JP5303323B2 - 可変光マルチキャリア発生装置及び可変光マルチキャリア送信装置及び可変マルチキャリア発生方法 - Google Patents

可変光マルチキャリア発生装置及び可変光マルチキャリア送信装置及び可変マルチキャリア発生方法 Download PDF

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Description

本発明は、光通信システムの光源として用いられる光マルチキャリア発生装置及びそれを用いた可変光マルチキャリア送信装置及び可変マルチキャリア発生方法に係り、特に、1つの単一波長光源と一つの光変調器で、1波以上で波長数可変の光マルチキャリアを発生させることができる可変光マルチキャリア発生装置及び可変光マルチキャリア送信装置及び可変マルチキャリア発生方法に関する。
これまで光ファイバ伝送は時分割多重による高速化が図られてきたが、光ファイバの波長分散等により伝送距離が制限されるという問題が顕在化してきている。この問題を解決する1つの手段として分散補償ファイバなどの分散補償デバイスを用いることが考えられるが、装置サイズ・装置コスト・付加的な損失の観点からできれば使用を回避することが望ましい。その1つの解決策として高速信号を並列展開して複数の光キャリアで伝送する方式が検討されている。
複数の光キャリアを用いる伝送方式では独立した複数の光源を用いる方式が最も一般的であるが、装置サイズや装置コストの観点から1つの光源からの連続光を光変調器で多波長化するマルチキャリア光源が効率的である。単一波長光源から4つの光キャリアを発生させる従来技術におけるマルチキャリア光源の構成例を図27に示す。レーザダイオード(LD)11から発生した連続(CW)光は従属接続された2つのマッハ・ツェンダ(MZ)型光変調器12,13に入力される。前段のMZ型光変調器12は周波数fのラジオ周波数(RF)信号で駆動され、後段のMZ型光変調器13は周波数2fのRF信号で駆動される。図28に示すようにMZ型光変調器12,13をプッシュ・プルで駆動させることにより、前段のMZ型光変調器12出力では、CW光のキャリア成分が抑圧され駆動信号周波数fの2倍の周波数2fだけ離れた2つの光キャリアを発生させることができる。
前段のMZ型光変調器12の出力光のスペクトルを図28(a)に示す。この信号はさらに後段のMZ型光変調器13に入力される。後段のMZ型光変調器13では、この2つの光キャリアを駆動信号周波数2fの2倍の周波数4fだけ離れた2つのキャリアをそれぞれ発生させる。すなわち、周波数ωc−f0の光は周波数ωc−3f0の光と周波数ωc+f0の光に変換され、周波数ωc+f0の光は周波数ωc−f0の光と周波数ωc+3f0の光に変換される。結果として図28(b)に示すように4つの光キャリアが生成される(例えば、非特許文献1参照)。
マルチキャリア光源は、その波長数を可変にすることにより、様々なビットレートや使用可能な帯域に柔軟に対応することができる。波長数を変化させられるマルチキャリア光源の構成例を図29に示す。光源21から発生したCW光は、第1の位相変調器22に入力され、周波数fのRF信号で変調される。この位相変調された光は、分散媒質23によりパルス化され、さらに第2の位相変調器24に入力されて周波数fのRF信号で変調される。図30に示すように、本構成例では、第2の位相変調器24の変調指数(変調器の駆動電圧)を変化させることにより、マルチキャリア光源の波長数を可変にすることができる(例えば、非特許文献2参照)。
A. Chowdhury, Z. Jia, G.-K. Chang, and R. Younce, "Novel 100Gbps Ethernet Systems for Next-generation Metro Transport and Wide-area Access Networks using Optical carrier suppressions and separation Technique, " Proceedings of LEOS Summer Topical Meeting 2007, Paper TuE1.2, 2007. T. Yamamoto , T. Komukai, S. Kawanishi, K. Suzuki, A. Takada, "Optical Frequency Comb generation Using Phase Modulators and Group Velocity Dispersion Medium," Proceedings of Asia-Pacific Microwave Photonics Conference 2006, Paper F-1, 2006.
