JP5297303B2 - 対象物識別装置 - Google Patents

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本発明は、対象物識別装置に関する。
従来の対象物識別装置では、近赤外線波長領域の画像データ及び遠外線波長領域の画像データの2波長領域の画像データを利用して、目標飛翔体(対象物)とフレアとの赤外線特性の違いを利用した減算手段により対象物を識別する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。また、近赤外線領域の画像データ及び中赤外線領域の画像データを利用して対象物の本体情報、フレアの画像情報を抽出し、それらに基づいて対象物を識別する技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開平6−174828号公報(第4頁、図1) 特許第3431206(第4頁、図1)
従来の対象物識別装置では、対象物とフレアとが近接している場合には対象物とフレアの像が重なるため、これらの近接している対象物及びフレアを一つの対象物として或いは一つのフレアと識別される。そのため、対象物とフレアが近接している場合には誤識別が生じ誤誘導を招く恐れがあった。
そこで本発明は、評価領域から抽出した輪郭部を最終評価領域として設定し評価領域の重複を解消することによって誤識別を低減することのできる信頼性の高い対象物識別装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の対象物識別装置は、第1の波長帯での画像データである第1の画像データと、第1の波長帯よりも長波長領域の第2の波長帯での画像データである第2の画像データとを同じ視野で取得する画像データ取得手段と、識別対象である対象物のモデルパターンを記憶する第1の記憶手段と、前記画像データ取得手段によって取得された第1の画像データ上の所定の閾値以上の領域を一次評価領域として設定する第1の設定手段と、前記画像データ取得手段によって取得された第2の画像データに基づいて対象物の候補位置を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された対象物の候補位置に基づいて前記第1の画像データ上に二次評価領域を設定する第2の設定手段と、前記第1の設定手段によって設定された一次評価領域の輪郭部であり、かつ前記二次評価領域に含まれる当該輪郭部を最終評価領域として設定する第3の設定手段と、前記第3の設定手段によって設定された最終評価領域における前記第1の画像データの画素間の信号強度の差分を演算して得られるベクトル情報を算出し、当該ベクトル情報と前記第1の記憶手段によって記憶された対象物のモデルパターンとの類似度を示す評価値を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された評価値に基づいて前記視野内における対象物領域を識別する第1の識別手段と、を具備することを特徴とする。
また、請求項2記載の対象物識別装置は、第1の波長帯での画像データである第1の画像データと、第1の波長帯よりも長波長領域の第2の波長帯での画像データである第2の画像データとを同じ視野で取得する画像データ取得手段と、識別対象である対象物のモデルパターンを記憶する第1の記憶手段と、前記画像データ取得手段によって取得された第2の画像データに基づいて対象物の候補位置を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された対象物の候補位置に基づいて前記第1の画像データ上に二次評価領域を設定する第2の設定手段と、前記第2の設定手段によって設定された二次評価領域の排他的論理和の領域を最終評価領域として設定する第3の設定手段と、前記第3の設定手段によって設定された最終評価領域における前記第1の画像データの画素間の信号強度の差分を演算して得られるベクトル情報を算出し、当該ベクトル情報と前記第1の記憶手段によって記憶された対象物のモデルパターンとの類似度を示す評価値を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された評価値に基づいて前記視野内における対象物領域を識別する第1の識別手段と、を具備することを特徴とする。
また、請求項4記載の対象物識別装置は、第1の波長帯での画像データである第1の画像データと、第1の波長帯よりも長波長領域の第2の波長帯での画像データである第2の画像データとを同じ視野で取得する画像データ取得手段と、フレアのモデルパターンを記憶する第1の記憶手段と、前記画像データ取得手段によって取得された第1の画像データ上の所定の閾値以上の領域を一次評価領域として設定する第1の設定手段と、前記画像データ取得手段によって取得された第2の画像データに基づいて対象物の候補位置を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された対象物の候補位置に基づいて前記第1の画像データ上に二次評価領域を設定する第2の設定手段と、前記第1の設定手段によって設定された一次評価領域の輪郭部であり、かつ前記二次評価領域に含まれる当該輪郭部を最終評価領域として設定する第3の設定手段と、前記第3の設定手段によって設定された最終評価領域における前記第1の画像データの画素間の信号強度の差分を演算して得られるベクトル情報を算出し、当該ベクトル情報と前記第1の記憶手段によって記憶されたフレアのモデルパターンとの類似度を示す評価値を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された評価値に基づいて前記視野内における対象物領域を識別する第1の識別手段と、を具備することを特徴とする。
また、請求項5記載の対象物識別装置は、第1の波長帯での画像データである第1の画像データと、第1の波長帯よりも長波長領域の第2の波長帯での画像データである第2の画像データとを同じ視野で取得する画像データ取得手段と、フレアのモデルパターンを記憶する第1の記憶手段と、前記画像データ取得手段によって取得された第2の画像データに基づいて対象物の候補位置を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された対象物の候補位置に基づいて前記第1の画像データ上に二次評価領域を設定する第2の設定手段と、前記第2の設定手段によって設定された二次評価領域の排他的論理和の領域を最終評価領域として設定する第3の設定手段と、前記第3の設定手段によって設定された最終評価領域における前記第1の画像データの画素間の信号強度の差分を演算して得られるベクトル情報を算出し、当該ベクトル情報と前記第1の記憶手段によって記憶されたフレアのモデルパターンとの類似度を示す評価値を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された評価値に基づいて前記視野内における対象物領域を識別する第1の識別手段と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、信頼性の高い対象物識別装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る対象物識別装置の構成を示す機能ブロック図。 長波長赤外線画像データ101の一例を示す図。 中波長赤外線画像データ102の一例を示す図。 中波長赤外線画像データ102上の評価領域である領域102cを示す図。 中波長赤外線画像データ102上の評価領域である領域102cを示す図。 本発明の実施の形態1に係る対象物識別装置の処理のフローチャート。 本発明の実施の形態2に係る対象物識別装置の構成を示す機能ブロック図。 本発明の実施の形態3に係る対象物識別装置の構成を示す機能ブロック図。
以下、この発明の実施の形態に係る対象物識別装置について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態に係る対象物識別装置の構成、及び機能を示す機能ブロック図である。図1の対象物識別装置は、目標候補位置検出部103、評価領域設定部104、領域評価識別部105及び撮像系100を有する。更に、領域評価識別部105はデータベース部10(記憶手段)を備え、このデータベース部10には目標識別のためのモデルパターン10aが記憶される。
撮像系100はジンバル機構(図示しない)などにより駆動されて対象物に指向する。視野内の像はレンズ200(光学系)及びダイクロイックミラー201を介して長波長赤外線センサ202及び中波長赤外線センサ203に案内される。ダイクロイックミラー201は長波長赤外線を透過し中波長赤外線を反射するもので、レンズ200に対して後方に配置される。透過方向には長波長赤外線センサ202が配置され、反射方向には中波長赤外線センサ203が配置される。この他、ダイクロイックミラー201の代わりに多焦点レンズなどを用いて対象物を長波長赤外線センサ202、中波長赤外線センサ203に案内することもできる。
本実施の形態においては長波長赤外線センサ202、中波長赤外線センサ203を有し、長波長赤外線データ、及び中波長赤外線データに基づいて対象物を識別する対象物識別装置として説明するが、これに限らず異な近赤外線、或いは紫外線などを含めた複数の波長帯のデータに基づいて対象物を識別してもよい。
長波長赤外線センサ202は案内された光学的画像を長波長赤外線画像データ101に変換し、目標候補位置検出部103に出力する。一方、中波長赤外線センサ203は案内された光学的画像を中波長赤外線画像データ102に変換し、中波長赤外線画像データ102を評価領域設定部104に出力する。長波長赤外線画像データ101(図2)、中波長赤外線画像データ102(図3)のいずれも同じ視野内の画像であり複数の画素から構成される。これらの画像データは対象物及びフレアの温度が中心部と周辺部で異なり、選定される波長の赤外線センサにより異なる像が得られる。
目標候補位置検出部103は、長波長赤外線センサ202から出力された長波長赤外線画像データ101に基づいて目標となる対象物の候補となる位置である目標候補位置101b(101b´、101b´´)(以下、特に区別して説明する必要がある場合を除き目標候補位置101bとする)(図2)を抽出する。
評価領域設定部104は、中波長赤外線センサ203から出力された中波長赤外線画像データ102上に目標候補位置検出部103から入力された目標候補位置101bに基づいて評価領域として領域102bを設定する(二次評価領域)。この領域102bは本実施の形態では矩形で表されているがこれに限定されず任意の形状であってもよい。
また、評価領域設定部104は入力された中波長赤外線画像データ102に閾値処理を行って領域102aを抽出し評価領域として設定する(この領域102aを一次評価領域とする)。
複数存在する評価領域である領域102b(102b´、102b´´)(以下、特に区別して説明する必要がある場合を除き領域102bとする)の領域内に有り、かつ領域102aの輪郭部分を最終評価領域として領域102c(102c´、102c´´)(図4)(以下、特に区別して説明する必要がある場合を除き領域102cとする)として設定する。この様に最終評価領域を設定することにより評価領域の重複を解消することができる。
ここで、最終評価領域としての領域102cは、上述の二次評価領域としての領域102b、及び一次評価領域としての領域102aに基づいて設定されるばかりではなく、二次評価領域としての領域102bの排他的論理和の領域を最終評価領域とすることもできる。つまり、二次評価領域としての領域102b同士の重複がない領域を最終評価領域としての領域102c(図5)とすることもできる。
また、領域評価識別部105はモデルパターン10aと評価領域設定部104で設定され入力された最終評価領域(領域102c)とを比較して最終評価領域に評価値を与えその評価値に基づいて対象物の存在領域を決定する。
このモデルパターン10aは識別対象としての対象物の形状を示す信号強度のパターン、或いは、フレアの形状を示す信号強度のパターンである。対象物の形状を示す信号強度のパターンが記憶されていれば、領域評価識別部105は上述の評価値を基に対象物の存在領域を決定する。フレアの形状を示す信号強度のパターンが記憶されていれば、領域識別部105は評価値を基にフレアの存在領域を決定する。
評価値は、領域102cの信号強度のパターンと識別対象としての形状を示す対象物の温度データに基づく信号強度のモデルパターン10aとの類似度として与えられる。領域評価識別部105は、この評価値に基づいて両画像データで最も評価値の高い領域を対象物の存在領域として決定し、対象物を識別する。
データベース10がフレアの信号強度のモデルパターンを有する場合には、このフレアの形状を示す信号強度のモデルパターンと領域102cの信号強度のパターンとの類似度が算出され、その類似度が高い領域はフレアの存在領域であるとして対象物の候補から除外することもできる。
上述の領域評価識別部105は対象物(或いはフレア)の信号強度のモデルパターンに基づいて評価値を与え、この評価値の高い領域を対象物(或いはフレア)の存在する領域であると決定する。
領域評価識別部105は撮影条件、信号レベル、評価領域の重なりが生じることによる誤識別が生じる可能性がある。そのため、最終評価領域である領域102cの評価時において誤識別を低減させるためにベクトル情報に基づいた対象物の識別手法を用いる。ベクトル情報は、画像領域内の画素間の信号強度の差分として与えられ、次式(1)で表すことができる。
式(1)においてIは画素の信号強度であり、添え字i、jは画素を区別するためのインデックスである。式(1)から得たベクトルRi,jの大きさは画素間の信号強度の勾配の強度を示す。また、ベクトルの方向は画素の連結性を示す。すなわちベクトルRi,jは画素の明るさの勾配に対する直行成分を示す。
領域評価識別部105は、入力された領域102c及びベクトルRi,jを用いて信号分布形状の統計量を評価する。この統計量を用いることで、目標領域の抽出の指標を絶対量(強度そのもの)から強度間の関係に置き換えることができる。従って領域評価識別部105に信号レベルの強弱変化に対するロバストな性質を持たせることができる。
