JP5288493B2 - 圧力波の予測演算装置とその予測演算方法及びその予測演算プログラム - Google Patents
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Description
図6に示すように、列車101がトンネル103の坑口103aに突入すると列車101の前方のトンネル103内に圧縮波W1が発生し、この圧縮波W1がトンネル103内を伝播する。その結果、パルス状の圧力波(トンネル微気圧波)W2が突入側の坑口103aとは反対側の坑口103bから外部に放射する。この圧力波W2は、坑口103b付近で衝撃音を発生させたり、坑口103b付近の家屋の建具などを揺らしたりして、環境問題を引き起こす場合がある。このため、この圧力波W2を低減するトンネル緩衝工を、列車101が突入する突入側の坑口103aに設置したり、列車101の列車先頭部の形状を先鋭化したりするなどの対策がなされている。
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図1、図2及び図4に示すように、管路(3)の開口端(3b)から外部に放射されて観測点(P1)に到達する圧力波(W2)の波形を予測演算する圧力波の予測演算装置であって、前記管路内から前記開口端に到達する圧縮波(W1)の圧力勾配波形と、この開口端から外部に放射される圧力波の波形とを関連付けるグリーン関数を演算する関数演算部(5e)を備え、前記関数演算部は、前記開口端から外部に放射される圧力波の音源を点音源とみなして前記グリーン関数を演算することを特徴とする圧力波の予測演算装置(5)である。
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る圧力波の予測演算装置の構成図である。図2は、この発明の第1実施形態に係る圧力波の予測演算装置によって予測演算される圧力波の発生状況を模式的に示す概念図である。以下では、トンネルの坑口に列車が突入したときに反対側の坑口から外部に放射して観測点に到達するトンネル微気圧波の波形を予測演算装置によって予測演算する場合を例に挙げて説明する。
図3は、この発明の第1実施形態に係る圧力波の予測演算装置の動作を説明するためのフローチャートである。以下では、制御部5kの動作を中心として説明する。
図3に示すステップ(以下、Sという)100において、予測演算プログラムを制御部5kが読み込む。図1に示す予測演算装置5の電源がONするとプログラム記憶部5iから予測演算プログラムを制御部5kが読み出して、一連の予測演算処理の実行を開始する。
(1) この第1実施形態では、トンネル3内から坑口3bに到達する圧縮波W1の圧力勾配波形と、この坑口3bから外部に放射される圧力波W2の波形とを関連付けるグリーン関数を関数演算部5eが演算し、この坑口3bから外部に放射される圧力波W2の音源を点音源とみなしてこの関数演算部5eがこのグリーン関数を演算する。このため、トンネル微気圧波の問題を点音源に置き換えることによって、トンネル3内における圧縮波W1の伝播、及びこの圧縮波W1の坑口3bにおける反射の二段階の演算を省略して、圧力波W2の伝播だけの問題に単純化することができる。その結果、トンネル3内及び坑口3bそのものをシミュレーションで考慮する必要がなくなって、計算に必要な多数のグリッドや大容量のメモリが不要になるとともに演算回数を省略することができ、計算負荷を飛躍的に低減し計算時間の短縮化とメモリの節約を図ることができる。また、トンネル3の内外に圧力センサなどを設置したり、トンネル3内で作業をしたりする必要がなくなって、現場における作業負荷を低減することができるとともに、列車1の営業時間帯であっても圧力波W2を予測演算することができる。
図4は、この発明の第2実施形態に係る圧力波の予測演算装置の構成図である。図5は、この発明の第2実施形態に係る圧力波の予測演算方法を説明するための概念図であり、図5(A)は坑口の中心で圧力波を測定する場合の概念図であり、図5(B)は坑口を挟む複数点で圧力波を測定する場合の概念図である。以下では、図2及び図1に示す部分と同一の部分については同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
(1) この第2実施形態では、トンネル3外から坑口3bに向かって圧力波W11を放射させたときにこの坑口3bで観測される圧力波W21の波形に基づいて、関数演算部5eがグリーン関数を演算する。このため、グリーン関数の相反性を利用することによって圧力波W2を予測することができる。
図7は、この発明の実施例に係る圧力波の予測演算方法による演算結果を一例として示すグラフである。
図7に示す縦軸は、微気圧波の圧力であり、横軸は時間である。図7に示す実線は、この発明の実施例に係る圧力波の予測演算方法により予測演算した微気圧波の波形であり、細線は模型試験装置により測定された微気圧波の波形であり、点線は従来の放射立体角による手法により予測演算した微気圧波の波形である。ここで、トンネル微気圧の模型試験装置は、実際のトンネルを模擬したトンネル模型内に、実際の鉄道車両を模擬した列車模型を通過させたときに発生するトンネル微気圧波を測定する装置である。このトンネル微気圧の模型試験装置は、一対の回転体の間で列車模型を加速しながら発射させる発射装置と、この発射装置から発射された列車模型をガイドするガイドワイヤ(ピアノ線)と、トンネル模型を通過した列車模型を制動させる制動装置と、トンネル模型を通過する列車模型の速度を検出する速度センサと、トンネル模型を列車模型が通過したときに発生するトンネル微気圧波を検出するマイクロホンなどを備えている。図7に示すように、この発明の実施例に係る圧力波の予測演算方法による微気圧波の波形は、従来の放射立体角による微気圧波の波形に比べて、模型試験装置による微気圧波の波形と略一致しており、この発明の実施例に係る圧力波の予測演算方法によって高精度に微気圧波を予測演算可能であることが確認された。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、移動体として列車(鉄道車両)1を例に挙げて説明したがこれに限定するものではない。例えば、高速で走行する磁気浮上式鉄道又は自動車などの移動体についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、軌道2が複線である場合を例に挙げて説明したが、軌道2が単線又は複々線である場合についてもこの発明を適用することができる。さらに、この実施形態では、トンネル3の坑口3aに列車1が突入したときに外部に放射されて観測点P1に到達するトンネル微気圧波の波形を予測する場合を例に挙げて説明したが、トンネル3以外の管路の開口端又は枝坑の坑口などから外部に放射されて観測点に到達する圧力波の波形を予測する場合についてもこの発明を適用することができる。
