JP5287215B2 - 貯蔵タンクのアンカー - Google Patents

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Description

この発明は、貯蔵タンクのアンカーに関するものである。
従来から、LNGタンク等の貯蔵タンクに用いられるアンカーが知られている。このアンカーは、貯蔵タンクの内槽の側板の下部に、内槽の周方向に所要の間隔で取り付けられ、内槽の内圧や地震時の応答により内槽の隅角部が浮き上がるのを防止するためのものである(例えば、特許文献1参照)。
貯蔵タンクのアンカーは、内槽を外槽に係留するために、例えば帯板状のストラッププレートを備えている。ストラッププレートの上部には、ストラッププレートを係止するためのストッパプレートが取り付けられている。内槽の側板には、ストラッププレートの上部が下方に抜けないようにするためのストッパーが溶接されている。ストッパーは、例えば内槽の側板に溶接された一対の底板と、底板に立設された一対のブラケットと、対峙する一対のブラケット間に横架されたカバープレートとからなる。
また、内槽と外槽との間にセカンダリーバリアを設けた貯蔵タンクも知られている。セカンダリーバリアは、例えば内槽からLNG等の液体が漏洩した場合に、その液体が貯蔵タンクの外部に漏洩するのを防止して、貯蔵タンクの液密性を確保するために設けられる。
特開2003−269698号公報
上記従来のアンカーでは、セカンダリーバリアが設けられない場合には、ストラッププレートの長さを十分に確保することができる。そのため、地震時の応答等により内槽が周方向に変位して、ストラッププレートの上部に内槽の周方向の力が作用した場合であっても、ストラッププレートの下端では、概ねストラッププレートの長さ方向の軸力として作用する。したがって、ストラッププレートの下端ではストラッププレート幅方向(内槽の周方向)に発生するせん断力は軽微である。しかし、このような軽微なせん断力であってもアンカーや貯蔵タンクに悪影響を及ぼす場合がある。
また、貯蔵タンクの内槽と外槽との間にセカンダリーバリアが設けられる場合には、ストラッププレートとセカンダリーバリアとの溶接部に大きなせん断応力が発生するという課題がある。セカンダリーバリアが設けられる場合には、セカンダリーバリアを貫通するようにストラッププレートが設けられる。セカンダリーバリアの液密性を確保するために、ストラッププレートはセカンダリーバリアに溶接される。このとき、ストッパプレートから溶接部までのストラッププレートの長さは、セカンダリーバリアが設けられない場合のストラッププレートの長さよりも大幅に短くなる。
そのため、地震時の応答等により内槽が周方向に変位して、ストラッププレートの上部に内槽の周方向の力が作用すると、ストラッププレートとセカンダリーバリアとの溶接部に大きなせん断応力が内槽の周方向に発生する。このせん断応力が許容値を超えると、セカンダリーバリアが破損して液密性や健全性を確保できなくなる虞がある。
このような問題を回避するために、内槽の側板からセカンダリーバリアまでのストラッププレートの長さを十分に長くすることが考えられる。しかし、ストラッププレートの長さを長くすると、側板のストッパーの取り付け位置が上方に移動する。すると、強度確保の観点から、底板からストッパーの取り付け位置までの側板の肉厚を厚くする必要があり、大幅なコスト増大に繋がってしまう。
そこで、この発明は、貯蔵タンクの外槽またはセカンダリーバリアに作用する内槽の周方向のせん断応力を、低コストに低減することができるアンカーを提供するものである。
上記の課題を解決するために、内槽と外槽とを備えた貯蔵タンクの前記内槽を、アンカー本体により前記外槽に係留する貯蔵タンクのアンカーであって、前記内槽の側板には、前記アンカー本体の上部を係止する係止部が設けられ、前記アンカー本体は、前記上部が前記係止部よりも前記内槽側に配置され、下方側ほど前記内槽から離間するような傾斜角度で配置され、前記係止部の前記アンカー本体に対向する対向面は、前記アンカー本体の前記傾斜角度以上の傾斜角度で設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、内槽の内圧や地震時の応答により内槽の隅角部が浮き上がろうとすると、アンカー本体の上部が、内槽の側板に設けられた係止部によって係止される。これにより、内槽は、アンカー本体から係止部を介して、内槽の隅角部が浮き上がろうとする力に抗する引張力を受ける。このとき、内槽が周方向に変位すると、アンカー本体と係止部との間には周方向の摺動摩擦力が発生する。
