JP5276464B2 - 光波ネットワーク設計装置、光波ネットワーク設計方法、光波ネットワーク設計プログラム並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
λ ijk =λi+λj−λk(i≠k、j≠k) … 式(1)
図13(a)は、一直線上に配置された4つのノード(第1ノードFA,第2ノードFB,第3ノードFC,第4ノードFD)の間に、3つのリンクG(第1リンクGα,第2リンクGβ,第3リンクGγ)が接続されている様子を示している。
図1は、本発明の実施形態に係る光波ネットワーク設計装置が適用される光波ネットワークの一例を示す構成図である。光波ネットワーク設計装置(PCE:Path Computation Element)1は、複数のノードとノード間を接続する波長多重伝送路からなるリンクとを有する光波ネットワークNWの各ノードと通信可能に接続されている。
光波ネットワークNWは、ノードとして、端局装置2(2a,2b)と、端局装置2a,2b間の波長多重伝送路を光信号のままスイッチングするオール光の光スイッチ3(3a,3b)とを備え、各ノードは、例えば、光ファイバ等のリンク(波長多重伝送路)4で相互に接続されている。
(第1実施形態)
図2は、本発明の第1〜第3実施形態に係る光波ネットワーク設計装置の構成の一例を示すブロック図である。光波ネットワーク設計装置1は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置と、メモリ、ハードディスク等の記憶装置(記憶手段)と、外部との各種情報の送受信を行うインタフェース装置と、インストールされたプログラムとを備えている。この光波ネットワーク設計装置(PCE)1は、ハードウェア装置とソフトウェアとが協働することによって、前記したハードウェア資源がプログラムによって制御されることにより実現され、図2に示すように、入出力部10と、記憶部20と、パス設定制御部30と、波長設定制御部40とを備えることとした。
始点装置IDは、パスの始点となっている装置(始点装置)を一意に示す識別子である。終点装置IDは、パスの終点となっている装置(終点装置)を一意に示す識別子である。ここで、始点装置IDおよび終点装置IDは、例えば、IPアドレスが相当する。
パス識別子は、始点装置および終点装置のペアについて、パスを一意に示す識別子である。なお、パスの経路を示すIF(InterFace)IDとしては、例えば、単なる番号や、IPアドレスが相当する。
経路は、パスが経由するリンクのリストを示す経路情報である。
帯域は、パスの帯域を示す情報である。
A端装置IDは、リンクの一方の端となっている装置(A端装置)を一意に示す識別子である。
Z端装置IDは、リンクの他方の端となっている装置(Z端装置)を一意に示す識別子である。
A端IFIDとは、A端装置で該リンクを一意に示す識別子である。
Z端IFIDとは、Z端装置で該リンクを一意に示す識別子である。
帯域とは、該リンクの最大利用可能帯域を示す情報である。
残余帯域とは、該リンクの残余帯域を示す情報である。
波長使用状況DB23に格納された情報の項目としては、例えば、波長および使用状況が含まれる。波長使用状況DB23の記憶構造の一例を図11(a)に示す。この例では、使用状況の項目において、「1」が使用中を示し、「0」が未使用を示している。なお、波長の項目は、例えば、波長識別子、波長の長さ、信号強度等の情報を含めてもよい。
経路計算要求処理手段31は、端局装置2から経路計算要求情報を受信すると共に、端局装置2に対して、経路計算結果を含む経路計算応答情報を返送するものである。
経路計算手段32は、経路計算要求情報に含まれる情報と、リンクDB22に格納されたリンク情報をもとに、パスの経路を計算する。この経路計算手段32は、経路計算要求情報に含まれる始点装置と終点装置との間で、例えば、制約付ダイクストラ(Dijkstra)法などによりパスの経路計算を行う。
パス管理手段33は、経路計算手段32による経路計算結果を、経路計算要求情報と共に、パスDB21に格納すると共に、経路計算手段32からの要求に応じて、始点装置ID、終点装置ID、パス識別子を検索キーとしてパスの経路を取得する。
