JP5285097B2 - ヒートシンク - Google Patents
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Description
従来のダウンライトやスポットライト用照明の発光面は円形が主流であり、LEDに置き換えた場合も同様に円形が多く、このため使われる放熱用ヒートシンクも円筒形が多いが、ダウンライトやスポットライトの高輝度化に伴い、ヒートシンクの大型化が進んでいる。(例えば、特許文献1)
(a)押出し成形時の自重を支えるために、中央ベース部やフィンの一部を厚くして強度を高める必要があり、これに伴い押出しのバランスをとるために他の部位の厚さも大きくする必要があり、これらの結果、ヒートシンクが重量化するとともに、材料コストも高くなる。
(b)金型強度を高める必要があり、このため放熱設計上の制限事項が増える。例えば、フィンピッチを狭くできず、放熱に適した最適なフィンピッチの設計ができなくなる。
(d)重く且つ大きいため、作業効率(加工・移動等)が悪く、また、自重により疵や打痕がつき易い。
(e)通常、ヒートシンクには熱の放射率を高めるためにアルマイトなどの表面処理が施されるが、筒状の中央ベース部の内部は狭い空洞であるため、その内面に表面処理が付きにくい。
(f)筒状の中央ベース部の内部は狭い空洞であるため、その空洞部分にLEDなどの電源を設置しようとしても、空洞部分の内側面へのネジ止め作業ができない等の作業上の制約から電源をうまく設置することができない。このため板金に電源を固定し、この板金をヒートシンクに固定することで、電源を設置するしかない。また、他の部品の設置についても同様である。
[1]筒状の中央ベース部(A)と、この中央ベース部(A)の外面側に筒周方向で間隔をおいて突設される複数のフィン(B)を有するヒートシンクであって、
同一形状の複数の構成部材(x)が環状に連結されることにより構成され、
各構成部材(x)は、中央ベース部(A)の一部を構成するベース部(a)と、このベース部(a)に突設される複数のフィン(b)と、ベース部(a)に形成され、他の構成部材(x)の連結手段構成部(c)と連結される連結手段構成部(c)を有し、
各構成部材(x)が有する複数のフィン(b)のうちの一部のフィン(b)は、ベース部(a)に突設される幹状フィン部(b1)と、この幹状フィン部(b1)に突設される枝状フィン部(b2)からなり、
複数の構成部材(x)は、隣接する構成部材(x)のベース部(a)間で連結手段構成部(c)を連結させることにより、環状に連結されるとともに、
複数の構成部材(x)が環状に連結された状態で、連結された連結手段構成部(c)を部分的に塑性変形させて連結手段構成部(c)どうしを固定的又は半固定的な連結状態とすることにより、構成部材(x)どうしが相互に固定されることを特徴とするヒートシンク。
(I)構成部材(x)が有する複数のフィン(b)の全部が、フィン先端(但し、ベース部(a)に突設される幹状フィン部(b1)と、この幹状フィン部(b1)に突設される枝状フィン部(b2)からなるフィン(b)にあっては、幹状フィン部(b1)先端、枝状フィン部(b2)先端のうちの少なくとも1つ)が同じ高さである。
(II)構成部材(x)が有する複数のフィン(b)のうちの2つ以上のフィン(b)が、フィン先端(但し、ベース部(a)に突設される幹状フィン部(b1)と、この幹状フィン部(b1)に突設される枝状フィン部(b2)からなるフィン(b)にあっては、幹状フィン部(b1)先端、枝状フィン部(b2)先端のうちの少なくとも1つ)が同じ高さで且つ他のフィン(b)よりも高さが高い。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかのヒートシンクにおいて、構成部材(x)は、ベース部(a)の一端側の下面と他端側の側端面に、それぞれ他の構成部材(x)の連結手段構成部(c)が連結される連結手段構成部(c)を有することを特徴とするヒートシンク。
突条(2)が凹溝(1)内に嵌め込まれた状態で、溝開口部(10)の縁部がくびれ部(20)に入り込み、突条(2)を凹溝(1)内に保持することを特徴とするヒートシンク。
