JP5293223B2 - デジタルカメラ - Google Patents
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Description
このような撮影画像の削除操作の際に保存しておきたい画像を誤って削除してしまうことを防止する為に、デジタルカメラは削除を禁止するプロテクト機能を備えている。この機能は、記録媒体から画像を読み出し、モニターに再生して、気に入った画像に対しては表示画面上の再生メニューの「プロテクト」を選択し、実行ボタンを押し下げることによってその画像にプロテクトをかけるものである(例えば、特許文献1参照)。
請求項4の発明によるデジタルカメラは、被写体を撮像して被写体画像を生成する撮像手段と、前記被写体画像中の被写体人物の顔画像が所定の顔表情であることを検出する顔表情検出手段と、前記被写体人物の顔画像が前記所定の顔表情であることを前記顔表情検出手段が検出した時に自動的に撮影を開始する自動撮影手段と、前記自動撮影手段により撮影された被写体画像を記憶媒体に記録する記録手段と、前記記憶媒体から所定の顔表情の被写体画像を自動的に読み出し表示画面上に一覧表示させる読出し手段と、前記一覧表示された被写体画像の中から画像を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された画像を前記記憶媒体から削除することを禁止するプロテクト処理を行うプロテクト手段と、を備えることを特徴とする。
−第1の実施の形態−
図1は、本発明の第1の実施の形態によるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
画像記録部16は、画像情報とその画像に関する属性情報とを関連付けて不揮発性のメモリ16aに記録する。
顔表情設定部25は、被写体人物の複数の顔表情を外部から設定する操作部であり、以下の説明では、顔表情として笑顔を設定したものとして説明する。
顔表情検出部23は、被写体画像中の被写体人物の顔表情が笑顔であることを検出すると、検出信号を制御部20に対して出力する。
なお、メモリ16aには、顔表情設定部25が設定可能な顔表情の種類、例えば笑顔、泣き顔、怒り顔などに対応した複数の顔表情フォルダ、例えば笑顔フォルダ、泣き顔フォルダ、怒り顔フォルダなどが用意されており、自動撮影部30が笑顔の被写体人物を自動撮影した場合には、その笑顔の被写体人物の画像は笑顔フォルダに格納される。
先ず、顔表情撮影モード設定部40をONとし、顔表情設定部25によって顔表情の種類として例えば笑顔を設定する。
顔表情検出部23は、顔検出部21により検出された被写体人物の顔画像を顔表情データ記憶部24に記憶されている笑顔データと比較し、被写体人物の笑顔を検出すると、検出信号を発する。
こうして、笑顔検出により自動撮影された被写体画像は、メモリ16aに記録されるとともに、その画像のメモリ16aからの削除を禁止するプロテクト処理が自動的に施される。
なお、この実施の形態にあっては、メモリ16aは、リサイズされた表示用画像とその元画像との両方を保存するものであったが、リサイズされた表示用画像をメモリ16aに格納する際に、元画像を削除する構成とすることもできる。この削除する場合には、メモリ16aの残容量の減少を防止することができる。
(1)被写体人物の笑顔を検出して自動撮影された被写体画像に自動的にプロテクト処理を施すので、プロテクト作業の手間を省くことができる。
(2)笑顔が検出された画像には撮影時にプロテクト処理が施されるので、プロテクト処理の機会を逸することがない。
(1)笑顔レベルに基づくプロテクト
第1の実施の形態では、笑顔が検出された被写体画像の総てにプロテクト処理を施すものであった。すなわち、上記の実施の形態では、顔表情検出部23が被写体人物の笑顔を検出すると、検出信号を発し、その検出信号に基づいて被写体画像の自動撮影とその被写体画像に対する自動プロテクト処理とが行われるものであった。
この変形例においては、顔表情検出部23は、被写体人物の笑顔を検出すると検出信号を発生するとともに、その笑顔が顔表情レベル設定部27によって設定された所定の笑顔レベル以上であることを検出すると評価信号を発する。そして、自動撮影部30は、上記の検出信号に基づいて被写体画像の自動撮影を行い、プロテクト部41は、評価信号に基づいて被写体画像に対してプロテクト処理を施す。
顔表情の種類として例えば笑顔を顔表情設定部25によって設定し、顔表情レベル設定部27によって笑顔レベル値として例えば60%を予め設定しておく。顔表情検出部23が被写体人物の笑顔を検出して検出信号を出力すると、自動撮影部30が被写体画像の自動撮影を行うが、その被写体画像にプロテクト処理を施すか否かは、笑顔レベル値60%を基準として決定される。すなわち、顔表情検出部23は、被写体人物の顔表情を顔表情レベルデータ記憶部26に予め記憶されている顔表情レベルデータと比較する。顔表情検出部23が被写体人物の顔表情が笑顔レベル値60%以上の顔表情レベルに対応することを検出すると、上記の評価信号を発する。
この変形例では、プロテクト部41は上述の実施の形態とは異なり、外部操作によってプロテクト処理を実行する構成とする。
プロテクト部41が自動的にプロテクト処理を実行する前に、液晶ディスプレイ29上に、プロテクト処理を行うか否かのメッセージを表示し、撮影者がこのメッセージに基づき、プロテクト部41を操作してプロテクト処理を実行させてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態のデジタルカメラを説明する。
この第2の実施の形態によるデジタルカメラは、第1の実施の形態によるデジタルカメラの構成に加えて、新たな構成を付加したものである。これらの新たな追加構成は、図2に示されるように、画像読出し部43および画像選択部44である。その他の構成要素は、第1の実施の形態とほぼ同じであるので、同一符号を付し説明を省略する。
先ず、顔表情撮影モード設定部40をONとし、顔表情設定部25によって顔表情の種類として例えば笑顔を設定する。顔表情検出部23が被写体人物の笑顔を検出すると、自動撮影部30は、笑顔の被写体人物の自動撮影を行う。自動撮影された被写体画像は、画像処理部15を経由してメモリ16aの笑顔フォルダに記録される。
顔表情検出部23は、更に、被写体人物の笑顔レベルを顔表情レベルデータ記憶部26の顔表情レベルデータに基づいて検出し、この検出された各被写体画像の笑顔レベルは、当該被写体画像に関連付けられてメモリ16aの笑顔フォルダに記録される。
本発明は、その特徴を損なわない限り、以上説明した実施の形態に何ら限定されない。
23:顔表情検出部 24:顔表情データ記憶部
25:顔表情設定部 26:顔表情レベルデータ記憶部
27:顔表情レベル設定部 30:自動撮影部
40:顔表情撮影モード設定部 41:プロテクト部
42:リサイズ部 43:画像読出し部
44:画像選択部
Claims (8)
- 被写体を撮像して被写体画像を生成する撮像手段と、
前記被写体画像中の被写体人物の顔画像が所定の顔表情であることを検出する顔表情検出手段と、
前記被写体人物の顔画像が前記所定の顔表情であることを前記顔表情検出手段が検出した時に自動的に撮影を開始する自動撮影手段と、
前記自動撮影手段により撮影された被写体画像を記憶媒体に記録する記録手段と、
前記被写体画像を前記記憶媒体に記録するときに、前記記憶媒体からの該被写体画像の削除を禁止するプロテクト処理を行うプロテクト手段と、
前記プロテクト手段による前記プロテクト処理の前に、前記自動撮影手段による前記自動撮影に応じて前記プロテクト処理を行うか否かのメッセージを自動的に表示する表示手段と、を備えることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
前記所定の顔表情に関する表情度合いを段階的に表す複数の顔表情レベルを顔表情レベルデータとして記憶する顔表情レベルデータ記憶手段を更に備え、
前記顔表情検出手段は、前記被写体画像の被写体人物の顔画像を前記顔表情レベルデータと比較して、前記被写体人物の顔表情レベルを検出し、
前記プロテクト手段は、前記被写体人物の顔表情が所定の顔表情レベル以上であるときに、前記プロテクト処理を行うことを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、
外部操作によって前記所定の顔表情レベルを設定する顔表情レベル設定手段を更に備えることを特徴とするデジタルカメラ。 - 被写体を撮像して被写体画像を生成する撮像手段と、
前記被写体画像中の被写体人物の顔画像が所定の顔表情であることを検出する顔表情検出手段と、
前記被写体人物の顔画像が前記所定の顔表情であることを前記顔表情検出手段が検出した時に自動的に撮影を開始する自動撮影手段と、
前記自動撮影手段により撮影された被写体画像を記憶媒体に記録する記録手段と、
前記記憶媒体から所定の顔表情の被写体画像を自動的に読み出し表示画面上に一覧表示させる読出し手段と、
前記一覧表示された被写体画像の中から画像を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択された画像を前記記憶媒体から削除することを禁止するプロテクト処理を行うプロテクト手段と、を備えることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のデジタルカメラにおいて、
前記記録手段は、前記プロテクト処理が施された被写体画像を、前記記憶媒体の特定のフォルダに保存することを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のデジタルカメラにおいて、
前記プロテクト処理が施された被写体画像を、該被写体画像を表示する表示機器の解像度に応じてリサイズするリサイズ手段を更に備え、
前記記録手段は、前記リサイズ手段によってリサイズされた被写体画像を、前記記憶媒体に保存することを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項6に記載のデジタルカメラにおいて、
前記表示機器は、HDTVであることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項4に記載のデジタルカメラにおいて、
前記所定の顔表情に関する表情度合いを段階的に表す複数の顔表情レベルを顔表情レベルデータとして記憶する顔表情レベルデータ記憶手段を更に備え、
前記顔表情検出手段は、前記被写体画像の被写体人物の顔画像を前記顔表情レベルデータと比較して、前記被写体人物の顔表情レベルを検出し、
前記記録手段は、前記被写体画像の顔表情レベルを前記被写体画像に関連付けて前記記憶媒体に記録し、
前記読み出し手段は、前記プロテクト処理を施された前記被写体画像に関連付けられた前記顔表情レベルを前記記憶媒体から読み出し、
前記顔表情検出手段は、前記顔表情レベルの読み出しが行われた後に、被写体画像中の被写体人物の顔画像が前記読み出された顔表情レベル以上であることを検出し、
前記自動撮影手段は、前記顔表情検出手段が、前記被写体画像中の被写体人物の顔画像が前記顔表情レベル以上であることを検出した時に、自動的に撮影を開始することを特徴とするデジタルカメラ。
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