JP5289288B2 - ノイズ除去装置及びノイズ除去方法 - Google Patents

ノイズ除去装置及びノイズ除去方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5289288B2
JP5289288B2 JP2009269931A JP2009269931A JP5289288B2 JP 5289288 B2 JP5289288 B2 JP 5289288B2 JP 2009269931 A JP2009269931 A JP 2009269931A JP 2009269931 A JP2009269931 A JP 2009269931A JP 5289288 B2 JP5289288 B2 JP 5289288B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
correlation
correlation degree
pixels
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009269931A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011114642A (ja
JP2011114642A5 (ja
Inventor
正司 田村
成浩 的場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009269931A priority Critical patent/JP5289288B2/ja
Publication of JP2011114642A publication Critical patent/JP2011114642A/ja
Publication of JP2011114642A5 publication Critical patent/JP2011114642A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5289288B2 publication Critical patent/JP5289288B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)

Description

この発明は、画像入力系あるいは画像伝送系で混入するノイズを除去するノイズ除去装置及びノイズ除去方法に関するものである。
例えば、CCDなどの撮像素子を備えているディジタルカメラやイメージスキャナなどの画像入力装置や、画像入力装置により入力された画像を表示又は印刷するディスプレイやカラープリンタなどの画像出力装置では、画像入力系あるいは画像伝送系で混入するノイズを除去する画像処理を装置内で行うのが一般的である。
ここでは、画像入出力装置であるディジタルカメラが、混入したノイズを除去する一般的な方法について説明する。
ノイズを除去する最も平易で一般的な方法は、ノイズ除去の処理対象である画素(以下、「注目画素」と称する)を中心に含む複数の周辺画素からなる画素ウィンドウを用意し、その画素ウィンドウ内の各周辺画素の信号レベル値と注目画素の信号レベル値とを重み付けして畳み込み演算することによって、ローパスフィルタをかける方法である。
しかしながら、この方法を実施する場合、ノイズ以外の画像に存在している有意なエッジに対しても、一律にローパスフィルタをかけることになるため、画像の解像度が低下することがある。
また、注目画素を中心とする画素ウィンドウを用意して、PrewittやSobelなどのオペレータを適用することでエッジを検出し、処理対象画素が画像中の有意なエッジであると判断される場合には、ローパスフィルタの強度を弱めてフィルタ処理を実施する。あるいは、周辺に存在するエッジを構成する画素を避ける方向性をローパスフィルタに持たせてフィルタ処理を実施することで、画像の解像度低下を抑えながらノイズを除去する方法が提案されている。
しかしながら、画像入出力装置において、上記の方法でノイズを除去する場合、孤立点のような高周波ノイズを低減することは可能であるが、中低周波ノイズを低減するためには、非常に大きな画素サイズの画素ウィンドウを用意して、ローパスフィルタをかける必要がある。
そこで、以下の特許文献1には、入力画像を段階的に縮小し、各段階の入力画像に対してフィルタ処理を行うことで、非常に大きな画素ウィンドウを用意することなく、周波数成分毎のノイズを低減する方法が開示されている。
しかしながら、この方法では、段階的な縮小画像を生成する画像生成処理と、複数の縮小画像に対するフィルタ処理とを行う必要があるため、実時間処理が困難である。
困難な実時間処理を達成するためには、段階的な縮小画像を生成する画像生成処理と、縮小画像数分のフィルタ処理と並列に行える電子回路を備える必要があり、回路規模が増大することになる。
国際公開第06/106919号(段落番号[0008])
従来のノイズ除去方法は以上のように構成されているので、段階的な縮小画像を生成する画像生成処理と、縮小画像数分のフィルタ処理と並列に行える電子回路を備えれば、非常に大きな画素ウィンドウを用意することなく、実時間処理で、周波数成分毎のノイズを低減することができるが、回路規模が増大してしまうなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、回路規模の増大を招くことなく、実時間処理で、中低周波のノイズを除去することができるノイズ除去装置及びノイズ除去方法を得ることを目的とする。
この発明に係るノイズ除去装置は、相互に画素ウィンドウのサイズが異なる複数の画素ウィンドウの全ての中心である処理対象画素と各参照画素との信号レベル差を算出し、その信号レベル差から複数の画素ウィンドウ毎に処理対象画素と各参照画素との間の第1の相関度を算出する第1の相関度算出手段と、処理対象画素と各参照画素との距離を算出し、その距離から処理対象画素と各参照画素との間の第2の相関度を複数の画素ウィンドウ毎に算出する第2の相関度算出手段と、第1の相関度と第2の相関度から各参照画素のフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出手段と、第1の相関度と第2の相関度から第3の相関度を複数の画素ウィンドウ毎に計算し出力する第3の相関度算出手段と、第3の相関度を複数の画素ウィンドウ毎に記憶する相関度記憶手段と、処理対象画素の信号レベル、各参照画素の信号レベル、フィルタ係数算出手段により算出された各参照画素のフィルタ係数及び相関度記憶手段に記憶された第3の相関度を用いて、処理対象画素に重畳されているノイズ除去されたフィルタ処理結果を複数の画素ウィンドウ毎に算出するフィルタ処理手段と、フィルタ処理結果を選択して出力するフィルタ処理結果選択手段とを設け、連続して処理する2つの画素のうち先に処理する処理対象画素を第1の処理対象画素とし、続いて処理する処理対象画素を第2の処理対象画素とすると、相関度記憶手段は、記憶している第1の処理対象画素の第3の相関度を複数の画素ウィンドウ毎に出力し、フィルタ処理結果選択手段は、相関度記憶手段から出力された第1の処理対象画素の第3の相関度と第3の相関度算出手段から出力された第2の処理対象画素の第3の相関度との変化量が最小となる画素ウィンドウのフィルタ処理結果を選択して出力するようにしたものである。