[6]上記[5]のヒートシンクにおいて、突条(2)が、対向する1対の板状の突条部(21A),(21B)を有することを特徴とするヒートシンク。
[8]上記[6]又は[7]のヒートシンクにおいて、両突条部(21A),(21B)はベース部(a)に突設され、両突条部(21A),(21B)の基端部間の部位(4)は、ベース部(a)の外面(3)と面一であるか又は外面(3)よりも低い溝状であることを特徴とするヒートシンク。
[9]上記[6]〜[8]のいずれかのヒートシンクにおいて、両突条部(21A),(21B)の基端部近傍の部分の厚みが、それよりも上部の部分の厚みよりも小さいことを特徴とするヒートシンク。
[11]上記[6]〜[9]のいずれかのヒートシンクにおいて、突条(2)が凹溝(1)内に嵌め込まれた状態で、突条(2)の一端部側から両突条部(21A),(21B)間に加工具を打ち込むことで両突条部(21A),(21B)間を押し広げ、構成部材(x)どうしが相互に固定されることを特徴とするヒートシンク。
[12]上記[1]〜[11]のいずれかのヒートシンクにおいて、構成部材(x)のベース部(a)及び/又はフィン(b)に、溝端部にスプレッダ固定用のネジを取り付けるための凹溝(5)を有することを特徴とするヒートシンク。
(A)ヒートシンク全体に較べて構成部材(x)は自重が小さいため、従来の一体的に押出し成形されるヒートシンクのように押出し成形時の自重を支えるために中央ベース部やフィンを厚くする必要がなく、このため、ヒートシンクを軽量化することができ、材料コストも低く抑えることができる。
(B)従来の一体的に押出し成形されるヒートシンクを製造するには高い金型強度が必要であるのに対して、金型強度をあまり高くする必要がないため、放熱設計上の制限が少なく、自然対流による放熱に最適な形態とフィンピッチの設計が可能となる。
(C)ヒートシンク全体に較べて構成部材(x)は断面形状が単純で、且つ筒状の中央ベース部もないため、押出し金型を作るのが容易であり、また押出し技術の難易度も高くない。この点で、従来の一体的に押出し成形されるヒートシンクに較べて設計の自由度が大きく、中央ベース部やフィンの厚さを小さくでき、また、複雑な形状に設計することやフィンピッチの最適化ができる、などの利点がある。
(E)一体的に押出し成形されるヒートシンクの場合、形状が複雑であるため押出し速度が制限されること、押出しの難易度が高いこと、大型の押出し装置が必要であること、などの理由で押出し技術料(いわゆるロールマージン)が非常に高くなるのに対して、構成部材(x)は形状が単純であり、押出しの難易度も高くなく、また大型の押出し装置も必要ないため、一体的に押出し成形されるヒートシンクに較べて押出し技術料を6〜7割程度にでき、この点からも低コスト化できる。
(F)各構成部材(x)は軽く且つコンパクトであるため、取り扱いが容易で作業効率(加工・移動等)が良く、疵や打痕がつきにくい。
(G)各構成部材(x)にアルマイトなどの表面処理を施せばよいため、筒状の中央ベース部の内面についても適正な表面処理層を形成でき、その分ヒートシンクの放射率を高めることができる。
(H)複数の構成部材(x)を組み立てる際に、筒状の中央ベース部の内部に電源などの部品を容易に設置することができる。このため電源などの発熱をヒートシンクで放熱可能となる。
本発明のヒートシンクは、同一形状の複数の構成部材xが環状に組み立てられることにより構成されるので、通常、その平面形状(連結構成部c、係合部d、凹溝5等の細部を除く基本的な平面形状)は、中央ベース部Aの中心を通る線を対称軸とした線対称となるか、若しくは中央ベース部Aの中心を対称中心とした点対称となる。
図1〜図4は、本発明のヒートシンクの一実施形態を示すものであり、図1は平面図、図2はヒートシンクを構成する複数の構成部材xのうちの1つの構成部材xを示す平面図、図3は1つの構成部材xを分離した状態で示す斜視図、図4は連結されるべき1対の連結手段構成部c(図4(ア))とそれらの連結状態(図4(イ))を示す平面図である。