しかし、本発明によれば、アンカー本体に引張力が作用したときに、係止部の対向面とアンカー本体とが平行になる。または、アンカー本体の下方側ほど、係止部の対向面がアンカー本体から離間した状態となる。これにより、アンカー本体に引張力が作用したときに、アンカー本体が係止部の対向面に押し付けられることを防止できる。そのため、アンカー本体の上部と係止部の対向面との間に面圧が作用しなくなる。
したがって、アンカー本体に引張力が作用した状態で、外槽に対して内槽が周方向に相対的に変位しても、アンカー本体の上部と係止部の対向面との間に摩擦力が作用することを防止できる。これにより、アンカー本体から外槽に作用する内槽の周方向のせん断応力を低減することができる。
また、本発明の貯蔵タンクのアンカーは、前記アンカー本体は、前記上部に係止凸部が設けられ、前記係止凸部は、その下端面が前記係止部の上端面に対向するように配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、内槽の内圧や地震時の応答により内槽の隅角部が浮き上がろうとすると、アンカー本体の上部に固定された係止凸部の下端と、内槽の側板に設けられた係止部の上端とが当接する。これにより、内槽は、アンカー本体から係止部を介して、内槽の隅角部が浮き上がろうとする力に抗する引張力を受ける。
これにより、アンカー本体の上部が係止部によって係止され、内槽の側板から脱落することを防止できる。
また、本発明の貯蔵タンクのアンカーは、前記係止凸部の前記下端面は、前記係止部の前記上端面に当接する頂点を有する曲面状に形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、アンカー本体に引張力が作用すると、係止凸部の下端面の頂点の近傍が係止部の上端面に当接する。この状態で、外槽に対して内槽が周方向に相対的に変位すると、係止凸部は係止部から内槽の周方向の摩擦力を受ける。
このとき、係止凸部の下端面が曲面状に形成されているので、係止凸部が係止部に食い込んで引っ掛かるような状態になることが防止される。そのため、係止凸部が係止部の上端面の上を滑りやすくなり、アンカー本体と内槽とが相対的に変位しやすくなる。
したがって、アンカー本体の上部に作用する力を低減して、アンカー本体から外槽に作用する内槽の周方向のせん断応力を低減することができる。
また、本発明の貯蔵タンクのアンカーは、前記下端面は、球面または楕円球面の一部であることを特徴とする。
このように構成することで、係止部の上端面に係止凸部の下端面が略点接触の状態で当接する。そのため、係止凸部が係止部に食い込んで引っ掛かるような状態になることが、より効果的に防止される。そのため、係止凸部が係止部の上端面上をより滑りやすくなり、アンカー本体と内槽とが相対的により変位しやすくなる。
したがって、アンカー本体の上部に作用する力を低減して、アンカー本体によって外槽に作用する内槽の周方向のせん断応力を低減することができる。
また、本発明の貯蔵タンクのアンカーは、前記係止凸部と前記係止部との間には、これらが前記内槽の周方向に相対的に移動可能にローラーが設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、アンカー本体に引張力が作用すると、ローラーが係止部の上端面または係止凸部の下端面に当接する。この状態で、外槽に対して内槽が周方向に相対的に変位すると、係止凸部と係止部との間のローラーが回転し、係止凸部と係止部とが相対的に内槽の周方向に変位する。
したがって、アンカー本体の上部に作用する摩擦力を低減して、アンカー本体によって外槽に作用する内槽の周方向のせん断応力を低減することができる。
また、本発明の貯蔵タンクのアンカーは、前記アンカー本体は、帯板状に形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、アンカー本体の引張強度を増大させることができる。また、セカンダリーバリアとの接合面積が増加するので、アンカー本体から外槽またはセカンダリーバリアに作用する内槽の周方向のせん断応力を低減することができる。
また、本発明の貯蔵タンクのアンカーは、棒状に形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、アンカー本体の上部に作用した力が、主に引張方向の軸力として作用する。したがって、アンカー本体から外槽またはセカンダリーバリアに作用する内槽の周方向のせん断応力を低減することができる。
また、本発明の貯蔵タンクのアンカーは、前記貯蔵タンクは前記内槽と前記外槽との間にセカンダリーバリアを備え、前記アンカー本体は前記セカンダリーバリアに固定されていることを特徴とする。
このように構成することで、内槽の内圧や地震時の応答により内槽の隅角部が浮き上がろうとすると、アンカー本体の上部が、内槽の側板に設けられた係止部によって係止される。これにより、内槽は、アンカー本体から係止部を介して、内槽の隅角部が浮き上がろうとする力に抗する引張力を受ける。このとき、内槽が周方向に変位すると、アンカー本体と係止部との間には周方向の摺動摩擦力が発生する。
