JP5278045B2 - Speaker - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、スピーカに関するものである。 The present invention relates to a speaker.
従来のスピーカは図12に示すような構成となっていた。 A conventional speaker has a configuration as shown in FIG.
すなわち、この図12に示すように、このスピーカは、磁気回路1と、この磁気回路1の磁気ギャップ2内に、少なくともそのコイル部3が可動自在に設けられたボイスコイル体4と、このボイスコイル体4の磁気ギャップ2外方部分に、その内周が連結された振動板5と、この振動板5の外周がエッジ6を介して連結されたフレーム7とを備えた構成となっていた。
That is, as shown in FIG. 12, the speaker includes a
すなわち、ボイスコイル体4のボイスコイル部3にオーディオアンプ等から出力された電気信号を入力することで、ボイスコイル体4が起振し、その起振力が振動板5に伝達され、振動板5が空気を振動させて電気信号を音声に変換する構成となっていた。
That is, by inputting an electrical signal output from an audio amplifier or the like to the
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
上記従来例においては、図12に示すように、ボイスコイル体4のボイスコイル部3と振動板5内周固定部分との間にダンパー8の内周が固定され、このダンパー8の外周はフレーム7に固定されている。このダンパー8はエッジ6と共にサスペンションを構成し、ボイスコイル体4が可動時にローリングしないようにしている。また、このダンパー8は図12に示すように複数の波形を組み合わせた形状にして、できるだけボイスコイル体4の可動負荷とならないような構成となっている。
In the above conventional example, as shown in FIG. 12, the inner periphery of the
しかし、近年のスピーカの高性能化においては、このダンパー8が存在することによって大きな問題が発生している。
However, in the recent high performance of speakers, the presence of this
すなわち、ボイスコイル体4が磁気回路1へ向かう挙動と、磁気回路1とは反対側へ向かう挙動において、ダンパー8の可動負荷の非直線性や非対称性が大きく、これに起因する高調波ひずみが大きく発生すると同時にパワーリニアリティも悪化することになっていた。
That is, in the behavior of the
図13は従来のスピーカのパワーリニアリティ、スピーカ入力電力に対する振動板5の変位を示している。Aは磁気回路1に向けた振動板5の振幅特性を示し、Bは磁気回路1とは反対方向の振動板5の振幅特性を示す。また、図14には従来のスピーカの高調波ひずみ特性を示し、Cがスピーカの周波数特性、Dが第2高調波ひずみ特性、Eが第3高調波ひずみ特性である。
FIG. 13 shows the power linearity of a conventional speaker and the displacement of the diaphragm 5 with respect to the speaker input power. A shows the amplitude characteristic of the diaphragm 5 toward the
このような非直線性や非対称性に起因するパワーリニアリティ悪化や高調波ひずみ特性の課題を解決するため、各社とも、ダンパー8の非直線性や非対称性を解決するため種々の工夫をしているが、このダンパー8は上述のごとく、その可動負荷を少なくするように複数の波形を組み合わせて出来たものであるから、このダンパー8とエッジ6を組み合わせてサスペンションを構成する以上は、非直線性や非対称性を解決して高調波ひずみを低減させることが難しく、スピーカの高性能化が出来ていないのが現状である。そこで本発明は、薄型化が図れる構成で、かつ低歪の高性能スピーカを提供することを目的とするものである。
In order to solve such problems of power linearity deterioration and harmonic distortion characteristics due to such non-linearity and asymmetry, each company has devised various ways to solve the non-linearity and asymmetry of the
そして、この目的を達成するために本発明は、磁気ギャップを有する磁気回路を中央部裏面に設置し、その外周部分がフレームに結合されるプロテクターと、この磁気回路の前記磁気ギャップ内に少なくともそのコイル部が可動自在に設けられたボイスコイル体と、このボイスコイル体の磁気ギャップ外方部分にその内周部分を連結し、外周部分を第一のエッジを介して前記フレームに連結された振動板と、前記振動板より前記磁気回路側とは反対側に、前記ボイスコイル体を実質的に支え、外周部分を第二のエッジを介して前記フレームに連結されたサスペンションホルダを備え、前記サスペンションホルダの内周部分は、ボイスコイル体における前記振動板の内周の連結部に対して前記磁気回路側の反対側に連結され、前記第一のエッジは前記ボイスコイル体の振動板内周連結部よりも前記磁気回路側の上方の位置で前記フレームと結合し、前記第一、第二のエッジは、これら第一、第二のエッジを境にしてほぼ対称相似形状としたスピーカにおいて、前記サスペンションホルダの内周と外周の間の中部は、前記振動板の中部に結合されたものである。 In order to achieve this object, the present invention provides a protector in which a magnetic circuit having a magnetic gap is installed on the back surface of the central part and an outer peripheral portion thereof is coupled to a frame, and at least the magnetic circuit in the magnetic gap of the magnetic circuit A voice coil body in which a coil part is movably provided, and a vibration in which an inner peripheral part is connected to an outer part of the magnetic gap of the voice coil body and an outer peripheral part is connected to the frame via a first edge. a plate, on the side opposite to the side of the magnetic circuit than the diaphragm, support the voice coil body substantially comprising a suspension holder coupled to the frame via the outer peripheral portion second edge, the suspension the inner peripheral portion of the holder is connected to the opposite side of the magnetic circuit side with respect to the connecting portion of the inner periphery of the diaphragm in the voice coil body, the first edge The voice coil body is coupled to the frame at a position above the magnetic circuit side of the diaphragm inner peripheral coupling portion, and the first and second edges are bordered by the first and second edges. In the speaker having a substantially symmetrical shape, the middle part between the inner periphery and the outer periphery of the suspension holder is coupled to the middle part of the diaphragm .
