JP5304196B2 - リチウム二次電池用負極、リチウム二次電池及びリチウム二次電池用負極の製造方法 - Google Patents

リチウム二次電池用負極、リチウム二次電池及びリチウム二次電池用負極の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、リチウム二次電池用負極、リチウム二次電池及びリチウム二次電池用負極の製造方法に関する。
従来、リチウム二次電池としては、アルミニウムやマンガンなど活物質の単位重量あたりの充放電容量を向上させる金属ドーパントをドープされた二酸化タングステンを含む活物質とポリフッ化ビニリデンなどの高分子バインダーとを有する電極組成物を電極に備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1のリチウム二次電池では、金属ドーパントにより活物質の単位重量あたりの充放電容量が向上するものとしている。また、リチウム二次電池としては、フッ素化タングステン酸化物を負極活物質に用いることにより、初回の充電における副反応を抑制し、初回の充放電効率が優れるものとするものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特表2003−509829号公報 特開2006−172991号公報
ところで、酸化タングステンは、熱的に安定であり、高い理論容量密度を示す材料であるが、多段的にリチウムのインターカレーションが起きることがある。この酸化タングステンは、リチウムの挿入量が小さいときには容量劣化しにくいがリチウムの挿入量が大きくなると繰り返し充放電において大きく容量劣化する問題がある。この特許文献1,2に記載されたリチウム二次電池では、金属ドーパントを添加したりフッ素化処理を行ったりして充放電特性を向上しているものの、まだ十分でなく、よりリチウム挿入量を大きくすると容量劣化するという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、充放電サイクルにおいて負極活物質へのリチウム挿入量を多くしても、充放電に伴う容量劣化を抑制することができるリチウム二次電池用負極、リチウム二次電池及びリチウム二次電池用負極の製造方法を提供することを主目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明者らは、負極活物質として6族元素酸化物を用い、負極集電体の表面粗度と負極活物質の粒子径との関係の好適化を図ることを検討した。これにより、負極活物質へのリチウム挿入量が多い充放電サイクルにおいても充放電容量の低下を抑制することができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明のリチウム二次電池用負極は、
6族元素酸化物を含む負極活物質と、
前記負極活物質の粒子径をd(μm)とすると、表面粗さRzjis(μm)がd≦Rzjis≦4dを満たす負極集電体と、
前記負極活物質とともに前記負極集電体上に形成された負極バインダーと、を備えたものである。
また、本発明のリチウム二次電池は、
正極活物質を含む正極と、
上述したリチウム二次電池用負極と、
前記正極と前記負極の間に介在しリチウムイオンを伝導するイオン伝導媒体と、を備えたものである。
さらに、本発明のリチウム二次電池用負極の製造方法は、
6族元素酸化物を含む負極活物質を、該負極活物質の粒子径をd(μm)とすると表面粗さRzjis(μm)がd≦Rzjis≦4dを満たす負極集電体上に負極バインダーとともに形成する電極形成工程、を含むものである。
このリチウム二次電池用負極、リチウム二次電池及びリチウム二次電池用負極の製造方法により得られる負極では、充放電サイクルにおいて負極活物質へのリチウム挿入量を多くしても、充放電に伴う容量劣化を抑制することができる。このような効果が得られる理由は定かではないが、負極集電体が適切な粗さであることによって、充放電に伴う負極活物質の結晶構造変化による失活や体積変化の影響が緩和されるためであると推察される。また、このような負極集電体上に負極活物質を負極バインダーとともに形成することで、負極活物質が負極集電体上で良好な接触界面を形成し、これによって負極活物質の剥離が抑制されるためであると推察される。
