JP5291612B2 - 回転電機 - Google Patents

回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP5291612B2
JP5291612B2 JP2009294009A JP2009294009A JP5291612B2 JP 5291612 B2 JP5291612 B2 JP 5291612B2 JP 2009294009 A JP2009294009 A JP 2009294009A JP 2009294009 A JP2009294009 A JP 2009294009A JP 5291612 B2 JP5291612 B2 JP 5291612B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
insulating
stator core
oil container
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009294009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011135718A (ja
Inventor
智 市村
智広 森山
義豊 八木橋
清輝 田中
啓明 小島
東村  豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2009294009A priority Critical patent/JP5291612B2/ja
Publication of JP2011135718A publication Critical patent/JP2011135718A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5291612B2 publication Critical patent/JP5291612B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Description

本発明はタービン発電機や大型の電動機等の回転電機に係り、特に、絶縁油を利用して絶縁確保している回転電機に関する。
絶縁油を利用して絶縁確保している回転電機として、例えば特許文献1に記載のように、固定子コイル及び固定子鉄心を含む固定子全体をオイルダクトで覆い、このオイルダクト内に絶縁油を充填して絶縁確保を行う構成の回転電機が既に提案されている。
特開2001−145302号公報
上記特許文献1に開示の回転電機によれば、絶縁油をオイルダクトに充填することで、固定子コイルを含む固定子の絶縁を確保することができる。
しかしながら、特許文献1に開示の回転電機は、固定子の絶縁確保に対してのみ適用可能な構成であり、固定子及び回転子の冷却のために、絶縁冷却ガスを固定子鉄心の通風ダクトに内外径方向から流通させて冷却を行うタービン発電機や大型の電動機等の回転電機に対しては、適用は困難であった。即ち、特許文献1に開示の回転電機は、固定子鉄心をもオイルダクト内に収納して絶縁油に浸しているので、このような構成において固定子鉄心に通風ダクトを設けて内外径方向から絶縁冷却ガスを流通させることは絶縁油の漏洩管理が難しく、絶縁油と絶縁冷却ガスの併用による回転電機の絶縁性能の向上及び冷却効率の向上は困難であった。
本発明の目的は、絶縁油と絶縁冷却ガスの併用により絶縁性能及び冷却効率を向上することができる回転電機を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、固定子鉄心に絶縁冷却ガスを内外径方向から流通させる通風ダクトを設けた回転電機において、固定子コイルの固定子鉄心に組込まれる直線部と固定子鉄心から張出したコイルエンド部との少なくとも一方を油容器で覆い、この油容器内に絶縁油を充填させるように構成したのである。
このように構成することで、仮に、固定子コイルの直線部が油容器で覆われている場合には、固定子コイルの直線部が固定子鉄心の通風ダクトに露出していても油容器で覆われているので、通風ダクトに絶縁油が漏洩することはなく、固定子コイルの絶縁確保を十分に行うことができると共に回転子へ対する絶縁冷却ガスの通風ダクト内の流通を妨げることはない。また、固定子コイルのコイルエンド部が油容器で覆われている場合には、固定子コイルの直線部は通風ダクトを流通する絶縁冷却ガスで直接冷却される。さらに、固定子コイルの直線部とコイルエンド部とが油容器で覆われている場合には、固定子コイル全体が絶縁油で浸漬されるので絶縁性能を向上することができると共に、回転子に対する絶縁冷却ガスの固定子鉄心に形成した通風ダクト内の流通を何等妨げることはないので、冷却効率を向上させることができる。
以上説明したように本発明によれば、絶縁油と絶縁冷却ガスの併用により絶縁性能及び冷却効率を向上することができる回転電機を得ることができる。
本発明による回転電機の第1の実施の形態を示すタービン発電機の縦断側面図。 図1のA−A線に沿う拡大面図。 図1のB部の拡大図。 図3のC−C線に沿う断面図。 本発明による回転電機の第2の実施の形態を示すタービン発電機の縦断側面図。 図5のD−D線に沿う拡大面図。 図5のE部の拡大図。 図7のF−F線に沿う断面図。
