JP5303082B2 - インプラント用深度ゲージ - Google Patents

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Description

本発明は、インプラント窩の深さを測定するためのインプラント用深度ゲージに関する。
顎骨にインプラント(人工歯)を埋め込むインプラント治療では、インプラントを植立するべく顎骨にドリル等で孔を穿設してインプラント窩を形成する。インプラント窩は、顎骨に形成されているため、その深さを目視にて把握することが難しい。そこで、インプラント窩の深さを測定するために非特許文献1に記載されるようなインプラント用の深度ゲージが用いられる。
非特許文献1のインプラント用の深度ゲージは、把持部と測定部とを有している。把持部は、長尺に形成されている平板であり、利用者が把持できるようになっている。把持部の先端部には、測定部が設けられている。測定部は、大略円柱状に形成されており、その基端が把持部に繋がっている。測定部の基端側部分は、屈曲しており、測定部の先端側が把持部に対して鈍角を成している。測定部の先端側には、その先端から所定間隔で溝が刻まれており、測定部をインプラント窩に挿入して底に当て、インプラント窩から表出している溝の数によってインプラント窩の深さを測定するようになっている。
特許庁総務部企画調査課技術動向班、標準技術集、歯科用器具、1−2−3−1深度ゲージ、インターネット<http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/sikayou/1-2-3.pdf>
インプラント治療では、インプラントの植立する前にコンピュータ断層撮影(Computed Tomography;略称CT)で口腔内を撮影し、画像によりインプラント窩の状態を確認することがある。インプラント窩が形成される顎骨には、歯槽管が埋まっており、その周りが多孔質状になっている。そのため、画像では、顎骨に形成されたインプラント窩が顎骨内の孔と見分けにくくなっており、インプラント窩の形状(特に深さ)を確認することが難しい。CTの際にインプラント窩を見分け、またインプラント窩の深さを測定する方法として、例えば、深度ゲージを挿入した状態で撮影することが考えられる。
非特許文献1の深度ゲージは、測定部と把持部が一体的に形成されているので、深度ゲージの測定部をインプラント窩に挿入すると、把持部がインプラント窩から大きく飛び出る。そのため、非特許文献1の深度ゲージを挿入した状態で撮影しようとすると、口を開けた状態を保たなければならない。CTでは、上顎及び下顎を固定して撮影すべく上下の歯を噛み合わせて閉口に近い状態で撮影しなければならない。そのため、非特許文献1の深度ゲージは、CTで用いることができないことがある。
そこで本件発明は、挿入したまま閉口に近い状態にすることができるインプラント用の深度ゲージを提供することを目的としている。
本発明のインプラント用深度ゲージは、インプラント窩の深さを測定するためのものであって、所定方向に延在し、且つ前記所定方向に予め定められる間隔で深度マーカが形成されているゲージ本体を備え、前記ゲージ本体は、予め定められる長さに形成されている複数の連結部を有し、前記複数の連結部を所定方向に互いに連結させて構成され、前記連結部は、連結される他の前記連結部から取り外せるようになっているものである。
本発明に従えば、連結部を他の連結部から取り外して、ゲージ本体の長さをインプラント窩の深さに応じた長さに調整することができる。これにより、深度ゲージをインプラント窩に挿入したまま閉口に近い状態にすることができる。
上記発明において、前記複数の連結部のうち所定方向先端側に位置する連結部の外周部には、外方に突出する複数の脱離防止爪が形成されていることが好ましい。
上記構成に従えば、ゲージ本体をインプラント窩に押し込んで脱離防止爪を顎骨に当接させることで顎骨にゲージ本体を挟持させて固定させることができる。これにより、深度ゲージが顎骨、特に上顎骨から落ちることを防ぐことができる。
上記発明において、前記ゲージ本体は、隣接する前記連結部の間に周方向全周にわたってマーカ溝が形成されており、前記マーカ溝は、前記深度マーカを構成していることが好ましい。
上記構成に従えば、ゲージ本体の先端からの距離が四方から分かりやすく、測定時のゲージ本体の向きが限定されない。従って、インプラント窩の深さを容易に測定することがでる。
上記発明において、前記複数の連結部は、互いを螺合することによって連結されていることが好ましい。
上記構成に従えば、連結部を螺合することによってゲージ本体の長さを調整することができるので、ゲージ本体の長さ調整が容易である。