以上のように本発明は、磁気ギャップを有する磁気回路をプロテクターの中央部裏面に設置し、振動板の内周部分をボイスコイル体の磁気ギャップ外方部分に連結し、振動板の外周部分を磁気回路側の上方の位置で第一のエッジを介してフレームに連結する構成とすることにより、スピーカ全体の厚みを薄くすることができる。 As described above, in the present invention, a magnetic circuit having a magnetic gap is installed on the back surface of the central portion of the protector, the inner peripheral portion of the diaphragm is connected to the outer portion of the magnetic gap of the voice coil body, and the outer peripheral portion of the diaphragm is connected. By adopting a configuration in which the frame is connected to the frame via the first edge at a position above the magnetic circuit side, the thickness of the entire speaker can be reduced.
また、第一のエッジと第二のエッジによりサスペンションを構成させることで、サスペンションの非直線性及び非対称性の要因となるダンパーを排除するとともに、第一のエッジと第二のエッジはそれ自体の非対称性をキャンセルするように配置させたので、サスペンションの非直線性及び非対称性を根本的に解決することができ、これに起因するスピーカの高調波ひずみ低減とパワーリニアリティを向上させてスピーカの性能を向上させることができる。 In addition, by configuring the suspension with the first edge and the second edge, it is possible to eliminate the damper that causes the nonlinearity and asymmetry of the suspension, and the first edge and the second edge have their own. Since it is arranged so as to cancel the asymmetry, the nonlinearity and asymmetry of the suspension can be fundamentally solved, and the speaker performance is improved by reducing the harmonic distortion and power linearity caused by this. Can be improved.
以下、本発明の実施の形態を図を用いて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のスピーカの断面図を示す。図1において、磁気回路11は円板状のマグネット11a、円板状のプレート11b、円形凹状のヨーク11cからなり、プレート11bの外周とヨーク11cの外周端部の内周間の磁気ギャップ17にマグネット11aの磁束を集中させる。マグネット11aにはネオジウム系や希土類コバルト系が、プレート11b及びヨーク11cには鉄が主な材料として用いられている。なお、図1では内磁型の例を示しているが外磁型の磁気回路でもよい。この磁気回路11は、プロテクター18の中央部裏面にネジ21を用いて取り付けられ、このプロテクター18の外周部分はフレーム19に結合されている。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a cross-sectional view of a speaker according to
ボイスコイル体12は、円筒状で、磁気回路11の磁気ギャップ17内に少なくともそのコイル部12aが可動自在に設けられており、一般的には紙及び樹脂、アルミ等の金属を材料としたボビンの上に、銅線などのコイルを巻いて構成している。このボイスコイル体12のコイル部12aと反対側の端面にはダストキャップ20が設けられている。
The
振動板13はボイスコイル体12の磁気ギャップ17外方部分に、その内周が連結され逆円錐状の形状をしており、ボイスコイル体12に起振された振動により実際に音を出すもので、高い剛性と内部損失を両立したパルプ及び樹脂が主な材料として用いられる。振動板13は磁気回路11側に逆円錐状の外周部分がくるように設けられ、この振動板13の外周部分はリング状の第一のエッジ14を介してフレーム19に結合されている。この時、第一のエッジ14はボイスコイル体12の振動板13内周連結部よりも磁気回路11側の上方の位置でフレーム19に結合されている。
The
磁気回路11と振動板13をこのような位置構成とすることにより、スピーカ全体の厚みを大幅に薄くすることができる。
