JP5291782B2 - ランキン回路及び車両の廃熱利用システム - Google Patents
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Description
ポンプは、例えば電動モータによって駆動され、作動流体を循環させる。作動流体は、蒸発器を通過する際に廃熱を受け取り、膨張機で膨張する。この際、作動流体の熱エネルギーは、トルクに変換されて外部に出力され、例えば、凝縮器を空冷するためのファンを回転させるのに用いられる。
また、特許文献1の流体機械ではモータが直流モータであるが、一般に、直流モータは交流モータに比べて重量が大きく、発電機として用いた場合には発電効率が低く、その上、ブラシのメンテナンスが必要になる。
本発明は上述した事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、膨張ユニット及びポンプユニットに加え、高効率で発電可能な発電ユニットを備えた小型の流体機械を用いたランキン回路及び車両の廃熱利用システムを提供することにある。
好ましくは、前記発電ユニットは、交流電流を発生する(請求項3)。
好ましくは、ランキン回路は、前記流体機械のポンプユニットと前記加熱器との間を延びる前記循環路の部分に介挿されたチェックバルブと、前記加熱器と前記流体機械の膨張ユニットとの間を延びる前記循環路の部分に介挿された循環路開閉弁と、前記循環路開閉弁が閉じているときに、前記第2の回転体の回転に伴い前記循環路開閉弁と前記膨張ユニットとの間を延びる前記循環路の部分の圧力低下を防止する圧力低下防止手段とを更に備える(請求項4)。
好ましくは、前記圧力低下防止手段は、前記流体機械の膨張ユニットに設けられ、膨張過程又は膨張後の前記作動流体を上流側に返戻する内部返戻路と、前記内部返戻路を開閉する返戻路開閉弁とを有する(請求項6)。
好ましくは、前記返戻路開閉弁は逆止弁である(請求項8)。
好ましくは、前記膨張ユニットの容量は可変である(請求項9)。
好ましくは、前記発電ユニットは、フィールドコイルを有し、前記フィールドコイルへの通電量を調整することにより前記発電ユニットの発電量は可変である(請求項10)。
また、本発明によれば、車両に設置された請求項1乃至11の何れか1項に記載のランキン回路を備え、前記動力伝達ユニットは、前記車両の内燃機関と連結され、前記作動流体は、前記内燃機関で発生した廃熱を前記加熱器にて受け取ることを特徴とする車両の廃熱利用システムが提供される(請求項12)。
そして、このランキン回路では、駆動軸とポンプユニットの第1の回転体とが少なくとも一体に連結され、且つ、外部からの動力を伝達する動力伝達ユニットが駆動軸に連結されており、ポンプユニットを外部からの動力により起動可能である。このため、発電ユニットが電動機としての機能を有さなくてもよい。それ故、この流体機械では、発電効率が高くなるように発電ユニットが構成され、発電ユニットは高効率にて発電する。
また、このランキン回路によれば、第1、第2及び第3の回転体と駆動軸とが一体に連結されているため、簡単な構成にて、ポンプユニット、膨張ユニット及び発電ユニットを同時に作動させることができる。
請求項2のランキン回路では、電磁クラッチを切ることにより、流体機械に動力を供給している動力源の負荷が削減される。
請求項3のランキン回路では、発電ユニットが交流電流を発生するものであるため、直流モータに比べて軽量であり、発電効率が高く、ブラシが不要なのでメンテナンスも容易である。
請求項6のランキン回路では、簡単な構成にて圧力防止手段が構成される。
請求項7のランキン回路では、簡単な構成にて圧力防止手段が構成される。
請求項8のランキン回路では、逆止弁を用いることによって、より簡単な構成にて圧力防止手段が構成される。
請求項10のランキン回路では、発電量が可変であるため、状況に応じて発電量の最適化が可能である。例えば、このランキン回路では、外部からの動力又は膨張ユニットで発生したトルクを発電ユニットで電力に変換可能であるが、これら動力又はトルクが十分であるときには発電量を増大し、逆のときには発電量を減少させることにより、動力又はトルクが有効に活用される。あるいは、外部からの動力を圧力に変換しているときに発電量を減少させることで、外部からの動力がより優先的に圧力に変換される。
請求項12の車両の廃熱利用システムでは、1つの流体機械がポンプ、膨張器及び発電機の機能を有するため、構成が簡単である。また、内燃機関と流体機械の動力伝達装置とを連結するための構成も簡単である。これらの結果、この廃熱利用システムは、車両への設置が容易である。
循環路13には、作動流体を流動させるべく、流体機械14のポンプユニット16が介挿され、更に、作動流体が流動する方向でみてポンプユニット16の下流には、加熱器18、流体機械14の膨張ユニット20及び凝縮器22が順次介挿されている。すなわち、ポンプユニット16は、凝縮器22側にて作動流体を吸入し、吸入した作動流体を昇圧してから加熱器18に向けて吐出する。ポンプユニット16から吐出された作動流体は、低温高圧の液状態である。