本発明のリチウム二次電池用負極は、6族元素酸化物を含む負極活物質と、負極活物質の粒子径に対して表面が適切な表面粗さである負極集電体と、負極活物質とともに負極集電体表面に形成された負極バインダーと、を備えたものである。このリチウム二次電池用負極は、リチウムイオン二次電池やリチウム空気電池などのリチウム二次電池の負極として利用することができる。このうち、リチウムイオン二次電池の負極に利用するのが好ましい。
本発明のリチウム二次電池用負極において、負極活物質は、6族元素酸化物を含むものである。6属元素酸化物としては、例えば、酸化タングステン(例えばWO2)、酸化モリブデン(例えばMoO2)、酸化クロム(例えばCrO2)などのうち少なくとも1種以上を用いることができる。また、この6族元素酸化物は、特に限定されないが、ルチル型構造を有することが好ましい。これらの酸化物は、ルチル鎖により取り囲まれたトンネル状のサイトにリチウムが挿入脱離することができ、これによりリチウム二次電池の電極として機能できる。このうち、酸化タングステンであることが好ましい。酸化タングステンは酸化モリブデンや酸化クロムに比べて低い電位でリチウムの挿入脱離が進行する。このため、酸化タングステンを負極として用いた場合、正極と負極の電位差によって決まる電池電圧を高くすることができるからである。また、熱的に安定であり、高い理論容量密度を示すからである。負極活物質の粒子径は、0.07μm以上7μm以下であることが好ましく、2μm以上7μm以下であることがより好ましい。このような範囲では粒子の取り扱いが容易だからである。また、粒子は一次粒子であっても、二次粒子であってもよく、この両方を含むものであってもよい。ここで、負極活物質の粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定装置を用い、溶媒としてエタノールを用いて測定し、メディアン径として算出したものをいう。
本発明のリチウム二次電池用負極において、負極活物質は、充電終了時において6族元素酸化物1モルに対し0.5モル以上のリチウムが挿入されていることが好ましい。こうすれば、高い電池性能を得ることができる。この理由は、以下のように推察される。例えば、6族元素酸化物であるLixWO2では、一般的に多段的にリチウムのインターカレーションが起きることがある。このLixWO2において、0.5≦x≦1の範囲までリチウムを挿入脱離させる場合には高い理論容量を示すが、繰り返し充放電に伴いLixWO2が電気的に不活性になるなどして容量劣化が増大することがある。一方、x=0.5未満でリチウムを挿入脱離させる場合には、繰り返し充放電に伴う容量劣化がより抑制されるが、容量が劣ることがある。これに対して、本発明のリチウム二次電池用負極では、負極バインダーを有すると共に、負極活物質の粒子径に対して負極集電体の表面が適切な表面粗さであるため、繰り返し充放電による容量劣化をより抑制可能であり、例えばLixWO2において、0.5≦x≦1の範囲までリチウムを挿入脱離させることができる。したがって、理論容量近くにすることができ、より高い電池性能を得ることができる。
本発明のリチウム二次電池用負極において、負極集電体は、表面が適切な表面粗さRzjisを有するものである。負極集電体は導電性材料で形成されたものであれば特に限定されないが、例えば銅やステンレス鋼、ニッケルメッキ鋼などの金属で形成されている箔を用いることができる。負極集電体の表面粗さRzjisは、上述の負極活物質の粒子径をd(μm)とすると、表面粗さRzjis(μm)がd≦Rzjis≦4dを満たすものである。d≦Rzjisであれば粗面化の効果が得られるし、Rzjis≦4dであれば粒子径に対して粗すぎない。さらに、表面粗さRzjisは0.25μmより大きく7μm以下であることが好ましい。表面粗さRzjisが0.25μmより大きければ、負極集電体上に負極活物質を形成するときの密着性を確保でき、繰り返し充放電に伴う容量劣化を抑制できる。また、集電体表面に凹凸を形成するには、それに見合う負極集電体の厚さが必要となるが、表面粗さRzjisが7μ以下では、負極集電体の厚さを30μm程度に抑えることができる。ここで、表面粗さRzjisは、十点平均粗さともいい、JIS−B0601:2001附属書1(参考)に基づいて求めた表面粗さをいう。