By setting the
第一のエッジ14は、振動板13に可動負荷を加えないようにウレタン及びゴム、布などの材料が用いられ、フレーム19は皿状の形状をしており、この複雑な形状にも対応できるように鉄板プレス品や樹脂成型品及びアルミダイキャストなどの材料が用いられる。
The
サスペンションホルダ15は、振動板13に対し、磁気回路11側とは反対側に設けられ、その内周部分はボイスコイル体12の振動板13内周連結部より磁気回路11側とは反対側に連結されており、高い剛性と内部損失を両立したパルプ及び樹脂が主な材料として用いられる。
The
また、サスペンションホルダ15の内周と外周の間の中部は、振動板13の中部に接着剤等で結合されている。このため、振動板13とサスペンションホルダ15との位相がほぼ同位相となり、これら振動板13とサスペンションホルダ15の位相ずれに起因する中低音域の共振歪みを低減することが可能となるので、周波数特性の平坦化ができる。
Further, the middle part between the inner circumference and the outer circumference of the
サスペンションホルダ15の外周部分は、第二のエッジ16を介してフレーム19に結合されている。第二のエッジ16は、第一のエッジ14と同様にサスペンションホルダ15に可動負荷を加えないようにウレタン及びゴム、布などの材料が用いられる。第二のエッジ16は、ボイスコイル体12の振動板13内周連結部よりも磁気回路11側とは反対側の同等または下方の位置でフレーム19に結合されている。
The outer peripheral portion of the
ここで、第一のエッジ14は磁気回路11側に突出し、第二のエッジ16は磁気回路11側とは反対側に突出しており、これら第一、第二のエッジ14,16間を境にして略対称相似形状となっている。
Here, the
次に、図2のプロテクター18を上面から見た図を示す。プロテクター18は、複雑な形状にも対応できるように鉄板プレス品や樹脂成型品及びアルミダイキャストなどの材料が用いられる。そして、このスピーカはプロテクター18側に音を放射させるために、中央部裏面にネジ21で取り付けた磁気回路11の部分を除く全面にパンチング穴22を設けている。そしてこのプロテクター18の4隅にはこのプロテクター18を取り付けているフレーム19とともに、このスピーカを取り付けるための取り付け穴23を設けている。
Next, the figure which looked at the
図3に他の実施例のプロテクター18aを上面から見た図を示す。これも同様にプロテクター18a側に音を放射させるために、中央部裏面にネジ21で取り付けた磁気回路11を支持するための4ヶ所の梁24の部分を除く全面に開口部25を設けたものである。
FIG. 3 shows a top view of a
次に、図4に第二のエッジ16とサスペンションホルダ15との結合部分の拡大断面図を示す。第二のエッジ16におけるサスペンションホルダ15との連結部分は平面重合部15bで連結されているので、この連結部分にかかる応力を分散させることができ、スピーカの耐入力性能をより向上させることができる。
Next, FIG. 4 shows an enlarged cross-sectional view of a joint portion between the
また、ボイスコイル体12とフレーム19の間には従来のダンパーに代わってサスペンションホルダ15と第二のエッジ16によるサスペンションが設けられている。このサスペンションホルダ15及び第二のエッジ16は、第一のエッジ14と共にサスペンションを構成し、ボイスコイル体12が可動時にローリングしないように設けられているものである。
Further, a suspension by a
このため、第一のエッジ14と第二のエッジ16によりサスペンションを構成させることができ、サスペンションの非直線性及び非対称性の要因となるダンパーを排除することができる。また、第一のエッジ14と第二のエッジ16はそれ自体の非対称性をキャンセルするように略対称相似形状となっている。具体的には第一のエッジ14と第二のエッジ16の突出する方向が反対になるように対向配置されており、これにより図5のA,Bで示すパワーリニアリティの入力電力−振動板振幅特性のごとく、サスペンションの非直線性及び非対称性を根本的に解決することができる。
For this reason, a suspension can be comprised by the
このため、図6のD,Eで示すスピーカの高調波ひずみ特性のごとく、サスペンションの非直線性及び非対称性に起因する高調波ひずみを低減することができ、スピーカの高性能化が実現できる。 For this reason, like the harmonic distortion characteristics of the speaker shown by D and E in FIG. 6, harmonic distortion caused by the nonlinearity and asymmetry of the suspension can be reduced, and the performance of the speaker can be improved.