凝縮器22は熱交換器であり、膨張ユニット20から流出した作動流体を外気との熱交換によって凝縮させ、低温低圧の液状態にする。具体的には、凝縮器22の近傍には電動ファン(図示せず)が配置され、車両前方からの風や電動ファンからの風によって作動流体は冷却される。凝縮器22で冷却された作動流体は、再びポンプユニット16に吸入され、循環路13を循環する。
より詳しくは、図2に示したように、膨張ユニット20、発電ユニット26及びポンプユニット16がこの順序で直列に連結されている。
膨張ユニット用ケーシング32内には、固定スクロール36が固定され、固定スクロール36の背面側には高圧室38が区画されている。高圧室38は、膨張ユニット用ケーシング32に形成された入口ポート及び入口ポートに接続された循環路13の一部を介して加熱器18と連通している。
すなわち、可動スクロール40の基板の背面にはボスが一体に形成され、ボス内には、ニードルベアリング48を介して偏心ブッシュ50が相対回転可能に配置されている。偏心ブッシュ50にはクランクピン52が挿通され、クランクピン52は円盤形状のディスク54から偏心して突出している。ディスク54におけるクランクピン52とは反対側からは同軸にて軸部56が一体に突出し、軸部56は、ボールベアリング等のラジアルベアリング58を介して、仕切り壁34によって回転可能に支持されている。すなわち、可動スクロール40の旋回運動は、軸部56の回転運動に変換される。
一方、ポンプユニット16は、例えばトロコイド型のポンプであるが、ギヤポンプであってもよい。ポンプユニット16は、両端が開口した円筒状のケーシング(ポンプユニット用ケーシング62)を有し、ポンプユニット用ケーシング62内には、所定の間隔をあけて1組の環状のカバー64が配置されている。これらカバー64の間には内歯66が回転可能に配置され、更に内歯66を囲むように外歯68が固定して配置されている。
筒部76から突出した駆動軸72の一端に、動力伝達ユニット30としての電磁クラッチが連結されている。
駆動軸72の他端は、仕切り壁34の貫通孔まで達しており、駆動軸72の他端は、ニードルベアリング94を介して、仕切り壁34により回転自在に支持されている。また、駆動軸72の他端の内側には、連結部材としてのワンウェイクラッチ95が固定され、駆動軸72の他端と旋回機構の軸部56とは、ワンウェイクラッチ95を介して連結されている。
発電ユニット用ケーシング93の内周面には、回転子96を囲むようにステータが固定され、ステータは、ヨーク98と、ヨーク98に巻回された例えば3組のコイル100とを有する。コイル100は、回転子96の回転に伴い、3相の交流電流を発生するように配線され、発生した交流電流は、図示しない引き出し線を通じて、外部の負荷28に供給される。
以下、上述した車両の廃熱利用システムAの使用方法について、流体機械14及びランキン回路12の動作を中心に説明する。
ランキン回路12を起動させるべく、ECU31が動力伝達ユニット30をオン作動させると、エンジン10の動力が駆動軸72に入力される。駆動軸72の回転に伴い、ポンプユニット16の内歯66が回転し、ポンプユニット16は、上流側にて作動流体を吸入し、吸入した作動流体を昇圧して下流側にて吐出する。
ランキン回路12の起動直後は、循環路13内の作動流体の圧力が低いため、可動スクロール40の回転数、換言すれば、旋回機構の軸部56の回転数は、駆動軸72の回転数よりも低い。このためワンウェイクラッチ95は、軸部56と駆動軸72との間での動力伝達を遮断する。
ランキン回路12の起動後、循環路13内の作動流体の圧力が十分に上昇すると、旋回機構の軸部56の回転数は、駆動軸72の回転数よりも高くなろうとする。自由状態の旋回機構の軸部56の回転数が駆動軸72の回転数よりも高くなると、ワンウェイクラッチ95はロック状態になり、軸部56と駆動軸72とが一体に回転する。
この一方、駆動軸72の回転に伴い、発電ユニット26の回転子96が回転し、発電ユニット26が交流電流を生成する。交流電流は負荷28に供給され、負荷28によって適当に備蓄又は消費される。負荷28は、交流電流を直流電流に変換する整流器を含んでいてもよい。
流体機械14が自律運転に移行した後は、エンジン10の負荷が軽減されるが、車両の制動時や減速時には、ECU31が動力伝達ユニット30をオン作動、即ち電磁クラッチを繋いでもよい。これにより流体機械14は回生ブレーキとしての機能を発揮し、エンジン10に減速のための補助的な負荷が加わるのみならず、発電ユニット26が発電し、車両の運動エネルギーが電力に変換される。
また、流体機械14を自律運転に移行させずに、流体機械14のトルクをエンジン10に供給してもよい。すなわち、膨張ユニット20で発生したトルクのうち、ポンプユニット16及び発電ユニット26で消費されるトルクを超える部分を、動力伝達ユニット30を介してエンジン10に出力してもよい。