この発明によれば、相互に画素ウィンドウのサイズが異なる複数の画素ウィンドウの全ての中心である処理対象画素と各参照画素との信号レベル差を算出し、その信号レベル差から複数の画素ウィンドウ毎に処理対象画素と各参照画素との間の第1の相関度を算出する第1の相関度算出手段と、処理対象画素と各参照画素との距離を算出し、その距離から処理対象画素と各参照画素との間の第2の相関度を複数の画素ウィンドウ毎に算出する第2の相関度算出手段と、第1の相関度と第2の相関度から各参照画素のフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出手段と、第1の相関度と第2の相関度から第3の相関度を複数の画素ウィンドウ毎に計算し出力する第3の相関度算出手段と、第3の相関度を複数の画素ウィンドウ毎に記憶する相関度記憶手段と、処理対象画素の信号レベル、各参照画素の信号レベル、フィルタ係数算出手段により算出された各参照画素のフィルタ係数及び相関度記憶手段に記憶された第3の相関度を用いて、処理対象画素に重畳されているノイズ除去されたフィルタ処理結果を複数の画素ウィンドウ毎に算出するフィルタ処理手段と、フィルタ処理結果を選択して出力するフィルタ処理結果選択手段とを設け、連続して処理する2つの画素のうち先に処理する処理対象画素を第1の処理対象画素とし、続いて処理する処理対象画素を第2の処理対象画素とすると、相関度記憶手段は、記憶している第1の処理対象画素の第3の相関度を複数の画素ウィンドウ毎に出力し、フィルタ処理結果選択手段は、相関度記憶手段から出力された第1の処理対象画素の第3の相関度と第3の相関度算出手段から出力された第2の処理対象画素の第3の相関度との変化量が最小となる画素ウィンドウのフィルタ処理結果を選択して出力するように構成したので、回路規模の増大を招くことなく、実時間処理で、中低周波のノイズを除去することができる効果がある。
この発明の実施の形態1によるノイズ除去装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるノイズ除去装置の処理内容(ノイズ除去方法)を示すフローチャートである。 5×5画素からなる画素ウィンドウを示す説明図である。 信号レベル差ΔPxyに対する相関度特性が記録されているルックアップテーブルの一例を示す説明図である。 距離Dxyに対する相関度特性が記録されているルックアップテーブルの一例を示す説明図である。 相関度γxyに対するフィルタ係数特性が記録されているルックアップテーブルの一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるノイズ除去装置を示す構成図である。 3×3画素、5×5画素、7×7画素からなる画素ウィンドウを示す説明図である。 この発明の実施の形態3によるノイズ除去装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4によるノイズ除去装置が使用する画素ウィンドウの一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態4によるノイズ除去装置が使用する画素ウィンドウの変形例を示す説明図である。 相関度保持部7により記憶されている相関度Γ11,Γ12,Γ13,Γ21,Γ22を示す説明図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるノイズ除去装置を示す構成図である。
図1において、信号レベル差算出部1は2次元画像を構成している複数の画素の画素値(信号レベル)を示す2次元画像データを入力すると、M×N画素(例えば、5×5画素)からなる画素ウィンドウを2次元画像上に形成し、その画素ウィンドウの中心に存在している処理対象画素(例えば、図3に示すように、画素ウィンドウが5×5画素から構成されている場合、処理対象画素はP22)と、その処理対象画素P22の周辺に存在している画素ウィンドウ内の各参照画素Pxy(5×5画素からなる画素ウィンドウであれば、0≦x≦4、0≦y≦4)との信号レベル差ΔPxyを算出する処理を実施する。
相関度α算出部2は例えば信号レベル差ΔPxyに対する相関度特性が記録されている図4のルックアップテーブルを参照することにより、信号レベル差算出部1により算出された処理対象画素P22と各参照画素Pxyとの信号レベル差ΔPxyから、処理対象画素P22と各参照画素Pxy間の相関度αxyを算出する処理を実施する。
なお、信号レベル差算出部1及び相関度α算出部2から第1の相関度算出手段が構成されている。
画素間距離算出部3は画素ウィンドウ内の処理対象画素P22と各参照画素Pxyとの距離Dxyを算出する処理を実施する。
相関度β算出部4は例えば距離Dxyに対する相関度特性が記録されている図5のルックアップテーブルを参照することにより、画素間距離算出部3により算出された距離Dxyから、処理対象画素P22と各参照画素Pxy間の相関度βxyを算出する処理を実施する。
なお、画素間距離算出部3及び相関度β算出部4から第2の相関度算出手段が構成されている。
フィルタ係数算出部5は相関度α算出部2により算出された相関度αxyと相関度β算出部4により算出された相関度βxyから、各参照画素Pxyにおける相関度γxyを算出し(あるいは、相関度Γ算出部6により算出された相関度γxyを取得する)、例えば、相関度γxyに対するフィルタ係数特性が記録されている図6のルックアップテーブルを参照することにより、各参照画素Pxyにおける相関度γxyから各参照画素Pxyのフィルタ係数fxyを算出する処理を実施する。なお、フィルタ係数算出部5はフィルタ係数算出手段を構成している。
相関度Γ算出部6は相関度α算出部2により算出された相関度αxyと相関度β算出部4により算出された相関度βxyから、各参照画素Pxyにおける相関度γxyを算出し(あるいは、フィルタ係数算出部5により算出された相関度γxyを取得する)、その相関度γxyと相関度保持部7により記憶されている処理対象画素P22の相関度Γ−1(相関度Γ算出部6により前回算出された処理対象画素P22の相関度Γ−1)から、処理対象画素P22の相関度Γを算出する処理を実施する。なお、相関度Γ算出部6は第3の相関度算出手段を構成している。
相関度保持部7はメモリなどの記録媒体等から構成されており、相関度Γ算出部6により今回算出された処理対象画素P22の相関度Γを記憶する一方、相関度Γ算出部6により前回算出されて既に記憶している処理対象画素P22の相関度Γ−1を出力する処理を実施する。なお、相関度保持部7は相関度記憶手段を構成している。
フィルタ処理部8は処理対象画素P22及び各参照画素Pxyの信号レベル、フィルタ係数算出部5により算出された各参照画素Pxyのフィルタ係数fxy及び相関度保持部7から出力された処理対象画素P22の相関度Γ−1を用いて、処理対象画素P22に重畳されているノイズを除去するフィルタ処理を実施し、ノイズ除去後の処理対象画素P22’を出力する。なお、フィルタ処理部8はフィルタ処理手段を構成している。
