JP5279008B2 - 半導体リングレーザジャイロ - Google Patents

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Description

本発明は、半導体レーザの両端面から出射した光を互いに逆方向に光ファイバループ内を周回させることにより、サニャック効果に起因して発生するビート信号から回転角速度を検出する半導体リングレーザジャイロに関し、特に小型化に適した半導体リングレーザジャイロに関するものである。
サニャック(Sagnac)効果を利用して物体の回転角速度(角速度)を計測する光ファイバジャイロが、航空機やロケットなどの分野を中心に多用されている。従来の光ファイバジャイロは、光源の一端面から出射した光を光結合器を介して光ファイバループ内に導くように構成されている。そして、光ファイバループ内を互いに逆方向に周回する光にサニャック効果がもたらす位相の変化から角速度を計測するものである。
これに対して、近年、両端面から光を出射させる半導体レーザを光ファイバループ(光ファイバリング)内に配置させることにより、半導体レーザとともに光ファイバループがレーザの共振回路を構成する光ジャイロ(以下では、半導体リングレーザジャイロという)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、特許文献1が開示する半導体リングレーザジャイロとしての光ジャイロ50の構成を示す概略図である。光ジャイロ50は、半導体光アンプ(SOA)51と、半導体光アンプ51の両端面51A,51Bにループ状に連結された光ファイバ52と、を備えている。この半導体光アンプ51は、その両端面51A,51Bからレーザ光CW,CCWを出射させるともに、光ファイバ52中を互いに逆方向に一周したレーザ光CW,CCWを誘導放出によって増幅し、その増幅したレーザ光CW,CCWを再び光ファイバ52へ出射させるものである。
光ファイバ52中を伝搬するレーザ光CW,CCWの一部は、結合器53により光ファイバ54に導かれた後、結合器55によって重ね合わされる。重ね合わされたレーザ光CW,CCWは、光ファイバ56を介して光検出器57に導かれる。光検出器57では、重ね合わされたレーザ光CW,CCWを2乗検波し、レーザ光CW,CCW間の発振周波数の差に起因して生じるビート信号を検出する。このレーザ光CW,CCW間の発振周波数の差は、光ファイバ52が半導体光アンプ51とともにレーザの共振回路を構成していることにより生じるものである。つまり、テーブル60の回転に伴うサニャック効果に起因して右回りと左回りのレーザ共振器長が変わることによって生じるものである。
光検出器57により検出されたビート信号は、スペクトルアナライザ58に入力され、ビート信号の周波数(ビート周波数)fが検出される。そして、ビート周波数fと角速度Ωとの関係を示す次式から回転体(光ファイバループ)の角速度が検出器59において算出される。
=(4A/nλP)Ω
ただし、Aは、光ファイバ52によって囲まれる領域の面積であり、nは、光ファイバ52の屈折率であり、λは、レーザ光CW,CCWの波長であり、Pは、レーザ光CW,CCWのパス長である。
特開2007−71614号公報
上記構成をなす半導体リングレーザジャイロは、ビート周波数から角速度を検出することから、本質的には検出感度の高い角速度の計測が可能である。しかしながら、本発明者が半導体リングレーザジャイロの小型化を目的に光ファイバループの小径化を検討したところ、例えば光ファイバのループ径が100mm程度(いわゆる手のひらサイズ)では角速度の検出が困難または不能になるという問題が発生した。
また、特許文献1においては、スペクトル線幅の狭い(Q値の大きい)レーザ光が得られる半導体光アンプ(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)を光源として使用することにより、高い検出感度を実現しているものと推測される。ところが、半導体光アンプは高価であるという問題がある。低価格な半導体リングレーザジャイロを実現するには、例えば、光ディスク装置の光ピックアップに使用されているようなスペクトル線幅は広いが安価な半導体レーザ(ファブリペロー型半導体レーザ)を光源に使用することが望まれる。