しかしながら、光変調器を従属接続する構成では、光損失の増大が避けられず高い光信号対雑音比(OSNR)を確保することが困難であった。さらに、光変調器を従属接続する構成では、コンパクトな装置サイズや低廉な装置コストの実現が困難であった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、低損失、小型、低コストの可変光マルチキャリア発生装置及び可変光マルチキャリア送信装置及び可変マルチキャリア発生方法を提供することを目的とする。
図1は、本発明の第1の原理構成図である。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、連続光発生させる連続光発生手段101と、
ゼロチャープ動作が可能なマッハ・ツェンダ型光強度変調手段102と、
周波数f1の第1のラジオ周波数(RF)信号を発生させる第1のRF信号発生手段111と、
周波数f2の第2のRF信号を発生させる第2のRF信号発生手段112と、
マッハ・ツェンダ型光強度変調手段102を、第1のRF信号で駆動する、もしくは第2のRF信号で駆動する、もしくは第1のRF信号と第2のRF信号の和信号で駆動する、もしくはどちらのRF信号でも駆動しない、ことを切替できる切替手段413と、
マッハ・ツェンダ型光強度変調手段102の駆動信号の振幅を変化させる駆動振幅可変手段103と、
マッハ・ツェンダ型光強度変調手段102に印加させる電圧を変化させるバイアス電圧可変手段104と、を有し、
Vπをマッハ・ツェンダ型光強度変調手段102の半波長電圧とし、該マッハ・ツェンダ型光強度変調手段102からの出力光が最小となるバイアス電圧を消光電圧、最大となるバイアス電圧をピーク電圧、最小と最大の中間となるバイアス電圧を中間電圧として、
第2のRF信号発生手段112で発生させる第2のRF信号周波数f 2 が第1のRF信号発生手段111で発生させる第1のRF信号周波数f 1 の2倍の周波数であって、
第1のRF信号の振幅電圧と、第2のRF信号の振幅の電圧と、マッハ・ツェンダ型光強度変調手段に印加されるバイアス電圧の組が、
1つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ0、0、消光電圧、
2つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ2Vπ、0、消光電圧、
3つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ0、Vπ、中間電圧と消光電圧の間の電圧、
5つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ0,2Vπと2.5Vπの間、消光電圧とピーク電圧の間の電圧に設定する手段を含むことを特徴とする可変光マルチキャリア発生装置である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の可変光マルチキャリア発生装置において、駆動振幅可変手段103によるマッハ・ツェンダ型光強度変調手段102の駆動信号の振幅と、バイアス電圧可変手段104による該マッハ・ツェンダ型光強度変調手段102に印加されるバイアス電圧の少なくとも一方を、当該可変光マルチキャリア発生装置から出力される光マルチキャリアの各キャリアの光パワーが等しくなるように調整された値に設定することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または2記載の可変光マルチキャリア発生装置において、切替手段413と駆動振幅可変手段103は、
第1のRF信号の振幅を変化させる第1の振幅可変手段と、
第2のRF信号の振幅を変化させる第2の振幅可変手段と、
第1の振幅可変手段の出力と第2の振幅可変手段の出力を加算する加算手段と、を含むことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の可変光マルチキャリア発生装置において、周波数f3の第3のRF信号を発生させる第3のRF信号発生手段を更に有し、
切替手段413が、
第1のRF信号と第2のRF信号と第3のRF信号を合成信号でマッハ・ツェンダ型光強度変調器を駆動することを更に選択でき
第1のRF信号周波数f1と第2のRF信号周波数f2と第3のRF信号周波数がf 3 =3f 1 かつf 2 =2f 1 であって、
第1のRF信号の振幅電圧と、第2のRF信号の振幅電圧と、第3のRF信号の振幅電圧と、マッハ・ツェンダ型光強度変調手段102に印加されるバイアス電圧の組が、
4つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ2Vπ、0,2Vπ、消光電圧、に設定する手段を含むことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項記載の可変光マルチキャリア発生装置において、第3のRF信号の振幅を変化させる第3の振幅可変手段を更に有することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の可変光マルチキャリア発生装置において、連続光発生手段が、波長可変光源であることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の可変光マルチキャリア発生装置において、波長可変光源は、発生させるマルチキャリアの数が奇数の場合と偶数の場合で、その発振光周波数をシフトさせることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、1波以上で波長数可変の光マルチキャリアを発生させる可変光マルチキャリア発生方法において、
連続光発生手段が連続光を発生させ、
第1のRF信号発生手段が周波数f1の第1のラジオ周波数を発生させ、
第2のRF信号発生手段が周波数f2の第2のラジオ周波数を発生させ、
切替手段が、ゼロチャープ動作が可能なマッハ・ツェンダ型光強度変調手段を第1のRF信号で駆動する、もしくは第2のRF信号で駆動する、もしくは第1のRF信号と第2のRF信号の和信号で駆動する、もしくはどちらのRF信号でも駆動しない、のいずれかに切り替え、
