JP6014654B2 - 多軸構造歯科インプラントシステム - Google Patents

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Description

本発明は、概して歯科インプラントに関する。
(関連出願)
本出願は、2011年4月15日出願の米国仮特許出願第61/476,230号、2011年5月18日出願の米国仮特許出願第61/487,591号、2011年7月27日出願の米国仮特許出願第61/512,366号、2011年10月7日に出願された米国仮特許出願第61/545,061号に基づく優先権を主張し、この全内容が参照によって本明細書に組み込まれる。
インプラント歯科技術は、人工構成要素を用いて、患者の口内における1もしくは複数の歯の復元を含む。このような人工構成要素は、一般的に、インプラント本体、アバットメント及び歯冠を含む。その組立完成品は、歯科インプラントと呼ばれている。
インプラント本体は、アンカーもしくは復元のための基礎を提供する歯科インプラントの一部分である。この部分は、顎骨の中で固定されるが、ねじ付き、又はねじなしとすることが可能である。骨組織は、そのインプラント本体の周りで成長しやすく、このようにして、顎骨は、強固になる。市販のインプラント本体は、一般的に、純チタン又はチタニウム合金でつくられる。そして、必要に応じて、骨結合を促進するためにハイドロキシアパタイトで覆われてもよい。アバットメントは、歯科インプラントの一部であり、インプラント本体に取り付けられ、歯肉線の上方に延び、そして、人工歯冠に対して内部から補助する。歯冠は、復元物の最上部であり、口内において目で見ることができる部分である。歯科インプラント用歯冠は、天然歯の上に付けられる歯冠と類似しており、通常は、金属、陶材もしくはその二つの混合物によってつくられている。図1及び図2は、従来の歯科インプラントの2つの例を示している。
埋込過程で一時的に用いられる構成要素には、治療用ねじ及び治療用キャップが含まれる。インプラント本体上方の軟組織が治癒している、その間、インプラント本体が最初に設置された後、治療用ねじが用いられる。治療用ねじは、軟組織の縫合を容易にし、また、インプラントの縁の上方に軟組織が成長することを阻止する。治療用キャップは、軟組織を貫通して口腔内部へ突出するドーム形状のキャップであり、さらにインプラント本体周囲の歯茎組織の成長を導く。
歯の復元過程は、通常、診断、埋め込み、アバットメントの取り付け及び歯冠の取り付けの4段階で実行される。ステップ1の診断時に、患者の頭部X線画像が、一般的に、撮影されるが、これは、顎の骨構造の形状及び密度を測定するためである。状況によっては、骨や、洞のような構造の位置についてのより詳細な情報を提供するために、CATスキャンが必要とされてもよい。
ステップ2は、歯科インプラントを患者の顎骨の内部へ埋め込むことを含む。口腔外科医は、最初に、患者の歯茎組織を貫通して患者の顎骨に接近し、置換される歯の残存部分をすべて取り除く。次に、埋め込まれる歯科インプラントの幅を収めるために、患者の顎の特定部位に、孔開け及び/又は拡孔によって孔が開けられる。それから、インプラントを顎骨内に挿入する他の技術も知られてはいるが、歯科インプラントは、一般的に、ねじ留めにより顎骨内の孔内部へ挿入される。
インプラントそれ自体は、一般的に、純チタンもしくはチタン合金から製造される。このような部材は、患者の顎骨と固定具との骨結合を生じさせることが知られている。従来の歯科インプラントは、一般的に、その本体の少なくとも一部を通り、歯槽頂骨を貫通して露出した近位端を通って突出したねじ穴を含むが、それは、最終の人工歯及び/又は様々な中間構成要素もしくはアタッチメントを受け入れ、支持するためである。
インプラントが最初に顎骨内に挿入された後に、治療用仮ねじは、内部の孔を密封するために露出した近位端上方に固定される。それから、患者の歯茎は、インプラント本体及びねじの上方で縫合され、それにより、インプラント部位の治癒及び所望の骨結合が可能となる。完全な骨結合は、一般的に、4か月から10か月で、どの場所でも起こる。
図3Aに、ステップ3が示されている。外科医は、患者の歯茎組織を切開することにより、インプラント固定具を再評価する。それから、治療用ねじは、インプラントの近位端を露出させながら取り除かれ、そして、アバットメントは、インプラント本体に取り付けられる。それから、一般的には、患者の口の印象採得を行って、口内でのインプラント及びアバットメントの位置及び方向を正確に記録する。この印象は、石膏模型、もしくは口及び/又はインプラント部位の相似体形成のために用いられる。また、この印象は、置替のための人工歯及び必要な人工中間構成要素を作成するために要求される情報を提供する。ステップ3は、一般的に、インプラント部位周辺における患者の歯茎組織の治癒及び成長を管理できるよう、アバットメントに治療用キャップを取り付けることにより完了となる。
ステップ3とステップ4との間で、歯冠は、ステップ3で作成された石膏模型から製造される。復元過程におけるステップ4は、治療用仮キャップの除去や、図3Bに示すような、アバットメントへの歯冠の据付けを含む。
従来の歯科インプラントの一つの限界は、インプラント本体が鉛直、すなわち略垂直に、置換される歯の下、すなわち、置換される歯の奥に、並んでいることである。ある患者、特に骨粗鬆症を伴う患者の場合、置換される歯の位置のすぐ下にある骨の構造及び密度は、インプラント本体への適切な取り付けを提供するのに十分でないことがある。このような場合、置換される歯の位置における垂直な線に対し、インプラント本体に角度をつけられることが望ましい。
従来の歯科インプラントのもう一つの限界は、治療用キャップがアバットメント周辺の歯茎の治癒を導くのにしばしば必要とされるので、十分にアバットメントが歯茎から突出することである。治療用キャップは、邪魔になり、適切な治癒を妨げる食べ物や歯垢の蓄積を起こす恐れがある。この領域において歯茎を治癒し易くする、歯茎を貫通する一時的構成部分を提供する間、アバットメント上方に外部治療用キャップの設置の必要性を避けることが望ましい。
本明細書には、上記の限界に対処する歯科インプラントシステムの種々の例示上の実施形態が開示されている。例えば、以下に記載されている様々な態様に従い、発明の主題が示されている。発明の主題に関する態様の種々の例は、便宜上、番号を振った独立節及び従属節(1,2,3、など)に記載されている。これらは、例として提供されるものであり、発明の主題を限定するものではない。特定の実施形態を記載するために、いずれの従属節の特徴も、単独で結合されても、もしくはいずれの組み合わせでいずれの独立請求項に結合されてもよいし、他の従属請求項と結合されてもよいことが留意される。
第1節。歯科インプラントシステムであって、骨内に埋め込まれるよう構成されたインプラント本体下部と、前記インプラント本体下部と連結し、これによって前記インプラント本体下部との間に空洞部を形成するインプラント本体上部と、前記空洞部内に少なくとも部分的に配置された基部と、該基部と連結されて開口部を貫通して延びるシャフトとを含んで構成された回転可能かつ揺動可能なアンカーと、を含んで構成された、前記インプラント本体上部は、前記空洞部に対して開口部を含んで構成され、前記基部は、第1略球状面を含んで構成されたもの。
第2節。第1節の歯科インプラントシステムであって、前記インプラント本体下部は、少なくとも20N・cmの挿入トルクに耐えられるよう構成されるもの。
第3節。第1節の歯科インプラントシステムであって、前記インプラント本体上部は、内側面をさらに含んで構成され、前記第1略球状面は、前記インプラント本体上部及び前記インプラント本体下部が、前記空洞部内に配置された前記アンカーの前記基部と互いに連結されたときに、少なくとも部分的に前記内側面と接しているもの。
第4節。第3節の歯科インプラントシステムであって、前記内側面は、第2略球状面を含んで構成されたもの。
第5節。第4節の歯科インプラントシステムであって、前記開口部は、前記第2略球状面を貫通するもの。