本発明のリチウム二次電池用負極において、負極バインダーは、負極活物質とともに負極集電体表面に形成されている。この負極バインダーは、活物質粒子及び導電材粒子を繋ぎ止める役割を果たすものであり、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ素ゴム等の含フッ素樹脂、或いはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイミド等の熱可塑性樹脂、エチレン−プロピレン−ジエンマー(EPDM)、スルホン化EPDM、天然ブチルゴム(NBR)等を単独で、あるいは2種以上の混合物として用いることができる。このうち、熱可塑性樹脂であることが好ましい。熱処理による活物質粒子や導電材粒子を繋ぎ止める効果の増大が期待できるからである。バインダー量としては、負極活物質に対して5%以上20%以下であることが好ましい。バインダー量が5%以上であれば、バインダーの添加効果が得られやすいし、バインダー量が20%以下であれば電極エネルギー密度の低下を抑制することができる。
本発明のリチウム二次電池用負極において、負極集電体上に形成された負極活物質と負極バインダーとが所定の温度で熱処理されていることが好ましい。本発明の負極バインダーは融点より高い温度で熱処理されると、結着力が増加し、繰り返し充放電に伴う容量劣化をより抑制できる。また、熱処理によって負極バインダーが前記負極活物質中に拡散し、結着力を増加させたり、結晶構造の変化を抑制したりする効果が得られることが考えられる。例えばポリイミドは300℃〜500℃で熱処理されていることが好ましく、熱分解を避けるために500℃以下で熱処理されていることが好ましい。ポリフッ化ビニリデンは160℃以上で熱処理されていることが好ましいが、350℃以上では熱分解するため350℃以下で熱処理されていることが好ましい。ポリテトラフルオロエチレンの融点は327℃でこの温度より高い温度で熱処理されていることが好ましい。なかでも、負極バインダーの主成分がポリフッ化ビニリデンであり、前記熱処理の温度が200℃以上300℃以下であることがより好ましい。熱処理は電気炉中での加熱のほか、放電プラズマ焼結法やホットプレス法を用いてもよい。熱処理時の雰囲気は非酸化雰囲気で行われることが好ましく、例えば、真空下、窒素雰囲気下、アルゴン雰囲気下などの不活性ガス雰囲気下や、水素雰囲気などの還元性雰囲気下で行われていてもよい。
本発明のリチウム二次電池用負極は、例えば負極活物質と負極バインダーと導電材とを混合し、適当な溶剤を加えてペースト状の負極材としたものを、集電体の表面に塗布乾燥し、必要に応じて電極密度を高めるべく圧縮して形成されたものとしてもよい。導電材は、正極の電池性能に悪影響を及ぼさない電子伝導性材料であれば特に限定されず、例えば、天然黒鉛(鱗状黒鉛、鱗片状黒鉛)や人造黒鉛などの黒鉛、アセチレンブラック、カーボンブラック、ケッチェンブラック、カーボンウィスカ、ニードルコークス、炭素繊維、金属(銅、ニッケル、アルミニウム、銀、金など)などの1種又は2種以上を混合したものを用いることができる。これらの中で、導電材としては、電子伝導性及び塗工性の観点より、カーボンブラック及びアセチレンブラックが好ましい。負極活物質、負極バインダー、負極導電材を分散させる溶剤としては、例えばN−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、アクリル酸メチル、ジエチルトリアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、エチレンオキシド、テトラヒドロフランなどの有機溶剤を用いることができる。また、水に分散剤、増粘剤等を加え、SBRなどのラテックスで活物質をスラリー化してもよい。増粘剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロースなどの多糖類を単独で、あるいは2種以上の混合物として用いることができる。塗布方法としては、例えば、アプリケータロールなどのローラコーティング、スクリーンコーティング、ドクターブレード法、スピンコーティング、バーコータなどが挙げられ、これらのいずれかを用いて任意の厚さ・形状とすることができる。
