JP5287170B2 - 障害原因分析システム、障害原因分析方法 - Google Patents
障害原因分析システム、障害原因分析方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5287170B2 JP5287170B2 JP2008297587A JP2008297587A JP5287170B2 JP 5287170 B2 JP5287170 B2 JP 5287170B2 JP 2008297587 A JP2008297587 A JP 2008297587A JP 2008297587 A JP2008297587 A JP 2008297587A JP 5287170 B2 JP5287170 B2 JP 5287170B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- failure
- deviation degree
- module
- behavior space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
Description
第1の発明によって、事前に想定できない障害等であっても安全に障害原因を分析できる。
また、第1の発明における前記異常性情報収集手段は、定期的に前記第1の動作データを取得して、前記第1の挙動空間における前記逸脱度を算出し、算出した前記逸脱度が所定の閾値を超えた場合には、算出した前記逸脱度とともに前記第1の動作データを第1の異常性データとして記憶し、かつ前記第2の挙動空間における前記逸脱度を算出し、算出した前記逸脱度が所定の閾値を超えた場合には、算出した前記逸脱度とともに第2の異常性データとして記憶するものであり、前記障害情報収集手段は、前記第2の動作データを取得して前記第1の挙動空間における前記逸脱度を算出し、算出した前記逸脱度とともに前記第2の動作データを第1の障害データとして記憶し、かつ前記第2の挙動空間における前記逸脱度を算出し、算出した前記逸脱度とともに前記第2の動作データを第2の障害データとして記憶するものであることが望ましい。
これによって、モジュールの入力信号の不整合が障害原因なのか、またはモジュールの機能が障害原因なのかを区別して分析することができる。
また、第1の発明における前記障害原因分析手段は、各モジュールの機能が障害原因か否かを分析する場合には、前記第2の障害データの前記逸脱度が大きいモジュールの機能は障害原因である可能性が高いと評価し、かつ前記第2の異常性データの前記逸脱度が大きい値となることが多いモジュールの機能は障害原因である可能性が低いと評価する評価関数を用いることが望ましい。
これによって、障害発生時に正常な挙動空間から離れていた入力信号または機能が障害を引き起こした可能性が高いと判断できる。また、障害未発生時に正常な挙動空間から離れることが多い入力信号または機能は、障害発生時に正常な挙動空間から離れていたとしても、障害を引き起こした可能性が低いと判断できる。
ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。
RAMは、揮発性メモリであり、記憶部22、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部21が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
これらの各プログラムコードは、制御部21により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
通信制御部24は、通信制御装置、通信ポート等を有し、コンピュータとネットワーク29間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワーク29を介して、他のコンピュータ間との通信制御を行う。
入力部25を介して、コンピュータに対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
表示部26は、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
バス28は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
ROMは、不揮発性メモリであり、処理に必要なプログラム、データ等を恒久的に保持している。
RAMは、揮発性メモリであり、記憶部32、ROM等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部31が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
通信インタフェース33は、モジュール5とCAN(Controller Area Network)などの車載ネットワーク34間の通信を媒介する。
挙動空間構築装置3の制御部21は、記憶部22に保持するモジュール入出力関係データベースを参照し、動作データからモジュールごとの挙動空間を構築する。尚、動作データは、システムの動作中に取得され、媒体やネットワーク等を介して挙動空間構築装置3の記憶部22に記憶されているものとする。
図7は、異常性情報収集装置7の動作の詳細を示すフローチャートである。前提として、異常性情報収集装置7は、モジュール入出力関係データベース41を記憶部32に保持している。
算出した逸脱度が所定の閾値を超えた場合(S103のYes)、異常性情報収集装置7の制御部31は、算出した逸脱度を異常性データとして記憶し(S104)、所定の時間を経過した後にS101から処理を繰り返す。所定の閾値は、挙動空間データ45に基づいて定める。
算出した逸脱度が所定の閾値を超えない場合(S104のYes)、異常性情報収集装置7の制御部31は、算出した逸脱度を異常性データとして記憶せず、所定の時間を経過した後にS101から処理を繰り返す。
以上、パターン種別が「1」、すなわちモジュール5の入力信号に係る挙動空間における逸脱度の算出および異常性情報の収集について説明したが、異常性情報収集装置7の制御部31は、パターン種別が「2」、すなわちモジュール5の入力信号および出力信号に係る挙動空間における逸脱度の算出および異常性情報の収集についても同様に行うことができる。
図9は、障害情報収集装置9の動作の詳細を示すフローチャートである。前提として、障害情報収集装置9の制御部31は、モジュール入出力関係データベース41を記憶部32に保持している。