上記発明において、互いに連結される2つの前記連結部のうち所定方向先端側に位置する前記連結部は、その基端部分に前記先端側に凹む雌ねじ孔を有し、互いに連結される2つの前記連結部のうち所定方向基端側に位置する前記連結部は、その先端部分にそこから前記所定方向に突出するねじ部分を有し、前記連結される2つの連結部は、前記雌ねじ孔に前記雄ねじ部分を螺合することによって連結されていることが好ましい。
上記構成に従えば、連結した際に雄ねじ部分が外側に露出することを防ぐことができ、雄ねじ部分が歯肉や歯に当たることを防ぐことができる。
上記発明において、前記連結部は、マーカ形成部によって互いに連結され、前記マーカ形成部は、連結時にその周りに前記マーカ溝を形成し、且つ前記連結部を他の連結部から捩じ切って取り外せるようになっていることが好ましい。
上記構成に従えば、前記連結部を他の連結部から捩じ切ることでゲージ本体の長さを短くすることができるので、ゲージ本体を短くすることが容易である。
本発明によれば、インプラント用の深度ゲージを挿入したまま閉口に近い状態にすることができる。
本発明の第1実施形態に係る深度ゲージを示す斜視図である。 図1の深度ゲージを示す断面図である。 図1の深度ゲージを各連結部に分解して示す斜視図である。 図3の深度ゲージを示す断面図である。 図1の深度ゲージに備わる中間連結部を拡大して示す斜視図である。 図1の深度ゲージをインプラント窩に挿入している状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る深度ゲージを示す側面図である。 図7の深度ゲージを捩じ切った状態で一部拡大して示す拡大図である。
以下では、本発明の第1及び第2実施形態に係るインプラント用深度ゲージ(以下、単に「深度ゲージ」ともいう)を図1乃至図7を参照しながら説明する。本発明は、以下に説明する実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、及び変更が可能である。
<第1実施形態>
顎骨にインプラント(人工歯)を埋め込むインプラント治療では、インプラントを埋め込むためにインプラント窩を顎骨に開け、そのインプラント窩の形状(特に深さ)を確認すべく口腔内のコンピュータ断層撮影(Computed Tomography;略称CT)が行われる。この際、インプラント窩の深さを測定するために深度ゲージ1が用いられる。
深度ゲージ1は、図1及び図2に示すように、断面六角形の大略角柱状になっており、軸線方向に延在している。深度ゲージ1は、チタン材料から成る複数の連結部11〜15を備えており、図3及び4に示すように分解可能に構成されている。なお、本実施形態において、深度ゲージ1は、先端側連結部11、3つの中間連結部12〜14、及び基端側連結部15とを備えている。
先端側連結部11は、図3及び4に示すように大略断面六角形の大略角柱状になっている。先端側連結部11の六角対辺は、インプラント稿の口径に応じた長さ、例えば2mm以上4mm以下になっており、またその高さは、所定の高さ、例えば4mmになっている。先端側連結部11の先端部の外縁部は、丸面取りされており、外周部には、複数(本実施形態では3つ)の脱離防止爪21〜23が等間隔で設けられている。本実施形態において、脱離防止爪21〜23は、外周部の角部分に120度ずつずらして設けられており、その角部分から対角線上外側に突出するように設けられている。なお、脱離防止爪21〜23の個数は、3つや4つ以上であってもよく、周方向の間隔も120度に限られない。脱離防止爪21〜23は、軸線方向に見た平面視で大略三角形状になっており、尖端が丸面取りされている。
先端側連結部11の基端部分には、マーカ形成部24が設けられている。マーカ形成部24は、厚みが0.1ミリ程度の薄い円環状の板部であり、その外径が先端側連結部11の六角対辺より小径になっている。また、マーカ形成部24は、その軸線が先端側連結部11の軸線と一致するように位置しており、その内孔24aが軸線L1の周りに形成されている。先端側連結部11の基端部分には、この内孔24aに繋がるようにねじ孔11aが形成されており、ねじ孔11aの内周部には、雌ねじが螺刻されている。そして、このねじ孔11aには、中間連結部12が螺着されている(図2参照)。
中間連結部12は、図3乃至5に示すように本体部分31と雄ねじ部分32と有している。本体部分31は、大略断面六角形の大略角柱状になっている。さらに詳細に説明すると、本体部分31は、その六角対辺が先端側連結部11と同じ長さになっており、平面視で先端側連結部11と同じ形状になっている。また、本体部分31の高さは、所定の高さ、例えば2mmからマーカ形成部24の厚みを引いた高さになっている。
