JP5288273B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技領域内に釘等の調整対象物が配置されたパチンコ機に関する。
従来より、遊技領域に設けられ、複数の識別図柄や演出画像を表示する図柄表示装置を備えたパチンコ機やパチスロ機等の遊技機に関して種々提案されている。このような図柄表示装置では、識別図柄の組合せに従って大当りの有無を遊技者に報知したり、内部抽選結果に基づく各種演出画像を表示させることによって、遊技機における遊技性を多様化させている。更に、近年では、上記図柄表示装置に加えて大型の役物、装飾部材、LED、ランプ等の発光装置が遊技領域内に設けられていることが多い。このような大型の役物、装飾部材、発光装置は、図柄表示装置の表示内容とリンクして可動又は発光したり、大当りとなったことを遊技者に報知する際に可動又は発光される。
そして、近年、上記図柄表示装置が大型化する傾向があり、パチンコ機においては図柄表示装置の大型化に伴ってパチンコ球が転動する遊技領域が狭くなり、パチンコ球の転動による遊技性が低下する問題があった。また、役物、装飾部材、発光装置についても大型化や配置数の増加傾向があり、同じく遊技領域が狭くなる問題があった。そこで、遊技盤を透明部材により形成し、その透明遊技盤に釘や入賞口等を設けて遊技領域とすると共に、透明遊技盤の背後に図柄表示装置や役物、装飾部材、発光装置等を配置することが提案されている(例えば、特開2007−301219号公報参照)。その結果、広い遊技領域を確保することが可能となるとともに、透明な遊技盤を通して遊技領域内の広い領域で演出画像を表示することが可能となる。また、大型の役物、装飾部材、発光装置についても多数配置することが可能となる。
特開2007−301219号公報(第6頁、第7頁、図2)
しかしながら、上記透明遊技盤を用いたパチンコ機においては、以下の新たな問題が生じていた。
従来よりパチンコ機の遊技領域内には、遊技領域内を転動するパチンコ球の転動に変化を与えるために釘等の調整対象物が多数配置されている。また、この調整対象物は外部から負荷を与えることによって形状(即ち、パチンコ球に対する姿勢)を変化させることができる。ここで、釘等の調整対象物のパチンコ球に対する姿勢は、入賞口や始動口へのパチンコ球の入賞確率を大きく左右するものであり、日常的に微妙な調整が行われる。
しかしながら、透明遊技盤に対して配置された調整対象物の調整作業は、従来のベニヤ板からなる遊技盤に対して配置された調整対象物の調整作業と比較して困難な作業となっていた。その理由としては、以下の(a)〜(c)がある。
(a)調整対象物を調整する者(以下、調整者という)は透明遊技盤の背面側にある構造物を調整対象物と同時に視認することとなるため、距離感にズレが生じる。
(b)調整対象物の背後にLEDやランプ等の発光装置があると、発光装置からの光が調整者の目に入射し、調整作業を妨げる。
(c)調整対象物の背後に鏡やメッキ部品等の反射部材があると、調整者は反射部材に前記調整対象物や背景が映り込むことによって調整対象物の正確な形状を判別することが難しくなる。
そこで、本発明は、調整対象物が配置された遊技盤の周囲において、背後が透視可能な第1透視状態と前記第1透視状態よりも透視が困難な第2透視状態のいずれかの状態に切り換え可能な調光部材を配置することにより、調整対象物の調整作業を正確且つ容易に行わせることを可能としたパチンコ機を提案する。
前記目的を達成するため請求項1に係るパチンコ機は、パチンコ球を発射するパチンコ球発射装置と、前記パチンコ球発射装置により発射されたパチンコ球を転動させる遊技領域と、前面に前記遊技領域を有するとともに、前記遊技領域内に透明部材により形成されて背後が透視可能な透明領域を備えた遊技盤と、前記透明領域内においてパチンコ球に対する姿勢が調整可能に配置され、パチンコ球と接触することによりパチンコ球の転動方向を変化させる調整対象物と、前記調整対象物が配置された前記遊技盤の周囲において前記遊技盤の表面又は表面より背面側に配置され、背後が透視可能な第1透視状態と前記第1透視状態よりも透視が困難な第2透視状態のいずれかの状態に切り換え可能な調光部材と、前面側から背面側を視認可能な窓部を有し、該窓部を通して前記遊技領域を視認可能な状態で前記遊技領域の前面を覆うとともに、該遊技領域の前面を開閉可能な前枠扉と、前記前枠扉の開放を検出する前枠扉開放検出手段と、を有し、前記前枠扉開放検出手段によって前記前枠扉の開放を検出した場合に、前記調光部材を前記第1透視状態から前記第2透視状態へと切り換えることを特徴とする。