障害原因分析装置11の制御部21は、異常性情報収集装置7が収集した異常性情報、および障害情報収集装置9が収集した障害情報を含む評価関数に基づいて障害原因を分析する。尚、異常性情報および障害情報は、媒体やネットワーク等を介して障害原因分析装置11の記憶部22に記憶されるものとする。
障害原因分析装置11の制御部21は、図10に示す原因分析データ49から式(2)に示す評価関数に基づいて評価値を算出し、どのモジュール5の入力信号が障害原因なのか、またはどのモジュール5の機能が障害原因なのかを分析する。
次式は、各モジュール5の入力信号が障害か否かを分析するときに用いる評価関数の一例である。
また、式(3)に示す評価関数の評価値は、異常性情報の逸脱度が所定の閾値よりも大きいデータの個数に反比例する。これによって、式(3)に示す評価関数は、異常性情報の逸脱度が大きい値となることが多いモジュール5の入力信号が障害原因である可能性が低いと評価する。すなわち、障害原因分析装置11の制御部21は、式(3)に示す評価関数を用いることによって、障害未発生時に正常な挙動空間から離れることが多い入力信号は、障害発生時に正常な挙動空間から離れていたとしても、障害を引き起こした可能性が低いと判断できる。これは、狼少年を信用しないという思想に基づく。
また、式(4)に示す評価関数の評価値は、入力信号および出力信号に関する異常性情報の逸脱度が所定の閾値よりも大きいデータの個数に反比例する。これによって、式(3)に示す評価関数は、入力信号および出力信号に関する異常性情報の逸脱度が大きい値となることが多いモジュール5の機能が障害原因である可能性が低いと評価する。すなわち、障害原因分析装置11の制御部21は、式(4)に示す評価関数を用いることによって、障害未発生時に正常な挙動空間から離れることが多い機能は、障害発生時に正常な挙動空間から離れていたとしても、障害を引き起こした可能性が低いと判断できる。これは、狼少年を信用しないという思想に基づく。
3………挙動空間構築装置
5………モジュール
7………異常性情報収集装置
9………障害情報収集装置
11………障害原因分析装置
41………モジュール入出力関係データベース
43………動作データ
45………挙動空間データ
47………異常性データ
49………原因分析データ
Claims (6)
- 複数のモジュールによって動作するシステムにおいて発生した障害原因を分析する障害原因分析システムであって、
前記システムが正常に動作しているときの動作データである第1の動作データを用いて、相関を考慮した距離を指標とした中心からの逸脱の度合いである逸脱度のヒストグラムである挙動空間データを生成し、モジュールごとの挙動空間を構築する挙動空間構築手段と、
定期的に前記第1の動作データを取得して前記挙動空間における前記逸脱度を算出し、算出した前記逸脱度が所定の閾値を超えた場合には、算出した前記逸脱度とともに前記第1の動作データを異常性データとして記憶する異常性データ収集手段と、
障害検知信号を受信したときの動作データである第2の動作データを取得して前記挙動空間における前記逸脱度を算出し、算出した前記逸脱度とともに前記第2の動作データを障害データとして記憶する障害データ収集手段と、
前記異常性データの前記逸脱度および前記障害データの前記逸脱度を含む評価関数に基づいて障害原因を分析する障害原因分析手段と、
を備えることを特徴とする障害原因分析システム。 - 前記挙動空間構築手段は、各モジュールの入力信号に係る第1の挙動空間と、各モジュールの入力信号および出力信号に係る第2の挙動空間との両方を構築することを特徴とする請求項1に記載の障害原因分析システム。
- 前記異常性情報収集手段は、定期的に前記第1の動作データを取得して、前記第1の挙動空間における前記逸脱度を算出し、算出した前記逸脱度が所定の閾値を超えた場合には、算出した前記逸脱度とともに前記第1の動作データを第1の異常性データとして記憶し、かつ前記第2の挙動空間における前記逸脱度を算出し、算出した前記逸脱度が所定の閾値を超えた場合には、算出した前記逸脱度とともに第2の異常性データとして記憶するものであり、
前記障害情報収集手段は、前記第2の動作データを取得して前記第1の挙動空間における前記逸脱度を算出し、算出した前記逸脱度とともに前記第2の動作データを第1の障害データとして記憶し、かつ前記第2の挙動空間における前記逸脱度を算出し、算出した前記逸脱度とともに前記第2の動作データを第2の障害データとして記憶するものであることを特徴とする請求項2に記載の障害原因分析システム。 - 前記障害原因分析手段は、各モジュールの入力信号が障害原因か否かを分析する場合には、前記第1の障害データの前記逸脱度が大きいモジュールの入力信号は障害原因である可能性が高いと評価し、かつ前記第1の異常性データの前記逸脱度が大きい値となることが多いモジュールの入力信号は障害原因である可能性が低いと評価する評価関数を用いることを特徴とする請求項3に記載の障害原因分析システム。
- 前記障害原因分析手段は、各モジュールの機能が障害原因か否かを分析する場合には、前記第2の障害データの前記逸脱度が大きいモジュールの機能は障害原因である可能性が高いと評価し、かつ前記第2の異常性データの前記逸脱度が大きい値となることが多いモジュールの機能は障害原因である可能性が低いと評価する評価関数を用いることを特徴とする請求項3に記載の障害原因分析システム。
- 複数のモジュールによって動作するシステムにおいて発生した障害原因を分析する障害原因分析方法であって、
前記システムが正常に動作しているときの動作データである第1の動作データを用いて、相関を考慮した距離を指標とした中心からの逸脱の度合いである逸脱度のヒストグラムである挙動空間データを生成し、モジュールごとの挙動空間を構築するステップと、
定期的に前記第1の動作データを取得して前記挙動空間における前記逸脱度を算出し、算出した前記逸脱度が所定の閾値を超えた場合には、算出した前記逸脱度とともに前記第1の動作データを異常性データとして記憶するステップと、
を含み、