第6節。第1節の歯科インプラントシステムであって、前記インプラント本体下部は、前記上部及び下部インプラント本体が互いに連結されたときに前記空洞部内へ突出するよう構成された回転防止ポストを含んで構成され、前記基部は、この基部が前記空洞部内に配置されたときに、前記回転防止ポストと係合するよう構成された回転防止空洞部をさらに含んで構成され、前記回転防止ポスト及び前記回転防止空洞部は、前記インプラント本体下部の中心線に関する、前記アンカーの回転にレジストする一方、前記中心線に対して垂直な軸に関する、前記アンカーの回転を許容するよう構成されるもの。
第7節。第6節の歯科インプラントシステムであって、前記回転防止ポストは、ヘックスボール(hex ball)を含んで構成され、前記回転防止空洞部は、ヘックスポケット(hex pocket)を含んで構成されたもの。
第8節。第1節の歯科インプラントシステムであって、前記アンカーのシャフトに連結されるよう構成されたアバットメントをさらに含んで構成されるもの。
第9節。第8節の歯科インプラントシステムであって、前記インプラント本体上部は、外面に第3略球状面をさらに含んで構成され、前記アバットメントは、第4略球状面を含んで構成され、前記第4略球状面は、前記上部及び下部インプラント本体が、前記空洞部内に配置された前記アンカーの基部及び、前記アンカーのシャフトとに連結されたときに、前記第3略球状面と少なくとも部分的に接するよう構成されるもの。
第10節。第8節の歯科インプラントシステムであって、前記アンカーのシャフトは、ねじを含んで構成され、前記アバットメントは、前記アンカーのシャフトと螺合され、これによって前記アバットメントを前記インプラント本体上部に対して決まった方向に固定するよう構成されたナットを含んで構成されるもの。
第11節。第10節の歯科インプラントシステムであって、前記ナットは、前記アバットメント内に保持されている(captive)もの。
第12節。第1節の歯科インプラントシステムであって、前記インプラント本体下部は、第1ねじ部を含んで構成され、前記インプラント本体上部は、前記第1ねじ部と螺合するよう構成された第2ねじ部を含んで構成され、前記歯科インプラントシステムは、前記第1ねじ部と取外し可能に連結されるよう構成された治療用カバーをさらに含んで構成されたもの。
第13節。第1節の歯科インプラントシステムであって、前記インプラント本体上部及び前記インプラント本体下部は、互いに溶接されるよう構成されるもの。
第14節。第1節の歯科インプラントシステムであって、前記インプラント本体上部に取外し可能に連結され、前記インプラント本体下部の中心線を軸とするトルクを適応するよう構成された挿入ツールをさらに含んで構成されたもの。
第15節。第14節の歯科インプラントシステムであって、前記挿入ツールは、前記アンカーのシャフトに取外し可能に連結されるよう、さらに構成されるもの。
第16節。第1節の歯科インプラントシステムであって、前記アバットメントに取外し可能に連結され、前記インプラント本体下部の中心線を軸とするトルクを適用するよう構成された挿入ツールをさらに含んで構成されたもの。
第17節。歯科インプラント埋込方法であって、骨内に歯科インプラントシステムを埋め込む段階と、アバットメントをアンカーのシャフトに連結する段階とを含んで構成され、前記歯科インプラントシステムは、骨内に埋め込まれるよう構成された雄ねじ付きインプラント本体下部と、前記インプラント本体下部に連結され、これによって、前記インプラント本体上部及び下部との間に空洞部を形成するよう構成され、前記空洞部に対して開口部を含んで構成されたインプラント本体上部と、前記空洞部内に少なくとも部分的に配置され、第1略球状面を含んで構成された基部と、該基部に連結されて、前記開口部を貫通して延びるシャフトとを含んで構成された回転可能かつ揺動可能なアンカーと、を含んで構成されるもの。
第18節。第17節の方法であって、前記アバットメントに治療用キャップを連結する段階と、前記骨に隣接する歯茎組織が治癒するための時間を与える段階と、前記治療用キャップを取り除く段階とをさらに含んで構成されるもの。
第19節。歯科インプラントを埋め込む方法であって、インプラント本体下部を歯茎に貫通させて骨内に埋め込む段階と、前記インプラント本体下部と接するようにアンカーを配置する段階と、開口部を有するインプラント本体上部を、前記シャフトが前記孔を貫通して延びるように前記回転可能なアタッチメントの上方に配置する段階と、前記インプラント本体上部を前記インプラント下部に連結する段階とを含んで構成され、前記アンカーは、第1略球状面を含んで構成された基部及び該基部から半径方向に延びているシャフトを含んで構成されるもの。
第20節。第19節の方法であって、治療用キャップを前記インプラント本体下部に連結する段階と、前記骨が前記下部インプラント本体に連結する時間を与える段階と、前記治療用キャップを前記インプラント本体下部から取り除く段階とをさらに含んで構成されるもの。
第21節。歯科インプラントシステムであって、骨内に埋め込まれ、少なくとも20ニュートンセンチメートル(N・cm)のトルクに耐えられるよう構成された、雄ねじ付きインプラント本体下部と、前記インプラント本体下部に連結され、これにより、前記インプラント本体下部との間に空洞部を形成されるよう構成されたインプラント本体上部と、回転可能かつ揺動可能なアタッチメントとを含んで構成され、前記インプラント本体上部は、前記空洞部に対して上方に開口部を有し、前記アタッチメントは、前記空洞部内に配置された略球状部分と、該略球状部分に連結されて前記略球状部分から前記開口部を貫通して延びているシャフトとを含んで構成されたもの。
第22節。第21節の歯科インプラントシステムであって、前記雄ねじ付きインプラント本体下部は、少なくとも30N・cmの挿入トルクに耐えられるよう構成されるもの。
第23節。第22節の歯科インプラントシステムであって、前記雄ねじ付きインプラント本体下部は、少なくとも50N・cmの挿入トルクに耐えられるよう構成されるもの。
第24節。第21節の歯科インプラントシステムであって、前記回転可能なアタッチメントのシャフトと人工歯とに連結されるよう構成されたアバットメントをさらに含んで構成されるもの。
第25節。第24節の歯科インプラントシステムであって、前記アバットメントは、前記回転可能なアタッチメントのシャフトに螺合されるよう構成されたキャプティブナット(captive nut)を含んで構成されたもの。
第26節。歯科インプラントシステムであって、骨内に埋め込まれるよう構成されたインプラント本体下部と、前記インプラント本体下部との間に空洞部を形成するよう、前記インプラント本体下部に連結されるインプラント本体上部と、前記空洞部内に配置され、半径方向に孔を有するポリアキシャルスフィアと、人工歯と連結されるよう構成され、内部通路を有するアバットメントと、前記アバットメントを前記上部インプラント本体に固定するアタッチメント要素とを含んで構成され、前記インプラント本体上部は、前記空洞部に対して開口部を含んで構成され、前記アタッチメント要素は、前記内部通路を貫通して前記半径方向の孔内に入り、前記ポリアキシャルスフィアを連結するもの。
第27節。歯科インプラントを埋め込む方法であって、インプラント本体下部を骨内に埋め込む段階と、略球状部分及びこの略球状部分から半径方向に延びるシャフトを有する、回転可能なアタッチメントを前記下部インプラント本体と接するように配置する段階と、開口部を有する上部インプラント本体を前記シャフトが前記開口部の孔を貫通して延びるよう、前記回転可能なアタッチメントの上方に配置する段階と、前記インプラント本体上部を前記インプラント本体下部に連結する段階とを含んで構成されるもの。
第28節。第27節の方法であって、人口歯に取り付けられるよう構成されたアバットメントを前記シャフトに組み合わせる段階をさらに含んで構成されるもの。
