36を有する。各テープドライブ212−i(i=1〜N)は、ライブラリ通信部41及びドライブファーム格納部42を有する。
ドライブファーム格納部31は、テープドライブ212−1〜212−Nに実装するべきドライブファームウェアとそのファーム版数を格納する。テープドライブ212−1〜212−Nに実装されているドライブファームウェアの更新時、例えばテープライブラリ装置21の保守時には、保守用端末23又はホスト装置22から最新のファーム版数のドライブファームウェアをドライブファーム格納部31に格納する。
ドライブ通信部36は、テープドライブ212−1〜212−Nとの通信を行う、この通信により、ライブラリコントローラ211からテープドライブ212−1〜212−Nへドライブファームウェアのデータの送信を行う。
ドライブ状態判定部35は、テープドライブ212−1〜212−Nの状態を判定する。ドライブ状態判定部35は、テープドライブ212−1〜212−NがFCケーブル等によりホスト装置22と接続されていない状態であるか否かの判定、ライブラリ装置21の設定等に基づいて、テープ媒体がテープドライブ212−1〜212−Nにロードされているか否かの判定等を行う。テープドライブ212−1〜212−Nがホスト装置22と接続されているか否かは、周知の方法で判定可能であるため、その説明は省略する。又、テープ媒体がテープドライブ212−1〜212−Nにロードされているか否かも、周知の方法で判定可能であるため、その説明は省略する。
ファーム版数判定部32は、任意のテープドライブ212−i(i=1〜N)に実装されているドライブファームウェアのファーム版数がドライブファーム格納部31に格納されているファーム版数と同一であるか否かを判定する。転送判断制御部33は、ファーム版数判定部32の判定でファーム版数の不一致が検出されると、最新のファーム版数のドライブファームウェアのデータをテープドライブ212−iに送信してドライブファームウェアを更新するべきであると判断して、ドライブファーム格納部31に格納されたドライブファームウェアをドライブ状態判定部35で判定されたテープドライブ212−iの状態に応じて決定された送信方法で送信する。この例では、送信方法は次の2種類の送信方法m1,m2のいずれかに決定される。
送信方法m1は、最新のファーム版数のドライブファームウェアのデータの最終フレームまで送信するもので、このドライブファームウェアの全てのデータをテープドライブ212−iへドライブ通信制御部36を介して転送することでテープドライブ212−iに実装されているドライブファームウェアを最新のファーム版数のドライブファームウェアのデータに更新する。具体的には、最新のファーム版数のドライブファームウェアのデータは、テープドライブ212−iのライブラリ通信部41を介してドライブファーム格納部42に格納され、テープドライブ212−iがリセットされると実装されているドライブファームウェアの更新が確定する。
ファームウェア更新処理によりドライブファームウェアの最終フレームのデータがライブラリコントローラ21からテープドライブ212−iに送信されると、テープドライブ212−iの仕様によってはテープドライブ212−iが自動的にリセットされ、このリセットによりテープドライブ212−i内で実装されているドライブファームウェアの更新が確定してファーム版数が更新される。
送信方法m2は、最新のファーム版数のドライブファームウェアのデータの最終フレームは送信せず、最終フレームより前の任意のフレームまでのデータをテープドライブ212−iへドライブ通信制御部36を介して送信する。具体的には、最新のファーム版数のドライブファームウェアの上記任意のフレームまでのデータは、テープドライブ212−iのライブラリ通信部41を介してドライブファーム格納部42に格納される。最新のファーム版数のドライブファームウェアの最終フレームを含む上記任意のフレームより後のフレームのデータは、テープライブラリ装置21の保守時にテープドライブ212−iに送信される。従って、ファームウェア更新処理によりドライブファームウェアの最終フレームのデータがライブラリコントローラ21からテープドライブ212−iに転送されると、テープドライブ212−iが自動的にリセットされる仕様であっても、最新のファーム版数のドライブファームウェアの上記任意のフレームまでのデータがテープドライブ212−iに転送された状態ではこのリセットは発生しないので、テープドライブ212−i内で実装されているドライブファームウェアのファーム版数が更新されることはない。テープライブラリ装置21の保守時に、最新のファーム版数のドライブファームウェアの最終フレームを含む上記任意のフレームより後のフレームのデータをテープドライブ212−iに送信することで、テープドライブ212−iがリセットされて実装されているドライブファームウェアの更新が確定する。
