JP5300661B2 - 電気音響変換器 - Google Patents

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Description

本願発明は、いわゆる動電型の電気音響変換器に関するものであり、特に、小型の電気音響変換器におけるダイアフラムの構成に関するものである。
一般に、動電型のスピーカ等の電気音響変換器は、ダイアフラムと、このダイアフラムの下面に固定されたボイスコイルと、このボイスコイルの下端部を収容する磁気間隙が形成された磁気回路ユニットと、この磁気回路ユニットとダイアフラムの外周縁部とを固定支持するフレームとを備えた構成となっている。
このような電気音響変換器のダイアフラムにおいては、そのボイスコイルよりも外周側に配置された環状のエッジ部が弾性変形することにより、ダイアフラム本体(すなわちダイアフラムにおけるエッジ部よりも内周側に位置する部分)の上下方向の変位を許容するようになっている。
その際「特許文献1」には、ダイアフラム全体が単層のポリエーテルイミドで構成された小型の電気音響変換器が記載されている。
一方「特許文献2」には、小型の電気音響変換器ではないが、ダイアフラムのエッジ部が3層構造で構成されたオーディオ用スピーカが記載されている。この「特許文献2」に記載された3層構造のエッジ部は、その上層が熱可塑性樹脂、下層が繊維質材料、中間層が発泡体で、それぞれ構成されている、
また「特許文献3」には、高分子材料により3層構造とされた音響振動板が記載されている。この「特許文献3」に記載された3層構造の音響振動板は、その中間層を構成する高分子材料として、上層および下層を構成する高分子材料とは力学的内部損失が異なる高分子材料が用いられている。その際、この「特許文献3」には、上層および下層を構成する高分子材料としてポリエーテルイミド等が使用可能であり、また、中間層を構成する高分子材料としてホットメルトフィルム接着剤等が使用可能であることが記載されている。
特開2006−352415号公報 特開平5−316591号公報 特開2006−295245号公報
小型の電気音響変換器は、通常のオーディオ用の電気音響変換器に比して、ダイアフラムの重量が非常に小さいので、そのエッジ部の弾性率をできるだけ低くすることが、最低共振周波数を低くして再生帯域を拡げる上で好ましい。一方、このようにエッジ部の弾性率を低くすると、最低共振周波数においてダイアフラムの過振幅が発生してしまうおそれがある。
この過振幅は、エッジ部の損失正接(tanδ)(=損失弾性率/貯蔵弾性率)を大きくすることにより、その発生を未然に防止することが可能となる。そして、このようにエッジ部の損失正接を大きくして最低共振周波数におけるダイアフラムの最大振幅を小さくすれば、この最低共振周波数における最大振幅よりも最大振幅が小さくなる再生帯域において、最大音圧を高めに設定することが可能となり、また、電気音響変換器の薄型化を図ることも可能となる。
しかしながら、従来の小型の電気音響変換器においては、上記「特許文献1」にも記載されているように、ダイアフラムが単層の樹脂材料で構成されているので、エッジ部を薄くしてその弾性率を低くすることは可能であるが、その損失正接を大きくすることは困難である。
一方、上記「特許文献2」や「特許文献3」に記載されているような3層構造のエッジ部を有するダイアフラムを、小型の電気音響変換器に適用することも考えられる。しかしながら、これらを単に適用しただけでは、弾性変形を繰り返すエッジ部として、所要の耐久性を確保した上で、その弾性率を低くするとともに損失正接を大きくすることは困難である。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、小型の動電型の電気音響変換器において、再生帯域を拡げることができるとともにこの再生帯域における最大音圧を高めに設定することができ、かつ薄型化を図ることができる電気音響変換器を提供することを目的とするものである。
本願発明は、ダイアフラムの構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る電気音響変換器は、
ダイアフラムと、このダイアフラムの下面に固定されたボイスコイルと、このボイスコイルの下端部を収容する磁気間隙が形成された磁気回路ユニットと、この磁気回路ユニットと上記ダイアフラムの外周縁部とを固定支持するフレームと、を備えてなる小型の電気音響変換器において、
上記ダイアフラムにおける上記ボイスコイルよりも外周側に配置された環状のエッジ部が、3層構造の高分子材料層で構成されており、