第29節。歯科インプラントを埋め込む方法であって、インプラント本体下部を骨内に埋め込む段階と、半径方向に孔を有するポリアキシャルスフィアを前記インプラント本体下部と接するよう配置する段階と、開口部を有する上部インプラント本体を前記ポリアキシャルスフィアの上方に配置する段階と、前記インプラント本体上部を前記インプラント本体下部に連結する段階と、中を貫通する通路を有するアバットメントを前記インプラント本体上部に接するよう配置する段階とを含んで構成され、前記アバットメントは、人工歯に取り付けるよう構成されるもの。
第30節。第29節の方法であって、アタッチメント要素を前記通路に貫通させ、前記開口部に貫通させて前記孔内へ通す段階と、前記アタッチメント要素を前記ポリアキシャルスフィアに連結する段階とをさらに含んで構成されるもの。
第31節。歯科インプラントシステムであって、骨内に埋め込まれるよう構成されたインプラント下部と、前記インプラント下部との間に空洞部を形成するよう前記インプラント下部に連結され、前記空洞部への開口部を有するインプラント上部と、前記インプラント上部及びインプラン下部の間の前記空洞部内に配置された略球状部分を含んで構成された回転可能なアタッチメントと、前記開口部を貫通して、前記略球状部分と連結されて該略球状部分から延びているシャフトとを含んで構成され、前記インプラント下部は、中心軸を含んで構成された雄ねじ付き本体と、該本体に連結されるインターナルボールとを有し、前記本体は少なくとも20N・cmの挿入トルクに耐えられるよう構成され、前記インターナルボールは、前記空洞部内に配置され、前記略球状部分は、前記インナーボールを受け入れるよう構成された定型ポケット(shaped pocket)を含んで構成され、前記インナーボール及び前記定型ポケットは、前記インナーボールが、前記中心軸を中心として前記本体に対して回転することを抑制し、前記中心軸に対して垂直な軸を中心として前記本体に対して回転することを可能とするよう構成されるもの。
第32節。第31節の歯科インプラントシステムであって、前記雄ねじ付き本体は、少なくとも30N・cmの挿入トルクに耐えられるよう構成されるもの。
第33節。第32節の歯科インプラントシステムであって、前記雄ねじ付き本体は、少なくとも50N・cmの挿入トルクに耐えられるよう構成されるもの。
第34節。第31節の歯科インプラントシステムであって、前記回転可能なアタッチメントのシャフトと連結されるよう構成されたアバットメントをさらに含んで構成されるもの。
第35節。第31節の歯科インプラントシステムであって、前記インプラント下部及び前記インプラント上部は、一つの単一インプラントとして形成され、前記空洞部への前記開口部は、前記インナーボールと係合するよう前記回転可能なアタッチメントの前記略球状部分が容易に前記開口部を貫通して前記空洞部内に挿入できる形状に形成し、その後、前記単一インプラントは、前記開口部を前記略球状部分を保持する形状に修正されるもの。
第36節。歯科インプラントシステムであって、骨内に部分的に埋め込まれるよう構成された本体と、略球状外表面を含んで構成された基部及び前記基部と連結され、該基部から前記本体の開口部を貫通して延びるシャフトを含んで構成され、前記本体は、一部が略球状である内側面と、前記本体を貫通して前記内側面の前記略球状部分内にある開口部を含んで構成され、前記開口部は周辺部を有し、前記基部は、前記空洞部内に、前記基部の前記略球状外表面が前記空洞部の略球状内側面と少なくとも前記開口部の周辺部に沿ってシール接触して配置されるもの。
第37節。第36節の歯科インプラントであって、前記本体は、軸を伴う回転防止第1機構を含んで構成され、前記回転防止第1機構は、前記本体の空洞部内に配置され、前記アンカーの基部は、前記アンカーが前記空洞部内に配置されたときに、前記回転防止第1機構と協同するよう構成された回転防止第2機構を含んで構成され、前記回転防止第1および第2機構は、前記回転防止第1機構の軸を中心とする前記本体に対する前記基部の回転に連携してレジストするとともに、前記回転防止第1機構の軸に垂直な軸にを中心とする前記本体に対しての前記基部の回転を許容するよう構成されるもの。
第38節。第37節の歯科インプラントシステムであって、前記回転防止第1機構は、ポストを含んで構成され、前記回転防止第2機構は、回転防止空洞部を含んで構成され、少なくとも前記ポストの一部は、前記回転防止空洞部内に配置されるもの。
第39節。第38節の歯科インプラントシステムであって、前記ポストは、前記軸を中心に対称に配置された複数の湾曲した機構を含んで構成され、前記回転防止空洞部は、対称に配置された複数の湾曲した機構を含んで構成され、前記ポストの前記湾曲した機構は、前記回転防止空洞部の前記湾曲した機構内に配置されるもの。
第40節、第39節の歯科インプラントシステムであって、前記ポスト及び前記空洞部はそれぞれ、六角形の形状で配置される六個の略円柱状の機構を含んで構成されるもの。
第41節、第36節の歯科インプラントシステムであって、前記本体は、骨内に埋め込まれるよう構成された本体下部と、前記本体下部と連結される本体上部とを含んで構成され、前記本体上部及び前記本体下部は、連携して空洞部を形成するもの。
第42節。歯科インプラントツールであって、近位端に空洞部を有する本体と、略球状外表面を含んで構成された基部と、該基部と連結されて、前記本体の前記開口部を貫通して前記基部から延びるシャフトを含んで構成され、前記空洞部は、歯科インプラントと係合するように係合され、該歯科インプラントは、一部分が略球状である内側面を含んで構成された空洞部と、前記本体を貫通して前記内側面の略球状部分内にあって周辺部を有する開口部とを含んで構成され、前記基部は、前記空洞部内に、前記基部の前記略球状外表面が前記空洞部の略球状内側面と少なくとも前記開口部の周辺部に沿ってシール接触して配置されるもの。
第43節。第42節の歯科インプラントツールであって、前記本体は、近位端と反対側にある遠位端にトルク機構をさらに含んで構成され、前記トルク機構は、トルク適用ツールを係合するよう構成されるもの。
第44節。第42節の歯科インプラントツールであって、前記遠位端から前記近位端方向に前記本体を貫通するアタッチメント要素をさらに含んで構成され、前記アタッチメント要素は、前記歯科インプラントのアンカーと係合するよう構成されるもの。
第45節。歯科インプラントツールであって、近位端に空洞部を有する本体と、略球状外表面を含んで構成された基部と、該基部と連結されて、前記本体の前記開口部を貫通して前記基部から延びるシャフトを含んで構成され、前記空洞部は、歯科インプラントのアバットメントと係合するように係合され、該歯科インプラントは、一部が略球状である内側面と、前記本体を貫通して前記内側面の前記略球状部分内にあって周辺部を有する開口部とを含んで構成され、前記基部は、前記空洞部内に、前記基部の前記略球状外表面が前記空洞部の前記略球状内側面と少なくとも前記開口部の周辺部に沿ってシール接触して配置されるもの。
第46節。第45節の歯科インプラントツールであって、前記アバットメント内に配置されるインプラントナットを含んで構成され、前記インプラントナットは、前記アンカーのシャフトに係合するよう構成されるもの。
第47節。歯科インプラントシステムであって、一部が略球状である内側面を有する空洞部と、前記内側面の前記略球状部分内にあり、周辺部を有する、中を貫通する開口部とを備え、骨内に部分的に埋め込まれるよう構成された本体と、略球状外表面を含んで構成された基部及び前記基部と連結されて前記本体の開口部を貫通して前記基部から延びるシャフトを備えるアンカーと、底部及び側壁を備えた、概して円筒状の空洞部を有するアバットメントと、前記アバットメントの前記空洞部内に配置された、前記本体内で前記開口部を貫通して延びる前記アンカーのシャフトの少なくとも一部に係合するよう構成されたナットとを含んで構成され、前記基部は、前記基部の前記略球状外表面が前記空洞部の略球状内側面と少なくとも前記開口部の前記周辺部に沿ってシール接触して前記空洞部内に配置され、前記アバットメントは、前記本体内で前記開口部を貫通して延びる前記アンカーのシャフトの一部に適合するよう構成された、前記底部を貫通する孔をさらに含んで構成されたもの。
第48節。第47節の歯科インプラントシステムであって、アバットメント上にスナップ留めされ、前記アバットメントの上部に重なるように構成された治療用キャップをさらに含んで構成されたもの。