波長管理順序設定手段50は、短距離トラヒック用の波長と長距離トラヒック用の波長のうち少なくとも短距離トラヒック用の波長を含む対象とする全波長を等間隔に並べた上で、信号を伝送するために使用される使用可能波長群と、使用可能波長群に隣り合って周期的に並べられて使用が禁止された使用不可波長とを、交互に並べ、対象とする全波長のうち、長距離トラヒック用の波長を含む場合に、使用不可波長に隣り合って並べられる波長のうちの一方は長距離トラヒック用の波長となるような順序で、対象とする全波長を並べて波長使用状況DB23に記憶する機能を有している。
また、波長管理順序設定手段50は、波長使用状況DB23に記憶された波長群から、要求されたコネクションの距離、S/N比および将来4光波混合による影響が生じる可能性のある波長の使用状況に基づいて未使用の波長を選択する機能を有している。
Un=1の波長に、使用不可波長を設定し、
Un=2〜(K−3)までの波長に、短距離トラヒック用波長を設定し、
Un=(K−2)〜Kまでの波長に、短距離トラヒック用波長または長距離トラヒック用波長を設定する。
Un=1の波長に、前記使用不可波長を設定し、
Un=2〜Kまでの波長に、短距離トラヒック用波長または長距離トラヒック用波長を設定する。
図3は、図2に示す波長設定制御部において設定する波長順序を説明するための図である。本実施形態では、一例として、波長の#0、#6、#12、…は、使用しないこととする(不使用、使用禁止)。この意味で、波長の#0、#6、#12、…を空波長と呼ぶ。波長の#1,2、#7,8、…は、短距離(Short)接続のトラヒックをアサインする波長(短距離トラヒック用波長、以下単にSと表記)として使用する。また、#3,4,5、#9,10,11、…は、長距離(Long)接続のトラヒックをアサインする波長(長距離トラヒック用波長、以下単にLと表記)として使用する。
#n=#(6×i) 空波長(φ) … 式(2a)
#n=#(6×i+1) 短距離トラヒック用波長(S) … 式(2b)
#n=#(6×i+2) 短距離トラヒック用波長(S) … 式(2c)
#n=#(6×i+3) 長距離トラヒック用波長(L) … 式(2d)
#n=#(6×i+4) 長距離トラヒック用波長(L) … 式(2e)
#n=#(6×i+5) 長距離トラヒック用波長(L) … 式(2f)
ここで、i=0,1,2,…,imax
<パス設定制御部による処理>
図4は、図2に示すパス設定制御部によるパス設定の流れを示すシーケンス図である。
まず、ステップS1にて、例えば、オペレータからの指示を契機として、第1の端末装置5aが、第1の端局装置2aに対してパス設定要求情報を送信する。このとき、パス設定要求情報には、始点装置ID、終点装置IDが含まれている。そして、ステップS2にて、第1の端局装置2aが、光波ネットワーク設計装置1(図4および、ここではPCE1と表記する)に、受信したパス設定要求情報の始点装置ID、終点装置IDの各情報を含んだ経路計算要求情報を送信する。そして、ステップS3にて、PCE1が、経路計算要求処理手段31により、経路計算要求情報を受信すると共に、経路計算手段32により、パスの経路計算を行う。
図5は、図2に示す波長設定制御部による処理を示すフローチャートであって、(a)は波長管理順序設定処理、(b)はコネクション設定処理をそれぞれ示している。
図5(a)の波長管理順序設定処理において、波長設定制御部40は、波長管理順序設定手段50によって、前記した式(2)のimaxの入力を受け付ける(ステップS21)。そして、波長管理順序設定手段50は、前記した規則(前記した式(2))にしたがって、波長識別子nに応じて、波長λnに、空波長(φ)、短距離トラヒック用波長(S)、長距離トラヒック用波長(L)を周期的に割り当てる(ステップS22)。そして、波長管理順序設定手段50は、割り当てた波長λnを波長使用状況DBに保存する(ステップS23)。