尚、調整対象物としては、釘、風車、役物等を含む。
前記請求項1に係るパチンコ機によれば、調整者が調整対象物のパチンコ球に対する姿勢を調整する際に、調光部材を第1透視状態から前記第1透視状態よりも透視が困難な第2透視状態とすることによって、遊技盤の背面側に構造物がある場合にはその構造物を視認し難い状態とし、距離感のズレが生じるのを抑える。また、調整対象物の背後に発光装置がある場合には、その発光装置からの光が遊技者の目に入射するのを抑える。更に、調整対象物の背後に反射部材がある場合には、その反射部材に調整対象物や背景が映り込むのを抑える。その結果、透明領域を備えた遊技盤を用いた場合であっても調整対象物の調整作業を正確且つ容易に行わせることが可能となる。
本実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。 同パチンコ機の透明遊技盤を示す正面図である。 図2の線A−Aで透明遊技盤を切断した矢視断面図である。 調光シートの配置についての変形例を示した部分断面図である。 調光シートの配置についての変形例を示した部分断面図である。 調光シートによる透視状態と不透視状態の切り換え制御を示した説明図である。
以下、本発明に係るパチンコ機について具体化した一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るパチンコ機1の概略構成について図1に基づき説明する。図1は本実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。
図1に示すように、パチンコ機1は、縦長の方形状に形成された機体の外郭を為す外枠2と、外枠2の内側に取り付けられた中枠3と、中枠3に開閉可能に設けられている額縁状に形成された前枠扉4とで構成される。また、中枠3は、外枠2に対して開閉自在に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取り付けられる機構板(図示せず)と、それらに取り付けられる種々の部品(後述する透明遊技盤6等を除く)とを含む構造体である。更に、この中枠3の前面枠には、後述する遊技領域5が前面に形成された透明部材からなる透明遊技盤6(図2参照)が着脱自在に組み付けられている。一方、前枠扉4の背面において、中枠3の一部を構成する機構板には、電源ユニット(図示せず)や各種制御基板が収納された基板ボックス(図示せず)や後述のスピーカ7などの部品が取り付けられている。
また、前枠扉4は、略円形上のガラス板を中央に備え、遊技領域5の前面において該遊技領域5を視認可能な状態で覆う扉型カバー部材である。そして、透明遊技盤6の前面に設けられた遊技領域5は、前枠扉4によって保持されているガラス板を通して遊技者に視認可能となっている。
また、前枠扉4の下部表面には発射球貯留皿(上皿)10がある。発射球貯留皿10の下部には、発射球貯留皿10に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿(下皿)11と遊技球を発射する操作ハンドル12が設けられている。そして、操作ハンドル12に対して回動可能に装着された操作レバー13を遊技者が回動操作することにより、中枠3に設けられた発射球貯留皿10に貯留されている遊技球が、図示しない球送り機構を介して発射装置14に送られた後、遊技領域5に向けて発射される。また、発射球貯留皿10の背面側にはパチンコ機1に関する各種音(BGM、効果音、警告音等)を出力するスピーカ7が配置されている。