第49節。第47節の歯科インプラントシステムであって、前記アンカーは、前記基部のはめ合わせ機構と連携して、前記基部の中心軸を中心とする前記アンカーの回転にレジストするよう構成された開園防止機構をさらに含んで構成されたもの。
第50節。患者に置換歯を提供する方法であって、該方法は、置換される前記歯の近似表面位置で患者の顎骨内へ位置決め可能な歯科インプラントを埋め込む段階を含んで構成され、前記位置決め可能な歯科インプラントは、基部と、アバットメントとを含んで構成され、前記基部は、はめ合わせ機構と連携して前記基部の中心軸を中心とするアンカーの回転にレジストする回転防止機構と、前記基部の孔を貫通して突出しているシャフトを含んで構成され、前記アバットメントは、取り外し可能に前記アンカーの前記シャフトに固定されているもの。
第51節。第49節(訳注:おそらく、第50節の誤記)の方法であって、治療用キャップを前記治療用キャップの内側面が前記アバットメントの上部表面と接して前記アバットメントの上に固定する段階を含んで構成されるもの。
第52節。第49節(訳注:おそらく、第50節の誤記)の方法であって、前記位置決め可能な歯科インプラントを埋め込む段階は、前記基部が前記歯の表面位置から前記インプラントの届く範囲にある顎骨の最も強度のある部分と接するよう、置換される前記歯の中心軸に対して角度をつけて、前記顎骨内に前記基部を埋め込む段階を含んで構成されたもの。
第53節。第50節の方法であって、前記位置決め可能な歯科インプラントを埋め込む段階は、前記アバットメントの中心軸が前記置換される歯の中心軸と概して並行となるよう、前記アバットメントの位置を調整する段階を含んで構成されたもの。
第54節。第51節(訳注:おそらく、第53節の誤記)の方法であって、前記アバットメントの位置を調整する段階は、前記アバットメントの空洞部内に配置されるとともに前記位置決め可能なアンカーのシャフトと係合するよう構成されたナットを緩め、これにより、前記アバットメントを前記基部に固定する段階と、前記アバットメントの前記中心軸が前記置換される歯の前記中心軸と概して並行になるよう前記アンカーの位置を変更する段階と、前記ナットを締める段階とを含んで構成されたもの。
従来の歯科インプラントの例を示す切断図である。 天然歯および従来の歯科インプラントにおける第2の例を示す断面図である。 従来の埋め込み過程に関する例の一部分における、ステップの一部を示すものである。 従来の埋め込み過程の例における図1のアバットメントへ取り付けられた歯冠を示すものである。 本開示のある態様に係る、例示的な位置決めされた歯科インプラントを示す斜視図である。 本開示のある態様に係る、例示的な位置決めされた歯科インプラントを示す断面図である。 本開示のある態様に係る、図4Aおよび図4Bの例示的な位置決めされた歯科インプラントの一部分を示す斜視図である。 本開示のある態様に係る、図4Aおよび図4Bの例示的な位置決めされた歯科インプラントの一部分を示す断面図である。 本開示のある態様に係る、他の例示的な位置決めされた歯科インプラントを示す斜視図である。 本開示のある態様に係る、他の例示的な位置決めされた歯科インプラントをします断面図である。 本開示のある態様に係る、図6Aおよび図6Bの位置決め可能な歯科インプラントの一部分を示す斜視部である。 本開示のある態様に係る例示的な埋め込みにおける段階を示す断面図である。 本開示のある態様に係る例示的な埋め込みにおける段階を示す断面図である。 本開示のある態様に係る例示的な埋め込みにおける段階を示す断面図である。 本開示のある態様に係る代替の埋込構成を示す断面図である。 本開示のある態様に係る位置決め可能な歯科インプラントの他の実施形態を示すものである。 本開示のある態様に係る位置決め可能な歯科インプラントの他の実施形態を示すものである。 本開示のある態様に係る位置決め可能な歯科インプラントの他の実施形態を示すものである。 本開示のある態様に係る位置決め可能な歯科インプラントにおける埋込可能部分の他の実施形態を示すものである。 本開示のある態様に係る、患者の顎骨内に埋め込まれた図9Aの位置決め可能な歯科インプラントを示すものである。 本開示のある態様に係る位置決め可能な歯科インプラントの他の態様を示すものである。 本開示のある態様に係る位置決め可能な歯科インプラントの他の態様を示すものである。 本開示のある態様に係る位置決め可能な歯科インプラントの他の態様を示すものである。 本開示のある態様に係る図12A−図12Cのアンカーの詳細を示すものである。 本開示のある態様に係る図12A−図12Cのアンカーの詳細を示すものである。 本開示のある態様に係る図12A−図12Cのインプラント下部の詳細を示すものである。 本開示のある態様に係る図12A−図12Cのインプラント下部の詳細を示すものである。 本開示のある態様に係るT1ツールを示す斜視図である。 本開示のある態様に係るT1ツールを示す断面図である。 本開示のある態様に係るT2ツールを示す斜視図である。 本開示のある態様に係るT2ツールを示す断面図である。 本開示のある態様に係るT3ツールを示す斜視図である。 本開示のある態様に係るT3ツールを示す断面図である。 本開示のある態様に係るT4ツールを示す斜視図である。 本開示のある態様に係るT4ツールを示す断面図である。 本開示のある態様に係るT5ツールを示す斜視図である。 本開示のある態様に係るT5ツールを示す断面図である。 本開示のある態様に係る治療用キャップを示す斜視図である。 本開示のある態様に係る治療用キャップを示す断面図である。 本開示のある態様に係る位置決め可能な歯科インプラントの他の実施形態を示す斜視図である。 本開示のある態様に係る位置決め可能な歯科インプラントの他の実施形態を示す断面図である。
添付図面は、さらなる理解を与えるために含まれ、組み入れられ、本明細書の一部を構成するものであり、開示された実施形態を示し、記載とともに開示された実施形態の動作原理を説明するのに役立つものである。
以下の記載は、位置決め可能な歯科インプラントおよびその埋込方法の実施形態を開示するものである。
以下の詳細な記載において、本開示の完全な理解を与えるために、多数の具体的詳細が明らかにされている。しかし、当技術分野における通常の知識を有する者にとっては、本開示の実施形態が、いくつかの具体的詳細無しで実行できることは明らかである。他の例において、本開示を曖昧にしないために、周知の構造および技術は詳細に示されていない。
本明細書に記載された方法及びシステムは、人間の歯を置替するために用いられる歯科インプラントという観点から示されている。当技術分野における通常の知識を有する者にとっては、これらのシステム及び方法は、獣医学のような他の応用例にも適用できることは明らかである。本開示において、特に明言されない限りは、開示されたシステム及び方法を、本明細書で用いられている特定の例に限定するものと解釈されるものではない。
本開示内で、用語「略球状」は、必ずしも完全な球状の形態を意味するものではなく、2次元の、もしくは3次元の外形を指す。むしろ、発明の主題の実体から外れない限りは、ここに記載された略球状構造は、実質的にもしくは部分的に、球状の形態であっても、実質的に円形もしくは楕円形の断面を有していても、及び/又は、開口部、刻み目(鋸歯状態)、欠損部、もしくは、変形部を有する形態でもよい。
本開示内で、用語「略球状面」は、表面が共通の略球状な輪郭を共通する複数の部分のうちの一つを有することを意味する。その表面は連続的であっても、溝もしくは凹部を有していて、表面の一部が連続的でない外形を共有していてもよい。「略球状面」との語は、表面が、球体におけるすべての部分、もしくは、任意の特定部分に対応することを意味するものではない。
本開示の中で、用語「実質的に埋め込まれた」は、使用目的を満たすために十分に、一つのアイテムの一部が別のアイテム内に埋め込まれていることを意味する。いくつかの態様において、第1のアイテムの大部分は、第2のアイテムの中に埋め込まれていてもよい。実施態様のアタッチメントに対するいくつかの態様において、第2のアイテムに適切なアタッチメントを提供するのに必要な、第1の物体の十分な部分だけが、第2のアイテムの中に埋め込まれる。いくつかの態様において、第1のアイテムの一部分は、第2のアイテムから突出していてもよい。