図2、図3は、長波長赤外線画像データ101及び中波長赤外線画像データ102の一例を示す図である。図2は長波長赤外線画像データ101を示し、図3は中波長赤外線画像データ102を示している。図2に示す領域101aは、目標候補位置検出部103が長波長赤外線センサ202から入力された長波長赤外線画像データ101の信号強度を基に抽出した所定の閾値帯に対応する信号強度を示す領域である。この領域101aは、長波長赤外線画像データ101の信号強度を基に閾値処理を行うことにより抽出される。
図2及び図3に示す目標候補位置101bは目標となる対象物の候補の位置を示している。この目標候補位置101bは、目標候補位置検出部103によって抽出された領域101aの重心、或いは領域101a内の信号強度のピーク位置を目標候補位置101bとすることにより抽出される。
図2に示す領域102bは、検出された目標候補位置101bに基づいて評価領域設定部105によって中波長赤外線画像データ102上に評価領域として設定される。図2においてこの領域102bは、目標候補位置101bを基に矩形で設定された例を示したものであるが矩形に限定されるものではない。
領域102cは上述した評価領域設定部104により設定される最終評価領域である。
図6は、本発明の実施の形態1に係る対象物識別装置の処理のフローチャートである。撮像系100はジンバル機構などにより駆動されて対象物に指向し、視野内の像はレンズ200を介してダイクロイックミラー201を介して長波長赤外線センサ202、及び中波長赤外線センサ203に案内される。長波長赤外線センサ202は案内された光学的画像を長波長赤外線画像データ101に変換し目標候補位置検出部103に出力することによって、目標候補位置検出部103によって長は長赤外線画像データ101が取得される。一方、中波長赤外線センサ203は案内された光学的画像を中波長赤外線画像データ102に変換し、評価領域設定部104に出力することによって、評価領域設定部104によって中波長赤外線画像データ102が取得される(S1)(画像データ取得手段)。
目標候補位置検出部103は、S1において長波長赤外線センサ202から取得した長波長赤外線画像データ101に基づいて目標候補位置101bを抽出する(S2)(抽出手段)。この目標候補位置101bは評価領域設定部104に出力され、評価領域設定部104は中波長赤外線センサ203から出力された中波長赤外線画像データ102を取得し、中波長赤外線画像データ102上に目標候補位置検出部103より出力された目標候補位置101bに基づいて領域102bを二次評価領域として設定する(第2の設定手段)とともに、評価領域設定部104は中波長赤外線センサ203から入力された中波長赤外線画像データ102に閾値処理を行って領域102aを抽出し、この抽出した領域102a内であって目標候補位置101bを含む領域を一次評価領域として領域102aとして設定する(S3)(第1の設定手段)。
評価領域設定部104によってS3において設定された領域102a、及び領域102bによって領域の外縁部分(領域102c)が最終評価領域として設定される(S4)(第3の設定手段)。この最終評価領域としての領域102cは領域評価識別部105に出力される。
領域評価識別部105は評価領域設定部104によって出力された最終評価領域としての領域102cに上述したベクトル演算処理後モデルパターン10aと比較して評価値を算出する(算出手段)。その評価値に基づいて複数の最終評価領域の中から対象物の存在領域を決定する。或いはフレアの存在領域を決定することにより対象物の候補から除外することにより対象物の存在領域を決定し、対象物を識別する(S5)(第1の識別手段)。
以上のように実施の形態1によれば、フレア発出途中過程において対象物とフレアの像に重なりが生じる場合において、適切に対象物を識別及び検出することができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2における対象物識別装置の構成を示している。図7において図1と共通する部分には同じ符号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。本発明の実施の形態2では領域評価識別部105の代わりに相互領域評価識別部106から構成される。実施の形態1と同様に評価領域設定部104において設定された中波長赤外線画像データ102上に設定された領域102cが相互領域評価識別部106に入力され、領域同士の差異が評価される(評価手段)。
この領域同士の差異を評価することによって、最も異なる評価領域の位置が対象物の存在する領域であると決定され、対象物を識別することができる(第2の識別手段)。
この実施の形態2によれば、フレア発出途中過程において対象物とフレアの像に重なりが生じる場合において、適切に対象物を識別及び検出することができ、更に複数存在する領域同士を評価することにより対象物をより正確に識別することができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3における対象物識別装置の構成を示している。図8において図1と共通する部分には同じ符号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。本発明の実施の形態3では実施の形態1で説明した構成に加えて評価領域記録部111をさらに有する。
実施の形態1と同様に評価領域設定部104において設定された中波長赤外線画像データ102上に設定された領域102cが領域評価識別部105に出力されるとともに、評価領域記録部111にも出力される。
領域評価識別部105は実施の形態1と同様に評価領域設定部104によって出力された最終評価領域としての領域102cにベクトル演算処理後、モデルパターン10aと比較して評価値を算出する。
また、評価領域記録部111は評価領域設定部104によって出力された最終評価領域としての領域102cをN(Nは自然数)フレームにわたって連続して記録する。
この評価領域記録部111に記録されるNフレームにわたる領域102cの時間的な変化、及び領域評価識別部105によって算出された評価値を総合して対象物を識別する。
この実施の形態3によれば、評価値に加え、領域102cをNフレームの一定時間にわたり観察することが可能となり、より正確に対象物を識別することが可能となる。
これはフレアが発出後、時間経過とともに温度が減衰するという特性を利用し、領域102cを複数のフレームの一定時間にわたる時間変化の特徴量の一つとして評価することによって対象物を正確に識別することができるためである。
なお、この発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
10 データベース部
10a モデルパターン
100 撮像系
101 長波長赤外線画像データ
102 中波長赤外線画像データ
103 目標候補位置検出部
104 評価領域設定部
105 領域評価識別部
106 相互領域評価識別部
111 評価領域記録部
200 レンズ
201 ダイクロイックミラー
202 長波長赤外線センサ
203 中波長赤外線センサ

Claims (7)

  1. 第1の波長帯での画像データである第1の画像データと、第1の波長帯よりも長波長領域の第2の波長帯での画像データである第2の画像データとを同じ視野で取得する画像データ取得手段と、
    識別対象である対象物のモデルパターンを記憶する第1の記憶手段と、
    前記画像データ取得手段によって取得された第1の画像データ上の所定の閾値以上の領域を一次評価領域として設定する第1の設定手段と、
    前記画像データ取得手段によって取得された第2の画像データに基づいて対象物の候補位置を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された対象物の候補位置に基づいて前記第1の画像データ上に二次評価領域を設定する第2の設定手段と、
    前記第1の設定手段によって設定された一次評価領域の輪郭部であり、かつ前記二次評価領域に含まれる当該輪郭部を最終評価領域として設定する第3の設定手段と、
    前記第3の設定手段によって設定された最終評価領域における前記第1の画像データの画素間の信号強度の差分を演算して得られるベクトル情報を算出し、当該ベクトル情報と前記第1の記憶手段によって記憶された対象物のモデルパターンとの類似度を示す評価値を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された評価値に基づいて前記視野内における対象物領域を識別する第1の識別手段と、
    を具備することを特徴とする対象物識別装置。
  2. 第1の波長帯での画像データである第1の画像データと、第1の波長帯よりも長波長領域の第2の波長帯での画像データである第2の画像データとを同じ視野で取得する画像データ取得手段と、
    識別対象である対象物のモデルパターンを記憶する第1の記憶手段と、
    前記画像データ取得手段によって取得された第2の画像データに基づいて対象物の候補位置を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された対象物の候補位置に基づいて前記第1の画像データ上に二次評価領域を設定する第2の設定手段と、
    前記第2の設定手段によって設定された二次評価領域の排他的論理和の領域を最終評価領域として設定する第3の設定手段と、
    前記第3の設定手段によって設定された最終評価領域における前記第1の画像データの画素間の信号強度の差分を演算して得られるベクトル情報を算出し、当該ベクトル情報と前記第1の記憶手段によって記憶された対象物のモデルパターンとの類似度を示す評価値を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された評価値に基づいて前記視野内における対象物領域を識別する第1の識別手段と、
    を具備することを特徴とする対象物識別装置。
  3. 前記第1の記憶手段はフレアのモデルパターンを記憶し、
    前記算出手段は前記ベクトル情報と前記フレアのモデルパターンとの類似度を示す評価値を算出し、
    前記第1の識別手段はその評価値に基づいて前記視野内におけるフレアを識別することを特徴とする請求項1または請求項2記載の対象物識別装置。
  4. 第1の波長帯での画像データである第1の画像データと、第1の波長帯よりも長波長領域の第2の波長帯での画像データである第2の画像データとを同じ視野で取得する画像データ取得手段と、
    フレアのモデルパターンを記憶する第1の記憶手段と、
    前記画像データ取得手段によって取得された第1の画像データ上の所定の閾値以上の領域を一次評価領域として設定する第1の設定手段と、
    前記画像データ取得手段によって取得された第2の画像データに基づいて対象物の候補位置を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された対象物の候補位置に基づいて前記第1の画像データ上に二次評価領域を設定する第2の設定手段と、
    前記第1の設定手段によって設定された一次評価領域の輪郭部であり、かつ前記二次評価領域に含まれる当該輪郭部を最終評価領域として設定する第3の設定手段と、
    前記第3の設定手段によって設定された最終評価領域における前記第1の画像データの画素間の信号強度の差分を演算して得られるベクトル情報を算出し、当該ベクトル情報と前記第1の記憶手段によって記憶されたフレアのモデルパターンとの類似度を示す評価値を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された評価値に基づいて前記視野内における対象物領域を識別する第1の識別手段と、
    を具備することを特徴とする対象物識別装置。
  5. 第1の波長帯での画像データである第1の画像データと、第1の波長帯よりも長波長領域の第2の波長帯での画像データである第2の画像データとを同じ視野で取得する画像データ取得手段と、
    フレアのモデルパターンを記憶する第1の記憶手段と、
    前記画像データ取得手段によって取得された第2の画像データに基づいて対象物の候補位置を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された対象物の候補位置に基づいて前記第1の画像データ上に二次評価領域を設定する第2の設定手段と、
    前記第2の設定手段によって設定された二次評価領域の排他的論理和の領域を最終評価領域として設定する第3の設定手段と、
    前記第3の設定手段によって設定された最終評価領域における前記第1の画像データの画素間の信号強度の差分を演算して得られるベクトル情報を算出し、当該ベクトル情報と前記第1の記憶手段によって記憶されたフレアのモデルパターンとの類似度を示す評価値を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された評価値に基づいて前記視野内における対象物領域を識別する第1の識別手段と、
    を具備することを特徴とする対象物識別装置。
  6. 前記最終評価領域が複数ある場合において、前記最終評価領域同士の類似度を評価する評価手段と、
    前記評価手段によって評価された類似度に基づいて前記視野内における対象物領域を識別する第2の識別手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の対象物識別装置。
  7. 前記最終評価領域を連続する複数フレームにわたり記憶する第2の記憶手段をさらに具備し、
    前記算出手段によって算出された評価値と、前記第2の記憶手段によって記憶された複数フレームにわたる最終評価領域の時間的な変化に基づいて前記視野内における対象物領域を評価することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の対象物識別装置。
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