駆動振幅可変手段が、切り替えられたマッハ・ツェンダ型光強度変調手段の駆動信号の振幅を変化させ、
バイアス電圧可変手段が、マッハ・ツェンダ型光強度変調手段に印加させる電圧を変化させ
Vπをマッハ・ツェンダ型光強度変調手段の半波長電圧とし、該マッハ・ツェンダ型光強度変調器からの出力光が最小となるバイアス電圧を消光電圧、最大となるバイアス電圧をピーク電圧、最小と最大の中間となるバイアス電圧を中間電圧として、
第2のRF信号周波数f 2 が第1のRF信号周波数f 1 の2倍の周波数であって、
第1のRF信号の振幅電圧と、第2のRF信号の振幅の電圧と、マッハ・ツェンダ型光強度変調手段に印加されるバイアス電圧の組が、
1つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ0、0、消光電圧、
2つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ2Vπ、0、消光電圧、
3つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ0、Vπ、中間電圧と消光電圧の間の電圧、
5つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ0,2Vπと2.5Vπの間、消光電圧とピーク電圧の間の電圧に設定することを特徴とする。
図2は、本発明の第2の原理構成図である。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれか1項に記載の可変光マルチキャリア発生装置810と、
可変光マルチキャリア発生装置から出力される複数の光マルチキャリアを各光キャリア毎に分波する光分波手段821と、
光分波手段から出力される複数の光キャリアにそれぞれ変調を施す光変調手段822と、
光変調手段から出力される複数の光変調信号を合波する光合波手段823と、を有する可変光マルチキャリア送信装置である。
また、請求項10に記載の発明は、請求項に記載の可変光マルチキャリア送信装置において、光分波手段及び光合波手段の光透過周波数特性を、
可変光マルチキャリア発生装置から発生させるマルチキャリア数に応じてシフトさせることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項9または10に記載の可変光マルチキャリア送信装置において、光合波手段が、光周波数軸上で隣接する光キャリアを直交偏波で合波することを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項9乃至11のいずれか1項に記載の可変光マルチキャリア送信装置において、複数の光変調手段のうち、使用しない光変調器駆動手段の駆動電力の少なくとも一部を遮断することを特徴とする。
本発明によれば、1つの単一波長光源と1つの光変調器で波長数可変の光マルチキャリアを発生させることができ、それによって、低損失、小型、低コストの可変光マルチキャリア発生装置及びそれを用いた可変光マルチキャリア送信装置を提供することが可能となる。
本発明の第1の原理構成図である。 本発明の第2の原理構成図である。 本発明の第1の実施の形態における可変光マルチキャリア発生装置の構成図である。 本発明の第1の実施の形態における可変光マルチキャリア発生装置のRF信号発生部の第1の代替例である。 本発明の第1の実施の形態における可変光マルチキャリア発生装置のRF信号発生部の第2の代替例である。 本発明の第1の実施の形態における可変光マルチキャリア発生装置のRF信号発生部の第3の代替例である。 本発明の第1の実施の形態における光マルチキャリア発生装置における波長数可変動作を説明するための図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態における光マルチキャリア発生装置における波長数可変動作を説明するための図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態における光マルチキャリア発生装置における波長数可変動作を説明するための図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態における光マルチキャリア発生装置における波長数可変動作を説明するための図(その4)である。 本発明の第1の実施の形態における5波を同じパワーレベルで発生させる条件を見つける手順を説明するための図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態における5波を同じパワーレベルで発生させる条件を見つける手順を説明するための図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態における光マルチキャリア発生装置の構成図である。 本発明の第2の実施の形態における可変光マルチキャリア発生装置のRF信号発生部の代替例である。 本発明の第2の実施の形態における光マルチキャリア発生装置を4波で動作させる場合のマッハ・ツェンダ型光強度変調器の動作を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における4波を発生させる動作を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態における可変光マルチキャリア発生装置の構成図である。 本発明の第3の実施の形態における可変光マルチキャリア発生装置の波長可変動作の効果の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における可変光マルチキャリア送信装置の構成図である。 本発明の第4の実施の形態における可変光マルチキャリア送信装置により実験的に発生させた光送信信号のスペクトルを示す図(その1)である。 本発明の第4の実施の形態における可変光マルチキャリア送信装置により実験的に発生させた光送信信号のスペクトルを示す図(その2)である。 