JP5296194B2 - 流体の流量値を決定するための方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体の流量を決定するための方法、及びこの方法を実施するための装置に関する。
本発明に従う決定方法は、液体又は気体の流れに関する多くの種類の情報にアクセスすることを可能にする。限定されない例として、この決定方法を使用して、チャンバーの壁を通した溶媒の輸送に関する情報や、或いはこのチャンバーの拡張に関する情報を推定することができる。
本発明は、特に、炭化水素が貯蔵されている容器の透過性を検討しようとするものである。この点において強調すべきことは、これらの炭化水素の貯蔵及び輸送が、貯蔵及び輸送構造体を製造するために使用される熱可塑性重合体の透過性に特に関連のある問題を引き起こすということである。
自動車用のガソリンタンクという特定の場合には、このタンクの壁部の透過性のために外側に放出される炭化水素蒸気の量は、ますます厳しい基準に制約されている。これらの条件では、この透過性は、最初に貯蔵された炭化水素の体積変化に基づいて、可能な限り正確に測定されなければならない。
そのために、まず、重量測定型の測定を実施することが知られている。まず、体積変化を判断すべき流体をその受入チャンバー内に貯蔵する。続いて、この容器とその内容物とによって形成される集合体の重量損失を経時観察する。この容器の重量が一定であるならば、この容器から外に蒸発した流体の割合を推定することを可能にするその流体の重量偏差を決定する。
別法として、所謂放出測定を実施することも知られている。流体を、透過特性が試験されるポリマーに送る。続いて、この集合体を、該の壁部を通過する蒸気を回収するこのできる密閉容器内に置く。次いで、これらの蒸気を、所定の成分を吸着する活性炭を含むセルに向ける。次いで、これらの活性炭の重量の傾向を監視することによって、該の透過性値を推定することが可能になる。
しかしながら、これらの様々な既知の方法を実施するには、所定の欠点がある。実際のところ、これらの感度は比較的低い。さらに、検討されている物理化学的現象の現実を満足に反映しそうにない。
そういうわけで、本発明は、これら様々な欠点を改善することを目的とする。この目的のために、その要旨は、少なくとも1種の流体についての少なくとも一つの流量値を決定するための方法であって、この流体(流動流体という)を、キャリア相の一部によって隔てられた一連のプラグの形態の流動部材に供給し、該流動部材におけるこれらのプラグの移動速度を測定し、それからこの流動流体の該流量値又は各流量値を推定する前記方法である。
本発明の他の特徴によれば、
・該流動部材は該チャンバーの内部体積に連絡し;
・該チャンバーの内部体積の少なくとも一部分に溶媒を供給し、該チャンバーの壁部の少なくとも一部分を通したこの溶媒の移動に関する情報を該流動流体の流量値から推定し;
・溶媒が運ばれない本体と、この本体に特に取り外し可能に設けることができるインサートとを備えるチャンバーを使用し、ここで、このインサートは、該溶媒を運ぶことのできる材料から作られており、この材料は、特に該溶媒に対して透過性であるものとし;
・該チャンバーは、実質的に一定の温度及び圧力に設定され;
・該流動流体の体積の経時変化を流量から推定し;
・前記溶媒の前記チャンバーの前記部分の壁部の内部への物質の移動に相当する遷移領域を特定し;
・前記溶媒に面したこれらの壁部の実際の透過に相当する永続領域を特定し;
・前記溶媒を減衰流体の手段により前記流動流体から分離し;
・前記溶媒を複数の成分の混合物によって形成し、前記チャンバーの壁部の前記部分を介したこの溶媒の移動により生じるガス状部分の少なくとも1回の分析を実施し;
・前記チャンバーの拡張に関する情報を前記流量値から推定し;
・流体に対して透過性ではないチャンバーを使用し、また、少なくとも一つの操作条件、特に温度及び/又は圧力を変更し;
・前記プラグの移動速度をデジタル写真システム、特にカメラの手段により測定し;
・互いに対して少なくとも部分的に平行に延びる多数の流動部材を使用し、様々な流動流体をこれら様々な流動部材に供給し、各流動流体のプラグ移動速度を単一の写真システムの手段により測定し;
・前記流量値を、次の方程式を使用して推定し:
Q=V.S.F;式中、
Qは流体の流量に相当し;
Vは、前記写真システムと関連する、時間単位当たりピクセル変化に相当し;
Sは前記流動部材の内部断面積に相当し;
Fは写真システムの拡大に相当し;
・前記流動部材の内部断面積は10-4mm2〜1mm2、好ましくは10-3〜10-1mm2である。
本発明の別の要旨は、上記方法を実施するための装置であって、
・少なくとも1個のチャンバーと、
・対応するチャンバーの入口と連通する少なくとも1個の流動部材と、
・対応する流動部材の内部でのプラグの動きを特に見るための少なくとも1個の写真システムと、
・該写真システム又は各写真システムによって得られた画像用のコンピュータ処理手段