テープドライブ212−iのドライブファームウェアの更新時には、テープドライブ212−iに送信されたドライブファームウェアのデータはテープドライブ212−iの電源がオフにされるまでドライブファーム格納部31に保持される。このため、テープライブラリ装置21の保守時のドライブファームウェアの更新待ち状態でテープドライブ212−iの電源がオフにされた場合には、ファーム版数判定部32は、ドライブファーム格納部31に保持されたドライブファームウェアのデータをテープドライブ212−iに送信してドライブファームウェアの更新を行うか否かを再度判定する。
保守状態判断部34は、テープライブラリ装置21が保守状態であるか否かを判断し、テープドライブ212−1〜212−Nの中で転送判断制御部33により送信方法m2でのドライブファームウェアの送信が決定されているテープドライブがあるか否かを判断する。又、保守状態判断部34は、ライブラリ装置21の保守時の保守作業が終了したか否かを判断し、保守作業の終了時に送信方法m2が決定されている状態が継続していると、保守用端末23の表示装置にドライブファームウェアの更新を継続するか否かの指示を求める表示画面を表示し、ドライブファームウェアの更新を促す。尚、ライブラリ装置21の保守作業が終了したか否かは、保守者による保守用端末23のGUI(Graphical User Interface)での情報提供に含まれる保守終了情報に基づいて判定可能である。
図4は、本実施例におけるテープドライブのファームウェア更新処理の一例を説明する図である。この例では、テープドライブ212−iに送信するべきドライブファームウェアのデータを、最終フレームのデータと、最終フレーム以外のフレームのデータとに分離する。最終フレーム以外のフレームのデータは、保守作業中以外の時間、例えばテープライブラリ21によるバックアップ処理の運用中等を含むテープライブラリ装置21の運用中に、ライトバッファ(Write Buffer)コマンドにより送信単位である16バイトずつテープドライブ212−iに送信しておく。これにより、実際の保守作業に伴うドライブファームウェアの更新時間は、最終フレームのデータを送信するのに要する時間のみとなるので、保守時間を大幅に減少させることが可能となる。又、最終フレームのデータは、テープライブラリ装置21の保守時にテープドライブ212−iに送信する。
このように、最終フレームのデータを保守作業中以外の時間にはテープドライブ212−iに送信しないことにより、テープドライブ212−iの仕様により最終フレームのデータを受信してテープドライブ212−iが自動的にリセットされて実装されているドライブファームウェアのファーム版数が自動的に更新されてしまう不都合を回避可能となる。例えば、テープドライブ212−iにテープ媒体がロードされており、テープドライブ212−iでのデータのバックアップが行われている最中にテープドライブ212−iのリセットが発生すると、データロスト状態等が発生する可能性がある。そこで、データロスト状態を確実に防止し、且つ、保守時のドライブファームウェアの更新時間を短縮するために、テープドライブ212−iへのドライブファームウェアのデータの送信を最終フレームの直前のフレームのデータまでとし、最終フレームのデータの送信はテープライブラリ装置21の保守時に行う。これは、保守時には、ドライブファームウェアの更新対象であるテープドライブ212−iを用いたデータのバックアップを一時中断することができるからである。
尚、データロスト状態が発生し得ない状況の場合には、更新対象であるテープドライブ212−iに対するドライブファームウェアの更新作業を継続しても良い。例えば、更新対象であるテープドライブ212−iとバックアップ処理の制御を司るホスト装置22とが接続されていない場合(例えば、ホスト装置22とテープライブラリ21との間を接続するFCケーブルが非接続の場合)や、更新対象であるテープドライブ212−iにテープ媒体がロードされていない場合等には、データロスト状態が発生し得ない。テープドライブ212−iにテープ媒体がロードされていない場合であっても、ホスト装置22と更新対象であるテープドライブ212−iとが接続されている場合には、テープドライブ212−iのリセットが発生したことを示す通知がホスト装置22に送られると、ホスト装置22上で動作しているバックアップソフトウェアによっては、テープドライブ212−iにエラーが発生したと判定してしまうことがある。そこで、テープドライブ212−iにテープ媒体がロードされていない場合にドライブファームウェアのファーム版数を更新するべきか否かの判定を、ライブラリ装置21内のライブラリコントローラ211で行う。
図5は、ドライブファームウェアの送信単位の最終データ、即ち、最終フレームのデータの判定処理を説明する図である。図5の判定処理は、ドライブファームウェアのデータを更新対象であるテープドライブ212−iに送信する際に、ライブラリコントローラ211内の転送判断制御部33において実行可能である。