本発明の第4の実施の形態における可変光マルチキャリア送信装置により実験的に発生させた光送信信号のスペクトルを示す図(その3)である。 本発明の第4の実施の形態における可変光マルチキャリア送信装置により実験的に発生させた光送信信号のスペクトルを示す図(その4)である。 本発明の第4の実施の形態における最大2波の可変光マルチキャリア送信装置の構成図である。 本発明の第4の実施の形態における可変光マルチキャリア受信装置の構成図である。 本発明の第4の実施の形態における実験的に発生させた各光マルチキャリア信号の符号誤り率特性を示す図である。 従来の可変光マルチキャリア発生装置の構成例を示す図(その1)である。 従来の光マルチキャリア発生装置の動作を示す図である。 従来の可変光マルチキャリア発生装置の構成例を示す図(その2)である。 従来の可変光マルチキャリア発生装置から出力される光スペクトルを示す図である。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図3は、本発明の第1の実施の形態における可変光マルチキャリア発生装置の構成を示す。同図に示す可変光マルチキャリア発生装置は、連続光発振光源101、ゼロチャープマッハ・ツェンダ(MZ)型光強度変調器102、RF信号発生部110、変調器ドライバ103、可変電圧源104から構成される。
同図に示す構成は、1つのCW光源と1つの光変調器を用いて1波、2波、3波、5波の光マルチキャリアを発生させることができる構成である。MZ光変調器102を駆動するためのRF信号は、RF信号発生部110の周波数f0の第1のRF信号を発生させる第1のRF発振器111と、周波数2f0の第2のRF信号を発生させるための第2のRF発振器112と、それぞれのRF信号の振幅を調整するための可変減衰器113,114と、それぞれのRF信号を加算する加算器115により発生させる。
光マルチキャリアの発生には、第1のRF信号(周波数:f0)と第2のRF信号(周波数:2f0)を発生させる波長数によってどちらかを使用するか、または、どちらも使用しないかを切り替える。但し、後述するマルチキャリア数が4波のように、二つの周波数を同時に組み合わせて使う場合もある。切替は、どちらか一方の可変減衰器(113または114)の減衰量を十分に大きい値(例えば、30dB以上)に設定することによって実現できる。発生させる光マルチキャリアの数は、使用する一方のRF信号の光変調器入力端での振幅と光変調器のバイアス電圧を変化させることにより可変にすることができる。
以下に、上記のRF信号発生部110の代替の構成について3つのパターンを説明する。
(1) 図3に示した光マルチキャリア発生装置の構成におけるRF信号発生部110の第1の代替構成例を図4に示す。図4に示す構成では、周波数f0の第1のRF信号を発生させる第1のRF発振器111を使用する代わりに、RF発振器211で発生させた周波数2f0の第2のRF信号を2つに分岐して、その一方を1/2分周器212によって周波数f0の第1のRF信号を生成する。
(2)図3に示した光マルチキャリア発生装置の構成におけるRF信号発生部110の第2の代替構成例を図5に示す。図5に示す構成では、周波数2f0の第2のRF信号を発生させる第2のRF発振器112を使用する代わりに、RF発振器311で発生させた周波数f0の第1のRF信号を2つに分岐して、その一方を2逓倍器312によって周波数2f0の第2のRF信号を生成する。
(3)図3に示した光マルチキャリア発生装置の構成におけるRF信号発生部110の第2の代替構成例を図6に示す。図6に示す構成では、2つの可変減衰器113,114と加算器115を使用する代わりに、切替スイッチ413を使用してRF発振器411で発生させた周波数f0の第1のRF信号とRF発振器412で発生させた周波数2f0の第2のRF信号を切り替える。光変調器を駆動するRF信号の振幅は、変調器ドライバ103の前段の可変減衰器414によって実現する。この可変減衰器414は、変調器ドライバ103の後段に配してもよい。また、可変減衰器414を用いる代わりに、変調器ドライバ103の利得を調整してもよい。
次に、図3に示した光マルチキャリア発生装置における波長数可変動作を図7〜図12を用いて説明する。図7に1波を発生させる場合の動作を示す。図7(a)は実験的に発生させた1波の光キャリアのスペクトル、図7(b)はその動作条件である。周波数f0の第1のRF信号の振幅、周波数2f0の第2のRF信号の振幅をともに0、バイアス電圧をマッハ・ツェンダ型光強度変調器102のピーク電圧(図7中"P")に設定する。
図8に2波を発生させる場合の動作を示す。図8(a)は実験的に発生させた2波の光キャリアのスペクトル、図8(b)はその動作条件である。周波数f0の第1のRF信号の振幅を0、周波数2f0の第2のRF信号の振幅を2Vπ程度(ただし、Vπはマッハ・ツェンダ型光強度変調器102の半波長電圧)、バイアス電圧をマッハ・ツェンダ型光強度変調器102の消光電圧(図8中"N")に設定する。
図9に3波を発生させる場合の動作を示す。図9(a)は実験的に発生させた3波の光キャリアのスペクトル、図9(b)はその動作条件である。周波数f0の第1のRF信号の振幅を0、周波数2f0の第2のRF信号の振幅をVπ程度、バイアス電圧をマッハ・ツェンダ型光強度変調器102のピーク電圧と消光電圧の中間点(図9中"M")と消光電圧(図9中"N")の間に設定する。バイアス電圧を点"M"に設定した状態では、出力光信号波形はデューティ比50%のゼロ帰還(RZ)パルスとなるため、光キャリア周波数ω0(中心波長)の成分がその両端の周波数ω0±2f0の成分に比べて3dB程度パワーが高くなる。この状態からバイアス電圧を点"N"の方向に向かってシフトさせていくと光キャリア周波数成分のパワーが低下して、両隣の周波数成分のパワーが上昇する。バイアス電圧が点"N"に達すると光キャリア成分が抑圧されてなくなるため、それより手前に3つの光周波数成分が同じパワーになる状態が存在することになる。