しかし、本発明によれば、アンカー本体に引張力が作用したときに、係止部の対向面とアンカー本体とが平行になる。または、アンカー本体の下方側ほど、係止部の対向面がアンカー本体から離間した状態となる。これにより、アンカー本体に引張力が作用したときに、アンカー本体が係止部の対向面に押し付けられることを防止できる。そのため、アンカー本体の上部と係止部の対向面との間に面圧が作用しなくなる。
したがって、アンカー本体に引張力が作用した状態で、セカンダリーバリアに対して内槽が周方向に相対的に変位しても、アンカー本体の上部と係止部の対向面との間に摩擦力が作用することを防止できる。これにより、アンカー本体からセカンダリーバリアに作用する内槽の周方向のせん断応力を低減することができる。
また、本発明の貯蔵タンクのアンカーは、前記アンカー本体は、前記セカンダリーバリアと前記係止部との間に、前記内槽と前記セカンダリーバリアとの周方向の相対的な変位を許容する摺動部を備えることを特徴とする。
このように構成することで、内槽とセカンダリーバリアとが相対的に周方向に変位すると、摺動部がその変位を許容する。そのため、アンカー本体の上部に作用する周方向の力を低減することができる。
したがって、アンカー本体からセカンダリーバリアに作用する内槽の周方向のせん断応力を低減することができる。
本発明によれば、内槽と外槽またはセカンダリーバリアとが相対的に周方向に変位したときに、アンカー本体の上部に作用する力を低減し、外槽またはセカンダリーバリアに作用する内槽の周方向のせん断応力を低コストに低減することができる。したがって、外槽またはセカンダリーバリアの破損を防止して、液密性および健全性を確保することができる。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各図面では、各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材ごとに縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態の貯蔵タンク1の概略構成を示す断面図である。
図1に示すように、貯蔵タンク1は、例えば液化天然ガス(LNG)等の低温の液体を貯蔵する内槽2と、内槽2を包囲して防液提として機能する外槽3とを備えている。また、内槽2と外槽3との間には、地震等の応答により内槽2が貯蔵する液体が漏洩した場合に、その液体を収容して外部に漏洩するのを防止するセカンダリーバリア4が設けられている。
内槽2は、例えば9%ニッケル鋼、ステンレス鋼等の低温用鋼材により形成されている。内槽2の底板2bの下方には保冷ブロック5が設置され、内槽2の側板2sの外側には、例えばフォームグラス等の保冷材6が充填されている。内槽2の外側には、保冷ブロック5及び保冷材6を介して内槽2を包囲するセカンダリーバリア4が配置されている。
セカンダリーバリア4は、例えば内槽2と同様の低温用鋼材により形成され、外部に液体が漏洩するのを防止するために液密に設けられている。セカンダリーバリア4の底板4bの下方には、保冷ブロック7が配置されて保冷底部が形成されている。セカンダリーバリア4の外側には、セカンダリーバリア4を包囲する外槽3が設けられている。
外槽3は、例えばプレストレストコンクリート(PC)等により形成されている。外槽3の底板3bには、アンカーボックス8が埋設されている。アンカーボックス8には、内槽2を外槽3に係留するアンカー10のストラッププレート(アンカー本体)11の下端部11eが固定される。
内槽2の側板2sの下方には、ストラッププレート11の上部11tを係止するためのストッパー20が設けられている。アンカー10及びストッパー20は内槽2の周方向に所定の間隔で複数設置されている。内槽2の直径が例えば約80m程度の場合には、内槽2の周囲に約120〜180組程度のアンカー10及びストッパー20が設置される。
ストラッププレート11は、例えば内槽2と同様の低温用鋼材により形成され、上部11tがストッパー20により係止されている。また、内槽2とセカンダリーバリア4との間では、下方側ほど内槽2から離間するように傾斜した状態で設置されている。ストラッププレート11は、セカンダリーバリア4を貫通して、下端部11eが外槽3の底板3bに埋設されたアンカーボックス8に固定されている。また、ストラッププレート11がセカンダリーバリア4を貫通する部分において、セカンダリーバリア4の液密性を保持するために、ストラッププレート11はセカンダリーバリア4に溶接されて固定されている。
図2は、アンカー10及びストッパー20の拡大正面図である。図3は、図2のA−A線に沿うアンカー10及びストッパー20の断面図である。
図2に示すように、ストッパー20は、内槽2の側板2sに固定された一対の座板21と、座板21に立設された一対のブラケット22と、一対のブラケット22間に掛け渡されたカバープレート(係止部)23とを備えている。座板21、ブラケット22及びカバープレート23はそれぞれ、例えば9%ニッケル鋼等の低温用鋼材により形成されている。座板21は内槽2の側壁2sに溶接され、ブラケット22は座板21に溶接され、カバープレート23はブラケット22に溶接されている。
ストラッププレート11は、図2及び図3に示すように、下方に延びる帯板状に形成され、カバープレート23と側板2sとの間に差し込まれて、カバープレート23よりも内槽2側に配置されている。ストラッププレート11の上部11tには、ストラッププレート11の上部11tをストッパー20に係止するためのストッパプレート(係止凸部)12が固定されている。
ストッパプレート12は、例えばストラッププレート11と同様の低温用鋼材により形成され、ストラッププレート11に溶接されている。ストッパプレート12は、その下端面12bがストッパー20のカバープレート23の上端面23tに対向するように配置されている。また、ストッパプレート12の下端面12bとカバープレート23の上端面23tは略平行になるように形成されている。
カバープレート23の上端面23t及びストッパプレート12の下端面12bの少なくとも一方には、予め摩擦係数を低減する表面処理が施されている。本実施形態では、この表面処理として、カバープレート23の上端面23t及びストッパプレート12の下端面12bの双方に、二硫化モリブデンからなる固体潤滑剤皮膜が形成されている。そのため、カバープレート23の上端面23tとストッパプレート12の下端面12bとの間の摩擦係数は、例えば約0.1程度となっている。
固体潤滑剤皮膜は、例えば脱脂洗浄、下地処理、予熱等の予備工程を経た後、塗料状の固体潤滑剤を塗布して乾燥・加熱硬化させることで形成されている。
ストラッププレート11は、図3に示すように、下方側ほど内槽2の径方向外側方向に広がるように設置され、下方側ほど内槽2から離間するような傾斜角度θ1で配置されている。傾斜角度θ1は、内槽2の側壁2sに対して例えば約10°程度となっている。
また、一対のブラケット22間に横架されたカバープレート23は側板2sに対して傾斜させて設けられている。カバープレート23は、ストラッププレート11に対向する対向面23iの傾斜角度θ2がストラッププレート11の傾斜角度θ1と等しいか、またはそれよりも大きな傾斜角度θ2となるように傾斜している。本実施形態では、カバープレート23の対向面23iの傾斜角度θ2がストラッププレート11の傾斜角度θ1と略等しく、カバープレート23の対向面23iとストラッププレート11とが略平行になっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
例えば内槽2の内圧や地震時の応答により、図1に示す内槽2の隅角部2cが上方に浮き上がろうとすると、内槽2の側壁2sを外槽3の底板3bに繋ぐアンカー10のストラッププレート11に引張力Fが作用する。このとき、図2及び図3に示すように、ストラッププレート11の上部11tにはストッパプレート12が固定され、その下端面12bがストッパー20のカバープレート23の上端面23tに対向するように配置されている。
そのため、ストラッププレート11に引張力Fが作用すると、図3に示すように、ストッパプレート12の下端面12bが、カバープレート23の上端面23tに当接する。これにより、ストッパプレート12の下端面12bはカバープレート23の上端面23tから引張力Fに応じた反力を受ける。そして、ストラッププレート11の上部11tがストッパー20によって係止され、内槽2の側板2sに設けられたストッパー20から脱落することが防止される。したがって、内槽2の隅角部2cの浮き上がりをストラッププレート11の引張力Fによって防止することができる。
また、例えば地震時の応答では、内槽2の隅角部2cが浮き上がろうとすると共に、内槽2がセカンダリーバリア4に対して周方向に相対的に変位する場合がある。このとき、ストッパプレート12の下端面12bに、カバープレート23の上端面23tから引張力Fに応じた抗力が作用した状態で、ストッパプレート12の下端面12bとカバープレート23の上端面23tとが内槽2の周方向に相対的に摺動する。そして、ストラッププレート11は、図2に示すストッパー20の一対のブラケット22,22の間を内槽2の周方向に相対的に変位する。これにより、内槽2の隅角部2cの浮き上がりを防止しつつ、内槽2と、セカンダリーバリア4及び外槽3との、周方向の相対的な変位を許容することができる。