そして、この廃熱利用システムAは、1つの流体機械14がポンプと、発電機と、膨張ユニットの機能をもっているため、簡単な構成を有する。
特に、流体機械14では、ポンプユニット16の内歯66、膨張ユニット20の軸部56及び発電ユニット26の回転子96が同軸上に配置されているため、流体機械14の小型化が可能である。このため、この流体機械14は軽重量で低コストであり、車両への搭載性もよい。
また、上述した廃熱利用システムAでは、外部からの動力による流体機械14のポンプユニット16の起動後、膨張ユニット20の軸部56の回転数が駆動軸72の回転数よりも低い間、連結部材としてのワンウェイクラッチ95が、軸部56と駆動軸72との間での動力伝達を遮断する。これによりポンプユニット16の起動から所定の間、駆動軸72にかかる負荷が軽減され、流体機械14の消費動力が削減される。
例えば、廃熱利用システムAは、排気ガスの熱を電力に変換するものであったが、エンジン10の冷却水の熱を電力に変換するものであってもよい。更に廃熱利用システムAは、車両以外にも適用可能であるが、エンジン10と動力伝達装置30との連結は容易であることから、車両に好適である。
流体機械14の駆動軸72は、1本の部材により構成されていたが、複数の部材を継手等により一体に連結して駆動軸を構成してもよい。
図3は、第2実施形態に係る車両の廃熱利用システムBの概略構成を示している。なお、第1実施形態の廃熱利用システムAと同一の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
この廃熱利用システムBでは、循環路開閉弁104によって循環路13を膨張ユニット20の手前で閉じることにより、外部からの動力が、チェックバルブ102から循環路開閉弁104に亘る循環路13の部分に圧力エネルギーとして蓄えられる。蓄えられた圧力エネルギーは、循環路開閉弁104を開くことにより、膨張ユニット20でトルクに変換され、そして、発電ユニット26で電力に変換される(蓄圧回生)。すなわち、この廃熱利用システムBでは、状況に応じて、外部からの動力を電力以外のかたちで蓄えられる。
廃熱利用システムCに適用された流体機械110にあっては、動力伝達ユニット30及びポンプユニット16の内歯66が第1駆動軸112と一体に連結されている。発電ユニット30の回転子96及び膨張ユニット20の軸部56は、第2駆動軸114と一体に連結され、第1駆動軸112と第2駆動軸114とは、連結部材としてのワンウェイクラッチ116により連結されている。
一方、膨張ユニット30で発生したトルクは、発電ユニット26で電力に変換されるのみならず、第2軸部114の回転数が第1駆動軸112の回転数よりも高いときは、ワンウェイクラッチ116を介して第1駆動軸112へ伝達される。第1駆動軸112に伝達されたトルクは、ポンプユニット16の動力として利用され、このトルクが十分に大きければ、流体機械110は外部からの動力を受けることなく作動可能である。更には、膨張ユニット20で発生したトルクは、動力伝達ユニット30を介し外部に出力可能である。
図5は、第4実施形態に係る車両の廃熱利用システムDの概略構成を示している。なお、廃熱利用システムA〜Cと同一の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
また、廃熱利用システムDは、循環路13に膨張ユニット20と並列に設けられた外部返戻路124と、外部返戻路124に介挿された返戻路開閉弁としての電磁弁126とを更に備える。電磁弁126は、ECU31からの信号に基づいて、外部返戻路124を開閉可能である。
流体機械120の起動後、作動流体の圧力が十分に上昇した後は、電磁弁126を閉作動させて外部返戻路124を閉じることで、流体機械120は自律運転に移行する。
図6は、第5実施形態に係る車両の廃熱利用システムEの概略構成を示している。なお、廃熱利用システムA〜Dと同一の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
廃熱利用システムEは、返戻路開閉弁として逆止弁128を備えている。逆止弁128は、膨張ユニット20の直下流の圧力が直上流の圧力よりも低くなったとき、下流から上流に向けて作動流体が流動するのを許容する。この逆止弁128は、循環路開閉弁104と膨張ユニット20との間を延びる循環路13の部分の圧力が低下するのを自律的に抑制する。これにより逆止弁128は、電磁弁126と同様に、圧力エネルギーを蓄えているときや、起動から所定の間、膨張ユニット20から駆動軸122にかかる負担を低減する。
例えば圧力低下防止手段は、膨張ユニット20の容量可変手段であってもよい。容量可変手段は、例えば図7に示したように、固定スクロール36の基板に形成されたバイパス孔130を有する。バイパス孔130は、内部流路132によって導入孔46又は高圧室38と連通し、内部流路132には、容量制御弁134が介挿される。ECU31は、容量制御弁134の開閉作動を制御可能であり、これにより膨張ユニット20の容量は可変である。この場合、容量制御弁134を開作動させて内部流路132を開くことにより、返戻開閉弁を開作動させて返戻路124を開くのと同様の効果を得られる。そして、容量可変手段を圧力低下防止手段として用いる場合には、返戻路開閉弁に相当する容量制御弁134を逆止弁としてもよい。
