JP5299009B2 - 外部共振器型波長可変レーザ及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は通信システムの光源として用いられる外部共振器型波長可変レーザに関する。
現在、光通信システム用の光源は、光源品種の削減や波長の高度利用の観点から波長可変レーザが用いられつつある。これは、システムで使用する各チャネルの波長(以下チャネル波長と称す))ごとに個別に用意していた固定波長光源を、1つの広い波長帯域(>35nm)をカバーできる波長可変レーザへ置き換えるものである。この通信システム用の波長可変レーザには、DFB(Distributed FeedBack laser)アレイ構造やDBR(Distributed Bragg Reflector)レーザなど、既に複数の構造が提案されている。その一つに、外部共振器型波長可変レーザがある。外部共振器型波長可変レーザは、波長可変特性を実現するために、少なくとも波長可変手段と、位相調整手段の2つの制御手段を組み込むことが必要である。
外部共振器型波長可変レーザの波長可変手段とは、35nm以上の波長範囲にわたり、1つの波長モードを自由に選択できる波長可変フィルタを制御する手段である。波長可変フィルタには、既に複数のフィルタが提案されている。例えば、液晶の屈折率変化を用いた液晶波長可変ミラー(特許文献1)であり、液晶に印加する交流電圧が制御パラメータとなる。また、温度により、半導体や誘電体の屈折率が変化するバーニヤ効果を利用したPLC(Planar Lightwave Circuit)リングフィルタ(特許文献2)や、熱チューニングフィルタ(特許文献3)が提案されており、これらはヒータへの投入電力が制御パラメータとなる。
ただし、外部共振器型波長可変レーザは共振器が長く、モード間隔が狭くなってしまうため、波長可変フィルタの波長選択性を高める必要がある。通常は、1つの波長可変フィルタだけでは、波長選択帯域を小さくすることは原理上難しい。従って、選択されたモード以外の、隣接するモードでも発振しやすくなり、モードが不安定となる。そのため、通常は、波長可変フィルタ以外にも、エタロンフィルタなどの狭帯域の波長選択フィルタが共振器内に搭載されることが多い。
また、外部共振器型波長可変レーザの位相調整手段とは、レーザモードを上述の波長可変フィルタと波長選択フィルタで選択された1つの透過帯域内に調整する手段のことである。この位相調整手段は、通常、光出力をモニタし、光出力が最大となるように調整する。波長可変フィルタと波長選択フィルタで選択された透過帯域のピークに波長を調整することで、損失を最小化できるからである。これには、共振器内の一部の屈折率を変化させる必要がある。その1つとして、電流注入により半導体材料の屈折率が変化する性質を利用した位相調整器がある。この位相調整器は、外部共振器型波長可変レーザを構成するのに必要な半導体光増幅器(以下SOA:Semiconductor Optical Amplifier)に集積することが可能であり、小型レーザモジュールの実現が可能となる。
位相を調整するには、ある程度位相を動かして光出力をモニタする必要があるため、位相調整中のモードが安定していなければならない。また、光通信システムにおいては、光ファイバ中の誘導ブリリュアン散乱を抑圧するため、意図的に位相変調を行うことがある。そのため、十分な位相トレランスが要求される。しかし、通常の外部共振器型波長可変レーザでは、上述の位相トレランスを低下させる要因があることが知られている。
第1は、外部共振器内における残留反射の存在である。通常の外部共振器型波長可変レーザは、SOA、位相調整器、波長可変フィルタ(または外部ミラー)、波長選択フィルタ、レンズなどの、複数の光学コンポーネントから構成される(例えば、特許文献1、2及び4)。残留反射とは、これらの複数の光学コンポーネントの端面からの反射のことをいう。以下に、残留反射が影響を及ぼすメカニズムについて説明する。外部共振器型波長可変レーザには、光出射端面と外部ミラーとの距離で決まる周期の外部共振器モードが存在する。一方、残留反射がある場合には、その残留反射と出射端面、または残留反射と外部ミラーとで新たな共振器が形成される。そのため、外部共振器は複合共振器となり、外部共振器モードには損失の大きいチャネル波長が周期的に存在するようになる。損失の大きいチャネル波長では閾値電流が増加し、モードが不安定になる。加えて、近傍の、より損失の小さいチャネル波長へのモードホップが生じ易くなり、発振できないチャネル波長が生じる場合がある。なお、通常のDFBレーザアレイやDBRレーザは、共振器内部の回折格子によるブラッグ反射の影響が支配的であり、端面による内部共振器の影響は無視できる。
第2は、位相調整手段における過剰キャリアの存在である。光通信システム用の光源には、ファイバ結合光出力で10mW以上、または20mW以上の高い出力が必要である。光取り出し効率を考慮すると、半導体素子内の光強度は100mW以上となる。導波光に対して透明な半導体組成においても、このような高い光強度の状態では、2光子吸収などの非線形的な吸収が生じ、モードが不安定になる。この現象は、特にダイオード構造を順バイアスで用いる場合での位相調整手段のように、電流注入により多くのキャリアが存在する領域で顕著に生じる。
すなわち、外部共振器型波長可変レーザのモード安定性を向上するには、残留反射の低減と、位相調整手段での光強度の低減を行わなければならない。
上述の残留反射が生じる原因の1つとして、SOAの外部ミラー側端面からの反射がある。通常、この端面には無反射コートが施されているが、反射率が0%になるわけではないので、残留反射が生じる。この問題を解決する方法が複数提案されている(特許文献4及び5)。これらの提案によれば、SOA内の導波路に曲線部分を設けて、導波路を外部ミラー側端面に対して傾斜させることで、端面からの残留反射を低減できるとしている。
また、特許文献6及び7では、端面付近での導波光のビームスポットを大きくし、端面での残留反射を低減できるとされている。
図11は、導波路に曲線部分を設けた場合の、一般的な外部共振器型波長可変レーザの上面図である。図11に示すように、この外部共振器型波長可変レーザは、PC−SOA(Phase Controller−Semiconductor Optical Amplifier)701、レンズ704、エタロンフィルタ705、外部ミラー706により構成される。PC−SOA701には、SOA702と、位相調整手段である位相調整器(以下PC:Phase Controller)703が設けられている。SOA702とPC703には、これを横断する導波路708が設けられている。PC703内の導波路708には、曲線部分708bが設けられている。また、図11に破線で示すように、SOA702上にはSOA電極712が、PC703上にはPC電極713が設けられている。
図12は、上述の外部共振器型波長可変レーザにおける、位相電流とSMSR及び光出力の依存性の実験結果を示すグラフである。ここで、モード安定性を議論するために、隣接モードとの光出力差であるSMSR(Side Mode Suppression Ratio)と、光出力を指標としている。前述のように、外部共振器型波長可変レーザは、光出力が最大となるように制御される。
特開2008−244270号公報 特開2006−278770号公報 特許第4014565号公報 特開2008−147290号公報 特開2008−218849号公報 特開2001−177182号公報 特開平07−020359号公報
しかし、図12に示すように、位相電流が15mA付近の場合に光出力は最大となったが、位相電流を変化させていくと、SMSRは10dB以下にまで落ち込んでしまっていた。そのため、モードが不安定な状態となり、制御できなかった。さらに、このような制御不可能なチャネルが、波長に対して周期的に見られることがわかった。その原因は、波長に対して周期的に見られることから、上述のように、レーザ共振器の内部に不必要な残留反射点が存在しているためである。光閉じ込め率が高い導波路708では、上述のように、端面710における残留反射を十分に低減できていないことが考えられる。ここで光閉じ込め率は、光の導波路の活性層への閉じ込め度合いを示す値であり、半導体バルク層を用いる位相調整器での光閉じ込め率は通常30%以上である。
これを解決するには、PC703内の導波路708の光閉じ込め率を低減することが考えられる。しかし、曲線部分708bの光閉じ込め率が低いと、高次モードを励起することによるモード変換損や、境界面での散乱損の増加で過剰な損失が生じてしまう。この損失の増大の様子を図13に示す。光閉じ込め率30%以下では曲がり損失は急増し、25dB/cmを超える。さらに光閉じ込めを下げることは、損失として1dBを越し、前述のように閾値電流の増大を招く。さらに、高次モード光や散乱光による影響でのモード不安定性も重なり根本的にモードが不安定となる。
一方、曲線部分708bでの放射損失を抑えるため、光閉じ込めを高くすると、必然的にPC703内の導波路708での光強度が高くなってしまい、この場合にも、上述のようにモード安定性に問題が生じる。
つまり、一般的な外部共振型波長可変レーザでは、位相調整手段における高光強度における非線形効果は考慮されていない。従って、残留反射の低減と、高光強度における非線形効果の低減を両立することができない。
本発明は、高出力かつモード安定性に優れる外部共振器型波長可変レーザとその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の外部共振器型波長可変レーザは、半導体光増幅器と、前記半導体光増幅器と同一の半導体基板上に形成され、前記半導体光増幅器により生成された光の位相を調整する位相調整器と、前記位相調整器から出射された光を反射する外部ミラーとを備え、前記位相調整器は、前記半導体光増幅器と光学的に結合され、曲線状に形成された第1の半導体導波路と、前記第1の半導体導波路と光学的に結合され、前記第1の半導体導波路と光が出射される当該位相調整器の端面との間に直線状に形成され、当該位相調整器の前記端面に近づくに従い光閉じ込め率が低くなる第2の半導体導波路と、少なくとも前記第2の半導体導波路上に形成された電極とを備えるものである。
また、本発明の一態様の外部共振器型波長可変レーザの製造方法は、半導体光増幅器と、前記半導体光増幅器により生成された光の位相を調整する位相調整器を前記半導体光増幅器と同一の半導体基板上に形成する工程と、前記位相調整器から出射された光を反射する外部ミラーを配置する工程を備え、前記位相調整器を形成する工程は、曲線状の第1の半導体導波路を前記半導体光増幅器と光学的に結合させて形成する工程と、光が出射される当該位相調整器の端面に近づくに従い光閉じ込め率が低くなる直線状の第2の半導体導波路を、前記第1の半導体導波路と当該位相調整器の前記端面との間に、前記第1の半導体光導波路と光学的に結合させて形成する工程と、少なくとも前記第2の半導体導波路上に電極を形成する工程とを備える。
本発明により、高出力かつモード安定性に優れる外部共振器型波長可変レーザとその製造方法を提供できる。
実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザの上面図である。 実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザの斜視図である。 実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザの製造工程を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザの製造工程を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザの製造工程を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザの製造工程を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザの製造工程を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザの製造工程を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザの製造工程を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザの導波路幅と光の放射角の関係を示すグラフである。 実施の形態1にかかる光閉じ込め率と最低SMSRの関係を示すグラフである。 実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザの端面近傍における光の反射を表す図である。 実施の形態2にかかる外部共振器型波長可変レーザの発振波長に対するエネルギー差と光吸収との関係を示すグラフである。 実施の形態2にかかる外部共振器型波長可変レーザの発振波長に対するエネルギー差と屈折率差との関係を示すグラフである。 実施の形態2にかかる外部共振器型波長可変レーザの位相電流と、SMSR及び光出力の関係を示すグラフである。 実施の形態3にかかるPC−SOAの上面図である。 実施の形態4にかかるPC−SOAの上面図である。 実施の形態4にかかるPC−SOAの断面図である。 PLCリングフィルタを用いた外部共振器型波長可変レーザの上面図である。 一般的な外部共振器型波長可変レーザの上面図である。 一般的な外部共振器型波長可変レーザの位相電流と、SMSR及び光出力の関係を示すグラフである。 一般的な外部共振器型波長可変レーザの光閉じ込め率と放射損失の関係を示すグラフである
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1
図1Aは、実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザの上面図である。図1Aに示すように、この外部共振器型波長可変レーザは、PC−SOA101と、レンズ104、エタロンフィルタ105と液晶波長可変ミラーである外部ミラー106で構成される。PC−SOA101にはSOA102とPC103により構成され、導波路108が形成されている。
導波路108には、SOA102に形成されたSOA導波路108aと、PC103に形成された曲線導波路108bと直線導波路108cが形成されている。曲線導波路108bの導波路幅は1.6μmで一定である。一方、直線導波路108cの幅は、外部ミラー側端面110に近づくに従い連続的に細くなり、外部ミラー側端面110では0.5μmとなっている。
PC-SOA101の外部ミラー側端面110には、戻り光を防止するための無反射コート114が施されている。また、外部共振器レーザとしての光出射側端面111には低反射コート115が施されている。
なお、直線導波路108cは外部ミラー側端面110に対し、7°傾いて形成され、反射率を1/10に低減させている。また、この傾斜角度をさらに傾けて、より反射率を低減させてもかまわない。
この外部共振器型波長可変レーザでは、レーザ発振波長を効率よく増幅するため、SOA導波路108aの活性層構造は、多重量子井戸(以下MQW:Multiple Quantum Well)構造とし、波長1.55μmでのレーザ発振に好適な半導体組成としている。
また、レーザ発振波長での光吸収を抑制するために、曲線導波路108bと直線導波路108cは、SOA導波路108aと構造が異なる。本構成では、曲線導波路108bと直線導波路108cには単層厚膜の半導体バルク層を用い、レーザ発振波長に対して吸収の小さい半導体組成としている。なお、構造は単層に限らず、MQW構造などの他の構造を用いることも可能である。
図1Bは、図1Aに示したPC−SOA101の斜視図である。図1Bに示すように、PC−SOA101は、燐化インジウム(以下、InP)基板201上に形成される。SOA102にはSOA電極112が形成されている。PC103には、曲線導波路108bの曲がりが小さな部分及び直線導波路108cの上に、PC電極113が形成されている。そのため、曲線導波路108bの大部分はPC電極113に覆われずに露出している。なお、簡略化のため、図1AにはSOA電極112とPC電極113は図示していない。
SOA102には、SOA導波路108a(不図示)の活性層である、インジウム、ガリウム、砒素、燐からなる半導体混晶(以下、InGaAsP)からなる活性層202が形成されている。活性層202の上には、InPクラッド層204が形成されている。
また、活性層202とInPクラッド層204の両側面には、SOA102からPC103にかけて、高抵抗のFeドープInP層205が形成されている。
次に、この外部共振器型波長可変レーザの製造方法について説明する。図2A〜Gは、この外部共振器型波長可変レーザの製造工程を表すPC−SOA101の斜視図である。まず、図2Aに示すように、InP基板201に、InGaAsPからなるMQW構造の活性層202を成長させる。
次に、図2Bに示すように、SOA102を形成する部分以外の活性層202を、エッチングにより除去する。
図2Cに示すように、活性層202が除去されたPC103を形成する部分に、InGaAsPからなる単層の半導体層203を成長させる。
図2Dに示すように、活性層202及び半導体層203上に、InPクラッド層204を成長させる。
図2Eに示すように、エッチングにより、メサ形状の導波路108を形成する。
図2Fに示すように、導波路108の両側面に、高抵抗のFeドープInP層205を成長させる。
図2Gに示すように、SOA電極112とPC電極113を形成し、PC−SOA101を作製する。ここで、PC電極113は光閉じ込め率の低い直線導波路108c上に作製される。なお、PC電極113は、曲線導波路108bの、2光子吸収などの非線形な損失(以下、非線形現象と表記)の影響が小さい領域の上にも形成されてもかまわない。
最後に、PC−SOA101の外部に、レンズ104、エタロンフィルタ105、外部ミラー106を配置して(不図示)、実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザを作製できる。
本構成では、上述のように、直線導波路108cの幅は、外部ミラー側端面110に近づくに従い、連続的に細くなっている。そのため、光閉じ込め率も連続的に低くなる。本構成における光閉じ込め率は、曲線導波路108bにおいては30%であるが、直線導波路108cの外部ミラー側端面110近傍における光閉じ込め率は15%まで低減される。これにより、直線導波路108cにおける光の放射損失は1db以下に抑制できる。
また、外部ミラー側端面110では、光の閉じ込めが弱くなったことにより、導波光のスポットサイズが大きくなる。従って、外部ミラー側端面110からの出射光のファーフィールドパターン(以下FFP:Far Field Pattern)の放射角が低減できる。図3は、外部ミラー側端面110における直線導波路108cの幅と、FFPの関係を示すグラフである。図3に示すように、導波路幅が1.6μmの場合は、FFPは25°を超える。しかし、導波路幅が0.5μmの場合には、FFPは12°程度となり、出射光が理想的な平面波に近づく。
外部ミラー側端面110に形成された無反射コート114は、理想的な平面波を想定して設計されるため、FFPが低減するとその効果は増大し、さらに、放射角が小さくなることとの相乗効果により、外部ミラー側端面110から直線導波路108cに戻る残留反射を、0.01%程度にまで抑制できる。これにより、残留反射を低減し、モード安定性を向上することができる。
また、本構成における曲線導波路108bと直線導波路108cでは、PC電極113と接している、光閉じ込め率が低い部分にて位相調整動作が行われる。よって、当該部分の平均光閉じ込め率は20%以下に抑えられる。図4は、モード安定性と光閉じ込め率の関係を示すグラフである。光閉じ込め率を20%以下に抑えることで、位相制御範囲内での最低SMSRが50dB以上となり、過剰キャリアによる非線形現象を抑制できる。すなわち、本構成では、曲線導波路108bは30%という高い光閉じ込め率により過剰な吸収損失を抑制しつつ、PC電極113が形成されている部分での光閉じ込め率を20%以下に下げることで、高出力動作とモード安定性の向上を両立することができる。
また、本構成では、放射損失を抑制するために、曲線導波路108bは30%という高い光閉じ込め率となっている。しかし、光閉じ込め率が高い場合には、上述の非線形現象がおきやすい。この非線形現象は、導波路の光閉じ込め係数が高いほど、また、電流注入によりキャリアが多くなるほど強くなり、問題となる。そのため、本構成では、PC電極113が、直線導波路108c上に、または直線導波路108c及び曲線導波路108bの曲がりが少なく非線形現象の影響が小さい部分の上にのみ形成される構造とした。曲線導波路108bの大部分はPC電極113と接しておらず、電流が注入されないので、発生するキャリア数が抑制される。これにより、過剰な吸収損失を抑制し、残留反射を低減し、モード安定性を向上することができる。非線形現象による過剰な吸収損失を抑制することができる。本構成のように曲線導波路108bと直線導波路108cの構造が半導体バルク層である場合には、光閉じ込め率は比較的高くなる傾向にあるため、この効果は特に顕著である。
また、本構成では、直線導波路108cが、外部ミラー側端面110に対して斜めに形成されているため、残留反射が低減される。図5は、本構成における外部ミラー側端面110付近の光の反射を表す図である。直線導波路108cが外部ミラー側端面110に対して傾いて形成され、直線導波路108cを導波された光の大部分は外部ミラー側端面110に対し斜めに出射される。このときの外部ミラー側端面110からの反射光の大部分は直線導波路108cとは異なる方向に反射されるため、反射光は導波路に戻らず残留反射を抑制することができる。この反射率の低減は入射角度を7度以上にすることで1/10以下に低減することができる。これにより、残留反射を低減し、モード安定性を向上することができる。
さらに、本構成では、光出射側端面111の実効反射率は5%としている。外部共振器型波長可変レーザは複数の光学コンポーネントを有するため、外部ミラー側端面110の実効反射率は低く、通常10%から40%程度である。本構成における外部ミラー側端面110の実効反射率は13%である。高出力動作を実現するには、光出射側端面111の実効反射率を外部ミラー側端面110よりも低くすることが必要であり、2%から10%程度が望ましい。よって、光出射側端面111の実効反射率を5%としている。これにより、高出力動作を実現できる。
加えて、PC103は、SOA102と外部ミラー106との間に配置されているので、高出力動作時のPC103内の光強度を低減できる。
よって、上述の実施の形態1にかかる外部共振器型波長可変レーザによれば、より高出力で、モード安定性に優れる外部共振器型波長可変レーザを得ることができる。
なお、導波路108の幅は、高次横モードを抑制するため、2μm以下が望ましい。さらに、導波路108の幅は0.5μm以上が望ましい。導波路108の幅が0.5μm未満では、作製技術の制限により作製が困難であり、かつ側面荒れが生じやすい。かつ、光の結合が弱くなりすぎるため、前記側面荒れによる放射損失が生じてしまうからである。本構成では、上記を踏まえ、放射損失と作製難度を考慮して、導波路108の幅を1.6μmとしている。
また、上述の構成では、SOA導波路108aの構造にはMQW構造を用いたが、所望のレーザ発振を実現できるならば、単一量子井戸構造など、他の構造を用いてもよい。
さらに、上述の構成では、レーザ発振波長を1.55μmとしたが、SOA導波路108aの設計を変えることにより、例えば1.31μmなど、他のレーザ発振波長を実現できることは勿論である。
実施の形態2
実施の形態2にかかる外部共振器型波長可変レーザは、曲線導波路108b及び直線導波路108cでのコア層の組成波長が、レーザ発振波長よりも短いことが特徴である。具体的には、図1Aに示す曲線導波路108b及び直線導波路108cでのコア層の組成波長は、レーザ発振波長である1.55μmよりも短い、1.28μmである。その他の構成については、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
尚、レーザ発振波長と、曲線導波路108b及び直線導波路108cでのコア層の組成波長との波長差は、エネルギー差に置き換えた場合、100meV以上250meV以下が望ましい。
図6Aは、本構成におけるレーザ発振波長に対するエネルギー差と、光吸収との関係を示すグラフである。図6Aに示すように、曲線導波路108b及び直線導波路108cでの光吸収は、上述のエネルギー差が増加するとともに減少する。エネルギー差が、少なくとも100meVを超えていれば、光吸収の許容上限を下回ることができる。従って、エネルギー差は100meV以上が望ましい。
図6Bは、本構成におけるレーザ発振波長に対するエネルギー差と、屈折率差との関係を表すグラフである。ここで、屈折率差とは、曲線導波路108b及び直線導波路108cと、InPクラッド層204及びFeドープInP層205との間の屈折率の差をいう。図6Bに示すように、屈折率差は上述のエネルギー差が増加するとともに減少する。エネルギー差が、少なくとも250meV以下であれば、光の閉じ込めに必要な屈折率差を確保できる。従って、エネルギー差は250meV以下が望ましい。
図7は、本構成におけるSMSR及び光出力の位相電流に対する依存性を示すグラフである。図7に示すように、光出力が最大となる位相電流条件において、高いSMSRが維持されており、高いモード安定性を得ることができる。これは、位相に換算して、0.4π以上の高い位相トレランスを確保することができることとなる。これは、波長可変範囲内のいずれの波長においても同様である。
従って、本構成によれば、より高出力で、よりモード安定性に優れる外部共振器型波長可変レーザを得ることができる。
実施の形態3
図8は、実施の形態3にかかる外部共振器型波長可変レーザのPC-SOA301の上面図である。本構成では、図8に示すように、PC303を含むPC−SOA301には、SOA導波路108a、曲線導波路108b、直線導波路308cからなる導波路308が形成されている。直線導波路308cの外部ミラー側端面110から30μmまでの区間でのコア層の組成波長は1.20μmに、それ以外の区間でのコア層の組成波長は1.30μmとなっている。その他の構成は、図1Aと同様であるので、説明を省略する。
本構成では、直線導波路308cの外部ミラー側端面110から30μmまでの区間でのコア層の組成波長を、1.20μmとして高エネルギー化することで、外部ミラー側端面110近傍の光の閉じ込め率と残留反射を、さらに低減できる。これにより位相トレランスは4.5πとなり、高いモード安定性を実現できる。
従って、本構成によれば、より高出力で、よりモード安定性に優れる外部共振器型波長可変レーザを得ることができる。
実施の形態4
図9Aは、実施の形態4にかかる外部共振器型波長可変レーザのPC−SOA401の上面図である。本構成では、図9Aに示すように、PC403を含むPC−SOA401には、SOA導波路108a、曲線導波路408b、直線導波路408cからなる導波路408が形成されている。その他の構成は、図1Aと同様であるので、説明を省略する。
図9Bは、図9Aに示すPC-SOA401のIXB−IXB線断面図である。図9Bに示すように、曲線導波路408b及び直線導波路408cにおいて光が導波される領域である半導体層206は、外部ミラー側端面110に近づくに従い、連続的に、厚みが薄く、コア層の組成波長が短くなるように形成されている。これは、DFBレーザアレイ型波長可変レーザを作製する場合に用いられる選択成長技術にて半導体結晶を成長させることにより実現できる。
本構成によれば、外部ミラー側端面110近傍の光の閉じ込めを、10%に抑制できる。これにより、曲線導波路408b及び直線導波路408cでの非線形な光吸収と残留反射がさらに低減され、0.5π以上の位相トレランスを実現できる。よって、より高出力で、よりモード安定性に優れる外部共振器型波長可変レーザを得ることができる。
他の実施の形態
上述の実施の形態1〜5では、レンズ104、エタロンフィルタ105、外部ミラー106を配置する構成としているが、本発明は、少なくとも上述のPC−SOAと、外部ミラー106を有する、他の外部共振器型波長可変レーザで用いることが出来る。
例えば、実施の形態1〜5の外部共振器型波長可変レーザにおいて、レンズ104、エタロンフィルタ105、外部ミラー106を、PLCリングフィルタ601に置換することができる。図10は、図1Aに示すPC−SOA101と、PLCリングフィルタ601を組み合わせた外部共振器型波長可変レーザの上面図である。図10に示すように、PC−SOA101とPLCリングフィルタ601の接合端面には無反射コート602が施され、レンズを介さずに光学的に結合された構造となっている。なお、本構成では、外部ミラーに換えて、PLCリングフィルタ601の端面に高反射コート603を設けて、外部ミラーの役割を担わせている。
この構成によれば、レンズや波長選択フィルタといった複数の光学コンポーネントを配置する必要がないので、外部共振器型波長可変レーザの寸法を1cm以下に小型化することができる。また、PLCリングフィルタ601は半導体材料を用いて作製することが可能である。よって、PC−SOA101とPLCリングフィルタ601をモノリシック集積することができるので、さらに小型化を図ることができる。
また、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。上記実施の形態では、基板にInP基板を用いたが、例えば、砒化ガリウム(GaAs)、燐化ガリウム(GaP)、窒化ガリウム(GaN)、炭化シリコン(SiC)などの、他の半導体基板を用いることができる。
また、導波路に用いる半導体混晶についても、InGaAsPに限られない。例えばInAlGaAsや、基板と同様に、窒化ガリウム系混晶や、炭化シリコン系混晶などの他の半導体混晶を用いてもよい。また、導波路の両側面にはFeドープの絶縁層を堆積しているが、例えば、Ruドープの絶縁層などの他の絶縁層を用いてもよい。また、導波路構造は埋め込み構造に限られず、例えば、リッジ構造やハイメサ構造などの他の導波路構造を用いてもよい。
101 PC−SOA 102 SOA 103 PC
104 レンズ 105 エタロンフィルタ 106 外部ミラー
108 導波路
108a SOA導波路 108b 曲線導波路 108c 直線導波路
110 外部ミラー側端面 111 光出射側端面
112 SOA電極 113 PC電極
114 無反射コート 115 低反射コート
201 InP基板 202 活性層 203 半導体層
204 InPクラッド層 205 FeドープInP層
206 半導体層
308 導波路 308c 直線導波路
408 導波路 408b 曲線導波路 408c 直線導波路
701 PC-SOA 702 SOA 703 PC
704 レンズ 705 エタロンフィルタ 706 外部ミラー
708 導波路 708b 曲線部分 710 外部ミラー側端面
712 SOA電極 713 PC電極

Claims (14)

  1. 半導体光増幅器と、
    前記半導体光増幅器と同一の半導体基板上に形成され、前記半導体光増幅器により生成された光の位相を調整する位相調整器と、
    前記位相調整器から出射された光を反射する外部ミラーとを備え、
    前記位相調整器は、
    前記半導体光増幅器と光学的に結合され、曲線状に形成された第1の半導体導波路と、
    前記第1の半導体導波路と光学的に結合され、前記第1の半導体導波路と光が出射される当該位相調整器の端面との間に直線状に形成され、当該位相調整器の前記端面に近づくに従い光閉じ込め率が低くなる第2の半導体導波路と
    記第2の半導体導波路上にのみ形成された電極とを備える外部共振器型波長可変レーザ。
  2. 前記第1の半導体導波路及び前記第2の半導体導波路の組成波長は、レーザ発振波長より短いことを特徴とする、
    請求項に記載の外部共振器型波長可変レーザ。
  3. レーザ発振波長と、前記第1の半導体導波路及び前記第2の半導体導波路の組成波長との波長差は、エネルギー換算で100meV以上250meV以下であることを特徴とする、
    請求項に記載の外部共振器型波長可変レーザ。
  4. レーザ発振波長は実質的に1.55μmであり、
    前記第1の半導体導波路及び前記第2の半導体導波路の組成波長は実質的に1.28μmであることを特徴とする、
    請求項またはに記載の外部共振器型波長可変レーザ。
  5. 前記第2の半導体導波路は、前記第1の半導体導波路側と、前記位相調整器の端面側とでは組成波長が異なることを特徴とする、
    請求項またはに記載の外部共振器型波長可変レーザ。
  6. レーザ発振波長は実質的に1.55μmであり、
    前記第1の半導体導波路と、前記第1の半導体導波路側における前記第2の半導体導波路の組成波長は実質的に1.30μmであり、
    前記位相調整器の端面側における前記第2の半導体導波路の組成波長は実質的に1.20μmであることを特徴とする、
    請求項に記載の外部共振器型波長可変レーザ。
  7. 前記第1の半導体導波路及び前記第2の半導体導波路は前記位相調整器の端面に近づくに従い、連続的に厚みが薄くなり、かつ組成波長が短くなることを特徴とする、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の外部共振器型波長可変レーザ。
  8. 前記第1の半導体導波路及び前記第2の半導体導波路の幅は、0.5μm以上2.0μm以下であることを特徴とする、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の外部共振器型波長可変レーザ。
  9. 前記第1の半導体導波路及び前記第2の半導体導波路の幅は、実質的に1.6μmであることを特徴とする、
    請求項に記載の外部共振器型波長可変レーザ。
  10. 前記第2の半導体導波路は前記位相調整器の端面に近づくに従い、連続的に幅が細くなることを特徴とする、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の外部共振器型波長可変レーザ。
  11. 前記第2の半導体導波路の最大幅は1.6μmであり、最小幅は0.5μmであることを特徴とする、
    請求項10に記載の外部共振器型波長可変レーザ。
  12. 前記第2の半導体導波路は前記位相調整器の端面と直交しないことを特徴とする、
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載の外部共振器型波長可変レーザ。
  13. 前記第1の半導体導波路及び前記第2の半導体導波路は単層の半導体層からなることを特徴とする、
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載の外部共振器型波長可変レーザ。
  14. 半導体光増幅器と、前記半導体光増幅器により生成された光の位相を調整する位相調整器を前記半導体光増幅器と同一の半導体基板上に形成する工程と、
    前記位相調整器から出射された光を反射する外部ミラーを配置する工程を備え、
    前記位相調整器を形成する工程は、
    曲線状の第1の半導体導波路を前記半導体光増幅器と光学的に結合させて形成する工程と、
    光が出射される当該位相調整器の端面に近づくに従い光閉じ込め率が低くなる直線状の第2の半導体導波路を、前記第1の半導体導波路と当該位相調整器の前記端面との間に、前記第1の半導体光導波路と光学的に結合させて形成する工程と
    記第2の半導体導波路上にのみ電極を形成する工程とを備える外部共振器型波長可変レーザの製造方法。
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