ここで、本実施形態では、図3に示すようにカバープレート23の対向面23iの傾斜角度θ2が、ストラッププレート11の傾斜角度θ1と略等しく、カバープレート23の対向面23iとストラッププレート11とが略平行になっている。
そのため、ストラッププレート11に引張力Fが作用したときに、カバープレート23の対向面23iと、ストラッププレート11のカバープレート23に対向する対向面11iとが平行になる。これにより、ストラッププレート11の対向面11iがカバープレート23の対向面23iに押し付けられることを防止できる。そのため、ストラッププレート11の対向面11iとカバープレート23の対向面23iとの間に面圧が作用しなくなる。
したがって、ストラッププレート11に引張力Fが作用した状態で、セカンダリーバリア4に対して内槽2が周方向に相対的に変位しても、ストラッププレート11の上部11tの対向面11iとカバープレート23の対向面23iとの間に摩擦力が作用することを防止できる。これにより、ストラッププレート11から、図1に示すセカンダリーバリア4との溶接部WPに作用するせん断応力を低減することができる。また、ストッパプレート12の下端面12bとカバープレート23の上端面23tは略平行に形成されているので、固体潤滑剤皮膜により適切な滑りを発生させることができる。
また、本実施形態では、内槽2の側板2sに設けられたストッパー20のカバープレート23の上端面23t、及びストラッププレート11に固定されたストッパプレート12の下端面12bの双方に、表面処理が施されて固体潤滑剤皮膜が形成されている。そのため、カバープレート23の上端面23tとストッパプレート12の下端面12bとの間の摩擦係数を、固体潤滑剤皮膜が形成されていない場合の例えば約3分の1程度に減少させることができる。
そのため、ストラッププレート11に引張力Fが作用した状態で、内槽2がセカンダリーバリア4に対して相対的に周方向に変位したときに、ストッパプレート12の下端面12bがカバープレート23の上端面23tから受ける内槽2の周方向の摩擦力を、例えば約3分の1程度に低減することができる。
したがって、ストラッププレート11の上部11tに作用する内槽2の周方向の力を低減して、ストラッププレート11からセカンダリーバリア4の溶接部WPに作用するせん断応力を低減することができる。
また、ストラッププレート11は、図2に示すように、幅Wが広い帯板状に形成されているので、棒状または線状のストラップ(アンカー本体)を用いる場合と比較して、ストラッププレート11の引張強度を増大させることができる。また、セカンダリーバリア4との溶接部WPにおける接合面積が増加するので、ストラッププレート11からセカンダリーバリア4の溶接部WPに作用するせん断応力を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態のアンカー10によれば、内槽2とセカンダリーバリア4とが周方向に相対的に変位したときに、ストラッププレート11の上部11tに作用する内槽2の周方向の力が低減される。これにより、セカンダリーバリア4との溶接部WPに作用するせん断応力を低減することができる。
したがって、内槽2の内圧や地震時の応答等によるセカンダリーバリア4の破損を防止して、セカンダリーバリア4の液密性及び健全性を確保することができる。
また、溶接部WPに作用するせん断応力を低減するためにストラッププレート11の長さを必要以上に長くする必要が無い。
したがって、内槽2の側板2sの肉厚増加によるコストの増大を防止して、低コストにせん断応力の低減を実現することができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について、図1及び図3を援用し、図4を用いて説明する。本実施形態では、アンカー本体として棒状のストラップバー13を用い、係止凸部として下端面14bが曲面状に形成されたストッパプレート14を用いる点で上述の第一実施形態で説明したアンカー10と異なっている。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図4は、本実施形態のアンカー10及びストッパー20の拡大正面図である。
図4に示すように、本実施形態のアンカー10Bは、棒状のストラップバー(アンカー本体)13と、下端面14bが曲面状に形成されたストッパプレート(係止凸部)14とを備えている。ストラップバー13及びストッパプレート14は、第一実施形態のストラッププレート11及びストッパプレート12と同様の低温用鋼材により形成されている。また、ストッパプレート14はストラップバー13の上部13tに溶接されて固定されている。