本発明のリチウム二次電池は、正極活物質を含む正極と、上述したリチウム二次電池用負極と、正極と負極との間に介在しリチウムイオンを伝導するイオン伝導媒体と、を備えたものである。
本発明のリチウム二次電池の正極は、例えば正極活物質に導電材及びバインダーを混合し、適当な溶剤を加えてペースト状の正極合材としたものを、正極集電体の表面に塗布乾燥し、必要に応じて電極密度を高めるべく圧縮して形成することができる。正極活物質としては、リチウムと遷移金属元素とを含む酸化物、又はポリアニオン系化合物を用いることができる。具体的には、例えばリチウムコバルト複合酸化物(Li(1-x)CoO2など(0<x<1、以下同じ))、リチウムニッケル複合酸化物(Li(1-x)NiO2など)、リチウムマンガン複合酸化物(Li(1-x)MnO2、Li(1-x)Mn24など)、リチウム鉄複合リン酸化物(LiFePO4など)、リチウムバナジウム複合酸化物(LiV23など)などが挙げられる。正極集電体としては、導電性材料で形成されたものであれば特に限定されないが、例えば、アルミニウムや銅、ステンレス鋼、ニッケルメッキ鋼などの金属で形成されている箔やメッシュを用いることができる。バインダーは、活物質粒子及び導電材粒子を繋ぎ止める役割を果たすものであり、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、フッ素ゴムなどの含フッ素樹脂、或いはポリプロピレン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂などを用いることができる。導電材は、正極の電気伝導性を確保するためのものであり、例えばカーボンブラック、アセチレンブラック、天然黒鉛、人造黒鉛、コークス類などの炭素物質粉末状体の1種又は2種以上を混合したものを用いることができる。正極活物質、導電材、バインダーを分散させる溶剤としては、例えばN−メチル−2−ピロリドンなどの有機溶剤を用いることができる。
本発明のリチウム二次電池において、イオン伝導媒体は、支持塩を有機溶媒に溶かした非水電解液やイオン性液体、ゲル電解質、固体電解質などを用いることができる。このうち、非水電解液であることが好ましい。支持塩としては、例えば、LiPF6,LiClO4,LiAsF6,LiBF4,Li(CF3SO22N,Li(CF3SO3),LiN(C25SO2)などの公知の支持塩を用いることができる。支持塩の濃度としては、0.1〜2.0Mであることが好ましく、0.8〜1.2Mであることがより好ましい。有機溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、γ−ブチロラクトン(γ−BL)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)など従来の二次電池やキャパシタに使われる有機溶媒が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。また、イオン性液体としては、特に限定されるものではないが、1−メチル−3−プロピルイミダゾリウムビス(トリフルオロスルホニル)イミドや1−エチル−3−ブチルイミダゾリウムテトラフルオロボレートなどを用いることができる。ゲル電解質としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリフッ化ビニリデンやポリエチレングリコール、ポリアクリロニトリルなどの高分子類またはアミノ酸誘導体やソルビトール誘導体などの糖類に、支持塩を含む電解液を含ませてなるゲル電解質が挙げられる。固体電解質としては、無機固体電解質や有機固体電解質などが挙げられる。無機固体電解質としては、例えば、Liの窒化物、ハロゲン化物、酸素酸塩などがよく知られている。なかでも、Li4SiO4、Li4SiO4−LiI−LiOH、xLi3PO4−(1−x)Li4SiO4、Li2SiS3、Li3PO4−Li2S−SiS2、硫化リン化合物などが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。有機固体電解質としては、例えば、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリビニルアルコール、ポリフッ化ビニリデン、ポリホスファゼン、ポリエチレンスルフィド、ポリヘキサフルオロプロピレンなどやこれらの誘導体が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数を混合して用いてもよい。