また、中枠3の上端縁部の前面には、前枠扉4の開放を検出する為の開放検出センサ16が設けられている。ここで、開放検出センサ16は、接触型のセンサであり、パチンコ機1に対して前枠扉4が閉鎖されている場合にON(接触)となり、パチンコ機1に対して前枠扉4が開放されている場合にOFF(非接触)となる。そして、開放検出センサ16はOFF(非接触)となった場合に、前枠扉4の開放を示す検出信号を開放検出センサ16に接続された主制御基板(図示せず)へと送信する。その結果、主制御基板は、前枠扉4が開放されていることを検出可能となる。尚、主制御基板は、パチンコ機1の主電源がONされた状態で前枠扉4が開放されていることを検出すると、前枠扉4が開放されていることを報知する警告音をスピーカ7より出力する。更に、透明遊技盤6の裏面に貼り付けられた後述の調光シート17を、背後が透視可能な透視状態から背後が透視不可能な不透視状態へと切り換える。
続いて、中枠3に組み付けられている透明遊技盤6について、図2及び図3に基づいて説明する。図2はパチンコ機の透明遊技盤を示した正面図である。図3は図2の線A−Aで透明遊技盤6を切断した矢視断面図である。
透明遊技盤6は、アクリル板等の透明性を有する部材で形成され、遊技者から背面側が透視可能な透明領域を備える。尚、本実施例では透明遊技盤6全体を透明領域とする。また、図2に示すように、透明遊技盤6は、外周端部付近に、円弧状の外レール21、逆流防止弁22及び内レール23が取り付けられている。これらの外レール21、逆流防止弁22及び内レール23によって囲まれた円形状の領域が遊技領域5となる。そして、遊技領域5内には、調整対象物である釘や後述の各種役物が配置されている。そして、逆流防止弁22で仕切られた放出口24から飛び出したパチンコ球は、自重落下をするとともに釘や各種役物と接触して遊技領域5内を転動する。
また、遊技領域5には、遊技領域5の中心部を基準として、通過ゲート(スルー・チャッカー)25、特別図柄始動口(スタート・チャッカー)26等が配設されており、この特別図柄始動口26の下方には、遊技領域5の下端部付近に位置してアタッカー27が配置されている。また、特別図柄始動口26には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ(図示せず)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで後述の画像表示装置41において識別図柄の変動が開始される。
また、アタッカー27には、開閉扉28が設けられており、当該開閉扉28が開放又は閉塞することによって開口又は閉口するようになっている。開閉扉28の開放時には、開閉扉28上に落下した遊技球が開閉扉28に案内されてアタッカー27へ入賞する。
また、遊技領域5には、風車29や、遊技領域5内を自重落下するパチンコ球を所定の経路に誘導する多数の遊技釘30が設けられている。これらの風車29及び遊技釘30は、パチンコ球に対する姿勢(具体的には曲率や遊技盤に対する角度)が調整可能に配置され、パチンコ球と接触することによりパチンコ球の転動方向を変化させる。そして、パチンコ球は、風車29や遊技釘30等により特別図柄始動口26の近傍に案内される。なお、透明遊技盤6の中央下方には、透明遊技盤6の裏面側通路と前面側通路とにパチンコ球の通路が設けられたステージを設けてもよい。ステージ上に案内されたパチンコ球は、特別図柄始動口26に入賞しやすくなる。
更に、透明遊技盤6の最下位置には、外れ球を透明遊技盤6の裏側へ排出するアウト口31が設けられている。
また、透明遊技盤6の中央部には、後述の画像表示装置41の周囲を囲うように飾り部材32が設置されている。また、飾り部材32の内側の底面にはパチンコ球を転動させるステージ33が形成されている。
次に、パチンコ機1に配置された発光装置及び反射部材について説明する。尚、発光装置はLCD、LED、ランプ等の発光源を備えた装置であり、本実施形態のパチンコ機1は発光装置として画像表示装置41、照明装置42を備える。また、反射部材は鏡やメッキ部品等の光を反射する部材であり、本実施形態のパチンコ機1は反射部材として鏡面部43を備える。
ここで、画像表示装置41は、発光源としてLCDを備え、図3に示すように透明遊技盤6の中央に開設された開口部44の背面側に配設されている。そして、画像表示装置41には、遊技の進行に従ってキャラクタの画像や識別図柄、普通図柄等を表示し、パチンコ機1の内部抽選の抽選結果(例えば、大当りやリーチはずれ等)を遊技者に対して報知する。更に、所定時間以上入賞口やアウト口31にパチンコ球が入賞しない場合には、デモ画面を表示させる。
尚、本実施形態のパチンコ機1では、透明遊技盤6の開口部44に対して画像表示装置41を配設するように構成しているが、透明遊技盤6に開口部44を形成せずに画像表示装置41を透明遊技盤6の背面側に配置しても良い。その場合には、遊技者は透明遊技盤6を介して画像表示装置41の表示内容が視認可能となる。
一方、照明装置42は、発光源としてLED45を備え、透明遊技盤6の背面側において、透明遊技盤6と一定の間隔を空けて配置される。ここで、照明装置42は図3に示すように、LED基板46と、LED基板46上に配置された複数のLED45と、LED45の前面に配置されLED45から発光された光を拡散させて均一にするLEDレンズ47とから構成される。また、LEDレンズ47はパチンコ機1と関係のある形状(例えば、パチンコ機1と関連する文字やキャラクタの形状)を備える。
そして、照明装置42は図示しない演出制御基板に接続され、演出制御基板から送信される制御信号に基づいてLED45を発光させる。その結果、照明装置42は、画像表示装置41の表示内容とリンクして発光したり、大当りとなったことを遊技者に報知する際に発光する。尚、発光された光は、透明遊技盤6を介して視認可能となる。
また、鏡面部43は、表面に光を反射する反射面48を備え、透明遊技盤6の背面側において、透明遊技盤6と一定の間隔を空けて配置される。また、反射面48はパチンコ機1と関係のある形状(例えば、パチンコ機1と関連する文字やキャラクタの形状)を備える。
そして、鏡面部43はパチンコ機1の備える発光源から発光された光を遊技者方向へと反射する。尚、反射された光は、透明遊技盤6を介して視認可能となる。
但し、後述のように透明遊技盤6の裏面に貼り付けられた後述の調光シート17が不透視状態にある場合には、照明装置42から発光された光や鏡面部43によって反射された光は調光シート17によって遮光され、遊技者へ届かないように構成される。
また、前記した透明遊技盤6の背面側には、図3に示すように枠体51が取り付けられている。そして、上述した画像表示装置41は枠体51の背面側に設置される。また、枠体51の中央部には画像表示装置41の表示画面に対応する位置に枠部52が設けられている。枠部52は、枠体51の背面壁部53からパチンコ機の前面側に突出して筒状に形成され、透明遊技盤6の開口部44に対して嵌合する。従って、遊技者は開口部44及び枠部52を通して画像表示装置41が視認可能となる。また、透明遊技盤6と枠体51の背面壁部53との間には、枠部52の高さに相当する間隔の空間54が形成される。そして、この空間54内において上述した照明装置42や鏡面部43が設置される。
また、透明遊技盤6の裏面には調光シート17が配置されている。
ここで、調光シート17は、演出制御基板に接続された液晶駆動回路(図示せず)から印加される電圧に応じて透過率を変化するフィルム状の液晶シートである。具体的には、ネマティック液晶の小滴が分散したポリマー・フィルムを2枚の透明導電膜付きポリエステル・フィルムに挟んだ構造を有する。そして、この導電膜に対して液晶駆動回路から電圧が印加されていない状態では、調光シート17はポリマーと液晶の屈折率の違いおよび液晶の複屈折性によって、不透明に見える。一方、電圧が印加された状態では、液晶分子が電極に対して垂直に配列し、屈折率がポリマーと一致することによって、調光シート17は透明に見える。
そして、調光シート17は、図3に示すようにパチンコ機1の透明遊技盤6と同じ形状を有し、透明遊技盤6の裏側全面に対して貼り付けられている。また、調光シート17の端縁には導電膜に対して液晶駆動回路から電圧を印加する為の電極60が備え付けられている。