また、半導体リングレーザジャイロの検出感度を向上させるには、光ファイバに偏波面保存ファイバを使用することが考えられる。ところが、偏波面保存ファイバおよび偏波面保存ファイバを使用した結合器は高価であるという問題がある。また、光源と偏波面保存ファイバとの結合に高い回転位置決め精度が要求されるという問題がある。
さらに、光ファイバを使用した半導体リングレーザジャイロにおいては、回転方向の検出が困難であるという問題もある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、小型かつ安価でありながら角速度の検出感度に優れた半導体リングレーザジャイロを提供することを第1の目的とするものである。
ところで、前述の角速度Ωとビート周波数ΔFbeat(f)との関係は、光ファイバループの形状を半径(R)の円と仮定した場合には、ΔFbeat=(2R/nλ)Ωと表される。したがって、光ファイバループの形状が円の場合には、ビート周波数は光ファイバループの半径には依存するものの、光ファイバの長さには依存しないことになる。しかしながら、手のひらサイズ用の比較的小径な光ファイバループを形成した場合には、単に感度が低下するだけではなく、ビート信号を検出することが不能であった。そこで、本発明者は、この現象の解明を試みたところ、ビート信号がレーザ光のリング共振スペクトル(縦モード)の側帯波としても観測される(発生する)という半導体リングレーザジャイロ特有の動作原理に起因するものであることが分かった。そして、小径なボビンに光ファイバを多重巻きして光ファイバの全長を長くすることが、検出感度を向上させる有効な手段であることを見出した。また、角速度の測定範囲に対応して光ファイバの長さを所定の範囲内に制御することが良好な測定感度を得る上で好ましいという知見を得るに至り、さらなる検討を重ねたところ、以下に示す複数の発明を完成させたものである。
そこで、上記課題を解決するために、本発明の特徴は、両端面から光を出射させる半導体レーザと、該半導体レーザの両端面から出射した光を互いに反対方向に周回させ、前記半導体レーザとともにレーザ共振回路を構成する光ファイバリングと、該光ファイバリング内を互いに反対方向に周回する2つの光のビート周波数から角速度を検出するための光検出部と、を備える半導体リングレーザジャイロにおいて、前記光ファイバリングは、光ファイバを多重巻きして形成される感知コイルを有することである。
この場合、リング共振周波数Frlg (=C/nL)と角速度の測定範囲の下限値Ωminに相当するビート周波数ΔFbeat_min(ビート周波数の下限値ΔFbeat_min)とが(1)式の関係を満たすように構成されていることが好ましい。ここで、(1)式は、Frlg≦10ΔFbeat_minであり、Cは光速、nは光ファイバの屈折率、Lは光ファイバの全長である。なお、半径rの円筒状ボビンに光ファイバを多重巻きして感知コイルを形成した場合のビート周波数の下限値ΔFbeat_minは、ΔFbeat_min=2rΩmin/nλ(λは波長)で表される。
かかる発明によれば、半導体レーザの両端面から出射した光を周回させる光ファイバリング内に、光ファイバを多重巻きして形成された感知コイルが設けられている。これにより、光ファイバリングを小型に構成することができる。また、光ファイバを多重巻きして光ファイバの全長(光ファイバリングを構成する光ファイバの長さ)を長くすることにより、光ファイバリング中を伝搬するレーザ光のリング共振スペクトル(縦モード)の線幅を狭くすることができる。この結果、リング共振スペクトルの側帯波としても観察されるビート信号を精度よく検出することが可能となる。すなわち、角速度の検出感度に優れた半導体リングレーザジャイロを実現することができる。特に、ビート周波数の下限値ΔFbeat_minとリング共振周波数Frlgとが、Frlg≦10ΔFbeat_minの関係を満たすように、リング共振周波数Frlg(すなわち、光ファイバの全長)を決定した場合には、ビート周波数の下限値までビート信号を精度よく確実に検出することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記光ファイバリングは、リング共振周波数Frlg (=C/nL)と角速度の測定範囲の上限値Ωmaxに相当するビート周波数ΔFbeat_max(ビート周波数の上限値ΔFbeat_max)とが(2)式の関係を満たすように構成されていることである。ここで、(2)式は、2ΔFbeat_max <Frlgであり、Cは光速、nは光ファイバの屈折率、Lは光ファイバの全長である。なお、半径rの円筒状ボビンに光ファイバを多重巻きして感知コイルを形成した場合のビート周波数の上限値ΔFbeat_maxは、ΔFbeat_max=2rΩmax/nλ(λは波長)で表される。