この3層構造を構成する高分子材料層のうち、上層および下層が、いずれもポリエーテルイミドで互いに略同じ厚さで形成されるとともに、中間層が、アクリル系粘着剤で上記上層および下層の各々よりも厚く形成されている、ことを特徴とするものである。
上記構成において「下面」や「下端部」等の方向性を示す用語は、電気音響変換器を構成する各部材相互間の位置関係を明確にするために便宜上用いたものであって、これにより電気音響変換器を実際に使用する際の方向性が限定されるものではない。
上記「小型の電気音響変換器」とは、ダイアフラムの有効径がφ40mm以下の電気音響変換器を意味するものであって、その種類は特に限定されるものではなく、例えば、スピーカやレシーバ等が採用可能である。
上記「ダイアフラム」は、そのエッジ部とダイアフラム本体とが一体で形成されたものであってもよいし、別々の部材で構成されたエッジ部とダイアフラム本体とが接合されたものであってもよい。後者の場合、ダイアフラム本体は、エッジ部と同様、3層構造の高分子材料層で構成されていてもよいし、これとは異なる構成となっていてもよい。
上記「中間層」は、その厚さが、上層および下層の各々の厚さよりも大きい値に設定されていれば、その具体的な値は特に限定されるものではなく、また、エッジ部全体としての厚さについても、その具体的な値は特に限定されるものではい。
上記構成に示すように、本願発明に係る電気音響変換器は、小型の動電型の電気音響変換器として構成されているが、そのダイアフラムにおけるボイスコイルよりも外周側に配置された環状のエッジ部が、3層構造の高分子材料層で構成されており、この3層構造を構成する高分子材料層のうち、上層および下層が、いずれもポリエーテルイミドで互いに略同じ厚さで形成されるとともに、中間層が、アクリル系粘着剤で上層および下層の各々よりも厚く形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、エッジ部の表層(すなわち上層および下層)に、引張り強度、温度特性、耐薬品性に優れたポリエーテルイミドが用いられているので、繰り返し弾性変形するエッジ部を耐久性および耐環境性に優れたものとすることができる。したがって、エッジ部の弾性率を低くするために、エッジ部全体の厚さを薄く設定することが可能となり、これによりダイアフラムの最低共振周波数を低くすることができる。
また、エッジ部の中間層に、粘性が大きくかつゴム状温度領域が広いアクリル系粘着剤が用いられているので、エッジ部の損失正接を大きくすることができ、かつ、多様な使用環境化においても、エッジ部の中間層から上層および下層が剥離してしまうのを効果的に抑制することができる。
しかも、このエッジ部は、その中間層が上層および下層の各々よりも厚く形成されているので、エッジ部の損失正接を大きい値に設定することができる。このため、エッジ部の弾性率をある程度低く設定した場合においても、最低共振周波数において過振幅が発生してしまうのを未然に防止することができる。そしてこれにより、再生帯域における最大音圧を高めに設定することができ、かつ、電気音響変換器の薄型化を図ることができる。
このように本願発明によれば、小型の動電型の電気音響変換器において、再生帯域を拡げることができるとともにこの再生帯域における最大音圧を高めに設定することができ、かつ薄型化を図ることができる。
上記構成において、中間層の厚さが特に限定されないことは上述したとおりであるが、この中間層の厚さが、上層および下層の各々の厚さに比して2倍以上の値に設定された構成とすれば、エッジ部の損失正接を十分大きくすることができ、これにより上記作用効果を一層高めることができる。
上記構成において、エッジ部の厚さが特に限定されないことも上述したとおりであるが、このエッジ部の厚さが10μm以上の値に設定された構成とすれば、このエッジ部を成形する際に、エッジ部が大きく延伸されるようなことがあっても、その中間層の粘性により上層および下層を中間層から剥離させてしまわないようにすることが容易に可能となり、これによりエッジ部を所定形状に無理なく成形することができる。その際、エッジ部の厚さが20μm以上の値に設定された構成とすれば、エッジ部を所定形状に無理なく成形することが一層容易に可能となる。
上記構成において、エッジ部の厚さが40μm以下の値に設定された構成とすれば、エッジ部の弾性率を十分低い値に設定することが容易に可能となる。その際、エッジ部の厚さが30μm以下の値に設定された構成とすれば、エッジ部の弾性率を十分低い値に設定することが一層容易に可能となる。
上記構成において、エッジ部が、圧空成形により形成された構成とすれば、このエッジ部を形状精度良く形成することができる。しかも、圧空成形の際の材料延伸作用により、圧空成形前の3層構造のシート材は、圧空成形後のエッジ部となったとき、その厚さがある程度薄くなるので、上記シート材として比較的厚めのものを用いることができる。このため、シート材のハンドリングを容易に行うことが可能となり、これによりエッジ部の成形を一層容易に行うことできる。
本願発明の一実施形態に係る電気音響変換器を、上向きに配置した状態で示す側断面図 (a)は図1のII部詳細図、(b)は比較のための従来例を示す同様の図 図2(a)のIII 部詳細図 上記電気音響変換器のダイアフラムの製造工程を示す側断面図 上記実施形態の作用効果を確認するために行ったシミュレーション実験の結果を示す周波数特性図(その1) 上記シミュレーション実験の結果を示す周波数特性図(その2) 上記シミュレーション実験の結果を示す周波数特性図(その3) 上記シミュレーション実験の結果を示す周波数特性図(その4)
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る電気音響変換器10を、上向きに配置した状態で示す側断面図である。
同図に示すように、本実施形態に係る電気音響変換器10は、小型の動電型スピーカであって、ダイアフラム12と、このダイアフラム12の下面に固定されたボイスコイル14と、このボイスコイル14の下端部を収容する磁気間隙が形成された磁気回路ユニット18と、この磁気回路ユニット18とダイアフラム12の外周縁部とを固定支持するフレーム16と、ダイアフラム12を上方側から覆うカバー20とを備えた構成となっている。
ダイアフラム12は、その中央領域がダイアフラム本体12Aとしてドーム状に形成されており、その周辺領域がエッジ部12Bとして上向き円弧状の断面形状で円環状に延びるように形成されている。また、このダイアフラム12には、そのダイアフラム本体12Aとエッジ部12Bとの間に環状の中間平面部12aが形成されるとともに、そのエッジ部12Bの外周側に環状の外周縁平面部12bが形成されている。そして、このダイアフラム12は、その中間平面部12aにボイスコイル14の上端面が接着固定されており、また、その外周縁平面部12bにおいてフレーム16に接着固定されている。
その際、このダイアフラム12は、その有効径(すなわちエッジ部12Bの外周縁の径)がφ40mm以下(例えばφ20mm程度)の値に設定されている。また、このダイアフラム12は、エッジ部12Bの頂点の位置が、ダイアフラム本体12Aの頂点の位置よりもやや高くなるように形成されている。
なお、このダイアフラム12の詳細構造については後述する。
ボイスコイル14は、その巻回形状が円筒状に設定されている。このボイスコイル14は、その上端面においてダイアフラム12の中間平面部12aに接着固定されている。また、このボイスコイル14は、該ボイスコイル14から延出する1対のコイル端末(図示せず)の先端部において、1対の端子部材(図示せず)に電気的に接続されている。
フレーム16は、合成樹脂製の射出成形品であって、磁気回路ユニット18を囲むようにして配置されている。
磁気回路ユニット18は、内磁型の磁気回路ユニットであって、鋼製のベース28と、マグネット30と、鋼製のヨーク32とからなっている。
ベース28は、背の低い有底円筒状に形成されている。マグネット30は、円板状部材であって、ベース28の底壁部上面にこれと同心で接着固定されている。ヨーク32は、マグネット30と略同一径の円板状部材であって、マグネット30の上面にこれと同心で接着固定されている。これにより磁気回路ユニット18は、ヨーク32の外周面とベース28の円筒状部の内周面との間に、ボイスコイル14の下端部を収容する円筒状磁気間隙を全周同一幅で形成するようになっている。
そして、この磁気回路ユニット18は、フレーム16の円形開口部16aに下方から嵌め込まれるようにして、その内周壁に接着固定されている。
カバー20は、金属板にプレス加工を施すことにより形成されている。このカバー20は、平面視においてダイアフラム12と略同じ外形形状を有しており、その複数箇所に放音孔20aが形成されている。そして、このカバー20は、その外周縁部において、フレーム16の外周壁の上端面に接着固定されている。
図2(a)は、ダイアフラム12の構成を詳細に示す、図1のII部詳細図である。なお、同図(b)は、このダイアフラム12との比較のために従来例のダイアフラム62を示す、同図(a)と同様の図である。また、図3は、図2(a)のIII 部詳細図である。
図2(a)および図3に示すように、このダイアフラム12は、3層構造の高分子材料層12U、12L、12Mで構成されている。その際、このダイアフラム12の厚さは、ダイアフラム本体12Aの部分よりもエッジ部12Bの部分の方が多少薄くなっている。これは、このダイアフラム12が、後述するように圧空成形により製造されることによるものである。
