JP5298791B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アプリケーションプログラムにより不揮発性メモリ上にデータ領域を確保する情報処理装置に関し、特に、不揮発性メモリ上の全セクタ領域のデータや、未書込みデータの正当性を保証することができる情報処理装置に関するものである。
近年、アプリケーションプログラムが動作する携帯型あるいは据え置き型の情報処理装置は、アプリケーションプログラムをネットワークを経由してダウンロードする方式や、外部メモリ等からダウンロードする方式を利用し、ダウンロードしたアプリケーションプログラムの制御により、メモリ管理を行うことができる。
このような情報処理装置のメモリ管理では、アプリケーションプログラムが、メモリ管理の制御プログラムを介してデータの読書きをしている。さらに、メモリ管理の制御プログラムは、不揮発性メモリ全体を、セクタ単位の領域に分割して管理し、セクタ内へ書込んだ後のデータを保証する署名コードを生成して記憶し、読出す時にデータと対応づける署名コードをチェックする手段を用いて、データの正当性を保証している。しかし、書込みをしている途中で、停電により装置への電源供給が途絶えてしまうと、データと対応づける署名コードは、電源供給を再開した後に生成した署名コードと一致せず、全セクタのデータを保証することができない。
これら課題の第1の解決策として、不揮発性メモリ上に署名コードを含む全セクタのデータを退避して書込みを行うようにすると、書込中に電源供給が途絶えても、電源供給が再開されたタイミングで、あらかじめ退避してあるデータを不揮発性メモリに戻し、データを保証することができる。
また、第2の解決策として、メモリ内部にデータを記憶しておくデータブロックと予備ブロックを設けておき、書込む時に、予備ブロックに書込みをしてから、データブロックに対する論理アドレスを、予備ブロックに対する論理アドレスに割付けることで、書換えを行う方法がある(特許文献1参照)。この方法でも、書込み前のデータを不揮発性メモリ上のデータブロックに残しているので、書込み中に電源供給が途絶えても、データを保証することができる。
特開2003−178281号公報
しかしながら、上述した第1の解決策は、データ領域とデータを退避するための予備領域の、2つ以上のメモリ領域を必要とするので、メモリデバイスのパッケージを拡大させることになり、情報処理装置自体のサイズを拡大させる。
また第2の解決策は、書込み前データを復旧させる処理を効率化する有効な方法であるが、退避の必要がない未書込み領域のメモリ資源を必要とするために、メモリ資源を確保することが困難な装置には不向きである。
さらに、不揮発性メモリ上に在るデータの信頼性を向上するには、全データの正当性を保証することも求められる。
そこで本発明の目的は、たとえメモリ書込途中に電源途絶が生じたとしても、不揮発性メモリ上の全セクタ領域のデータや、未書込みデータの正当性を保証することができる情報処理装置を提供することにある。
本発明は、アプリケーションプログラムにより不揮発性メモリ上にデータ領域を確保する情報処理装置において、不揮発性メモリ全体が、セクタ情報とセクタ領域に区分され、前記セクタ領域へのデータの読書きを前記セクタ情報の各フィールドに記述された情報に基づいて前記アプリケーションプログラムが管理するメモリ管理手段を備え、前記メモリ管理手段は、前記不揮発性メモリにデータを書込む際に用いるための、全セクタ領域のデータから第1署名コードを生成すると共に、前記セクタ領域の書込み対象外の領域から第2署名コードを生成する署名コード生成手段と、該署名コード生成手段が生成した前記第1署名コードおよび前記第2署名コードを前記セクタ情報の所定のフィールドに格納する署名コード格納手段と、を有し、また前記不揮発性メモリからデータを読取る際に用いるための、前記セクタ情報に格納された前記第1署名コードと、前記不揮発性メモリからデータを読取る時に全セクタ領域のデータから生成する第3署名コードとを比較する第1の比較手段と、前記セクタ情報に格納された前記第2署名コードと、前記書込み対象外の領域からデータを読取る時に生成する第4署名コードとを比較する第2の比較手段と、を有し、前記第1の比較手段の比較結果で前記第1署名コードと前記第3署名コードが一致する場合には、前記不揮発性メモリ上にある全セクタ領域のデータの正当性を保証するとともに、前記第2の比較手段の比較結果で前記第2署名コードと前記第4署名コードが一致する場合には、前記不揮発性メモリ上にある前記書込み対象外の領域のデータの正当性を保証する、ことを特徴とする。