図5は、本発明の実施の形態1のスピーカのパワーリニアリティを示す特性図であり、入力電力に対する振動板13の振幅量を示している。Aは磁気回路11側への入力電力−振動板振幅特性である。また、Bは磁気回路11と反対側への入力電力−振動板振幅特性である。
FIG. 5 is a characteristic diagram showing the power linearity of the speaker according to the first embodiment of the present invention, and shows the amplitude of the
図6は、本発明の実施の形態1のスピーカの高調波ひずみ特性であり、出力音圧と高調波ひずみのダイナミックレンジが大きいほど、その高調波ひずみが少ないことを示す。Cがスピーカ特性で、Dが第2高調波ひずみ特性、Eが第3高調波ひずみ特性である。
FIG. 6 shows the harmonic distortion characteristics of the loudspeaker according to
以上のように構成された実施の形態1のスピーカについて、以下その動作について説明する。
The operation of the loudspeaker according to
ボイスコイル体12のコイル部12aにオーディオアンプ等から出力された電気信号を入力することで、ボイスコイル体12が起振し、その起振力が振動板13に伝達され、振動板13が空気を振動させて電気信号を音声に変換する。
By inputting an electric signal output from an audio amplifier or the like to the
また、ボイスコイル体12とフレーム19の間には従来のダンパーに代わってサスペンションホルダ15と第二のエッジ16によるサスペンションが設けられている。このサスペンションホルダ15及び第二のエッジ16は、第一のエッジ14と共にサスペンションを構成し、ボイスコイル体12が可動時にローリングしないように設けられているものである。
Further, a suspension by a
このため、第一のエッジ14と第二のエッジ16によりサスペンションを構成させることができ、サスペンションの非直線性及び非対称性の要因となるダンパーを排除することができる。また、第一のエッジ14と第二のエッジ16はそれ自体の非対称性をキャンセルするように略対称相似形状となっている。具体的には第一のエッジ14と第二のエッジ16の突出する方向が反対になるように対向配置されており、これにより図5のA,Bで示すパワーリニアリティの入力電力−振動板振幅特性のごとく、サスペンションの非直線性及び非対称性を根本的に解決することができる。
For this reason, a suspension can be comprised by the
このため、図6のD,Eで示すスピーカの高調波ひずみ特性のごとく、サスペンションの非直線性及び非対称性に起因する高調波ひずみを低減することができ、スピーカの高性能化が実現できる。 For this reason, like the harmonic distortion characteristics of the speaker shown by D and E in FIG. 6, harmonic distortion caused by the nonlinearity and asymmetry of the suspension can be reduced, and the performance of the speaker can be improved.
(実施の形態2)
次に図7について説明する。図7は実施の形態2の断面図を示し、実施の形態1と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図7において、サスペンションホルダ26は円弧状をしており、その内周はボイスコイル体12の振動板13内周連結部よりも磁気回路11側とは反対側の下方の位置に連結され、その外周は第二のエッジ16を介してフレーム19に連結されている。これにより、スピーカ全体の厚みを薄くすることができる。また、第一のエッジ14と第二のエッジ16によりサスペンションを構成させることでサスペンションの非直線性及び非対称性の要因となるダンパーを排除するとともに、第一のエッジ14、第二のエッジ16及び振動板13、サスペンションホルダ26はそれぞれの非対称性をキャンセルするように配置したものであるので、サスペンションの非直線性及び非対称性を根本的に解決することに加え、サスペンションホルダ26をも振動板13と略対称相似形状にすることで、スピーカの高調波ひずみ低減とパワーリニアリティ、中低音域の周波数特性の平坦度をも向上させ、スピーカの性能を向上させることができる。
(Embodiment 2)
Next, FIG. 7 will be described. FIG. 7 shows a cross-sectional view of the second embodiment, and components having the same configuration as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals. In FIG. 7, the
(実施の形態3)
次に図8について説明する。図8は実施の形態3の断面図を示し、実施の形態1と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図8において、サスペンションホルダ27は振動板13の内周と外周の間の中部に、その内周が平面重合部27aで連結された円錐台状をしており、その外周は第二のエッジ16を介してフレーム19に連結されている。これにより、実施の形態2で述べた効果とともに、サスペンションホルダ27の大幅な軽量化が可能となり、このスピーカ自体の音響変換効率を向上することができる。
(Embodiment 3)
Next, FIG. 8 will be described. FIG. 8 shows a cross-sectional view of the third embodiment, and components having the same configuration as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals. In FIG. 8, the
(実施の形態4)
次に図9について説明する。図9は実施の形態4の断面図を示し、実施の形態1と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図9においては、第一のエッジ28は磁気回路11と反対側に向けて突出する形状とし、第二のエッジ29は振動板13に向けて突出する形状とした構成としている。
(Embodiment 4)