この本体部分31の先端には、雄ねじ部分32が設けられている。つまり、中間連結部12は、その先端部分に雄ねじ部分32を有している。この雄ねじ部分32は、その軸線が本体部分31の軸線L1に一致するように配置され、本体部分31の先端から軸線L1に沿って外方に延在している。また、雄ねじ部分32は、その外周部に雄ねじが螺刻されており、先端側連結部11のねじ孔11aに螺合可能になっている。雄ねじ部分32をマーカ形成部24の内孔24aに通してねじ孔11aに螺合することで中間連結部12が先端側連結部11に連結される。
本体部分31の基端部分には、マーカ形成部34が設けられている。マーカ形成部34は、厚みが0.1ミリ程度の薄い円環状の板部であり、その外径が本体部分31の六角対辺より小径になっている。また、マーカ形成部34は、その軸線が本体部分31の軸線と一致するように位置しており、その内孔34aが軸線L1の周りに形成されている。本体部分31の基端部分には、この内孔34aに繋がるようにねじ孔31aが形成されており、ねじ孔31aの内周部には、雌ねじが螺刻されている。即ち、中間連結部12は、基端部分にねじ孔31aを有している。このねじ孔31aには、別の中間連結部13が螺合されている。
その他の中間連結部13,14もまた前述する中間連結部12と同様の構成を有しており、同一の符号を付して説明を省略する。中間連結部12、13のねじ孔31aには、別の中間連結部13,14の雄ねじ部分32が螺着されており、最も基端側に位置する中間連結部14には、基端側連結部15が夫々螺着されている。
基端側連結部15は、中間連結部12と構成が類似している。以下では、基端側連結部15の構成について、中間連結部12の構成と異なる点について説明し、同一の点については同一の符号を付して説明を省略する。基端側連結部15は、本体部分35及び雄ねじ部分32を有している。本体部分35は、中間連結部12と同様の構成を有しているが、その外形寸法が異なっている。即ち、本体部分35は、断面六角形の大略角柱状になっており、その六角対辺が中間連結部12の本体部分31の六角対辺より大きくなっている。
このような構成を有する深度ゲージ1は、図1及び図2に示すように先端側から順に先端側連結部11、3つの中間連結部12〜14、及び基端側連結部15を連結して構成されている。具体的に説明すると、先端側連結部11のねじ孔11aに1つの中間連結部12の雄ねじ部分32が螺合されて先端側連結部11と中間連結部12とが連結されている。連結されている中間連結部12は、その先端が先端側連結部11に設けられているマーカ形成部24に当接するまで締められている。このように締めることで先端側連結部12と中間連結部12との間には、マーカ形成部24を外囲するように第1マーカ溝41が形成される。第1マーカ溝41は、深度ゲージ1の先端から所定の高さ、本実施形態では4mmの高さに位置しており、インプラント窩の深度を示す第1深度マーカ51を形成している。
また、この中間連結部12には、そのねじ孔31aに別(2つ目)の中間連結部13の雄ねじ部分32が螺合されており、前記別の中間連結部13が連結されている。この別の中間連結部13もまた、その先端が中間連結部12に設けられているマーカ形成部34に当接するまで締められている。このように締めることで2つの中間連結部12,13の間には、マーカ形成部34を外囲するように第2マーカ溝42が形成される。第2マーカ溝42は、深度ゲージ1の先端から所定の高さ、本実施形態では先端側連結部11及び中間連結部12の高さを合計した6mmの高さに位置しており、インプラント窩の深度を示す第2深度マーカ52を形成している。
また、前述と同様の方法で、2つ目の中間連結部13に3つ目の中間連結部14が連結され、3つ目の中間連結部14に基端側連結部15が連結されている。3つ目の中間連結部14及び基端側連結部15は、それより先端側に位置して隣接する中間連結部13,14に設けられているマーカ形成部34に夫々当接するまで締められている。これにより2つの中間連結部13,14の間にマーカ形成部34を外囲するように第3マーカ溝43が形成され、中間連結部14と基端側連結部15との間にマーカ形成部34を外囲するように第4マーカ溝44が形成されている。第3及び第4マーカ溝43,44は、深度ゲージ1の先端から所定の高さ、本実施形態では先端側連結部11及び2つの中間連結部12の高さを合計した8mmと、先端側連結部11及び3つの中間連結部12の高さを合計した10mmとの高さに位置しており、インプラント窩の深度を示す第3及び第4深度マーカ53,54を形成している。