図1では、ノイズ除去装置の構成要素である信号レベル差算出部1、相関度α算出部2、画素間距離算出部3、相関度β算出部4、フィルタ係数算出部5、相関度Γ算出部6、相関度保持部7及びフィルタ処理部8のそれぞれが専用のハードウェア(例えば、CPUを実装している半導体集積回路やワンチップマイコン)で構成されているものを想定しているが、ノイズ除去装置がコンピュータで構成される場合、信号レベル差算出部1、相関度α算出部2、画素間距離算出部3、相関度β算出部4、フィルタ係数算出部5、相関度Γ算出部6、相関度保持部7及びフィルタ処理部8の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにしてもよい。
図2はこの発明の実施の形態1によるノイズ除去装置の処理内容(ノイズ除去方法)を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
信号レベル差算出部1は、2次元画像を構成している複数の画素の画素値(信号レベル)を示す2次元画像データを入力すると、M×N画素の画素ウィンドウを2次元画像上に形成する。
ここでは、説明の便宜上、図3に示すような5×5画素からなる画素ウィンドウを2次元画像上に形成するものとする。
図3の例では、画素ウィンドウの中心に存在している画素P22が処理対象画素であり、処理対象画素P22の周辺に存在している画素ウィンドウ内の画素Pxy(0≦x≦4、0≦y≦4)が参照画素である。ただし、この例では、処理対象画素P22は、参照画素Pxyにも該当する。
なお、画素ウィンドウは、例えば、最初に2次元画像の左上に形成されて、後述するフィルタ処理が実施される。
その後、画素ウィンドウは、水平右方向にずらされながら、フィルタ処理が繰り返され、1ライン分のフィルタ処理が完了すると、垂直下方向にずらされて、全ラインのフィルタ処理が完了するまで、同様のフィルタ処理が繰り返される。
信号レベル差算出部1は、画素ウィンドウを2次元画像上に形成すると、下記の式(1)に示すように、画素ウィンドウ内の処理対象画素P22と各参照画素Pxyとの信号レベル差ΔPxyを算出する(図2のステップST1)。
ΔPxy=|P22−Pxy| (1)
ただし、式(1)において、P22は処理対象画素の信号レベル(画素値)を示し、Pxyは参照画素の信号レベル(画素値)を示しているものとする。
また、|X|はXの絶対値を示す数学記号である。
相関度α算出部2は、信号レベル差算出部1が処理対象画素P22と各参照画素Pxyとの信号レベル差ΔPxyを算出すると、例えば、信号レベル差ΔPxyに対する相関度特性が記録されている図4のルックアップテーブルを参照することにより、その信号レベル差ΔPxyから、処理対象画素P22と各参照画素Pxy間の相関度αxyを算出する(ステップST2)。
ただし、図4では、信号レベル差ΔPxyの値が0〜255の範囲である例を示しており、信号レベル差ΔPxyの値が大きくなると、相関度αxyが急激に低下する相関度特性が記録されている。
なお、信号レベル差ΔPxy=0のとき、相関度αxyが最大の“1”になり、信号レベル差ΔPxy=255のとき、相関度αxyが最小の“0”になる。
このように、信号レベル差ΔPxyの値が大きくなると、相関度αxyが急激に低下するように設定することで、微妙な階調差の信号も、ローパスフィルタで消してしまわないように解像度を調整することが可能になる。
画素間距離算出部3は、2次元画像データを入力すると、画素ウィンドウ内の処理対象画素P22と各参照画素Pxyとの距離Dxyを算出する(ステップST3)。
例えば、2次元画像における隣り合う画素間の距離が“1”であるとすると、処理対象画素P22と各参照画素Pxyとの距離Dxyは下記のようになる。
・D12,D21,D23,D32 → 1
・D11,D13,D31,D33 → (1+11/2=√2
・D02,D20,D24,D42 → 2
・D01,D03,D41,D43 → (1+21/2=√5
・D10,D14,D30,D34 → (2+11/2=√5
・D00,D04,D40,D44 → (2+21/2=2√2
相関度β算出部4は、画素間距離算出部3が処理対象画素P22と各参照画素Pxyとの距離Dxyを算出すると、例えば、距離Dxyに対する相関度特性が記録されている図5のルックアップテーブルを参照することにより、その距離Dxyから、処理対象画素P22と各参照画素Pxy間の相関度βxyを算出する(ステップST4)。
ただし、図5では、距離Dxyの値が0〜3の範囲である例を示しており、距離Dxyの値が大きくなると、相関度βxyが徐々に低下する相関度特性が記録されている。
このように、距離Dxyの値が大きくなると、相関度βxyが徐々に低下することで、図3の画素ウィンドウのサイズを大きくする場合と同様に、より低周波のノイズを除去することが可能になる。
フィルタ係数算出部5は、相関度α算出部2が相関度αxyを算出し、相関度β算出部4が相関度βxyを算出すると、例えば、下記の式(2)に示すような相関度αxyと相関度βxyの重み加算を行うことで、各参照画素Pxyにおける相関度γxyを算出する。
γxy=A×αxy+B×βxy (2)
A+B=1
ただし、A,Bは相関度αxy,βxyに対する加重係数(0≦A≦1、0≦B≦1)である。
フィルタ係数算出部5は、各参照画素Pxyにおける相関度γxyを算出すると、例えば、相関度γxyに対するフィルタ係数特性が記録されている図6のルックアップテーブルを参照することにより、各参照画素Pxyにおける相関度γxyから各参照画素Pxyのフィルタ係数fxyを算出する(ステップST5)。
ただし、図6では、相関度γxyの値が0〜1の範囲である例を示しており、相関度γxyの値が大きくなると、フィルタ係数fxyが徐々に低下するフィルタ係数特性が記録されている。
なお、相関度γxy=0のとき、フィルタ係数fxyが最大の“255”になり、相関度γxy=1のとき、フィルタ係数fxyが最小の“0”になる。
このように、相関度γxyの値に応じて、フィルタ係数fxyを設定することで、ノイズの周波数特性が変化しても対処することが可能になる。
フィルタ係数fxyは、画素ウィンドウ内の全画素Pxyについて算出される。
相関度Γ算出部6は、相関度α算出部2が相関度αxyを算出し、相関度β算出部4が相関度βxyを算出すると、フィルタ係数算出部5と同様にして、各参照画素Pxyにおける相関度γxyを算出する。あるいは、フィルタ係数算出部5により算出された相関度γxyを取得する。
相関度Γ算出部6は、各参照画素Pxyにおける相関度γxyを算出すると、例えば、下記の式(3)に示すように、各参照画素Pxyにおける相関度γxyを統合し、統合後の相関度γxyと相関度保持部7により記憶されている処理対象画素P22の相関度Γ−1(相関度Γ算出部6により前回算出された処理対象画素P22の相関度Γ−1)から、処理対象画素P22の相関度Γを算出する(ステップST6)。
Figure 0005289288
C+E=1
ただし、式(3)において、C,Eは統合後の相関度γxyと前画素処理時に算出された相関度Γ−1に対する加重係数である(0≦C≦1、0≦E≦1)。
相関度Γ算出部6は、上記のようにして、処理対象画素P22の相関度Γを算出すると、次画素処理時において、その相関度ΓをΓ−1として参照するために、その相関度Γを相関度保持部7に格納する。
相関度保持部7は、相関度Γ算出部6により今回算出された処理対象画素P22の相関度Γを記憶する一方、相関度Γ算出部6により前回算出されて既に記憶している処理対象画素P22の相関度Γ−1をフィルタ処理部8に出力する。