図1は、従来の歯科インプラントの例を示す切断図である。歯科インプラントは、真中の歯を置換するために、埋め込まれる位置に示されている。
図2は、天然歯と従来の歯科インプラントにおける第2の例の断面図である。天然歯の構造は、その左側に示されていて、従来の歯科インプラントの例は、その右側に示されている。この歯科インプラントの例は、ねじ付きインプラント本体と、円柱形のアバットメントを有する。そのアバットメントは、インプラント本体の内部かつその上部に位置する、ねじ部の溝(図示していない)内にねじ留めされる。図2は、この実施例のインプラント周辺における骨や歯茎の位置も示している。
図3Aは、従来の埋め込み過程に関する例の一部分における、ステップの一部を示すものである。第1の画像は、インプラント本体が顎骨内に置かれてから、治療期間が経過した後における、患者の状態を示すものである。第2の画像は、器具を用いたインプラントを被う歯茎組織の除去を示している。第3の画像は、治療用仮ねじの除去を示している。第4の画像は、器具を用いたアバットメントの据付を示している。第5の図画は、アバットメント及び歯茎を被う治療用キャップの据付を示している。
図3Bは、従来の埋め込み過程の例における、図1のアバットメントに取り付けられた歯冠を示している。この例において、アバットメントは、通常のピンであり、また、歯冠は、そのピンと接合される整合溝(図示していない)を有する。
図4A及び図4Bは、それぞれ、本開示のある態様に係る、例示的な位置決めされた歯科インプラントの斜視図及び断面図である。以下に記載の要素は、図4A、4B、5A、5Bに特定される。
(特定される特徴の参照)
1 インプラント上部
2 インプラント下部
3 アバットメント
4 アバットメント傾斜角(α)
5 インプラント下部中心線
6 アバットメント中心線
7 アバットメント回転角(β)
8 インプラント上部スカーフ
9 ねじ部を有する据付機構
10 ねじ切り溝
11 第3略球状面
13 アバットメントスカーフ
14 第2略球状面
15 第1略球状面
16 アタッチメントインターフェイス
17 ポリアキシャルスフィア
18 湾曲部
19 第4略球状面
22 アタッチメント停止面
24 六角溝
25 留め具
26 留め溝
27 留め部
29 位置決め可能な歯科インプラント
ある実施形態において、インプラント本体下部2は、インプラント本体上部1との組立の前に、患者の骨内に据え付けられる。据付具(図4Aには示していない)は、インプラント本体下部が患者の歯茎組織を貫通して、顎骨内へ挿入されるように、インプラント本体下部2と取り外し可能に連結されてもよい。ある実施形態において、この据付は、インプラント本体下部2の雄ねじが骨に係合するように、インプラント本体下部を軸5を中心に回転させることを含む。ある実施形態において、ねじ切り溝10は、埋込を補助するために、骨内へのねじ切りを補助する。ある実施形態において、インプラント本体下部2を骨内へ埋め込む際、インプラント本体下部2を回転させるために、トルクが適用される。ある実施形態において、インプラント本体下部2は、最大20N・cmまでの据付トルクに耐えられるよう構成されている。ある実施形態において、インプラント本体下部2は、最大30N・cmまでの据付トルクに耐えられるよう構成されている。ある実施形態において、インプラント本体下部2は、最大50N・cmまでの据付トルクに耐えられるよう構成されている。
ある実施形態において、インプラント本体上部1及びインプラント本体下部2は、インプラント本体下部2を患者の骨内へ埋め込む前に組み立てられる。ある実施形態において、インプラント本体上部1及びインプラント本体下部2は、ねじ山と連結される。ある実施形態において、インプラント本体上部1は、アタッチメント停止面22に接触するまでインプラント本体下部2の上へ締め付けられる(螺合される)。
湾曲部18は、インプラント本体上部1がインプラント本体上部2に連結されたときに、インプラント本体下部2の上に配置され、次に、ポリアキシャルスフィア(polyaxial sphere、多軸構造用ボール)17は、湾曲部18及びインプラント本体上部1に配置される。このインプラント本体上部1は、ポリアキシャルスフィア17の上方に配置され、インプラント本体下部2と連結されている。湾曲部18は、第1略球状面15を第2略球状面19と少なくとも部分的に接する状態に配置するポリアキシャルスフィア17に対して力を加える。本実施形態において、ポリアキシャルスフィア17は、角度4と示されており、軸5と離れて自由に回転するが、また、「角度α」とも呼ばれて軸6を軸として回転し、また、「角度β」とも呼ばれ、アタッチメントインターフェイス16と一列に並んでいる。
図4Bは、アバットメント3が多面球体17に留め具25で取り付けられる例示上の実施形態を示している。ある実施形態において、アタッチメント25は、六角溝24を有するソケットボルトであるが、その六角溝24は、六角レンチのような道具(図4Bには示していない)を使って、留め具25をポリアキシャルボール17に締め付けるために用いられる。
図5A及び図5Bは、それぞれ、本開示のある態様に係る、図4A及び4Bのその位置決めされた歯科インプラント29の一部分の斜視図及び断面図である。
図5Bは、ある実施形態において、インプラント本体下部2への据付具の取付を可能にするために用いられるねじ付き据付機構9を示す。ある実施形態において、アタッチメント機構16は、据付機構9と同じ大きさであるか、それより大きい。それにより、器具は、アタッチメント機構16を貫通して据付機構9に到達し、このようにして、組み立てられたインプラント本体上部1及びインプラント本体下部2の据付を容易にすることができる。
図6A及び図6Bは、それぞれ、本開示のある態様に係る、他の例示上の位置決めされた歯科インプラント41の斜視図及び断面図である。インプラント上部32及びインプラント下部30は、図4A及び4Bにおけるインプラント上部1及びインプラント下部2と同様である。このインプラント41において、位置決め可能なアンカー43は、インプラント本体上部32とインプラント本体下部30との間に挟持された基部34と、前記基部34と連結され、前記基部34から放射軸に沿って延びているシャフト42とを含んで構成される。アンカー43は、上部インプラント32の開口部38内で、回転することができ、シャフト42の動きによって規定される円錐形領域の方向を変えることができる。ある実施形態において、アバットメント36は、ねじ付き孔40を含んで構成され、シャフト42は、整合する一対のねじを有する。それにより、アバットメント36は、ねじ付きシャフト42の上にねじ留めすることができる。アンカー43の角位置は、アバットメント36がシャフト42の上にきつく締め付けられたときに、固定される。
図7は、本開示のある態様に係る図6A及び図6Bのその位置決めされた歯科インプラントの一部を示す斜視図である。シャフト42が、インプラント上部32の開口部38によって制限されながら、どのように回転できるかについて理解することができる。
図8A−8Cは、本開示のある態様に関する、例示的な埋め込み段階を示す断面図である。図8Aは、患者の歯茎組織62を貫通して、顎骨60内に配置されたインプラント下部を示す。この実施形態において、インプラント下部30は、置換される歯の下で、鉛直方向に方向づけられている。この実施形態においては、インプラント下部30の上部が骨60の表面より深く配置されることが理解できる。ある実施形態において、インプラント下部30の上部は、骨60の表面と同じ高さになっている。治療用カバー50はインプラント下部30の上方に配置される。ある実施形態において、インプラント下部30は第1のねじ部を含んで構成され、治療用カバー50は、インプラント下部32の第一ねじ部に取外し可能に連結されるよう構成される。ある実施形態において、歯茎62は治療用カバー50の上方で縫合される。