かかる発明によれば、リング共振周波数Frlgが、要求される角速度の測定範囲の上限値Ωmaxに相当するビート周波数ΔFbeat_max(ビート周波数の上限値ΔFbeat_max)の2倍より大きくなるように設定されている。これにより、角速度の測定範囲の上限まで角速度を精度よく検出することが可能となる。その理由は、以下の通りである。すなわち、ビート信号は、前述のように、リング共振スペクトルの側帯波としても観測されるものである。そして、リング共振スペクトルの両側に発生する側帯波のうち、周波数が小さい側に発生する側帯波は、その周波数がビート周波数の増大にともなって小さくなる。これより、ビート周波数が大きくなるにしたがって、ビート信号(ビート周波数に発生する信号)とリング共振スペクトルの側帯波とが周波数軸上において接近する。そして、Frlg−ΔFbeat_max=ΔFbeat_max、すなわち、Frlg=2ΔFbeat_maxとなると、ビート信号とリング共振スペクトルの側帯波とが重なり、ビート周波数の検出が困難または不能になる。したがって、2ΔFbeat_max <Frlgの条件を満たすように、ビート周波数の上限値ΔFbeat_maxに対応してリング共振周波数Frlg(すなわち、光ファイバの全長)を決定することにより、ビート周波数の上限値までビート信号を精度よく確実に検出することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記光検出部は、前記光ファイバを互いに反対方向に周回する2つの光のそれぞれの一部を外部に取り出す光分岐器と、該光分岐器から外部に取り出された2つの光を干渉させるための合波プリズムと、該合波プリズムにより干渉された光を受光する複数の受光面を有する分割フォトダイオードと、前記合波プリズムと前記分割フォトダイオードとの間に配設され、前記受光面ごとに位相が異なるスリットが形成されたマスクと、により構成されていることである。
かかる発明によれば、光ファイバリング内を互いに逆方向に周回する光の一部をそれぞれ外部に取り出し干渉させている。そして、生成された干渉縞を、独立した複数の受光面を有する分割フォトダイオードに、受光面ごとに位相の異なるスリットを介して入射させている。これにより、干渉縞の移動する速さおよび移動する方向の検出が可能となり、これらの情報からビート周波数(角速度)とともに回転方向を検出することができる。
以下、本発明に係る半導体リングレーザジャイロの実施形態について図面を参照して説明する。
〈第1の実施形態〉
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体リングレーザジャイロ1の全体構成を模式的に示す概念図である。半導体リングレーザジャイロ1は、両端面から光を出射させる半導体レーザ2と、半導体レーザ2の両端面から出射した光を互いに反対方向に周回させる光ファイバリング3と、光ファイバリング3を図示右回りに周回する光CW(以下、CW光という)および図示左回りに周回する光CCW(以下、CCW光という)の一部を分岐させる光分岐器7と、光分岐器7から分岐したCW光およびCCW光によるビート信号の周波数(ビート周波数)から角速度を検出するための光検出部9と、を備えている。
半導体レーザ2は、本実施形態では、波長850nmの光を発光するGaAs系の材料で形成されたファブリペロー型半導体レーザであり、スペクトル線幅は10MHz前後である。半導体レーザ2の両端面2a,2b(左側端面2a,右側端面2b)には反射防止膜が成膜されている。これにより、半導体レーザ2は、両端面2a,2bでの反射光を少なくした状態で両端面2a,2bから光を出射させることができる。
光ファイバリング3は、本実施形態では、コア径が5μm、屈折率が1.45、長さが340mの単一モード光ファイバ(偏波面保存ファイバではない通常の光ファイバ)を用いて形成されている。光ファイバリング3は、半導体レーザ2の左側端面2aに一端が結合される第1の結合光ファイバ4と、半導体レーザ2の右側端面2bに一端が結合される第2の結合光ファイバ5と、第1の結合光ファイバ4の他端と第2の結合光ファイバ5の他端とを連結する感知コイル6とから構成されている。
一対の結合光ファイバ4,5は、半導体レーザ2の両端面2a,2bからそれぞれ出射した光を光ファイバリング3内に導くとともに、光ファイバリング3内を反対方向に周回する光を半導体レーザ2の両端面2a,2bから半導体レーザ2内に導くためのものである。
感知コイル6は、半径rの円筒状のボビン6aと、ボビン6aに光ファイバを多重巻きしてなる光ファイバコイル6bとから構成されている。ボビン6aの半径rは、本実施形態では、30mmである。
次に、光分岐器7は、本実施形態では、2本の光ファイバを溶融延伸してなる2入力2出力型の光方向性結合器である。光分岐器7は、本実施形態では、結合光ファイバ5が形成する経路内に配置され、光ファイバリング3内を周回するCW光およびCCW光の一部(本実施形態では、10%)を結合光ファイバ5からそれぞれ分岐させる。光分岐器7の分岐側(光ファイバリング3の外周側の入出力ポート)には、光検出部9に連結するループ状の検出用光ファイバ8が連結されている。これにより、光分岐器7により分岐された2つの光は、検出用光ファイバ8内を互いに逆方向に周回した後、光検出部9に導かれ重ね合わされる。
光検出部9は、光の信号を電気信号に変換するフォトダイオード(受光素子)と、フォトダイオードからの出力信号を信号処理する検出回路とを備えている。検出回路では、CW光とCCW光とを重ね合わせることによって生成されたビート信号を検出し、そのビート信号の周波数に基づいて角速度が算出される。
次に、上記の構成をなす半導体リングレーザジャイロ1の作動・効果について図面を参照して説明する。
駆動回路(図示せず)から供給される電流を半導体レーザ2に注入すると、半導体レーザ2の両端面2a,2bから光が出射する。半導体レーザ2の左側端面2aから出射したCW光は、一方の結合光ファイバ4を介して感知コイル6に導かれ、光ファイバコイル6bを周回する。光ファイバコイル6bを周回した光は、他方の結合光ファイバ5を介して半導体レーザ2の右側端面2bから半導体レーザ2内に入射する。このように、半導体レーザ2の左側端面2aから出射したCW光が、半導体レーザ2と光ファイバリング3とから構成される光周回路(レーザ共振回路)を右回り(CW)に周回することにより、レーザ発振する。
一方、半導体レーザ2の右側端面2bから出射したCCW光は、他方の結合光ファイバ5を介して感知コイル6に導かれ、光ファイバコイル6bを周回する。光ファイバコイル6bを周回したCCW光は、一方の結合光ファイバ4を介して半導体レーザ2の左側端面2aから半導体レーザ2内に入射する。このように、半導体レーザ2の出射したCCW光が、半導体レーザ2と光ファイバリング3とから構成される光周回路を左回り(CCW)に周回することにより、レーザ発振する。
そして、光ファイバリング3を周回するCW光およびCCW光の一部が光分岐器7および検出用光ファイバ8を介して光検出部9に導かれる。ここで、半導体リングレーザジャイロ1が静止している状態には、CW光の周波数(波長)とCCW光の周波数とは一致していることから、ビート信号は発生しない。この場合、光検出部9からの出力信号をスペクトルアナライザによりスペクトラム解析すると、レーザ共振器長(半導体レーザ2の光学長と光ファイバリング3の光学長の総和)に対応する複数の縦モード(以下、リング共振スペクトルという)のみが観察される(後述する図2参照)。以下では、1次のリング共振スペクトルの周波数を、リング共振周波数Frlg
と称する。
このリング共振周波数Frlgは、光速をC、光ファイバリング3を構成する光ファイバの屈折率をn、光ファイバの全長(光ファイバリング3を構成する光ファイバの長さ)をLとした場合、半導体レーザ2の光学長が光ファイバの光学長と比較して短いことから近似的にFrlg=C/nLと表される。また、本発明においては、一対の結合光ファイバ4,5の長さが、感知コイル6の光ファイバコイル6bを構成する光ファイバの長さ(=2πrN)に比べて短いことから、光ファイバの全長Lは近似的にL=2πrNと表される。ここで、Nは、感知コイル6のボビン6aに多重巻きされた光ファイバのターン数である。