本発明のリチウム二次電池は、負極と正極との間にセパレータを備えていてもよい。セパレータとしては、二次電池の使用範囲に耐え得る組成であれば特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン製不織布やポリフェニレンスルフィド製不織布などの高分子不織布、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂の微多孔フィルムが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複合して用いてもよい。
本発明のリチウム二次電池の形状は、特に限定されないが、例えばコイン型、ボタン型、シート型、積層型、円筒型、偏平型、角型などが挙げられる。また、電気自動車等に用いる大型のものなどに適用してもよい。このリチウム二次電池の一例を図1に示す。図1は、コイン型電池20の構成の概略を表す断面図である。このコイン型電池20は、カップ形状の電池ケース21と、この電池ケース21の内部に設けられた正極22と、正極22に対してセパレータ24を介して対向する位置に設けられた負極23と、支持塩を含む非水電解液27と、絶縁材により形成されたガスケット25と、電池ケース21の開口部に配設されガスケット25を介して電池ケース21を密封する封口板26と、を備えている。この負極23は、6族元素酸化物を含む負極活物質11と、負極活物質11の粒子径をd(μm)とすると、表面粗さRzjis(μm)がd≦Rzjis≦4dを満たす負極集電体12と、負極活物質11とともに負極集電体12上に形成された負極バインダー13と、を備えている。
本発明のリチウム二次電池は、負極活物質の6族元素酸化物1モルに対し0.5モル以上のリチウムが挿入されるまで充電することが好ましい。本発明のリチウム二次電池は、0.5モル以上のリチウムが挿入されるまで充電する繰り返し充放電においても容量劣化を抑制することができる。そして、0.5モル以上のリチウムが挿入できるため電池容量を理論容量に近づけることができ、より高い電池性能を得ることができる。本発明のリチウム二次電池は、負極活物質の6族元素酸化物1モルに対し1モル近傍のリチウムが挿入されるまで充電するものとしてもよい。
次に、リチウム二次電池用負極の製造方法について説明する。本発明のリチウム二次電池用負極の製造方法は、(1)負極集電体の表面を粗面化する粗面化工程と、(2)表面が粗面化された負極集電体上に負極活物質を負極バインダーとともに形成する電極形成工程と、(3)電極形成工程の後に負極バインダーの融点以上の温度で熱処理する熱処理工程と、を含むものとしてもよい。
(1)粗面化工程
リチウム二次電池用負極の製造方法で使用する表面が粗面化された負極集電体は、粗面化工程により製造してもよい。負極集電体の材料は、導電性材料で形成されたものであれば特に限定されないが、例えば、銅やステンレス鋼、ニッケルメッキ鋼などの金属で形成されている箔を用いることができる。粗面化工程は、負極集電体の表面を粗面化するものであればよいが、例えば電解法などにより負極集電体の金属を析出させ、その表面を粗化処理してもよい。これにより、表面粗さRzjisをコントロールすることができる。負極集電体の表面粗さRzjisは、後述の負極活物質の粒子径をd(μm)とすると、表面粗さRzjis(μm)がd≦Rzjis≦4dを満たすようにすればよい。d≦Rzjisであれば粗面化の効果が得られるし、Rzjis≦4dであれば粒子径に対して粗すぎない。さらに、表面粗さRzjisは0.25μmより大きく7μm以下とすることがより好ましい。表面粗さRzjisを0.25μmより大きくすると、負極集電体上に負極活物質を形成するときの密着性を確保でき、繰り返し充放電に伴う容量劣化を抑制できる。また、集電体表面に凹凸を形成するには、それに見合う負極集電体の厚さが必要となるが、表面粗さRzjisが7μ以下とすれば、負極集電体の厚さを30μm程度に抑えることができる。
(2)電極形成工程