図8Bにおいて、歯茎組織62のある部分及び治療用カバー50は、取り除かれて、アンカー34及びインプラント上部32が据え付けられる。そのアンカーは、取り付けられる歯冠(図8Bには図示していない。)が所望の角度となるように回転させられる。治療用キャップ52は、ねじ付きシャフト42の上を被って据え付けられる。ある実施形態において、図8Bに示されたステップは、省略される。
図8Cにおいて、治療用キャップ52が取り除かれて、アバットメント36がシャフト42に連結される。図4Bのアバットメント3における第4略球状面19相当のアバットメント36の下部球状面は、図4Bのインプラント本体上部1における第3略球状面相当のインプラント上部32の上部球状面と結合する。
図8Dは、本開示のある態様に係る、埋込構成の他の実施形態を示す断面図である。この実施形態において、インプラント下部30は、置換される歯の場所に位置する鉛直軸70に対して、角度を有して埋め込まれている。これにより、例えば、顎骨において骨60が高密度である領域内にインプラント下部30を配置することが可能となる。インプラント下部30に対するのアンカー34の回転機能により、インプラント下部30の位置が異なるにも関わらず、アバットメント36が、図8Cと同一位置に配置されることが可能となることが理解できる。
図9A−9Cは、本開示のある態様に係る、位置決め可能な歯科インプラントの他の実施形態100を示す。以下に記載の要素は、図9A−9Cに特定される。
(特定される特徴の参照)
5 インプラント本体下部の軸
6 アバットメントの軸
38 インプラントねじ形成部
39 アバットメントが縮小された領域
41 造骨細胞のために表面が消摩されたインプラント上部の一部分
42 アバットメント
43 キャプティブナット
44 アンカー
45 インプラント上部スカーフ
46 インプラントアッセンブリ(44,47,49を含む。)
47 インプラント本体下部
48 シャフト
49 インプラント本体上部
50 第1略球状表面
51 湾曲部
52 アバットメントスカーフ
53 保持クリップ
54 六角溝
55 溝
56 第2略球状表面
100 歯科インプラント
この実施形態において、アバットメント42は、アバットメント42内に形成された溝55と係合する保持クリップ53によって保持された固定キャプティブナット43を含んで構成される。ある実施形態において、前記ナット43は、器具を用いてナット43をシャフト44の上に締め付けることを可能にする六角溝54を含んで構成される。湾曲部51は、アンカー43の第1略球状面50と第2略球状面56との間に一定の面圧を提供する。
図10は、本開示のある態様に係る、位置決め可能な歯科インプラント100における埋込可能部分の他の実施形態を示す。以下に記載の要素は、前述の特定された特徴に追加して、図10において識別される。
(特定される特徴の参照)
60 非回転アンカー
62 回転防止空洞部
64 ヘックスボール
66 回転防止ポスト
68 非回転インプラント本体下部
70 ヘックス空洞部
72 回転防止ポストの軸
回転防止ポスト66は、回転しないアンカー60内で回転防止空洞部62の中に収まるヘックスボール64を含んで構成される。それにより、アンカー60は、軸72を中心として、インプラント下部68に対して回転をすることができないが、しかし、軸72を中心として、垂直な軸に対しては、回転をすることができる。ある実施形態において、軸72は、インプラント本体下部68の中心線37と完全に一致する。ヘックスボールシャフト66(訳注:おそらく64の誤記)は、インプラント下部68のヘックス空洞部70に整合する、真っ直ぐに延びる六角形の外形を有し、それにより、回転防止ポスト66は、インプラント本体下部68に対して回転することができない。
ある実施対応において、ヘックスボール64及び回転防止空洞部62のそれぞれは、互いに係合するよう構成された6つの面を有する。ある実施形態において、ヘックスボール64の面は、軸72に対して垂直な軸の周囲で湾曲している。ある実施形態において、ヘックスボール64及び回転防止空洞部62は、6とは異なる共通な数の面を有する。
図11は、本開示のある態様に係る、患者の顎骨内に埋め込まれた図9Aの位置決め可能な歯科インプラントを示す。アバットメント36の上部36Aは、歯冠74を受け入れるよう構成される。ある実施形態において、部分36Bは、患者の歯茎62内に実質的に埋め込まれるよう構成されている。ある他の実施形態において、インプラントアッセンブリ46は、非常に深い場所に埋め込まれるのに対し、ある他の実施形態においては、インプラントアッセンブリ46は、より浅い場所に埋め込まれる。ある実施形態において、インプラントアッセンブリ46は、図8Dと同様に垂直線に対し角度をつけてα軸37で埋め込まれる(図11において示す。)。ある実施形態において、図10の要素は図9A−9Bの類似要素に置換される。
図12A−12Cは、本開示のある態様に係る、位置決め可能な歯科インプラントの他の実施形態101を示す。図12Aは、断面線B−Bで、組み立てられた歯科インプラント101の外観図をしめす。
図12Bは、図12Aの断面線B−Bに沿った断面図を示す。歯科インプラント101は、本体106及び回転防止ポスト107を有するインプラント下部105と、インプラント上部110と、ねじ付きシャフト122及び回転防止空洞部124を備えた基部126を有する位置決め可能なアンカー120を含む。この実施形態において、インプラント上部110は、患者の顎の中に埋め込む前に、電子ビームでインプラント下部105に溶接される。「12C」と記載されている破線で描かれた円によって示されている領域は、図12Cで拡大されている。
図12Cは、図12Bの拡大された一部分を示すものであり、この場合、アンカー120は、球状の内側面127を有する基部126を含んでいる。インプラント上部110は、略球面状である内側面111を有する。組み立てられるとき、そして、アバットメント(図示していない)が、ねじ付き本体122の上にきつく締め付けられた後、アンカー120の球状内側面127は、インプラント上部110の球状内側面111と接した状態である。これらの表面127と111との間の接触は、インプラント上部110における開口部112の縁周りの周辺部130に沿って連続したシール接触を形成する。この連続したシール接触により、歯科インプラント100内で形成された内部空間140に歯垢や細菌が侵入するのを抑制する。細菌が倍増し、通常のオーラルケアでは簡単には除去できないような溝における、液体もしくは固形の食べ物のような歯垢の蓄積は、患者にとって、感染症の危険性を生じさせる。周辺部130に沿って連続したシール接触を提供することにより、このような危険性が減少する。
図13A−13Bは、本開示のある態様に係る、図12A−図12Cのアンカーの詳細を示す。図13Aは、回転防止空洞部124を示す、アンカー120の断面図である。図13Bは、回転防止空洞部124からの端面図であるが、この場合、この実施形態において、空洞部124は、六角形の外形を有することが理解できる。
図14A−14Bは、本開示のある態様に係る図12A−図12Cのインプラント下部の詳細を示す。図14Aは、回転防止ポスト107を示す、インプラント下部105の一部の断面図である。図14Bは、回転防止ポスト107からの端面図であるが、この場合、この実施形態において、前記ポスト107は、六角形の外形を有することが理解できる。ある態様において、前記ポスト107及び空洞部124の大きさは前記ポスト107は空洞部124内で、隙間を有するように選択される。ある態様において、前記ポスト107及び空洞部124は、組み立てられたときに、その二つの間に事実上隙間がないように、すなわち0.001インチ未満に、製造される。