以下、本発明による回転電機の第1の実施の形態を、図1〜図4に示すタービン発電機に基づいて説明する。
本実施の形態によるタービン発電機1は、大きくは、回転軸2に支持された回転子3と、この回転子3の外周に空隙を介して設置された固定子4とで構成されている。
前記回転子3は、詳細は省略するが、回転軸2と一体に形成された回転子鉄心と、この回転子鉄心に巻装された回転子コイルとを有している。そして、前記回転軸2の回転子3の軸方向両側には軸流ファン5A,5Bが支持されている。
前記固定子4は、電磁薄鋼板を積層した固定子鉄心6と、この固定子鉄心6の内径側に形成した巻線溝6G内に装着され楔6Wによって固定された固定子コイル7とを有する。また、固定子鉄心6の積層間には軸方向複数箇所に内外径に亘る通風ダクト(図示せず)を形成している。
前記固定子コイル7は、固定子鉄心6の巻線溝6G内に装着される直線部7Aと、巻線溝6G外に延在するコイルエンド部7Bとから形成されている。固定子コイル7は、絶縁被覆された複数の素線導体7aと、これら素線導体7aを纏めて絶縁した絶縁層7bとで構成されている。このように構成された固定子コイル7の直線部7Aは、前記巻線溝6Gの底部に敷設した下敷き8の上に複数の絶縁スペーサ9A,9Bを介して装着され、前記楔6Wによって固定されている。
このように構成された固定子4は、その外周側を固定子枠10によって支持され、この固定子枠10は、その両側に端蓋となる側枠体11A,11Bを取付け、この側枠体11A,11Bに前記回転軸2を軸受(図示せず)を介して回転自在に支持している。
また、前記固定子枠10には、絶縁冷却ガスを冷却するためのガス冷却装置12A,12Bが支持されている。そして、これら固定子枠10の外周には外気の侵入を阻止するハウジング(図示せず)が設けられ、このハウジングを前記側枠体11A,11Bに連結することにより、密閉型のタービン発電機1を構成している。
上記構成とすることで、回転軸2の回転による軸流ファン5A,5Bの作用により、内部の絶縁冷却ガス、例えば空気は、図1に矢印で示すように、回転子3の軸方向中央部に押し出されて回転子3を冷却し、その後、固定子4との空隙を介して固定子鉄心6に形成した通風ダクトを経由して固定子枠10の外周側に排出され、そこからガス冷却装置12A,12Bを経由することで冷却され、再び軸流ファン5A,5Bによって回転子3側に供給される。
本実施の形態においては、さらに、固定子コイル7のコイルエンド部7Bを覆うように、環状の油容器13が設けられ、この油容器13内に絶縁油を充填させている。
前記油容器13は、固定子鉄心6の軸方向端部に位置する押え板6Eに固定され環状に形成された内側油密壁14と、この内側油密壁14と間隔をおいて位置する環状に形成された外側油密壁15と、これら内側油密壁14と外側油密壁15の外径側端と内径側端とを連結する筒状の外周油密壁16と内周油密壁17とで構成されている。
そして、前記内側油密壁14は、前記固定子コイル7のコイルエンド部7Bが貫通する切欠き14Gが形成されており、この切欠き14Gとコイルエンド部7Bとの間にシール部材18を充填し、さらに、内側油密壁14と固定子鉄心6の端部の内径側6Iとの間にもシール部材19を充填して油容器13の気密性を確保している。
さらに、固定子鉄心6の両側から張出した左右のコイルエンド部7Bを覆う油容器13の夫々の下部には油供給管20A,20Bが接続されており、これらは夫々開閉弁B1,B2を備え、開閉弁B3を介して油供給装置21に接続されている。また、油容器13の夫々の上部には油供給管22A,22Bが接続されており、これらは夫々開閉弁B4,B5を備え、開閉弁B6を介して真空排気装置23に接続されている。
尚、コイルエンド部7Bの冷却効率の向上を考慮すると、外側油密壁15と外周油密壁16との外表面に冷却フィン24A,24Bを設けて機内を循環する絶縁冷却ガスと積極的に熱交換させるようにすることが望ましい。この冷却フィン24A,24Bは、外側油密壁15と外周油密壁16との内表面に亘って設けても良く、内表面のみに設けても良い。
以上のように構成した油容器13に絶縁油を供給するに際し、開閉弁B1,B2を閉じた状態で、開閉弁B4,B5,B6を開いて真空排気装置23を作動させ、一旦、油容器13内を真空或いは減圧して排気する。その後、開閉弁B1,B2,B3を開いて絶縁油を油供給装置21から供給し、油面が油容器13よりも高い位置になるまで供給する。そして、絶縁油の供給後、絶縁油の劣化を防止するために、真空排気装置23に変えて不活性ガス供給装置(図示せず)に切換えて例えば窒素ガスを油供給管22A,22Bを経由して充填し、開閉弁B1〜B6を閉じる。
このように、本実施の形態においては、コイルエンド部7Bが絶縁油によって満たされているので、コイルエンド部7Bの対地絶縁性能は向上し、さらに冷却効果も向上させることができる。
このほか、コイルエンド部7Bの対地絶縁性能の向上により、油容器13の体積を小さくすることができるので、油容器13に要求される機械的強度を低く設計することができる。
