JP5281963B2 - スピーカ - Google Patents

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Description

本発明は、ドロンコーン方式のスピーカに関し、さらに詳しく言えば、スピーカユニットの駆動中においても、ドロンコーンのウエイト(質量)を連続的に可変し得るようにしたスピーカに関するものである。
スピーカは、一般的に共鳴箱としてのエンクロージャを備えているが、エンクロージャには、低音域の周波数応答を延伸することを目的とした位相反転型がある。その位相反転型の一つにドロンコーン(dron cone)方式がある(例えば、特許文献1参照)。なお、ドロンコーンはパッシブラジエータ(passive radiator)とも呼ばれている。
ドロンコーン方式の設計は、位相反転形に比べてより複雑であるため、最適設計の計算式はあまりない。そこで、共振周波数を変えるには、ドロンコーンに付加するウェイトを試行錯誤的に可変するようにしている。
すなわち、スピーカを駆動させていないときにウェイトを交換し、再度スピーカを駆動させて測定もしくは聴音で共振周波数を把握し、この繰り返しにより共振周波数を好ましい帯域に設定するようにしている。
しかしながら、これによると当然のこととして時間と手間がかかる。また、ウェイトは固体であることから、連続的に可変することができない。
特開平2−212397号公報
したがって、本発明の課題は、ドロンコーンに対するウェイト調整をスピーカを駆動させながら連続的に行えるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、密閉されたエンクロージャの前面に、スピーカユニットとドロンコーンとが配置されており、上記スピーカユニットの背面側からの音響出力が上記ドロンコーンの背面側に作用し、上記ドロンコーンが上記スピーカユニットと同位相的に振動するように設計されたスピーカにおいて、上記スピーカユニットの駆動中においても、上記ドロンコーンの上記音響出力に対する有効質量を連続的に可変し得る質量調整手段を備えており、上記質量調整手段が、上記ドロンコーンに一体的に設けられた液体収納部と、所定の液体が貯留されていて上記液体収納部とパイプ材を介して接続される液体貯留タンクと、上記液体貯留タンク内の液体を上記液体収納部に対して出し入れするポンプ手段とからなることを特徴としている。
本発明の好ましい態様によれば、上記ドロンコーンは平板状に形成された振動板からなり、上記液体収納部が上記振動板内で扁平状に形成される。
また、上記ポンプ手段として、ギアポンプが好ましく用いられる。
本発明によれば、ドロンコーンに一体的に設けられた液体収納部に対して、ポンプ手段により液体を出し入れすることにより、スピーカユニットを駆動しながら、ドロンコーンの付加質量の増減を連続的に行うことができる。
本発明の実施形態に係るスピーカの構成を模式的に示す断面図。
次に、図1を参照して、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るスピーカ1は、密閉されたエンクロージャ10を備えている。エンクロージャ10の前面(図1において左側)には、スピーカユニット11と、ドロンコーン12とが並置されている。
この実施形態において、ドロンコーン12は、駆動系を持たない振動板12aとして構成されている。本発明では、ドロンコーン12のウェイト(有効質量)を連続的に可変し得る質量調整手段20を備えている。
質量調整手段20は、ドロンコーン12に一体的に設けられた液体収納部21と、所定の液体Lが貯留されていて液体収納部21とパイプ材23を介して接続される液体貯留タンク22と、液体貯留タンク22内の液体Lを液体収納部21に対して出し入れするポンプ手段24とから構成されている。
液体収納部21は、例えばゴム製の袋体から形成され、好ましくは振動板12a内に扁平状として組み込まれるが、振動板12aの内面側に所定の取り付け具を介して固定されてもよい。
液体貯留タンク22は、エンクロージャ10の外側に配置される。液体Lには水等が用いられてよい。パイプ材23には、ゴムホース等の可撓性パイプが好ましく採用される。
また、ポンプ手段24は、ギアポンプ24aであることが好ましい。ギアポンプ24aによれば、その回転方向に応じて液体Lの流れ方向を変えることができるとともに、その回転数に応じて流量も連続的に調整することができる。
本発明によれば、ギアポンプ24aを例えば正回転させて、液体貯留タンク22内の液体Lを液体収納部21に供給することにより、ドロンコーン12に対する付加質量を連続的に増大させることができる。
これに対して、ギアポンプ24aを逆回転させて、液体収納部21内の液体Lを液体貯留タンク22内に戻すことにより、ドロンコーン12に対する付加質量を連続的に減じることができる。
したがって、スピーカユニット11を駆動しながら、ドロンコーン12に対する付加質量を連続的に増減させ、共振周波数を好ましい帯域に設定することができ、所望とする共振周波数に追い込んだ時点でギャポンプ24aを停止させればよい。
なお、上記実施形態と異なり、ドロンコーン12がスピーカユニットから駆動部を取り外した形態のコーン紙型である場合には、その駆動部に相当するコーン紙の底面部に液体収納部21を設ければよい。
1 スピーカ
10 エンクロージャ
11 スピーカユニット
12 ドロンコーン
12a 振動板
20 質量調整手段
21 液体収納部
22 液体貯留部
23 パイプ材
24 ポンプ手段
24a ギアポンプ

Claims (3)

  1. 密閉されたエンクロージャの前面に、スピーカユニットとドロンコーンとが配置されており、上記スピーカユニットの背面側からの音響出力が上記ドロンコーンの背面側に作用し、上記ドロンコーンが上記スピーカユニットと同位相的に振動するように設計されたスピーカにおいて、
    上記スピーカユニットの駆動中においても、上記ドロンコーンの上記音響出力に対する有効質量を連続的に可変し得る質量調整手段を備えており、
    上記質量調整手段が、上記ドロンコーンに一体的に設けられた液体収納部と、所定の液体が貯留されていて上記液体収納部とパイプ材を介して接続される液体貯留タンクと、上記液体貯留タンク内の液体を上記液体収納部に対して出し入れするポンプ手段とからなることを特徴とするスピーカ。
  2. 上記ドロンコーンは平板状に形成された振動板からなり、上記液体収納部が上記振動板内で扁平状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
  3. 上記ポンプ手段として、ギアポンプが用いられることを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ。
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