歯科インプラント100が図12A−12Bに示すように組み立てられると、このポスト107の実施形態における六角形の機構は、この空洞部127の実施形態における六角形の機構の中に配置される。このような構成において、アンカー120は、インプラント上部及び下部110,105に対して自由に傾くことができる。すなわち、図12Bに示される軸101に対して垂直である軸を中心に回転する。ポスト107の六角形の機構は、空洞部127の六角形の機構と連携して、軸101を中心に、インプラント上部110及びインプラント下部105に対してのアンカー120の回転を抑制する。ある実施形態において、ポスト107の態様における、六角形をクロスする平面の幅など、最大寸法及び空洞部127の態様と一致する最小寸法は、ポスト107と空洞部127との間の隙間を最小化するために一致するよう選択される。
図15A−15Bは、それぞれ、本開示のある態様に係る、T1挿入ツール150を示す斜視図及び断面図である。ツール150は、アバットメント42が取り付けられていないときにおける、歯科インプラント100の据付、もしくはそれと同様のことに適合している。ツール150は、インプラント上部49の外表面と係合するよう構成された外部管152とアンカー44のシャフト48と係合するよう構成された内部シャフト154を含んで構成される。上部ノブ155の締め付けにより、アンカー44をインプラント本体上部49の内側面56に対して上方に引き上げ、それにより、インプラント本体下部47に関してツール150の向きを固定する。それから、トルクが、顎骨内にインプラント下部47を埋め込むために、ツール150の平面156に対して適用されることができる。
図16A−16Bは、それぞれ、本開示のある態様に関する、T2挿入ツール160を示す斜視図及び断面図である。ツール160は、アバットメント42が取り付けられていないときの据付に適合している。ツール160は、第1空間部を有するシャフト162を含んで構成されるが、このシャフト162はインプラント本体上部49とインプラント上部スカーフ45が係合するように構成され、これにより、ツール160は、インプラント100にトルクを適用することができる。ある態様において、インプラント100は、自由に、空洞部164から抜くことができる。ある態様において、把持機構(図16Aまたは16Bには示していない)、例えば、空洞部164の壁の中に部分的に嵌め込まれているOリングは、空洞部164内でインプラント100を把持するための把持力を提供する。第2空洞部166は、シャフト44に対する空洞部を提供するが、シャフト44とは、係合しない。
図17A−17Bは、それぞれ、本開示のある態様に係る、T3挿入ツール170を示す斜視図及び断面図である。ツール170は、ツール160と同様の方法でのインプラント100との係合に適合している。ツール170は、トルクを与える一連の平面176と、この例においてはOリングである把持機構174とを含んで構成される。これらは、トルクを与える平面176にトルクを適用する装置(図示しない)からツール170が抜け落ちることを防止する。
図18A−18Bは、それぞれ、本開示のある態様に係る、T4挿入ツール180を示す斜視図及び断面図である。ツール180は、アバットメント42が取り付けられ、固定ナット43が締め付けられたときの据付に適合している。ツール180は、シャフト182及びアバットメント42の外表面及びアバットメントスカーフ52と係合するよう構成された空洞部184を含んで構成される。ある態様において、インプラント100は、自由に空洞部184から抜くことができる。
図19A−19Bは、それぞれ、本開示のある態様に係る、T5ツール190を示す斜視図及び断面図である。ツール190は、ツール180と同様な方法でのインプラント100との係合に適合している。ツール190は、トルクを与える一連の平面196及びこの例においてOリングである把持機構194を含んで構成される。これらは、トルクを与える平面にトルクを適用する装置(図示しない)がツール190から抜け落ちることを防止する。
図20A−20Bは、それぞれ、本開示のある態様に係る、治療用キャップ200を示す斜視図及び断面図である。キャップ200は、アバットメント42の上でスナップ留めされ、アバットメント42の上部に重なっている。ある実施形態において、キャップ200は、アバットメント42のリッジと係合するよう構成されたクリップ端202を含んで構成される。
図21A−21Bは、本開示のある態様に係る、位置決め可能な歯科インプラント210の他の実施形態を示す斜視図及び断面図である。この実施形態において、インプラント本体上部212及びインプラント本体下部214は、インプラント本体上部212及びインプラント本体下部214が継ぎ目216に沿って結合されていること以外は、図9Aに示されたインプラント100のインプラント本体上部49及びインプラント本体下部47と同様にして構成される。ある態様において、インプラント本体上部212とインプラント本体下部214とは、電子ビームで溶接される。ある態様において、インプラント本体上部212とインプラント本体下部214とは、連続的に溶接される。ある態様において、インプラント本体上部212とインプラント本体下部214とは、断続的な方法で溶接されている。
本明細書に開示された概念は、置換される歯の位置における垂直な軸から、角度をつけてインプラント本体を埋め込むための装置及び方法を提供する。角度をつけた埋込により、アバットメント及び、それ故、歯冠を天然歯の方向に位置決めすることは可能なままで、顎骨内の歯科インプラントの強度及び治癒が改善されるようにインプラント本体の設置が可能となる。
以上の記載は、当技術分野の通常の知識を有する者がここに示された様々な態様を実施できるよう提供されている。これらの記載は、何が最善の実施例及び/又はそれ以外の例と考えられるかを記載すると同時に、当然のことながら、これらの態様に対する様々な変更例は、当業者にとっては容易に明らかであり、そして、本明細書で明らかにされた包括的原理は、他の態様に適用されてもよい。これゆえに、特許請求の範囲は、ここに示された態様に限定されることを意図したものではなく、これに、すべての特許請求の範囲の文言と矛盾しない適用範囲が与えられるものであるが、ここでは、単数形で一要素を言及した場合には、特に述べられない限り、「一つかつ一つだけ」を意味するのではなく、むしろ「一つもしくは複数」を意味することを意図している。特に他に述べられていない限り、用語「一組」及び「いくつかの」は、一つもしくは複数であることを言及する。男性における代名詞(例えば、彼の)は、女性及び中性(例えば、彼女のおよびその)やその他のものも含む。見出しや小見出しが、もしあれば、それらは、便宜上用いられるだけであり、発明を限定するものではない。
当然のことながら、開示された過程における特定の順序、または、段階の順位は、例示的な手法の例である。当然のことながら、デザイン志向に基づき、その過程における特定の順序もしくは段階の順位は、再配置されてもよい。その段階のいくつかは、同時に実施されてもよい。付随する方法の請求項は、順序の一例における様々な段階の要素を提示し、そして、提示された特定の順序や順位に限定されることを意味しない。
本開示において、用語「上部(top)」「下部(bottom)」「前部(front)」「後部(rear)」などは、通常の重力座標系を言及するものとしてではなく、むしろ任意の座標系を言及するものとして理解されるべきである。それゆえ、上部表面、下部表面、前部表面、後部表面は、重力座標系において、上方に、下方に、対角線上に、もしくは、水平にと拡大されてもよい。
「態様」のような語は、そのような態様が発明の主題に必須であること、もしくは、そのような態様が発明の主題のすべての構成に適用されることを意味するものではない。一態様に関連する一開示は、すべての構成、一つの構成もしくは複数の構成に適用されてもよい。一態様のような語は、一つもしくは複数の態様を言及してもよく、また、その逆も同様である。「実施形態」のような語は、そのような実施形態が発明の主題に必須であること、もしくはそのような実施形態が発明の主題のすべての構成に適用されることを意味するものではない。一実施形態に関連する一開示は、すべての実施形態か、一つもしくは複数の実施形態に適用されても良い。一実施形態のような語は、一つもしくは複数の実施形態を言及してもよく、また、その逆も同様である。
用語「例示的な」は、本明細書では「一例もしく一例証を提供すること」を意味するために用いられる。「例示的」として本明細書に記載された、いずれの態様もしくは設計は、他の態様もしくは設計より好ましい、または、有利であると必ずしも解釈されるわけではない。