この3層構造を構成する高分子材料層12U、12L、12Mのうち、上層12Uおよび下層12Lは、いずれもポリエーテルイミドで構成されており、互いに略同じ厚さで形成されている。具体的には、これら上層12Uおよび下層12Lの厚さt1は、エッジ部12Bの中央部(すなわち頂点の位置)において、いずれもt1=5μm程度の値に設定されている。一方、中間層12Mは、アクリル系粘着剤で構成されており、上層12Uおよび下層12Lよりも厚く形成されている、具体的には、この中間層12Mの厚さt2は、エッジ部12Bの中央部において、t2=15μm程度の値に設定されている。
そしてこれにより、このダイアフラム12は、その3層構造の高分子材料層12U、12L、12M全体の厚さtが、エッジ部12Bの中央部において、t=25μm程度の値に設定されている。
なお、図2(b)に示す従来例のダイアフラム62は、単層のポリエーテルイミドで構成されており、その厚さは、ダイアフラム12よりもある程度小さい値(例えばエッジ部62Bの中央部において15μm程度)に設定されている。
図4は、本実施形態に係る電気音響変換器10のダイアフラム12の製造工程を示す側断面図である。
同図に示すように、このダイアフラム12は、圧空成形装置100を用いてシート材112に圧空成形を施すことにより形成されるようになっている。
その際、このシート材112としては、ダイアフラム12を構成する高分子材料層12U、12L、12Mと同じ組成の3層構造の高分子材料層で構成されたものが用いられるが、その厚さt0については、ダイアフラム12におけるエッジ部12Bの中央部の厚さtの2倍程度の値(すなわちt0=50μm程度の厚さ)のものが用いられるようになっている。
圧空成形装置100は、ダイアフラム12の上面形状を上下反転させた形状のキャビティ底102aを有する金型102と、この金型102を載置する型台104と、金型102を上方側から覆うように配置された加熱板106とを備えた構成となっている。
そして、この圧空成形装置100を用いたダイアフラム12の圧空成形は次のようにして行われるようになっている。
すなわち、加熱板106を図示の位置から上方へ退避させた状態で、金型102の上面に、そのキャビティ底102aを覆うようにして、シート材112を水平に配置する。
次に、加熱板106を図示の位置まで降下させて、この加熱板106と金型102とでシート材112を図中2点鎖線で示す状態でクランプし、この加熱板106と金型102との間にキャビティCを形成する。この状態で、加熱板106の通気孔106aから空気を引き抜くとともに、型台104の通気孔104aからキャビティ底102aを介してキャビティCに空気を送り込むことにより、シート材112を加熱板106の下面に密着させ、この加熱板106の熱でシート材112を軟化させる。
そして、このシート材112が成形するのに適温した温度になったところで、加熱板106の通気孔106aからシート材112の上面側に圧縮空気を送り込むことにより、軟化したシート材112を下方へ膨らませ、これを延伸させながらキャビティ底102aに押し付けて、その下面をキャビティ底102aの形状に沿わせる。このとき、シート材112のキャビティ底102aへの密着性を高めるため、型台104の通気孔104aから空気を引き抜く。なお、金型102は、ポーラス状の焼結金属により形成されており通気性を有している。
その後、シート材112が冷却した後に、加熱板106を上方へ退避させるとともに、型台104の通気孔104aを介してシート材112の下面側に空気を送り込むことにより、シート材112をキャビティ底102aから離型させる。
そして、このシート材112を、図中1点鎖線で示す位置で切断することにより、ダイアフラム12を取り出す。
このようにして取り出されたダイアフラム12は、シート材112が延伸した状態で形成されているので、ダイアフラム12のエッジ部12Bとなるべきエッジ部形成部分112b(の中央部)の厚さtは、加熱板106と金型102とでクランプされたシート材112の非延伸部分112aの厚さt0の半分程度の値となる。
上述したように、この圧空成形により製造されたダイアフラム12の厚さは、ダイアフラム本体12Aの部分よりもエッジ部12Bの部分の方が多少薄くなる。これは、圧空成形の際、加熱されて軟化したシート材112は、キャビティCの中央部に位置する部分が、金型102のキャビティ底102aに最初に接触して冷却されるため、延伸率が最も小さくなり、その外周縁部に近づくに従って、大きく引き伸ばされてからキャビティ底102aに接触して冷却されるため、延伸率が大きくなることによるものである。