本発明のヒートシンクは、筒状の中央ベース部Aと、この中央ベース部Aの外面側に筒周方向で間隔をおいて突設される複数のフィンB(放熱用のフィン)を有する。各フィンBは筒状の中央ベース部Aの全長に沿って設けられており、これら複数のフィンBを含めたヒートシンク全体の立体形状(輪郭)は短柱形状である。
図2に示すように、各構成部材xは、筒状の中央ベース部Aの一部(筒周方向での一部)を構成するベース部aと、このベース部aに突設される複数のフィンbと、ベース部aに形成され、他の構成部材xの連結手段構成部cと連結される連結手段構成部cを有している。そして、複数の構成部材xは、隣接する構成部材xのベース部a間で連結手段構成部cを連結させることにより、環状に連結される。各構成部材xは、押出し成形で製造されるもので、通常は、アルミ合金からなる。
このヒートシンクは、同一形状の複数の構成部材xを分割して製作し、これらを環状に連結することにより1つのヒートシンクが構成されるようにしたものであるため、さきに(A)〜(H)として挙げたような効果が得られる。
(II)構成部材xが有する複数のフィンbのうちの2つ以上のフィンbが、フィン先端(ベース部aに突設される幹状フィン部b1と、この幹状フィン部b1に突設される枝状フィン部b2からなるフィンbにあっては、幹状フィン部b1先端、枝状フィン部b2先端のうちの少なくとも1つ)が同じ高さで且つ他のフィンbよりも高さが高い。
また、切断時の応力によりフィンbの曲がり等が生じないようにするため、構成部材xのベース部aが水平面上に置かれたときに、上記(I)又は(II)の条件を満足するフィンb(但し、ベース部aに突設される幹状フィン部b1と、この幹状フィン部b1に突設される枝状フィン部b2からなるフィンbにあっては、幹状フィン部b1又は枝状フィン部b2)は鉛直状であることが好ましい。本実施形態でも、フィン先端が同じ高さのフィンbと枝状フィン部b2は、すべて鉛直状に構成されている。
また、構成部材xのベース部a及び/又はフィンbには、溝端部にスプレッダ固定用のネジを取り付けるための凹溝5が設けられている。
各構成部材xの他の構成と構成部材xどうしの連結構造などは、図1〜図4の実施形態と同様なので、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図1〜図4の実施形態と同様、ベース部aは板状(平板状)に構成され、この板状のベースaの一方の面と一方の側端面に複数のフィンbが突設され、他方の面が筒状の中央ベース部Aの内面を構成する。本実施形態では、ベース部aどうしが連結手段構成部cを介して筒状に連結されることで、断面正方形状の中央ベース部Aが構成される。フィンbはベース部aに対して所定の間隔で4枚突設され、そのうちの1枚は、後述するように枝状のフィンを有している。
各構成部材xの他の構成と構成部材xどうしの連結構造などは、図1〜図4の実施形態と同様なので、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図1〜図4の実施形態と同様、ベース部aは板状(平板状)に構成され、この板状のベースaの一方の面に複数のフィンbが突設され、他方の面が筒状の中央ベース部Aの内面を構成する。本実施形態では、ベース部aどうしが連結手段構成部cを介して筒状に連結されることで、断面正三角形状の中央ベース部Aが構成される。フィンbはベース部aに対して所定の間隔で9枚突設され、そのうちの2枚は、後述するように枝状のフィンを有している。
各構成部材xの他の構成と構成部材xどうしの連結構造などは、図1〜図4の実施形態と同様なので、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
ベース部aは断面円弧状に構成され、この断面円弧状のベースaの外周面側に複数のフィンbが突設され、内周面側が筒状の中央ベース部Aの内面を構成する。本実施形態では、ベース部aどうしが連結手段構成部cを介して筒状に連結されることで、断面円形状の中央ベース部Aが構成される。フィンbはベース部aに対して所定の間隔で7枚突設され、そのうちの2枚は、後述するように枝状のフィンを有している。
各構成部材xの他の構成と構成部材xどうしの連結構造などは、図1〜図4の実施形態と同様なので、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