障害検知信号を受信したときの動作データである第2の動作データを取得して前記挙動空間における前記逸脱度を算出し、算出した前記逸脱度とともに前記第2の動作データを障害データとして記憶し、前記異常性データの前記逸脱度および前記障害データの前記逸脱度を含む評価関数に基づいて障害原因を分析することを特徴とする障害原因分析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008297587A JP5287170B2 (ja) | 2008-11-21 | 2008-11-21 | 障害原因分析システム、障害原因分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008297587A JP5287170B2 (ja) | 2008-11-21 | 2008-11-21 | 障害原因分析システム、障害原因分析方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010122134A JP2010122134A (ja) | 2010-06-03 |
JP5287170B2 true JP5287170B2 (ja) | 2013-09-11 |
Family
ID=42323599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008297587A Expired - Fee Related JP5287170B2 (ja) | 2008-11-21 | 2008-11-21 | 障害原因分析システム、障害原因分析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5287170B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5278498B2 (ja) * | 2011-06-03 | 2013-09-04 | 株式会社デンソー | データ記憶装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4661380B2 (ja) * | 2005-06-14 | 2011-03-30 | トヨタ自動車株式会社 | 故障診断装置、故障診断システム、故障診断方法、及び車載装置 |
JP4417318B2 (ja) * | 2005-10-17 | 2010-02-17 | 三菱電機株式会社 | 設備診断装置 |
-
2008
- 2008-11-21 JP JP2008297587A patent/JP5287170B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010122134A (ja) | 2010-06-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4413915B2 (ja) | 異常兆候検出装置および方法 | |
US10147048B2 (en) | Storage device lifetime monitoring system and storage device lifetime monitoring method thereof | |
US9282008B2 (en) | Systems and methods for monitoring system performance and availability | |
US9424157B2 (en) | Early detection of failing computers | |
CN111459700A (zh) | 设备故障的诊断方法、诊断装置、诊断设备及存储介质 | |
JP5223413B2 (ja) | Itシステムのトラブル対処装置、トラブル対処方法およびそのためのプログラム | |
JP6402541B2 (ja) | 異常診断装置及びプログラム | |
JP5504658B2 (ja) | 障害診断システム、障害診断装置および障害診断方法 | |
JP2015026252A (ja) | 異常検知装置及びプログラム | |
JP2015170121A (ja) | 異常診断装置及びプログラム | |
EP2498186A1 (en) | Operation management device and operation management method | |
CN102884486A (zh) | 故障分析装置、故障分析方法和记录介质 | |
US20170257304A1 (en) | Systems and methods for monitoring system performance and availability | |
JP5771317B1 (ja) | 異常診断装置及び異常診断方法 | |
US10318364B2 (en) | Methods and systems for problem-alert aggregation | |
CN113487086B (zh) | 设备剩余使用寿命预测方法、装置、计算机设备和介质 | |
US7823029B2 (en) | Failure recognition, notification, and prevention for learning and self-healing capabilities in a monitored system | |
US20220163942A1 (en) | Distributed System and Data Transmission Method | |
EP3999983B1 (en) | Time-series data condensation and graphical signature analysis | |
JP5287170B2 (ja) | 障害原因分析システム、障害原因分析方法 | |
JP5157844B2 (ja) | 故障箇所特定システム、故障箇所特定方法 | |
JP5771318B1 (ja) | 異常診断装置及び異常診断方法 | |
CN116931843B (zh) | 基于大语言模型的用户在线管理系统 | |
KR102236802B1 (ko) | 진단 모델용 데이터의 특징 추출 장치 및 방법 | |
JP7000266B2 (ja) | 分析フロー作成システムおよび分析フロー作成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130212 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130411 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130520 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5287170 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |