JP5284531B1 - アンダーシャツ - Google Patents

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Abstract

【課題】ポケット部に保冷材又は保温材を収容しても、上腕と上体の自由な運動を阻害しない機能性に優れたアンダーシャツを提供する。
【解決手段】ポケット部が、アンダーシャツ本体部の脇の下の部位に配置し、ポケット部が、アンダーシャツ本体部の布地に隣接するシートと、このシートに隣接するシートとを連結した袋状体である。また、ポケット部を構成するシートのうち、アンダーシャツ本体部の布地に隣接するシートの上部が、アンダーシャツ本体部の布地と連結し、ポケット部の下部の中央部がアンダーシャツ本体部の布地と連結する。このため、ポケット部の下部の両側部分と、ポケット部の中央部とがアンダーシャツ本体部の布地から遊離している。
【選択図】図1

Description

本発明は、保温材又は保冷材を収容するポケット部を脇の下に備えるアンダーシャツに関し、特に、着用した人の上腕及び上体の自由な動きを阻害することなく、保温又は保冷効果が優れたアンダーシャツに関する。
カイロ等の保温材は、冬場、屋外で行う釣り、ゴルフ、登山等のスポーツ、また野球、サッカー等のスポーツ観戦、夜間の天体観察等に頻繁に使用されている。一方、建築土木等の屋外で行う作業においても保温材は重宝され、さらに、夏場でも、クーラーの効いたオフィスで常時、事務をする冷え性の人にとって保温材は必携品である。また、人の深部体温(:直腸温)が35℃以下になると低体温症を呈し、正常な生体活動を維持することが困難となり、進行すると凍死する。低体温症は、地震や津波等に起因して起こることが多く、低体温症に対しては、保温材により、ゆっくりと体の中心部から温める対処が重要である。
一方、夏場の高温障害として、5歳以下の幼児と65歳以上の高齢者を中心に熱中症が年々増加する傾向にある。熱中症は、炎天下、長時間に亘り、野球や登山等の運動、就労をした場合に起こりやすいが、それほど高温でなくても、湿度が高い雰囲気下では、汗の蒸発が少ないため、体内に熱がこもりやすく、発症することがある。また、屋内の作業であっても、厚手の作業服を着用した場合には熱中症になりやすい。熱中症は、体温の調節機能が熱さに対応できていない状態にあるため、保冷剤等により熱を下げることが重要な対処法となる。一方、熱中症を予防するために、また夏場の高温・多湿下での冷感・涼感を得るために、保冷材を使用することが多く、体温を下げるのに役立っている。
人の体のうち、脇の下は腋窩とも呼ばれ、頸部と胸部と上腕とを結ぶ血管(腋窩動脈、腋窩静脈)とリンパ節(腋窩リンパ節)が配置し、人の体の各部位の中でも、脇の下は、表皮から比較的浅い位置に太い動脈、太い静脈及びリンパ節が集まっている。このため、保温材により体を温める場合においても、また保冷材により体を冷やす場合においても、保温材又は保冷材を脇の下の部位に配置することにより、保温又は保冷効果を高めることができる。
脇の下の部位に保冷材を配置する乳幼児用のアンダーシャツが知られている(特許文献1参照)。図5は、この従来のアンダーシャツの着用時の態様を示す説明図であり、図5(a)は斜視図であり、図5(b)は側面方向から見たときの各部材の構成を示す模式図である。図5に示すように、アンダーシャツ50は、アンダーシャツ本体部51と、ポケット部52とからなり、ポケット部52は、アンダーシャツ本体部51の脇の下の部位の内側に配置する。ポケット部52の端部には、図5(b)に示すように、面ファスナー又はチャック53を設けてあり、ポケット部52に保冷材を収納した後、面ファスナー又はチャック53により取り出し口を閉じて使用する。
図5に示すアンダーシャツを使用すると、乳幼児の熱を効果的に下げることができる。また、保冷材を体に密着させて使用でき、保冷材がずれることがない。さらに、保冷材を交換するときに、アンダーシャツを脱がす必要がないと記載されている。しかし、アンダーシャツの脇の下の部位は、着用者の上腕の付け根の真下にある。このため、上腕の回転運動、上下運動と前後運動や、上体の捻り、前屈と後屈等の様々な運動に際し、アンダーシャツの脇の下の部位は、その都度、前後方向と上下方向等に大きく伸長と収縮を繰り返す。また、アンダーシャツの上にアウターを着用すると、種々の運動に際して、アンダーシャツとアウターとが脇の下の部位で大きく摺動する。このため、アンダーシャツの各部位のうち、脇の下の部位が最も伸縮し、摺動することになる。
したがって、図5に示すように、アンダーシャツ本体部51の脇の下の部位にポケット部52を配置し、ポケット部52のうち、取り出し口を除く周縁部をアンダーシャツ本体部51に取り付ける態様では、次のような問題が生じる。すなわち、ポケット部に保冷材を収容し、取り出し口を面ファスナー等で閉じると、保冷剤とポケット部とが一体化した状態でアンダーシャツ本体部に固定する。このため、上腕や上体の様々の運動に際して、脇の下にあるポケット部がこれらのスムーズな運動を阻害する。また、アウターを着用しているときは、アウターとの間のスムーズな摺動を阻害する。
また、保冷材の一般的な形状は矩形状である。このため、図5に示すように、ポケット部52の形状が曲線で構成されていると、保冷材の形状をポケット部の形状に合わせて切り取らない限り、ポケット部内における保冷材の収まりが悪く、特に上腕や上体の運動時に、保冷材がずれやすく、不用意に脱離しやすくなる。一方、ポケット部の取り出し口に面ファスナーを設ける態様では、アンダーシャツは人の肌に直接、着用するものであるため、着用者の肌を傷つけやすい。
実用新案登録第3080473号公報
本発明の課題は、脇の下の部位にポケット部を備えるアンダーシャツであって、保冷材又は保温材の収容と取り出しが容易であり、保冷又は保温の効果が優れたアンダーシャツを提供することにある。また、保冷材又は保温材を収容しても、上腕と上体の自由な運動を阻害しない機能性に優れたアンダーシャツを提供することを課題とする。
本発明は、アンダーシャツ本体部と、ポケット部とを備えるアンダーシャツであって、ポケット部が、アンダーシャツ本体部の脇の下の部位に配置する。このポケット部は、アンダーシャツ本体部の布地に隣接するシートと、このシートに隣接するシートとを連結した袋状体であり、袋状体内の収容領域が、平面視矩形状である。また、ポケット部を構成するシートのうち、アンダーシャツ本体部の布地に隣接するシートの上部が、アンダーシャツ本体部の布地と連結し、ポケット部の下部の中央部がアンダーシャツ本体部の布地と連結する。このため、ポケット部の下部の両側部分と、ポケット部の中央部とがアンダーシャツ本体部の布地から遊離し、ポケット部の下部の中央部と、アンダーシャツ本体部の布地との連結部位が、弾性体で構成される。
ケット部は、収容物が不用意に脱離しないように、ポケット部を構成するシートの端部をポケット部の奥方向に折り返した折り返し部をポケット部の取り出し口に備え、折り返し部の両端が、ポケット部を構成するシートと連結する態様が好ましい。また、ポケット部は、収容物を横方向から出し入れしやすいように、取り出し口を横方向に備える態様が好適である。
ポケット部を構成するシートのうち、アンダーシャツを着用したときにアンダーシャツの内側方向に配置するシートがメッシュ地の布地を備える態様が好ましい。一方、ポケット部を構成するシートのうち、アンダーシャツを着用したときにアンダーシャツの外側方向に配置するシートが断熱シートを備える態様が好適である。また、背中と腹と腰のうち少なくとも1の部位に、さらにポケット部を備えるアンダーシャツが好ましく、アンダーシャツ本体部は、前開き構造とすることができる。
本発明のアンダーシャツは、ポケット部を構成するシートのうち、アンダーシャツ本体部の布地に隣接するシートの上部が、アンダーシャツ本体部の布地と連結し、ポケット部の下部の中央部がアンダーシャツ本体部の布地と連結する。このため、ポケット部の下部の両側部分及びポケット部の中央部が、アンダーシャツ本体部の布地から遊離している。したがって、保冷材又は保温材をポケット部に収容しやすく、取り出しが容易である。
また、保冷材又は保温材を収容しても、着用者の上腕及び上体の様々な運動を阻害することがなく、スムーズな動きが可能である。さらに、保冷材又は保温材を収容した後、収容物の収まりが良いため、収容物がずれにくく、不用意に脱離することがない。また、本発明のアンダーシャツは、保冷又は保温効果が優れ、取り出し口に面ファスナー等を使用していないため、安全性が高い。
本発明のアンダーシャツの態様を示す模式図である。 本発明のアンダーシャツ本体部に取り付けるポケット部の態様を表す平面図である。 本発明のアンダーシャツに配置するポケット部の構成を示す模式図である。 本発明のアンダーシャツに配置するポケット部の構成を示す模式図である。 従来のアンダーシャツの着用時の態様を示す説明図である。 本発明のアンダーシャツを構成するポケット部の斜視図である。 本発明のアンダーシャツを構成するポケット部の断面図である。
図1は、本発明のアンダーシャツの態様を示す模式図である。このアンダーシャツは、図1に示すように、アンダーシャツ本体部1と、ポケット部2a,2bとを備える。ポケット部2aは、アンダーシャツ本体部1に取り付ける前の状態を示し、ポケット部2bは、アンダーシャツ本体部1に取り付けた後の状態を示す。図1に示す例では、ポケット部2bは、アンダーシャツ本体部1に縫着され、ポケット部2b上の点線は縫い目を表す。図1に示すように、本発明のアンダーシャツを構成するポケット部2bは、アンダーシャツ本体部1の脇の下の部位に配置する。
アンダーシャツ本体部の脇の下の部位に配置するポケット部には、保温材又は保冷材を収容することができる。脇の下は、人の体の各部位の中でも、表皮から比較的浅い位置に太い腋窩動脈と太い腋窩静脈と腋窩リンパ節がある。このため、保温材により体を温める場合においても、また保冷材により体を冷やす場合においても、保温材又は保冷材を脇の下の部位に配置することにより、保温又は保冷効果を高めることができる。保温材とはカイロ等であり、保冷剤とは氷嚢、アイスパックや保冷シート等である。保冷シートとしては、たとえば水に浸した後、適度に水を切って使用するものを利用することができる。保温材及び保冷材は、脇の下に配置する程度の大きさのものが好ましい。
本明細書において、アンダーシャツとは、上半身に着用する肌着又は下着(インナー)を指す。アンダーシャツには、アウターの内側に着用し、肌に密着するものが多く、長袖、半袖、袖なし等、また丸首型、Vネック型等の各タイプが含まれる。アンダーシャツを構成する布地又はシートは、木綿、羊毛、絹等の天然繊維、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン等の合成繊維、または天然繊維と合成繊維との混紡からなるものを使用することができる。アンダーシャツには、種々の色のものが含まれ、着用者の性別、年齢、体形を問わない。ポケット部を構成するシートは、後述するとおり、メッシュシートを好ましく使用することができるほか、断熱シートを備える態様も好適である。
図1に示すように、ポケット部2aは、アンダーシャツ本体部1の布地11に隣接するシート21と、このシート21に隣接するシート22とを連結した袋状体である。図1に示す例では、ポケット部2aは、1枚のシートを折り曲げて形成しているが、シート21とシート22を別個のシートとし、これらを連結することにより形成することもできる。また、図1では、ポケット部をアンダーシャツ本体部の外側に配置する態様を例示するが、本発明のアンダーシャツには、ポケット部をアンダーシャツ本体部の内側に配置する態様が含まれる。ポケット部をアンダーシャツ本体部の内側に配置するときは、アンダーシャツ本体部を裏返しにした後、図1を用いて説明した上記の方法と同様の方法で形成することができる。
図2は、本発明のアンダーシャツ本体部に取り付けるポケット部の態様を表す平面図である。図2に示すように、ポケット部2は、取り出し口23が上方向に配置し、収容領域22aが平面視矩形状である。本明細書における矩形状には、長方形状又は正方形状が含まれる。保温材及び保冷剤の一般的な平面形状は、矩形状であるため、ポケット部の収容領域を矩形状とすることにより、保温材又は保冷材をポケット部に収容しやすくなる。また、収容後、収容物の収まりが良いため、着用者の上腕及び上体の動きがあっても、収容物のずれが少なく、不用意に収容物が脱離しにくくなる。本明細書において、連結は、一般に縫着により行うことができるが、アンダーシャツ本体部の布地と、ポケット部を構成するシートがポリエステル等の合成繊維からなるときは、熱圧着によっても連結が可能であり、接着剤等による連結も可能である。
図1と図2に示すように、ポケット部2aのアンダーシャツ本体部1への取り付けは、ポケット部を構成するシートのうち、アンダーシャツ本体部1の布地11に隣接するシート21の上部21aを、アンダーシャツ本体部1の布地11と連結する。さらに、ポケット部の下部の中央部22bを、アンダーシャツ本体部1の布地11と連結することにより行う。したがって、ポケット部2の下部の両側部分22c,22dと、ポケット部2の中央部とが、アンダーシャツ本体部1の布地11から遊離している。
上腕及び上体の様々な運動に際し、アンダーシャツの脇の下の部位は、前後方向と上下方向等に大きく伸長と収縮を繰り返す。また、アンダーシャツの上にアウターを着用すると、種々の運動に際し、アンダーシャツとアウターとが脇の下の部位で大きく摺動する。また、ポケット部に矩形状の保温材又は保冷材を収容すると、保温材等とポケット部とが矩形状に一体化する。本発明のアンダーシャツでは、脇の下の部位に配置するポケット部の上部と、ポケット部の下部の中央部とで、アンダーシャツ本体部と連結し、ポケット部の下部の両側とポケット部の中央部がアンダーシャツ本体部から遊離する。
したがって、上腕及び上体の運動に際して、ポケット部の下部の両側と、ポケット部の中央部がアンダーシャツ本体部上を自在に移動可能であるため、ポケット部全体をアンダーシャツ本体に固定する態様と比較して、ポケット部が上腕及び上体のスムーズな運動を阻害しない。また、アウターを着用しているときも、ポケット部の下部の両側と、ポケット部の中央部がアンダーシャツ本体部上を自由に移動できるため、アウターとアンダーシャツとのスムーズな摺動を確保することができる。
さらに、本発明のアンダーシャツにおいては、ポケット部の下部の中央部とアンダーシャツ本体部の布地との連結部位をゴム紐等の弾性体で構成することができる。かかる態様では、ポケット部の下部の両側とポケット部の中央部とがアンダーシャツ本体部上を自由に移動し、さらにポケット部の下部の中央部がアンダーシャツ本体部上を容易に移動する。このため、上腕及び上体の運動がよりスムーズとなり、アウターの着用時にも、アウターとアンダーシャツとの摺動がより一層スムーズになる。
また、ポケット部の上部だけでアンダーシャツ本体部と連結し、ポケット部の下部の全部がアンダーシャツ本体部から遊離する態様と比較して、本発明のアンダーシャツでは、ポケット部の下部の中央部がアンダーシャツ本体と連結しているため、ポケット部の下部が捲れたり、裏表が逆になったりしない。したがって、本発明のアンダーシャツは、保温材又は保冷剤の収容と取り外しが容易である。
図3は、本発明のアンダーシャツに配置するポケット部2の構成を示す模式図であり、図3(a)はポケット部2の形成方法を示し、図3(b)はシート21とシート22とを連結するときの態様を示す。図3の例では、ポケット部2が2枚のシートから形成されているが、シート21の端部21bとシート22の端部22eとが連結する1枚のシートを用いても同様に形成することができる。図3に示す例では、ポケット部2の上方向に取り出し口23が配置する。図3に示す例では、ポケット部2を構成するシート22の端部をポケット部の奥方向に折り返した折り返し部24を、ポケット部の取り出し口23に備える。折り返し部24の両端は、ポケット部を構成するシート21,22と連結する。
図3に示すようなポケット部2を備えるアンダーシャツに保温材又は保冷材を入れた後、折り返し部24の内側に保温材等を収容すると、収容した保温材等が不用意に脱離しない点で好ましい。ポケット部2を構成するシート21に折り返し部を設ける態様においても同様の効果が得られる。ポケット部の取り出し口に面ファスナーを設けることによっても、収容物の不用意な脱離を防止することができる。しかし、アンダーシャツは人の肌に直接、着用するものであるため、面ファスナーを設けると、着用者の肌を傷付けやすくなる。本発明のアンダーシャツは、折り返し部を形成することにより、収容物の脱離を防止する点で安全性が高い。
図4は、本発明のアンダーシャツに配置するポケット部2の構成を示す模式図であり、図4(a)はポケット部2の形成方法を示し、図4(b)はシート21とシート22とを連結するときの態様を示す。図4に示す例では、ポケット部2が2枚のシートから形成されているが、シート21の端部21bとシート22の端部22eとが連結する1枚のシートを用いても同様に形成することができる。図4に示す例では、ポケット部2を構成するシート22の端部をポケット部の奥方向に折り返した折り返し部24を、ポケット部2の取り出し口23に備える。折り返し部24の両端は、ポケット部を構成するシート21,22と連結している。図2〜図4におけるシート22上の点線は、縫着によりシート22を連結する場合に、縫い目線を入れる部位を表す。
図4に示す例では、ポケット部2の横方向に取り出し口23が配置する。かかる態様は、ポケット部の上方向に取り出し口を備える態様と比べて、収容物を出し入れしやすい点で好ましい。ポケット部の横方向に取り出し口を備える態様においては、図4に示すように、ポケット部2の取り出し口23に折り返し部24を備える態様が好ましい。ポケット部に保温材等を入れた後、折り返し部の内側に保温材を収容することにより、収容した保温材等の不用意な脱離を防止することができる。
ポケット部を構成するシートのうち、アンダーシャツを着用したときに、アンダーシャツの内部側に配置するシートがメッシュ地の布地を備える態様が好ましい。ポケット部を構成するシートがメッシュ地の布地を備える態様には、ポケット部を構成するシートの一定領域がメッシュ地の布地からなる態様が含まれる。また、ポケット部がメッシュ地の布地を備える場合、アンダーシャツの内側にポケット部が配置する内ポケット構造であると、効果的である。
図6は、本発明のアンダーシャツを構成するポケット部の斜視図である。図6に例示する態様は、内ポケット構造であり、ポケット部を構成するシート21,22のうち、アンダーシャツを着用したときに、アンダーシャツの内側方向(図中、矢印の示す方向)に配置するシート22の一定領域がメッシュ地の布地22fを備える。かかる態様は、夏場、ポケット部に保冷材を収容するとき、保冷材の表面に発生した露が、メッシュ地を構成する網目の中に浸透し、保持され、上腕等の動きに合わせて、網目から冷気が放散する。このため、冷感と涼感を効果的に得ることができる。また、アンダーシャツの内側方向に配置するシートがメッシュ地であるときは、通気性に優れ、脇の下の部位に発生した汗を直ぐに吸収するため、汗をかくいてもべたつかず、爽快感を得ることができる。
ポケット部を構成するシートのうち、アンダーシャツを着用したときにアンダーシャツの外部側に配置するシートが断熱シートを備える態様が好ましい。ポケット部を構成するシートが断熱シートを備える態様には、シートの一定の領域が断熱シートである態様、シートに断熱シートを積層する態様と、シートが断熱シートを内蔵する態様が含まれる。図7は、本発明のアンダーシャツを構成するポケット部の断面図である。図7に示す例は、内ポケット構造であり、ポケット部2に保温材26を収容している。図7に示す例では、ポケット部を構成するシート21,22のうち、アンダーシャツを着用したときに、アンダーシャツの外側方向(図中、矢印の示す方向)に配置するシート21に断熱シート25を積層している。
かかる態様は、ポケット部に保温材や保冷材を収容したとき、断熱シートにより、保温材の熱や保冷剤の冷気が外部に放散するのを防ぐため、保温又は保冷の効果を持続することができる。断熱シートとしては、熱不良導体である空気を内部に保持するシートが好ましく、たとえば、ループパイル地、ボア地のシート、メッシュシートを複数枚重ねたもの、グラスウールを内部に保持するシート等を好ましく使用することができる。
本発明のアンダーシャツは、脇の下の部位に所定のポケット部を備えるが、背中と腹と腰のうち少なくとも1の部位に、さらにポケット部を備える態様とすることができる。かかる態様のアンダーシャツでは、必ずしもすべてのポケット部に保温材又は保冷材を収容する必要はなく、外気温、着用するアウターの種類、その日の体調等に応じてポケット部を選択し、必要な部位に保温材等を収容することにより快適に過ごすことができる。また、ポケット部の形態も一般的なものを使用することができる。
アンダーシャツ本体部が、前開き構造を有する態様であるときは、体を起こした状態で頭を通して上からかぶらなくてもアンダーシャツを着用することができ、横になった状態で保温材等を容易に取り替えることができる点で好ましい。したがって、かかる態様は、乳幼児、老人、横になった状態で動けない病人等のための保温又は保冷用のアンダーシャツとして有用である。前開き部分には、適宜、ボタン等の留め具を設けることができる。
着用した人の上腕及び上体の自由な動きを阻害することなく、保温又は保冷効果が優れたアンダーシャツを提供できる。
1 アンダーシャツ本体部
2,2a,2b ポケット部
11 布地
21,22 シート
21a シートの上部
22a 収容領域
22b ポケット部の下部の中央部
22c,22d ポケット部の下部の両側部分
22f メッシュ地の布地
23 取り出し口
24 折り返し部
25 断熱シート
26 保温材

Claims (7)

  1. アンダーシャツ本体部と、ポケット部とを備えるアンダーシャツであって、
    前記ポケット部は、
    前記アンダーシャツ本体部の脇の下の部位に配置し、
    アンダーシャツ本体部の布地に隣接するシートと、該シートに隣接するシートとを連結した袋状体であり、該袋状体内の収容領域が、平面視矩形状であり、
    ポケット部を構成するシートのうち、アンダーシャツ本体部の布地に隣接するシートの上部が、アンダーシャツ本体部の布地と連結し、
    ポケット部の下部の中央部がアンダーシャツ本体部の布地と連結するため、ポケット部の下部の両側部分と、ポケット部の中央部とがアンダーシャツ本体部の布地から遊離し、
    前記ポケット部の下部の中央部と、前記アンダーシャツ本体部の布地との連結部位が、弾性体で構成される
    アンダーシャツ。
  2. 前記ポケット部は、収容物が不用意に脱離しないように、ポケット部を構成するシートの端部をポケット部の奥方向に折り返した折り返し部をポケット部の取り出し口に備え、
    前記折り返し部の両端が、前記ポケット部を構成するシートと連結する請求項1に記載のアンダーシャツ。
  3. 前記ポケット部は、収容物を横方向から出し入れしやすいように、取り出し口を横方向に備える請求項1又は2に記載のアンダーシャツ。
  4. 前記ポケット部を構成するシートのうち、アンダーシャツを着用したときにアンダーシャツの内側方向に配置するシートがメッシュ地の布地を備える請求項1〜のいずれかに記載のアンダーシャツ。
  5. 前記ポケット部を構成するシートのうち、アンダーシャツを着用したときにアンダーシャツの外側方向に配置するシートが断熱シートを備える請求項1〜のいずれかに記載のアンダーシャツ。
  6. 背中と腹と腰のうち少なくとも1の部位に、さらにポケット部を備える請求項1〜のいずれかに記載のアンダーシャツ。
  7. 前記アンダーシャツ本体部は、前開き構造を有する請求項1〜のいずれかに記載のアンダーシャツ。
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