さらに、本実施の形態によれば、固定子全体を覆うオイルダクトが存在しないので、固定子鉄心6に形成した複数の通風ダクトには、回転子3側から絶縁冷却ガスを支障なく流通させることができるので、オイルダクトで固定子全体を覆う構成に比べて回転子3及び固定子4の冷却効果を向上させることができる。
次に、本発明による回転電機の第2の実施の形態を、図5〜図8に示すタービン発電機に基づいて説明する。尚、図5〜8において、図1〜図4と同一符号は同一構成部材を示すので、再度の詳細な説明は省略する。
本実施の形態において、第1の実施の形態と異なる第1点は、固定子コイル7の直線部7Aにも絶縁油を充填させたのである。
即ち、固定子コイル7のコイルエンド部7Bを覆う油容器13は基本的に第1の実施の形態と同じである。しかし、固定子コイル7の直線部7Aにおける絶縁層7bは油浸紙など絶縁油を潤浸可能な絶縁材を用いて形成し、この絶縁層7bの外周に、筒状の油容器25を形成し、この油容器25内に絶縁油を充填したのである。
油容器25としては、半導電性の材料を用いて絶縁層7bの外周を覆うか、絶縁材料を用いて絶縁層7bの外周を筒状に覆った上で、その外表面を半導電性材料で被覆して形成したのである。云い代えれば、絶縁層7bの外周にコロナシールド層を形成し、このコロナシールド層内に絶縁油を充填したのである。
尚、油容器25は、必ずしもコロナシールド層を兼用しなくても良く、油容器25の外周に改めてコロナシールド層を形成するようにしても良い。いずれにしても、油容器25は充填した絶縁油が、油容器外に滲み出さないように絶縁材に樹脂を含浸或いは塗布した後、硬化させて筒状に形成したものを用いることが望ましい。
上記の如く本実施の形態においては、固定子コイル7の直線部7A及びコイルエンド部7Bを内包する油容器13,25を構成し、当該油容器13,25に満たされた絶縁油によって固定子コイル7を浸して電気絶縁に供することにより、第1の実施の形態で得られる効果に加え、固定子コイル7の直線部7Aにおいて絶縁層7b内にも絶縁油が含浸されるので、絶縁層7b形成時の樹脂含浸時に生じ易い残留ボイドによる初期絶縁不良や、マイカと樹脂の剥離等による絶縁性能の経年劣化の問題が減少される等、電気絶縁性能の向上を実現することができる。
ところで、本実施の形態では、素線導体7aが中空に形成され、その内部に冷媒を流して内部から、固定子コイル7の冷却を行っている。
次に、本実施の形態において、第1の実施の形態と異なる第2点は、絶縁油の圧力を油容器13の外部に存在する絶縁冷却ガスの圧力より常に若干正圧とすると油圧調整手段を設けた点にある。
具体的に、絶縁冷却ガスとして大気圧程度の冷却空気をタービン発電機1の内部に循環させているタービン発電機を一例に説明する。このようなタービン発電機において、油容器13の上部に接続された油供給管22A,22Bの油容器13と開閉弁B4,B5との間に、軸流ファン5A,5Bの高圧側に開口する圧力配管26を接続し、この圧力配管26の途中に開閉弁B7,B8を設けて油圧調整手段を設けたのである。
このように構成することで、絶縁油を油容器13に充填後、開閉弁B4,B5を閉じて開閉弁B7,B8を開くことで、タービン発電機1の運転時に、軸流ファン5A,5Bの送風圧力により油容器13内の絶縁油は加圧されると共に、絶縁油の自重に起因して圧力が増加する。例えば、絶縁油として比重1程度のものを用い、油容器13の底部から油液面までの高さが2mである場合、油容器13の底部での油圧は油液面の油圧より若干正圧(約0.2気圧)となる。
以上説明したように、本実施の形態によるタービン発電機1においては、油容器13の内部の圧力は絶縁油注入の過程で外部の冷却空気の圧力より負圧となるが、その後、定常運転に至るまで常に外部の圧力よりも若干の正圧とすることができる。そして、タービン発電機1の運転を停止させても、開閉弁B7,B8が開いていることで、若干の正圧が維持される。したがって、油容器13としては絶縁油充填時の負圧と若干の正圧に耐える機械強度とすれば良く、材料の選定や構造設計が容易になる。また、同様に油容器13を構成するシール部についても材料選定や構造設計が容易になる。
また、本実施の形態において、第1の実施の形態と異なる第3点は、油容器13の下部の外部に隣接して配置され、当該油容器13から漏れ出した絶縁油を受容する受け皿27と、当該受け皿27に溜まった絶縁油を排出する廃油配管28と、前記油容器13に絶縁油を補充する手段を有している構成である。
これらの構成により、油容器13から絶縁油が漏れた際に受け皿27に一旦溜まる様にし、所定量の絶縁油が溜まったら廃油配管28に設けた開閉弁B9を開いて絶縁油を排出するとともに、開閉弁B4〜B6を適宜開いて油供給管22A,22Bを経由して絶縁油を供給することができる。
このように、油容器13から絶縁油が漏れることを許容できるため、油容器13を構成する部材の材料選定や構造設計、製作を一層容易にできる効果がある。
本実施の形態の構成において、廃油配管28と開閉弁B9とが本発明の油排出手段となり、絶縁油を供給する開閉弁B4〜B6と油供給管22A,22Bとが本発明の油補充手段となる。
ところで以上の各実施の形態においては、固定子コイル7のコイルエンド部7Bの外周を油容器13で覆ったもの、及び固定子コイル7の直線部7Aとコイルエンド部7Bとを夫々油容器26,13で覆ったものを説明したが、固定子コイル7の直線部7Aのみを油容器26で覆ったものでも、上記実施の形態と同等の効果を奏することは云うまでもない。