Next, FIG. 9 will be described. FIG. 9 shows a cross-sectional view of the fourth embodiment, and components having the same configuration as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals. In FIG. 9, the
このため、第一のエッジ28の前方に近接しているプロテクター18及び第二エッジ29に近接しているフレーム19の底面への接触を避けることができるため、スピーカ全体の厚みを更に薄くすることができる。また、スピーカ全体の厚みを変えない場合には、スピーカの振幅余裕を大きくとることで、最大音圧を大きくすることができる。
For this reason, since it is possible to avoid contact with the bottom surface of the
(実施の形態5)
次に図10について説明する。図10は、実施の形態5の断面図を示し、実施の形態2と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図10においては、第一のエッジ28は磁気回路11と反対側に向けて突出する形状とし、第二のエッジ29は振動板13に向けて突出する形状とした構成としている。
(Embodiment 5)
Next, FIG. 10 will be described. FIG. 10 shows a cross-sectional view of the fifth embodiment, and components having the same configuration as those of the second embodiment are denoted by the same reference numerals. In FIG. 10, the
このため、実施の形態4と同様に、第一のエッジ28の前方に近接しているプロテクター18及び第二エッジ29に近接しているフレーム19の底面への接触を避けることができるため、スピーカ全体の厚みを更に薄くすることができる。また、スピーカ全体の厚みを変えない場合には、スピーカの振幅余裕を大きくとることで、最大音圧を大きくすることができる。
For this reason, as in the fourth embodiment, it is possible to avoid contact with the bottom surface of the
(実施の形態6)
次に図11について説明する。図11は実施の形態6の断面図を示し、実施の形態3と同じ構成のものに関しては同一の符号を付している。図11においては、第一のエッジ28は磁気回路11と反対側に向けて突出する形状とし、第二のエッジ29は振動板13に向けて突出する形状とした構成としている。
(Embodiment 6)
Next, FIG. 11 will be described. FIG. 11 is a cross-sectional view of the sixth embodiment, and the same reference numerals are given to the same components as those of the third embodiment. In FIG. 11, the
このため、実施の形態4と同様に、第一のエッジ28の前方に近接しているプロテクター18及び第二エッジ29に近接しているフレーム19の底面への接触を避けることができるため、スピーカ全体の厚みを更に薄くすることができる。また、スピーカ全体の厚みを変えない場合には、スピーカの振幅余裕を大きくとることで、最大音圧を大きくすることができる。
For this reason, as in the fourth embodiment, it is possible to avoid contact with the bottom surface of the
以上のように本発明は、磁気ギャップを有する磁気回路をプロテクターの中央部裏面に設置し、逆円錐形の振動板を磁気回路側に設けることにより、スピーカの厚みを薄くすることができる。また、第一のエッジと第二のエッジによりサスペンションを構成させることでサスペンションの非直線性及び非対称性の要因となるダンパーを排除するとともに、第一のエッジと第二のエッジはそれ自体の非対称性をキャンセルするように配置させたので、サスペンションの非直線性及び非対称性を根本的に解決することができ、これに起因するスピーカの高調波ひずみ低減とパワーリニアリティを向上させてスピーカの性能を向上させることができる。 As described above, according to the present invention, the thickness of the speaker can be reduced by installing the magnetic circuit having the magnetic gap on the back surface of the central portion of the protector and providing the inverted conical diaphragm on the magnetic circuit side. In addition, by configuring the suspension with the first edge and the second edge, the damper that causes the nonlinearity and asymmetry of the suspension is eliminated, and the first edge and the second edge are themselves asymmetric. Since the suspension is arranged so as to cancel out the suspension, the nonlinearity and asymmetry of the suspension can be fundamentally solved, and the speaker performance is improved by reducing the harmonic distortion and power linearity of the speaker. Can be improved.
11 磁気回路
12 ボイスコイル体
13 振動板
14、28 第一のエッジ
15、26、27 サスペンションホルダ
16、29 第二のエッジ
17 磁気ギャップ
18 プロテクター
19 フレーム
20 ダストキャップ
21 ネジ
22 パンチング穴
23 取り付け穴
24 梁
25 開口部
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