尚、本実施形態では調光シート17は、パチンコ機1の透明遊技盤6の裏側面に対して貼り付けられているが、透明遊技盤6の表面又は表面より背面側で、且つ照明装置42及び鏡面部43より前面側であれば、どの位置に配置されていても良い。例えば、図4に示すように透明遊技盤6の表面に配置されていても良い。また、図5に示すように透明遊技盤6と鏡面部43の間に配置しても良い。更に、本実施形態では、調光シート17は、パチンコ機1の透明遊技盤6の全面に対して貼り付けられているが、透明遊技盤6の一部領域のみに対して貼り付けても良い。但し、その場合には、少なくとも頻繁に調整を行う調整対象物の周囲に対しては貼り付けることが望ましい。尚、頻繁に調整を行う調整対象物としては、パチンコ球の入賞口(特別図柄始動口26、アタッカー27等)への入賞確率を大きく左右する調整対象物であり、例えば、(A)特別図柄始動口26、アタッカー27等の入賞口の上部に配置されている所謂命釘と呼ばれる遊技釘30、(B)通過ゲート25の上部に配置されている遊技釘30、(C)ワープ入賞口にある遊技釘30、(D)風車29等が該当する。
次に、調光シート17の作用効果について説明する。
本実施形態に係るパチンコ機1では、主制御基板は開放検出センサ16により前枠扉4の開放が検出されていない場合には、調光シート17に対して電圧を印加するように制御する。その場合には、図6の上図に示すように、調光シート17は背後が透視可能な透視状態(第1透視状態)となり、遊技者は透明遊技盤6を介して透明遊技盤6の背後に配置された照明装置42、鏡面部43及びその他の構造物などを視認することが可能となる。
一方、主制御基板は開放検出センサ16により前枠扉4の開放が検出されている場合には、調光シート17に対して電圧を印加しないように制御する。その場合には、図6の下図に示すように、調光シート17は背後が透視不可能な不透視状態(即ち、第1透視状態よりも透視が困難な第2透視状態)となり、遊技者は透明遊技盤6を介して透明遊技盤6の背後に配置された照明装置42、鏡面部43及びその他の構造物などが視認することができなくなる。尚、調光シート17は透明色から白みがかかった色へと変化することによって、透視状態から不透視状態へと切り換わる。
従って、調整者が前枠扉4を開放して調整対象物(風車29や遊技釘30)の調整を行う際には、調光シート17が不透視状態に制御される。その結果、調整者は調整時において透明遊技盤6の背面側にある構造物が視界に入ることが無いため、距離感にズレが生じることがない。また、遊技盤表面や鏡面部43に対する調整対象物や背景の映り込みを抑えることができ、調整対象物の現在の形状を正確に特定することが可能となる。また、透明遊技盤6の背後にある照明装置42から発光された光を遮光するので、調整者が調整中に眩しく感じることが無い。調光シート17は不透視状態では白みがかかった色となるので、遊技盤背面側の構造物を見え難くするだけでなく、遊技盤の表面反射により生じる明部と暗部との差分を小さくできるから、遊技盤の表面に映り込む調整対象物や背景が目立たなくなり、調整対象物の調整作業を正確かつ容易に行わせることが可能となる。
一方、調整者による調整対象物の調整が終わった後には、前枠扉4を閉鎖することによって、調光シート17は透視状態に制御される。その結果、遊技者が遊技を行う際には透明遊技盤6による演出効果を損なうことが無い。
また、本実施形態では調光シート17を制御することによって、図6に示すように透明遊技盤6の全体を不透視状態としているが、頻繁に調整を行う調整対象物(上記(A)〜(D))の周囲のみを不透視状態とするように調光シート17を制御しても良い。調光シート17では導電膜にパターンを施すことによって、部分ごとに透視状態と不透視状態の切り換え制御が可能となる。
以上説明したとおり、本実施形態に係るパチンコ機1によれば、透明遊技盤6の裏側面に対して調光シート17を貼り付け、主制御基板は開放検出センサ16により前枠扉4の開放が検出されていない場合には、調光シート17に対して電圧を印加し、調光シート17を背後が透視可能な透視状態(第1透視状態)となるように制御するとともに、開放検出センサ16により前枠扉4の開放が検出されている場合には、調光シート17に対して電圧を印加せず、調光シート17を背後が透視不可能な不透視状態(第2透視状態)となるように制御するので、調整者が調整対象物のパチンコ球に対する姿勢を調整する際に、遊技盤の背面側に構造物がある場合にはその構造物を視認し難い状態とし、距離感のズレが生じるのを抑える。また、照明装置42からの光が遊技者の目に入射するのを抑える。更に、鏡面部43に調整対象物や背景が映り込むのを抑える。その結果、透明領域を備えた遊技盤を用いた場合であっても調整対象物の調整作業を正確且つ容易に行わせることが可能となる。