また、光波ネットワーク設計装置1は、4光波混合によるS/Nの劣化を考慮して波長とルートの割り当てを行うため、4光波混合による使用中の通信への影響を排除できる。
さらに、従来技術では、4光波混合自体を防ぐために、わざわざ不等間隔に波長を決定する場合もあったが、光波ネットワーク設計装置1によれば、そのようなことが不要となる。そのため、従来の問題である、レーザやフィルタ等の複雑な製作に要するコストの問題も解決できる。
第2実施形態の光波ネットワーク設計装置(PCE)1Aは、図2に示すように、波長設定制御部40のコネクション設定手段60にペナルティ設定手段70を備えている。第1実施形態の光波ネットワーク設計装置1と同じ構成には同じ符号を付して説明を省略し、異なる点を説明する。
コネクション設定手段60は、波長λkにペナルティがあるか否かを判別する(ステップS41)。波長λkにペナルティが設定されていない場合(ステップS41:No)、コネクション設定手段60は、ペナルティ設定手段70によって、ペナルティ設定処理を実行する(ステップS42)。ここで、図7を参照し、ステップS42を説明する。
V=m×W … 式(3)
ここで、mは1リンクの最大クロストーク量(例では10[dB])
P=(V−S/N)/(3×h) … 式(4)
前記したステップS41において、波長λkにペナルティが設定されている場合(ステップS41:Yes)、コネクション設定手段60は、ペナルティをグループ内の他のリンクに移動した場合の移動先のペナルティを算出し(ステップS51)、算出したペナルティがペナルティ最大値よりも小さいか否かを判別する(ステップS52)。本実施形態では、ペナルティ最大値は、例えば、4光波混合の影響により混入する、1リンク当たりのノイズレベルとする。このペナルティ最大値は、予め設定されている。そして、算出したペナルティがペナルティ最大値よりも小さい場合(ステップS52:Yes)、コネクション設定手段60は、波長λkのペナルティを他のリンクに移動し(ステップS53)、波長λkにコネクション設定をする(ステップS54)。一方、算出したペナルティがペナルティ最大値以上である場合(ステップS52:No)、設定要求をリジェクトする(ステップS55)。
図8は、ペナルティ設定処理の前提条件の一例を示す説明図であり、(a)は4光波混合の対象波長をまとめて表現した様子、(b)は4光波混合の対象波長を分けて表現した様子をそれぞれ示している。図8(a)は、最悪の場合の3リンクで混入する4光波混合のノイズの一例を示している。ここで、最悪の場合とは、ノードFA(始点装置)からノードFD(終点装置)まで経由する全てのリンクGα,Gβ,GγでFWMによるノイズがあることを意味する。このように、すべてのリンクで混合した場合、1リンク当たりのノイズが例えば10[dB]であると仮定する。
図9は、ペナルティ設定処理の手順を示す説明図であって、(a)はペナルティを3つの波長に割り当てた状態、(b)はペナルティを2つの波長に割り当てた状態をそれぞれ示している。図9(a)では、波長λkを使用して全リンクGα,Gβ,Gγに信号を伝送する場合であるが、通常とは異なり、S/N比が不充分であり、3波長λk+1〜λk+3の影響で仮定された30[dB]よりも小さい21[dB]の影響しか相殺できない状況であるものとする。このような場合には、不足分である9[dB]すべてを、ノイズ発生の可能性のあるグループの波長λk+1〜λk+3の3リンクに対して平等に割り振ることとする。このときの割り振られた1単位を、図9において(1)と表記した。このように割り振られた不足分をペナルティと呼ぶ。ここで、これら9個の(1)は、お互いに関係あるペナルティであることは分かっている。
9[dB]=3(波長数)×3(リンク数)×1(ペナルティ) … 式(5)
