JP5279151B2 - 無線通信システム、無線通信方法、端末装置、及び、通信装置 - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法、端末装置、及び、通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、無線通信方法、端末装置、及び、通信装置に関する。
本願は、2009年5月25日に、日本に出願された特願2009−125408号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
第4世代の無線通信システムであるLTE−A(LTE−Advanced、IMT−Aなどとも称する)の標準化では、周波数的に連続した周波数帯域、もしくは、周波数的に不連続な複数の周波数帯域(20MHz〜100MHz)を同時に使用して、高速、且つ、大容量の通信を実現する技術が検討されている(非特許文献1)。
また、第3.9世代(LTE)の無線通信システムに対する互換性を維持するために、LTE−Aに準拠した基地局装置では、LTE−Aにて使用する複数の周波数帯域を、旧世代の無線通信システムの周波数帯域ごとのコンポーネントキャリア(例えば、20MHzなど)に分割し、旧世代の端末装置に対しては、コンポーネントキャリアのうちの1つを利用して通信し、LTE−Aの端末装置に対しては、複数の周波数帯域にわたるコンポーネントキャリアを複数同時に利用して通信することが検討されている。
例えば、5つの周波数帯域Band1〜Band5を有するLTE−Aの基地局装置において、各周波数帯を20MHzごとのコンポーネントキャリアに分割した場合、LTE−Aの基地局装置は、旧世代の端末装置とは、Band1〜Band5の中のコンポーネントキャリアのいずれか1つを使って通信し、LTE−Aの端末装置とは、Band1〜Band5全ての周波数帯域の複数のコンポーネントキャリアを利用して通信する。
しかし、LTE−Aの仕様で定められるような広い周波数帯域を利用して通信を行うための端末装置用のRF(Radio Frequency)フロントエンドの小型化、低消費電力化が困難であることなどから、端末装置は、使用する周波数帯域を制限し、制限した複数の周波数帯の中からコンポーネントキャリアの幾つかを同時に使用することにより、通信に使用する周波数帯域を広げて通信速度を向上させることが検討されている(非特許文献2、3)。
3GPP TR36.814 V0.4.1(2009-02), 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Further Advancements for E-UTRA Physical Layer Aspects (Release 9) 3GPP寄書,R1-084405,"Spectrum Aggregation Operations - UE Impact Considerations" 3GPP寄書,R1-083225,"LTE-A Spectrum Aggregation Scenarios and Impact of UE"
しかしながら、上述のように、複数の周波数帯域を使用する場合、端末装置が複数の周波数帯域を使用して基地局装置と通信をするためにどのような情報を端末装置から基地局装置に送信するかについて、まだ検討は行われていない。また、旧世代の端末装置では、基地局装置に通信可能な周波数帯域を示す情報を基地局装置に通知していたが、その情報のみでは、周波数帯域の効率的な割り当てを行うことができず、周波数帯域(無線リソース)の割り当てに無駄が生じてしまうという問題がある。例えば、基地局装置は、5つの周波数帯域Band1〜Band5を含むシステム周波数帯域を使用して通信ができ、端末装置は、周波数帯域Band1〜Band5を使用して通信可能であるが、ハードウエア資源の制約により同時に2つの周波数帯域しか利用できない場合、基地局装置が5つの周波数帯域Band1〜Band5全てからコンポーネントキャリアを割り当てると、3つの周波数帯域のコンポーネントキャリアは利用されず、無線リソースの割り当てに無駄が生じる。また、端末装置において、使用する周波数帯域の組み合わせに制限がある場合も、無線リソースの割り当てに無駄が生じる可能性がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、システム周波数帯域が複数の周波数帯域からなり、基地局装置が、周波数帯域の利用に制約を有する端末装置に対して効率的に周波数帯域を割り当てる無線通信システムを提供することにある。
(1)上記問題を解決するために、本発明は、複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの通信装置とを有する無線通信システムであって、前記端末装置は、前記複数の周波数帯域のうち使用できる周波数帯域及び同時に使用できる周波数帯域の数を示す周波数帯域情報が予め記憶されている機能情報記憶部と、前記機能情報記憶部に記憶されている前記周波数帯域情報を読み出し、読み出した前記周波数帯域情報を第1の無線通信部を介して前記通信装置に送信する端末制御部とを備え、前記通信装置は、前記端末装置から送信された前記周波数帯域情報に基づいて、前記複数の周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択する基地局制御部と、前記基地局制御部により選択された前記周波数帯域を使用して前記端末装置と通信する第2の無線通信部とを備えることを特徴とする無線通信システムである。
(2)また、本発明は、上記記載の発明において、前記周波数帯域情報は、前記複数の周波数帯域のうち、前記端末装置が同時に使用できる前記周波数帯域の組み合わせを示す情報を含むことを特徴とする。
(3)また、本発明は、上記記載の発明において、前記周波数帯域情報には、前記複数の周波数帯域に対して選択する優先順位が付されている情報が含まれることを特徴とする。
(4)また、本発明は、上記記載の発明において、前記端末装置は、前記第1の無線通信部の故障あるいは別の用途での使用により、選択された前記周波数帯域を使用して通信が行えなくなると、あるいは、前記通信装置との通信に使用している前記周波数帯域における通信品質が通信を維持できない程度までの低下を検出すると、前記機能情報記憶部に記憶されている前記周波数帯域情報から該周波数帯域を削除して更新する異常検出部を備え、前記第1の無線通信部は、前記異常検出部により更新された前記周波数帯域情報を前記通信装置に送信し、前記基地局制御部は、更新された前記周波数帯域情報に基づいて、前記複数の周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択し、前記第2の無線通信部は、前記基地局制御部が選択した前記周波数帯域を示す情報を前記端末装置に送信すると共に、選択した前記周波数帯域を使用して前記端末装置と通信することを特徴とする。
(5)また、本発明は、上記記載の発明において、前記機能情報記憶部は、異なる複数の前記周波数帯域情報を記憶し、前記端末制御部は、自端末装置が有するバッテリの残量に応じて、前記機能情報記憶部が記憶する前記異なる複数の周波数帯域情報より1つ周波数帯域情報を選択して前記第1の無線通信部を介して前記通信装置に送信することを特徴とする。
(6)また、本発明は、上記記載の発明において、前記機能情報記憶部は、アップリンクとダウンリンクとそれぞれに対応する前記周波数帯域情報を記憶し、前記基地局制御部は、前記機能情報記憶部に記憶されている周波数帯域情報に基づいて、アップリンクとダウンリンクとそれぞれに対して前記複数の周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択することを特徴とする。
(7)また、本発明は、複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの通信装置とを有する無線通信システムにおける通信方法であって、前記端末装置において、端末制御部が、機能情報記憶部に予め記憶されている前記複数の周波数帯域のうち使用できる周波数帯域及び同時に使用できる周波数帯域の数を示す周波数帯域情報を読み出し、読み出した前記周波数帯域情報を第1の無線通信部を介して前記通信装置に送信し、前記通信装置において、基地局制御部が、前記端末装置から送信された前記周波数帯域情報に基づいて、前記複数の周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択し、第2の無線通信部が、選択された前記周波数帯域を示す情報を前記端末装置に送信すると共に、選択された前記周波数帯域を使用して前記端末装置と通信することを特徴とする無線通信方法である。
(8)また、本発明は、複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの通信装置とを有する無線通信システムにおける端末装置であって、前記複数の周波数帯域のうち使用できる周波数帯域及び同時に使用できる周波数帯域の数を示す周波数帯域情報が予め記憶されている機能情報記憶部と、前記機能情報記憶部に記憶されている前記周波数帯域情報を読み出し、読み出した前記周波数帯域情報を無線通信部を介して前記通信装置に送信する端末制御部とを備えることを特徴とする端末装置である。
(9)また、本発明は、上記記載の発明において、前記周波数帯域情報は、前記複数の周波数帯域のうち、前記端末装置が同時に使用できる前記周波数帯域の組み合わせを示す情報を含むことを特徴とする。
10)また、本発明は、複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの通信装置とを有する無線通信システムにおける通信装置であって、前記端末装置から受信し、該端末装置が使用できる周波数帯域及び同時に使用できる周波数帯域の数を示す周波数帯域情報に基づいて、前記複数の周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択する基地局制御部と、前記基地局制御部により選択された前記周波数帯域を示す情報を前記端末装置に送信すると共に、選択された前記周波数帯域を使用して前記端末装置と通信する無線通信部とを備えることを特徴とする通信装置である。
(11)また、本発明は、複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの基地局装置とを有する無線通信システムであって、前記端末装置は、前記複数の周波数帯域のうち使用できる周波数帯域に関する情報と、同時に使用できる周波数帯域の数に関する情報とを含む周波数帯域情報を前記基地局装置に送信し、前記基地局装置は、前記端末装置から送信された前記周波数帯域情報に基づいて、前記複数の周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択することを特徴とする無線通信システムである。
(12)また、本発明は、上記発明において、前記周波数帯域情報は、前記複数の周波数帯域のうち、前記端末装置が同時に使用できる前記周波数帯域の組み合わせを示す情報を含むことを特徴とする。
(13)また、本発明は、上記記載の発明において、前記移動局装置は、少なくともアップリンクまたはダウンリンクに対応する前記周波数帯域情報を前記基地局装置に送信することを特徴とする。
(14)また、本発明は、複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの基地局装置とを有する無線通信システムにおける端末装置であって、前記複数の周波数帯域のうち使用できる周波数帯域に関する情報と、同時に使用できる周波数帯域の数に関する情報とを含む周波数帯域情報を前記基地局装置に送信することを特徴とする端末装置である。
(15)また、本発明は、上記記載の発明において、前記周波数帯域情報は、前記複数の周波数帯域のうち、前記端末装置が同時に使用できる前記周波数帯域の組み合わせを示す情報を含むことを特徴とする。
(16)また、本発明は、上記記載の発明において、少なくともアップリンクまたはダウンリンクに対応する前記周波数帯域情報を前記基地局装置に送信することを特徴とする。
(17)また、本発明は、複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの基地局装置とを有する無線通信システムにおける端末装置の無線通信方法であって、前記複数の周波数帯域のうち使用できる周波数帯域に関する情報と、同時に使用できる周波数帯域の数に関する情報とを含む周波数帯域情報を前記基地局装置に送信するステップを含むことを特徴とする無線通信方法である。
この発明によれば、システム周波数帯域を複数の周波数帯域に分割した場合、基地局装置が分割した周波数帯域の利用に制約を有する端末装置に対して、効率的に周波数帯域を割り当てることができる。
第1実施形態における無線通信システム100の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態において、端末装置10がシステム周波数帯域のうち使用できる周波数帯域の一例を示す図である。 同実施形態において基地局装置20が有する接続端末記憶部24に記憶されている情報の一例を示す図である。 同実施形態における無線通信システム100において、基地局装置20と端末装置10とが通信に使用する周波数帯域を設定する接続処理のシーケンス例を示す図である。 第2実施形態における端末装置10がシステム周波数帯域のうち使用できる周波数帯域の一例を示す図である。 同実施形態における図5に示す周波数帯域の使用を行う構成に対応した周波数帯域情報の一例を示す図である。 第3実施形態における端末装置10がシステム周波数帯域のうち使用できる周波数帯域の一例を示す図である。 第4実施形態における端末装置10がシステム周波数帯域のうち使用できる周波数帯域を示す図である。 同実施形態における優先順位が設定されている場合、同実施形態における端末装置10の機能情報記憶部13が記憶する情報の一例を示す図である。 第5実施形態における無線通信システム500の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における無線通信システム500において、基地局装置40と端末装置30とが通信に使用する周波数帯域を設定する接続処理のシーケンス例と、通信に使用する周波数帯域を変更する変更処理のシーケンス例とを示す図である。
以下、本発明の実施形態による無線通信システム、基地局装置(通信装置)、端末装置、及び、無線通信方法を図面を参照して説明する。また、以下、無線通信システムのシステム周波数帯域が5つの周波数帯域Band1〜Band5である場合を例にして説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態における無線通信システム100の構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、無線通信システム100は、少なくとも1つ以上の端末装置10−1、10−2、…、10−nと、基地局装置20とを具備する。ここで、端末装置10−1、10−2、…、10−nは、同じ構成を有し、以下、端末装置10−1、10−2、…、10−nのいずれか、あるいは、全てを代表して示すときは、端末装置10という。
端末装置10は、アンテナ11と、無線通信部12と、機能情報記憶部13と、端末制御部14と、通信帯域記憶部15とを備える。
端末装置10において、無線通信部12は、アンテナ11を介して、基地局装置20と通信を行う。機能情報記憶部13には、自端末装置10が使用可能な周波数帯域を示す周波数帯域情報が記憶されている。端末制御部14は、基地局装置20へ接続要求(attach要求)をする場合、機能情報記憶部13より周波数帯域情報を読み出して、読み出した周波数帯域情報及び自端末装置10を一意に識別する端末識別子を含む接続要求情報を無線通信部12に出力する。また、端末制御部14は、無線通信部12が基地局装置20から受信した接続要求の応答としての接続許可情報から、基地局装置20との通信に使用する周波数帯域を示す情報を読み出し、読み出した周波数帯域を示す情報を通信帯域記憶部15に書き込んで記憶させる。通信帯域記憶部15には、無線通信部12が基地局装置20と通信をする際に使用する周波数帯域が記憶されている。
ここで、接続要求情報には、周波数帯域情報が自端末装置10の通信能力を示す情報(UE Capability;端末能力情報)の一部として含まれると共に、自端末装置10を識別する端末識別子と、基地局装置20との接続を要求する情報と、当該通信の利用用途を示す情報を含む。また、利用用途を示す情報は、例えば、音声通信、ファイル転送、遅延制御が必要なデータ転送などを示す情報であり、要求する通信帯域幅及び通信品質を含めてもよい。
基地局装置20は、アンテナ21と、無線通信部22と、基地局制御部23と、接続端末記憶部24とを備える。基地局装置20において、無線通信部22は、アンテナ21を介して端末装置10と通信を行う。基地局制御部23は、無線通信部22が端末装置10から受信した接続要求情報の入力を受け、入力された接続要求情報に含まれる周波数帯域情報及び端末識別子を読み出す。
また、基地局制御部23は、読み出した周波数帯域情報に示される周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択し、入力された端末装置10の端末識別子と、選択した周波数帯域とを接続端末記憶部24に書き込んで記憶させると共に、接続要求情報に対する応答として接続許可情報を生成して無線通信部22に出力する。接続端末記憶部24には、自装置が接続している端末装置10の端末識別子、当該端末装置10と通信に使用している周波数帯域とを記憶している。ここで、接続許可情報には、接続を要求した端末装置10の端末識別子と、選択した周波数帯域を示す情報とが含まれる。また、基地局制御部23が選択した周波数帯域は、基地局装置20から端末装置10にデータを送信するダウンリンクと、端末装置10から基地局装置20にデータを送信するアップリンクとに用いられる。
ここで、機能情報記憶部13に記憶されている周波数帯域情報について説明する。
例えば、周波数帯域Band1〜Band5それぞれに対して、順に001、010、011、100、101の3ビット幅のビット列を割り当てる。また、端末装置10が同時に使用できる周波数帯域の数、1〜5を3ビットにより001〜101で表す。端末装置10が使用できる周波数帯域を示す3ビット幅のビット列を順に並べてビット列を生成し、生成したビット列の最後に同時に使用できる周波数帯域の数を示す3ビットを配置したビット列を周波数帯域情報とする。
なお、周波数帯域情報の符号化は、予め定められたものであり、基地局制御部23は、予め定められたビット構成の周波数帯域情報を復号することにより端末装置10が使用できる周波数帯域及び同時に使用できる周波数帯域の数を取得することができる。
図2は、同実施形態において、端末装置10がシステム周波数帯域のうち使用できる周波数帯域の一例を示す図である。
端末装置10は、無線通信部12が有するRF(Radio Frequency;無線周波数)回路、ベースバンド信号、アンテナ11などのハードウエア構成による制限、例えば、以下のような制限を有する場合、図2に示すような周波数帯域の使用構成を有する。
端末装置10の無線通信部12は、ハードウエア構成として、2つのRF回路を有し、1つのRF回路は、周波数帯域Band1と周波数帯域Band2とのいずれか一方の周波数帯域により、基地局装置20と通信を行うことができ、他方のRF回路は、周波数帯域Band2と周波数帯域Band3とのいずれか一方の周波数帯域により、基地局装置20と通信を行うことができる。上述のようなハードウエア構成を有する無線通信部12は、システム周波数帯域における周波数帯域Band1〜Band5のうち、Band1とBand2とが排他的に使用可能であり、Band2とBand3とが排他的に利用可能であり、Band4とBand5とに対して非対応、すなわち、使用不可能である。
図3は、同実施形態において基地局装置20が有する接続端末記憶部24に記憶されている情報の一例を示す図である。接続端末記憶部24には、接続中の端末装置10の端末識別子と、当該端末装置10に割り当てられ、通信に使用している周波数帯域を示す情報とが対応付けて記憶されている。例えば、端末識別子「T0001」には、周波数帯域「Band1」と「Band3」とが対応付けて記憶されている。
図4は、同実施形態における無線通信システム100において、基地局装置20と端末装置10とが通信に使用する周波数帯域を設定する接続処理のシーケンス例を示す図である。
まず、端末装置10において、端末制御部14は、機能情報記憶部13から周波数帯域情報を読み出して、読み出した周波数帯域情報及び自端末装置10の端末識別子を含み、基地局装置20との接続を要求する接続要求情報を生成し、生成した接続要求情報を無線通信部12に出力する。無線通信部12は、端末制御部14が出力した接続要求情報をアンテナ11を介して基地局装置20に送信する(ステップS105)。
ここで、端末装置10は、例えば、接続要求先の基地局装置20をセルサーチにより検出した際に用いた周波数帯域を使用して、接続要求情報を送信する。
基地局装置20において、無線通信部22は、端末装置10が送信した接続要求情報を受信し、受信した接続要求情報を基地局制御部23に出力する。基地局制御部23は、無線通信部22が出力した接続要求情報に含まれる周波数帯域情報を読み出し、周波数帯域情報が示す端末装置10が同時に使用できる周波数帯域の数を上限として、当該周波数帯域情報が示す端末装置10が通信に使用できる周波数帯域から、周波数帯域を選択する(ステップS110)。
ここで、基地局制御部23は、システム周波数帯域に含まれるそれぞれの周波数帯域Band1〜Band5の使用状態を接続端末記憶部24から読み出して、端末装置10の通信に使用できる周波数帯域のうち、通信に使用している他の端末装置10が少ないものから順に選択する。また、基地局制御部23は、端末装置10が同時に通信できる周波数帯域数を上限として、接続要求情報に含まれる通信の利用用途に応じて割り当てる周波数帯域の数を増やす。このとき、基地局制御部23は、通信に使用している他の端末装置10が少ないものから順に選択する。これにより、周波数帯域Band1〜Band5の利用状況を平均化する。
基地局制御部23は、接続要求情報に含まれる端末装置10の端末識別子と、ステップS110にて選択した周波数帯域とを対応付けて、接続端末記憶部24に出力して書き込む(ステップS115)。また、基地局制御部23は、選択した周波数帯域を示す情報及び端末識別子を含み、受信した接続要求に対する応答としての接続許可情報を生成し、生成した接続許可情報を無線通信部22を介して接続要求をした端末装置10に送信する(ステップS120)。
端末装置10において、無線通信部12は、基地局装置20から接続許可情報を受信すると、受信した接続許可情報を端末制御部14に出力する。端末制御部14は、無線通信部12が出力した接続許可情報に含まれた周波数帯域を示す情報を通信帯域記憶部15に書き込んで記憶させる(ステップS125)。
以降、端末装置10の無線通信部12は、通信帯域記憶部15に記憶された周波数帯域を使用して基地局装置20と通信を行い、基地局装置20の無線通信部22は、接続端末記憶部24に記憶された端末装置10に対応する周波数帯域を使用して端末装置10と通信を行う(ステップS130)。
上述のように、本実施形態の無線通信システム100においては、端末装置10が、基地局装置20に対して接続要求を行う際に、接続要求を示す接続要求情報に、自端末装置10が使用できる周波数帯域及び同時に使用できる周波数帯域の数などの自端末の通信能力を示す情報(UE Capability)を含めて基地局装置20に送信し、基地局装置20が受信した接続要求情報に含まれる情報に応じて、通信に使用する周波数帯域及びその数を選択することにより、端末装置10が使用できない周波数帯域を割り当るような無線リソースの無駄な割り当てを防ぐことができ、効率的に周波数帯域を端末装置10に割り当てることができる。
なお、基地局制御部23が、周波数帯域を選択する条件として、端末装置10が少ないものから順に割り当てたが、周波数の利用頻度を均等にする目的で他の要因、例えば、それぞれの周波数帯域において行われるチャネル推定値に応じて、通信品質の高い順に選択するようにしてもよい。また、端末装置10は、セルサーチの際に使用した周波数帯域を使用して接続要求情報を送信するとしたが、予め定めた周波数帯域を使用して送信してもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態として、端末装置10の機能情報記憶部13に記憶される周波数帯域情報を示すビット列に排他的に使用可能であるか否かを示す情報が含まれる構成について説明する。なお、第2実施形態における無線通信システムは、機能情報記憶部13が記憶し、端末制御部14が無線通信部12、アンテナ11を介して送信する周波数帯域情報の内容が異なる点を除いて、第1実施形態と同じ構成であるので、周波数帯域情報の内容について説明して、他の説明を省略する。
端末装置10が同時に使用できる周波数帯域の組み合わせを示す情報として、システム周波数帯域がn個の周波数帯域Band1〜Bandnに分割されている場合、nビットのデータに対して、最下位ビットにBand1、その上位ビットにBand2、最上位ビットにBandn、というように各ビットに対して順に周波数帯域を割り当て、排他的に使用可能な周波数帯域の組み合わせごとに、各組み合わせの要素となる周波数帯域に対応したビットに”1”を割り当て、その他のビットを”0”として表す。
例えば、端末装置10は、ハードウエア構成などによる制限により、図5に示すような周波数帯域の使用を行う構成とする。図5は、同実施形態における端末装置10がシステム周波数帯域のうち使用できる周波数帯域の一例を示す図である。図示するように、周波数帯域Band1、Band2が排他的に使用可能であり、周波数帯域Band3が制約なく利用可能であり、周波数帯域Band4、Band5が非対応、すなわち、利用不可能である。
図6は、同実施形態における図5に示す周波数帯域の使用を行う構成に対応した周波数帯域情報の一例を示す図である。図示するように、周波数帯域情報は、排他的に利用できる周波数帯域の組み合わせを示すパターンが周波数帯域の数と同じ5つ記憶されている。例えば、パターン1には、”00011”が記憶され、周波数帯域Band1、Band2が排他的に使用可能であることを表し、パターン2として”00100”が記憶され、周波数帯域Band3は、他の周波数帯域の利用に制限されずに使用可能であることを表し、上記以外に排他的に使用可能な周波数帯域の組み合わせがないので、パターン3〜5として”00000”が記憶される。
周波数帯域情報のパターン1及びパターン2において、”1”が配置されている位置(ビット)から、端末装置10は、Band1、Band2、Band3の3つの周波数帯域が使用でき、また、周波数帯域情報が2つのパターンを有することから、同時に使用できる周波数帯域の数は2であり、更に、パターン1及びパターン2から使用できる周波数帯域の組み合わせは、Band1のみ、Band2のみ、Band3のみ、Band1とBand3との組み合わせ、及び、Band2とBand3との組み合わせであることが示される。
また、端末制御部14は、機能情報記憶部13に記憶されているパターン1〜5を読み出し、読み出したパターン1〜5を順に並べたビット列”00011 00100 00000 00000 00000”を周波数帯域情報として、無線通信部12を介して基地局装置20に送信する。すなわち、端末装置10は、自端末装置の使用できる周波数帯域、同時に使用できる周波数帯域の数、及び、使用できる周波数帯域の組み合わせを示す周波数帯域情報を基地局装置20に送信する。
これにより、基地局装置20において、基地局制御部23は、受信した周波数帯域情報から端末装置10が使用できる周波数帯域及び同時に使用できる周波数帯域の数を検出することができる。基地局制御部23は、受信した周波数帯域情報に応じて端末装置10との通信に使用する周波数帯域を選択することができる。その結果、基地局制御部23は、端末装置10が同時に通信に使用することができない周波数帯域の組み合わせ、排他的に利用できない周波数帯域の組み合わせを割り当てるような無駄な割り当てを防ぐことができ、周波数帯域を効率的に使用することができる。
更に、基地局制御部23が、周波数帯域情報に加えて、周波数帯域それぞれの使用状況と、周波数帯域それぞれの通信品質とに応じて、通信負荷の低い周波数帯域を優先的に端末装置10に割り当てるようにしてもよい。これにより、無線通信システム100は、通信による伝送効率を向上させることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態として、端末装置10が使用する周波数帯域に優先順位が設けられた構成について説明する。なお、第3実施形態における無線通信システムは、機能情報記憶部13が記憶し、端末制御部14が無線通信部12、アンテナ11を介して送信する周波数帯域情報の内容が異なる点を除いて、第1実施形態と同じ構成であるので、周波数帯域情報の内容について説明して、その他の説明を省略する。
機能情報記憶部13に記憶される周波数帯域情報は、端末装置10が使用できる周波数帯域を順に並べたビット列ではなく、優先順位に従って周波数帯域を示す3ビットそれぞれが並べられたビット列である。また、ビット列の最後に、同時に使用できる周波数帯域の数を配置する。機能情報記憶部13は、このように構成された周波数帯域情報を記憶している。
例えば、端末装置10は、第1実施形態と同じように、ハードウエア構成の制約により、図7に示すような周波数帯域を使用可能な構成であり、使用できる周波数帯域それぞれに優先順位が設けられている。図7は、第3実施形態における端末装置10がシステム周波数帯域のうち使用できる周波数帯域の一例を示す図である。
図示するように、端末装置10は、周波数帯域Band1、Band2を排他的に使用することができ、周波数帯域Band2、Band3を排他的に使用することができ、周波数帯域Band4、Band5には非対応であり使用することができない。また、周波数帯域Band1、Band3、Band2の順に、使用する優先順位が設けられている。
この場合、周波数帯域情報は、使用できる周波数帯域Band1、Band3、Band2の順にそれぞれを示す3ビットが並べられたビット列の最後に、端末装置10が同時に使用できる周波数帯域の数が配置されている。すなわち、周波数帯域情報は、ビット列”001 011 010 010”となる。
また、基地局装置20において、基地局制御部23は、上述のように構成された周波数帯域情報に応じて、優先順位の高い周波数帯域Band1から順に、周波数帯域それぞれの使用状況及び通信品質などに応じて割り当てられるか否かを判定し、端末装置10に割り当てる周波数帯域を選択する。
上述のように、本実施形態の周波数帯域情報は、周波数帯域に対して優先順位を有する構成とすることにより、基地局装置20の基地局制御部23は、端末装置10が有する周波数帯域を使用する際の優先順位に応じて周波数帯域を割り当てることができる。また、基地局制御部23は、複数の周波数帯域を割り当てる場合も同様に、端末装置10が有する優先順位に応じて周波数帯域を割り当てることができる。
なお、周波数帯域情報には、使用できる周波数帯域を示すビットが順に並べられるとしたが、使用できない周波数帯域Band4、Band5に対して、”000”を使用しないという意味を割り当て、構成してもよい。その場合、周波数帯域情報は、ビット列”001 011 010 000 000 010”となる。
<第4実施形態>
第4実施形態として、端末装置10が使用する周波数帯域に対して、同時に使用する周波数帯域の数に応じて周波数帯域に異なる優先順位を設けた周波数帯域情報の構成について説明する。このとき、端末装置10の機能情報記憶部13が記憶し、端末制御部14が無線通信部12、アンテナ11を介して送信する周波数帯域情報を示すビット列の構成が異なる点を除いて、第1実施形態と同じ構成であるので、周波数帯域情報の内容について説明し、他の構成の説明を省略する。
周波数帯域情報には、同時に使用できる周波数帯域の組み合わせと、その組み合わせの優先順位を示すビット列の構成として、本実施形態の無線通信システムにおける周波数帯域の数をn(n≧2)とした場合、mビット幅(m=n×(+…+))のビット列をnビットごとに区切り、各nビットそれぞれのビットを最下位ビットから最上位ビットに向かって順に周波数帯域Band1、Band2、…、Bandnに割り当てる。なお、は、異なるx個のものから、異なるy個のものを選ぶ組み合わせの総数を示す。
最初のn×ビットにおいて、1つの周波数帯域を使用する場合の優先順位を含む使用できる周波数帯域を示す。n×ビットの最初のnビットにより最も優先順位の高い周波数帯域を示し、続くnビットにより2番目に優先順位の高い周波数帯域を示し、以降、優先順位の高い順に周波数帯域を示す。このとき、該当する周波数帯域に”1”を割り当て、それ以外の周波数帯域に”0”を割り当てる。
端末装置10において、少なくとも単独で使用できる周波数帯域の数が、nより小さいr1(r1>0)の場合には、r1個のnビット幅からなるビット列までが優先順位を含み使用できる周波数帯域を示す情報となり、n×nビット中の残りn×(n−r1)ビットには、”0”が割り当てられる。
次のn×ビットにおいて、2つの周波数帯域を同時に使用する場合の優先順位を含む使用できる周波数帯域を示す。nビットごとに、優先順位の高い順に組み合わせる2つの周波数帯域に対応するビットに”1”を割り当て、他のビットに”0”を割り当てる。
以下、同様に、n×ビットにおいて、n個の周波数帯域を同時に使用する場合まで、優先順位を含み、使用できる周波数帯域を示すビット列を生成する。
上述のように、周波数帯域情報を構成することにより、端末装置10の使用できる周波数帯域及び同時に使用できる周波数帯域の組み合わせを示す周波数帯域情報を基地局装置20に送信することができ、基地局装置20の基地局制御部23が受信した周波数帯域情報に応じて、周波数帯域を端末装置10に割り当てる。これにより、端末装置10が同時に使用できない周波数帯域の組み合わせを割り当てるような無駄な周波数帯域の割り当てを防ぐことができ、周波数帯域を効率的に使用することができる。
図8及び図9を参照して、本実施形態における端末制御部14が生成するビット列の一例を示して説明する。図8は、第4実施形態における端末装置10がシステム周波数帯域のうち使用できる周波数帯域について示す図である。
図8に示すように、システム周波数帯域は、5つの周波数帯域Band1〜Band5に分けられている。また、端末装置10は、周波数帯域Band1、Band2を排他的に使用することができ、周波数帯域Band3、Band4を排他的に使用することができ、周波数帯域Band5には非対応であり使用することができない。
また、図示していないが、1つの周波数帯域を使用する場合、周波数帯域Band1、Band2、Band3、Band4の順に優先順位が設定されている。更に、2つの周波数帯域を同時に使用する場合、周波数帯域Band1、Band3の組み合わせ、Band2、Band3の組み合わせ、Band4、Band1の組み合わせ、Band4、Band2の組み合わせの順に優先順位が設定されている。
このとき、端末装置10において、端末制御部14は、機能情報記憶部13から図9に示すような155(=5×())ビット幅のビット列を周波数帯域情報として読み出して、無線通信部12を介して基地局装置20に送信する。
図9は、同実施形態における優先順位が設定されている場合、同実施形態における端末装置10の機能情報記憶部13が記憶する情報の一例を示す図である。1つの周波数帯域を使用する場合には、”00001 00010 00100 01000 00000”が記憶されている。5ビット幅の各ビット列は、最下位ビットから順に周波数帯域Band1〜Band5が対応付けられており、周波数帯域Band1、Band2、Band3、Band4の順に端末装置10が使用できる周波数帯域が優先順位付けられて表される。
また、2つの周波数帯域を同時に使用する場合には、”00101 00110 01001 01010 00000 00000 00000 00000 00000 00000”が記憶されている。1つの周波数帯域を使用する場合と同様に、5ビット幅の各ビット列は、最下位ビットから順に周波数帯域Band1〜Band5が対応付けられており、周波数帯域Band1、Band3の組み合わせ、Band2、Band3の組み合わせ、Band4、Band1の組み合わせ、Band4、Band2の組み合わせの順に端末装置10が使用できる周波数帯域の組み合わせが示されると共に、選択の優先順位が示されている。
基地局装置20において、基地局制御部23は、上述の周波数帯域情報に応じて、端末装置10と通信を行う周波数帯域を選択することにより、端末装置10が有する優先順位に応じて周波数帯域を割り当てることができる。また、基地局制御部23は、複数の周波数帯域を割り当てる場合も同様に、端末装置10が有する優先順位に応じて周波数帯域を割り当てる。
また、ビット列の後半の80ビットに全て”0”が割り当てられていることから、基地局制御部23は、端末装置10に対して3つ以上の周波数帯域を同時に割り当てると無駄な周波数帯域の割り当てが発生すると判定し、3つ以上の周波数帯域の割り当てに対する処理を省くことができ、端末装置10に対して周波数帯域を割り当てる際の時間を短縮することができる。
また、本実施形態の周波数帯域情報は、端末装置10が使用できる周波数帯域の組み合わせが全て示されているので、基地局装置20において、基地局制御部23が端末装置10で使用できる周波数帯域の組み合わせを検出することなく、周波数帯域の割当てを行うことができるので基地局制御部23の処理量を減らすことができる。
なお、ビット列の最後に、端末装置10が同時に使用できる周波数帯域の数を示すビットを配置するようにしてもよい。これにより、例えば、図7に示した周波数帯域の組み合わせを示す周波数帯域情報において、3つ以上の周波数帯域を同時に使用する周波数帯域の組み合わせを示すビット列は不要になり、これらを省くことにより周波数帯域情報が含む情報量を減らすことができる。
<第5実施形態>
図10は、第5実施形態における無線通信システム500の構成を示す概略ブロック図である。図10に示すように、無線通信システム500は、少なくとも1つ以上の端末装置30−1、30−2、…、30−nと、基地局装置(通信装置)20とを具備する。ここで、端末装置30−1、30−2、…、30−nは、同じ構成を有し、以下、端末装置30−1、30−2、…、30−nのいずれか、あるいは、全てを代表して示すときは端末装置30という。無線通信システム500は、端末装置30が第1実施形態の端末装置10が備える端末制御部14に替えて端末制御部34を備える点と、異常検出部35を新たに備える点、更に、基地局装置40が第1実施形態の基地局装置20が備える基地局制御部23に替えて基地局制御部43を備える点を除いて、第1実施形態の無線通信システム100と同じ構成であるので、該当する箇所には同じ符号(11〜13、15、21、22、24)を付して、その説明を省略する。
異常検出部35は、無線通信部12における通信機能の異常を検出し、異常の発生により無線通信部12が基地局装置40との通信を行うことができない場合、機能情報記憶部13に記憶されている周波数帯域情報を読み出して該当周波数帯域の情報を変更し、変更した周波数帯域情報を機能情報記憶部13に出力して記憶させる。また、異常検出部35は、周波数帯域情報を更新したことを示す情報を端末制御部14に出力する。
ここで、異常検出部35は、発生する異常ごとに周波数帯域情報の変更方法、すなわち更新するビット列を予め記憶している。
端末制御部34は、第1実施形態の端末制御部14(図1)と同様に、基地局装置40への接続要求をする場合、機能情報記憶部13か周波数帯域情報を読み出して、読み出した周波数帯域情報及び自端末装置30を一意に識別する端末識別子を含む接続要求情報を無線通信部12に出力する。また、端末制御部34は、無線通信部12が基地局装置40から受信した接続要求の応答としての接続許可情報から、基地局装置40との通信に使用する周波数帯域を示す情報を接続許可情報から読み出し、読み出した周波数帯域を示す情報を通信帯域記憶部15に書き込んで記憶させる。
更に、端末制御部34は、異常検出部35から周波数帯域情報を更新したことを示す情報が入力されると、機能情報記憶部13から周波数帯域情報を読み出して、読み出した周波数帯域情報を含む接続変更情報を無線通信部12を介して基地局装置40に送信する。ここで、接続変更情報は、上述のように更新された周波数帯域情報と、端末識別子とを含み、基地局装置40との通信に使用している周波数帯域の変更を要求する情報である。
無線基地局装置40において、基地局制御部43は、端末装置30から受信した接続要求情報が無線通信部22から入力されると、入力された接続要求情報に含まれる周波数帯域情報及び端末識別子とを読み出し、端末装置30から受信した接続変更情報が無線通信部22から入力されると、入力された接続変更情報に含まれる周波数帯域情報及び端末識別子とを読み出す。
また、基地局制御部43は、読み出した周波数帯域情報に示される周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択し、選択した周波数帯域と、読み出した端末識別子とを対応付けて接続端末記憶部24に書き込んで記憶させる。また、基地局制御部43は、接続要求情報、及び、接続変更情報に対する応答として接続許可情報を生成し、生成した接続許可情報を無線通信部22に出力して端末装置30に送信させる。ここで、接続許可情報には、接続を要求した端末装置30の端末識別子と、選択した周波数帯域を示す情報とが含まれる。
図11は、同実施形態における無線通信システム500において、基地局装置40と端末装置30とが通信に使用する周波数帯域を設定する接続処理のシーケンス例と、通信に使用する周波数帯域を変更する変更処理のシーケンス例とを示す図である。
図において、ステップS105〜ステップS130の動作は、第1実施形態の図4に示したステップS105〜ステップS130の動作と同じであるので説明を省略する。また、機能情報記憶部13には、第4実施形態において示した周波数帯域情報(図9)が記憶されているものとする。
端末装置30と基地局装置40とが通信を行っているときに、端末装置30の無線通信部12が有するRFフロントエンド回路(不図示)において、通信に使用している周波数帯域Band4による通信を続行することができない故障が発生した場合、異常検出部35は、無線通信部12の故障を検出すると(ステップS205)、機能情報記憶部13に記憶されている周波数帯域情報を読み出し、読み出した周波数帯域情報から周波数帯域Band4を使用できることを示す情報を削除して周波数帯域情報を変更し、変更した周波数帯域情報を機能情報記憶部13に出力して記憶させる(ステップS210)。
ここで、異常検出部35は、予め記憶している更新するビット列である「1つの周波数帯域を使用」する場合の「01000」と、「2つの周波数帯域を同時に使用」する場合の「01001」及び「01010」とを削除、あるいは、「00000」に置き換えを、機能情報記憶部13が記憶している周波数帯域情報(図9)に対して行い周波数帯域情報を変更する。これにより、基地局装置40の基地局制御部43は、周波数帯域Band4を選択することができなくなる。
端末制御部34は、異常検出部35から周波数帯域情報を変更したことを示す情報が入力されると、機能情報記憶部13から変更された周波数帯域情報を読み出して、読み出した周波数帯域情報を含み、通信に用いている周波数帯域の変更を要求する接続変更情報を生成し、生成した接続変更情報を無線通信部12に出力して基地局装置40に送信させる(ステップS215)。
基地局制御部43は、無線通信部22が受信した接続変更情報に含まれる周波数帯域情報及び端末識別子を読み出し、読み出した周波数帯域情報が示す端末装置30が同時に使用できる周波数帯域の数を上限として、当該周波数帯域情報が示す端末装置30が使用できる周波数帯域から、周波数帯域を選択する(ステップS220)。
基地局制御部43は、接続変更を要求した端末装置10の端末識別子と、ステップS220において選択した周波数帯域とを対応付けて接続端末記憶部24に出力して書き込む(ステップS225)。
また、基地局制御部43は、選択した周波数帯域を示す情報を含み、受信した接続変更に対する応答として接続許可情報を生成し、生成した接続許可情報を無線通信部22を介して接続を要求した端末装置30に送信する(ステップS230)。
端末装置30において、無線通信部12は、基地局装置40から接続許可情報を受信すると、受信した接続許可情報を端末制御部14に出力する。端末制御部14は、無線通信部12が出力した接続許可情報に含まれた周波数帯域を示す情報を通信帯域記憶部15に書き込んで記憶させる(ステップS235)。
端末装置30の無線通信部12は、通信帯域記憶部15に記憶された周波数帯域を使用して基地局装置40と通信を行い、基地局装置40の無線通信部22は、接続端末記憶部24に記憶された端末装置30に対応する周波数帯域を使用して端末装置30と通信を行う(ステップS240)。
上述のように、無線通信システム500は、端末装置30と基地局装置40との通信に用いる周波数帯域を変更することで、端末装置30の無線通信部12の故障により通信を続けることができない周波数帯域を選択対象から削除することができ、故障していない周波数を利用して通信を続けることができる。また、基地局装置40は、端末装置30が通信に使用できない周波数帯域を割り当てるような、無駄な周波数帯域の割り当てを防ぐことにより効率的な周波数帯域の利用を行うことができる。
なお、無線通信部22における故障とは、例えば、無線通信部22に含まれるRFフロントエンド回路(不図示)や信号処理回路(不図示)などの故障であり、故障の検出は、回路に流れる電流値の測定、通電状態の測定などを行い、測定結果が予め定められた閾値で示される通常の使用状態の範囲を逸脱したか否かを判定することにより行う。
また、無線通信部22における故障だけでなく、アンテナ21の故障、使用している周波数帯域において著しい通信品質の低下によりデータの送受信が行えない場合においても、故障又は通信の行えない周波数帯域が選択されなくなるように、同様の処理を行ってもよい。このとき通信品質の低下は、例えば、無線通信部12が、基地局装置40から送信されるパイロット信号を用いたチャネル推定により算出されるチャネル推定値などを用いて検出する。
また、故障や通信劣化だけでなく、無線通信部22に含まれるRFフロントエンド回路や通信処理回路などを別の用途で利用する場合、例えばMIMOやMBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service:マルチメディア・ブロードキャスト/マルチキャスト・サービス)用として利用する場合にも、上述したような同様の処理を行うことが可能である。
なお、上述の第1実施形態から第5実施形態において、端末装置から基地局装置に接続を要求する際に、通信に使用する周波数帯域を設定する構成を示したが、通信を行っている最中に、通信が要求する通信帯域の変更などに応じて、通信に使用する周波数帯域を設定するようにしてもよい。
また、上述の第1実施形態から第5実施形態において、機能情報記憶部には、複数の動作モードごとに周波数帯域情報が記憶される構成としてもよい。例えば、動作モードとして、省電力モードと通常モードとを設け、低消費電力モードには、通信速度より端末装置の消費電力を低減させるために同時に使用する周波数帯域数を減らした周波数帯域情報を対応付け、通常モードには、端末装置が同時に使用できる周波数帯域の数に応じた周波数帯域情報を対応付ける。端末装置のユーザの操作などにより、動作モードを切り替えることにより、端末装置における消費電力に応じた周波数帯域の選択を行うことができる。
例えば、第2実施形態における周波数帯域情報の構成では、通常モードを”00011 00100 00000 00000 00000”とし、省電力モードを”00111 00000 00000 00000 00000”とする。これにより、省電力モードにおいては、周波数帯域情報は、周波数帯域Band1、Band2、Band3が排他的に使用できることを示すので、基地局装置の基地局制御部は、周波数帯域Band1、Band2、Band3のいずれか1つの周波数帯域を選択することになる。また、省電力モードを”00100 00000 00000 00000 00000”とすることにより、周波数帯域Band3のみを選択するようにしてもよい。また、第4実施形態における周波数帯域情報の構成では、省電力モードの周波数帯域情報は、「2つの周波数帯域を同時に使用」に対応するビット列を全て’0’にしたビット列とすれば、同様に、通信に使用する周波数帯域の数を制限することができる。
更に、端末制御部は、端末装置が有するバッテリの残量を検出し、バッテリの残量に応じて上述の動作モードを切り替えるようにしてもよい。この場合、バッテリ残量が予め定めた閾値以下、例えば、バッテリ残量が30%以下になると、端末制御部は、省電力モードに対応した周波数帯域情報を用いて接続要求情報又は接続更新情報を生成する。また、端末制御部は、バッテリ残量が充電等により増加した場合、あるいは、外部から電源が供給された場合には、通常モードに対応した周波数帯域情報を用いる。このように、バッテリの残量に応じて、同時に使用できる周波数帯域を制限して消費電力を低減することにより、通信できる時間を延ばす制御を行うことができる。
なお、上述の第1実施形態から第5実施形態において、一例としてシステム周波数帯域を5つの周波数帯域に分けた場合について説明したが、システム周波数帯域を2つ以上の周波数帯域に分けた場合についても適用できる。また、基地局装置の基地局制御部は、アップリンクとダウンリンクとに使用する周波数帯域を選択する構成としたが、アップリンクとダウンリンクとそれぞれに異なる周波数帯域を選択するようにしてもよい。
また、周波数帯域情報は、端末装置が使用できる周波数帯域及び使用できる周波数帯域の組み合わせを示す情報としたが、システム周波数帯域において端末装置が使用できない周波数帯域及び使用できない周波数帯域の組み合わせを示す情報としてもよい。
上述の端末装置又は基地局装置、あるいは、その両方は内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。その場合、上述した通信に使用する周波数帯域を設定する接続処理、及び、通信に使用する周波数帯域を変更する変更処理それぞれの過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われることになる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
基地局装置が、端末装置との通信に用いる周波数帯域を選択する移動体通信及び固定通信に適用できる。
10、10−1、10−2、10−n…端末装置、11…アンテナ、12…無線通信部、13…機能情報記憶部、14…端末制御部、15…通信帯域記憶部、20…基地局装置、21…アンテナ、22…無線通信部、23…基地局制御部、24…接続端末記憶部、30、30−1、30−2、30−n…端末装置、34…端末制御部、35…異常検出部、40…基地局装置、43…基地局制御部、100、500…無線通信システム

Claims (17)

  1. 複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの通信装置とを有する無線通信システムであって、
    前記端末装置は、前記複数の周波数帯域のうち使用できる周波数帯域及び同時に使用できる周波数帯域の数を示す周波数帯域情報が予め記憶されている機能情報記憶部と、前記機能情報記憶部に記憶されている前記周波数帯域情報を読み出し、読み出した前記周波数帯域情報を第1の無線通信部を介して前記通信装置に送信する端末制御部とを備え、
    前記通信装置は、前記端末装置から送信された前記周波数帯域情報に基づいて、前記複数の周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択する基地局制御部と、前記基地局制御部により選択された前記周波数帯域を使用して前記端末装置と通信する第2の無線通信部とを備える