以上の説明は回転電機としてタービン発電機を一例に説明したが、固定子鉄心に絶縁冷却ガスを内外径方向から流通させる通風ダクトを設けた回転電機であれば、発電機に限らず電動機にも適用することができるのは勿論である。
1…タービン発電機、2…回転軸、3…回転子、4…固定子、5A,5B…軸流ファン、6…固定子鉄心、6E…押え板、6G…巻線溝、6I…内径側、6W…楔、7…固定子コイル、7A…直線部、7B…コイルエンド部、7a…素線導体、7b…絶縁層、8…下敷き、9A,9B…絶縁スペーサ、10…固定子枠、11A,11B…側枠体、12A,12B…ガス冷却装置、13,25…油容器、14…内側油密壁、14G…切欠き、15…外側油密壁、16…外周油密壁、17…内周油密壁、18,19…シール部材、20A,20B,22A,22B…油供給管、21…油供給装置、23…真空排気装置、24A,24B…冷却フィン、26…圧力配管、27…受け皿、28…廃油配管、B1〜B9…
開閉弁。

Claims (8)

  1. 固定子鉄心に絶縁冷却ガスを内外径方向から流通させる通風ダクトを設けた回転電機において、前記固定子鉄心に形成した巻線溝内に装着された固定子コイルの直線部と固定子鉄心から張出したコイルエンド部との少なくともいずれか一方を油容器で覆い、この油容器内に絶縁油を充填させたことを特徴とする回転電機。
  2. 固定子鉄心に絶縁冷却ガスを内外径方向から流通させる通風ダクトを設けた回転電機において、前記固定子鉄心に形成した巻線溝内に装着された固定子コイルの直線部と固定子鉄心から張出したコイルエンド部とのうち少なくともコイルエンド部を油容器で覆い、この油容器内に絶縁油を充填させると共に、前記コイルエンド部を覆う油容器の下部には、油容器から漏洩した絶縁油を受容する受け皿を設置し、さらに、前記受け皿に溜まる油を排出する油排出手段と、前記油容器に絶縁油を補充する油補充手段とを設けたことを特徴とする回転電機。
  3. 固定子鉄心に絶縁冷却ガスを内外径方向から流通させる通風ダクトを設けた回転電機において、前記固定子鉄心に形成した巻線溝内に装着された固定子コイルの直線部と固定子鉄心から張出したコイルエンド部とのうち少なくともコイルエンド部を油容器で覆い、この油容器内に絶縁油を充填すると共に、この油容器内の絶縁油の圧力を調整する油圧調整手段を設けたことを特徴とする回転電機。
  4. 固定子鉄心に絶縁冷却ガスを内外径方向から流通させる通風ダクトを設けた回転電機において、前記固定子鉄心に形成した巻線溝内に装着された固定子コイルの直線部と固定子鉄心から張出したコイルエンド部とのうち少なくともコイルエンド部を油容器で覆い、この油容器内に絶縁油を充填すると共に、この油容器内の絶縁油の圧力を調整する油圧調整手段を設け、かつ、前記コイルエンド部を覆う油容器の下部には、油容器から漏洩した絶縁油を受容する受け皿を設置し、さらに、前記受け皿に溜まる油を排出する油排出手段と、前記油容器に絶縁油を補充する油補充手段とを設けたたことを特徴とする回転電機。
  5. 前記コイルエンド部を覆う前記油容器は、前記固定子鉄心の軸方向端部に位置する押え板に固定され環状に形成された内側油密壁と、この内側油密壁と間隔をおいて位置する環状に形成された外側油密壁と、これら内側油密壁と外側油密壁の外径側端と内径側端とを夫々連結する筒状の外周油密壁及び内周油密壁とで構成され、前記内側油密壁は、前記コイルエンド部が貫通する切欠きが形成されており、この切欠きとコイルエンド部との間にシール部材が充填されており、さらに、前記内側油密壁と前記固定子鉄心の端部の内径側との間にもシール部材が充填されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の回転電機。
  6. 前記油容器は前記固定子コイルの直線部を覆い、前記固定子コイルの直線部における絶縁層の外周に絶縁材によって筒状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  7. 前記油容器は、コロナシールド層を兼用することを特徴とする請求項6記載の回転電機。
  8. 前記油圧調整手段は、絶縁油の圧力を油容器の外部に存在する絶縁冷却ガスの圧力よりも常に若干正圧とするものであることを特徴とする請求項3又は4記載の回転電機。
JP2009294009A 2009-12-25 2009-12-25 回転電機 Active JP5291612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009294009A JP5291612B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009294009A JP5291612B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011135718A JP2011135718A (ja) 2011-07-07
