JP5286739B2 - 音像定位パラメータ算出装置、音像定位制御装置、音像定位装置及びプログラム - Google Patents
音像定位パラメータ算出装置、音像定位制御装置、音像定位装置及びプログラム Download PDFInfo
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Description
"http://www.outboard.co.uk/pages/timaxsoftware.htm" "http://www.meyersound.com/products/lcs_series/matrix3/surround_panning.htm"
<A:構成>
図1は、この発明の一実施形態である音像定位システムの構成を示すブロック図である。この音像定位システムは、劇場やホール等の施設において、舞台上の演者の声や歌唱音声や楽器の音(以下、単に「音声」という)の音像を定位させるためのシステムである。この音像定位システムは、舞台上の演者の音声を収音するm個のマイクロホン10−k(1≦k≦m)と、各マイクロホン10−kにおいて生成される各オーディオ信号をレベル調整、遅延時間調整してミキシングし、ミキシングした後のオーディオ信号をn個のスピーカ20−j(1≦j≦n)に供給する音像定位装置30と、供給されるオーディオ信号に応じて放音するn個のスピーカ20−jと、音像定位に係る各種パラメータを音像定位装置30に供給するコンピュータ装置40と、聴取位置における音響特性(遅延時間や減衰レベル)を測定するためのマイクロホン50とによって構成されている。
この実施形態では、コンピュータ装置40と音像定位装置30とが別体として構成される例について説明するが、コンピュータ装置40が音像定位装置30に内蔵される構成であってもよい。
次に、この実施形態の動作について説明する。
<B−1:基準インパルス応答データ登録動作>
まず、基準インパルス応答データの登録動作について説明する。舞台監督等の作業者は、基準となる基準施設において、スピーカを所望する位置に配置するとともに、各スピーカについてレベル調整や遅延時間調整を行い、ハース効果等を利用した音像定位調整を手作業で行う。各スピーカの位置やレベル調整、遅延時間調整が決定すると、作業者は、レベルを調整するためのレベルパラメータの基準値と、遅延時間を調整するための遅延パラメータの基準値とを、基準パラメータ記憶領域422に記憶する。これにより、基準パラメータ記憶領域422には、基準施設において音像を所望の位置に定位させるためのレベルパラメータの基準値と遅延パラメータの基準値とが記憶されることとなる。レベル調整部321−k−jと遅延調整部322−k−jに、基準パラメータ記憶領域422に記憶された基準値が供給され、レベル321−k−jにおいて供給されるパラメータに応じたレベル調整が行われるとともに遅延調整部322−k−jにおいて供給されるパラメータに応じた遅延時間調整が行われることにより、スピーカ20−jからは、作業者が所望する態様に音像定位された音が放音される。
次に、施設毎のパラメータの算出動作について説明する。基準インパルス応答データを測定した基準施設と異なる施設で音像を定位させる場合には、まず、作業者は、その施設で使用できるスピーカ20−jを設置可能な位置に配置する。
以上のようにして、制御部41は、レベルパラメータ及び遅延パラメータの値を施設毎に算出し、算出したパラメータ値を施設毎に施設毎パラメータ記憶領域423に記憶する。
次に、算出されたパラメータを用いてスピーカ20−jから放音される音の音像を定位させる動作について説明する。まず、作業者は、施設毎パラメータ記憶領域423に記憶されたパラメータのうちのいずれか、すなわち複数の施設のうちのいずれかを指定する操作を行う。操作部44は操作された内容に応じた操作信号を制御部41へ出力し、制御部41は、操作部44からの信号に基づいて、施設毎パラメータ記憶領域423に記憶されたパラメータのうちのいずれかを選択する。制御部41は、選択したレベルパラメータ及び遅延パラメータを施設毎パラメータ記憶領域423から読み出し、読み出したレベルパラメータをレベル調整部321−k−jに供給するとともに、読み出した遅延時間パラメータを遅延調整部322−k−jに供給する。
また、この実施形態では、作業者の聴感という主観評価に頼らずに調整を行うから、例えば経験の多い作業者と経験の浅い作業者との間で調整結果が異なったりすることがなく、異なる作業者が作業した場合であっても、同様の音響効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)上述の実施形態において、図14に示すように、音質(周波数特性)を調整するためのイコライザ325−j(1≦j≦n)を各アンプ324−j(1≦j≦n)の前段に設ける構成としてもよい。この態様によれば、例えばスピーカ20−jの向きが変わったことにより受音点での周波数特性が変化する場合であっても、音像定位装置30の内部に搭載されたイコライザ325−jによって周波数特性を調整することが可能となる。その理由は以下の通りである。