図5において、ステップST1では、例えば不揮発メモリで形成されたドライブファーム格納部31に格納された最新のファーム版数のドライブファームウェアの2メガバイトのデータのうち、送信単位である512バイトの1フレーム目のデータを転送判断制御部33内の揮発メモリ331に展開し、この1フレーム目のデータをテープドライブ212−iに送信すると共に、残る未送信のデータ量(この場合、2Mbyte−512byte)を計算して保持する。ステップST1と同様のステップは、残る未送信のデータ量の計算結果が512バイト以下となるまで繰り返される。残る未送信のデータ量が512バイト以下になると、ステップSTMでは、ドライブファーム格納部31に格納されたデータのうち残る未送信の最終データを、最終フレームのデータとして転送判断制御部33内の揮発メモリ331に展開し、この最終フレームのデータをテープドライブ212−iに送信すると共に、残る未送信のデータ量の計算結果が512バイト以下なので、最終データの判定処理を終了する。尚、送信単位のバイト数は、図4の場合の16バイトや図5の場合の512バイトを含め、適宜選定可能である。
図6は、ファームウェア更新処理時に保守用端末23の表示装置に表示される表示画面の一例を説明する図である。
保守者によるライブラリ装置21の保守作業の終了時には、例えば図6の左側に示す如き表示画面が保守用端末23の表示装置に表示され、保守者がこの表示画面中の保守終了ボタンを押すと保守作業の終了がテープライブラリ装置21に通知される。そこで、この例では、保守者が保守終了ボタンを押すと、図6の右側に示す如き表示画面を保守用端末23の表示装置に表示して、ファーム版数判定部32の判定に基づきドライブファームウェアのファーム版数の更新が必要であるテープドライブの一覧を表示し、保守者に更新を行うべきテープドライブの指定を促す。図6の例では、テープドライブ212−1,212−2の更新が必要であり、この更新に要する所要時間は1分であることが保守用端末23の表示装置の表示画面に表示されるので、保守者は更新を実行する場合には表示画面上の実行ボタンを押す。尚、更新が必要であるテープドライブの一覧を表示し、各テープドライブの更新を別々に指定可能な表示画面を表示しても良い。更に、保守者が保守終了ボタンを押した場合、更新が必要である全てのテープドライブの更新を自動的に行うようにしても良い。
図7は、テープライブラリ装置21のバックアップ処理中のファームウェア更新処理を説明するフローチャートである。図7に示すファームウェア更新処理は、例えば保守用端末23の表示装置に表示された表示画面上で保守者が保守開始ボタンを押すと、保守作業の開始がテープライブラリ装置21に通知されることで開始される。
図7において、ステップS1では、ファーム版数判定部32がドライブファームウェアのファーム版数の更新が必要であるテープドライブ212−iの有無を判定する。ステップS1の判定結果がYESになると、ステップS2では、ドライブ通信制御部36がドライブファーム格納部31に格納された最新のファーム版数のドライブファームウェアのデータのうち、少なくとも最終フレームのデータを除くデータをドライブ通信制御部36を介して更新が必要であるテープドライブ212−iに送信する。ステップS3では、ドライブ状態判定部35が更新が必要であるテープドライブ212−iがホスト装置22と接続されていない状態であるか否かを判定する。この判定は、例えばテープドライブ212−iとホスト装置22を接続するFCケーブルが抜けている(即ち、非接続状態にある)か否か等に基づいて行うことができる。
ステップS3の判定結果がYESであると、ステップS4では、転送判断制御部33がドライブファーム格納部31に格納された最新のファーム版数のドライブファームウェアのデータの最終フレームのデータを含む残りの未送信のデータをドライブ通信制御部36を介して更新が必要であるテープドライブ212−iに送信し、処理は終了する。
一方、ステップS3の判定結果がNOであると、ステップS5では、ドライブ状態判定部35が更新が必要であるテープドライブ212−iにテープ媒体がロードされていない場合のドライブファームウェアの更新設定(即ち、上記送信方法m1の設定)が有るか否かを判定し、判定結果がNOであると処理はステップS6へ進み、判定結果がYESであると処理はステップS7へ進む。この例では、ステップS5の判定結果がNOであると、上記送信方法m2が設定されているので、ステップS6では、転送判断制御部33が、最新のファーム版数のドライブファームウェアのデータの最終フレームを含む残りの未送信のデータを送信することなく、処理を終了する。