深度ゲージ1では、このように複数の連結部11〜15が連結されることによってゲージ本体2が構成される。なお、連結部11〜15を着脱する際には、スパナ等の工具が用いられ、例えば隣接する2つの連結部11〜15にスパナを夫々嵌めて一方のスパナを回すことで連結部11〜15を着脱される。また、本実施形態では、深度ゲージ1は、ゲージ本体2だけで構成されているが、ゲージ本体2、例えば基端連結部15に把持部等を設けてもよい。このように構成されるゲージ本体2には、所定の間隔(本実施形態では、2mm毎)で第1〜第4深度マーカ51〜54が形成され、これら深度マーカ51〜54によってインプラント窩の深度を測定することができる。
なお、本実施形態では、ゲージ本体2を5つの連結部11〜15を連結して構成しているが、連結する連結部の個数を変えることでゲージ本体2の長さを形成するインプラント窩の深さに応じた長さに変えることができる。例えば、後述するように別の中間連結部16,17を新たに追加することによってゲージ本体2を長くすることができる。以下では、深度ゲージ1を用いて下顎骨61及び上顎骨62に夫々形成されたインプラント窩63,64の深さを測定する方法について図6も参照しながら説明する。
まず、インプラント窩63,64の深さに応じて連結する連結部の個数を選択し、選択した個数の連結部を連結する。具体的には、インプラント窩63,64の深さに応じて前述する深度ゲージ1に更に2つの中間連結部16,17を追加し、中間連結部12〜14,16,17の個数を5つに変える。即ち、深度ゲージ1の連結部11〜17の個数を7つに変える。なお、中間連結部16,17は、中間連結部12〜14と同一の構成を有しており、説明は省略する。選択した後、5つの中間連結部12〜14,16,17を先端側連結部11に順に連結し、最後に基端側連結部15を最も基端側に位置する中間連結部17に連結する。このようにしてインプラント窩63,64の深さに応じた長さの深度ゲージ1を構成し、この深度ゲージ1をインプラント窩63,64に挿入する。
深度ゲージ1は、先端側の外周部に脱離防止爪21〜24を有しており、先端側連結部11、及び中間連結部12〜14,16,17は、それらのインプラント窩63,64の底(又は天井)まで入れたときに脱離防止爪21〜24の全てが顎骨61,62に当接し、顎骨61,62に深度ゲージ1が挟持されるような外径を有するものが選択される。それ故、深度ゲージ1をインプラント窩63,64に挿入して押し込むことで、深度ゲージ1がインプラント窩63,64内にて固定される。これにより、深度ゲージ1が顎骨61,62、特に上顎骨62から抜け落ちてしまうことを防ぐことができる。
固定された深度ゲージ1の全長は、インプラント窩63,64の深さに応じた長さ、即ちインプラント窩63,64の深さより長くなるように設定されている。具体的には、基端側連結部15がインプラント窩63,64から突出する、つまり顎骨61,62から突出するようになっている。基端側連結部15は、他の連結部11〜14に比べて外径寸法が大きくなっており、その外径寸法は形成されるインプラント窩63,64より大きく設定されている。このように基端側連結部15の外形寸法が大きいので、上顎骨62にインプラント窩64を形成する際にインプラント窩64が上顎骨62を貫通して上顎洞に繋がっても基端側連結部15が上顎骨62の歯槽骨に当たり、深度ゲージ1が上顎洞に落ちることを防ぐことができる。
また、深度ゲージ1の全長は、中間連結部12〜14,16,17の個数を調整して基端側連結部15が咬合面から突出しないように設定されている。これにより、深度ゲージ1をインプラント窩63,64に挿入したまま閉口に近い状態にすることができ、上顎及び下顎を咬合位に固定してCTで撮影することができる。
このように深度ゲージ1では、連結部11〜17を螺着して連結するようになっているので、別の連結部16,17を更に螺合することによってゲージ本体2の長さを調整することができる。それ故、ゲージ本体2の長さ調整が容易である。また、連結される2つの連結部、例えば中間連結部14及び基端側連結部15のうち先端側に位置する中間連結部14がねじ孔31aを有し、基端側に位置する基端側連結部15に雄ねじ部分32が形成されている。これにより、連結した際に雄ねじ部分32が外側に露出することを防ぐことができ、雄ねじ部分32が歯肉や歯に当たることを防ぐことができる。
また、深度ゲージ1では、ゲージ本体2の外周部に周方向全周に渡ってマーカ溝41〜44が形成されている。従って、ゲージ本体2の先端からの距離が四方から分かりやすく、測定時におけるゲージ本体2の向きが限定されない。従って、インプラント窩の深さを容易に測定することがでる。