ベース部aは断面円弧状に構成され、この断面円弧状のベースaの外周面側に複数のフィンbが突設され、内周面側が筒状の中央ベース部Aの内面を構成する。本実施形態では、ベース部aどうしが連結手段構成部cを介して筒状に連結されることで、断面円形状の中央ベース部Aが構成される。フィンbはベース部aに対して所定の間隔で10枚突設され、そのうちの4枚は、後述するように枝状のフィンを有している。
各構成部材xの他の構成と構成部材xどうしの連結構造などは、図1〜図4の実施形態と同様なので、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
(1)複数の構成部材xが環状に連結された状態で、連結された連結手段構成部cを部分的に塑性変形させ、連結手段構成部cどうしを固定的又は半固定的な連結状態とすることにより、構成部材xどうしが相互に固定される。
(2)複数の構成部材xが環状に連結された状態で、各構成部材xをスプレッダに固定することにより、構成部材xどうしが相互に固定される。
図16は、上記(1)の固定構造のうち連結手段構成部cどうしを半固定的な連結状態とする場合の例を示しており、図16(ア)に示すように突条2が凹溝1内に嵌め込まれた状態で、図16(イ)に示すように突条2の一端部側から両突条部21A,21B間にポンチなどのような加工具7を打ち込むことで、両突条部21A,21B間を押し広げ(突条部21A,21Bを外側方向に塑性変形させる)、構成部材xどうしが相互に固定されるようにする。このような半固定的な連結状態とすることにより、ヒートシンク形状の微調整が可能となる。
図18は、上記(2)の固定構造の例を示しており、各構成部材xのベース部a及び/又はフィンbに設けられた凹溝5の端部をネジ穴とし、スプレッダSをこれらのネジ穴を利用して各構成部材xにネジ止めし(ネジq)、各構成部材xをスプレッダSに固定することにより、構成部材xどうしが相互に固定されるようにする。
図20及び図21は、この第二のタイプのヒートシンクの一実施形態を示すもので、図20は平面図、図21はヒートシンクを構成する複数の構成部材xのうちの1つの構成部材xを示す平面図である。さきに説明した第一のタイプのヒートシンクと同様、このヒートシンクも、筒状の中央ベース部Aと、この中央ベース部Aの外面側に筒周方向で間隔をおいて突設される複数のフィンB(放熱用のフィン)を有するもので、各フィンBは筒状の中央ベース部Aの全長に沿って設けられており、これら複数のフィンBを含めたヒートシンク全体の立体形状(輪郭)は短柱形状である(ヒートシンクの立体形状は、図3を参照)。
このヒートシンクは、同一形状の複数の構成部材xからなる点は、さきに挙げた第一のタイプのヒートシンクと同様であるが、ベース部aが連結手段構成部cを持たず、係合部dを介して環状に組み合わされることにより構成される。本実施形態は6つの構成部材xが環状に組み合わされたものであり、さきに説明した第一のタイプの図1〜図3の実施形態に対応するものである。
各構成部材xのベース部aに設けられる係合部dは、隣接する構成部材xの係合部dどうしが係合することで両構成部材xの位置決めができるようなものであればよく、例えば、係合可能な凹部・凸部や段部などで構成することができる。本実施形態の係合部dは、係合可能な凹部・凸部で構成されている。すなわち、ベース部aの一端側の下面に凹溝状の係合部dを有し、ベース部aの他端側の側端面に凸条状の係合部dを有しており、これらの係合部dは、それぞれ隣接する他の構成部材xの係合部dと係合可能となっている。
なお、各構成部材xのベース部a及び/又はフィンbには、図2に示すような、溝端部にスプレッダ固定用のネジを取り付けるための凹溝5が設けられるが、図20及び図21では図示を省略してある。
なお、各構成部材xのベース部a及び/又はフィンbには、図2に示すような、溝端部にスプレッダ固定用のネジを取り付けるための凹溝5が設けられるが、図22及び図23では図示を省略してある。