フィルタ処理部8は、フィルタ係数算出部5が各参照画素Pxyのフィルタ係数fxyを算出すると、例えば、下記の式(4)に示すように、処理対象画素P22及び各参照画素Pxyの信号レベル、各参照画素Pxyのフィルタ係数fxy及び相関度保持部7から出力されたP22の相関度Γ−1を用いて、処理対象画素P22に重畳されているノイズを除去するフィルタ処理を実施し、ノイズ除去後の処理対象画素P22’を出力する(ステップST7)。
Figure 0005289288
ここで、式(4)の第1項(相関度Γ−1がかかっている項)は、処理対象画素P22以外の画素Pxyのフィルタ出力値を表しており、第2項((1−Γ−1)がかかっている項)は、処理対象画素P22のフィルタ出力値を表している。
したがって、式(4)では、前画素処理時に算出された相関度Γ−1が大きい場合(周辺画素の平滑性が高い場合)、処理対象画素P22以外の画素Pxyのフィルタ出力値を出力する比重が大きくなり、強いローパスフィルタがかかる。
一方、前画素処理時に算出された相関度Γ−1が小さい場合(高周波成分が多い領域の場合)、処理対象画素P22のフィルタ出力値を出力する比重が大きくなる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、画素ウィンドウの中心に存在している処理対象画素P22と各参照画素Pxyとの信号レベル差ΔPxyから処理対象画素P22と各参照画素Pxy間の相関度αxyを算出する相関度α算出部2と、処理対象画素P22と各参照画素Pxyとの距離Dxyから処理対象画素P22と各参照画素Pxy間の相関度βxyを算出する相関度β算出部4と、相関度α算出部2により算出された相関度αxyと相関度β算出部4により算出された相関度βxyから各参照画素Pxyのフィルタ係数fxyを算出するフィルタ係数算出部5と、相関度α算出部2により算出された相関度αxyと相関度β算出部4により算出された相関度βxyから処理対象画素P22の相関度Γを算出する相関度Γ算出部6と、相関度Γ算出部6により今回算出された処理対象画素P22の相関度Γを記憶する一方、相関度Γ算出部6により前回算出されて既に記憶している処理対象画素P22の相関度Γ−1を出力する相関度保持部7とを設け、フィルタ処理部8が処理対象画素P22及び各参照画素Pxyの信号レベル、フィルタ係数算出部5により算出された各参照画素Pxyのフィルタ係数fxy及び相関度保持部7から出力された処理対象画素P22の相関度Γ−1を用いて、処理対象画素P22に重畳されているノイズを除去するフィルタ処理を実施するように構成したので、回路規模の増大を招くことなく、実時間処理で、中低周波のノイズを除去することができる効果を奏する。
即ち、画素間の相関度を用いて、フィルタ係数fxyを動的に算出するとともに、相関度Γを時定数として、次画素のフィルタ処理に伝搬させるようにしているので、大きいサイズの画素ウィンドウを使用する場合と同様の効果が得られるようになり、その結果、低解像度の画像を順次生成することなく、解像度の低下を抑えつつ、中低周波のノイズを効果的に低減することが可能になる。
例えば、図4に示すように、信号レベル差ΔPxyの値が大きくなると、相関度αxyが急激に低下するように設定することで、微妙な階調差の信号も、ローパスフィルタで消してしまわないように解像度を調整することが可能になる。
また、図5に示すように、距離Dxyの値が大きくなると、相関度βxyが徐々に低下するように設定することで、図3の画素ウィンドウのサイズを大きくする場合と同様に、より低周波のノイズを除去することが可能になる。
また、式(2)における加重係数A,Bを調整することで、相関度αxy,βxyの特性を変更することなく、解像度とノイズ低減特性の調整を行うことが可能になる。
さらに、相関度γxyに対するフィルタ係数特性(図6)を調整することで、ノイズの周波数特性が変化しても対処することが可能になる。
なお、この実施の形態1では、5×5画素からなる画素ウィンドウを2次元画像上に形成するものについて示したが、これは一例に過ぎず、除去したいノイズの周波数特性に応じて、画素ウィンドウの水平方向及び垂直方向のサイズを任意に決定し、当該画素ウィンドウを2次元画像上に形成するようにしてもよい。
この実施の形態1では、フィルタ係数算出部5及び相関度Γ算出部6が相関度γxyを算出する際、相関度αxyと相関度βxyの重み付け加算演算を行うものを示したが、これに限るものではなく、例えば、より相関値の高い数値を相関度γxyに設定するなど、処理によって得られる画像の必要な特性によって演算するようにしてもよい。
この実施の形態1では、フィルタ処理部8が処理対象画素P22のフィルタ出力値P’22を算出する際、式(4)のように、処理対象画素P22と参照画素Pxyの重み付け演算を行うものを示したが、これに限るものではない。
例えば、より低周波のノイズを低減する必要がある場合などでは、領域の特徴を伝える相関度Γの伝搬だけでなく、前画素処理時のフィルタ出力値P’21と現在の処理対象画素P22のフィルタ出力値P’22を、相関度Γと相関度Γ−1の差に応じて重み付け加算して、直接的に前画素処理時のフィルタ出力値P’21をフィードバックするIIRの構成としてもよい。
この場合、相関度Γと相関度Γ−1の差が大きい場合は、前画素と現在の処理対象画素P22の相関性が低いと判断して、前画素処理時のフィルタ出力値P’21の重みを小さくする制御を行う。
また、この実施の形態1では、相関度Γ算出部6が処理対象画素P22の相関度Γを算出する際、式(3)を用いて算出するものについて示したが、これに限るものではなく、例えば、式(3)の第1項で、画素ウィンドウ内の相関度γxyの平均値を算出する代わりに、代表値として相関度γxyの中央値を使用するようにしてもよい。
この場合、画素ウィンドウ内に存在する高周波ノイズ画素(相関度γxyが他の画素と著しく異なる画素)の影響が排除されるため、高周波ノイズに影響されない高精度の相関度Γを算出することができる。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2によるノイズ除去装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
ただし、この実施の形態2では、相互に画素サイズが異なる複数の画素ウィンドウが用意されているものについて説明するため、図7のノイズ除去装置では、複数の画素ウィンドウ毎に、信号レベル差算出部1、相関度α算出部2、画素間距離算出部3、相関度β算出部4、フィルタ係数算出部5、相関度Γ算出部6、相関度保持部7及びフィルタ処理部8が、各々の処理を実施するものとする。
最小相関度特定部11は例えば3個の画素ウィンドウ(3×3画素からなる画素ウィンドウ、5×5画素からなる画素ウィンドウ、7×7画素からなる画素ウィンドウ)毎に、相関度Γ算出部6により今回算出された相関度Γ3(3×3画素の画素ウィンドウに係る相関度),Γ5(5×5画素の画素ウィンドウに係る相関度),Γ7(7×7画素の画素ウィンドウに係る相関度)と、前回算出されて相関度保持部7により記憶されている相関度Γ−1との変化量|Γ3−Γ−1|,|Γ5−Γ−1|,|Γ7−Γ−1|を求め、今回算出された相関度Γ3,Γ5,Γ7の中で、その変化量|Γ3−Γ−1|,|Γ5−Γ−1|,|Γ7−Γ−1|が最小になるときの相関度を特定する処理を実施する。
フィルタ処理結果選択部12は最小相関度特定部11により特定された最小の相関度の算出に用いられた画素ウィンドウに対応するフィルタ出力値(フィルタ処理結果)の選択をフィルタ処理部8に指示する処理を実施する。