図10に5波を発生させるための動作を示す。図10(a)は実験的に発生させた5波の光キャリアのスペクトル、図10(b)はその動作条件である。周波数f0の第1のRF信号の振幅を0、周波数2f0の第2のRF信号の振幅を2.3Vπ程度、バイアス電圧をマッハ・ツェンダ型光強度変調器102のピーク電圧と消光電圧の中間点(図10中"M")とピーク電圧(図10中"P")の間に設定する。
5波を同じパワーレベルで発生させる条件を見つける手順を、図11、図12を用いて具体的に説明する。図11、図12は、駆動信号周波数2f0を10GHzに設定した場合のシミュレーション結果である。図11(a)は、マッハ・ツェンダ型光強度変調器102の駆動電圧とパワー透過率の関係を表したものである。半波長電圧Vπは2.5V、ピーク電圧は+5.0V、消光電圧は+2.5Vに設定されている。図11(b)は、図11(a)のグラフの縦軸をパワー透過率ではなく、位相反転の意味で負の値をとり得る振幅透過率として描いたものである。これは、ゼロチャープのマッハ・ツェンダ型光強度変調器102の出力光の光位相が消光点を境に反転することを示している。
図12は、出力される光スペクトルを表したものである。図12(a)は、RF信号の変調器駆動振幅を2Vπ、バイアス電圧をピーク電圧(図12中"P")に設定した場合の出力光スペクトルである。半波長電圧の2倍の電圧で駆動しているため、光キャリア成分(ω)から駆動信号周波数2f0だけ離れた成分(ω±2f0)は抑圧され、駆動信号周波数の2倍の周波数4f0だけ離れた成分(ω±4f0)が大きく発生しているのがわかる。この状態からRF信号の振幅を大きくしていくと、変調器駆動信号の折り返し点が、図11(a)、もしくは図11(b)の2つの消光点の外側に広がっていく。図11(b)からわかるように、変調器駆動信号の振幅を大きくしていくと、光キャリア周波数と位相反転した成分が光キャリア周波数上に発生して、光キャリア周波数成分を打ち消すように働く。一方、光キャリア成分(ω)から駆動信号周波数の2倍の周波数4f0だけ離れた成分(ωc±4f0)は、図11(b)からわかるように、変調器駆動信号が半周期毎に通過する振幅透過率の山が高くなるため、強められる方向に働き、変調器駆動信号の振幅が4Vπとなったところで最大となる。こうして、光キャリア成分のパワーと光キャリア成分(ω)から駆動信号周波数の2倍の周波数4f0だけ離れた成分(ω±4f0)のパワーが等しくなるように駆動電圧を設定する。図12(b)にそのときの光スペクトルを示す。このシミュレーションでは、この条件を満足する駆動電圧は5.85V(2.34×Vπ)であるが、一般にこの値は光変調器の周波数応答特性など様々な条件によって若干異なると考えられる。
次に、この状態からバイアス電圧を高低どちらかの方向にシフトさせる。バイアス電圧をピーク電圧(図11中"P")からシフトさせると、光キャリア成分(ω)のパワーと光キャリア成分(ω)から駆動信号周波数の2倍の周波数4f0だけ離れた成分(ω±4f0)のパワーは減少していき、代わりに光キャリア成分(ω)から駆動信号周波数2f0だけ離れた成分(ω±2f0)のパワーが増加してくる。バイアス電圧が完全に消光点(図11中"N")に来ると、光キャリア成分(ω)のパワーと光キャリア成分(ω)から駆動信号周波数の2倍の周波数4f0だけ離れた成分(ω±4f0)のパワーは原理的に完全に抑圧される。これは、図11(b)の特性が、消光点(図11中"N")に対して奇対称であることに起因する。従って、バイアス電圧がピーク電圧と消光電圧の間に5つの光周波数成分のパワーが等しくなる点が存在するため、バイアス電圧をその値に設定する。このシミュレーションでは、この条件を満足するバイアス電圧は4.225V(ピーク電圧−0.31×Vπ)であるが、一般にこの値は光変調器の周波数応答特性など様々な条件によって若干異なると考えられる。
[第2の実施の形態]
図13は、本発明の第2の実施の形態における光マルチキャリア発生装置の構成を示す。
同図に示す光マルチキャリア発生装置は、RF信号発生部510、変調器ドライバ520、連続光発振光源530、ゼロチャープマッハ・ツェンダ型光強度変調器540、可変電圧源550から構成される。
同図に示す構成は、一つのCW光源と一つの光変調器を用いて1波、2波、3波、4波、5波の光マルチキャリアを発生させることができる構成である。
MZ型光変調器540を駆動させるためのRF信号は、周波数f0の第1のRF信号を発生させる第1のRF発振器511と、周波数2f0の第2のRF信号を発生させる第2のRF発振器512と、周波数3f0の第3のRF信号を発生させる第3のRF発振器513と、それぞれのRF信号の振幅を調整するための可変減衰器514,515,516と、それぞれのRF信号を加算する加算器517より発生させる。
光マルチキャリア数を、1波、2波、3波、5波で動作させる場合は、周波数3f0の第3のRF信号は使用しないため、この信号の可変減衰器516の減衰量を十分に大きい値(例えば、30dB以上)に設定し、その他の動作は図3に示した第1の実施の形態と同様である。
光マルチキャリア数を4波で動作させる場合には、周波数f0の第1のRF信号と周波数3f 0の第3のRF信号を同時に使用する。周波数2f0の第2のRF信号は使用しないため、この信号の可変減衰器515の減衰量は十分に大きい値(例えば、30dB以上)に設定しておく。
以下に、上記のRF信号発生部510の代替の構成について説明する。
(1)図13に示した本発明の可変光マルチキャリア発生装置のRF信号発生部10の代替構成例を図14に示す。図14に示す構成例では、周波数3f0の第3のRF信号を発生させる第3のRF発振器513を使用する代わりに、周波数f0の第1のRF信号を2つに分岐して、その一方を第3次高調発生器613によって周波数3f0の第3のRF信号を生成する。
図15は、光マルチキャリア発生装置を4波で動作させる場合のマッハ・ツェンダ型光強度変調器540の動作を示したものである。変調器駆動信号は、周波数f0の第1のRF信号と周波数3f0の第3のRF信号を重ねて描いてある。それぞれの駆動信号に対して、出力光信号は図15に示すようにパルス繰り返し周波数が駆動信号周波数の2倍で交互に光位相が反転するパルスとなる。図15中の"0"及び"π"は出力光信号の光位相を示している。出力信号を周波数軸上で見ると、周波数f0の駆動信号から周波数間隔2f0の2つの光キャリアを、周波数3f0の駆動信号から周波数間隔6f0の2つの光キャリアを、それぞれ発生させることができる。結果として、図15に示すように、周波数間隔2f0の4つの光キャリアを発生させることができる。