その際、この圧空成形により製造されたダイアフラム12において、ダイアフラム本体12Aの厚さは、その中央部よりも外周縁部の方が1〜2μm程度薄くなっており、また、エッジ部12Bの厚さは、その内周縁部よりも外周縁部の方が3〜4μm程度薄くなっている。そしてこれにより、エッジ部12Bの外周縁部の厚さは、ダイアフラム本体12Aの中央部の厚さに比して5μm程度薄くなっている。
図5〜8は、本実施形態の作用効果を確認するために行ったシミュレーション実験の結果を示す周波数特性図である。
図5は、エッジ部の厚さを変化させて音圧レベルを測定した結果を示す音圧レベル周波数特性図である。
同図に示す7つのグラフは、ダイアフラムのエッジ部を図中の凡例で示すような7種類の構成とした場合において、それぞれのダイアフラムを装着したスピーカの音圧レベルを示すグラフである。その際、上記凡例の例えば10(3/4/3)の表示は、エッジ部(上層/中間層/下層)の厚さを単位μmでそれぞれ示しており、その他についても同様である。
この実験においては、エッジ部の厚さが、10μm、20μm、25μm、30μm、40μm、50μmの場合について測定し、厚さ20μmでは、中間層の厚さの比率が異なる20(3/14/3)、20(5/10/5)の2通りの場合について測定した。
同図から明らかなように、エッジ部の厚さが、50μm→40μm→30μm→20μm→10μmと薄くなるに従って、最低共振周波数が徐々に低くなる。ただし、20μm以下では、最低共振周波数の低下率が小さくなる。
また、同図における20(3/14/3)および20(5/10/5)のグラフの比較から明らかなように、エッジ部の厚さが同じ20μmであっても、中間層の厚さの比率が高くなると、最低共振周波数が低くなる。
図6は、エッジ部の厚さを変化させて最大振幅を測定した結果を示す振幅周波数特性図である。
同図に示す7つのグラフは、図5において説明した音圧レベルの測定実験と同じ7種類のサンプルを用いて最大振幅を測定した結果を示すグラフである。
同図から明らかなように、エッジ部の厚さが、50μm→40μm→30μm→20μm→10μmと薄くなるに従って、最大振幅が徐々に大きくなる。特に、10μmでは、最大振幅がかなり大きなものとなる。
また、同図における20(3/14/3)および20(5/10/5)のグラフの比較から明らかなように、エッジ部の厚さが同じ20μmであっても、中間層の厚さの比率が高くなると、最大振幅が小さくなる。
図7は、中間層の厚さを変化させて音圧レベルを測定した結果を示す音圧レベル周波数特性図である。
同図に示す7つのグラフは、ダイアフラムのエッジ部を図中の凡例で示すような7種類の構成とした場合において、それぞれのダイアフラムを装着したスピーカの音圧レベルを示すグラフである。その際、上記凡例の例えば10/8/10の表示は、上層/中間層/下層の厚さを単位μmでそれぞれ示しており、その他についても同様である。
この実験においては、エッジ部の上層および下層の厚さを10μmの一定値にした状態で、その中間層の厚さを。8μm、10μm、15μm、20μm、25μm、30μm、45μmと変化させて測定した。
同図から明らかなように、中間層の厚さが、45μm→30μm→25μm→20μm→15μm→10μm→8μmと薄くなるに従って、最低共振周波数が徐々に低くなるが、その変化はエッジ部全体の厚さを薄くした場合に比して僅かである。このことは、中間層の厚さの比率を高めても、エッジ部全体の厚さを薄くすれば、最低共振周波数を十分低くすることができることを意味しており、図5において説明した内容を裏付けるものとなっている。
図8は、中間層の厚さを変化させて最大振幅を測定した結果を示す振幅周波数特性図である。
同図に示す7つのグラフは、図7において説明した音圧レベルの測定実験と同じ7種類のサンプルを用いて最大振幅を測定した結果を示すグラフである。
同図から明らかなように、中間層の厚さの比率を高めると最大振幅が徐々に小さくなる。これは、中間層の厚さの比率が高くなると、エッジ部の損失正接が大きくなることによるものと考えられる。特に、中間層の厚さが、上層および下層の各々の厚さに比して2倍以上になると、上層および下層の各々の厚さ以下である場合に比して、最大振幅はかなり小さなものとなる。