<第2実施形態>
第2実施形態の深度ゲージ1Aは、第1実施形態の深度ゲージ1と構成が類似している。以下では、第2実施形態の深度ゲージ1Aの構成について、第1実施形態の深度ゲージ1の構成と異なる点についてだけ説明し、同一の構成についてはその説明を省略する。
第2実施形態の深度ゲージ1Aは、図7に示すように断面六角形の大略角柱状になっており、オートクレーブによる高圧高温殺菌に耐え得る耐熱耐圧性能を有し、且つレントゲン不透過性を有する樹脂、例えば金属粉やバリウムを含有する耐熱樹脂から成っている。
深度ゲージ1Aは、隣接する連結部11A〜15A同士がマーカ形成部24A、34Aを介して連結されており、全ての連結部11A〜15Aが一体的に形成されている。即ち、ゲージ本体2Aが一体物として構成されている。また、深度ゲージ1Aでは、基端側連結部15Aが中間連結部12A〜14Aと同様の構成及び外形寸法を有している。
このようにして構成される深度ゲージ1Aは、隣接する連結部、例えば2つの中間連結部12A、13Aにスパナ等の工具を嵌め込み、2つの工具を夫々反対方向に相対的に回すことで隣接する中間連結部12A,13Aの間に位置するマーカ形成部34Aを捩じ切って1つ目の中間連結部12Aから2つ目の中間連結部13Aを取り外すことができるようになっている(図8参照)。
取り外すことにより、連結部深度ゲージ1Aの長さをインプラント窩63,64(図6参照)の深さに応じて変えることができ、第1実施形態の深度ゲージ1と同様に、深度ゲージ1をインプラント窩63,64に挿入し、且つ上顎及び下顎を咬合位に固定した状態にてCTで撮影することができる。このように深度ゲージ1Aでは、前記中間連結部12を他の中間連結部13から捩じ切ることでゲージ本体2の長さを短くすることができるので、その作業が容易である。
第2実施形態の深度ゲージ1Aは、その他、第1実施形態の深度ゲージ1と同様の作用効果を奏する。
<その他の実施形態>
本実施形態の深度ゲージ1,1Aの外形は、六角形であるが、この形状に限らず、楕円型や丸型でもよく、工具にはまるような形状であればよい。また、深度ゲージ1,1Aは、上述するような材料に限定されない。また、本実施形態では、同一径の連結部を連結しているが、異なる径の連結部を連結してもよい。
1 深度ゲージ
2 ゲージ本体
11 先端側連結部
11a ねじ孔
12〜14 中間連結部
15 基端側連結部
22〜23 脱離防止爪
24 マーカ形成部
31a ねじ孔
32 雄ねじ部分
34 マーカ形成部
41〜44 第1〜第4マーカ溝
51〜54 深度マーカ
63,64 インプラント窩

Claims (6)

  1. インプラント窩の深さを測定するためのインプラント用深度ゲージであって、
    所定方向に延在し、且つ前記所定方向に予め定められる間隔で深度マーカが形成されているゲージ本体を備え、
    前記ゲージ本体は、予め定められる長さに形成されている複数の連結部を有し、前記複数の連結部を所定方向に互いに連結させて構成され、
    前記連結部は、連結される他の前記連結部から取り外せるようになっている、インプラント用深度ゲージ。
  2. 前記複数の連結部のうち所定方向先端側に位置する連結部の外周部には、外方に突出する複数の脱離防止爪が形成されている、請求項1に記載のインプラント用深度ゲージ。
  3. 前記ゲージ本体は、隣接する前記連結部の間に周方向全周にわたってマーカ溝が形成されており、
    前記マーカ溝は、前記深度マーカを構成している、請求項1又は2に記載のインプラント用深度ゲージ。
  4. 前記複数の連結部は、互いを螺合することによって連結されている、請求項3に記載のインプラント用深度ゲージ。
  5. 互いに連結される2つの前記連結部のうち所定方向先端側に位置する前記連結部は、その基端部分に前記先端側の方に凹む雌ねじ孔を有し、
    互いに連結される2つの前記連結部のうち所定方向基端側に位置する前記連結部は、その先端部分に前記所定方向に突出するねじ部分を有し、
    前記連結される2つの連結部は、前記雌ねじ孔に前記雄ねじ部分を螺合することによって連結されている、請求項4に記載のインプラント用深度ゲージ。
  6. 前記連結部は、マーカ形成部によって互いに連結され、
    前記マーカ形成部は、連結時にその周りに前記マーカ溝を形成し、且つ前記連結部を他の連結部から捩じ切って取り外せるようになっている、請求項1又は2に記載のインプラント用深度ゲージ。
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