次に、上述のように表面が粗面化された負極集電体上に、6族元素酸化物を含む負極活物質を、負極バインダーとともに形成する。このとき、負極活物質と、負極バインダーとともに導電材を形成してもよい。形成方法は、特に限定されないが、例えば負極活物質と負極バインダーと導電材とを混合し、適当な溶剤を加えてペースト状の負極材としたものを、集電体の表面に塗布乾燥し、必要に応じて電極密度を高めるべく圧縮して形成してもよい。負極活物質としては、6族元素酸化物を含むものを使用する。6属元素としては、例えば、酸化タングステン(WO2)、酸化モリブデン(MoO2)、酸化クロム(CrO2)などを用いることができる。また、この6族元素酸化物は、特に限定されないが、ルチル型構造を有することが好ましい。これらの酸化物は、ルチル鎖が取り囲んだトンネル状のサイトにリチウムが挿入脱離することができ、これによりリチウム二次電池の電極として機能できる。このうち、酸化タングステンであることが好ましい。負極活物質の粒子径は、0.07μm以上7μm以下であるものを用いることが好ましく、2μm以上7μm以下であることがより好ましい。また、粒子は一次粒子であっても、二次粒子であってもよく、この両方を含むものであってもよい。負極バインダーは、活物質粒子及び導電材粒子を繋ぎ止める役割を果たすものであり、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ素ゴム等の含フッ素樹脂、或いはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイミド等の熱可塑性樹脂、エチレン−プロピレン−ジエンマー(EPDM)、スルホン化EPDM、天然ブチルゴム(NBR)等を単独で、あるいは2種以上の混合物として用いることができる。このうち、熱可塑性樹脂であることが好ましい。熱処理によって活物質粒子や導電材粒子を繋ぎ止める効果の増大が期待できるからである。バインダー量としては、負極活物質に対して5%以上20%以下であることが好ましい。バインダー量が5%以上であれば、バインダーの添加効果が得られるし、バインダー量が20%以下であれば電極エネルギー密度の低下を抑制することができる。導電材は、正極の電池性能に悪影響を及ぼさない電子伝導性材料であれば特に限定されず、例えば、天然黒鉛(鱗状黒鉛、鱗片状黒鉛)や人造黒鉛などの黒鉛、アセチレンブラック、カーボンブラック、ケッチェンブラック、カーボンウィスカ、ニードルコークス、炭素繊維、金属(銅、ニッケル、アルミニウム、銀、金など)などの1種又は2種以上を混合したものを用いることができる。これらの中で、導電材としては、電子伝導性及び塗工性の観点より、カーボンブラック及びアセチレンブラックが好ましい。負極活物質、負極バインダー、負極導電材を分散させる溶剤としては、例えばN−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、アクリル酸メチル、ジエチルトリアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、エチレンオキシド、テトラヒドロフランなどの有機溶剤を用いることができる。また、水に分散剤、増粘剤等を加え、SBRなどのラテックスで活物質をスラリー化してもよい。増粘剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロースなどの多糖類を単独で、あるいは2種以上の混合物として用いることができる。塗布方法としては、例えば、アプリケータロールなどのローラコーティング、スクリーンコーティング、ドクターブレード法、スピンコーティング、バーコータなどが挙げられ、これらのいずれかを用いて任意の厚さ・形状とすることができる。
(3)熱処理工程
次に、負極集電体上に形成された負極活物質と負極バインダーとを熱処理する。この熱処理では、負極バインダーの融点以下で行ってもよいが、負極バインダーの融点より高い温度で熱処理することが好ましい。本発明の負極バインダーは融点より高い温度で熱処理すると、結着力が増加し、繰り返し充放電に伴う容量劣化をより抑制できる。例えばポリイミドは300℃〜500℃で熱処理することが好ましく、熱分解を避けるために500℃以下で熱処理することが好ましい。ポリフッ化ビニリデンは160℃以上で熱処理することが好ましいが、350℃以上では熱分解するため350℃以下で熱処理することが好ましい。ポリテトラフルオロエチレンの融点は327℃でこの温度より高い温度で熱処理することが好ましい。負極バインダーにポリフッ化ビニリデンを主成分とするバインダーを使用し、前記熱処理工程では、200℃以上300℃以下の温度で熱処理をすることが特に好ましい。熱処理時の雰囲気は非酸化雰囲気下で行うことが好ましく、例えば真空下、窒素雰囲気下、アルゴン雰囲気下などの不活性ガス雰囲気下や、水素雰囲気などの還元性雰囲気下で行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、製造方法は粗面化工程を含むものとしたが、粗面化済みの負極集電体を用いてこの工程を省略してもよい。また、上述した実施形態では、製造方法は熱処理工程を含むものとしたが、この工程を省略してもよい。
[実験例1]
負極を以下のように作製した。粒子径が7μmである負極活物質としてのルチル型構造を有するWO2(高純度化学製)と、導電材としてのカーボンブラック(東海カーボン株式会社製,#TB−5500)とを重量比で85:10となるように秤量し、乳鉢中で混合して混合粉末とした。負極バインダーとしてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)を12%溶解させたN−メチルピロリドン(NMP)溶液を、前記混合粉末とPVdFとの重量比が95:5となるように秤量した後、混合粉末に加えて負極スラリーを作製した。この負極スラリーをドクターブレード法により負極集電体上に塗工した。負極集電体としては、電解法によって表面に銅を析出させるた表面粗さRzjisが7μmである粗面化銅からなる例えば30μm厚の電解箔を用意した。塗工した電極は、減圧下、120℃で6時間以上乾燥させた。この電極をロールプレス機を用いて、活物質の充填密度が2.0g/cm3となるようにプレスした。なお、WO2負極活物質の粒子径はレーザー回折式粒度分布測定装置(島津社製SALD−2200)を用い、溶媒としてエタノールを用いて測定し、メディアン径として算出した。
次に、得られた塗工負極を非酸化雰囲気下で熱処理した。負極をアルミナ製の環状炉(フルテック株式会社製)中に設置し、Arガスで2回置換することで完全な非酸化雰囲気とした。30cc/minのArを導入しながら、2℃/minの昇温速度で300℃に設定した後、12時間熱処理を行った。降温も同じく2℃/minで行った後、電極を取り出し、銅箔が酸化されていないことを確認した。こうして得られた電極を2.035cm2に打ち抜いたものを実験例1の負極(作用極)とした。
[実験例2]
ルチル型構造を有するWO2負極活物質の粒子径が2μmのものを用いた以外は実験例1と同様に実験例2の負極を作製した。
[実験例3]
負極集電体の表面粗さRzjisが4.5μmのものを用いた以外は実験例2と同様に実験例3の負極を作製した。
[実験例4〜10]
熱処理温度を250℃とした以外は実験例1と同様に実験例4の負極を作製した。また、熱処理温度を200℃とした以外は実験例1と同様に実験例5の負極を作製した。また、熱処理温度を150℃とした以外は実験例1と同様に実験例6の負極を作製した。また、熱処理温度を100℃とした以外は実験例1と同様に実験例7の負極を作製した。また、熱処理をしなかったこと以外は実験例1と同様に実験例8の負極を作製した。また、熱処理温度を350℃とした以外は実験例1と同様に実験例9の負極を作製した。また、熱処理温度を400℃とした以外は実験例1と同様に実験例10の負極を作製した。
[実験例11、12]
負極集電体の表面粗さRzjisが4.5μmのものを用いた以外は実験例1と同様に実験例11の負極を作製した。また、負極集電体の表面粗さRzjisが0.25μmのものを用いた以外は実験例1と同様に実験例12の負極を作製した。
[実験例13]
負極集電体の表面粗さRzjisが0.25μmのものを用いた以外は実験例2と同様に実験例13の負極を作製した。
[二極式セルの作製]
このようにして作製した負極を使用して、二極式セルを以下のように作製した。エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを体積比で30:70の割合で混合した非水溶媒に六フッ化リン酸リチウムを1mol/Lになるように添加して非水電解液を調製した。上記負極を作用極とし、Li箔(厚さ300μm)を対極とし、この作用極と対極との間にセパレータ(東燃タピルス製)を介し、上記非水電解液を満たして二極式セルを作製した。
[電気化学測定]
このようにして作製した二極式セルを用い、0.4mAで0.4Vまで還元(充電)し、初期充電容量を測定した。このとき、負極活物質においては、1モルのWO2に対して1モルのLiが挿入されていると考えられる。この後、0.4mAで1.5Vまで酸化(放電)し、初期放電容量を測定した。続いて、同条件で充放電試験を20サイクル行い、20サイクル目充電容量と20サイクル目放電容量を測定した。そして、(20サイクル目充電容量/初期充電容量)×100で表される充電容量維持率(%)と、(20サイクル目放電容量/初期放電容量)×100で表される放電容量維持率(%)とを算出した。なお、充放電試験は20℃の恒温槽中で行った。
[実験結果]
この実験例1〜13の試験結果を表1に示す。表1には、活物質粒子径d(μm)、集電体粗さRzjis(μm)、電極熱処理温度t(℃)、初期充電容量(mAh)、初期放電容量(mAh)、20サイクル目の充電容量(mAh)、20サイクル目の放電容量(mAh)、充電容量維持率(%)、放電容量維持率(%)を示した。実験例1〜13の結果によると、WO2負極活物質粒子径d(μm)と集電体の表面粗さRzjisがd≦Rzjis≦4dを満たす実験例1〜10では放電容量維持率が60%以上となった。このことから、充放電を繰り返したときの充放電容量の低下を抑制できることがわかった。さらに、電極熱処理温度が200℃〜300℃の範囲にある実験例1〜5に関しては、80%以上の放電容量維持率を示したことから、特に充放電容量の低下の抑制効果が高いことがわかった。また、本実験では、0.4Vまで還元(充電)したとき、1モルのWO2に対して1モルのLiが挿入されていると考えられるため、リチウム挿入量が多くても容量劣化を抑制することが可能であることがわかった。
Figure 0005304196
コイン型電池20の一例を示す構成の概略を表す断面図である。
符号の説明
11 負極活物質、12 負極集電体、13 負極バインダー、20 コイン型電池、21 電池ケース、22 正極、23 負極、24 セパレータ、25 ガスケット、26 封口板、27 非水電解液。

Claims (6)

  1. 6族元素酸化物を含む負極活物質と、
    前記負極活物質の粒子径をd(μm)とすると、表面粗さRzjis(μm)がd≦Rzjis≦4dを満たす負極集電体と、
    前記負極活物質とともに前記負極集電体上に形成された負極バインダーと、
    を備えたリチウム二次電池用負極。
  2. 前記リチウム二次電池用負極は、前記負極集電体上に形成された前記負極活物質と前記負極バインダーとが所定の温度で熱処理されている、請求項1に記載のリチウム二次電池用負極。
  3. 前記リチウム二次電池用負極は、充電終了時において前記負極活物質が前記6族元素酸化物1モルに対し0.5モル以上のリチウムが挿入されている、請求項1又は2に記載のリチウム二次電池用負極。
  4. 正極活物質を含む正極と、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のリチウム二次電池用負極と、
    前記正極と前記負極の間に介在しリチウムイオンを伝導するイオン伝導媒体と、
    を備えたリチウム二次電池。
  5. リチウム二次電池用負極の製造方法であって、
    6族元素酸化物を含む負極活物質を、該負極活物質の粒子径をd(μm)とすると表面粗さRzjis(μm)がd≦Rzjis≦4dを満たす負極集電体上に負極バインダーとともに形成する電極形成工程、
    を含むリチウム二次電池用負極の製造方法。
  6. 請求項5に記載のリチウム二次電池用負極の製造方法であって、
    前記電極形成工程の後に前記負極集電体上に形成された前記負極活物質と前記負極バインダーとを熱処理する熱処理工程、を含むリチウム二次電池用負極の製造方法。
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