JP5291612B2 true JP5291612B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=44347855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009294009A Active JP5291612B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5291612B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014087248A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Toshiba Corp 液冷式の回転電機および回転電機システム
CN107300448B (zh) * 2017-08-08 2023-12-29 包头磁馨电子有限公司 一种直线电机定子密封测试装置及方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6185035A (ja) * 1984-09-29 1986-04-30 Toshiba Corp 回転電機
JPH1169721A (ja) * 1997-08-07 1999-03-09 Yaskawa Electric Corp コア直冷式液冷モータのステータ
JP3289698B2 (ja) * 1998-11-25 2002-06-10 株式会社日立製作所 回転電機
US6882068B2 (en) * 2002-10-08 2005-04-19 General Electric Company Forced air stator ventilation system and stator ventilation method for superconducting synchronous machine
JP2005245155A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電動機冷却構造
JP4586408B2 (ja) * 2004-05-06 2010-11-24 日産自動車株式会社 モータジェネレータの冷却構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011135718A (ja) 2011-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3157806A (en) Synchronous machine with salient poles
US8787998B2 (en) Superconducting coil apparatus, superconducting appatatus, and method of making superconducting coil apparatus
WO2015188672A1 (zh) 一种用于电机的定子、电机及其通风冷却方法
AU2018250387B2 (en) Winding structure of electrical machine, magnetic conductive member of electrical machine, ferromagnetic lamination and electrical machine
JP6416504B2 (ja) モールド形静止誘導機器およびその製造方法
JP2011166944A (ja) キャンド構造の回転電機
JP5291612B2 (ja) 回転電機
JP2017048768A (ja) キャンドモータポンプ
US20020047412A1 (en) Axial cooling of a rotor
JP6816141B2 (ja) 絶縁構造製造方法
KR20180017164A (ko) 전기 기계
JP6749438B2 (ja) 回転電機
JPWO2018002971A1 (ja) 絶縁構造製造方法、絶縁構造および回転電機
TW201512530A (zh) 風力發電系統及其變壓器搬入、搬出方法
CN107086743B (zh) 油润滑的高温气冷堆核电厂主冷却风机电动机
JP2020092171A (ja) 静止誘導電器
JP2015033299A (ja) ステータコイルの冷却構造及びステータコイルの冷却構造の製造方法
JP2010035344A (ja) 回転電機の固定子および回転電機
JPWO2018002973A1 (ja) 絶縁構造製造方法、絶縁構造および回転電機
JP2004229390A (ja) 回転電機及びその製造方法
JP6300115B2 (ja) 電動モータの冷却構造
JP6182971B2 (ja) 電動機の製造方法
CN118677195A (zh) 电机以及电机的制造方法
CN110098704A (zh) 填充液体驱替浸渍浸润电枢的工艺装备和方法
JP2013165549A (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5291612

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350