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記周波数帯域情報は、前記複数の周波数帯域のうち、前記端末装置が同時に使用できる前記周波数帯域の組み合わせを示す情報を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記周波数帯域情報には、前記複数の周波数帯域に対して選択する優先順位が付されている情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記端末装置は、
    前記第1の無線通信部の故障あるいは別の用途での使用により、選択された前記周波数帯域を使用して通信が行えなくなると、あるいは、前記通信装置との通信に使用している前記周波数帯域における通信品質が通信を維持できない程度までの低下を検出すると、前記機能情報記憶部に記憶されている前記周波数帯域情報から該周波数帯域を削除して更新する異常検出部を備え、
    前記第1の無線通信部は、前記異常検出部により更新された前記周波数帯域情報を前記通信装置に送信し、
    前記基地局制御部は、更新された前記周波数帯域情報に基づいて、前記複数の周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択し、
    前記第2の無線通信部は、前記基地局制御部が選択した前記周波数帯域を示す情報を前記端末装置に送信すると共に、選択した前記周波数帯域を使用して前記端末装置と通信する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5. 前記機能情報記憶部は、異なる複数の前記周波数帯域情報を記憶し、
    前記端末制御部は、自端末装置が有するバッテリの残量に応じて、前記機能情報記憶部が記憶する前記異なる複数の周波数帯域情報より1つ周波数帯域情報を選択して前記第1の無線通信部を介して前記通信装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 前記機能情報記憶部は、アップリンクとダウンリンクとそれぞれに対応する前記周波数帯域情報を記憶し、
    前記基地局制御部は、前記機能情報記憶部に記憶されている周波数帯域情報に基づいて、アップリンクとダウンリンクとそれぞれに対して前記複数の周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの通信装置とを有する無線通信システムにおける通信方法であって、
    前記端末装置において、端末制御部が、機能情報記憶部に予め記憶されている前記複数の周波数帯域のうち使用できる周波数帯域及び同時に使用できる周波数帯域の数を示す周波数帯域情報を読み出し、読み出した前記周波数帯域情報を第1の無線通信部を介して前記通信装置に送信し、
    前記通信装置において、基地局制御部が、前記端末装置から送信された前記周波数帯域情報に基づいて、前記複数の周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択し、第2の無線通信部が、選択された前記周波数帯域を示す情報を前記端末装置に送信すると共に、選択された前記周波数帯域を使用して前記端末装置と通信する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  8. 複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの通信装置とを有する無線通信システムにおける端末装置であって、
    前記複数の周波数帯域のうち使用できる周波数帯域及び同時に使用できる周波数帯域の数を示す周波数帯域情報が予め記憶されている機能情報記憶部と、
    前記機能情報記憶部に記憶されている前記周波数帯域情報を読み出し、読み出した前記周波数帯域情報を無線通信部を介して前記通信装置に送信する端末制御部と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  9. 前記周波数帯域情報は、前記複数の周波数帯域のうち、前記端末装置が同時に使用できる前記周波数帯域の組み合わせを示す情報を含む
    ことを特徴とする請求項8に記載の端末装置。
  10. 複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの通信装置とを有する無線通信システムにおける通信装置であって、
    前記端末装置から受信し、該端末装置が使用できる周波数帯域及び同時に使用できる周波数帯域の数を示す周波数帯域情報に基づいて、前記複数の周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択する基地局制御部と、
    前記基地局制御部により選択された前記周波数帯域を示す情報を前記端末装置に送信すると共に、選択された前記周波数帯域を使用して前記端末装置と通信する無線通信部と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  11. 複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの基地局装置と
    を有する無線通信システムであって、
    前記端末装置は、前記複数の周波数帯域のうち使用できる周波数帯域に関する情報と、同時に使用できる周波数帯域の数に関する情報とを含む周波数帯域情報を前記基地局装置に送信し、
    前記基地局装置は、前記端末装置から送信された前記周波数帯域情報に基づいて、前記複数の周波数帯域から少なくとも1つの周波数帯域を選択する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  12. 記周波数帯域情報は、前記複数の周波数帯域のうち、前記端末装置が同時に使用できる前記周波数帯域の組み合わせを示す情報を含む
    ことを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
  13. 前記移動局装置は、少なくともアップリンクまたはダウンリンクに対応する前記周波数帯域情報を前記基地局装置に送信する
    ことを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
  14. 複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの基地局装置とを有する無線通信システムにおける端末装置であって、
    前記複数の周波数帯域のうち使用できる周波数帯域に関する情報と、同時に使用できる周波数帯域の数に関する情報とを含む周波数帯域情報を前記基地局装置に送信する
    ことを特徴とする端末装置。
  15. 前記周波数帯域情報は、前記複数の周波数帯域のうち、前記端末装置が同時に使用できる前記周波数帯域の組み合わせを示す情報を含む
    ことを特徴とする請求項14に記載の端末装置。
  16. 少なくともアップリンクまたはダウンリンクに対応する前記周波数帯域情報を前記基地局装置に送信する
    ことを特徴とする請求項14に記載の端末装置。
  17. 複数の周波数帯域において通信を行う少なくとも1つの端末装置と1つの基地局装置とを有する無線通信システムにおける端末装置の無線通信方法であって、
    前記複数の周波数帯域のうち使用できる周波数帯域に関する情報と、同時に使用できる周波数帯域の数に関する情報とを含む周波数帯域情報を前記基地局装置に送信するステップを含む
    ことを特徴とする無線通信方法。
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