2 軌道
2a,2b 線路
3 トンネル(固定構造物(管路))
3a,3b 坑口(出入口(開口端))
4 トンネル緩衝工(固定構造物(管路))
5 予測演算装置
5a 入力部
5b 補助入力部
5c 入力情報記憶部
5d 地形情報記憶部
5e 関数演算部
5f 関数情報記憶部
5g 圧力波予測演算部
5h 圧力波情報記憶部
5i プログラム記憶部
5j 表示部
5k 制御部
5m 圧力波情報入力部
5n 圧力波情報記憶部
6 音波発生装置
7 収音装置
W1 圧縮波
W2,W3,W11,W21,W22,W23 圧力波(トンネル微気圧波)
P1,P11,P21,P22,P23 観測点
Claims (39)
- 管路の開口端から外部に放射されて観測点に到達する圧力波の波形を予測演算する圧力波の予測演算装置であって、
前記管路内から前記開口端に到達する圧縮波の圧力勾配波形と、この開口端から外部に放射される圧力波の波形とを関連付けるグリーン関数を演算する関数演算部を備え、
前記関数演算部は、前記開口端から外部に放射される圧力波の音源を点音源とみなして前記グリーン関数を演算すること、
を特徴とする圧力波の予測演算装置。 - 請求項1に記載の圧力波の予測演算装置において、
前記関数演算部は、前記開口端から外部に放射される圧力波の波長が前記管路の直径よりも大きく低周波とみなせるときに、この開口端から外部に放射される圧力波の音源を点音源とみなして前記グリーン関数を演算すること、
を特徴とする圧力波の予測演算装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の圧力波の予測演算装置において、
前記関数演算部は、前記点音源を単極子と二重極子との重ね合わせとして前記グリーン関数を演算すること、
を特徴とする圧力波の予測演算装置。 - 請求項3に記載の圧力波の予測演算装置において、
前記関数演算部は、前記開口端の中心に対応する原点に単極子又は二重極子が存在するときの線形波動方程式を、与えられた地形条件から決まる境界条件のもとで満たす前記グリーン関数を演算すること、
を特徴とする圧力波の予測演算装置。 - 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算装置において、
前記関数演算部は、前記点音源を単極子として前記グリーン関数を演算するときに、前記開口端における入射波と反射波とがこの開口端に励起する流量とこの単極子からの湧き出し流量とを等値してこの単極子の大きさを演算すること、
を特徴とする圧力波の予測演算装置。 - 請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算装置において、
前記関数演算部は、前記点音源を二重極子として前記グリーン関数を演算するときに、前記開口端における入射波と反射波との開口端補正量分の位相差による力の大きさにより規定される二重極子としてこの二重極子の大きさを演算すること、
を特徴とする圧力波の予測演算装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算装置において、
前記関数演算部は、境界要素法によって前記グリーン関数を演算すること、
を特徴とする圧力波の予測演算装置。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算装置において、
前記関数演算部は、前記管路外から前記開口端に向かって圧力波を放射させたときにこの開口端で観測される圧力波の波形に基づいて、前記グリーン関数を演算すること、
を特徴とする圧力波の予測演算装置。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算装置において、
前記関数演算部は、前記管路外から前記開口端に向かって圧力波を放射させたときに、この開口端を挟む複数の観測点で観測される圧力波の波形に基づいて、前記グリーン関数を演算すること、
を特徴とする圧力波の予測演算装置。 - 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算装置において、
前記関数演算部は、前記開口端の周辺の地形情報に基づいて前記グリーン関数を演算すること、
を特徴とする圧力波の予測演算装置。 - 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算装置において、
前記関数演算部は、固定構造物の出入口に移動体が突入したときにこの固定構造物の反対側の出入口に到達する圧縮波の波形と、この固定構造物の反対側の出入口から外部に放射される圧力波の波形とを関連付ける前記グリーン関数を演算すること、
を特徴とする圧力波の予測演算装置。 - 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算装置において、
前記開口端から外部に放射されて前記観測点に到達する圧力波の波形を前記グリーン関数に基づいて予測演算する圧力波予測演算部を備えること、
を特徴とする圧力波の予測演算装置。 - 請求項12に記載の圧力波の予測演算装置において、
前記圧力波予測演算部は、固定構造物の出入口に移動体が突入したときにこの固定構造物の反対側の出入口から外部に放射されて観測点に到達する圧力波の波形を前記グリーン関数に基づいて予測演算すること、