当業者に周知の、もしくは後程知られるようになる、本開示に記載された様々な態様の要素と構造上及び機能上均等物は、参照によって、本明細書に、明確に組み入れられており、特許請求の範囲により、包含するよう意図されている。さらに、本明細書に開示されたものは、このような開示が特許請求の範囲で明らかに引用されているか否かにかかわらず、公に供することを意図したものではない。いかなる特許請求の範囲の要素も、その要素が明確に用語「の手段」を用いて記載されている場合、もしくは、方法の発明の場合において、用語「の方法」を用いて要素が記載されてる場合を除き、米国特許法(35 U.S.C)第112条第6段落に従って解釈されるものではない。さらにまた、明細書もしくは特許請求の範囲において「含む(include)」「有する(have)」などの用語が用いられている限りは、これらの語は、用語「を含んで構成される(comprise)」と同様に、すべてを含むよう意図されている。請求項において移行語として用いられるときに、「を含んで構成する(comprise)」は、そのように解釈されるのと同様である。

Claims (16)

  1. 歯科インプラントシステムであって、
    骨内に埋め込まれるよう構成され、中心線を規定するインプラント本体下部と、
    前記インプラント本体下部と連結され、これによって前記インプラント本体下部との間に空洞部を形成し、該空洞部への開口部を含んで構成されたインプラント本体上部と、
    前記空洞部内に少なくとも部分的に配置される基部、及び、該基部と連結されて前記開口部を貫通して延びるシャフトを含んで構成された回転可能かつ揺動可能なアンカーと、
    前記基部内に形成された回転防止空洞部と、
    前記インプラント本体下部に固定的に連結された回転防止ポストと、
    を含んで構成され、
    前記開口部は、周辺部を有し、
    前記基部は、前記インプラント本体上部との間に、前記開口部の前記周辺部に沿って連続したシール接触を形成するように前記開口部の前記周辺部と接している第1略球状面を含み、
    前記回転防止ポストは、前記インプラント本体上部と下部との間の前記空洞部内、及び前記回転防止空洞部内へ突出し、
    前記回転防止ポスト及び回転防止空洞部は、連携して前記中心線を軸とした前記インプラント本体下部に対する前記アンカーの回転を抑制する一方で、前記中心線と垂直な軸を中心とする前記インプラント本体下部に対する前記アンカーの揺動を許容するように構成された歯科インプラントシステム。
  2. 前記インプラント本体下部は、少なくとも20N・cmの挿入トルクに耐えられるよう構成されることを特徴とする請求項1に記載の歯科インプラントシステム。
  3. 前記インプラント本体上部は、内側面をさらに含んで構成され、
    前記第1略球状面は、前記インプラント本体上部及び前記インプラント本体下部が、前記空洞部内に配置された前記アンカーの基部と互いに連結されたときに、少なくとも部分的に前記内側面と接していることを特徴とする請求項1に記載の歯科インプラントシステム。
  4. 前記内側面は、第2略球状面を含んで構成されることを特徴とする請求項3に記載の歯科インプラントシステム。
  5. 前記開口部は、前記第2略球状面を貫通することを特徴とする請求項4に記載の歯科インプラントシステム。
  6. 前記インプラント本体上部に対し、前記アンカーの回転可能かつ揺動可能なすべての位置において、前記アンカーの基部と前記インプラント本体上部との間に連続したシール接触が維持されることを特徴とする請求項1に記載の歯科インプラントシステム。
  7. 前記回転防止ポストは、ヘックスボールを含んで構成され、
    前記回転防止空洞部は、ヘックスポケットを含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の歯科インプラントシステム。
  8. 前記アンカーのシャフトに連結されるよう構成されたアバットメントをさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の歯科インプラントシステム。
  9. 前記インプラント本体上部は、外面に第3略球状面をさらに含んで構成され、
    前記アバットメントは、第4略球状面を含んで構成され、
    前記第4略球状面は、前記インプラント本体上部及びインプラント本体下部が前記空洞部内に配置された前記アンカーの前記基部と、前記アンカーの前記シャフトと連結された前記アバットメントとともに連結されたときに、前記第3略球状面と少なくとも部分的に接するよう構成されることを特徴とする請求項8に記載の歯科インプラントシステム。
  10. 前記アンカーの前記シャフトは、ねじを含み、
    前記アバットメントは、前記アンカーの前記シャフトと螺合され、これによって前記アバットメントを前記インプラント本体上部に対して決まった方向に固定するよう構成されたナットを含んで構成されたことを特徴とする請求項8に記載の歯科インプラントシステム。
  11. 前記ナットは、前記アバットメント内に保持されていることを特徴とする請求項10に記載の歯科インプラントシステム。
  12. 前記インプラント本体上部及び下部は、互いに溶接されるよう構成されることを特徴とする請求項1に記載の歯科インプラントシステム。
  13. 前記インプラント本体上部に取外し可能に連結され、前記インプラント本体下部の中心線を軸とするトルクを適応するよう構成された挿入ツールをさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の歯科インプラントシステム。
  14. 前記挿入ツールは、前記アンカーの前記シャフトに取外し可能に連結されるよう、さらに構成されることを特徴とする請求項13に記載の歯科インプラントシステム。
  15. 前記アバットメントに取外し可能に連結され、前記インプラント本体下部の中心線を軸とするトルクを適用するよう構成された挿入ツールをさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の歯科インプラントシステム。
  16. 歯科インプラントシステムであって、
    骨内に埋め込まれるよう構成されたインプラント本体下部と、
    前記インプラント本体下部と連結され、これによって前記インプラント本体下部との間に空洞部を形成し、該空洞部への開口部を含んで構成されたインプラント本体上部と、
    前記空洞部内に少なくとも部分的に配置される基部、及び、該基部と連結されて前記開口部を貫通して延びるシャフトを含んで構成された回転可能かつ揺動可能なアンカーと、
    前記空洞部内に配置された湾曲部と、
    前記アンカーの前記基部に形成された回転防止空洞部と、
    前記インプラント本体下部に固定的に連結された回転防止ポストと、
    を含んで構成され、
    前記開口部は、周辺部を有し、
    前記基部は、前記インプラント本体上部との間に、前記開口部の前記周辺部に沿って連続したシール接触を形成するように、前記開口部の前記周辺部と接している第1略球状面を含んで構成され、
    前記湾曲部は、歯の復元過程の全段階を通じて、前記第1略球状面が前記開口部の前記周辺部と接する状態となるように、前記基部を前記開口部の前記周辺部に接させるように構成され、
    前記回転防止ポストは、前記インプラント本体上部及び下部との間の前記空洞部内、及び前記回転防止空洞部内へ突出し、
    前記インプラント本体下部は、中心線を含んで構成され、
    前記回転防止ポスト及び前記回転防止空洞部は、連携して、前記中心線を軸とした前記インプラント本体下部に対する前記アンカーの回転を抑制する一方で、前記中心線と垂直な軸を中心とする前記インプラント本体下部に対する前記アンカーの揺動を許容するように構成された歯科インプラントシステム。
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