JP5283938B2 - ディジタル保護継電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、送電線等の電力系統を保護するディジタル保護継電装置に関する。
保護継電装置は、母線、変圧器、送電線、その他の電力系統設備に発生した事故を検出すると、当該事故設備を健全な電力系統から切り離すことによって、電力系統の安定運用を維持する目的のために設置されている。
電力系統設備が重要な系統である場合、保護継電装置としては、保護性能に優れた電流差動保護継電装置を適用することが多い。
電流差動保護継電装置は、保護対象設備の両端に流れる電流を導入して差動演算を行い内外部の事故判定を行う方式であるため、送電線保護用に適用した場合、送電線の両端子で同期を取って取得した電流瞬時値データを伝送し合い、自端電流の瞬時値データと伝送されてきた相手端電流の瞬時値データとを導入して差動演算し動作判定する。送電線用電流差動保護継電装置がディジタル形である場合には、電流瞬時値データの伝送方式としては、PCM(Pulse Code Modulation)伝送方式を採用している(例えば、非特許文献1参照)。
このPCM伝送方式は、電流の瞬時値データを保護継電装置内部の信号に基づくサンプリング周波数でサンプリングし、ディジタル信号に変換した後に符号化して伝送する方式である。
従来のPCM伝送方式におけるサンプリング周波数は、系統電流を電気角30°の間隔でサンプリングするようにしているため、50Hz系の場合には600Hz、60Hz系の場合には720Hzにそれぞれ設定されている。
また、電流差動保護継電装置では、各端子でのデータのサンプリング時刻を同期化する手段として、対向する装置間のサンプリングタイミングの時間差を計測し補正する手段としているため、伝送側に一定の条件が必要となり、また、伝送速度としては54kビット/秒として規定され、1サンプリングあたりに送信可能なデータ数としては、50Hzで90ビット、60Hz系で75ビットと規定されている。
図11に50Hz系統に使用されている従来のPCM伝送方式における電流瞬時値データを伝送する伝送フォーマット例を示す。
図11は、電流三相分の1サンプリングのデータを90ビットで伝送する例を示したものである。図11中の“1”は固定ビットと呼ばれるもので、フレームの識別に使用される。
最近では、サンプリング周波数を電気角30°から3.75°に変更して、50Hz系の場合4800Hz、60Hz系の場合5760Hzでサンプリングするようになってきた。また、ディジタル信号に変換する際の分解能は、従来12ビットで実施されていたものが、16ビットで実施されるようになったが、伝送可能なデータ数には変わりがないため、16ビットのデータをわざわざ12ビットに変換して送信するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
「東芝レビュー」41巻11号、昭和61年11月、第942頁〜945頁 特開2000−152486号公報
このように、従来技術では保護継電装置側で高精度にサンプリングされディジタル変換されたデータも、サンプリング同期化手段による通信系の制約によって、複雑な処理を実施させて高性能な保護継電装置が構築できないという問題があった。
本発明は、従来技術の課題を解決するためになされたもので、系統電気量データの大容量伝送を可能とすることにより、高精度かつ高機能なディジタル保護継電装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1に係るディジタル保護継電装置の発明は、電力系統の対向する各端子にそれぞれ設けられ、各端子で取得された系統電気量をそれぞれ基本周波数のm(m>12)倍でサンプリングしたのち、n(n>12)ビットのディジタルデータに変換するアナログディジタル変換部と、
前記アナログディジタル変換部から出力されたn(n>12)ビットのディジタルデータをkサンプリングデータ(k≦m)に変換処理する第1のデータ処理部と、
前記第1のデータ処理部で変換されたデータを所定フォーマットの伝送データにして相手端子の保護継電装置に送信する送信手段と、
相手端子の前記送信手段から送信されてきた伝送データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたkサンプリングの伝送データをLサンプリングデータ(L≦k≦m)に変換処理する受信処理部と、
前記第1のデータ処理部で変換されたkサンプリングデータをLサンプリングデータ(L≦k≦m)に変換処理する第2のデータ処理部と、
前記受信処理部から出力されたデータおよび前記第2のデータ処理部から出力されたデータを用いて保護演算を行う演算処理部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、電力系統から取得した電気量を基本周波数のm(m>12)倍でサンプリングし、そのサンプリングされたデータをn(n>12)ビットのディジタルデータに変換し、かつ、mサンプリングデータをkサンプリングデータ(k≦m)に変換して伝送するようにしたので、系統電気量の大容量伝送が可能になり、その結果、高精度かつ高機能なディジタル保護継電装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、各図を通じて共通する部分には、同一符号を付けて重複する説明は省略する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1および2を参照して説明する。
(構成)
図1は、本実施形態によるディジタル保護継電装置用データ伝送装置のシステム構成図である。電力系統1は遮断器2および送電線3を介してA端子およびこれに対向する図示しないB端子間を連系されている。各端子(図1ではA端子)では、電圧変成器(以下、VTという)4および電流変成器(以下、CTという)5によって取得された系統電圧および系統電流(以下、系統電気量という)を、データ伝送装置TE内に入力し、まずアナログディジタル変換部(以下、A/D変換部という)6により所定のディジタルデータに変換したのち、データ処理部7によって必要な処理を施し、送信部8を介して図示しないB端子に設置されている相手側ディジタル保護継電装置に送信されるように構成されている。
ここで、データ伝送装置TEの構成要件のうち、A/D変換部6および送信部8は個別のハードウェアで構成され、一方、データ処理部7はディジタル保護継電装置に搭載されたマイクロプロセッサのハードウェアおよびソフトウェアを用いることによって所期の機能を実現している。
前記A/D変換部6自体は周知であるのでここでは内部の構成要素については特に図示はしないが、次の要素から構成されている。すなわち、入力した系統電気量を電子回路の処理に適した大きさに変換する入力変換器と、系統電気量に含まれている不要な周波数成分を除去するアナログフィルタと、アナログフィルタから出力された信号を一定時間おきにサンプリングし、アナログディジタル変換が終わるまでサンプル値をホールドするサンプルホールド手段と、サンプルホールド手段の出力を順次選択してアナログディジタル変換手段に入力するマルチプレクサ手段と、マルチプレクサ手段から出力された系統電気量の瞬時値データをディジタルデータに変換するアナログディジタル変換手段と、から構成されている。
なお、A/D変換部6内のサンプルホールド手段は、サンプリング信号発生器9から出力される所定周期のサンプリング信号によって、系統電気量をサンプリングし、一定時間ホールドして出力する。さらに、アナログディジタル変換手段はサンプルホールド出力をサンプリング周期と所定の関係を維持しながらアナログ/ディジタル変換する。
ところで、本実施形態の場合、前記サンプリング信号発生器9のサンプリング周波数は、電力系統の基本周波数f0のm倍(m・f0)に設定され、しかも倍率mは12以上(m>12)に設定されている。
倍率mを、例えば32(m=32)に設定した場合、基本周波数f0が50Hzの系では、サンプリング周波数(m・f0)は、m・f0=32・50=1600Hzとなり、基本周波数f0が60Hzの系では、サンプリング周波数(m・f0)は、m・f0=32・60=1920Hzとなる。倍率mをもっと上げてm=96に設定した場合は、基本周波数f0が50Hzの系では、サンプリング周波数(m・f0)は、96・50=4800Hz、基本周波数f0が60Hzの系では、m・f0=96・60=5760Hzになる。
このサンプリング周波数(m・f0)でサンプリングされた系統電気量の瞬時値データは、1電気量(サンプリング)あたりnビット(ただし、n>12)のディジタルデータに変換されて出力される。ここで、12とは従来採用されていたビット数である。
前記データ処理部7は、m・f0のサンプリング周波数、nビットでディジタル変換されたデータを、kサンプリング(k≦m)にデータ処理し、nビットのデータとして送信部8に送るように構成されている。
(作用)
次に本実施形態の作用について説明する。
図1において、電力系統1のA端子に設置されたVT4およびCT5により取得された系統電気量は、データ伝送装置TE内に入力され、A/D変換部6内の図示しないサンプリングホールド手段によって、基本周波数f0に対してm倍されたサンプリング周波数(m・f0)でサンプリングされる。
このサンプリング周波数(m・f0)でサンプリングされたデータは、A/D変換部6内のアナログディジタル変換手段によって、1電気量(サンプリング)あたりnビット(n>12)のディジタルデータに変換されて出力される。
データ処理部7では、サンプリング周波数(m・f0)でサンプリングされ、nビットでディジタル変換されたデータを、kサンプリング(k≦m)にデータ処理し、nビットのデータとして送信部8を介して図示しないB端子に設置されている相手側ディジタル保護継電装置に伝送する。
図2は、電流および電圧の三相分のディジタルデータの伝送フォーマット例を示すもので、ここではnビットを16ビットとした場合のデータフォーマットである。
従来は、電気角30°の1サンプリングデータを12ビットで伝送していたが、本実施形態の場合、図2で示すように16ビットで伝送するので、相手側の受信装置では、波形再生が12ビットの場合よりも正確になり、さらに、電気角を30°よりも小さい例えば10°(この場合のサンプリング周波数は1800Hzで従来の3倍)とか、3.75°
(この場合のサンプリング周波数は4800Hzで従来の8倍)とすることで、より高精度な波形再生が可能となる。
(効果)
以上述べたように、本発明によれば、電力系統から取得した系統電気量を基本周波数のm(m>12)倍でサンプリングし、そのサンプリングされたデータをn(n>12)ビットのディジタルデータに変換し、そのmサンプリングデータをkサンプリングデータ(k≦m)に変換して伝送するようにしたので、相手側の受信装置でより正確な波形再生が可能となるので、高精度なディジタル保護継電装置用のデータ伝送装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図3および4を参照して説明する。
(構成)
本実施形態は、第1の実施形態によるディジタル信号伝送装置を適用した送電線保護用の電流差動形のディジタル保護継電装置に関するものである。
なお、本実施形態は、送電線保護継電装置を例にして説明するが、これ以外にも母線保護継電装置とか、広域に分散している電気所からの電流瞬時値データを収集して系統周波数を監視し、発電機を制御して電力系統の安定化を図るようにした系統安定化装置にも適用できるものである。
以下、図3を参照して送電線保護用のディジタル保護継電装置の構成を説明する。
電力系統1は遮断器2および送電線3を介して対向するA端子および図示しないB端子間を連系している。A端子では、VT4およびCT5によって取得された系統電気量をディジタル保護継電装置RyA内に入力し、A/D変換部6内の入力変換器、アナログフィルタを通過した系統電気量をサンプルホールド手段によって、基本周波数のf0に対してm倍されたサンプリング周波数(m・f0)でサンプリングし、アナログディジタル変換手段によって1電気量(サンプリング)あたりnビット(n>12)のディジタルデータに変換して出力する。
そして、データ処理部7では、入力された(m・f0)のサンプリング周波数、nビットのディジタルデータを、データ処理してkサンプリング(k≦m)nビットのデータに変換して出力する。そして送信部8はkサンプリング(k≦m)nビットのデータを相手装置に伝送する。
ここまでの構成は、第1の実施形態のデータ伝送装置TEと同じであるが、本実施形態は、以上の構成に加えて、図示しない相手側に設置されたディジタル保護継電装置から伝送されてきた1電気量あたりnビットのkサンプリング(k≦m)データを受信する受信部10と、この受信データをLサンプリングデータ(L≦k≦m)nビット/1電気量に変換処理して出力する受信処理部11と、自端のデータ処理部7で作成したkサンプリングのデータをLサンプリングのデータに変換処理して出力するデータ処理部12と、この受信処理部11から出力されたLサンプリングの受信データおよびデータ処理部12から出力された自端の瞬時値データを導入して差動演算を行い、演算結果が所定値以上の場合トリップ指令を出力する演算処理部13と、この演算処理部13のトリップ指令を自端遮断器2の引き外し回路に送る出力部14とを設けることにより、電流差動形のディジタル保護継電装置RyAを実現している。
ここで、ディジタル保護継電装置RyAの構成要素のうち、A/D変換部6、送信部8、受信部10および出力部14は専用のハードウェアで構成され、データ処理部7、受信処理部11、データ処理部12および演算処理部13はマイクロプロセッサのハードウェアおよびソフトウェアを用いることによって機能を実現している。
なお、ディジタル保護継電装置RyAと、これに対向する図示しないディジタル保護継電装置とは、系統電気量をサンプリングする際に両端子での時刻の同期化が必要であるが、これについてはGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)による時刻同期方式や、SNTP(Simple Network Time Protocol)などによる高精度の時刻同期方式が既に実用化されており、本実施形態においてもこれらの技術を採用することができる。
前述したデータ処理部7、受信処理部11および第2のデータ処理部12では、mサンプリングデータからkサンプリングデータ、さらにLサンプリングのデータに変換する方法の一例として、例えば図4に示すような定周期のmサンプリングデータより間引く形態が考えられる。図4において、(a)はmが32である場合のサンプリングデータ、(b)はkが16である場合のサンプリングデータ、そして(c)はLが12である場合のサンプリングデータとした場合の間引く様子を示す。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
図3において、電力系統1からVT4およびCT5により取得された系統電気量は、A/D変換部6内のサンプルホールド手段によって、基本周波数f0に対してm倍されたサンプリング周波数(m・f0、ただしm>12)でサンプリングされる。
このサンプリング周波数(m・f0)でサンプリングされたデータは、A/D変換部6内のアナログディジタル変換手段によって、1電気量(サンプリング)あたりnビット(n>12)のディジタルデータに変換されて出力される。
データ処理部7では、(m・f0)のサンプリング周波数、nビットでディジタル変換されたデータを、kサンプリング(k≦m)にデータ処理し、nビットのデータとして送信部8を介して伝送する。
データ処理部12では、データ処理部7で作成したkサンプリング(k≦m)データを保護演算に都合の良いL(L≦k)サンプリングのデータに変換して、演算手段13に出力する。
一方、受信部10は、相手装置から伝送されてきた信号、すなわちkサンプリング(k≦m)データを受信して受信処理部11に送る。受信処理部11は、kサンプリング(k≦m)データをL(L≦k)サンプリングのデータに変換して演算処理部13に出力する。
演算処理部13は、受信処理部11から出力された相手端系統電気量の瞬時値データのL(L≦k)サンプリングのデータと、データ処理部12から出力された自端系統電気量の瞬時値データをL(L≦k)サンプリングして得られたディジタルデータとを導入して差動演算を行い演算結果が所定値以上の場合、出力部14を介して遮断器2にトリップ指令を出力する。
図5は、分岐負荷のある送電線電流差動保護方式を示す図であり、図5(a)は電力系統構成図、図5(b)は、励磁突入電流の波形図、図6は、演算処理部13の機能ブロック図である。
送電線3の中間に分岐負荷である変圧器TRが接続され、両端子(A端子、B端子)にそれぞれ送電線保護用のディジタル保護継電装置RyA、RyBを設置している。ディジタル保護継電装置RyAおよびRyBは、A端、B端の電流をそれぞれ使用して送電線3に事故があるかどうかを判定している。この判定方法の例を以下に示す。
両端子の電流をそれぞれIA、IBとすると
Id=IA+IB
Ir=|IA|+|IB|
として、 Id−kIr>ko が成立すれば動作する。
ここで、k,koは定数である。IA、IBはそれぞれmサンプリング、nビットでディジタルデータに変換されたデータを送受信して得られるものである。分岐負荷TRの電流は常時差電流として表れ、電流差動リレーの感度のkoはこの値を考慮して決められている。
今、図5(a)において、電源端A端子の至近端で三線短絡事故が発生し、A端子の保護リレーによって事故が除去されたとすると、A端子の電圧が零から定格に戻る。このとき図5(b)のように送電線3の分岐負荷である変圧器TRに励磁突入電流が流れ、送電線3の保護を行うディジタル保護継電装置RyA、RyBの差動演算に差電流が生じ、ディジタル保護継電装置RyA、RyBが不正動作し、両端子を誤遮断する恐れがある。
図6はこのようなときに、ディジタル保護継電装置RyA、RyBをロックするため、基本波の差電流を検出する基本波算出手段(If0)13−1の他に変圧器の励磁突入電流に含まれる2倍調波を検出する2倍調波算出手段(If2)13−2と、基本波に対する2倍調波の含有率(λ=If2/If0)を求める比率判定手段13−3を設け、基本波に対する2倍調波の含有率が例えば、0.15(15%)以上の場合、ディジタル保護継電装置RyA、RyBの動作出力をロックするようにした保護演算方式の例である。
変圧器TRの励磁突入電流をディジタル保護継電装置RyA、RyBで検知するには、従来の基本波の12倍のサンプリングデータでは正確に知ることは困難であり、24倍以上のデータであることが望まれる。したがって、自端で作成したkサンプリング(k≧24)のデータあるいは対向端子から受信したkサンプリング(k≧24)のデータから、24倍のデータを作成して、図6に示すように2倍調波の含有率λを求め、それが15%以上であることを検出した場合はディジタル保護継電装置RyA、RyBの出力をロックするような処理を行えば、分岐負荷の変圧器TRに励磁突入電流が流れて不正動作しないディジタル保護継電装置を得ることができる。
また、送電線3の外部事故時に過大な電流が流れてCT飽和が生じた場合でも本実施形態のディジタル保護継電装置RyA、RyBは正常に対応できるものである。
図7は、外部事故時に取得した端子電流および差動電流を示す図である。
B端子側の外部事故において、B端子のCT5が飽和した場合、B端子側のディジタル保護継電装置RyBにCT5を介して得られる電気量は、図7のIBのような波形となる。
この時のA、B両端の差動電流(IA−IB)は、図7のIdのようになり、必ず“無飽和期間”(無変化)となる部分があり、この無変化部分を検出して差動演算をロックする手法がある。
この方式は、母線保護装置に代表されるような伝送系の制約を受けることがない保護継電装置においては、高精度のサンプリング周波数とnビットでのディジタルデータ変換によって、Idの波形が正確に再生でき、高感度かつ高品質に確実にロックが可能となる手段である。
電流差動形のディジタル保護継電装置においては、伝送系の制約から伝送ビット数に制限があり、上記のような波形再生が高精度化できなかったが、本発明によって容易に実現が可能となる。
(効果)
本発明によれば、取得した電気量を基本周波数のm(m>12)倍でサンプリングし、そのサンプリングされたデータをn(n>12)ビットのディジタルデータに変換し、そのmサンプリングデータをkサンプリングデータ(k≦m)に変換して伝送することで、受信した装置側でより正確な波形再生が可能となり、このデータを使用して保護演算に必要なサンプリングデータを得ることで、これまで実現されていない変圧器の励磁突入電流対策や、外部事故時のCT飽和による誤動作対策ができ、高品質のディジタル保護継電装置を提供することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について図8を参照して説明する。
(構成)
本実施形態は、第2の実施形態で説明したディジタル保護継電装置RyAのデータ処理部7を、データの平均化処理を行う平均化処理部7−1によって実現するようにしたことを特徴とするものであり、その他の構成は第2の実施形態のディジタル保護継電装置RyAと変わるところはないので図示を省略する。
本実施形態によるデータ処理部7Aは、前述した図4(a)のサンプリングデータから(b)のサンプリングデータに変換する方法を平均化処理部7−1で実現するようにしたものである。平均化処理部7−1は入力されたmサンプリングデータ、nビット/データを平均化処理することによってkサンプリング(k≦m)にデータ、nビット/データに変換して出力する。
本実施形態においても、図示しない電力系統1からVT4およびCT5により取得した電気量を、A/D変換部6で基本周波数のm(m>12)倍でサンプリングし、そのサンプリングされたデータをn(n>12)ビットのディジタルデータに変換する。
そして、データ処理部7Aにおいて、入力したmサンプリングデータを平均化処理手段7−1により平均化処理を行うことによってkサンプリングデータ(k≦m)に変換して出力し、送信部8を介して相手装置に伝送するとともに、相手端から受信した瞬時値データと自端で作成した瞬時値データとにより差動演算を行う。
(作用)
次に本実施形態の作用について説明する。
なお、データ処理部7A以外は、図3に示す構成と同じなので簡単に触れ、データ処理部7Aを中心に説明する。
本実施形態の平均化処理部7Aでは、過去Nサンプリングのデータの加算平均を取ることにより、N個のデータに重畳しているホワイトノイズを実効的に圧縮することができる。
平均化処理の例を、以下に示す。本処理は8個のデータを平均化処理している例である。
Figure 0005283938
(効果)
本実施形態によれば、電力系統1からVT4およびCT5により取得した電気量をA/D変換部6で基本周波数のm(m>12)倍でサンプリングし、そのサンプリングされたデータをn(n>12)ビットのディジタルデータに変換し、さらに、そのmサンプリングデータを、データ処理部7Aの平均化処理によってkサンプリングデータ(k≦m)に変換して伝送することにより、ホワイトノイズが除去され、受信した装置側でより正確な波形再生が可能となる。この平均化されたデータを使用して保護演算に必要なサンプリングデータを得ることで、これまで実現されていない変圧器の励磁突入電流対策や、外部事故時のCT飽和による誤動作対策ができ、高品質のディジタル保護継電装置を提供することができる。
(第4の実施形態)
次に本発明の第4の実施形態について図9を参照して説明する。
(構成)
本実施形態は、第2の実施形態で説明したディジタル保護継電装置RyAのデータ処理部7を、標本電気量の作成処理を行う標本電気量作成手段7−2によって実現するようにしたことを特徴とするものであり、その他の構成は第2の実施形態のディジタル保護継電装置RyAと変わるところはないので図示を省略する。
本実施形態によるデータ処理部7Bは、前述した図4の前述した図4(a)のサンプリングデータから(b)のサンプリングデータに変換する方法を標本電気量作成部7−2で実現するようにしたものである。標本電気量作成部7−2は入力されたmサンプリングデータ、nビット/データを標本化することによってkサンプリング(k≦m)にデータ、nビットのデータに変換して出力する。
本実施形態においても、図示しない電力系統1からVT4およびCT5により取得した電気量をA/D変換部6で基本周波数のm(m>12)倍でサンプリングし、そのサンプリングされたデータをn(n>12)ビットのディジタルデータに変換する。
そして、データ処理部7Bにおいて、入力したmサンプリングデータを標本電気量作成部7−2によって標本化してkサンプリングデータ(k≦m)に変換して出力し、送信部8を介して相手装置に伝送するとともに、相手端から受信した瞬時値データと自端で作成した瞬時値データとにより差動演算を行う。
(作用)
次に本実施形態の作用について説明する。
なお、データ処理部7B以外は、図3に示す手段と同じなので簡単に触れ、データ処理部7Bを中心に説明する。
本実施形態の標本電気量作成部7−2では、例えば、対称分電気量として、正相、逆相および零相、または、αβ0回路のα、β、零などにモード変換されたものである。
以下、標本電気量処理の例として、正相電気量の例を示す。
3I=Ia+αIb+αIc
3V=Va+αVb+αVc
:正相電流 V:正相電圧
(効果)
本実施形態によれば、電力系統1からVT4およびCT5により取得した電気量をA/D変換部6で基本周波数のm(m>12)倍でサンプリングし、そのサンプリングされたデータをn(n>12)ビットのディジタルデータに変換し、さらに、そのmサンプリングデータを、データ処理部7Bの標本電気量処理によってkサンプリングデータ(k≦m)に変換して伝送し、受信した装置側でより正確な波形再生が可能となり、このデータを使用して保護演算に必要なサンプリングデータを得ることで、安定度の判定に使用でき、高品質のディジタル保護継電装置を提供することができる。
(第5の実施形態)
次に本発明の第5の実施形態について図10を参照して説明する。
本実施形態は、第2の実施形態の図3中の受信処理部11に、第3の実施形態で説明した平均化処理手法を採用することを特徴とするものであり、その他の手段は第2の実施形態のディジタル保護継電装置RyAと変わるところはないので図示を省略する。
本実施形態による受信処理部11Aは、前述した図4(b)のサンプリングデータから(c)のサンプリングデータに変換する方法を平均化処理部11−1で実現するようにしたもので、受信処理部11Aは受信部10で受信した相手装置から伝送されてきた1電気量あたりnビットのkサンプリング(k≦m)データを、平均化処理部11−1によって平均化処理してLサンプリングデータ(L≦k≦m)nビット/1電気量に変換して出力する。
この平均化処理の手法は、第3の実施形態の図8のデータ処理部7Aに設けた平均化処理手段7−1と同様、過去Nサンプリングのデータの加算平均を取ることにより、N個のデータに重畳しているホワイトノイズを実効的に圧縮することができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、受信側で平均化処理を行うことにより、受信側でのホワイトノイズも含め除去できることで、第3の実施形態と組み合わせて採用することにより、さらに高品質なディジタル保護継電装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態におけるシステム構成図。 本発明の第1の実施形態〜第5の実施形態における伝送フォーマット例図。 本発明の第2の実施形態におけるシステム構成図。 本発明の第2の実施形態におけるデータ処理の一例を示す図。 励磁突入電流の発生例と波形例図。 励磁突入電流のブロック回路例図。 CT飽和の例図。 本発明の第3の実施形態におけるシステム構成図。 本発明の第4の実施形態におけるシステム構成図。 本発明の第5の実施形態におけるシステム構成図。 従来の電流差動保護継電装置の伝送フォーマット例図。
符号の説明
TE…データ伝送装置、RyA…ディジタル保護継電装置、1…電力系統、2…遮断器、3…送電線、4…電圧変成器(VT)、5…電流変成器(CT)、6…アナログディジタル変換部、7、7A、7B…データ処理部、7−1…平均化処理部、7−2…標本電気量作成部、8…送信部、9…サンプリング信号発信器、10…受信部、11、11A…受信処理部、11−1…平均化処理部、12…第2のデータ処理部、13…演算処理部、13−1…基本波算出部、13−2…2倍調波算出部、13−3…比較判定部、14…出力部。

Claims (4)

  1. 電力系統の対向する各端子にそれぞれ設けられ、各端子で取得された系統電気量をそれぞれ基本周波数のm(m>12)倍でサンプリングしたのち、n(n>12)ビットのディジタルデータに変換するアナログディジタル変換部と、
    前記アナログディジタル変換部から出力されたn(n>12)ビットのディジタルデータをkサンプリングデータ(k≦m)に変換処理する第1のデータ処理部と、
    前記第1のデータ処理部で変換されたデータを所定フォーマットの伝送データにして相手端子の保護継電装置に送信する送信手段と、
    相手端子の前記送信手段から送信されてきた伝送データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信されたkサンプリングの伝送データをLサンプリングデータ(L≦k≦m)に変換処理する受信処理部と、
    前記第1のデータ処理部で変換されたkサンプリングデータをLサンプリングデータ(L≦k≦m)に変換処理する第2のデータ処理部と、
    前記受信処理部から出力されたデータおよび前記第2のデータ処理部から出力されたデータを用いて保護演算を行う演算処理部と、を備えたことを特徴とするディジタル保護継電装置。
  2. データ処理部は、前記アナログディジタル変換部によってn(n>12)ビットのディジタルデータに変換されたデータを、平均化処理を行ってkサンプリングデータ(k≦m)に変換処理して伝送することを特徴とする請求項記載のディジタル保護継電装置。
  3. データ処理部は、前記アナログディジタル変換部によってn(n>12)ビットのディジタルデータに変換されたデータを、標本電気量に加工処理してkサンプリングデータ(k≦m)に変換処理して伝送することを特徴とする請求項記載のディジタル保護継電装置。
  4. 受信処理部は、前記受信手段が受信した伝送データを、平均化処理して、kサンプリングデータ(k≦m)に変換処理して前記演算処理部に出力することを特徴とする請求項記載のディジタル保護継電装置。
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