以上のような本発明の第二のタイプのヒートシンクは、構成部材xどうしの連結手段を有しないため、通常は、複数の構成部材xが環状に組み合わされた状態で、各構成部材xをスプレッダに固定することにより、構成部材xどうしが相互に固定される。
このヒートシンクは、同一形状の複数の構成部材xを分割して製作し、これらを環状に組み合わせることにより1つのヒートシンクが構成されるようにしたものであるため、さきに(A)〜(H)として挙げたような効果が得られる。
(1)複数の構成部材xを環状に連結した状態で、連結された連結手段構成部cを部分的に塑性変形させ、連結手段構成部cどうしを固定的又は半固定的な連結状態とすることにより、構成部材xどうしを相互に固定する。
(2)複数の構成部材xを環状に連結した状態で、各構成部材xをスプレッダに固定することにより、構成部材xどうしを相互に固定する。
これら(1)、(2)の固定方法については、さきに図16〜図18を用いて説明した通りである。
図24〜図26は、本発明の第一のタイプのヒートシンクを利用した電気機器及びその製造方法の一実施形態を示している。このうち図24は、電気機器の部品を取り付けた1つの構成部材xを示すものであり、図24(ア)は平面図、図24(イ)は側面図である。また、図25は、図24の構成部材xを含む複数の構成部材xを連結して構成されたヒートシンクを示す平面図である。また、図26は、図25のヒートシンクにスプレッダを取り付けた状態を示すもので、図26(ア)は平面図、図26(イ)は側面図である。
また、図20〜図23に示すような本発明の第二のタイプのヒートシンクを利用した電気機器についても、複数の構成部材xを環状に組み立てる前に、1又は2以上の構成部材xのベース部a(筒状の中央ベース部Aの内側となる面)に部品eをネジ止めなどで固定し、しかる後、図20や図22に示すように、複数の構成部材xを環状に組み合わせ、この状態のヒートシンクに対してスプレッダSが装着され(スプレッダSの装着法は図18の説明参照)、構成部材xどうしが相互に固定される。
図1、図6、図10、図12、図14に示す各タイプのヒートシンク(本発明例)と図27に示す従来の一体型ヒートシンクをLED照明器具に適用し、温度上昇量や熱抵抗などを調べた。その結果を表1に示すが、本発明のヒートシンクは、従来の一体型ヒートシンクに較べて放熱特性に優れ、また同じ放熱特性であればサイズ(長さL)を相当程度小さくできることが判る。なお、ヒートシンクの長さLとは、筒状の中央ベース部A及びフィンBの全長である(図26(イ)を参照)。
B フィン
x 構成部材
a ベース部
b フィン
b1 幹状フィン部
b2 枝状フィン部
c 連結手段構成部
d 係合部
e 部品
y 押出し材
S スプレッダ
p ピン
q ネジ
1 凹溝
2 突条
3 外面
4 部位
5 凹溝
6 部位
7 加工具
8 支持台
9 抑え板
10 溝開口部
11 凸条
20 くびれ部
21A,21B 突条部
22A,22B 突条部
Claims (12)
- 筒状の中央ベース部(A)と、この中央ベース部(A)の外面側に筒周方向で間隔をおいて突設される複数のフィン(B)を有するヒートシンクであって、
同一形状の複数の構成部材(x)が環状に連結されることにより構成され、
各構成部材(x)は、中央ベース部(A)の一部を構成するベース部(a)と、このベース部(a)に突設される複数のフィン(b)と、ベース部(a)に形成され、他の構成部材(x)の連結手段構成部(c)と連結される連結手段構成部(c)を有し、
各構成部材(x)が有する複数のフィン(b)のうちの一部のフィン(b)は、ベース部(a)に突設される幹状フィン部(b1)と、この幹状フィン部(b1)に突設される枝状フィン部(b2)からなり、
複数の構成部材(x)は、隣接する構成部材(x)のベース部(a)間で連結手段構成部(c)を連結させることにより、環状に連結されるとともに、
複数の構成部材(x)が環状に連結された状態で、連結された連結手段構成部(c)を部分的に塑性変形させて連結手段構成部(c)どうしを固定的又は半固定的な連結状態とすることにより、構成部材(x)どうしが相互に固定されることを特徴とするヒートシンク。 - 構成部材(x)のベース部(a)が水平面上に置かれたときに、下記(I)又は(II)を満足することを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク。