例えば、図8に示したように、上流側のポンプ室70と下流側のポンプ室70とを連通する内部バイパス路140を設け、この内部バイパス路140にバイパス路開閉弁142を介挿してもよい。バイパス路開閉弁142の開閉作動は、ECU31により制御される。
第1乃至第5実施形態では、発電ユニット26の回転子96として永久磁石を使用していたが、電磁石を使用してもよい。この場合、図9に示したように、回転子に設けられたフィールドコイル(モータコイル)150に供給する電流量をECU31により調整すれば、発電量を制御することができ、発電ユニット26で消費されるトルクも調整可能になる。これを利用すれば、状況に応じて、外部からの動力をポンプユニット16、発電ユニット26及び膨張ユニット20に適当に配分することができ、あるいは、膨張ユニット20で発生したトルクをポンプユニット16及び発電ユニット26に適当に配分することができる。
12 ランキン回路
14 流体機械
16 ポンプユニット
20 膨張ユニット
26 発電ユニット
56 軸部(第2の回転体)
66 内歯(第1の回転体)
72 駆動軸
96 回転子(第3の回転体)
Claims (12)
- 第1の回転体を有し、前記第1の回転体の回転に伴い作動流体を吸入し、吸入した作動流体を昇圧してから吐出するポンプユニットと、
第2の回転体を有し、前記第2の回転体の回転を伴いながら、作動流体を受け入れ、受け入れた作動流体を膨張させてから送出する膨張ユニットと、
前記第1及び第2の回転体と同軸上に配置された第3の回転体を有し、前記第3の回転体の回転に伴い電力を発生する発電ユニットと、
前記第1、第2及び第3の回転体のうち少なくとも前記第1の回転体と一体に連結された駆動軸と、
前記駆動軸に連結され、前記駆動軸に外部からの動力を伝達する動力伝達ユニットと
を有すると共に、前記駆動軸が前記第1、第2及び第3の回転体と一体に連結される流体機械と、加熱器と、凝縮器とを作動流体を循環させるための循環路にそれぞれ介挿したことを特徴とするランキン回路。 - 前記動力伝達ユニットは、前記駆動軸に前記外部からの動力を断続的に伝達する電磁クラッチであることを特徴とする請求項1に記載のランキン回路。
- 前記発電ユニットは、交流電流を発生することを特徴とする請求項1又は2に記載のランキン回路。
- 前記流体機械のポンプユニットと前記加熱器との間を延びる前記循環路の部分に介挿されたチェックバルブと、
前記加熱器と前記流体機械の膨張ユニットとの間を延びる前記循環路の部分に介挿された循環路開閉弁と、
前記循環路開閉弁が閉じているときに、前記第2の回転体の回転に伴い前記循環路開閉弁と前記膨張ユニットとの間を延びる前記循環路の部分の圧力低下を防止する圧力低下防止手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のランキン回路。 - 前記圧力低下防止手段は、
前記循環路に前記膨張ユニットと並列に設けられた外部返戻路と、
前記外部返戻路を開閉する返戻路開閉弁と
を有することを特徴とする請求項4に記載のランキン回路。 - 前記圧力低下防止手段は、
前記流体機械の膨張ユニットに設けられ、膨張過程又は膨張後の前記作動流体を上流側に返戻する内部返戻路と、
前記内部返戻路を開閉する返戻路開閉弁と
を有することを特徴とする請求項5に記載のランキン回路。 - 前記返戻路開閉弁は電磁弁であることを特徴とする請求項5又は6に記載のランキン回路。
- 前記返戻路開閉弁は逆止弁であることを特徴とする請求項5又は6に記載のランキン回路。
- 前記膨張ユニットの容量は可変であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のランキン回路。
- 前記発電ユニットは、フィールドコイルを有し、前記フィールドコイルへの通電量を調整することにより前記発電ユニットの発電量は可変であることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載のランキン回路。
- 前記ポンプユニットの仕事を低減するためのポンプバイパス手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載のランキン回路。
- 車両に設置された請求項1乃至11の何れか1項に記載のランキン回路を備え、
前記動力伝達ユニットは、前記車両の内燃機関と連結され、
前記作動流体は、前記内燃機関で発生した廃熱を前記加熱器にて受け取る
ことを特徴とする車両の廃熱利用システム。
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