以上の実験結果から、中間層の厚さの比率を高めた上で、エッジ部全体の厚さを薄くすれば、最大振幅が過大になるのを抑えた上で、最低共振周波数を十分低くすることができることが分かる。また、このように、中間層の厚さの比率を高めた上で、エッジ部全体の厚さを薄くしたとしても、最低共振周波数近傍以外の周波数領域においては音圧低下がほとんど生じないことが分かる。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る電気音響変換器10は、小型の動電型の電気音響変換器として構成されているが、そのダイアフラム12におけるボイスコイル14よりも外周側に配置された環状のエッジ部12Bが、3層構造の高分子材料層12U、12L、12Mで構成されており、この3層構造を構成する高分子材料層12U、12L、12Mのうち、上層12Uおよび下層12Lが、いずれもポリエーテルイミドで互いに略同じ厚さで形成されるとともに、中間層12Mが、アクリル系粘着剤で上層12Uおよび下層12Lの各々よりも厚く形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、エッジ部12Bの表層(すなわち上層12Uおよび下層12L)に、引張り強度、温度特性、耐薬品性に優れたポリエーテルイミドが用いられているので、繰り返し弾性変形するエッジ部12Bを耐久性および耐環境性に優れたものとすることができる。したがって、エッジ部12Bの弾性率を低くするために、エッジ部12B全体の厚さを薄く設定することが可能となり、これによりダイアフラム12の最低共振周波数を低くすることができる。
また、エッジ部12Bの中間層12Mに、粘性が大きくかつゴム状温度領域が広いアクリル系粘着剤が用いられているので、エッジ部12Bの損失正接を大きくすることができ、かつ、多様な使用環境化においても、エッジ部12Bの中間層12Mから上層12Uおよび下層12Lが剥離してしまうのを効果的に抑制することができる。
しかも、このエッジ部12Bは、その中間層12Mが上層12Uおよび下層12Lの各々よりも厚く形成されているので、エッジ部12Bの損失正接を大きい値に設定することができる。このため、エッジ部12Bの弾性率をある程度低く設定した場合においても、最低共振周波数において過振幅が発生してしまうのを未然に防止することができる。そしてこれにより、再生帯域における最大音圧を高めに設定することができ、かつ、電気音響変換器10の薄型化を図ることができる。
なお、本実施形態のダイアフラム12のように、エッジ部12Bが3層構造の高分子材料層12U、12L、12Mで構成されておらず、図2(b)に示す従来例のダイアフラム62のように、エッジ部62Bが単層のポリエーテルイミドで構成されている場合であっても、その厚さをある程度小さい値に設定すれば、その弾性率を低くすることができるので、最低共振周波数を本実施形態のダイアフラム12と同程度にすることが可能である。しかしながら、単にこのようにしただけでは、本実施形態のダイアフラム12のように、ダイアフラム62のエッジ部62Bの損失正接が大きくなるわけではないので、過振幅が生じてしまうこととなる。すなわち、図2(b)において2点鎖線で示すように、ダイアフラム62の最大振幅時におけるの上下変位は、図2(a)において2点鎖線で示す、本実施形態のダイアフラム12の最大振幅時における上下変位に比して、かなり大きなものとなってしまうこととなる。
本実施形態においては、エッジ部12Bの損失正接を大きい値に設定することができるので、このエッジ部12Bの弾性率をある程度低く設定した場合においても、最低共振周波数において過振幅が発生してしまうのを未然に防止することができる。このため、ダイアフラム12の最大振幅が最低共振周波数における最大振幅よりも小さくなる再生帯域において、最大音圧を高めに設定することができる。また、このようにダイアフラム12の最大振幅を小さく抑えることができることにより、その振動のためのスペースを小さく設計することができ、その分だけ電気音響変換器10の薄型化を図ることができる。
このように本実施形態によれば、小型の動電型の電気音響変換器10において、再生帯域を拡げることができるとともにこの再生帯域における最大音圧を高めに設定することができ、かつ薄型化を図ることができる。
特に本実施形態においては、中間層12Mの厚さが、上層12Uおよび下層12Lの各々の厚さに比して2倍以上(具体的には3倍程度)の値に設定されているので、エッジ部12Bの損失正接を十分大きくすることができ、これにより上記作用効果を一層高めることができる。
また、本実施形態に係る電気音響変換器10は、そのダイアフラム12のエッジ部12Bが25μmの厚さを有しており、かつ、その中間層12Mが上層12Uおよび下層12Lの各々よりも厚く形成されているので、エッジ部12Bを圧空成形する際に、エッジ部12Bが大きく延伸されるにもかかわらず、その中間層12Mの粘性により上層12Uおよび下層12Lを中間層12Mから剥離させてしまわないようにすることが容易に可能となり、これによりエッジ部12Bを所定形状に無理なく成形することができる。