なお、最小相関度特定部11及びフィルタ処理結果選択部12からフィルタ処理結果選択手段が構成されている。
次に動作について説明する。
信号レベル差算出部1は、2次元画像を構成している複数の画素の画素値(信号レベル)を示す2次元画像データを入力すると、3×3画素の画素ウィンドウ(図8(a)を参照)、5×5画素の画素ウィンドウ(図8(b)を参照)及び7×7画素の画素ウィンドウ(図8(c)を参照)を2次元画像上に形成する。
図8の例では、画素P33が処理対象画素であり、処理対象画素P33以外の画素Pxy(0≦x≦6、0≦y≦6)が参照画素である。ただし、この例では、処理対象画素P33は、参照画素Pxyにも該当する。
信号レベル差算出部1は、3個の画素ウィンドウを2次元画像上に形成すると、3個の画素ウィンドウ毎に、画素ウィンドウ内の処理対象画素P33と各参照画素Pxyとの信号レベル差ΔPxyを算出する。ただし、信号レベル差ΔPxyの算出方法は、上記実施の形態1と同様である。
この実施の形態2では、3×3画素の画素ウィンドウに係る信号レベル差をΔP3xyで表し、5×5画素の画素ウィンドウに係る信号レベル差をΔP5xyで表し、7×7画素の画素ウィンドウに係る信号レベル差をΔP7xyで表すものとする。
相関度α算出部2は、信号レベル差算出部1が3個の画素ウィンドウ毎に、信号レベル差ΔP3xy,ΔP5xy,ΔP7xyを算出すると、上記実施の形態1と同様にして、3個の画素ウィンドウ毎に、その信号レベル差ΔP3xy,ΔP5xy,ΔP7xyから、処理対象画素P33と各参照画素Pxy間の相関度αxyを算出する。
この実施の形態2では、3×3画素の画素ウィンドウに係る相関度をα3xyで表し、5×5画素の画素ウィンドウに係る相関度をα5xyで表し、7×7画素の画素ウィンドウに係る相関度をα7xyで表すものとする。
画素間距離算出部3は、2次元画像データを入力すると、上記実施の形態1と同様にして、3個の画素ウィンドウ毎に、処理対象画素P33と各参照画素Pxyとの距離Dxyを算出する。
この実施の形態2では、3×3画素の画素ウィンドウに係る距離をD3xyで表し、5×5画素の画素ウィンドウに係る距離をD5xyで表し、7×7画素の画素ウィンドウに係る距離をD7xyで表すものとする。
相関度β算出部4は、画素間距離算出部3が3個の画素ウィンドウ毎に、距離D3xy,距離D5xy,距離D7xyを算出すると、上記実施の形態1と同様にして、3個の画素ウィンドウ毎に、その距離D3xy,距離D5xy,距離D7xyから、処理対象画素P33と各参照画素Pxy間の相関度βxyを算出する。
この実施の形態2では、3×3画素の画素ウィンドウに係る相関度をβ3xyで表し、5×5画素の画素ウィンドウに係る相関度をβ5xyで表し、7×7画素の画素ウィンドウに係る相関度をβ7xyで表すものとする。
フィルタ係数算出部5は、相関度α算出部2が相関度α3xy,α5xy,α7xyを算出し、相関度β算出部4が相関度β3xy,β5xy,β7xyを算出すると、上記実施の形態1と同様にして、3個の画素ウィンドウ毎に、各参照画素Pxyにおける相関度γxyを算出する。
この実施の形態2では、3×3画素の画素ウィンドウに係る相関度をγ3xyで表し、5×5画素の画素ウィンドウに係る相関度をγ5xyで表し、7×7画素の画素ウィンドウに係る相関度をγ7xyで表すものとする。
また、フィルタ係数算出部5は、各参照画素Pxyにおける相関度γ3xy,γ5xy,γ7xyを算出すると、上記実施の形態1と同様にして、3個の画素ウィンドウ毎に、各参照画素Pxyにおけるγ3xy,γ5xy,γ7xyから、各参照画素Pxyのフィルタ係数fxyを算出する。
この実施の形態2では、3×3画素の画素ウィンドウに係るフィルタ係数をf3xyで表し、5×5画素の画素ウィンドウに係るフィルタ係数をf5xyで表し、7×7画素の画素ウィンドウに係るフィルタ係数をf7xyで表すものとする。
相関度Γ算出部6は、相関度α算出部2が相関度α3xy,α5xy,α7xyを算出し、相関度β算出部4が相関度β3xy,β5xy,β7xyを算出すると、上記実施の形態1と同様にして、3個の画素ウィンドウ毎に、各参照画素Pxyにおける相関度γ3xy,γ5xy,γ7xyを算出する。
また、相関度Γ算出部6は、各参照画素Pxyにおける相関度γ3xy,γ5xy,γ7xyを算出すると、上記実施の形態1と同様にして、3個の画素ウィンドウ毎に、処理対象画素P33の相関度Γを算出する。
この実施の形態2では、3×3画素の画素ウィンドウに係る相関度をΓ3で表し、5×5画素の画素ウィンドウに係る相関度をΓ5で表し、7×7画素の画素ウィンドウに係る相関度をΓ7で表すものとする。
フィルタ処理部8は、フィルタ係数算出部5が各参照画素Pxyのフィルタ係数f3xy,f5xy,f7xyを算出すると、上記実施の形態1と同様にして、3個の画素ウィンドウ毎に、処理対象画素P33に重畳されているノイズを除去するフィルタ処理を実施して、ノイズ除去後の処理対象画素P33’の信号レベルを示すフィルタ出力値を算出する。
この実施の形態2では、3×3画素の画素ウィンドウに係るフィルタ出力値をP3’33で表し、5×5画素の画素ウィンドウに係るフィルタ出力値をP5’33で表し、7×7画素の画素ウィンドウに係るフィルタ出力値をP7’33で表すものとする。
最小相関度特定部11は、処理対象画素P33の相関度Γ3,Γ5,Γ7と前画素処理時の相関度Γ−1の変化量は、現在の処理対象画素P33に適用可能なフィルタ出力値と関連性があるので、3個の画素ウィンドウ毎に、相関度Γ算出部6が処理対象画素P33の相関度Γ3,Γ5,Γ7を算出すると、その相関度Γ3,Γ5,Γ7と、相関度保持部7により記憶されている相関度Γ−1との変化量|Γ3−Γ−1|,|Γ5−Γ−1|,|Γ7−Γ−1|を算出する。
例えば、前画素の処理時点から現在の処理対象画素に移動したときに、新たに被写体のエッジが画素ウィンドウに含まれるようになると、処理対象画素P33の相関度Γが、前画素処理時の相関度Γ−1と大きく異なる値になる。即ち、最も画素サイズが大きい7×7画素の画素ウィンドウに係る処理対象画素P33の相関度Γ7が、前画素処理時の相関度Γ−1から大きく変動することになる。
したがって、仮に、7×7画素の画素ウィンドウに係るフィルタ出力値P7’33をローパスフィルタの出力値に適用すると、被写体のエッジがぼける可能性がある。
最小相関度特定部11は、変化量|Γ3−Γ−1|,|Γ5−Γ−1|,|Γ7−Γ−1|を算出すると、その変化量|Γ3−Γ−1|,|Γ5−Γ−1|,|Γ7−Γ−1|を相互に比較して、最小の変化量を特定する。
そして、最小相関度特定部11は、処理対象画素P33の相関度Γ3,Γ5,Γ7の中で、最小の変化量に係る相関度を特定する。
フィルタ処理結果選択部12は、最小相関度特定部11が最小の相関度を特定すると、最小の相関度の算出に用いられた画素ウィンドウに対応するフィルタ出力値の選択をフィルタ処理部8に指示する。
これにより、例えば、変化量|Γ3−Γ−1|が最小であれば、フィルタ処理部8から3×3画素の画素ウィンドウに係るフィルタ出力値P3’33が選択されて出力され、変化量|Γ5−Γ−1|が最小であれば、フィルタ処理部8から5×5画素の画素ウィンドウに係るフィルタ出力値P5’33が選択されて出力される。
また、変化量|Γ7−Γ−1|が最小であれば、フィルタ処理部8から7×7画素の画素ウィンドウに係るフィルタ出力値P7’33が選択されて出力される。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、相関度Γ算出部6により今回算出された相関度Γ3,Γ5,Γ7の中で、前回算出されて相関度保持部7により記憶されている相関度Γ−1との変化量が最小の相関度を特定し、最小の相関度の算出に用いられた画素ウィンドウに対応するフィルタ処理部8のフィルタ出力値を選択して出力するように構成したので、被写体中の有意なエッジのぼけを招くことなく、中低周波のノイズを除去することができる効果を奏する。
なお、この実施の形態2では、複数の画素ウィンドウの画素サイズとして、3×3画素の画素サイズ、5×5画素の画素サイズ、7×7画素の画素サイズの例を示したが、これに限るものではなく、例えば、除去したいノイズの周波数特性に応じて、画素ウィンドウの画素サイズを任意に決定するようにすればよい。
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3によるノイズ除去装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
ただし、この実施の形態3では、相互に画素サイズが異なる複数の画素ウィンドウが用意されているものについて説明するため、上記実施の形態2と同様に、図9のノイズ除去装置では、複数の画素ウィンドウ毎に、信号レベル差算出部1、相関度α算出部2、画素間距離算出部3、相関度β算出部4、フィルタ係数算出部5、相関度Γ算出部6、相関度保持部7及びフィルタ処理部8が、各々の処理を実施するものとする。
変化量算出部21は例えば3個の画素ウィンドウ(3×3画素からなる画素ウィンドウ、5×5画素からなる画素ウィンドウ、7×7画素からなる画素ウィンドウ)毎に、相関度Γ算出部6により今回算出された相関度Γ3,Γ5,Γ7と、前回算出されて相関度保持部7により記憶されている相関度Γ−1との変化量|Γ3−Γ−1|,|Γ5−Γ−1|,|Γ7−Γ−1|を算出する処理を実施する。
重み付け加算部22は変化量算出部21により算出された変化量|Γ3−Γ−1|,|Γ5−Γ−1|,|Γ7−Γ−1|に応じて、フィルタ処理部8における画素ウィンドウ毎のフィルタ出力値P3’33,P5’33,P7’33を重み付け加算して出力する処理を実施する。
なお、変化量算出部21及び重み付け加算部22から重み付け加算手段が構成されている。
次に動作について説明する。
上記実施の形態2では、最小相関度特定部11が、相関度Γ算出部6により今回算出された相関度Γ3,Γ5,Γ7の中で、前回算出されて相関度保持部7により記憶されている相関度Γ−1との変化量が最小の相関度を特定すると、フィルタ処理結果選択部12が、最小相関度特定部11により特定された最小の相関度の算出に用いられた画素ウィンドウに対応するフィルタ出力値の選択をフィルタ処理部8に指示するものについて示したが、今回算出された相関度Γ3,Γ5,Γ7と、前回算出されて相関度保持部7により記憶されている相関度Γ−1との変化量|Γ3−Γ−1|,|Γ5−Γ−1|,|Γ7−Γ−1|を算出し、その変化量|Γ3−Γ−1|,|Γ5−Γ−1|,|Γ7−Γ−1|に応じて、フィルタ処理部8における画素ウィンドウ毎のフィルタ出力値P3’33,P5’33,P7’33を重み付け加算して出力するようにしてもよい。
以下、この実施の形態3の処理内容を具体的に説明する。
変化量算出部21は、例えば、3個の画素ウィンドウ毎に、相関度Γ算出部6により今回算出された相関度Γ3,Γ5,Γ7と、前回算出されて相関度保持部7により記憶されている相関度Γ−1との変化量|Γ3−Γ−1|,|Γ5−Γ−1|,|Γ7−Γ−1|を算出する。
重み付け加算部22は、変化量算出部21が変化量|Γ3−Γ−1|,|Γ5−Γ−1|,|Γ7−Γ−1|を算出すると、その変化量|Γ3−Γ−1|,|Γ5−Γ−1|,|Γ7−Γ−1|から、加重係数G,H,Kを算出する。
G+H+K=1
ただし、加重係数Gは変化量|Γ3−Γ−1|が大きいほど小さな値になる係数であり(0≦G≦1)、加重係数Hは変化量|Γ5−Γ−1|が大きいほど小さな値になる係数である(0≦H≦1)。
また、加重係数Kは変化量|Γ7−Γ−1|が大きいほど小さな値になる係数である(0≦K≦1)。
重み付け加算部22は、加重係数G,H,Kを算出すると、例えば、下記の式(5)に示すように、その加重係数G,H,Kを用いて、フィルタ処理部8における画素ウィンドウ毎のフィルタ出力値P3’33,P5’33,P7’33を重み付け加算し、重み付け加算後のフィルタ出力値P’33を出力する。
P’33=G×P3’33+H×P5’33+K×P7’33 (5)
このように、フィルタ処理部8における画素ウィンドウ毎のフィルタ出力値P3’33,P5’33,P7’33を重み付け加算して出力することで、上記実施の形態2のように、1つのフィルタ出力値を選択して出力する場合よりも、隣接画素間での処理時における画素ウィンドウサイズの相違や、それに伴うフィルタ出力値の急激な変化が起こり難くなる。そのため、画素ウィンドウサイズの切り替えに伴う画質の変化が起こらず、全体としてまとまりのある画像が得られ易くなる効果を奏する。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、相関度α算出部2、相関度β算出部4及びフィルタ処理部8が各々の処理を実施する際、画素ウィンドウ内の画素のうち、処理対象画素P22(または、処理対象画素P33)に隣接する画素(例えば、画素P21,P23など)も参照画素Pxyに含めているものを示したが、図10に示すように、画素ウィンドウ内の画素のうち、処理対象画素P22に隣接している画素(例えば、画素P21,P23など)を除く画素を参照画素Pxyとして取り扱うようにしてもよい。
このように、参照画素Pxyから処理対象画素P22に隣接している画素を除くことにより、処理対象画素P22にローパスフィルタをかけたときに、高周波のノイズが中低周波のノイズに変移する状況の発生を防止することができる効果を奏する。
ここで、図11はこの発明の実施の形態4によるノイズ除去装置が使用する画素ウィンドウの変形例を示す説明図である。
図11の画素ウィンドウでは、処理対象画素が参照画素P22と参照画素P24の間に位置している画素(黒く塗りつぶされている画素)であり、この処理対象画素は、参照画素に含まれていない。
このように、処理対象画素が参照画素に含まれていない場合、処理対象画素が孤立点ノイズ(処理対象画素の周辺に存在している画素との関連性がいずれも低く、孤立している画素)であっても、処理対象画素が孤立点として残留してしまう状況の発生を防止することができる効果を奏する。
なお、このような画素ウィンドウを使用するに際しては、輝度と比較して、解像度の低下が知覚され難い色信号に対して、適用することがより効果的である。
この実施の形態4では、参照画素Pxyとして取り扱う画素が、1画素おきの画素であるものについて示したが、これは一例に過ぎず、2画素や3画素おきの画素であってもよく、所望する出力画像特性に応じて変更可能である。
この場合、画素間隔をあけるほど、隣接画素の処理時に共通して参照する画素が減るため、中低周波のノイズを人間が知覚し難い高周波に変移させることが可能となる。
実施の形態5.
上記実施の形態1〜4では、相関度保持部7が相関度Γ算出部6により前回算出された相関度Γ−1(前画素処理時の相関度Γ21)を記憶するものについて示したが、図12に示すように、相関度保持部7が前画素処理時の相関度Γ21のほかに、処理対象画素P22を含むラインより1ライン前の各画素P11,P12,P13の相関度Γ11,Γ12,Γ13を記憶するようにしてもよい。
この場合、相関度Γ算出部6は、前画素処理時の相関度Γ21と1ライン前の各画素P11,P12,P13の相関度Γ11,Γ12,Γ13との平均値Γave(=(Γ21+Γ11+Γ12+Γ13)/4)を求め、その平均値Γaveを処理対象画素P22の相関度Γ−1としてフィルタ処理部8に出力するようにする。
これにより、領域の特徴量である相関度を、左方向だけでなく、4方向(左方向、左上方向、上方向、右上方向)について参照することが可能になり、時定数制御に伴う方向性を緩和することが可能になる。
そのため、上記実施の形態1〜4よりも、フィルタ処理後の画像に処理固有のムラや周波数分布の偏りを低減することができる。
この実施の形態5では、前画素処理時の相関度Γ21と1ライン前の各画素P11,P12,P13の相関度Γ11,Γ12,Γ13との平均値Γaveを処理対象画素P22の相関度Γ−1としてフィルタ処理部8に出力するものについて示したが、これに限るものではなく、例えば、前画素処理時の相関度Γ21と1ライン前の各画素P11,P12,P13の相関度Γ11,Γ12,Γ13とを重み付け加算し、その重み付け加算値を処理対象画素P22の相関度Γ−1としてフィルタ処理部8に出力するようにしてもよく、同様の効果を奏することができる。
上記実施の形態1〜5では、全ての画素に画素値が存在する単一の画像に適用するものについて示したが、これに限るものではなく、例えば、ディジタルカメラのイメージセンサから得られるベイヤー配列の画像に適用して、その画像内の同色画素を対象に処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態1〜5では、ディジタルカメラにより入力された画像に重畳されているノイズを除去するものについて示したが、これに限るものではなく、例えば、イメージスキャナなどの画像入力装置により入力された画像や、プリンタやディスプレイ等の画像出力装置から出力された画像に重畳されているノイズを除去するようにしてもよい。
1 信号レベル差算出部(第1の相関度算出手段)、2 相関度α算出部(第1の相関度算出手段)、3 画素間距離算出部(第2の相関度算出手段)、4 相関度β算出部(第2の相関度算出手段)、5 フィルタ係数算出部(フィルタ係数算出手段)、6 相関度Γ算出部(第3の相関度算出手段)、7 相関度保持部(相関度記憶手段)、8 フィルタ処理部(フィルタ処理手段)、11 最小相関度特定部(フィルタ処理結果選択手段)、12 フィルタ処理結果選択部(フィルタ処理結果選択手段)、21 変化量算出部(重み付け加算手段)、22 重み付け加算部(重み付け加算手段)。

Claims (6)

  1. 2次元画像を構成している複数の画素のうち、相互に画素ウィンドウのサイズが異なる複数の画素ウィンドウの全ての中心である処理対象画素と、上記複数の画素ウィンドウの中に存在しており、かつ上記処理対象画素の周辺に存在している各参照画素との信号レベル差を算出し、上記信号レベル差から上記複数の画素ウィンドウ毎に上記処理対象画素と上記各参照画素との間の第1の相関度を算出する第1の相関度算出手段と、
    上記処理対象画素と上記各参照画素との距離を算出し、上記距離から上記処理対象画素と上記各参照画素との間の第2の相関度を上記複数の画素ウィンドウ毎に算出する第2の相関度算出手段と、
    上記第1の相関度と上記第2の相関度から上記各参照画素のフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出手段と、
    上記第1の相関度と上記第2の相関度から第3の相関度を上記複数の画素ウィンドウ毎に計算し出力する第3の相関度算出手段と、
    上記第3の相関度を上記複数の画素ウィンドウ毎に記憶する相関度記憶手段と、
    上記処理対象画素の信号レベル、上記各参照画素の信号レベル、上記各参照画素のフィルタ係数及び上記相関度記憶手段に記憶された第3の相関度を用いて、上記処理対象画素に重畳されているノイズ除去されたフィルタ処理結果を上記複数の画素ウィンドウ毎に算出するフィルタ処理手段と
    上記フィルタ処理結果を選択して出力するフィルタ処理結果選択手段とを備え
    上記2次元画像内の連続して処理する2つの画素のうち先に処理する上記処理対象画素を第1の処理対象画素とし、続いて処理する上記処理対象画素を第2の処理対象画素とすると、上記相関度記憶手段は、記憶している上記第1の処理対象画素の第3の相関度を上記複数の画素ウィンドウ毎に出力し、
    上記フィルタ処理結果選択手段は、上記相関度記憶手段から出力された上記第1の処理対象画素の第3の相関度と上記第3の相関度算出手段から出力された上記第2の処理対象画素の第3の相関度との変化量が最小となる上記画素ウィンドウの上記フィルタ処理結果を選択して出力するノイズ除去装置。
  2. 相互に画素サイズが異なる複数の画素ウィンドウが用意されている場合、複数の画素ウィンドウ毎に、第1から第3の相関度算出手段が相関度の算出処理を実施するとともに、フィルタ係数算出手段がフィルタ係数の算出処理を実施して、フィルタ処理手段がフィルタ処理を実施し、
    複数の画素ウィンドウ毎に、上記第3の相関度算出手段により今回算出された相関度と前回算出されて相関度記憶手段により記憶されている相関度との変化量を算出し、上記変化量に応じて、上記フィルタ処理手段における画素ウィンドウ毎のフィルタ処理結果を重み付け加算して出力する重み付け加算手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のノイズ除去装置。
  3. 第1及び第2の相関度算出手段とフィルタ処理手段は、画素ウィンドウ内の画素のうち、処理対象画素に隣接している画素を除く画素を参照画素として取り扱うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のノイズ除去装置。
  4. 相関度記憶手段は、第3の相関度算出手段により前回算出された相関度のほかに、処理対象画素を含むラインより1ライン前の各画素の相関度を記憶して、前回算出された相関度と1ライン前の各画素の相関度との平均値を求め、上記平均値を上記処理対象画素の相関度としてフィルタ処理手段に出力することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のノイズ除去装置。
  5. 相関度記憶手段は、第3の相関度算出手段により前回算出された相関度のほかに、処理対象画素を含むラインより1ライン前の各画素の相関度を記憶して、前回算出された相関度と1ライン前の各画素の相関度とを重み付け加算し、その重み付け加算値を上記処理対象画素の相関度としてフィルタ処理手段に出力することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のノイズ除去装置。
  6. 次元画像を構成している複数の画素のうち、相互に画素ウィンドウのサイズが異なる複数の画素ウィンドウの全ての中心である処理対象画素と、上記複数の画素ウィンドウの中に存在しており、かつ上記処理対象画素の周辺に存在している各参照画素との信号レベル差を算出し、上記信号レベル差から上記複数の画素ウィンドウ毎に上記処理対象画素と上記各参照画素との間の第1の相関度を算出する第1の相関度算出処理ステップと、
    記処理対象画素と上記各参照画素との距離を算出し、上記距離から上記処理対象画素と上記各参照画素との間の第2の相関度を上記複数の画素ウィンドウ毎に算出する第2の相関度算出処理ステップと、
    記第1の相関度と上記第2の相関度から上記各参照画素のフィルタ係数を算出するフィルタ係数算出処理ステップと、
    記第1の相関度と上記第2の相関度から第3の相関度を上記複数の画素ウィンドウ毎に計算し出力する第3の相関度算出処理ステップと、
    記第3の相関度を上記複数の画素ウィンドウ毎に記憶する一方、上記第3の相関度算出処理ステップにて算出されて既に記憶している処理対象画素の相関度を出力する相関度記憶処理ステップと、
    記処理対象画素の信号レベル、上記各参照画素の信号レベル、上記各参照画素のフィルタ係数及び上記相関度記憶処理ステップから出力された第3の相関度を用いて、上記処理対象画素に重畳されているノイズ除去されたフィルタ処理結果を上記複数の画素ウィンドウ毎に算出するフィルタ処理ステップと
    上記フィルタ処理結果を選択して出力するフィルタ処理結果選択処理ステップとを備え