また前記セクタ情報は、前記セクタ領域への書込中か書込完了かのいずれかの状態を示す状態フラグフィールドと、書込アドレスフィールドと、書込バイト数フィールドと、前記第1署名コードを格納する第1署名コードフィールドと、前記第2署名コードを格納する第2署名コードフィールドとを有し、前記メモリ管理手段は、前記書込み対象外の領域からデータを読取る時、前記状態フラグが前記セクタ領域への書込中の状態を示している場合には、前記セクタ情報に格納されている書込みアドレスと書込みバイト数を読出して書込み範囲のアドレスを算出すると共に前記書込み対象外の領域からデータを読取る際に今回読取る範囲のアドレスを算出して、読取範囲と書込範囲の重複がないかを判定するアドレス重複判定手段を有し、該アドレス重複判定手段によりアドレスの重複が無いことを確認して前記書込み対象外の領域のデータ読取りを行って前記書込み対象外の領域から第4署名コードを生成する、ことを特徴とする。
また本発明は、アプリケーションプログラムにより不揮発性メモリ上にデータ領域を確保する情報処理装置において、不揮発性メモリ全体が、セクタ単位の領域に分割され、該セクタ単位がセクタ情報とセクタ領域に区分され、前記セクタ単位の前記セクタ領域へのデータの読書きを前記セクタ単位の前記セクタ情報の各フィールドに記述された情報に基づいて前記アプリケーションプログラムが管理するメモリ管理手段を備え、前記メモリ管理手段は、前記セクタ単位の前記セクタ領域にデータを書込む際に用いるための、前記セクタ単位の前記セクタ領域のデータから第1署名コードを生成すると共に前記セクタ単位の前記セクタ領域の書込み対象外の領域から第2署名コードを生成するセクタ単位署名コード生成手段と、該セクタ単位署名コード生成手段が生成した前記第1署名コードおよび前記第2署名コードを前記セクタ単位の前記セクタ情報の所定のフィールドに格納するセクタ単位署名コード格納手段と、を有し、また前記セクタ単位の前記セクタ領域からデータを読取る際に用いるための、前記セクタ単位の前記セクタ情報に格納された前記第1署名コードと、前記セクタ単位の前記セクタ領域からデータを読取る時に前記セクタ単位の前記セクタ領域のデータから生成する第3署名コードとを比較する第1の比較手段と、前記セクタ単位の前記セクタ情報に格納された前記第2署名コードと、前記セクタ単位の前記セクタ領域の書込み対象外のデータを読取る時に前記セクタ単位の前記セクタ領域の書込み対象外のデータから生成する第4署名コードとを比較する第2の比較手段と、を有し、前記第1の比較手段の比較結果で前記第1署名コードと前記第3署名コードが一致する場合には、前記不揮発性メモリ上にある前記セクタ単位の前記セクタ領域のデータの正当性を保証するとともに、前記第2の比較手段の比較結果で前記第2署名コードと前記第4署名コードが一致する場合には、前記不揮発性メモリ上にある前記セクタ単位の前記セクタ領域の書込み対象外の領域のデータの正当性を保証する、ことを特徴とする。
また前記セクタ単位の前記セクタ情報は、前記セクタ単位の前記セクタ領域へ書込中か書込完了かのいずれかの状態を示す状態フラグフィールドと、書込アドレスフィールドと、書込バイト数フィールドと、前記第1署名コードを格納する第1署名コードフィールドと、前記第2署名コードを格納する第2署名コードフィールドとを有し、前記メモリ管理手段は、前記セクタ単位の前記セクタ領域の前記書込み対象外の領域からデータを読取る時、前記状態フラグが前記セクタ領域への書込中の状態を示している場合には、前記セクタ単位の前記セクタ情報に格納されている書込みアドレスと書込みバイト数を読出して書込み範囲のアドレスを算出すると共に前記セクタ単位の前記セクタ領域の前記書込み対象外の領域からデータを読取る際に今回読取る範囲のアドレスを算出して、読取範囲と書込範囲の重複がないかを判定するアドレス重複判定手段を有し、該アドレス重複判定手段によりアドレスの重複が無いことを確認して前記セクタ単位の前記セクタ領域の前記書込み対象外の領域のデータ読取りを行って前記セクタ単位の前記セクタ領域の前記書込み対象外の領域から第4署名コードを生成する、ことを特徴とする。
本発明によれば、アプリケーションプログラムにより不揮発性メモリ上に確保されたデータ記憶領域を効率的に管理しかつ不揮発性メモリの全セクタ領域のデータや、不揮発性メモリ上にある書込み対象外のデータの正当性の保証を行うことができる。
また本発明によれば、電源途絶が基で状態フラグが書込み途中の場合は、不揮発性メモリからデータを読取る際に、不揮発性メモリ上にある書込み対象外の領域のデータに基づいて生成する第4署名コードとセクタ情報の第2署名コードフィールドにある第2署名コードとを照合し、また状態フラグが書込み途中以外の場合は、不揮発性メモリからデータを読取る際に、全セクタ領域のデータに基づいて生成する第3署名コードとセクタ情報の第1署名コードフィールドにある第1署名コードとを照合して、それぞれ照合結果の一致を得ることで不揮発性メモリに在るデータの正当性を保証することができる。
また本発明によれば、1つのセクタ情報内のデータに対応した署名コードを生成し管理するので、セクタ領域ごとにデータ保証が可能である。
また本発明によれば、複数のセクタにわたって書込みを行う場合においても、書込み対象外のデータを保証することが可能となる。
また本発明によれば、正当性が保証されたデータをアプリケーションに提供することで、処理の信頼性を向上させることができる。
以下、発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成を示す図である。図1において、本発明の実施形態に係る情報処理装置100は、装置全体を制御する制御部102と、センタ等(図示せず)からアプリケーションプログラムを受信する通信部106と、OS(オペレーティングシステム)やハードウエア制御プログラム等を記憶するROM(Read-only Memory)103と、制御部102が処理を実行する上でデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)104と、主にアプリケーションプログラムが利用し、データの保管を行うための不揮発性メモリ105と、装置全体への電力供給を行う電源101と、を備えて構成される。また制御部102は、データの保証を行うために必要な署名コードを生成する署名コード生成手段1021を有し、またセンタ等(図示せず)から通信部106を介して受信したアプリケーションプログラムを実行可能に構成される。
図2は、図1に示した不揮発性メモリのメモリ構成を示す図である。図2において、不揮発性メモリ200は、一つのセクタ情報と複数のセクタ領域とで構成されている。そして図示例ではセクタ情報としてセクタ情報A(201)が、またセクタ領域として不揮発性メモリ200の内部にセクタ領域A〜nが確保されている。
セクタ情報A(201)は、図示例では、セクタ領域A(202)に対してデータの「書込み中」又は「書込み完了」のいずれかの状態を示す状態フラグを格納するフィールド203と、アプリケーションプログラムがセクタ領域A(202)の書込み対象領域209にデータを書込む時に、書込みアドレスとして先頭アドレスを格納するフィールド204と、書込みバイト数を格納するフィールド205と、書込みが正常終了したときにセクタ全体(セクタ領域A〜n)のデータから署名コード生成手段1021により生成した署名コード1を格納するフィールド206と、アプリケーションプログラムがセクタ領域A(202)の書込み対象領域209にデータを書込む前に、書込み対象外の領域208のデータから署名コード生成手段1021により生成した署名コード2を格納するフィールド207と、で構成する。なお、書込み対象領域が複数のセクタ領域に跨る場合については後で詳しく説明する。
ここで用いる署名コード生成手段1021は、制御部102がROM103に格納された、ハッシュアルゴリズムを実行するプログラムを用いて署名コードを生成することを想定している。なお、ハッシュアルゴリズムに限らず別なアルゴリズムにより一方向性を有するコードを生成して、署名コードとしても良い。
図3は、本発明の実施形態に係る不揮発性メモリへのデータの書込み方法を説明するフローチャートである。ここでは、本発明の実施形態に係る情報処理装置100の制御部102が、ダウンロードしたアプリケーションプログラムを実行して不揮発性メモリのデータの書込み方法を説明する。
アプリケーションプログラムは図3に示す本処理を呼出し、データの書込みを開始する(ステップS300)。次いで、セクタ情報A(201)のフィールド203にある状態フラグを読出し(ステップS301)、状態フラグが書込み完了かを確認する(ステップS302)。ここで停電などの電源途絶で状態フラグが書込み途中である場合は、セクタ情報A(201)のフィールド203にある状態フラグは「書込み中」となっている。
ステップS302の処理で書込み完了(ステップS302:Yes)と判断された場合には、署名コード生成手段1021は書込み対象外の領域208のデータから署名コード2を生成し(ステップS303)、不揮発性メモリのセクタ情報A(201)のフィールド207に署名コード2を格納する(ステップS304)。
次に、アプリケーションプログラムが書込みを開始する先頭アドレスと書込バイト数を不揮発性メモリのセクタ情報A(201)のフィールド204及び205に格納する(ステップS305)。さらに、不揮発性メモリのセクタ情報A(201)のフィールド203の状態フラグを「書込み中」に変更(ステップS306)して、セクタ領域A(202)の書込み領域209のデータを更新する(ステップS307)。このデータの更新が終わると、署名コード生成手段1021は、全セクタ領域のデータから署名コード1を生成(ステップS308)して、不揮発性メモリのセクタ情報A(201)のフィールド206に署名コード1を格納する(ステップS309)。最後にセクタ情報A(201)のフィールド203の状態フラグを「書込完了」に変更(ステップS310)してデータ書込みを終了する(ステップS311)。ここまでが、データ書込みの正常終了の手順である。
続いて、ステップS302で、書込完了していない(ステップS302:No)場合には、セクタ領域A(202)の書込み領域209への書込途中に停電などが発生して電源が途絶したものと判断できる。そこで、不揮発性メモリ上にあるセクタ情報A(201)のフィールド204及び205の書込アドレスと書込バイト数を読出す(ステップS312)。
次いで、前回と今回の書込みアドレスと書込みバイト数が同じであるかをチェックする(ステップ313)。この判定処理は、アプリケーションプログラムが再度同じ領域に対して再書込みを行う場合を想定した判定処理である。ここで、同一である(ステップS313:Yes)と判断された場合は、セクタ領域A(202)の書込み領域209へのデータを更新する(ステップS307)。この処理以降(ステップS307〜S311)は上記で説明した内容であるので説明を省略する。
また、ステップ313の処理で、前回と今回の書込みアドレスと書込みバイト数が同じでない(ステップS313:No)と判断された場合には、データ書込みを異常終了(データ書込異常終了)とする(ステップS314)。この処理は、書込み途中で失敗した領域をさらに増やさないようにするためである。ここまでが、データ書込みの異常終了の手順である。
図4は、本発明の実施形態に係る不揮発性メモリからデータを読取る方法を説明するフローチャートである。ここでは、本発明の実施形態に係る情報処理装置100の制御部102が、ダウンロードしたアプリケーションプログラムを実行して不揮発性メモリのデータの読取り方法を説明する。
アプリケーションプログラムは図4に示す本処理を呼出し、データ読取りを開始する(ステップS400)。次いで、セクタ情報A(201)のフィールド203にある状態フラグを読出し(ステップS401)、状態フラグが書込み中かを確認する(ステップS402)。ここで書込み中(ステップS402:Yes)の場合には、セクタ情報A(201)のフィールド204,205にある書込みアドレス(先頭アドレス)と書込みバイト数を読出し(ステップS403)、書込み範囲のアドレスを算出する(ステップS404)。
さらに、今回読取る範囲のアドレスを算出(ステップS405)して、読取範囲と書込範囲の重複がないかを判定する(ステップS406)。ここで、重複がない(ステップS406:Yes)と判断された場合は、書込み領域以外のデータから署名コード2を生成し保持(X)する(ステップS407)。
次に、セクタ情報A(201)のフィールド207にある署名コード2を読出(Y)して(ステップS408)、署名コード2が正しいかを確認するために、(X)と(Y)を比較し、同一であるかを確認する(ステップS409)。同一(ステップS409:Yes)の場合は、セクタ領域A(202)内部からデータを読出し(ステップS410)、データ読取を正常終了する(ステップS411)。このように、ステップS400〜411までの処理を実行することで、書込み途中の領域以外のデータを読み出した際に、データを保証することができる。
また、ステップS402の状態フラグの判定において、書込み完了(ステップS402:No)と判断された場合には、全セクタ領域のデータから署名コード1を生成し保持(x)する(ステップS413)。次にセクタ情報A(201)のフィールド206にある署名コード1を読出(y)す(ステップS414)。
次に、生成し保持した署名コード1と、セクタ情報A(201)のフィールド206にある署名コード1が一致するかのチェック処理に移るが、このチェック処理以降(ステップS409〜S411)は上記で説明した内容と同様であるので説明を省略する。
また、図4に示すフローチャートにおいて、データ保証ができないケースとして、読取範囲と書込範囲の重複がないかを判定するステップ(ステップS406)において、重複あり(ステップS406:No)と判断された場合と、署名コードが正しいかを確認するために、(X),(x)と(Y),(y)を比較し同一であるかを確認するステップ(ステップS409)において、署名コード(X),(x)と署名コード(Y),(y)が一致しない(ステップS409:No)場合と、が有る。これらの場合には、読取るデータが正しいものではないと判断して、読取りをせずに異常終了(データ読取異常終了)とする(ステップS412)。
図5は、セクタ間を跨って書込みがある場合の不揮発性メモリの第1のメモリ構成例(その1)を示す図である。図5において、セクタ情報A(201)のフィールド206の署名コード1には、セクタ領域Aとセクタ領域B内に書込みが正常終了した後に、セクタ領域A〜nまでの全データから、署名コード1を生成して格納する。一方、セクタ情報A(201)のフィールド207の署名コード2には、セクタ領域Aとセクタ領域B内に書込みを行う前に書込み対象外の領域500,503のデータから、署名コード2を生成して格納するものである。なお、図示例ではセクタ領域Bにおける跨りについて説明したが、セクタ領域Bを超えるセクタ領域への跨りでも同様に実行することができる。
図6は、セクタ間を跨って書込みがある場合の不揮発性メモリの第2のメモリ構成例(その2)を示す図である。図6において、セクタ情報A(201)のフィールド206の署名コード1には、セクタ領域Aに書込みが正常終了した後に、セクタ領域Aのデータから、署名コード1を生成して格納する。一方、セクタ情報A(201)のフィールド207の署名コード2には、セクタ領域Aの書込みを行う前に書込み対象外の領域600から、署名コード2を生成して格納するものである。
また、セクタ情報Bの署名コード1を格納するフィールドには、セクタ領域Bに書込みが正常終了した後に、セクタ領域Bのデータから、署名コード1を生成して格納する。一方、セクタ情報Bの署名コード2を格納するフィールドには、セクタ領域Bの書込みを行う前に書込み対象外の領域603から、署名コード2を生成して格納するものである。なお、図示例ではセクタ領域Bにおける跨りについて説明したが、セクタ領域Bを超えるセクタ領域への跨りでも同様に実行することができる。
上記図6に示した不揮発性メモリのメモリ構成の特徴は、1つのセクタ情報内のデータに対応した署名コードを生成し管理するので、セクタ領域ごとにデータ保証が可能である。
以上説明したように、複数のセクタにわたって書込みを行う場合においても、書込み対象外のデータを保証することが可能となる。
本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成を示す図である。 図1に示した不揮発性メモリのメモリ構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る不揮発性メモリへのデータの書込み方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係る不揮発性メモリからデータを読取る方法を説明するフローチャートである。 セクタ間を跨って書込みがある場合の不揮発性メモリの第1のメモリ構成例(その1)を示す図である。 セクタ間を跨って書込みがある場合の不揮発性メモリの第2のメモリ構成例(その2)を示す図である。
符号の説明
100 情報処理装置
101 電源
102 制御部
103 ROM
104 RAM
105 不揮発性メモリ
106 通信部
200 メモリ構成
201 セクタ情報A
202 セクタ領域
203 状態フラグ格納フィールド
204 書込アドレス格納フィールド
205 書込バイト数格納フィールド
206 署名コード1格納フィールド
207 署名コード2格納フィールド
208 書込対象外の領域
209 書込対象の領域
500 書込対象外の領域
501 書込対象の領域
502 書込対象の領域
503 書込対象外の領域
600 書込対象外の領域
601 書込対象の領域
602 書込対象の領域
603 書込対象外の領域
1021 署名生成手段

Claims (4)

  1. アプリケーションプログラムにより不揮発性メモリ上にデータ領域を確保する情報処理装置において、
    不揮発性メモリ全体が、セクタ情報とセクタ領域に区分され、前記セクタ領域へのデータの読書きを前記セクタ情報の各フィールドに記述された情報に基づいて前記アプリケーションプログラムが管理するメモリ管理手段を備え、
    前記メモリ管理手段は、
    前記不揮発性メモリにデータを書込む際に用いるための、
    全セクタ領域のデータから第1署名コードを生成すると共に、前記セクタ領域の書込み対象外の領域から第2署名コードを生成する署名コード生成手段と、
    該署名コード生成手段が生成した前記第1署名コードおよび前記第2署名コードを前記セクタ情報の所定のフィールドに格納する署名コード格納手段と
    を有し、
    また前記不揮発性メモリからデータを読取る際に用いるための
    前記セクタ情報に格納された前記第1署名コードと、前記不揮発性メモリからデータを読取る時に全セクタ領域のデータから生成する第3署名コードとを比較する第1の比較手段と、
    前記セクタ情報に格納された前記第2署名コードと、前記書込み対象外の領域からデータを読取る時に生成する第4署名コードとを比較する第2の比較手段と
    を有し、
    前記第1の比較手段の比較結果で前記第1署名コードと前記第3署名コードが一致する場合には、前記不揮発性メモリ上にある全セクタ領域のデータの正当性を保証するとともに、前記第2の比較手段の比較結果で前記第2署名コードと前記第4署名コードが一致する場合には、前記不揮発性メモリ上にある前記書込み対象外の領域のデータの正当性を保証する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記セクタ情報は、前記セクタ領域へ書込中か書込完了かのいずれかの状態を示す状態フラグフィールドと、書込アドレスフィールドと、書込バイト数フィールドと、前記第1署名コードを格納する第1署名コードフィールドと、前記第2署名コードを格納する第2署名コードフィールドとを有し、
    前記メモリ管理手段は、
    前記書込み対象外の領域からデータを読取る時、前記状態フラグが前記セクタ領域への書込中の状態を示している場合には、前記セクタ情報に格納されている書込みアドレスと書込みバイト数を読出して書込み範囲のアドレスを算出すると共に前記書込み対象外の領域からデータを読取る際に今回読取る範囲のアドレスを算出して、読取範囲と書込範囲の重複がないかを判定するアドレス重複判定手段を有し、
    該アドレス重複判定手段によりアドレスの重複が無いことを確認して前記書込み対象外の領域のデータ読取りを行って前記書込み対象外の領域から第4署名コードを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. アプリケーションプログラムにより不揮発性メモリ上にデータ領域を確保する情報処理装置において、
    不揮発性メモリ全体が、セクタ単位の領域に分割され、該セクタ単位がセクタ情報とセクタ領域に区分され、前記セクタ単位の前記セクタ領域へのデータの読書きを前記セクタ単位の前記セクタ情報の各フィールドに記述された情報に基づいて前記アプリケーションプログラムが管理するメモリ管理手段を備え、
    前記メモリ管理手段は、
    前記セクタ単位の前記セクタ領域にデータを書込む際に用いるための、
    前記セクタ単位の前記セクタ領域のデータから第1署名コードを生成すると共に前記セクタ単位の前記セクタ領域の書込み対象外の領域から第2署名コードを生成するセクタ単位署名コード生成手段と、
    該セクタ単位署名コード生成手段が生成した前記第1署名コードおよび前記第2署名コードを前記セクタ単位の前記セクタ情報の所定のフィールドに格納するセクタ単位署名コード格納手段と、
    を有し、
    また前記セクタ単位の前記セクタ領域からデータを読取る際に用いるための、
    前記セクタ単位の前記セクタ情報に格納された前記第1署名コードと、前記セクタ単位の前記セクタ領域からデータを読取る時に前記セクタ単位の前記セクタ領域のデータから生成する第3署名コードとを比較する第1の比較手段と、
    前記セクタ単位の前記セクタ情報に格納された前記第2署名コードと、前記セクタ単位の前記セクタ領域の書込み対象外のデータを読取る時に前記セクタ単位の前記セクタ領域の書込み対象外のデータから生成する第4署名コードとを比較する第2の比較手段と、
    を有し、
    前記第1の比較手段の比較結果で前記第1署名コードと前記第3署名コードが一致する場合には、前記不揮発性メモリ上にある前記セクタ単位の前記セクタ領域のデータの正当性を保証するとともに、前記第2の比較手段の比較結果で前記第2署名コードと前記第4署名コードが一致する場合には、前記不揮発性メモリ上にある前記セクタ単位の前記セクタ領域の書込み対象外の領域のデータの正当性を保証する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記セクタ単位の前記セクタ情報は、前記セクタ単位の前記セクタ領域へ書込中か書込完了かのいずれかの状態を示す状態フラグフィールドと、書込アドレスフィールドと、書込バイト数フィールドと、前記第1署名コードを格納する第1署名コードフィールドと、前記第2署名コードを格納する第2署名コードフィールドとを有し、
    前記メモリ管理手段は、
    前記セクタ単位の前記セクタ領域の前記書込み対象外の領域からデータを読取る時、前記状態フラグが前記セクタ領域への書込中の状態を示している場合には、前記セクタ単位の前記セクタ情報に格納されている書込みアドレスと書込みバイト数を読出して書込み範囲のアドレスを算出すると共に前記セクタ単位の前記セクタ領域の前記書込み対象外の領域からデータを読取る際に今回読取る範囲のアドレスを算出して、読取範囲と書込範囲の重複がないかを判定するアドレス重複判定手段を有し、
    該アドレス重複判定手段によりアドレスの重複が無いことを確認して前記セクタ単位の前記セクタ領域の前記書込み対象外の領域のデータ読取りを行って前記セクタ単位の前記セクタ領域の前記書込み対象外の領域から第4署名コードを生成する、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
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