を特徴とする圧力波の予測演算装置。 - 管路の開口端から外部に放射されて観測点に到達する圧力波の波形を予測演算する圧力波の予測演算方法であって、
前記管路内から前記開口端に到達する圧縮波の圧力勾配波形と、この開口端から外部に放射される圧力波の波形とを関連付けるグリーン関数を演算する関数演算工程を含み、
前記関数演算工程は、前記開口端から外部に放射される圧力波の音源を点音源とみなして前記グリーン関数を演算する工程を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算方法。 - 請求項14に記載の圧力波の予測演算方法において、
前記関数演算工程は、前記開口端から外部に放射される圧力波の波長が前記管路の直径よりも大きく低周波とみなせるときに、この開口端から外部に放射される圧力波の音源を点音源とみなして前記グリーン関数を演算する工程を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算方法。 - 請求項14又は請求項15に記載の圧力波の予測演算方法において、
前記関数演算工程は、前記点音源を単極子と二重極子との重ね合わせとして前記グリーン関数を演算する工程を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算方法。 - 請求項16に記載の圧力波の予測演算方法において、
前記関数演算工程は、前記開口端の中心に対応する原点に単極子又は二重極子が存在するときの線形波動方程式を、与えられた地形条件から決まる境界条件のもとで満たす前記グリーン関数を演算する工程を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算方法。 - 請求項15から請求項17までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算方法において、
前記関数演算工程は、前記点音源を単極子として前記グリーン関数を演算するときに、前記開口端における入射波と反射波とがこの開口端に励起する流量とこの単極子からの湧き出し流量とを等値してこの単極子の大きさを演算する工程を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算方法。 - 請求項15から請求項18までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算方法において、
前記関数演算工程は、前記点音源を二重極子として前記グリーン関数を演算するときに、前記開口端における入射波と反射波との開口端補正量分の位相差による力の大きさにより規定される二重極子としてこの二重極子の大きさを演算する工程を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算方法。 - 請求項14から請求項19までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算方法において、
前記関数演算工程は、境界要素法によって前記グリーン関数を演算する工程を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算方法。 - 請求項14から請求項20までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算方法において、
前記関数演算工程は、前記管路外から前記開口端に向かって圧力波を放射させたときにこの開口端で観測される圧力波の波形に基づいて、前記グリーン関数を演算する工程を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算方法。 - 請求項21に記載の圧力波の予測演算方法において、
前記関数演算工程は、前記管路外から前記開口端に向かって圧力波を放射させたときに、この開口端を挟む複数の観測点で観測される圧力波の波形に基づいて、前記グリーン関数を演算する工程を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算方法。 - 請求項14から請求項22までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算方法において、
前記関数演算工程は、前記開口端の周辺の地形情報に基づいて前記グリーン関数を演算する工程を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算方法。 - 請求項14から請求項23までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算方法において、
前記関数演算工程は、固定構造物の出入口に移動体が突入したときにこの固定構造物の反対側の出入口に到達する圧縮波の波形と、この固定構造物の反対側の出入口から外部に放射される圧力波の波形とを関連付ける前記グリーン関数を演算する工程を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算方法。 - 請求項14から請求項24までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算方法において、
前記開口端から外部に放射されて前記観測点に到達する圧力波の波形を前記グリーン関数に基づいて予測演算する圧力波予測演算工程を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算方法。 - 請求項14から請求項25までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算方法において、
前記圧力波予測演算工程は、固定構造物の出入口に移動体が突入したときにこの固定構造物の反対側の出入口から外部に放射されて観測点に到達する圧力波の波形を前記グリーン関数に基づいて予測演算する工程を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算方法。 - 管路の開口端から外部に放射されて観測点に到達する圧力波の波形を予測演算するための圧力波の予測演算プログラムであって、