また、図16に示すように、周波数特性調整用のイコライザ327−j(1≦j≦n)を各アンプ324−jの前段に設けるとともに、周波数特性調整用のイコライザ326−k−j(1≦k≦m,1≦j≦n)を各レベル調整部321−k−j及び遅延調整部322−k−jの後段にそれぞれ設ける構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、劇場やホール等の施設において音像を定位させる場合について説明したが、基準となる空間や対象となる空間は施設に限らず、屋外の空間であってもよく、また、屋内の部屋であってもよい。
Claims (6)
- 基準となる空間において放音手段から放音される音の音像を予め定められた位置に定位させるための、前記放音手段に供給するオーディオ信号のレベルを調整する基準レベル値及び該オーディオ信号の遅延時間を調整する基準遅延時間値を記憶する基準値記憶手段と、
前記放音手段から放音される音のレベルと遅延時間とを示す基準音響特性データを記憶する基準音響特性データ記憶手段と、
対象となる空間において、対象放音手段から放音される音のレベルと遅延時間とを示す対象音響特性データを取得する音響特性取得手段と、
前記基準音響特性データのレベルと前記対象音響特性データのレベルとの差分値および前記基準音響特性データの遅延時間と前記対象音響特性データの遅延時間との差分値をそれぞれ算出する差分算出手段と、
前記基準値記憶手段に記憶された基準レベル値及び基準遅延時間値と前記差分算出手段により算出されたレベルおよび遅延時間の各差分値とから、前記基準となる空間における音像の定位位置と前記対象となる空間における音像の定位位置との差分が減少するように、前記対象となる空間において前記対象放音手段に供給するオーディオ信号のレベルを調整するためのレベル調整値及び該オーディオ信号の遅延時間を調整するための遅延時間調整値を算出するパラメータ値算出手段と
を具備することを特徴とする音像定位パラメータ算出装置。 - 請求項1に記載の音像定位パラメータ算出装置と、
前記パラメータ値算出手段により算出されたレベル調整値を、前記オーディオ信号のレベルを調整するレベル調整手段に供給するとともに、前記パラメータ値算出手段により算出された遅延時間調整値を、前記オーディオ信号の遅延時間を調整する遅延時間調整手段に供給するパラメータ供給手段と
を具備することを特徴とする音像定位制御装置。 - 請求項2に記載の音像定位制御装置において、
前記パラメータ値算出手段により算出されたレベル調整値及び遅延時間調整値を、前記対象となる空間毎に複数記憶するパラメータ記憶手段と、
前記対象となる空間を指定する指定手段と
を具備し、
前記パラメータ供給手段は、前記指定手段によって指定された空間に対応するレベル調整値及び遅延時間調整値を前記パラメータ記憶手段から読み出し、読み出したレベル調整値を前記レベル調整手段に供給するとともに、読み出した遅延時間調整値を前記遅延時間調整手段に供給する
ことを特徴とする音像定位制御装置。 - 請求項2又は3に記載の音像定位制御装置と、
収音手段から出力されるオーディオ信号のレベルを、前記パラメータ供給手段により供給されるレベル調整値に従って調整するレベル調整手段と、
収音手段から出力されるオーディオ信号の遅延時間を、前記パラメータ供給手段により供給される遅延時間調整値に従って調整する遅延時間調整手段と、
前記レベル調整手段によりレベルが調整されるとともに前記遅延時間調整手段により遅延時間が調整されたオーディオ信号を前記対象放音手段に供給する出力手段と
を具備することを特徴とする音像定位装置。 - 請求項4に記載の音像定位装置において、
前記レベル調整手段によりレベルが調整されるとともに前記遅延時間調整手段により遅延時間が調整されたオーディオ信号の周波数特性を調整するイコライザ手段
を具備することを特徴とする音像定位装置。 - 基準となる空間において放音手段から放音される音の音像を予め定められた位置に定位させるための、前記放音手段に供給するオーディオ信号のレベルを調整する基準レベル値及び該オーディオ信号の遅延時間を調整する基準遅延時間値を記憶する基準値記憶手段と、前記放音手段から放音される音のレベルと遅延時間とを示す基準音響特性データを記憶する基準音響特性データ記憶手段とを備えるコンピュータを、
対象となる空間において、対象放音手段から放音される音のレベルと遅延時間とを示す対象音響特性データを取得する音響特性取得手段と、
前記基準音響特性データのレベルと前記対象音響特性データのレベルとの差分値および前記基準音響特性データの遅延時間と前記対象音響特性データの遅延時間との差分値をそれぞれ算出する差分算出手段と、
前記基準値記憶手段に記憶された基準レベル値及び基準遅延時間値と前記差分算出手段により算出されたレベルおよび遅延時間の各差分値とから、前記基準となる空間における音像の定位位置と前記対象となる空間における音像の定位位置との差分が減少するように、前記対象となる空間において前記対象放音手段に供給するオーディオ信号のレベルを調整するためのレベル調整値及び該オーディオ信号の遅延時間を調整するための遅延時間調整値を算出するパラメータ値算出手段
として機能させるためのプログラム。
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