ストッパプレート14の下端面14bは下向きに凸の曲面状に形成され、ストラップバー13に引張力Fが作用したときにカバープレート23の上端面23tに当接する頂点Pを有している。また、本実施形態では、ストッパプレート14の下端面14bは、球面の一部となっている。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
第一実施形態と同様に、例えば内槽2の内圧や地震時の応答により、図1に示す内槽2の隅角部2cが上方に浮き上がろうとすると、内槽2を外槽3に繋ぐ図4のアンカー10Bのストラップバー13には、引張力Fが作用する。
ストラップバー13に引張力Fが作用すると、ストッパプレート14の下端面14bの頂点Pの近傍がカバープレート23の上端面23tに当接する。この状態で、セカンダリーバリア4に対して内槽2が周方向に相対的に変位すると、ストッパプレート14の下端面14bはカバープレート23の上端面23tから内槽2の周方向の摩擦力を受ける。
このとき、本実施形態では、ストッパプレート14の下端面14bが曲面状に形成されているので、ストッパプレート14の下端部がカバープレート23に食い込んで引っ掛かるような状態になることが防止される。そのため、ストッパプレート14がカバープレート23の上端面23tの上を滑りやすくなり、ストラップバー13と内槽2とが相対的に変位しやすくなる。
また、本実施形態では、ストッパプレート14の下端面14bの曲面が球面の一部として形成されているので、カバープレート23の上端面23tにストッパプレート14の下端面14bが略点接触の状態で当接する。そのため、ストッパプレート14がカバープレート23に食い込んで引っ掛かるような状態になることが、より効果的に防止される。そのため、ストッパプレート14がカバープレート23の上端面23tの上をより滑りやすくなり、ストラップバー13と内槽2とが相対的により変位しやすくなる。
したがって、ストラップバー13の上部13tに作用する内槽2の周方向の力を低減して、ストラップバー13からセカンダリーバリア4の溶接部WPに作用するせん断応力を低減することができる。
さらに、本実施形態では、棒状のストラップバー13を用いているので、ストラップバー13の上部13tに作用した内槽2の周方向の力が、セカンダリーバリア4との溶接部WPにおいて、主に引張方向の軸力として作用する。したがって、ストラップバー13からセカンダリーバリア4に作用するせん断応力を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果が得られる。加えて、ストッパプレート14がカバープレート23上をより滑りやすくすると共に、ストラップバー13の上部に作用する力を溶接部WPにおいて引張方向の軸力として作用させ、セカンダリーバリア4に作用するせん断応力を低減することができる。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態について、図1〜図3を援用し、図5を用いて説明する。本実施形態では、ストッパプレート12とカバープレート23との間にローラー30が設けられている点で上述の第一実施形態で説明したアンカー10と異なっている。また、ストッパプレート12の下端面12bとカバープレート23の上端面23tには、固体潤滑剤皮膜が形成されていない。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図5は、本実施形態のアンカー及びストッパーの拡大正面図である。
本実施形態のアンカー10Cは、ストッパプレート12とカバープレート23との間に、これらが内槽2の周方向に相対的に移動可能にローラー30が設けられている。ローラー30は、例えばストッパプレート12に固定されたベアリング(図示省略)を備えている。そのベアリングにはシャフト31が支持されている。シャフト31には、回転部用ベアリング(図示省略)が取り付けられ、このベアリングを介して回転部32がシャフト31に取り付けられている。
このように構成することで、ストラッププレート11に引張力Fが作用すると、ローラー30の回転部32がカバープレート23の上端面23tに当接する。この状態で、セカンダリーバリア4に対して内槽2が周方向に相対的に変位すると、ストッパプレート12とカバープレート23との間の回転部32が回転する。そして、ストッパプレート12とカバープレート23とが相対的に内槽2の周方向に変位する。
したがって、ストラッププレート11の上部11tに作用する内槽2の周方向の力を低減して、ストラッププレート11によってセカンダリーバリア4の溶接部WPに作用するせん断応力を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果が得られる。加えて、ストッパプレート12の下端面12bとカバープレート23の上端面23tに表面処理をすることなく、ローラー30により、これらの間に作用する摩擦力を低減することができる。
<第四実施形態>
次に、本発明の第四実施形態について、図1及び図2を援用し、図6及び図7を用いて説明する。本実施形態では、ストラッププレート11の上部11tとセカンダリーバリア4との間に摺動部40,50が形成されている点で上述の第一実施形態で説明したアンカー10と異なっている。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図6及び図7は、第一実施形態の図3に相当するストッパー及びストラッププレートの断面図である。
図6及び図7に示すように、本実施形態のアンカー10D及びアンカー10Eは、ストラッププレート11の上部11tとセカンダリーバリア4との間に、内槽2とセカンダリーバリア4との周方向の相対的な変位を許容する摺動部40及び摺動部50がそれぞれ形成されている。
図6に示すように、摺動部40をカバープレート23側に設ける場合には、ストラッププレート11を上部プレート11Aと下部プレート11Bにより構成する。そして、上部プレート11Aの下部と、下部プレート11Bの上部とを、内槽2の周方向に摺動可能に係合させて摺動部40を形成する。このとき、上部プレート11A及び下部プレート11Bの互いに対向する摺動面11a,11bの少なくとも一方に、第一実施形態と同様の表面処理を施して、摺動面11a,11bの摩擦係数を低減させるのが好ましい。
図7に示すように、摺動部50をセカンダリーバリア4側に設ける場合には、例えばレール部11Rと摺動板11Pにより摺動部50を構成する。
レール部11Rは、例えばセカンダリーバリア4を貫通したストラッププレート11の上端部のセカンダリーバリア4上に、ストラッププレート11の幅W方向(内槽2の周方向)に延びるように形成する。
摺動板11Pは、ストラッププレート11の幅W方向(内槽2の周方向)に摺動可能な状態で、レール部11Rの内部に挿入され、ストッパー20から下方に延びるストラッププレート11に連結されている。
また、レール部11R及び摺動板11Pの互いに対向する摺動面11r,11pの少なくとも一方に、第一実施形態と同様の表面処理を施して、摺動面11r,11pの摩擦係数を低減させるのが好ましい。
このように、本実施形態では、ストラッププレート11の上部11tとセカンダリーバリア4との間に、図6及び図7に示すような摺動部40,50を形成している。そのため、内槽2とセカンダリーバリア4とが相対的に周方向に変位すると、摺動部40,50の摺動面11a,11b及び摺動面11r,11pが摺動して、その変位を許容する。これにより、ストラッププレート11の上部11tに作用する内槽2の周方向の力を低減することができる。
したがって、ストラッププレート11からセカンダリーバリア4に作用するせん断応力を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果が得られる。加えて、摺動部40,50により内槽2とセカンダリーバリア4の周方向の相対的な変位を許容して、ストラッププレート11からセカンダリーバリア4の溶接部WPに作用するせん断応力をより低減することができる。
尚、この発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態ではセカンダリーバリアが設けられている貯蔵タンクについて説明したが、セカンダリーバリアが設けられていない貯蔵タンクに本発明のアンカーを適用できることは言うまでもない。セカンダリーバリアが設けられていない貯蔵タンクに本発明のアンカーを適用することで、例えば外槽のアンカーボックスに作用する内槽の周方向のせん断力を低減することができる。これにより、地震時の応答等により内槽が周方向に変位した場合であっても、アンカーや外槽に破損や変形等の悪影響が及ぶことを防止できる。
また、係止凸部は、係止部の上端面に対向する下端面を有するものであればアンカー本体と一体的に形成されていてもよい。すなわち、上述の実施形態で説明したストラッププレートにストッパプレートを溶接するのではなく、例えばストラッププレートを直接加工して係止凸部を形成してもよい。
また、係止部は、内槽の側壁と一体的に形成してもよい。また、係止部は対向面の傾斜角度がアンカー本体の傾斜角度以上であれば、板状でなくてもよい。例えば、柱状の材料を切削して下方ほど厚さが薄くなるように形成してもよい。これにより、係止部の強度を向上させることができる。
また、係止部の対向面は、アンカー本体の傾斜角度よりも大きい傾斜角度であってもよい。例えば、上述の実施形態で説明したカバープレートの対向面が、カバープレートの下方側ほどストラッププレートから離間するように配置してもよい。これにより、カバープレートとストラッププレートがより接触し難くなり、より摩擦力が作用し難くなる。