ステップS7では、ドライブ状態判定部35が、更新が必要であるテープドライブ212−iにテープ媒体がロードされていない状態であるか否かを判定する。ステップS7の判定結果がYESであると処理はステップS7になると、処理はステップS4へ進み、転送判断制御部33が、ドライブファーム格納部31に格納された最新のファーム版数のドライブファームウェアのデータの最終フレームのデータを含む残りの未送信のデータをドライブ通信制御部36を介して更新が必要であるテープドライブ212−iに送信し、処理は終了する。
図8は、テープライブラリ装置21の保守時の更新ドライブ判定処理を説明するフローチャートである。
図8において、ステップS11では、保守状態判断部34が、例えば保守用端末23の表示装置に表示された図6の左側に示す如き表示画面上の保守終了ボタンが保守者により押されたことを検出することにより、保守作業が終了したと判断する。ステップS12では、保守状態判断部34が、ファーム版数判定部32の判定に基づき、ドライブファームウェアのファーム版数の更新が必要であるテープドライブが有るか否かを判断する。ステップS12の判定結果がNOであると、ステップS13では、保守状態判断部34が保守作業の終了を確定し、処理は終了する。
一方、ステップS12の判定結果がYESであると、ステップS14では、保守状態判断部34が、例えば保守用端末23の表示装置に表示された図6の右側に示す如き表示画面上の実行ボタンが保守者により押されたか否かを検出することにより、テープドライブ121−1,121−2のドライブファームウェアの更新が選択されたか否かを判断する。ステップS14の判定結果がNOであると、処理はステップS13へ進む。ステップS14の判定結果がYESであると、ステップS15では、保守状態判断部34がテープドライブ121−1,121−2のドライブファームウェアの更新を行い、処理はステップS13へ進む。ステップS14の更新では、最新のファーム版数のドライブファームウェアのデータのうち、少なくとも最終フレームを含む未送信のデータがドライブ通信制御部36を介して更新が必要であるテープドライブ212−1,212−2に送信される。
本実施例によれば、例えばテープライブラリ装置21の保守部品であるテープドライブ212−1〜212−N以外のロボット等の保守部品に対する保守時であっても、保守者にドライブファームウェアの更新を促すことで、更新対象のテープドライブ212−iに対するファーム更新処理を効率的に行うことが可能となる。
本実施例におけるファームウェア更新方法は、図3に示すライブラリコントローラ211内の特にファーム版数判定部32、転送判断制御部33、保守状態判断部34、ドライブ状態判定部35、及びドライブ通信制御部36が実行する処理のステップ(又は、工程)の手順により実現可能である。又、ライブラリコントローラ211内の特にファーム版数判定部32、転送判断制御部33、保守状態判断部34、ドライブ状態判定部35、及びドライブ通信制御部36の機能は、CPU等のプロセッサ及び記憶装置を有する汎用コンピュータにより実現可能である。
本実施例におけるプログラムは、コンピュータにライブラリコントローラ211内の特にファーム版数判定部32、転送判断制御部33、保守状態判断部34、ドライブ状態判定部35、及びドライブ通信制御部36が実行する処理の手順を実行させるか、或いは、ライブラリコントローラ211内の特にファーム版数判定部32、転送判断制御部33、保守状態判断部34、ドライブ状態判定部35、及びドライブ通信制御部36の機能を実現させるためのものである。このようなプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されていても良く、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体自体を構成する記録媒体は特に限定されない。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
記録媒体をロード可能な複数のドライブを有するライブラリ装置におけるファームウェア更新方法であって、
前記ライブラリ装置内の格納部に格納されたドライブファームウェアの最新のファーム版数と、任意のドライブに実装されているドライブファームウェアのファーム版数が不一致であると判定すると前記任意のドライブに対するドライブファームウェアの更新を決定する版数判定工程と、
前記版数判定工程によりドライブファームウェアの更新が決定されると、前記格納部に格納されたドライブファームウェアのうち少なくとも送信単位の最終データを除くデータを前記任意のドライブに送信する判断制御工程と、
前記任意のドライブの状態を判定する状態判定工程を含み、
前記判断制御工程は、前記状態判定工程で判定された状態に応じて少なくとも前記最終データを含む未送信のデータ前記任意のドライブに送信する、ファームウェア更新方法。
(付記2)
前記判断制御工程は、前記状態判定工程において前記任意のドライブと外部装置との非接続状態、或いは、前記任意のドライブに記録媒体がロードされていない状態が判定されると、前記未送信のデータを前記任意のドライブに送信する、付記1記載のファームウェア更新方法。