とを備えるものである。
本発明の他の特徴によれば、
・前記又は各流動部材をキャリア相部分によって隔てられた一連のプラグの手段により充填し;
・前記流動部材は断熱によって形成され;
・前記流動部材はウエハーに食刻されたチャネルにより形成される。
以下、単なる非限定的な例として与える添付図面を参照して、本発明を説明する。
図1は、本発明に従って流体の流量を決定するための方法を実施する際の2回の連続工程を図式的に示す正面図である。 図2は、本発明に従って流体の流量を決定するための方法を実施する際の2回の連続工程を図式的に示す正面図である。 図3は、本発明に従って決定される、流体の経時体積変化を示すグラフ図である。 図4は、従来技術の実施を示す、図3と同様のグラフ図である。 図5は、本発明に従う装置の変形例を示す斜視図である。
図1に示すように、本発明に従う流体の流量を決定するための装置は、特にPTFEから作られた可撓として作製された流動部材6を備える。この6は、写真システム(この場合にはカメラ10である)と連携するために、有利には半透明、特に透明である。この流6に向けられるこのカメラは、このカメラによって生成されるデータを処理することを可能にするコンピュータ手段11と関連している。
有利には、流動部材6の内部断面積は、10-4mm2〜1mm2、好ましくは10-3〜10-1mm2である。この内部断面積は、流動部材6の壁部を除いた一次元を指す。
下流、すなわち図1及び2中の右側に向けて、流動部材6がチャンバー2に通じており、ここで、該部材は、一体形成されていても多数の異なる部材で形成されていてもよい。示した例では、チャンバー2は、金属などの非透過性材料から作られた本体21を備える。この本体21は、窓22の範囲を定め、該窓は、例えば透過性が測定される材料から作られたインサート23を受容することができる。
この実施形態は、単一の本体21を使用でき、そのため試験されるべき異なる材料から作られた多数の連続インサートを加えることができるので、有利である。Vはチャンバー2の内部体積を表し、Pはインサート23の壁部を表し、Eは外部の周囲空気を表す。最後に、チャンバー2の入口4と6との気密性は、任意の適当な手段によって確保される。
また、6及びチャンバー2内部の損失水頭を補うための圧力調節部材も備えられている。それ自体周知のタイプのこの部材14は、6の上流に設置される。最後に、インサート23の近くに位置する分析装置15が備えられる。以下で詳細に説明するように、この電気器具15(例えば、気相クロマトグラフ)を使用してチャンバー2から逃れる気相を分析することができる。
ここで、上記装置の手段による本発明に従う方法の実施を説明する。
この例では、流体(例えば炭化水素H)に対するインサート23の壁部Pの透過性を決定することが考えられる。このために、まず、チャンバーの内部体積Vの少なくとも一部分を、この炭化水素を使用して満たす。この例示では、この炭化水素をチャンバーの上部のみ、すなわちインサート23の近くにのみ供給する。
さらに、このチャンバーの内部部分は減衰流体Tで占められているため、チャンバーの内部体積は流体で占められることになる。また、以下で説明するように、減衰流体Tを使用することが有利であることも注目すべきことである。該流体は、一方では6への炭化水素の漏れを防ぎ、他方では検討される炭化水素と6に流入する流体とが混ざるのを防ぐことを可能にするからである。
続いて、キャリア相部分22に、一連のプラグ20がそれ自体周知の態様で形成されている。本発明の意味するところでは、プラグとは、6に沿って流れ、実質的に該の幅を占める流体相、又は固体のことである。これらのプラグは、プラグをなす流体とは混和しないキャリア流体によって互いに隔てられている。
これらのプラグは、6とは異なる従来の構造生成手段でそれ自体周知の態様で形成できる。続いて、これらのプラグが形成されたら、これらを任意の好適な手段により6に射出する。変形例として、これらのプラグを任意の好適な慣用手順により6内に直接形成してもよい。
この際、6は、プラグの連続ストリングと形容することのできる、プラグとキャリア相部分との繰り返しを含む。これらのプラグ20及びこれらの部分22は、該内部の流量が以下に説明する工程に従って決定される本発明でいう流動流体を形成する。
上記ストリング内では、同じ種類の又は異なる種類のプラグを使用することができる。一例として、これらのプラグは、例えば着色水とグリセリンとの混合物によって形成されるドロップであるのに対し、キャリア相は、例えばシリコーンオイルによって形成される。
有利には、これらのドロップとこれらのキャリア相部分との区別は、カメラ10により、特に明暗差によりなされる。つまり、ドロップ又はキャリア相が暗いのに対し、キャリア相又はドロップは明るくてよく、それによってドロップと該部分との各容量を判断することができる。また、ドロップ及び該部分は透明であるが、ただしそれらの界面がカメラで確認できる状態のものを提供することも可能である。
Lは様々なドロップの長さを表し、L'は、様々な中間部分の長さを表す。有利には、これらの長さL及びL'は、カメラの視野の値未満、特に5cm未満、典型的には0.1〜1mmである。また、この例示では、様々なドロップは同じ長さLを有すると共に、様々な上記部分も同じ長さL'を有する。しかしながら、ドロップ及び/又は上記部分が異なる長さを有するものを提供することも可能である。
操作条件は、チャンバー2が拡張せず、かつ、炭化水素の密度が一定であるというものであると考えられる。また、炭化水素の一部が、最初に貯蔵されていたチャンバーの内部体積Vを出て壁部Pに浸透し、又は外部Eに透過することも考えられる。
これらの条件では、圧力調節部材14が存在するため、矢印で示されるこの炭化水素部分Hのアウトプットにより減衰流体Tがチャンバー2中で上昇し(矢印’で示す)、そして矢印Fに従ってプラグ20のストリングが移動する。これらの様々な流体流れを図2に示している(上記移動の値は、明確にするために強調されている)。
この図2に示すように、減衰流体Tを使用すると、この減衰流体が6の一部を占める場合でもプラグ20が内部体積Vに浸透するのを回避することが可能になることも触れておく。これは、その後の手順のためにこれらのプラグを容易に再利用できるので有益である。
本発明によれば、6内部のプラグ20の移動速度は、コンピュータ処理手段11と連携したカメラ10を使用して測定される。このの部分も知られている場合には、それから、この内部において時間単位当たりに移動する、プラグ20と部分22とによって構成される流動流体の体積を推定することが可能である。この値は、チャンバー2内部の炭化水素体積変化に相当する。
より具体的には、次の方程式を使用する:
Q=V.S.F
(式中、
Qは時間単位当たりの体積変化(mm3/sで表す)に相当し
Vは、カメラによって測定される、時間単位当たりのプラグの移動(ピクセルでの)に相当し(ピクセル/sで表す)
Sは、チャネルの内部断面積に相当し(mm2で表す)、
Fは、カメラの拡大(mm/ピクセル)、すなわちピクセル数と距離との相関である。)。
この第1の段階で、瞬間流量値を決定した。後の段階では、この偏差の積分を算出することができるが、これは、体積の経時変化を示す曲線を得ることを可能にする。
図3は、プラグ20と部分22とによって構成される、炭化水素Hの透過分を補うために6に移動してきた流動流体の体積Vの時間に応じた変化を示している。これらの曲線は、まず、比較的急な傾斜を有する第1遷移型領域(Iで表す)と、それよりも傾斜の緩やかな第2永続型領域IIとに分解されることが注記される。
領域Iは、内部体積Vから外へ炭化水素が逃れる初期段階、すなわちこの炭化水素が拡散し、かつ、インサート23の壁部P内で安定化する初期段階に相当する。この領域Iは、炭化水素の伝搬が壁部P内部の前方に進むことを示している。
次に、領域IIは後段階に関し、この間に、炭化水素は外部Eに移動する。この領域IIは、炭化水素の拡散と溶解とが平衡し、それによって炭化水素に対する材料の透過性を決める永続的領域に相当する。
したがって、この図3は、インサート23を通した炭化水素の輸送に関連する情報にアクセスすることを可能にする。この一般的な用語「輸送」には、一方では壁部の内部へのこの炭化水素の移動(領域Iによって表される)と、他方では炭化水素に対するこれらの壁分の実際の透過(領域IIによって表される)とが含まれる。
この点に関して、図3の曲線は、波線で示されるように実質的に水平な領域IIを示すことができることを注記しておく。この場合、これは、単に炭化水素が壁部Pに移動するに過ぎないことを意味する。一方、この炭化水素は、周囲空気には拡散しない。
変形例として、検討される溶媒を異なる成分の混合物により形成することも提供できる。この場合には、電気器具15を使用して、チャンバー2の外にインサート23を介して抜けるガス分の少なくとも1回の分析を実行する。有利には、このような分析を用いて、この溶媒の成分の一方又は他方が他の一成分又は複数の成分の後に逃げる傾向があるのかどうかを特定することができる。
図3は、本発明の利点、すなわち、従来技術よりも多くの情報にアクセスすることを可能にするという事実を強調するものである。この点に関して、図4は、技術常識に従って重量測定を実施することによって得られた曲線を示している。この方法は、容器と内容物とによって構成される全体の重量損失のみを検討することを可能にすることが想起される。
これらの条件では、この図4は、本発明の場合における体積Vではなく重量Mの経時変化を示している。対応する曲線は、X軸と一致する領域I'、続いて図3の領域IIと同じ傾きの領域II'を含む。また、一方では領域Iと領域IIとの遷移、他方では領域I'と領域II'との遷移は、遷移時間(t0で表す)のいずれかの側で生じることも注記しておく。図4から明確に分かるように、インサート23の厚み内で炭化水素が拡散する段階は、従来技術では特定されない。というのは、この現象は、容器と内容物とによって構成される全体のいかなる重量損失も引き起こさないからである。
また、図1及び2の装置に基づき、異なる物質をスクリーニングする方法を実施することが可能であることも触れておく。このために、上記工程に従って、第1インサート23を形成する材料の透過性を特定した後に、これを、異なる材料で作られた、該透過性を特定すべき別のインサートで置き換える。次いで、窓22内に異なるインサートを連続的に設置することによって、多数の材料を従来の方法で試験することが可能である。このスクリーニング段階の終了時に、1種以上の好ましい材料を、関心のある透過性を有するものとして特定する。
本発明は、上で説明しかつ示した例には限定されない。
例えば、流動部材を断熱の形態ではなく、ウエハー内に設けられるチャネルの形態で作製することも提供できる。この場合、このチャネルは、特に「D.C.Duffy,JC MacDonald,Olivier J.A.Schueller,Gorges M.Whitesides,Anal.Chem.,70,p.4974−4984,1998」に記載された、従来技術の手順に従って製造される。この際、このチャネルの下流の端部は、任意の好適な手段によって、チャンバー2の入口に開口する。
示した例では、チャンバーの内部体積の外側の、流体が出るところ関連する流量を測定している。本発明によれば、この内部体積内の流体の到着に関連する流量を測定することも可能である。この場合には、この現象は、図2のように右手ではなく左手へのプラグ20及び部分22の移動を引き起こす。同様に、プラグの置換速度も測定されるが、これは、チャンバー内における流体の体積増加に関連する情報にアクセスすることを可能にする。
先の本文においては、流体の流量を測定して、そこからチャンバーの透過性に関する情報を推定した。しかしながら、本発明に従う方法を実施して、チャンバーの拡張に関する情報にアクセスすることも可能である。
この場合には、操作条件、特に温度及び/又は圧力及び/又は湿度を変更して、チャンバーの内部体積の値を変更する。このチャンバーに最初に入ることが許された流体が一定密度を有すると仮定すると、該流体の体積は一定であるため、チャンバーの拡張によりプラグ20がその内部体積に到達する。これらのプラグ(このように移動するように作られている)の流量を測定すると、チャンバーの拡張の値にアクセスすることが可能になる。
最後に、上記例では、カメラ10は、単一の流6と関連している。しかしながら、図5に示すように、多数の流管106(これらは同様に多数のチャンバー102と連通する)の内部にプラグが移動するのを見ることができるように、同一のカメラ110を与えることも可能である。言い換えれば、単一のカメラを使用して多数の体積変化測定を同時に実施することができる。
本発明は、上記目的を達成することを可能にする。
実際に、本発明は、単純でかつ費用効果の高い方法で、流体の体積変化を決定することを可能にする。さらに、この実施は、自動的かつ連続的に行うことができる。
さらに、本発明に従う方法は、小断面の流動部材を使用することで、1時間当たり1ナノリットル未満であってよい非常に低い流量値を検出することが可能となるため、非常に感度が高い。最後に、図3に示すように、本発明は、特にチャンバーから外への流体の一時的な逃げに関する、非常に多くの情報にアクセスすることを可能にする。
以下、単なる例示として、本発明の代表的な実施例を説明する。
チャンバー2を使用する。その本体21は、ステンレススチール製である。このチャンバー2の窓22は、ポリアミドから作られたインサート23によりブロックされている。チャンバー2の内部体積は2mLである。このチャンバーは、該ポリアミドを透過するアルコールを使用して完全に満たされている(ただし、結合領域は除く)。
このチャンバーは、PFAから作られた流6に結合している。このは、2メートルの長さ及び250ミクロンの内径を有する。参照番号ITV0010としてSMC社が販売するものに一致する電空圧力調節器14に関連づけられている。
シリコーンオイルによって形成されたキャリア相部分の連続によって隔離された、水とグリセリンと着色剤との混合物により形成されたドロップを作り出す。各ドロップ及び各部分のそれぞれの長さL及びL'は、約0.5mmである。
また、SONY製XACD70カメラ10も使用し、これを6の直線部分に向ける。次いで、チャンバー内部の流体の体積変化を測定すると共に、操作条件を40℃の温度及び300mbarの圧力に維持する。
上記方法を使用することによって、図2の領域I及びIIにアクセスする。1時間後に、0.2mLの流体がチャンバーの壁部に向かって内部体積から拡散したことを見ることができる。続いて、この初期段階後に、この流体は、図2の領域IIに相当する外部の方に移動する。24時間後に、測定される総体積変化は1mLである。
2 チャンバー
1 本体
2
3 インサート
4 入口
6 流動部材
10 カメラ
11 コンピュータ手段
14 圧力調節部材
15 分析装置
20 プラグ
22 キャリア相部分
E 周囲空気
H 炭化水素
P 壁部
T 減衰流体
V 内部体積

Claims (16)

  1. 少なくとも1種の流体についての少なくとも一つの流量値を決定するための方法であって、この流体(流動流体という)をキャリア相の部分(22)によって隔てられた一連のプラグ(20)の形態の流動部材(6)であってチャンバー(2)の内部体積(V)と連通しているものに供給し、ここで、該流動部材におけるこれらのプラグの移動速度を測定し、それからこの流動流体(20、22)の該流量値又は各流量値を推定し、溶媒(H)を該チャンバー(2)の該内部体積(V)の少なくとも一部分に供給し、そして、該チャンバーの壁部(P)の少なくとも一部(2 3 )を通したこの溶媒の輸送に関する情報を該流動流体(20、22)の流量値から推定することを特徴とする、前記方法。
  2. 使用する前記チャンバー(2)が、前記溶媒を輸送しない本体(21)と、この本体(21に付加できるインサート(23)とを備え、このインサートは、該溶媒を運ぶことのできる材料から作られていることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  3. 前記インサート(2 3 )が前記本体(2 1 )に取り外し可能に付加されていることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記材料が前記溶媒に対して透過性であることを特徴とする、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記チャンバー(2)を実質的に一定の温度及び圧力に設定することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記流動流体の体積の経時変化を前記流量から推定することを特徴とする、請求項〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記チャンバーの前記部分(23)の壁部(P)の内部への前記溶媒からの物質の移動に相当する遷移領域(I)を特定することを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記溶媒に面したこれらの壁部(P)の実際の透過に相当する永続領域(II)を特定することを特徴とする、請求項6又は7に記載の方法。
  9. 前記溶媒(H)を減衰流体の手段(T)によって前記流動流体(20、22)から分離することを特徴とする、請求項〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記溶媒(H)を複数の成分の混合物により形成し、前記チャンバーの壁部(P)の前記部分(23)を通したこの溶媒の輸送により生じたガス状部分の少なくとも1回の分析を実施することを特徴とする、請求項〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記プラグ(20)の移動速度をデジタル写真システム(10)の手段により測定することを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記デジタル写真システムがカメラ(10)を備えることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 互いに少なくとも部分的に平行な多数の流動部材(106)を使用し、様々な流動流体をこれら様々な流動部材に供給し、そして、各流動流体のプラグの移動速度を単一の写真システム(110)の手段により測定することを特徴とする、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 前記流量値を、次の方程式を使用して推定することを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の方法:
    Q=V.S.F
    式中、
    Qは流体の流量に相当し;
    Vは、前記写真システムと関連する、時間単位当たりピクセル変化に相当し;
    Sは前記流動部材(6)の内部断面積に相当し;
    Fは、前記写真システムの拡大に相当する。
  15. 前記流動部材(6)の内部断面積が10-4mm2〜1mm 2 あることを特徴とする、請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
  16. 前記流動部材(6)の内部断面積が10 -3 〜10 -1 mm 2 であることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
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