また、上述の実施形態において、固体潤滑剤として、二硫化モリブデン以外のものを用いてもよい。例えば、黒鉛(グラファイト)、ポリ4フッ化エチレン樹脂(PTFE:テフロン(登録商標)樹脂)等、表面の硬さが低く、融点が高く焼きつき難く、化学的安定性が良好なものを用いることができる。
また、上述の実施形態において、固体潤滑剤皮膜は、ストッパプレートの下端面またはカバープレートの上端面のいずれか一方に形成するようにしてもよい。これにより、固体潤滑剤の使用量を削減し、製造工程を簡略化し、コストを低減することができる。
また、表面処理は、固体潤滑剤皮膜の形成以外にも、潤滑油等の液体潤滑材の塗布や、研磨処理により行ってもよい。これにより、アンカーの製造工程を簡略化し、製造コストを低減することができる。
また、上述の実施形態において、ストッパプレートの下端面の形状は、球面の一部ではなく、楕円の一部や円筒面の一部であってもよい。
また、上述の実施形態において、ローラーは、ストッパプレート側ではなくカバープレート側に設けられていてもよい。
また、摺動部は、内槽とカバープレートとの周方向の相対的な変位を許容するものであれば、上述の実施形態で説明した構成に限定されない。
本発明の第一実施形態に係る貯蔵タンクの概略構成を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係るアンカー及びストッパーの拡大正面図である。 図2のA−A線に沿うアンカー及びストッパーの断面図である。 本発明の第二実施形態に係るアンカー及びストッパーの拡大正面図である。 本発明の第三実施形態に係るアンカー及びストッパーの拡大正面図である。 本発明の第四実施形態に係るアンカー及びストッパーの図3に相当する断面図である。 本発明の第四実施形態に係るアンカー及びストッパーの図3に相当する断面図である。
符号の説明
1 貯蔵タンク、2 内槽、2s 側板、3 外槽、4 セカンダリーバリア、10,10B,10C,10D アンカー、11 ストラッププレート(アンカー本体)、11t 上部、11A 上部プレート(アンカー本体)、11B 下部プレート(アンカー本体)、12 ストッパプレート(係止凸部)、12b 下端面、13 ストラップバー(アンカー本体)、13t 上部、14 ストッパプレート(係止凸部)、14b 下端面、23 カバープレート(係止部)、23i 対向面、23t 上端面、30 ローラー、40 摺動部、50 摺動部、θ1 傾斜角度、θ2 傾斜角度、P 頂点

Claims (6)

  1. 内槽と外槽とを備えた貯蔵タンクの前記内槽を、アンカー本体により前記外槽に係留する貯蔵タンクのアンカーであって、
    前記内槽の側板には、前記アンカー本体の上部を係止する係止部が設けられ、
    前記アンカー本体は、前記上部が前記係止部よりも前記内槽側に配置され、下方側ほど前記内槽から離間するような傾斜角度で配置され、
    前記係止部の前記アンカー本体に対向する対向面が、前記アンカー本体の前記傾斜角度以上の傾斜角度で設けられ
    前記アンカー本体は、前記上部に係止凸部が設けられ、
    前記係止凸部は、その下端面が前記係止部の上端面に対向するように配置され、
    前記係止凸部の前記下端面は、前記係止部の前記上端面に当接する頂点を有する曲面状に形成され、
    前記係止凸部と前記係止部との間には、これらが前記内槽の周方向に相対的に移動可能にローラーが設けられていることを特徴とする貯蔵タンクのアンカー。
  2. 前記下端面は、球面または楕円球面の一部であることを特徴とする請求項1記載の貯蔵タンクのアンカー。
  3. 前記アンカー本体は、帯板状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の貯蔵タンクのアンカー。
  4. 前記アンカー本体は、棒状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の貯蔵タンクのアンカー。
  5. 前記貯蔵タンクは前記内槽と前記外槽との間にセカンダリーバリアを備え、
    前記アンカー本体は前記セカンダリーバリアに固定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の貯蔵タンクのアンカー。
  6. 前記アンカー本体は、前記上部と前記セカンダリーバリアとの間に、前記内槽と前記セカンダリーバリアとの周方向の相対的な変位を許容する摺動部を備えることを特徴とする請求項5記載の貯蔵タンクのアンカー。
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