次に、図9(a)に示すようにペナルティが割り振られた状態から、時間経過に伴って、波長λkだけではなく、新たに波長λk+3を使用することになった場合について説明する。この場合には、これまで波長λk+3の3リンクに対して割り振られていたそれぞれのペナルティ(1)は、グループ内の各リンクの中のいずれかに加算して使用する。ただし、本実施形態では、1リンク当たりのノイズが例えば10[dB]であると仮定したので、1リンクに割り振ることのできるペナルティ最大値は「10」であるものとする。波長λk+3の3リンクすべてを使用する場合には、1リンク当たりのペナルティ(1)を、例えば、波長λk+2の3リンクにそれぞれ移動させる。ペナルティの移動後には、図9(b)に示すように、波長λk+2には、1リンク当たりペナルティ(2)が割り振られたこととなる。
次に、図9(a)、図9(b)に示すようにペナルティが割り振られた状態から、さらに時間経過に伴って、新たに波長λk+1,λk+2を使用することになった場合について図10を参照して説明する。図10は、ペナルティ設定処理の手順を示す説明図であって、(a)はペナルティが1つの波長の1つのリンクに滞留して蓄積した状態、(b)は(a)の滞留が生じる状況の一例をそれぞれ示している。図10(a)は、波長λk+2の第3リンクGγ3にすべてのペナルティ(9)が蓄積した様子を示している。この場合には、ペナルティ(9)は、ペナルティの最大値「10」よりも小さいので、波長λk+2の第1リンクGγ1や第2リンクGγ2といった他のリンク部分は、使用が可能であったことがわかる。
第3実施形態の光波ネットワーク設計装置(PCE)1Bは、図2に示すように、波長設定制御部40のコネクション設定手段60にペナルティ設定手段70およびペナルティ加算手段80を備えている。以下では、第2実施形態の光波ネットワーク設計装置1Aと同じ構成には同じ符号を付して説明を省略し、異なる点を説明する。
パス設定制御部30は、経路計算手段32によって、ペナルティとメトリックとの合計値が最小である波長を優先的に選択して経路を探索し、パスを設定する。
K=4の場合、「φ、S/L,S/L,S/L」とする。
K=5の場合、「φ、S,S/L,S/L,S/L」とする。
K=6の場合、「φ、S,S,S/L,S/L,S/L」とする。
K=7の場合、「φ、S,S,S,S/L,S/L,S/L」とする。
K=8の場合、「φ、S,S,S,S,S/L,S/L,S/L」とする。
2(2a,2b) 端局装置
3(3a,3b,3c) 光スイッチ
4(4a,4b,4c) リンク(波長多重伝送路)
5(5a,5b) 端末装置
6,7 リンク
10 入出力部
20 記憶部
21 パスDB
22 リンクDB
23 波長使用状況DB
30 パス設定制御部
31 経路計算要求処理手段
32 経路計算手段
33 パス管理手段
40 波長設定制御部
50 波長管理順序設定手段
60 コネクション設定手段
70 ペナルティ設定手段
80 ペナルティ加算手段
NW 光波ネットワーク
FA,FB,FC,FD ノード
Gα,Gβ,Gγ リンク
Claims (10)
- 複数のノードとノード間を接続する波長多重伝送路からなるリンクとを有する光波ネットワークの端部に配設されて光信号と電気信号とを相互に変換するノードを示す端局装置と、前記波長多重伝送路を光信号のままスイッチングするノードを示す光スイッチとを通過する経路を探索してパスを設定するパス設定制御部と、前記パスを介して所定のデータを担持した信号を伝送するために用いられる波長を設定する波長設定制御部と、前記信号を伝送するために使用される波長の使用状況を示す波長使用状況データベースを記憶する記憶部とを有する光波ネットワーク設計装置であって、
前記波長設定制御部は、
予め定められた短距離トラヒック用の波長と予め定められた長距離トラヒック用の波長のうち少なくとも前記短距離トラヒック用の波長を含む対象とする全波長を等間隔に並べた上で、前記信号を伝送するために使用される複数の波長からなる使用可能波長群と、前記使用可能波長群に隣り合って周期的に並べられて使用が禁止された使用不可波長とを、交互に並べ、前記対象とする全波長のうち、前記長距離トラヒック用の波長を含む場合に、前記使用不可波長に隣り合って並べられる波長のうちの一方は前記長距離トラヒック用の波長となり、また、前記長距離トラヒック用の波長を含まない場合に、前記使用不可波長に隣り合って並べられる波長は前記短距離トラヒック用の波長となるような順序で前記対象とする全波長を並べて前記波長使用状況データベースに記憶し、要求されたコネクションに基づいて、前記波長使用状況データベースに記憶された波長群から未使用の波長を選択する波長管理順序設定手段と、
前記選択された波長にコネクションを設定するコネクション設定手段と、
を備え、
前記波長管理順序設定手段は、前記波長使用状況データベースに記憶した前記使用可能波長群において、4光波混合が将来生じる可能性がある並び順の波長に関しては、前記短距離トラヒック用波長を使用可能に設定すると共に、前記使用可能波長群において4光波混合が将来生じる可能性があるものとして設定された波長以外の4光波混合の影響を受けにくい波長に対しては、前記長距離トラヒック用の波長を含む場合には前記長距離トラヒック用波長を使用可能に設定し、前記長距離トラヒック用の波長を含まない場合には前記短距離トラヒック用波長を使用可能に設定することを特徴とする光波ネットワーク設計装置。 - 前記波長管理順序設定手段は、
1個の前記使用不可波長と、Kを3以上の自然数としたときに(K−1)個の波長からなる前記使用可能波長群とを1ユニットとする周期的な配列の1ユニットにおいて最短波長から順番に付される順序を管理する波長の波長識別子を自然数Unとし、
K≧5とした場合、
Un=1の波長に、前記使用不可波長を設定し、
Un=2〜(K−3)までの波長に、短距離トラヒック用波長を設定し、
Un=(K−2)〜Kまでの波長に、短距離トラヒック用波長または長距離トラヒック用波長を設定し、
K<4とした場合、
Un=1の波長に、前記使用不可波長を設定し、
Un=2〜Kまでの波長に、短距離トラヒック用波長または長距離トラヒック用波長を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光波ネットワーク設計装置。 - 前記コネクション設定手段は、
要求されたコネクションのリンク数およびホップ数と、前記選択された波長を用いるときのS/N比の情報をコネクション情報として取得し、前記取得したコネクション情報に基づいて前記選択された波長に4光波混合の影響を与える可能性のある波長から及ぼされるノイズの合計値を算出し、前記取得したS/N比が前記算出されたノイズの合計値よりも小さい場合に、その差分を、前記4光波混合の影響を与える可能性のある波長で使用するリンクに割り当てるノイズレベルを算出し、算出したノイズレベルをペナルティとして当該リンクに設定するペナルティ設定手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光波ネットワーク設計装置。 - 前記コネクション設定手段は、
前記4光波混合の影響を与える可能性のある波長で使用するリンクに割り当てられたペナルティを、当該リンクのメトリックに加算するペナルティ加算手段を備え、
前記パス設定制御部は、前記ペナルティと前記メトリックとの合計値が最小である波長で使用する前記リンクを優先的に選択して経路を探索してパスを設定することを特徴とする請求項3に記載の光波ネットワーク設計装置。 - 複数のノードとノード間を接続する波長多重伝送路からなるリンクとを有する光波ネットワークの端部に配設されて光信号と電気信号とを相互に変換するノードを示す端局装置と、前記波長多重伝送路を光信号のままスイッチングするノードを示す光スイッチとを通過する経路を探索してパスを設定するパス設定制御部と、前記パスを介して所定のデータを担持した信号を伝送するために用いられる波長を設定する波長設定制御部と、前記信号を伝送するために使用される波長の使用状況を示す波長使用状況データベースを記憶する記憶部とを有する光波ネットワーク設計装置による光波ネットワーク設計方法であって、
前記波長設定制御部は、
予め定められた短距離トラヒック用の波長と予め定められた長距離トラヒック用の波長のうち少なくとも前記短距離トラヒック用の波長を含む対象とする全波長を等間隔に並べた上で、前記信号を伝送するために使用される複数の波長からなる使用可能波長群と、前記使用可能波長群に隣り合って周期的に並べられて使用が禁止された使用不可波長とを、交互に並べ、前記対象とする全波長のうち、前記長距離トラヒック用の波長を含む場合に、前記使用不可波長に隣り合って並べられる波長のうちの一方は前記長距離トラヒック用の波長となり、また、前記長距離トラヒック用の波長を含まない場合に、前記使用不可波長に隣り合って並べられる波長は前記短距離トラヒック用の波長となるような順序で前記対象とする全波長を並べて前記波長使用状況データベースに記憶する波長管理順序設定ステップと、
要求されたコネクションに基づいて、前記波長使用状況データベースに記憶された波長群から未使用の波長を選択する波長選択ステップと、
前記選択された波長にコネクションを設定するステップと、
を含んで実行し、
前記波長管理順序設定ステップは、前記波長使用状況データベースに記憶した前記使用可能波長群において、4光波混合が将来生じる可能性がある並び順の波長に関しては、前記短距離トラヒック用波長を使用可能に設定すると共に、前記使用可能波長群において4光波混合が将来生じる可能性があるものとして設定された波長以外の4光波混合の影響を受けにくい波長に対しては、前記長距離トラヒック用の波長を含む場合には前記長距離トラヒック用波長を使用可能に設定し、前記長距離トラヒック用の波長を含まない場合には前記短距離トラヒック用波長を使用可能に設定することを特徴とする光波ネットワーク設計方法。 - 前記波長管理順序設定ステップは、
1個の前記使用不可波長と、Kを3以上の自然数としたときに(K−1)個の波長からなる前記使用可能波長群とを1ユニットとする周期的な配列の1ユニットにおいて最短波長から順番に付される順序を管理する波長の波長識別子を自然数Unとし、
K≧5とした場合、
Un=1の波長に、前記使用不可波長を設定し、
Un=2〜(K−3)までの波長に、短距離トラヒック用波長を設定し、
Un=(K−2)〜Kまでの波長に、短距離トラヒック用波長または長距離トラヒック用波長を設定し、
K<4とした場合、
Un=1の波長に、前記使用不可波長を設定し、
Un=2〜Kまでの波長に、短距離トラヒック用波長または長距離トラヒック用波長を設定する、
ことを特徴とする請求項5に記載の光波ネットワーク設計方法。 - 前記コネクション設定手段は、
要求されたコネクションのリンク数およびホップ数と、前記選択された波長を用いるときのS/N比の情報をコネクション情報として取得するステップと、
前記取得したコネクション情報に基づいて前記選択された波長に4光波混合の影響を与える可能性のある波長から及ぼされるノイズの合計値を算出するステップと、
前記取得したS/N比が前記算出されたノイズの合計値よりも小さいか否かを判別するステップと、
前記取得したS/N比が前記算出されたノイズの合計値よりも小さい場合に、その差分を、前記4光波混合の影響を与える可能性のある波長で使用するリンクに割り当てるノイズレベルを算出するステップと、
前記算出したノイズレベルをペナルティとして当該リンクに設定するステップと、
を含んで実行することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光波ネットワーク設計方法。 - 前記コネクション設定手段は、
前記4光波混合の影響を与える可能性のある波長で使用するリンクに割り当てられたペナルティを、当該リンクのメトリックに加算し、
前記パス設定制御部は、前記ペナルティと前記メトリックとの合計値が最小である波長で使用する前記リンクを優先的に選択して経路を探索してパスを設定することを特徴とする請求項7に記載の光波ネットワーク設計方法。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の光波ネットワーク設計装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させるための光波ネットワーク設計プログラム。
- 請求項9に記載の光波ネットワーク設計プログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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