また、調整者が前枠扉4を開放する操作に連動して調光シート17を背後が視認し難い第2透視状態とするので、透明領域を備えた透明遊技盤6を用いた場合であっても、調光シート17の透視状態の切り換えが簡便になるので、調整対象物の調整作業を正確且つ容易に行わせることが可能となる。
また、例えば調光シート17の第2透視状態が第1透視状態よりも黒みがかかって見える構成の場合、調光シート17を第2透視状態とすることによって、遊技盤の背面側に構造物、発光装置または反射部材があったとき、それらを視認し難い状態にできるが、今度は遊技盤の表面に映り込んだ調整対象物自身や背景が目立つようになり、それによって調整者は調整対象物の正確な形状の判別に支障をきたす。
そこで、調光シート17を第1透視状態から第1透視状態よりも白みがかかって見える第2透視状態へ切り換えることで、遊技盤背面側の構造物を見え難くするだけでなく、遊技盤の表面反射により生じる明部と暗部との差分を小さくできるから、遊技盤の表面に映り込む調整対象物や背景が目立たなくなり、調整対象物の調整作業を正確かつ容易に行わせることが可能となる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では透視状態と不透視状態との間で状態を切り換え可能な調光部材として、シート形状の調光シート17を用いているが、ガラス形状の調光ガラスを用いても良い。
また、本実施形態では前枠扉4の開放を検出した場合に、調光シート17を背後が透視不可能な不透視状態となるように制御するが、前枠扉4の施錠が解錠されたことを検出した場合に、調光シート17を不透視状態となるように制御しても良い。また、パチンコ機1の内部又は外部にスイッチを設け、スイッチ操作に基づいて調光シート17の透視状態と不透視状態を切り換えるように制御しても良い。
また、照明装置42と鏡面部43のいずれか一方のみを配置するように構成しても良い。
また、本実施形態では遊技盤の全体を透明部材で形成した透明遊技盤6を用いているが、遊技盤の遊技領域内の一部領域(透明領域)のみを透明部材で形成した遊技盤を用いても良い。その場合には、透明領域の背後に照明装置42、鏡面部43、調光シート17を配置するように構成する。
1…パチンコ機、5…遊技領域、6…透明遊技盤、17…調光シート、29…風車、30…遊技釘、42…照明装置、43…鏡面部。

Claims (1)

  1. パチンコ球を発射するパチンコ球発射装置と、
    前記パチンコ球発射装置により発射されたパチンコ球を転動させる遊技領域と、
    前面に前記遊技領域を有するとともに、前記遊技領域内に透明部材により形成されて背後が透視可能な透明領域を備えた遊技盤と、
    前記透明領域内においてパチンコ球に対する姿勢が調整可能に配置され、パチンコ球と接触することによりパチンコ球の転動方向を変化させる調整対象物と、
    記調整対象物が配置された前記遊技盤の周囲において前記遊技盤の表面又は表面より背面側に配置され、背後が透視可能な第1透視状態と前記第1透視状態よりも透視が困難な第2透視状態のいずれかの状態に切り換え可能な調光部材と、
    前面側から背面側を視認可能な窓部を有し、該窓部を通して前記遊技領域を視認可能な状態で前記遊技領域の前面を覆うとともに、該遊技領域の前面を開閉可能な前枠扉と、
    前記前枠扉の開放を検出する前枠扉開放検出手段と、を有し、
    前記前枠扉開放検出手段によって前記前枠扉の開放を検出した場合に、前記調光部材を前記第1透視状態から前記第2透視状態へと切り換えることを特徴とするパチンコ機。
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