次に、半導体リングレーザジャイロ1が回転を伴う移動を開始すると、サニャック効果に起因してCW光の周波数とCCW光の周波数とに差が生じ、CW光とCCW光とを重ね合わせることによりビート信号が発生する。この場合には、リング共振スペクトル以外に、ビート信号(ビート信号の周波数(ビート周波数ΔFbeat)に発生する信号)と、各次数のリング共振スペクトルの側帯波とが、スペクトルアナライザにより観察される(後述する図3(b)参照)。なお、リング共振スペクトルの周波数と側帯波の周波数との差の絶対値がビート周波数ΔFbeatに相当する。このビート周波数ΔFbeatから、角速度Ωとビート周波数ΔFbeatとの関係を示す式、すなわち、Ω=(nλL/4A)ΔFbeatにより感知コイル6回りの角速度Ωが算出される。ここで、λは、CW光およびCCW光の波長(静止時の波長)である。また、本発明では、光ファイバによって囲まれる領域の面積累計Aを、半径rの感知コイル6(ボビン6a)の断面積πrと光ファイバのターン数Nとの積であるNπrで近似することができる。また、パス長としての光ファイバの全長Lを、前述のように、L=2πrNで近似できる。したがって、角速度Ωとビート周波数ΔFbeatとの関係は、次の式で表される。
Ω=(nλ/2r)ΔFbeat
ところで、この式から判断すると、角速度Ωの検出感度は感知コイル6のボビン6aの半径rに依存するものの、光ファイバの全長L(または光ファイバのターン数N)には依存しないことになる。ところが、本発明者の検討によると、ボビン6aの径を小さくすることにともない装置の小型化が達成できるものの、ビート信号の検出が全く不能になるという現象が発生した。そこで、この現象の解明および対策を検討したところ、感知コイル6のボビン6aに光ファイバを多重巻きすることによって光ファイバの全長Lを長くすることが、ビート信号の検出に有効であることが分かった。そして、良好な感度でビート信号を検出するには、ビート信号とリング共振スペクトルとの関係に注目して、光ファイバの全長Lを所定の範囲に制御することが好ましいことが判明した。そこで、光ファイバの全長Lとビート信号およびリング共振スペクトルとの関係について以下に説明する。
リング共振スペクトルは、図2に模式的に示すように、光ファイバの全長Lによって、スペクトル線幅を示すFWHM(Full Width Half Maximum)および等間隔に発生する複数のリング共振スペクトルの間隔を示す自由スペクトル空間FSR(リング共振周波数Frlg(=C/nL)に一致)が変化する。具体的には、光ファイバの全長Lが比較的短い場合(図中破線で示す)には、FWHM1が大きくなり、FSR1も大きくなる(リング共振周波数Frlg1が大きくなる)。それに対して、光ファイバの全長Lが比較的長い場合(図中実線で示す)には、FWHM2が小さくなり、FSR2も小さくなる(リング共振周波数Frlg2が小さくなる)。なお、光ファイバの全長LによってFWHMおよびFSRが変化する現象は、光ファイバリング3が半導体レーザ2とともにレーザ共振回路を形成することにより生じるものであり、半導体リングレーザジャイロ特有の現象である。
一方、ビート信号は、前述のように、リング共振スペクトルの側帯波としても観測される(発生する)ものである。リング共振スペクトルのFWHMが大きい場合には、図3(a)に模式的に示すように、リング共振スペクトルの側帯波がリング共振スペクトルの裾に隠れ(埋もれ)、ビート信号を検出することができない(ビート周波数に信号が発生しない。)したがって、ビート周波数ΔFbeatの下限値(ジャイロに要求される角速度の測定範囲の下限値Ωminに相当するビート周波数であり、以下では、ビート周波数の下限値ΔFbeat_minという)寄りのビート信号を検出できるようにするには光ファイバの全長Lを長くするこが有効である。光ファイバの全長Lを長くすることにより、リング共振スペクトルのFWHMを狭くすることができ、リング共振スペクトルの裾に埋もれていた側帯波を顕在化(表出)させビート信号を発生させることができるからである。この観点から、光ファイバの全長Lについての実験による定量的な検討を行なったところ、リング共振周波数Frlg(=C/nL)がビート周波数の下限値ΔFbeat_min(=2πΩmin/nλ)の10倍以下となるように光ファイバの全長Lを長くすることにより、ビート周波数の下限値ΔFbeat_minまでビート信号を精度よく確実に検出できることが明らかになった。
ところが、光ファイバの全長Lをさらに長くした場合には、所定の長さ以上のところでビート周波数ΔFbeatの上限値(ジャイロに要求される角速度の測定範囲の上限値Ωmaxに相当するビート周波数であり、以下では、ビート周波数の上限値ΔFbeat_maxという)寄りの検出感度が低下または不安定になるという現象が発生した。そこで、さらに検討を進めたところ、この現象も半導体リングレーザジャイロ特有の原因により発生していることが分かった。すなわち、光ファイバの全長Lを長くした場合には、前述のように、自由スペクトル空間FSR(またはリング共振周波数Frlg)が小さくなる。したがって、光ファイバの全長Lを所定以上の長さに設定すると、図3(b)に模式的に示すように、ビート信号(ビート周波数に発生する信号)とリング共振スペクトルの側帯波との間隔が狭くなり、ビート信号とリング共振スペクトルの側帯波とに重なりが生じる。この重なりの程度が大きいと、ビート周波数の正確な検出が困難になる。よって、光ファイバの全長Lを所定値以上まで長くした場合に、ビート周波数の上限値ΔFbeat_max寄りの検出感度が低下した原因は、ビート信号とリング共振スペクトルの側帯波とが重なったことによるものと考えられる。
ここで、ビート信号とリング共振スペクトルの側帯波とが完全に重なる周波数の条件は、リング共振スペクトルの側帯波の周波数がFrlg−ΔFbeatであることから、ΔFbeat=Frlg−ΔFbeat、すなわち、2ΔFbeat=Frlgである。これより、ビート信号とリング共振スペクトルの側帯波とが重なることによる検出感度の低下を抑制するには、リング共振周波数Frlg(=C/nL)がビート周波数の上限値ΔFbeat_max(=2πΩmax/nλ)の2倍より大きく(2ΔFbeat_max<Frlg)なるように、光ファイバの全長Lの上限を制限する必要があることが分かる。ただし、ビート信号およびリング共振スペクトルのFWHMを考慮すると、リング共振周波数Frlgがビート周波数の上限値ΔFbeat_maxの略2.5倍以上(2.5ΔFbeat_maxt≦Frlg)となるようにするのがより好ましい。
以上の検討結果から、半導体リングレーザジャイロ1は、ビート周波数ΔFbeat(ビート周波数の下限値ΔFbeat_minおよび上限値ΔFbeat_max)とリング共振周波数Frlgとが2ΔFbeat_max<Frlg≦10ΔFbeat_min(より好ましくは、2.5ΔFbeat_max≦Frlg≦10ΔFbeat_min)の関係を満たすように光ファイバの全長Lが決定されている。これにより、小径・小型でありながら、ビート周波数の下限値ΔFbeat_minから上限値ΔFbeat_maxまで連続してビート信号を良好に検出することが可能となる。すなわち、測定範囲の全範囲にわたって角速度を精度よく確実に検出することができる半導体リングレーザ1を実現することができる。また、上記関係式を用いることにより、所定のビート周波数の測定範囲(ビート周波数の下限値ΔFbeat_minおよび上限値ΔFbeat_max)に対して好適な光ファイバの全長Lを迅速に決定することができ、半導体リングレーザジャイロ1の作製が容易になることが期待できる。(なお、この場合には、ビート周波数の下限値ΔFbeat_minと上限値ΔFbeat_maxとが所定の関係を満たすことが要求される。)
それとは逆に、光ファイバの全長Lが固定されている場合には、2ΔFbeat_max<Frlg≦10ΔFbeat_min(より好ましくは、2.5ΔFbeat_max≦Frlg≦10ΔFbeat_min)の関係を満たすように、ビート周波数の下限値ΔFbeat_minおよび上限値ΔFbeat_maxを決定する。これにより、測定範囲の全範囲においてビート周波数、ひいては角速度を良好に検出することが可能な半導体リングレーザジャイロ1を実現できる。また、上記関係式を用いることにより、光ファイバの全長Lに対するビート周波数の最大測定範囲を迅速に決定することができ、半導体リングレーザジャイロ1の作製が容易になることが期待できる。
次に、上記効果を確認するため、試作した半導体リングレーザジャイロ1の性能を評価した結果を図4および図5に示す。図4はビート信号の測定結果であり、図5は側帯波の測定結果である。なお、図5では、側帯波の例として3次のリング共振スペクトルの側帯波を示している。この場合、3次のリング共振スペクトルの周波数と側帯波の周波数との差がビート周波数ΔFbeatに対応する。図4および図5に示すように、ビート周波数ΔFbeatが60kHzから250kHzまで(角速度として、0.2rpmから0.8rpmまで)を精度よく検出できることが確認された。また、リング共振周波数Frlgが約600kHzであることから、2ΔFbeat_max<Frlg≦10ΔFbeat_minの関係を満たしている。なお、この場合の感知コイル6の半径rは30mmであるが、半径rが100,200,300,400mmの場合にも良好に角速度を検出できることが確認された。
以上、本発明の実施形態に係る半導体リングレーザジャイロ1について説明したが、本発明に係るジャイロは小型に構成できることから、複数の光周回路を配置して多軸回りの角速度を検出する多軸用のジャイロとして構成することができる。また、一つの感知コイル6をゴニオステージなどを用いて可動させることにより、一つの感知コイル6のみで任意の方向の角速度を検出できるように構成することができる。
〈第2の実施形態〉
次に、本発明の第2の実施形態について図6(a)〜(c)を参照して説明する。図6(a)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体リングレーザジャイロ21の全体構成を模式的に示す概念図である。半導体リングレーザジャイロ21は、第1の実施形態に係る半導体リングレーザジャイロ1とは光検出部29が主として相違するので、以下では光検出部29について説明し、共通する部材については同一符号を付して説明は省略する。
光検出部29は、2つの開口を有する筐体29aと、筐体29aの中央部に配置される合波プリズム29bと、合波プリズム29bの出力側に配置される4分割フォトダイオード(受光素子)29cと、4分割フォトダイオード29cの受光面を覆うように配置されるマスク29dと、を備えている。マスク29dには、図6(b)に示すように、分割フォトダイオード29cの4つの受光面ごとに1本または複数本(本実施形態では、3本)のスリット29daが形成されている。スリット29daの伸びる方向は、後述する干渉縞の伸びる方向と一致させている。また、スリット29daは、4つの受光面ごとに所定の位相(本実施形態では、後述する干渉縞の周期の1/4波長)だけずれるように形成されている。なお、3本のスリット29daの間隔は、いずれの受光面においても干渉縞の間隔と一致させている。
筐体29aの2つの開口には、光分岐器7により分岐されたCW光およびCCW光の一部を光検出部29に導くための検出用光ファイバ8aの両端がそれぞれ配置されている。検出用光ファイバ8aの両端からそれぞれ出射したCW光およびCCW光は、合波プリズム29bにより合波される。そして、この合波された光が、マスク29dに形成された複数のスリット29daを介して4分割フォトダイオード29cの各受光面に入射する。
ここで、半導体リングレーザジャイロ21が静止している場合には、CW光とCCW光の周波数は一致していることから、図6(c)に示すように、静止した干渉縞が形成される。次に、半導体リングレーザジャイロ21が回転移動を開始すると、サニャック効果により、CW光の周波数とCCW光の周波数とに差が生じ、干渉縞がスリット29daを介して4分割フォトダイオード29cの各受光面上を移動し始める。この干渉縞の移動速度および移動方向は、ビート周波数および回転方向にそれぞれ依存する。したがって、干渉縞の移動速度および移動方向を、受光面ごとに位相をずらして形成されたスリット29daを有するマスク29dと4分割フォトダイオード29cとを用いて検出することにより、ビート周波数および移動方向が求まる。そして、このビート周波数および移動方向から角速度および回転方向が決定される。
以上の説明から明らかように、第2の実施形態に係る半導体リングレーザジャイロ21は、第1の実施形態に係る半導体リングレーザジャイロ1と同様の効果を奏する。それに加えて、半導体リングレーザジャイロ21は、簡易な構成でありながら、角速度を計測できるとともに回転方向を判別することができる。なお、上記実施形態では、4分割フォトダイオード29cを用いて干渉縞の移動速度および移動方向を検出しているが、少なくとも2つ以上の受光面または受光素子を用いることによって、干渉縞の移動速度および移動方向を検出することができる。また、受光面または受光素子を所定の間隔で配置させることにより、マスク29dを設けることなく干渉縞の移動速度および移動方向を検出することも可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、光ファイバリング3を構成する光ファイバは、必ずしも単一モード光ファイバである必要はない。単一モード光ファイバに代えてマルチモード光ファイバを適用してもよい。また、感知コイル6のボビン6aの形状は、必ずしも円筒状である必要はなく、例えば、断面形状が楕円または多角形である筒状であってもよい。さらに、ボビン6aを用いることなく、空芯状に光ファイバを多重巻きして感知コイル6を形成してもよい。
第1の実施形態に係る半導体リングレーザジャイロの全体構成を模式的に示す概念図である。 リング共振スペクトルを説明するための模式図である。 (a)は、光ファイバの全長が比較的短い場合の、リング共振スペクトルに側帯波が埋もれた様子を模式的に示す図であり、(b)は、光ファイバの全長が比較的長い場合の、ビート信号の一部とリング共振スペクトルの側帯波の一部とが互いに重なった様子を模式的に示す図である。 角速度(回転数)とビート周波数との関係を実測した結果を示す図である。 角速度(回転数)と側帯波の周波数との関係を実測した結果を示す図である。 (a)は第2の実施形態に係る半導体リングレーザジャイロの全体構成を模式的に示す概念図であり、(b)は光検出部の一部を示す図であり、(c)は干渉縞を示す図である。 従来の光ジャイロの構成を示す概念図である。
符号の説明
1,21 半導体リングレーザジャイロ
2 半導体レーザ
3 光ファイバリング
4,5 結合光ファイバ
6 感知コイル
6a ボビン
6b 光ファイバコイル
7 光分岐器
8,8a 検出用光ファイバ
9,29 光検出部
29a 筐体
29b 合波プリズム
29c 4分割フォトダイオード
29d マスク
29da スリット


Claims (3)

  1. 両端面から光を出射させる半導体レーザと、
    該半導体レーザの両端面から出射した光を互いに反対方向に周回させ、前記半導体レーザとともにレーザ共振回路を構成する光ファイバリングと、
    該光ファイバリング内を互いに反対方向に周回する2つの光のビート周波数から回転角速度を検出するための光検出部と、を備える半導体リングレーザジャイロにおいて、
    前記光ファイバリングは、光ファイバを多重巻きして形成される感知コイルを有し
    前記光ファイバリングは、リング共振周波数F rlg と角速度の測定範囲の下限値に相当するビート周波数ΔF beat_min とが(1)式の関係を満たすように構成されていることを特徴とする半導体リングレーザジャイロ。
    rlg ≦10ΔF beat_min ・・・(1)式
    ただし、F rlg は以下の通りである。
    rlg =C/nL
    ここで、Cは光速、nは光ファイバの屈折率、Lは光ファイバの全長である。
  2. 前記光ファイバリングは、リング共振周波数Frlgと角速度の測定範囲の上限値に相当するビート周波数ΔFbeat_maxとが(2)式の関係を満たすように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体リングレーザジャイロ。
    2ΔFbeat_max <Frlg ・・・(2)式
    ただし、Frlgは以下の通りである。
    rlg=C/nL
    ここで、Cは光速、nは光ファイバの屈折率、Lは光ファイバの全長である。
  3. 前記光検出部は、前記光ファイバリングを互いに反対方向に周回する2つの光の一部をそれぞれ外部に取り出す光分岐器と、
    該光分岐器から外部に取り出された2つの光を干渉させる合波プリズムと、
    該合波プリズムにより干渉された光を受光する複数の受光面を有する分割フォトダイオードと、
    前記合波プリズムと前記分割フォトダイオードとの間に配設され、前記受光面ごとに位相が異なるスリットが形成されたマスクと、により構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体リングレーザジャイロ。
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