JP5298281B1 - ヘッダー管又は吐出管及びポンプ施設 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ポンプ施設における部品のさらなる集約化により、ポンプ施設の小型化と、製造コスト及び据え付け工事費の削減を図ることである。
【解決手段】
従来ヘッダー管又は吐出管とは別部品として設けられていた逆止弁、止水弁、ウオ―ターハンマー防止装置の機能をヘッダー管又は吐出管に集約してあるので、部品数が減少し、製造コストと据え付け工事費が大幅に削減されるとともに、構造の簡略化に伴い、故障の発生頻度減少が期待できるので、メインテナンス費用の削減も可能となる。
【選択図】図1
ポンプ施設における部品のさらなる集約化により、ポンプ施設の小型化と、製造コスト及び据え付け工事費の削減を図ることである。
【解決手段】
従来ヘッダー管又は吐出管とは別部品として設けられていた逆止弁、止水弁、ウオ―ターハンマー防止装置の機能をヘッダー管又は吐出管に集約してあるので、部品数が減少し、製造コストと据え付け工事費が大幅に削減されるとともに、構造の簡略化に伴い、故障の発生頻度減少が期待できるので、メインテナンス費用の削減も可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種の水処理に用いられるポンプ施設に用いられるヘッダー管又は吐出管と、そのヘッダー管又は吐出管が取り付けられたポンプ施設に関する。
上水、下水、農工業用の用水などの利用には、ポンプ施設は必須である。図3は、マンホールなどに設置されている一般的なポンプ施設の外観を示す概略図である。図3において、40はマンホール、41はヘッダー管、42は流入管、43a、43bは立ち上がり管、44a、44bは空気抜き弁、45a、45bは逆止弁、46a、46bは止水弁、47a、47bはポンプ、48a、48bは水吸入口、49は圧送管である。
図3に示したように、マンホールなどに設置されているポンプ施設は、2台のポンプ47a、47bが配置され、処理量に応じて、いずれか一方または両方のポンプを作動させるのが一般的であり、吸い上げられた水は、ヘッダー管41を経由して圧送される。このため、それぞれのポンプに、立ち上がり管、逆止弁、止水弁、ウオ―ターハンマー防止装置付弁体が必要となり、製造コストや据え付け工事費の増加に繋がっている。
これに対処するため、本発明者は、特許第4960520号で、逆止弁と止水弁の機能をヘッダー管に付与して集約することで、部品点数の減少し、ひいては製造コストと据え付け工事費の低減が可能となることを開示している。しかし、ここに開示されているポンプ施設においても、なお部品点数の削減とコンパクト化が要求されているのが実状である。
ウオ―ターハンマー防止に対してはフライホール付ポンプ、エアーベッセル等の対策が必要となり、多大なコストを強いられている。
従って、本発明の課題は、ポンプ施設における部品のさらなる集約化により、ポンプ施設の小型化と、製造コスト及び据え付け工事費の削減を図ることである。
本発明者は前記の課題に鑑み、ポンプ設備の構造について再検討を行った結果、逆止弁と、止水弁と、弁体底部にウオ―ターハンマー防止装置とをヘッダー管に組み込むことが可能であることを見出し、本発明をなすに至ったものである。
即ち、本発明は、下方を向いた流入口を有する少なくとも一つの流入路と、前記流入路の上部に連通する上方を向いた流出口を有する少なくとも一つの流出路と、前記流入路の部分に設けられてなる逆止弁と、前記流入路を閉塞する機能を有する止水弁と、弁体底部にウオ―ターハンマー防止装置付弁体を有する前記逆止弁とを特徴とするヘッダー管又は吐出管である。
また、本発明は、前記逆止弁が、前記流入口を閉塞する形状の部材を有し、前記流入路上流に設けられた弁座と、前記流入口の上部に設けられてなる退避路との間を移動するように、配置されてなることを特徴とする、前記のヘッダー管である。
また、本発明は、前記逆止弁の底部にバネによる緩衝装置を有することを特徴とする 、前記のヘッダー管又は吐出管である。
また、本発明は、前記止水弁が、前記流入口に対向する部分に設けられてなる雌ネジと、前記雌ネジに螺合する雄ネジを有する部材を有し、前記ネジの回転により、前記逆止弁を前記流入口の方向に移動させて流入口を閉塞する機能を有することを特徴とする、前記のヘッダー管又は吐出管である。
また、本発明は、前記のヘッダー管又は吐出管を有することを特徴とするポンプ施設である。
本発明によるポンプ施設は、従来ヘッダー管又は吐出管とは別部品として設けられていた逆止弁、止水弁、ウオ―ターハンマー防止装置付弁体の機能をヘッダー管に集約してあるので、部品数が減少し、製造コストと据え付け工事費が削減されるとともに、構造の簡略化に伴い、故障の発生頻度減少が期待できるので、メインテナンス費用の削減も可能となる。
次に具体的な図に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係るポンプ施設の一例の外観を示す概略図である。図1において、10はマンホール、11はヘッダー管、12は流入管、13a、13bは立ち上がり管、14a、14bはポンプ、15a、15bは水吸入口、16は圧送管である。図1に示したポンプ施設には、図3に示したポンプに、別部品として設置されている、空気抜き弁44a、44b、逆止弁45a、45b、止水弁46a、46bがなく、後述するように、ヘッダー管11にその機能が集約されている。
図2は、本発明に係るヘッダー管の一例を示す図で、図2(a)は正面の断面図、図2(b)はAA断面図、図2(c)は逆止弁の斜視図、図2(d)は弁の拡大断面図である。なお、表記上の都合から、図2(a)は、図の左側がヘッダー管を設置する際の上方向になるように記載してある。
図2に示したように、本発明に係るヘッダー管20には、逆止弁22a,22b、止水弁27a、27bが備えられていて、おもな構成要素は、チーズ管21a、21b、21c、フランジ24a、24b、24c、24d、24e、ブラインドフランジ25a、25bで、フランジ類はパッキンを介してボルトで接合されている。