    上記2次元画像内の連続して処理する2つの画素のうち先に処理する上記処理対象画素を第1の処理対象画素とし、続いて処理する上記処理対象画素を第2の処理対象画素とすると、上記相関度記憶処理ステップは、記憶している上記第1の処理対象画素の第3の相関度を上記複数の画素ウィンドウ毎に出力し、
    上記フィルタ処理結果選択処理ステップは、上記相関度記憶処理ステップにより記憶されている上記第1の処理対象画素の第3の相関度と上記第3の相関度算出処理ステップにより算出された上記第2の処理対象画素の第3の相関度との変化量が最小となる上記画素ウィンドウの上記フィルタ処理結果を選択して出力するノイズ除去方法。
JP2009269931A 2009-11-27 2009-11-27 ノイズ除去装置及びノイズ除去方法 Expired - Fee Related JP5289288B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009269931A JP5289288B2 (ja) 2009-11-27 2009-11-27 ノイズ除去装置及びノイズ除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009269931A JP5289288B2 (ja) 2009-11-27 2009-11-27 ノイズ除去装置及びノイズ除去方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011114642A JP2011114642A (ja) 2011-06-09
JP2011114642A5 JP2011114642A5 (ja) 2013-01-17
JP5289288B2 true JP5289288B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=44236647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009269931A Expired - Fee Related JP5289288B2 (ja) 2009-11-27 2009-11-27 ノイズ除去装置及びノイズ除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5289288B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6625165B2 (ja) 2013-02-14 2019-12-25 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP6362333B2 (ja) 2013-02-14 2018-07-25 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
CN112308806B (zh) * 2020-11-11 2024-06-18 海宁奕斯伟集成电路设计有限公司 图像处理方法、装置、电子设备以及可读存储介质

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05103226A (ja) * 1991-10-08 1993-04-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 輪郭平滑化回路
JP2001103341A (ja) * 1999-07-29 2001-04-13 Sony Corp 信号処理装置及び方法
JP2006339957A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Nissan Motor Co Ltd 画像補正装置
JP2008205737A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Olympus Corp 撮像システム、画像処理プログラム、画像処理方法
JP4440297B2 (ja) * 2007-03-23 2010-03-24 三菱電機株式会社 テレビジョン映像信号のノイズ低減装置およびノイズ低減方法
JP5052301B2 (ja) * 2007-11-21 2012-10-17 オリンパス株式会社 画像処理装置、画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011114642A (ja) 2011-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2574039B1 (en) Image pickup device, image processing device, image processing method, and image processing program
US8411991B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and program
JP6101817B2 (ja) 画像高画質化装置、画像表示装置、画像高画質化方法及びコンピュータプログラム
US20030189579A1 (en) Adaptive enlarging and/or sharpening of a digital image
US8238685B2 (en) Image noise reduction method and image processing apparatus using the same
JP2019049706A (ja) 焼き付き統計値及び焼き付き補償
JP4214457B2 (ja) 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2010531075A (ja) パンクロマチック画像を用いたノイズ低減されたカラーの画像
CN107993189B (zh) 一种基于局部分块的图像色调动态调节方法和装置
JP6150899B2 (ja) 画像高画質化装置、画像表示装置、画像高画質化方法及びコンピュータプログラム
EP2061227A1 (en) Image processing device, image processing method, and program
EP1641285A1 (en) Image processing device for processing image having different color components arranged, image processing program, electronic camera, and image processing method
JP5147903B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP5289288B2 (ja) ノイズ除去装置及びノイズ除去方法
WO2014008329A1 (en) System and method to enhance and process a digital image
US8031945B2 (en) Image-processing device, image-processing method, program of image-processing method, and recording medium recording program of image-processing method
JP2008033592A (ja) 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム
JP2005063097A (ja) 画像信号処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
CN112534466B (zh) 定向缩放系统和方法
WO2016051716A1 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、及び画像処理プログラムを記憶する記録媒体
JP2007215188A (ja) 画像変換方法、変換画像生成方法、および画像補正装置
JP2003219182A (ja) 空間フィルタリング処理方法
JP2011134203A (ja) 画像処理装置
JP5846885B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5832095B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121121

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5289288

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees