JP5277307B2 - 情報推薦方法、そのシステム、及びサーバ - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツなどの情報を推薦する方法、特にユーザにとって関心はあるが、容易に想定できない意外性のある項目を推薦する技術に関する。
コンテンツなどの情報を配信する際に配信する情報を推薦するシステムとして、従来、「協調フィルタリング」方式が知られている(非特許文献1参照)。この協調フィルタリングとは、過去のユーザ履歴の類似性からユーザプロファイル(ユーザがどういったタイプに属するか、等)を推定し、次の推薦アイテムを決定する方式である。
また、特許文献1において、ユーザが視聴したコンテンツと視聴しなかったコンテンツによってそれぞれ嗜好クラスタと非嗜好クラスタをつくり、嗜好クラスタに類似していて、非嗜好クラスタに類似していないものから順に推薦する方式が述べられている。
特開2008−210010号公報 増井俊之, "インタフェースの街角(93) - 本棚演算, " Unix Magazine, Vol.20, No.12, 2005
協調フィルタリング方式では、部分的に履歴が類似した別ユーザの全履歴中、未推薦の部分を参照して推薦アイテムを決定する方式が主体であり、一般に、意外性のある推薦、即ちユーザにとって関心はあるが、容易に想定できない項目を推薦することは難しい。
また、特許文献1に記載の推薦方法では、類似度が最も近いコンテンツのクラスタのみを参照して推薦度を決定しており、他にも近い類似度のクラスタがある場合に、それを反映できない。例えば、1番類似性が高いコンテンツと2番目のコンテンツが、それぞれ嗜好、非嗜好が異なっている場合でも、逆に共に嗜好で同じ場合でも、推薦度は同じ結果となる。また、最も嗜好していると思われるものから推薦する方式であるため、嗜好コンテンツから離れたコンテンツの推薦順位を高くできない。そのため、意外性のある推薦は難しい。更に、ユーザ行動に関連して起こる背景状況(生理現象や人間関係等)を推薦内容に反映させることは考慮されていない。
本発明の課題は、ユーザにとって意外性のある推薦を行うことの出来る情報推薦方法、及びそのシステム等を提供することにある。
また、本発明に他の課題は、ユーザ行動に関連して起こる背景状況を推薦内容に反映できる情報推薦方法、及びそのシステム等を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明においては、処理部と記憶部とを備えたサーバを用い、アイテムに関する情報を受け取ったユーザの反応を、次に推薦するアイテムの選択基準に反映し、別途推薦を行う情報推薦方法、並びに情報推薦システムであって、処理部は、ユーザが反応した情報と、無反応であったという情報を収集し、未推薦アイテムに対して、ユーザが反応した関心アイテムと、無反応であった無関心アイテム双方とのどちらのアイテムとの類似性が高いかを比較し、その比較結果を用いてユーザへの次の推薦アイテムを決定する情報推薦方法、並びに情報推薦システムを提供する。
また、処理部は、未推薦アイテムについて、最近関心距離および最近無関心距離を算出し、最近関心距離および最近無関心距離の差から、未推薦アイテムの境界乖離度を算出し、境界乖離度が最小の未推薦アイテムを次の推薦アイテムに決定する情報推薦方法等を提供する。
更に、処理部は、関心アイテムと無関心アイテムそれぞれに類似した未推薦アイテムを、関心アイテムと無関心アイテムとして拡張することにより、推薦対象である全てのアイテム中に、関心アイテムと無関心アイテムの境界である無関心・関心境界を推定し、無関心・関心境界上、またはその近傍、または、無関心・関心境界で決められる関心アイテム側の未推薦アイテムを次の推薦アイテムに決定する情報推薦方法等を提供する。
更にまた、本発明においては、上記の課題を解決するため、処理部は、ユーザの生理現象、および、同伴行動している人との人間関係等についての属性情報(場のコンテキストと呼ぶ)を推定し、この場のコンテキストをアイテムの推薦に反映させる情報推薦方法等を提供する。
本発明の好適な態様として、行動履歴、固定のユーザプロファイルによって情報推薦を行う一次推薦を行い、反応のあった項目だけでなく、無反応であった項目の情報を併せて用いて、二次推薦する項目の絞り込みを行う。この絞り込みにおいては、一次推薦の結果を用いて、類似度によって、全アイテム中で、ユーザの関心・無関心の境界がどこにあるかを特定し、その結果、未推薦アイテムが、ユーザの関心・無関心領域上のどの位置にあるかを特定する。そして、特に無関心でなく、且つ意外性を最大化するアイテムとして、関心・無関心の境界付近のアイテムを推薦アイテムとして決定する。
更に、本発明のより好適な態様として、二次推薦アイテムの決定にあたって、人間の行動履歴や固定のユーザプロファイル以外に、現在の行動によって引き起こされた生理要因や、共同行動者の人間関係などの背景状況についての属性情報である場のコンテキストを推定する機能を用い、場のコンテキストを反映させた二次推薦を行う。
本発明によれば、ユーザにとって意外性のある推薦を行うことの出来、更にユーザ行動に関連して起こる背景状況を推薦内容に反映することができる。
第1の実施例に係わる、推薦システムが実行される全体システム構成の一例を示す図である。 図1の推薦システム中の端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図1の推薦システム中のサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 第1の実施例に係わる推薦システムの全体フローチャートを示す図である。 第1の実施例に係わる推薦システムにおけるデータの境界乖離度を決定するフローチャートを示す図である。 第1の実施例に係わる、二次推薦アイテムを決定するフローチャートを示す図である。 第1の実施例に係わる、アイテムベクトルと関心・無関心境界を説明するための図である。 第1の実施例に係わる、アイテム・属性データテーブルの一例を示す図である。 第1の実施例に係わる、推薦履歴データテーブルの一例を示す図である。 第2の実施例に係わる推薦システムの全体フローチャートを示す図である。 第2の実施例に係わる、アイテムグラフ作成の流れを説明するフローチャートを示す図である。 第2の実施例に係わる、アイテムグラフ作成の流れを説明する模式図である。 第2の実施例に係わる、アイテムグラフ作成の流れを説明する模式図である。 第2の実施例に係わる、アイテムグラフ作成の流れを説明する模式図である。 第2の実施例に係わる、関心・無関心境界アイテムと境界乖離度を決定するフローチャートを示す図である。 第2の実施例に係わる、関心・無関心境界アイテムと境界乖離度を決定を説明する模式図である。 第2の実施例に係わる、関心・無関心境界アイテムと境界乖離度を決定を説明する模式図である。 第2の実施例に係わる、関心・無関心境界アイテムと境界乖離度を決定を説明する模式図である。 第2の実施例に係わる、関心・無関心境界アイテムと境界乖離度を決定を説明する模式図である。 第2の実施例に係わる、二次推薦アイテムを決定するフローチャートを示す図である。 第3の実施例に係わる、推薦システムが実行される全体システム構成の一例を示す図である。 第3の実施例に係わる、場のコンテキストの決定順序を説明するためのフローチャート図である。 第3の実施例に係わる、二次推薦アイテムを決定するフローチャートを示す図である。 第3の実施例に係わる、パラメータ数値化情報テーブルの一例を示す図である。 第3の実施例に係わる、コンテキスト・パラメータテーブルの一例を示す図である。 第3の実施例に係わる、コンテキスト・属性重みテーブルの一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に従い説明する。まず、推薦方法及び推薦システムが実行される全体システム構成の一例を説明する。
図1は、推薦方法及び推薦システムが実行される全体システム構成を示す図である。同図において、ユーザ100が、携帯電話等の端末101を所持し、この端末101を使って無線通信機器等のネットワーク接続装置102を介してネットワーク103経由でサーバ104にアクセスする。このサーバ104内には後で詳述する推薦プログラムなどが内蔵され、ユーザ100に対しコンテンツなどの推薦・配信処理を行う。サーバ104には、アイテム・属性情報105、ユーザプロファイル106、ユーザ行動履歴107等のデータベースが外付け或いは内蔵される構成を有する。
図2は図1の端末101の内部構成の一例を示す図である。同図において、ディスプレイ200、入力デバイス202、アンテナ204は、それぞれ映像表示部201、インターフェイス(IF)203、及び無線通信部205を介してデータバス等の内部バス206に接続される。また、内部バス206には通常のコンピュータと同様に、中央処理部(Central Processing Unit、CPU)からなる演算装置207、及び記憶部であるメモリ208が接続されている。このメモリ208にはディスプレイ200に表示するデータを生成する表示プログラムなどが記憶されている。
図3は、同様に図1のサーバ104の内部構成の一例を示す図である。同図において、300、301、302、303、304、305、306,307、308は、それぞれ表示デバイス、映像表示部、入力デバイス、インターフェイス(IF)、入力デバイス、インターフェイス(IF)、データバス等の内部バス、CPUからなる演算装置、メモリを示しており、サーバ104とは通常のコンピュータである。メモリ内の推薦プログラム等は後で詳述する。インターフェイス(IF)309を介して、内部バス306に接続される記憶装置310には、データベースとして図1に示したアイテム・属性情報105、ユーザプロファイル106、及びユーザ行動履歴107が記憶されている。また、サーバは通信部311を介して、ネットワーク103に接続される。
第1の実施例は、ベクトル空間タイプのアイテム分類による推薦方法及び推薦システムの例である。本実施例においては、アイテムの類似関係表現を空間配置(ベクトル)型として、関心・無関心境界領域を算出してアイテムを推薦する。すなわち、全てのアイテムをその属性によってベクトル表現してベクトル空間を生成し、一次推薦結果を用いて、ベクトル空間中に関心・無関心境界を決定し、この境界上、あるいは境界の付近に存在するアイテムを二次推薦する。
実施例1においては、図1、図3のシステム構成のサーバ104はユーザ100が所持する端末101に対して、ネットワークを介してコンテンツなどの各種のアイテムを推薦し、更には配信を行う。本実施例においては、推薦・配信対象である全アイテムはアイテムベクトルとみなされ、各種アイテムはベクトル空間に配置される。アイテムベクトルは、アイテムの属性を成分として作成される。
例えば、アイテムの属性として、ジャンル、価格帯、購買層の三つがあり、それぞれジャンルを1〜10の数字に、価格帯を1〜5の数字に、購買層も1〜5の数字で表現する。すると、一つのアイテムに対して、3つの数字の組が与えられる。ジャンルが7、価格帯が3、購買層が5などである。このとき、アイテムのベクトルは(7、3、5)の3成分(3次元)で与えられる。3成分以上の場合も同様であることは言うまでのない。また、ベクトル(7、3、5)を3次元空間の対応する位置に配置されていると見なして表現することもある。なお、このように数値の列をベクトルと見なしてデータ処理を行う手法は、多変量解析やパターン認識などにおいて広く用いられている(例えば、石井健一郎、前田英作、上田修功、村瀬洋著、「わかりやすいパターン認識」、オーム社、1998年参照)。なお、成分をさらに正規化して用いたり、主成分分析等の公知の変換を施しても良い。
図4は、実施例1の推薦システムのサーバ104における全体フローチャートを示す図である。このフローは、サーバ104の処理部である演算装置307での処理フローである。まず、スタート(ステップ400、以下「ステップ」を全て省略する)に続き、上述したように全推薦アイテムの属性によってアイテムベクトルを作成する(401)。そして各アイテムに対して類似度を算出し、類似度を用いた一次推薦を行う(402)。そして、一次推薦結果(一回以上の推薦)を記憶部であるメモリ308や記憶装置310に記憶しておき、この蓄積データを用いて、未推薦データの境界乖離度を決定する(403)。最後に、この境界乖離度を用いて二次推薦アイテムを決定し(404)、終了する(405)。なお、類似度を用いた一次推薦は、例えば従来の協調フィルタリングを用いても良い。
次に、図5を用いて、図4における境界乖離度の決定(403)の詳細フローを説明する。境界乖離度の決定フローが開始される(500)と、一次推薦(402)された各アイテムについての、反応データをチェックし(501)、一定時間内での関心反応の有無を見(502)、一定時間内に関心反応があったとき、当該アイテムを関心アイテムに分類し(503)、関心反応がなかったとき、無関心アイテムに分類して(504)蓄積し、全てのデータを終了したら(505、506)、アイテム空間中の関心アイテムと無関心アイテムのベクトルそれぞれを関心、無関心エリア(領域)の初期位置とする(507)。
なお、この反応の有無は、一次推薦アイテムに対応するアクセス先へのアクセスの有無、一次推薦アイテムと関連する商品の電子決済の有無、一次推薦アイテムに該当する商品の割引券などのダウンロード等、一次推薦アイテムに対するユーザの反応と見なせるログ情報を、処理部が参照することにより検出できる。
続いて、各未推薦アイテムについて最近関心距離(最近傍の関心初期位置、すなわち最近傍の関心アイテムのベクトルとの距離)を算出し(508)、同様に各未推薦アイテムについて最近無関心距離(最近傍の無関心初期位置、すなわち最近傍の無関心アイテムのベクトルとの距離)を算出し(509)、各未推薦アイテムについて、符号付きの境界乖離度(最近関心距離と最近無関心距離との差)を算出し(510)、境界乖離度の決定ステップを終了する(511)。
なお、アイテムベクトル間の距離は、例えばユークリッド距離を用いる。ユークリッド距離の定義は、次のとおりである。ベクトルx=(x1,x2, . . . xd)、ベクトルy=(y1,y2 . . . yd)のユークリッド距離D(x,y)は、
D(x,y)=√{(y1−x1)2+(y2-x2) 2+ . . . (yd-xd) 2}
ここで、√{ }は、{ }の中の値の平方根を、2は、2乗を示す。
これで算出されたユークリッド距離Dを用い、未推薦アイテムごとに、関心データの初期位置の中で最も距離が近いものを選択し、上述したように最近関心距離とする。また、各未推薦アイテムで、無関心データの初期位置の中で最も距離が近いものを選択し、最近無関心距離とする。そして、これら両者の差を取ることで、符号付きの境界乖離度とする。符号は便宜上(最近無関心距離−最近関心距離)の符号とする。なお、関心、無関心の距離の差を取る際、それぞれに異なった重みをつけても良い。関心側の距離に大きく重みをつけることは、より無関心に近いところに境界を設定することになる。
続いて、図4のフロー中の二次推薦アイテムの決定(404)の詳細を説明する。図6は、二次推薦アイテムの決定ステップの詳細を示すフローである。フローがスタートすると(600)、まず未推薦アイテム中で符号付き境界乖離度の絶対値が最小のデータを選択する(601)。アイテムが一つのみか否かを判断し(602)、複数ある場合は、アイテムが一つとなるまで、次の順序で選択を行う(603)。すなわち、符号付き境界乖離度の符号が正であるものだけ選択する。
(最近無関心距離)−(最近関心距離)>0
アイテムが一つとならない場合、乱数選択を行い、選択結果を推薦アイテムに決定する(605)。
また、ステップ602でアイテムが一つの場合、二次推薦アイテムに決定し(604)、終了する(606)。
図7は本実施例におけるアイテムベクトルと関心・無関心境界の関係の一例を模式的に示す図である。同図において、700(●印)、701(×印),702(○印)は、それぞれベクトル空間上の関心アイテム、無関心アイテム、未推薦アイテムを示している。703、704はそれぞれ関心アイテム700と未推薦アイテム702との最近関心距離と、最近無関心距離を示す。また、705、706はそれぞれ関心・無関心境界、符号付き境界乖離度を示している。なおここでは、関心・無関心境界は明示的な算出の例示をしないが、算出自体は、「最近関心距離」と「最近無関心距離」の差が零のところで定義される。符号付き境界乖離度706は、図7では模式的に例示したが、先の説明の通りに算出できる。
図8は、本実施例において用いられるアイテム・属性データの一例を示す図である。このデータは図1におけるアイテム・属性情報105として記憶部に記憶される。テーブル800は、各行が各アイテムを、各列が属性を示している。属性としては、先に説明したジャンル、価格帯、購買層や、季節などが例示されている。また、最右列に示すように、特徴的なキーワードに関係するか否か等も属性として利用できる。
図9は、本実施例におけるアイテム推薦履歴のデータの一例を示す図である。テーブル900の各行が各推薦アイテムを示し、各列は推薦されたアイテムの推薦時刻や、内容等を示している。時間、場所、ユーザ情報は、背景情報としてレコメンドの際に参考として用いることもできる。最右列は推薦を受けたレコメンドアイテムに対するユーザの反応を示しており、1は反応有、0は反応無を示しており、一次推薦の結果として用いる。なお、このテーブル900は、図1のユーザ行動履歴107として記憶部に記憶される。
以上説明した実施例1によれば、アイテムの類似関係表現をベクトルによる空間配置型とし、ベクトル空間で関心・無関心境界領域を算出し、この境界上、又はその付近に存在するアイテムを選定することにより、ユーザにとって関心はあるが、容易に想定できない意外性のある項目を推薦することが可能となる。特に、無関心・関心境界が、関心アイテムから十分遠い場合には、意外性ある情報アイテムが選択される可能性が高くなる。
また、関心アイテムの最近傍のデータのみ用いると、関心・無関心境界付近で評価値の大きな変動が起きるが、本実施例によれば境界乖離度を用いることにより、境界付近では連続した評価で順に境界付近からアイテムの推薦が可能となる。
続いて第2の実施例を図面に従い説明する。第2の実施例は、実施例1のベクトル空間配置型に代えて、グラフ構成タイプ、すなわち一次推薦結果を用い、アイテムグラフ中で関心・無関心境界と各アイテムの境界乖離度を算出する実施例である。本実施例においては、一次推薦の結果である反応アイテム、無反応アイテムを起点に、アイテムグラフ上のリンクをそれぞれ辿って拡張を行い、双方の領域が重なる部分のアイテム(一般には複数)を境界とする。
図10は実施例2の全体フローチャートを示す図である。本フローも実施例1と同様、図1、図3に示したシステム構成のサーバ104において実行されることは言うまでもない。図10において、処理フローが開始(1000)されると、全推薦アイテムの属性によってアイテムグラフが作成される(1001)。そして、類似度を用いた一次推薦が実行される(1002)。そして、一次推薦結果を用いてアイテムグラフ中で関心・無関心境界と各アイテムの境界乖離度を算出し(1003)、その結果に基づき二次推薦アイテムを決定(1004)して、終了する(1005)。
図11Aは図10のアイテムグラフの作成(1001)の詳細を示すフローである。アイテムグラフ作成がスタートすると(1100)、各アイテムi(i=0,1,2,…N)、について、ペア(i,j)(ここで、j>i)の類似度算出を行い(1101)、類似度>閾値か否かを判定し(1102)、YESの場合、i,j間にリンクあり(1103)、NOの場合、i,j間にリンクなし(1104)として、終了する(1105)。
ここで、各アイテム間の類似度は、例えば、属性ベクトル間の正規化相関を用いる。その定義は、アイテムi,jの属性ベクトルをx=(x1,x2, . . . xd)、ベクトルy=(y1,y2 . . . yd)、正規化相関をCor(x,y)とすると、
Cor(x,y)=(y1・x1 + y2・x2 + . . . + yd・xd)/
[√{(x1)2+(x2) 2+ . . . (xd) 2}・√{(y1)2+(y2) 2+ . . . (yd) 2}]
となる。ここで、先と同様、√{ }は、{ }の中の値の平方根を、2は2乗、・は掛け算、/は割り算を示す。そして、ステップ1103において、例えば、類似度があらかじめ設定した閾値(例えば0.5)以上の部分のみリンクありとする。
図11B−図11Dに本実施例の上述の処理を模式化して示した。図11Bの1〜5はアイテムiを示す。図11Cは、各アイテム1−5間の類似度である正規化相関の値0.1〜0.9を示している。図11Dは上述した閾値(0.5)以上の部分のみリンクしたものを示している。
続いて、図12により、図10の境界乖離度算出ステップ1003の詳細説明を行う。図12において、境界乖離度の算出・決定フローが開始されると(1200)、一次推薦の結果、ユーザから反応があったデータについて各反応データに付いてチェックを行う(1201)。まず、各データに対し一定時間内に関心反応があったか否かを調べ(1202)、YESの場合、当該アイテムを関心アイテムに分類し(1203)、NOの場合、当該アイテムを無関心アイテムに分類する(1204)。そして、全データが終了したか否かを確認し(1205)、否の場合、次の反応データに対してチェックを実行する(1206)。
全データが終了した場合、アイテムグラフ中の関心アイテムのノードと無関心アイテムのノードをそれぞれ関心、無関心エリアの初期値とする(1207)。そして、関心・無関心エリアを隣接関係によってグラフ上で各々隣接ノードに拡張していく(1208)。以下、隣り合うノードへの一回の拡張作業を(一回の)拡張ステップと呼ぶ。この拡張ステップを繰り返した時、一回前の拡張ステップで初めて拡張されたか、もしくは一回前までは未拡張であったノードであって、今回の拡張ステップで関心・無関心両側からの拡張が重なったノードを関心・無関心境界アイテム、即ち、関心・無関心境界乖離度ゼロとする(1209)。
最後に、上記で決定された関心・無関心境界アイテムを初期ノードとした拡張を行い、iステップ拡張して、初めて含まれたノードの関心・無関心境界乖離度をiとする。以上の操作をi=1からNまで繰り返して(1210)、終了する(1211)。
図13A−13Dに、ステップ1207−ステップ1210の具体例を模式的に示した。まず、図13Aに示すように、関心アイテムと無関心アイテムのノードをそれぞれ関心、無関心エリアの初期値とする。アイテム中の●印、×印、○印は、図7同様、それぞれ一次推薦済の関心アイテム1300、無関心アイテム1301、未推薦アイテム1302を示している。
続いて、図13Bに示すように、関心、無関心エリアを隣接関係によってグラフ上で各々隣接ノードに拡張する。図13Bの上段、中段、下段はそれぞれ3回拡張後、4回拡張後、5回拡張後の状態を示している。図13B中段において、各ノードで*印、□印を示すものが、それぞれ無関心アイテム、関心アイテムの拡張された後のアイテム1303、1304を表している。そして、図13Cに示すように、1回前に初めて拡張されたか、未拡張であったノードで、関心、無関心両拡張が重なったノードを関心・無関心境界アイテムとする。すなわち、関心・無関心境界乖離度0とし、同図の点線で囲った三つのアイテムが該当する。
図13D中、乖離度0以外の数値は、関心・無関心境界アイテムからiステップ拡張して、初めて含まれたノードの関心・無関心境界乖離度iを示したものである。
なお、乖離度をどこまで求めるかの数値Nはあらかじめ与えるパラメータである。拡張ステップの数を、関心、無関心エリアで違えて、一方を多くしても良い。また、別の方法として、実施例1の場合と同様に、各未推薦アイテムからノードをたどって拡張して、関心アイテム及び無関心アイテム各々に初めてたどり着くまでのステップ数を「最近関心距離」、「最近無関心距離」として、それらの差を見て、乖離度を定義しても良い。
図14は、本実施例における図10の二次推薦アイテムの決定ステップ1005の変形例を説明するための図である。なお、アイテムグラフは、図13Cと同様であるとする。
図14の変形例においては、グラフ表現上にて境界近傍を優先した推薦を行う。フローが開始されると(1400)、まず関心・無関心境界上にあるアイテム(例えば、3アイテム)を全て選択する(1401)。そして、未推薦アイテムが一つ以上あるか否かを検討する(1402)。無い場合には、i=1として(1403)、関心・無関心境界乖離度iのアイテムを全て選択し(1404)、未推薦アイテムが一つ以上あるか否かをチェックする(1405)。無ければ、iをカウントアップし(1408)、iがNになるまで繰り返し(1409)、推薦アイテムが無い場合(1410)、二次推薦アイテム決定処理を終了する(1411)。
一方、ステップ1402、ステップ1405において、未推薦アイテムが1つ以上ある場合、アイテムが1つとなるまで次の処理を繰り返す(1406)。
(1)関心・無関心境界乖離度が小さいものを選択。
(2)全ての推薦済みアイテムとの隔たり数の平均値が最大のものを選択。
(3)全ての反応アイテムの隔たり数の平均値が最小のものを選択。
(4)乱数選択を行い選択。
そして、選択結果を推薦アイテムに決定し(1407)、終了する(1411)。
なお、本変形例においても、先の実施例2のバリエーション同様、各未推薦アイテムからノードをたどって拡張して、関心アイテム及び無関心アイテム各々に初めてたどり着くまでのステップ数を、「最近関心距離」、「最近無関心距離」として、それらの差を見て乖離度を定義しても良い。
以上、最近傍データのみを用いた場合、関心・無関心境界付近で評価値の大きな変動が起きるが、本実施例においても、境界付近は連続した評価で順次境界付近から推薦可能となる。
続いて、第三の実施例として、「場のコンテキスト」データを用いて推薦を行う推薦システムを説明する。ここで、場のコンテキストデータとは、基情報が生理現象パラメータ、人間関係パラメータ、及びユーザプロファイルであるデータである。すなわち、「生理現象パラメータ」とは、人間の感覚(食べたい、休みたいという要求、寒い、暑い、痛い、暗い等の苦痛)、及び感情(喜怒快楽)に関連したパラメータであり、例えば、前の食事の時間と推定摂取カロリー、歩行距離、最近利用したサービスの種類(例、映画のジャンルや種類など)を意味する。また、「人間関係パラメータ」とは、ユーザの同伴者の人間関係に関するパラメータであり、例えば、恋人、妻、夫、家族、友人等である。このパラメータは、例えばコミュニケーション状況(通話頻度、メール頻度、共通コミュニティ参加頻度)から推定する。また、ユーザが同伴者を同伴しているかどうかは、ユーザが保持する情報端末に搭載したGPS等で得られた位置情報が一定時間近くにいるかどうかで判定する。また、「ユーザプロファイル」は、性別、年齢等、情報端末を加入登録する際などにあらかじめ登録しておいた情報を用いることができる。
さて、図15は、本実施例に係わる、推薦システムが実行される全体システム構成の一例を示しており、図1のシステムと同一番号のものは同一物を示す。本システムにおいては、サーバ150は、その内部に場のコンテキスト適用プログラムを記憶しており、各種テーブルが記憶されるデータベースに、後でその内容を詳述する場のコンテキストデータベース151が追加されているほか、図1〜図3で説明したシステムと同様の構成である。
本実施例のシステムによって新たに追加された、場のコンテキストを決定する手順を、図16に従い説明する。
まず決定フローが開始されると(1600)、サーバ150は、上述したユーザプロファイル、整理現象パラメータ、及び人間関係パラメータの推定を行う(1601)。この推定にあたっては、上述したようにプロファイルはユーザ登録などの際の情報を用いる。生理現象パラメータは、携帯端末の移動距離や、各種センサの状況、施設での滞留状況等から推定する。各種センサの状況とは、血統値、体温、心拍、呼吸数などの生理測定値などをいう。人間関係パラメータは、コミュニケーション状況(通信頻度、メール頻度、共通コミュニティ参加頻度)から推定する。例えば、「プライベートな時間帯に度々通話する相手とは交友関係がある。」のような常識ルールを適用して推定する。
そして、推定して得た各パラメータをあらかじめ定めておいた対応関係で数値化して、コンテキスト特徴ベクトルを生成する(1602)。この数値化にあたっては、例えば、図18Aに示すパラメータ数値化情報テーブル1800を用いる。これにより、ユーザプロファイルで、30代は「(0,0,1,0,0,0)」、男は「(1,0)」、生理現象パラメータで、歩行距離10kmは「10」、人間関係パラメータで、妻は「(1,0,0)」など項目ごとに定めることができる。ベクトルの生成手法は先にその定義を用いて説明した場合と同様であり、あらかじめ決めておいた順に連結して並べると、一つのベクトルとなり、これをコンテキスト特徴ベクトルと呼ぶ。図18BにコンテキストA−Zのパラメータテーブル1801を示した。なお、パラメータテーブル1801中には、理解を容易にするため、パラメータを数値化する前の値を示したが、実際は該当数値が記憶されることは言うまでもない。
最後に、生成したコンテキスト特徴ベクトルを、場のコンテキストデータベース151のコンテキスト・パラメータテーブル中の各コンテキストの類似度を比較して、類似度が最も高いものを選択して現在の場のコンテキストと推定し(1603)、フローを終了する(1604)。なお、類似度はアイテムベクトルの場合と同様、正規化相関などを用いる。
次に、場のコンテキストを用いた、本実施例における二次推薦アイテムの決定処理を図17に従い説明する。決定フローが開始されると(1700)、実施例1と同様、未推薦アイテム中で符号付き境界乖離度の絶対値が一定の値以下のデータを選択する(1701)。そして、アイテムが一つのみか否かを判定し(1702)、アイテムが一つの場合、推薦アイテムとして決定する。
アイテムが一つで無い場合、先に決定した場のコンテキストに対応する重み(属性重要度)を用いて各アイテム重要度を算出する(1704)。この場のコンテキストに対応する重み(属性重要度)は、コンテキスト・属性テーブルにあらかじめ記憶されている。図18Cにコンテキスト・属性重みを記憶する属性重みテーブルの一例を1802として示した。ステップ1704における各アイテムの重要度の算出は以下の通りとなる。先に推定された場のコンテキストに対応する重みは、図18cのいずれかの行の重みに相当する。
コンテキスト・属性重みテーブルによって、現在のコンテキスト重みが、
1番目の属性の重み … (w11,w12,…,w1{n1})
2番目の属性の重み … (w21,w22,…,w2{n2})
……
d番目の属性の重み … (wd1,wd2,…,wd{nd})
であるとする。ここで、wは2つの添え字を持ち、左側が属性の番号、右側が属性が取りうる値ごとにつけられた番号を示す。そのため例えば、添え字{n1}は、1番目の属性が取りうる値の総数を示す。{n2}以降も同様である。
あるアイテムxのd個の属性の値の番号が、(x1,x2,…,xd)の時の重要度は、
(アイテムの重要度)
=Σ_j∈{n1}δ(x1,j)w1j+Σ_j∈{n2}δ(x2,j)w2j+…
+Σ_j∈{nd}δ(xd,j)wdj
=Σ_i Σ_j∈{ni}δ(xi,j)wij
と算出される。
ここで、δ(x1,j)=“x1 = jの時1、そうでない時0”である。また、Σ_iでは、iが属性の番号1〜d全てに渡るように和を取る。また、Σ_j∈{ni}は、jがi番目の属性がとりうる値の番号1〜{ni}に渡るように和を取ることを示す。
以上の式は、「アイテムの各属性が持つ属性重要度を足したもの」となり、これにより各アイテム重要度が算出され(1704)、アイテム重要度が最も大きいものを推薦することができ(1705)、本フローを終了する(1706)。
本実施例によれば、境界付近の全ての推薦アイテムから、場のコンテキストによる優先度重みを反映して推薦を行うことが可能となり、ユーザ行動に関連して起こる背景状況を推薦内容に反映することができる。
ユーザにとって関心はあるが、容易に想定できない意外性のある項目を推薦することが可能な情報推薦方法及びシステムを提供することができ、ネットワークを使った情報配信に有効である。
符号の説明
100…ユーザ
101…端末
102…ネットワーク接続装置
103…ネットワーク
104…サーバ
105…アイテム・属性情報
106…ユーザプロファイル
107…ユーザ行動履歴
206…内部バス
207…演算装置
306…内部バス
308…メモリ
309…インターフェイス
310…記憶装置
311…通信部
700…関心アイテム
701…無関心アイテム
702…未推薦アイテム
703…最近関心距離
704…最近無関心距離
705…関心・無関心距離
706…境界乖離度。

Claims (15)

  1. 処理部と記憶部とを備えたサーバを用い、アイテムに関する情報を受け取ったユーザの反応を次に推薦するアイテムの選択基準に反映し、別途推薦を行う情報推薦方法であって、
    前記処理部は、
    ユーザが反応した情報と、無反応であったという情報を収集し、未推薦アイテムに対して、前記ユーザが反応した関心アイテムと無反応であった無関心アイテム双方と、どちらのアイテムとの類似性が高いかを比較し、その比較結果を用いて前記ユーザへの次の推薦アイテムを決定する、
    ことを特徴とする情報推薦方法。
  2. 請求項1に記載の情報推薦方法であって、
    前記処理部は、
    前記未推薦アイテムについて、最近関心距離および最近無関心距離を算出し、前記最近関心距離および前記最近無関心距離の差から、前記未推薦アイテムの境界乖離度を算出し、前記境界乖離度が最小の前記未推薦アイテムを次の推薦アイテムに決定する、
    ことを特徴とする情報推薦方法。
  3. 請求項1に記載の情報推薦方法であって、
    前記処理部は、
    前記関心アイテムと前記無関心アイテムそれぞれに類似した未推薦アイテムを、前記関心アイテムと前記無関心アイテムに拡張することにより、推薦対象である全てのアイテム中に、前記関心アイテムと前記無関心アイテムの境界である無関心・関心境界を推定する、
    ことを特徴とする情報推薦方法。
  4. 請求項3に記載の情報推薦方法であって、
    前記処理部は、
    前記無関心・関心境界上あるいはその近傍の前記未推薦アイテム、または、前記無関心・関心境界で決められる前記関心アイテムを次の推薦アイテムに決定する、
    ことを特徴とする情報推薦方法。
  5. 請求項1に記載の情報推薦方法であって、
    前記処理部は、
    前記ユーザの生理現象、および、同伴行動している人との人間関係である場のコンテキストを推定し、前記場のコンテキストを前記アイテムの推薦に反映させる、
    ことを特徴とする情報推薦方法。
  6. ネットワークを介して端末に接続され、一次推薦アイテムに関する情報を受け取ったユーザの反応を、二次推薦アイテムの選択基準に反映し、別途推薦を行うサーバを用いた情報推薦システムであって、
    前記サーバは処理部と記憶部とを有し、
    前記処理部は、
    前記一次推薦アイテムに対し、ユーザが反応した情報と、無反応であったという情報を収集して前記記憶部に蓄積し、未推薦アイテムに対して、前記ユーザが反応した関心アイテムと、無反応であった無関心アイテム双方とのどちらのアイテムとの類似性が高いかを比較し、その比較結果を用いて前記ユーザへの二次推薦アイテムを決定する、
    ことを特徴とする情報推薦システム。
  7. 請求項6に記載の情報推薦システムであって、
    前記処理部は、
    前記未推薦アイテムについて、最近傍の前記関心アイテムとの距離である最近関心距離、および最近傍の前記無関心アイテムとの距離である最近無関心距離を算出し、前記最近関心距離および前記最近無関心距離の差から、前記未推薦アイテムの境界乖離度を算出し、前記境界乖離度が最小の前記未推薦アイテムを前記二次推薦アイテムに決定する、
    ことを特徴とする情報推薦システム。
  8. 請求項6に記載の情報推薦システムであって、
    前記処理部は、
    前記関心アイテムと前記無関心アイテムそれぞれに類似した未推薦アイテムを、前記関心アイテムと前記無関心アイテムに拡張することにより、推薦対象である全てのアイテム中に、前記関心アイテムと前記無関心アイテムの境界である無関心・関心境界を決定する、
    ことを特徴とする情報推薦システム。
  9. 請求項8に記載の情報推薦システムであって、
    前記処理部は、
    前記無関心・関心境界上、またはその近傍の前記未推薦アイテム、または、前記無関心・関心境界で決められる関心エリア側の前記未推薦アイテムを前記二次推薦アイテムに決定する、
    ことを特徴とする情報推薦システム。
  10. 請求項6に記載の情報推薦システムであって、
    前記処理部は、
    前記ユーザの生理現象、および、同伴行動している人との人間関係である場のコンテキストを推定し、前記場のコンテキストを前記未推薦アイテムの推薦に反映させる、
    ことを特徴とする情報推薦システム。
  11. 一次推薦アイテムに関する情報を受け取ったユーザの反応を、二次推薦アイテムの選択基準に反映して二次推薦を行うサーバであって、
    前記サーバは処理部と記憶部とを有し、
    前記処理部は、
    ユーザが反応した関心アイテムと、無反応であった無関心アイテムとに関する情報を前記記憶部に蓄積し、未推薦アイテムに対して、前記ユーザが反応した関心アイテムと、無反応であった無関心アイテム双方とのどちらのアイテムとの類似性が高いかを比較し、その比較結果を用いて前記ユーザへの前記二次推薦アイテムを決定する、
    ことを特徴とするサーバ。
  12. 請求項11に記載のサーバであって、
    前記処理部は、
    前記未推薦アイテムについて、最近傍の前記関心アイテムとの距離である最近関心距離、および最近傍の前記無関心アイテムとの距離である最近無関心距離を算出し、前記最近関心距離および前記最近無関心距離の差から、前記未推薦アイテムの境界乖離度を算出し、前記境界乖離度が最小の前記未推薦アイテムを前記二次推薦アイテムに決定する、
    ことを特徴とするサーバ。
  13. 請求項11に記載のサーバであって、
    前記処理部は、
    前記関心アイテムと前記無関心アイテムそれぞれに類似した未推薦アイテムを、前記関心アイテムと前記無関心アイテムに拡張することにより、推薦対象である全てのアイテム中に、前記関心アイテムと前記無関心アイテムの境界である無関心・関心境界を推定する、
    ことを特徴とするサーバ。
  14. 請求項13に記載のサーバであって、
    前記処理部は、
    前記無関心・関心境界上、あるいはその近傍の前記未推薦アイテム、または、前記無関心・関心境界で決められる前記関心エリアの前記未推薦アイテムを前記二次推薦アイテムに決定する、
    ことを特徴とするサーバ。
  15. 請求項11に記載のサーバであって、
    前記記憶部は、
    前記ユーザの生理現象パラメータ、および、同伴行動している人との人間関係パラメータを数値化するためのパラメータ数値化テーブルを記憶し、
    前記処理部は、
    前記パラメータ数値化テーブルを用いて、前記ユーザの生理現象、および同伴行動している人との人間関係である場のコンテキストを示すコンテキスト特徴ベクトルを算出し、前記コンテキスト特徴ベクトルに基づき、前記場のコンテキストを決定し、
    前記場のコンテキストを前記二次推薦アイテムの選定に反映させる、
    ことを特徴とするサーバ。
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