さらに、このようにエッジ部12Bの厚さが25μmに設定されていることにより、エッジ部12Bの弾性率を十分低い値に設定することができる。
しかも本実施形態においては、ダイアフラム12が、圧空成形により形成されているので、そのエッジ部12Bを形状精度良く形成することができる。その際、圧空成形の際の材料延伸作用により、エッジ部12Bの厚さは、ダイアフラム本体12Aの厚さに比して3〜5μm程度薄くなっているので、ダイアフラム12を、ダイアフラム本体12Aが硬くエッジ部12Bが柔らかい特性を有するものとすることができ、これにより理想的なダイアフラムを得ることができる。しかも、圧空成形の際の材料延伸作用により、圧空成形前の3層構造のシート材112は、圧空成形後のエッジ部12Bとなったとき、その厚さが半分程度まで薄くなるので、シート材112として50μm程度の比較的厚めのものを用いることができる。このため、シート材112のハンドリングを容易に行うことが可能となり、これによりエッジ部12Bの成形を一層容易に行うことできる。
上記実施形態においては、ダイアフラム12のエッジ部12Bが、平面視において円形の外周縁形状を有しているものとして説明したが、これ以外の外周縁形状(例えば矩形あるいは楕円形等)を有する構成とすることも可能であり、このようにしたした場合においても、上記実施形態と同様の構成を採用することにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
上記実施形態においては、ダイアフラム12の構成として、ダイアフラム本体12Aとエッジ部12Bとが一体で形成されている場合について説明したが、別々の部材で構成されたエッジ部とダイアフラム本体とが接合された構成とした場合においても、そのエッジ部について上記実施形態のエッジ部12Bと同様の構成を採用することにより、上記実施形態の場合と同様の作用効果を得ることが可能である。
上記実施形態においては、電気音響変換器10がスピーカであるものとして説明したが、レシーバ等のようなスピーカ以外の電気音響変換器である場合においても、上記実施形態と同様の構成を採用することにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
なお、上記実施形態において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
10 電気音響変換器
12、62 ダイアフラム
12A ダイアフラム本体
12B、62B エッジ部
12L 下層
12M 中間層
12U 上層
12a 中間平面部
12b 外周縁平面部
14 ボイスコイル
16 フレーム
16a 円形開口部
18 磁気回路ユニット
20 カバー
20a 放音孔
28 ベース
30 マグネット
32 ヨーク
100 圧空成形装置
102 金型
102a キャビティ底
104 型台
104a、106a 通気孔
106 加熱板
112 シート材
112a 非延伸部分
112b エッジ部形成部分
C キャビティ

Claims (5)

  1. ダイアフラムと、このダイアフラムの下面に固定されたボイスコイルと、このボイスコイルの下端部を収容する磁気間隙が形成された磁気回路ユニットと、この磁気回路ユニットと上記ダイアフラムの外周縁部とを固定支持するフレームと、を備えてなる小型の電気音響変換器において、
    上記ダイアフラムにおける上記ボイスコイルよりも外周側に配置された環状のエッジ部が、3層構造の高分子材料層で構成されており、
    この3層構造を構成する高分子材料層のうち、上層および下層が、いずれもポリエーテルイミドで互いに略同じ厚さで形成されるとともに、中間層が、アクリル系粘着剤で上記上層および下層の各々よりも厚く形成されている、ことを特徴とする電気音響変換器。
  2. 上記中間層の厚さが、上記上層および下層の各々の厚さに比して2倍以上の値に設定されている、ことを特徴とする請求項1記載の電気音響変換器。
  3. 上記エッジ部の厚さが、10μm以上の値に設定されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の電気音響変換器。
  4. 上記エッジ部の厚さが、40μm以下の値に設定されている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の電気音響変換器。
  5. 上記エッジ部が、圧空成形により形成されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の電気音響変換器。
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