前記管路内から前記開口端に到達する圧縮波の圧力勾配波形と、この開口端から外部に放射される圧力波の波形とを関連付けるグリーン関数を演算する関数演算手順を含み、
前記関数演算手順は、前記開口端から外部に放射される圧力波の音源を点音源とみなして前記グリーン関数を演算する手順をコンピュータに実行させること、
を特徴とする圧力波の予測演算プログラム。 - 請求項27に記載の圧力波の予測演算プログラムにおいて、
前記関数演算手順は、前記開口端から外部に放射される圧力波の波長が前記管路の直径よりも大きく低周波とみなせるときに、この開口端から外部に放射される圧力波の音源を点音源とみなして前記グリーン関数を演算する手順を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算プログラム。 - 請求項27又は請求項28に記載の圧力波の予測演算プログラムにおいて、
前記関数演算手順は、前記点音源を単極子と二重極子との重ね合わせとして前記グリーン関数を演算する手順を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算プログラム。 - 請求項29に記載の圧力波の予測演算プログラムにおいて、
前記関数演算手順は、前記開口端の中心に対応する原点に単極子又は二重極子が存在するときの線形波動方程式を、与えられた地形条件から決まる境界条件のもとで満たす前記グリーン関数を演算する手順を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算プログラム。 - 請求項28から請求項30までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算プログラムにおいて、
前記関数演算手順は、前記点音源を単極子として前記グリーン関数を演算するときに、前記開口端における入射波と反射波とがこの開口端に励起する流量とこの単極子からの湧き出し流量とを等値してこの単極子の大きさを演算する手順を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算プログラム。 - 請求項28から請求項31までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算プログラムにおいて、
前記関数演算手順は、前記点音源を二重極子として前記グリーン関数を演算するときに、前記開口端における入射波と反射波との開口端補正量分の位相差による力の大きさにより規定される二重極子としてこの二重極子の大きさを演算する手順を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算プログラム。 - 請求項27から請求項32までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算プログラムにおいて、
前記関数演算手順は、境界要素法によって前記グリーン関数を演算する手順を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算プログラム。 - 請求項27から請求項33までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算プログラムにおいて、
前記関数演算手順は、前記管路外から前記開口端に向かって圧力波を放射させたときにこの開口端で観測される圧力波の波形に基づいて、前記グリーン関数を演算する手順を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算プログラム。 - 請求項27から請求項34までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算プログラムにおいて、
前記関数演算手順は、前記管路外から前記開口端に向かって圧力波を放射させたときに、この開口端を挟む複数の観測点で観測される圧力波の波形に基づいて、前記グリーン関数を演算する手順を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算プログラム。 - 請求項27から請求項35までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算プログラムにおいて、
前記関数演算手順は、前記開口端の周辺の地形情報に基づいて前記グリーン関数を演算する手順を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算プログラム。 - 請求項27から請求項36までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算プログラムにおいて、
前記関数演算手順は、固定構造物の出入口に移動体が突入したときにこの固定構造物の反対側の出入口に到達する圧縮波の波形と、この固定構造物の反対側の出入口から外部に放射される圧力波の波形とを関連付ける前記グリーン関数を演算する手順を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算プログラム。 - 請求項27から請求項37までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算プログラムにおいて、
前記開口端から外部に放射されて前記観測点に到達する圧力波の波形を前記グリーン関数に基づいて予測演算する圧力波予測演算手順を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算プログラム。 - 請求項27から請求項38までのいずれか1項に記載の圧力波の予測演算プログラムにおいて、
前記圧力波予測演算手順は、固定構造物の出入口に移動体が突入したときにこの固定構造物の反対側の出入口から外部に放射されて観測点に到達する圧力波の波形を前記グリーン関数に基づいて予測演算する手順を含むこと、
を特徴とする圧力波の予測演算プログラム。
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