ここに示したヘッダー管は、流入口29a、29b、流出口30を備え、流入口29a、29b下流側に部分にリング状の弁座23a、23bを設け、多機能ヘッダー装置の流入口29a、29bの流出口30の側には逆止弁22a、22bを退避させる退避路31a、31bを形成している。弁座23a、23bの内径は逆止弁22a、22bの寸法よりも小さくしてあるので、流入口29a、29bからポンプ側へ外れてしまうことはない。
さらに、この逆止弁の場合は、図2(b)に示したように、逆止弁ガイド棒32に沿った状態で動作するようになっているので、逆止弁22a、22bは不測の方向へ動くことなく、弁座23a、23bと退避路31a、31bとの間を円滑に動作する。つまり、ポンプの静止状態で弁座23a、23bに着座している逆止弁22a、22bは、ポンプ始動による吐出圧により垂直に押上げられて、退避路31a、31bの空間に収納され、水を排出口30側へ送るようになっている。
また、ポンプ停止時には、伸縮バネ35による戻り力と逆流水圧33により、底板34を押上げ、瞬時に元の状態に戻り一連の動作が終了することにより、急閉式のウォーターハンマー(水撃)防止効果がある。
ここに示した止水弁27a、27bは、ブラインドフランジ25a、25bに設けられた雌ネジ部26a、26bに螺合する雄ネジを有し、ヘッダー管内への異物の侵入などの不測の事態が生じた際に、雄ネジを回転させることで、逆止弁22a、22bを流入口29a、29bの方へ移動させ、流入口29a、29bを閉塞することができる。
ここ示した例では、雄ネジのヘッドの形状が通常のボルトの六角形となっていて、回転させるにはスパナが必要となるが、適宜ハンドルを取り付けることにより、作業性を向上できるのは論を俟たない。
以上に説明したように本発明によれば、従来よりも部品数が少なく、据え付け工事に要する工数も削減可能なポンプ施設を提供することができる。なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば別形状の逆止弁、止水弁、弁体底部にウオ―ターハンマー防止装置を用いるような、本発明の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正を含む、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは勿論である。
10,40 マンホール
11,20,41 ヘッダー管
12,42 流入管
13a,13b,43a,43b 立ち上がり管
14a,14b,47a,47b ポンプ
15a,15b,48a,48b 水吸入口
16,49 圧送管
21a,21b,21c チーズ管
22,22a,22b,45a,45b 逆止弁
23a,23b 弁座
24a,24b,24c,24d,24e フランジ
25a,25b ブラインドフランジ
26a,26b 雌ネジ部
27a,27b,46a,46b 止水弁
28a,28b,44a,44b 空気抜き弁
29a,29b 流入口
30 流出口
31a、31b 退避路
32 逆止弁ガイド棒
33 逆流水圧
34 底板
35 伸縮バネ
11,20,41 ヘッダー管
12,42 流入管
13a,13b,43a,43b 立ち上がり管
14a,14b,47a,47b ポンプ
15a,15b,48a,48b 水吸入口
16,49 圧送管
21a,21b,21c チーズ管
22,22a,22b,45a,45b 逆止弁
23a,23b 弁座
24a,24b,24c,24d,24e フランジ
25a,25b ブラインドフランジ
26a,26b 雌ネジ部
27a,27b,46a,46b 止水弁
28a,28b,44a,44b 空気抜き弁
29a,29b 流入口
30 流出口
31a、31b 退避路
32 逆止弁ガイド棒
33 逆流水圧
34 底板
35 伸縮バネ
Claims (4)
- 下方を向いた流入口を有する少なくとも一つの流入路と、前記流入路の上部に連通する上方を向いた流出口を有する少なくとも1つの流出路と、前記流入路の部分に設けられてなる逆止弁と、前記流入路を閉塞する機能を有する止水弁とを有するヘッダー管又は吐出管において、前記逆止弁の底部にウオーターハンマー防止装置が設けられてなることを特徴とするヘッダー管又は吐出管。
- 前記逆止弁は、前記流入口を閉塞する形状の部材を有し、前記流入口に設けられた弁座と、前記流入口の上部に設けられてなる退避路との間を移動するように、配置されてなることを特徴とする、請求項1に記載のヘッダー管又は吐出管。
- 前記止水弁は、前記流入口に対向する部分に設けられてなる雌ネジと、前記雌ネジに螺合する雄ネジを有する部材を有し、前記ネジの回転により、前記逆止弁を前記流入口の方向に移動させて流入口を閉塞する機能を有することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のヘッダー管又は吐出管。
- 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のヘッダー管又吐出管を有することを特徴
とするポンプ施設。
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JP2001082375A (ja) * | 1999-09-17 | 2001-03-27 | Ebara Corp | 給水装置 |
JP4960520B1 (ja) * | 2011-05-25 | 2012-06-27 | アック東北株式会社 | ヘッダー管および下水ポンプ施設 |
JP5150859B1 (ja) * | 2012-04-13 | 2013-02-27 | アック東北株式会社 | ヘッダー管及びポンプ施設 |
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