(付記3)
前記判断制御工程は、前記状態判定工程において前記任意のドライブが前記未送信のデータを前記ライブラリ装置の保守時に受信する設定、或いは、前記最終データを受信すると自動的にリセットされてドライブファームウェアの更新を確定する設定とされた状態が判定されると、前記保守時に前記未送信のデータを前記任意のドライブに送信する、付記1又は2記載のファームウェア更新方法。
(付記4)
前記版数判定工程は、前記ライブラリ装置の保守時のドライブファームウェアの更新待ち状態で前記任意のドライブの電源がオフにされた場合には、前記格納部に保持されたドライブファームウェアのデータを前記任意のドライブに送信してドライブファームウェアの更新を行うか否かを再度判定する、付記1乃至3のいずれか1項記載のファームウェア更新方法。
(付記5)
前記判断制御工程は、前記任意のドライブが複数個ある場合、前記未送信のデータを前記任意のドライブのうち外部装置から指定されたドライブに送信する、付記1乃至4のいずれか1項記載のファームウェア更新方法。
(付記6)
前記判断制御工程は、前記任意のドライブが複数個ある場合、前記未送信のデータを前記任意のドライブの全てに送信する、付記1乃至4のいずれか1項記載のファームウェア更新方法。
(付記7)
記録媒体をロード可能な複数のドライブと、
最新のファーム版数のドライブファームウェアを格納する格納部と、
前記格納部に格納されたドライブファームウェアのファーム版数と、任意のドライブに実装されているドライブファームウェアのファーム版数が不一致であると判定すると前記任意のドライブに対するドライブファームウェアの更新を決定する版数判定部と、
前記版数判定部によりドライブファームウェアの更新が決定されると、前記格納部に格納されたドライブファームウェアのうち少なくとも送信単位の最終データを除くデータを前記任意のドライブに送信する判断制御部と、
前記任意のドライブの状態を判定する状態判定部とを備え、
前記判断制御部は、前記状態判定部で判定された状態に応じて少なくとも前記最終データを含む未創始のデータを前記任意のドライブに送信する、ライブラリ装置。
(付記8)
前記判断制御部は、前記状態判定部において前記任意のドライブと外部装置との非接続状態、或いは、前記任意のドライブに記録媒体がロードされていない状態が判定されると、前記未送信のデータを前記任意のドライブに送信する、付記7記載のライブラリ装置。
(付記9)
前記判断制御部は、前記状態判定部において前記任意のドライブが前記未送信のデータを前記ライブラリ装置の保守時に受信する設定、或いは、前記最終データを受信すると自動的にリセットされてドライブファームウェアの更新を確定する設定とされた状態が判定されると、前記保守時に前記未送信のデータを前記任意のドライブに送信する、付記7又は8記載のライブラリ装置。
(付記10)
前記版数判定部は、前記ライブラリ装置の保守時のドライブファームウェアの更新待ち状態で前記任意のドライブの電源がオフにされた場合には、前記格納部に保持されたドライブファームウェアのデータを前記任意のドライブに送信してドライブファームウェアの更新を行うか否かを再度判定する、付記7乃至9のいずれか1項記載のライブラリ装置。
(付記11)
前記判断制御部は、前記任意のドライブが複数個ある場合、前記未送信のデータを前記任意のドライブのうち外部装置から指定されたドライブに送信する、付記7乃至10のいずれか1項記載のライブラリ装置。
(付記12)
前記判断制御部は、前記任意のドライブが複数個ある場合、前記未送信のデータを前記任意のドライブの全てに送信する、付記7乃至10のいずれか1項記載のライブラリ装置。
(付記13)
記録媒体をロード可能な複数のドライブを有するライブラリ装置においてコンピュータに前記ドライブに実装されたドライブファームウェアを更新させるプログラムであって、
前記ライブラリ装置内の格納部に格納されたドライブファームウェアの最新のファーム版数と、任意のドライブに実装されているドライブファームウェアのファーム版数が不一致であると判定すると前記任意のドライブに対するドライブファームウェアの更新を決定する版数判定手順と、
前記版数判定手順によりドライブファームウェアの更新が決定されると、前記格納部に格納されたドライブファームウェアのうち少なくとも送信単位の最終データを除くデータを前記任意のドライブに送信する判断制御手順と、
前記任意のドライブの状態を判定する状態判定手順と
を前記コンピュータに実行させ、
前記判断制御手順は、前記状態判定手順で判定された状態に応じて少なくとも前記最終データを含む未送信のデータを前記任意のドライブに送信する、プログラム。
(付記14)
前記判断制御手順は、前記状態判定手順において前記任意のドライブと外部装置との非接続状態、或いは、前記任意のドライブに記録媒体がロードされていない状態が判定されると、前記未送信のデータを前記任意のドライブに送信する、付記13記載のプログラム。
(付記15)
前記判断制御手手順は、前記状態判定手順において前記任意のドライブが前記未送信のデータを前記ライブラリ装置の保守時に受信する設定、或いは、前記最終データを受信すると自動的にリセットされてドライブファームウェアの更新を確定する設定とされた状態が判定されると、前記保守時に前記未送信のデータを前記任意のドライブに送信する、付記13又は14記載のプログラム。
(付記16)
付記13乃至15のいずれか1項記載のプログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
以上、開示のファームウェア更新方法、ライブラリ装置及びプログラムを実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
21 テープライブラリ装置
22 ホスト装置
23 保守用端末
31 ドライブファーム格納部
32 ファーム版数判定部
33 転送判断制御部
34 保守状態判断部
35 ドライブ状態判定部
36 ドライブ通信制御部
212−1〜212−N テープドライブ

Claims (5)

  1. 記録媒体をロード可能な複数のドライブを有するライブラリ装置におけるファームウェア更新方法であって、
    前記ライブラリ装置内の格納部に格納されたドライブファームウェアの最新のファーム版数と、任意のドライブに実装されているドライブファームウェアのファーム版数が不一致であると判定すると前記任意のドライブに対するドライブファームウェアの更新を決定する版数判定工程と、
    前記版数判定工程によりドライブファームウェアの更新が決定されると、前記格納部に格納されたドライブファームウェアのうち少なくとも送信単位の最終データを除くデータを前記任意のドライブに送信する判断制御工程と、
    前記任意のドライブの状態を判定する状態判定工程を含み、
    前記判断制御工程は、前記状態判定工程で判定された状態に応じて少なくとも前記最終データを含む未送信のデータを前記任意のドライブに送信する、ファームウェア更新方法。
  2. 記録媒体をロード可能な複数のドライブと、
    最新のファーム版数のドライブファームウェアを格納する格納部と、
    前記格納部に格納されたドライブファームウェアのファーム版数と、任意のドライブに実装されているドライブファームウェアのファーム版数が不一致であると判定すると前記任意のドライブに対するドライブファームウェアの更新を決定する版数判定部と、
    前記版数判定部によりドライブファームウェアの更新が決定されると、前記格納部に格納されたドライブファームウェアのうち少なくとも送信単位の最終データを除くデータを前記任意のドライブに送信する判断制御部と、
    前記任意のドライブの状態を判定する状態判定部とを備え、
    前記判断制御部は、前記状態判定部で判定された状態に応じて少なくとも前記最終データを含む未送信のデータを前記任意のドライブに送信する、ライブラリ装置。
  3. 前記判断制御部は、前記状態判定部において前記任意のドライブと外部装置との非接続状態、或いは、前記任意のドライブに記録媒体がロードされていない状態が判定されると、前記未送信のデータを前記任意のドライブに送信する、請求項2記載のライブラリ装置。
  4. 前記判断制御部は、前記状態判定部において前記任意のドライブが前記未送信のデータを前記ライブラリ装置の保守時に受信する設定、或いは、前記最終データを受信すると自動的にリセットされてドライブファームウェアの更新を確定する設定とされた状態が判定されると、前記保守時に前記未送信のデータを前記任意のドライブに送信する、請求項2又は3記載のライブラリ装置。
  5. 記録媒体をロード可能な複数のドライブを有するライブラリ装置においてコンピュータに前記ドライブに実装されたドライブファームウェアを更新させるプログラムであって、
    前記ライブラリ装置内の格納部に格納されたドライブファームウェアの最新のファーム版数と、任意のドライブに実装されているドライブファームウェアのファーム版数が不一致であると判定すると前記任意のドライブに対するドライブファームウェアの更新を決定する版数判定手順と、
    前記版数判定手順によりドライブファームウェアの更新が決定されると、前記格納部に格納されたドライブファームウェアのうち少なくとも送信単位の最終データを除くデータを前記任意のドライブに送信する判断制御手順と、
    前記任意のドライブの状態を判定する状態判定手順と
    を前記コンピュータに実行させ、
    前記判断制御手順は、前記状態判定手順で判定された状態に応じて少なくとも前記最終データを含む未送信のデータを前記任意のドライブに送信する、プログラム。
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