(I)構成部材(x)が有する複数のフィン(b)の全部が、フィン先端(但し、ベース部(a)に突設される幹状フィン部(b1)と、この幹状フィン部(b1)に突設される枝状フィン部(b2)からなるフィン(b)にあっては、幹状フィン部(b1)先端、枝状フィン部(b2)先端のうちの少なくとも1つ)が同じ高さである。
(II)構成部材(x)が有する複数のフィン(b)のうちの2つ以上のフィン(b)が、フィン先端(但し、ベース部(a)に突設される幹状フィン部(b1)と、この幹状フィン部(b1)に突設される枝状フィン部(b2)からなるフィン(b)にあっては、幹状フィン部(b1)先端、枝状フィン部(b2)先端のうちの少なくとも1つ)が同じ高さで且つ他のフィン(b)よりも高さが高い。 - 構成部材(x)のベース部(a)が水平面上に置かれたときに、(I)又は(II)を満足するフィン(b)(但し、ベース部(a)に突設される幹状フィン部(b1)と、この幹状フィン部(b1)に突設される枝状フィン部(b2)からなるフィン(b)にあっては、幹状フィン部(b1)又は枝状フィン部(b2))は鉛直状であることを特徴とする請求項2に記載のヒートシンク。
- 構成部材(x)は、ベース部(a)の一端側の下面と他端側の側端面に、それぞれ他の構成部材(x)の連結手段構成部(c)が連結される連結手段構成部(c)を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒートシンク。
- 構成部材(x)間で連結される2つの連結手段構成部(c)のうちの一方の連結手段構成部(c)は、溝開口部(10)が狭められた凹溝(1)からなり、他方の連結手段構成部(c)は、基端部にくびれ部(20)を有する突条(2)からなり、
突条(2)が凹溝(1)内に嵌め込まれた状態で、溝開口部(10)の縁部がくびれ部(20)に入り込み、突条(2)を凹溝(1)内に保持することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のヒートシンク。 - 突条(2)が、対向する1対の板状の突条部(21A),(21B)を有することを特徴とする請求項5に記載のヒートシンク。
- 両突条部(21A),(21B)は互い方向に湾曲した弧状の断面形状を有することを特徴とする請求項6に記載のヒートシンク。
- 両突条部(21A),(21B)はベース部(a)に突設され、両突条部(21A),(21B)の基端部間の部位(4)は、ベース部(a)の外面(3)と面一であるか又は外面(3)よりも低い溝状であることを特徴とする請求項6又は7に記載のヒートシンク。
- 両突条部(21A),(21B)の基端部近傍の部分の厚みが、それよりも上部の部分の厚みよりも小さいことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のヒートシンク。
- 突条(2)が凹溝(1)内に嵌め込まれた状態で、突条(2)の一端部側から両突条部(21A),(21B)間にピンを打ち込み又はネジをねじ込むことで、両突条部(21A),(21B)間を押し広げ、構成部材(x)どうしが相互に固定されることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のヒートシンク。
- 突条(2)が凹溝(1)内に嵌め込まれた状態で、突条(2)の一端部側から両突条部(21A),(21B)間に加工具を打ち込むことで両突条部(21A),(21B)間を押し広げ、構成部材(x)どうしが相互に固定されることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のヒートシンク。
- 構成部材(x)のベース部(a)及び/又はフィン(b)に、溝端部にスプレッダ固定用のネジを取り付けるための凹溝(5)を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のヒートシンク。
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