図16に4波を発生させる場合の動作を示す。図16(a)は、実験的に発生させた4波の光キャリアのスペクトル、図16(b)はその動作条件である。ここでは、駆動信号周波数f0の第1のRF信号の振幅を2Vπ程度、周波数2f0の第2のRF信号の振幅を0、周波数3f0の第3のRF信号の振幅を2Vπ程度、バイアス電圧をマッハ・ツェンダ型光強度変調器540の消光電圧(図16中"N")に設定する。
[第3の実施の形態]
図17は、本発明の第3の実施の形態における光マルチキャリア発生装置の構成を示す。
同図に示す光マルチキャリア発生装置は、RF信号発生部710、変調器ドライバ720、波長可変連続光発振光源730、ゼロチャープマッハ・ツェンダ型光強度変調器7440、可変電圧源750から構成される。
同図に示す光マルチキャリア発生装置は、図3に示した第1の実施の形態における連続光発振光源101を波長可変連続光発振光源730に置き換えたものである。その他は図3に示した構成例と同じである。光発振光源を波長可変にすることにより、1種類の可変光マルチキャリア発生装置で異なる中心波長の光マルチキャリアを発生させることが可能となる。
その具体的な使い方の例を、図18を用いて説明する。図18(a)は、波長可変連続光発振光源の波長をITUグリッド上のある光周波数ωに設定して、2つのマルチキャリアを発生させた場合の光スペクトルを模式的に示したものである。ここでは、光マルチキャリアの間隔2f0がITUグリッド間隔と等しい場合を想定している。図18(a)に示すように、発生した2つの光キャリアはITUグリッド上ではなく、その中間の周波数上に発生するため、ITUグリッド上の2つのマルチキャリアを発生させたい場合には不都合が生じる。この場合、図18(c)に示すように、前述の波長可変連続光発振光源730の波長をf0だけシフトさせることにより、2つの光キャリアをITUグリッド上に発生させることができる。これは2波の場合に限らず、偶数波を発生させる全ての場合に適用することができる。一方、1波、3波などの奇数波を発生させる場合は、図18(c)に示すように、波長可変連続光発振光源730の波長をITUグリッド上のある光周波数ωに設定しておけば、全てのマルチキャリアがITUグリッド上に発生する。このように発生させるマルチキャリアの数が奇数の場合と偶数の場合で、波長可変連続光発振光源730の波長をシフトさせることによって、常にITUグリッド上に乗ったマルチキャリアを発生させることができる。
[第4の実施の形態]
本実施の形態では、上記の可変光マルチキャリア発生装置を用いた可変光マルチキャリア送信装置について説明する。
図19は、本発明の第4の実施の形態における可変光マルチキャリア送信装置の構成を示す。同図に示す構成は、これまで述べてきた可変光マルチキャリア発生装置810と、光マルチキャリアを各々分波する光分波器821と、並列配置された5つの光変調器822と、変調された光信号を各々合波する光合波器823とにより構成される。
本構成では、光変調器822は2並列マッハ・ツェンダ構成の光ベクトル変調が用いられているが、他にいかなるタイプの光変調器でも構わない。光ベクトル変調器は、駆動の仕方を変えることにより、差動4値位相変調(DQPSK)器と差動2値位相変調(DPSK)器のどちらとしても使用することができる。本構成例は、光マルチキャリア間隔と光変調クロックレートがともに10GHzである場合である。光変調器822は10個の10Gbit/sデータ入力ポートをもち、最大で100Gbit/sの信号を収容可能である。連続光の発振周波数が固定の場合、光分波器821と光合波器823は、光マルチキャリア数が、奇数のときと偶数のときで光周波数特性を5GHzだけシフトさせることで発生させるマルチキャリア数が変化しても分波・合波可能である。本構成例では、必要に応じて光マルチキャリア数と使用する光変調器数を変えることによって光送信装置としてのビットレートを変えることができる。例えば、
・ビットレート10Gbit/sの場合:キャリア数1、使用変調器数1(DPSK動作);
・ビットレート20Gbit/sの場合:キャリア数1、使用変調器数1(DQPSK動作);
・ビットレート30Gbit/sの場合:キャリア数2、使用変調器数2(DPSK動作+DQPSK動作);
・ビットレート40Gbit/sの場合:キャリア数2、使用変調器数2(DQPSK動作+DQPSK動作);
・ビットレート50Gbit/sの場合:キャリア数3、使用変調器数3(DQPSK動作×2+DPSK動作);
・ビットレート60Gbit/sの場合:キャリア数3、使用変調器数3(DQPSK動作×3);
・ビットレート70Gbit/sの場合:キャリア数5、使用変調器数5(DQPSK動作×2+DPSK動作×3);
・ビットレート80Gbit/sの場合:キャリア数5、使用変調器数5(DQPSK動作×3+DPSK動作×2);
・ビットレート90Gbit/sの場合:キャリア数5、使用変調器数5(DQPSK動作×4+DPSK動作×1);
・ビットレート100Gbit/sの場合:キャリア数5、使用変調器数5(DQPSK動作×5);
のように使用する。
図20〜図23に本構成例の可変光マルチキャリア送信装置により実験的に発生させた光送信信号のスペクトルを示す。図20はビットレート10.7Gbit/s、キャリア数1の場合、図21はビットレート42.8Gbit/s、キャリア数2の場合、図22はビットレート107Gbit/s、キャリア数5の場合である。図23は、本構成例のマルチキャリア送信装置をDQPSK信号とDPSK信号を混在多重させた場合の出力光信号スペクトルであり、ビットレート32.1Gbit/s、キャリア数2の場合である。
この可変光マルチキャリア送信装置の動作を、図24を用いて簡単に説明する。
図24は、本発明の第4の実施の形態における最大2波の可変光マルチキャリア送信装置の構成例である。光マルチキャリアの分波には非対称マッハ・ツェンダ干渉計902を用い、変調された光マルチキャリアの合波には偏波ビーム結合器903を用いている。合波に偏波ビーム結合器903を用いることによって、光周波数軸上で隣接する光キャリアが直交偏波状態となるので、隣接するマルチキャリア間の干渉の影響を軽減することができる。最大3波以上の可変光マルチキャリア送信装置では、隣接するマルチキャリア間の偏波を直交させるように偏波インターリーブを行うことができる。本構成例では、2つの光DQPSK変調器907,908を搭載しており、最大4つの10Gbit/s信号を収容することができる。光変調器の駆動回路905は4つ搭載されており、それぞれの電源のon/off機能を持っている。図23の信号を発生させる場合、4つの駆動回路905のうちの1つの電源をoffにすることにより、電源をoffにした方の駆動回路に接続された光DQPSK変調器を光DPSK変調器として使用することができる。このとき電源をoffにしたマッハ・ツェンダ型変調器904のバイアス電圧は消光点に設定される。これにより、変調器駆動回路910,920で消費する不要な電力を削減することができる。
図25に、図19に示した可変光マルチキャリア送信装置と対をなす可変光マルチキャリア受信装置の構成を示す。受信された信号は、分波器1200で各マルチキャリアに分波され、それぞれDQPSK復調回路1100に入力される。分波器1200は、送信装置内の光分波器と821と同様に、光マルチキャリア数が奇数の場合と偶数の場合でその光周波数特性を5GHz(光マルチキャリア間隔が10GHzの場合)シフトされる。DQPSK復調回路1100は、2つの非対称マッハ・ツェンダ干渉計により構成されることが多く、その場合、一方の復調回路のみ使用することによりDPSK復調器として使用することができる。このとき、使用しない復調回路の電力を遮断することにより、不要な消費電力を削減することができる。
最後に、実験的に発生させた各光マルチキャリア信号の符号誤り率(BER)特性を図26に示す。横軸は、光マルチキャリア信号トータルの受信信号光パワーを表す。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
101 連続光発生手段
102 ゼロチャープマッハ・ツェンダ型光強度変調手段
103 駆動振幅可変手段
104 バイアス電圧可変手段
111 第1のRF信号発生手段
112 第2のRF信号発生手段
114 切替手段
114 切替手段
211 RF発振器
212 1/2分周器
213、214 可変減衰器
215 加算器
311 RF発振器
312 2逓倍器
313,314 可変減衰器
315 加算器
411,412 RF発振器
413 切替スイッチ
414 可変減衰器
510 RF信号発生部
511,512,513 RF発振器
514,515,516 可変減衰器
517 加算器
520 変調器ドライバ
530 連続光発振源
540 ゼロチャープマッハ・ツェンダ型光強度変調手段
550 可変電圧源
611,612 RF発振器
613 第3次高調波発生器
614,615,616 可変減衰器
617 加算器
710 RF信号発生部
711,712 RF発振器
713,714 可変減衰器
715 加算器
720 変調器ドライバ
730 波長可変連続光発振光源
740 ゼロチャープマッハ・ツェンダ型光強度変調手段
750 可変電圧源
810 可変光マルチキャリア発生装置、可変光マルチキャリア発生器
811,812 RF発振器
813,814 可変減衰器
815 加算器
816 連続光発振光源
817 変調器ドライバ
818 ゼロチャープマッハ・ツェンダ型光強度変調器
820 可変光マルチキャリア変調器
821 光分波手段、光分波器
822 光変調手段、光変調器
823 合波手段、光合波器
901 可変マルチキャリア光源
902 非対称マッハ・ツェンダ干渉計
903 偏波ビーム結合器
904 マッハ・ツェンダ型変調器
905 変調器ドライバ
907,908 光DQPSK変調器
910,920 変調器駆動回路(光ベクトル変調器)
1000 可変光マルチキャリア受信装置
1100 光変調器
1200 分波器

Claims (12)

  1. 連続光発生させる連続光発生手段と、
    ゼロチャープ動作が可能なマッハ・ツェンダ型光強度変調手段と、
    周波数f1の第1のラジオ周波数(RF)信号を発生させる第1のRF信号発生手段と、
    周波数f2の第2のRF信号を発生させる第2のRF信号発生手段と、
    前記マッハ・ツェンダ型光強度変調手段を、前記第1のRF信号で駆動する、もしくは前記第2のRF信号で駆動する、もしくは前記第1のRF信号と前記第2のRF信号の和信号で駆動する、もしくはどちらのRF信号でも駆動しない、ことを切替できる切替手段と、
    前記マッハ・ツェンダ型光強度変調手段の駆動信号の振幅を変化させる駆動振幅可変手段と、
    前記マッハ・ツェンダ型光強度変調手段に印加させる電圧を変化させるバイアス電圧可変手段と、
    を有し、
    Vπを前記マッハ・ツェンダ型光強度変調手段の半波長電圧とし、該マッハ・ツェンダ型光強度変調手段からの出力光が最小となるバイアス電圧を消光電圧、最大となるバイアス電圧をピーク電圧、最小と最大の中間となるバイアス電圧を中間電圧として、
    前記第2のRF信号発生手段で発生させる第2のRF信号周波数f 2 が前記第1のRF信号発生手段で発生させる第1のRF信号周波数f 1 の2倍の周波数であって、
    前記第1のRF信号の振幅電圧と、前記第2のRF信号の振幅の電圧と、前記マッハ・ツェンダ型光強度変調手段に印加されるバイアス電圧の組が、
    1つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ0、0、消光電圧、
    2つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ2Vπ、0、消光電圧、
    3つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ0、Vπ、中間電圧と消光電圧の間の電圧、
    5つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ0,2Vπと2.5Vπの間、消光電圧とピーク電圧の間の電圧に設定する手段を含む
    とを特徴とする可変光マルチキャリア発生装置。
  2. 前記駆動振幅可変手段による前記マッハ・ツェンダ型光強度変調手段の駆動信号の振幅と、前記バイアス電圧可変手段による該マッハ・ツェンダ型光強度変調手段に印加されるバイアス電圧の少なくとも一方を、当該可変光マルチキャリア発生装置から出力される光マルチキャリアの各キャリアの光パワーが等しくなるように調整された値に設定する
    請求項1記載の可変光マルチキャリア発生装置。
  3. 前記切替手段と前記駆動振幅可変手段は、
    前記第1のRF信号の振幅を変化させる第1の振幅可変手段と、
    前記第2のRF信号の振幅を変化させる第2の振幅可変手段と、
    前記第1の振幅可変手段の出力と前記第2の振幅可変手段の出力を加算する加算手段と、
    を含む請求項1記載の可変光マルチキャリア発生装置。
  4. 周波数f3の第3のRF信号を発生させる第3のRF信号発生手段を更に有し、
    前記切替手段が、
    前記第1のRF信号と前記第2のRF信号と前記第3のRF信号を合成信号で前記マッハ・ツェンダ型光強度変調器を駆動することを更に選択でき
    前記第1のRF信号周波数f1と前記第2のRF信号周波数f2と前記第3のRF信号周波数がf 3 =3f 1 かつf 2 =2f 1 であって、
    前記第1のRF信号の振幅電圧と、前記第2のRF信号の振幅電圧と、前記第3のRF信号の振幅電圧と、前記マッハ・ツェンダ型光強度変調手段に印加されるバイアス電圧の組が、
    4つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ2Vπ、0,2Vπ、消光電圧、に設定する手段を含む
    請求項1または2記載の可変光マルチキャリア発生装置。
  5. 前記第3のRF信号の振幅を変化させる第3の振幅可変手段を更に有する
    請求項記載の可変光マルチキャリア発生装置。
  6. 前記連続光発生手段が、波長可変光源である
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の可変光マルチキャリア発生装置。
  7. 前記波長可変光源は、
    発生させるマルチキャリアの数が奇数の場合と偶数の場合で、その発振光周波数をシフトさせる
    請求項記載の可変光マルチキャリア発生装置。
  8. 1波以上で波長数可変の光マルチキャリアを発生させる可変光マルチキャリア発生方法において、
    連続光発生手段が連続光を発生させ、
    第1のRF信号発生手段が周波数f1の第1のラジオ周波数を発生させ、
    第2のRF信号発生手段が周波数f2の第2のラジオ周波数を発生させ、
    切替手段が、ゼロチャープ動作が可能なマッハ・ツェンダ型光強度変調手段を前記第1のRF信号で駆動する、もしくは前記第2のRF信号で駆動する、もしくは前記第1のRF信号と前記第2のRF信号の和信号で駆動する、もしくはどちらのRF信号でも駆動しない、のいずれかに切り替え、
    駆動振幅可変手段が、切り替えられた前記マッハ・ツェンダ型光強度変調手段の駆動信号の振幅を変化させ、
    バイアス電圧可変手段が、前記マッハ・ツェンダ型光強度変調手段に印加させる電圧を変化させ
    Vπを前記マッハ・ツェンダ型光強度変調手段の半波長電圧とし、該マッハ・ツェンダ型光強度変調器からの出力光が最小となるバイアス電圧を消光電圧、最大となるバイアス電圧をピーク電圧、最小と最大の中間となるバイアス電圧を中間電圧として、
    前記第2のRF信号周波数f 2 が前記第1のRF信号周波数f 1 の2倍の周波数であって、
    前記第1のRF信号の振幅電圧と、前記第2のRF信号の振幅の電圧と、前記マッハ・ツェンダ型光強度変調手段に印加されるバイアス電圧の組が、
    1つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ0、0、消光電圧、
    2つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ2Vπ、0、消光電圧、
    3つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ0、Vπ、中間電圧と消光電圧の間の電圧、
    5つの光キャリアを発生させる場合には、それぞれ0,2Vπと2.5Vπの間、消光電圧とピーク電圧の間の電圧に設定する
    ことを特徴とする可変光マルチキャリア発生方法。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の可変光マルチキャリア発生装置と、
    前記可変光マルチキャリア発生装置から出力される複数の光マルチキャリアを各光キャリア毎に分波する光分波手段と、
    前記光分波手段から出力される複数の光キャリアにそれぞれ変調を施す光変調手段と、
    前記光変調手段から出力される複数の光変調信号を合波する光合波手段と、
    を有することを特徴とする可変光マルチキャリア送信装置。
  10. 前記光分波手段及び前記光合波手段の光透過周波数特性を、
    前記可変光マルチキャリア発生装置から発生させるマルチキャリア数に応じてシフトさせる
    請求項記載の可変光マルチキャリア送信装置。
  11. 前記光合波手段が、
    光周波数軸上で隣接する光キャリアを直交偏波で合波する
    請求項9または10記載の可変光マルチキャリア送信装置。
  12. 前記複数の光変調手段のうち、使用しない光変調器駆動手段の駆動電力の少なくとも一部を遮断する
    請求項9乃至11のいずれか1項記載の可変光マルチキャリア送信装置。
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