JP5275085B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5275085B2
JP5275085B2 JP2009046313A JP2009046313A JP5275085B2 JP 5275085 B2 JP5275085 B2 JP 5275085B2 JP 2009046313 A JP2009046313 A JP 2009046313A JP 2009046313 A JP2009046313 A JP 2009046313A JP 5275085 B2 JP5275085 B2 JP 5275085B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
mask material
temperature condition
region
material film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009046313A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010205755A (ja
Inventor
圭介 菊谷
和之 八尋
英志 塩原
健太郎 松永
知哉 大理
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009046313A priority Critical patent/JP5275085B2/ja
Priority to US12/481,919 priority patent/US8329385B2/en
Publication of JP2010205755A publication Critical patent/JP2010205755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5275085B2 publication Critical patent/JP5275085B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
近年、半導体装置の微細化に伴い、フォトリソグラフィ法の露光解像限界を超えた寸法を有するパターンを形成する方法が求められている。
その1つの方法として、レジストパターン(芯材)の側面に側壁パターンを形成し、芯材を除去した後、側壁パターンをマスクにして下地の被加工膜をエッチングする方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記の従来の方法は、加工対象となる被処理基板上に、ボトムレジスト層、中間層(SOG膜)、上層レジストパターン(芯材)を順次形成した後、上層レジストパターンの両側壁にシリコン窒化膜(側壁パターン)を形成し、上層レジストパターンを現像又はアッシングによって除去した後、シリコン窒化膜をマスクにして、エッチング液により中間層をエッチングし、ボトムレジスト層をOプラズマを用いて異方性エッチングする。これにより、ボトムレジスト層、中間層及びシリコン窒化膜の3層構造の微細パターンが形成される。
しかし、従来の方法は、無機材料からなる中間層を挟んだ3層レジストであるため、この3層レジストを一度に除去することができず、工程が増えるという問題があった。
特開平3−270227号公報
本発明の目的は、フォトリソグラフィ法の露光解像限界を超えた寸法を有するパターンの形成において、工程数を削減し、製造コストを抑えることができる半導体装置の製造方法を提供することにある。
本実施形態による半導体装置の製造方法は、被加工膜上に、前記被加工膜を加工する際のマスク材となる膜をCVD法によって形成するに当って、第1の温度条件でマスクとして機能する第1の領域を形成し、前記第1の領域上に、同一チャンバー内にて前記第1の温度条件を変えた第2の温度条件で反射防止膜として機能する第2の領域を形成し、前記第1および第2の領域からなる第1のマスク材膜を形成する工程を含み、
前記第1のマスク材膜は、カーボンを主成分とするカーボン膜からなり、
前記第1の温度条件は、前記第2の温度条件よりも高温である
本実施形態による半導体装置の製造方法は、被加工膜上に、前記被加工膜を加工する際のマスク材となる膜をCVD法によって形成する工程であって、第1の温度条件でマスクとして機能する第1の領域を形成し、前記第1の領域上に、同一チャンバー内にて前記第1の温度条件を変えた第2の温度条件で反射防止膜として機能する第2の領域を形成し、前記第1および第2の領域からなる第1のマスク材膜を形成する工程と、前記第1のマスク材膜上にレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンを覆うように前記第1のマスク材膜上に第2のマスク材膜を形成する工程と、前記第2のマスク材膜をエッチバックして前記レジストパターンの側面に側壁パターンを形成するとともに、前記レジストパターンおよび前記第1のマスク材膜を露出させる工程と、エッチバックされた前記第2のマスク材膜を残したまま、露出した前記レジストパターンとその下方の前記第1のマスク材膜および露出した前記第1のマスク材膜を一括加工する工程と、前記第1のマスク材膜下に露出した前記被加工膜を加工する工程と、を含み、
前記第1のマスク材膜は、カーボンを主成分とするカーボン膜からなり、
前記第1の温度条件は、前記第2の温度条件よりも高温である
本発明によれば、フォトリソグラフィ法の露光解像限界を超えた寸法を有するパターンの形成において、工程数を削減し、製造コストを抑えることができる。
図1(a)〜(i)は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図2は、カーボン膜を形成する際の温度と最小加工寸法および反射率との関係を示すグラフである。 図3は、本発明の第2の実施の形態に係るシミュレーション結果に基づく屈折率および消衰係数と反射率との関係を示す等高図である。 図4は、本発明の第2の実施の形態に係るシミュレーション結果に基づく温度と反射率の関係を示すグラフである。
[第1の実施の形態]
図1(a)〜(i)は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図であり、図2は、カーボン膜を形成する際の温度と、最小加工寸法および反射率との関係を示すグラフである。図2は、横軸が温度、縦軸の左側が最小加工寸法、右側が反射率であり、CVD(Chemical Vapor Deposition)法によって膜厚200nmのカーボン膜を形成する場合の温度と最小加工寸法の関係、および温度と反射率の関係を示している。図2に示す□は、カーボン膜を形成する温度に対応する最小加工寸法の値を示し、◆は、カーボン膜を形成する温度に対応する単膜での反射率を示している。ここで、以下における最小加工寸法とは、カーボン膜をマスクとし、被加工膜としてのシリコン酸化膜をフッ化炭素(CF)系のガスを用いてRIE(Reactive Ion Etching)加工する際、カーボン膜の曲がりや撚れを招くことなく加工できる最小の寸法を示している。
以下に、半導体装置の製造方法の一例として、被加工膜をラインアンドスペースパターンに加工する方法について説明する。
まず、下層膜1を介して被加工膜2を形成する。
ここで、下層膜1は、例えば、半導体基板上に形成された膜であり、単層または複数の層から構成されている。また、下層膜1は、半導体基板に置き換えられても良い。
また、被加工膜2は、例えば、シリコン酸化膜であり、CVD法、熱酸化法等によって形成される。なお、被加工膜2は、ポリシリコン等のゲート材等でもよい。
次に、図1(a)に示すように、被加工膜2上に、第1の温度条件によるCVD法によってマスクとして機能する第1の領域3を形成し、図1(b)に示すように、第1の領域3上に、第1の温度条件を変えた第2の温度条件によるCVD法によって反射防止膜として機能する第2の領域4を形成し、第1および第2の領域3、4からなる第1のマスク材膜5を形成する。
第1のマスク材膜5は、例えば、カーボンを主成分とするカーボン膜である。
ここで、カーボン膜は、図2に示すように、成膜する際の温度を高くしていくにつれ、被加工膜2の最小加工寸法を小さくするために、マスクとして必要な強度を備えることができ、成膜する際の温度を低くしていくにつれ、カーボン膜の反射率を低くすることができる傾向がある。そこで、マスクとして好ましいカーボン膜は、最小加工寸法を小さくするため、温度条件を高温よりに設定して形成されることが望ましく、反射防止膜として好ましいカーボン膜は、反射率を低くするため、温度条件を低温よりに設定して形成されることが望ましい。そこで、第1の温度条件は、第2の温度条件よりも高温とすることによって、マスクとして好ましい第1の領域3と、反射防止膜として好ましい第2の領域4と、を備えた第1のマスク材膜5を形成することができる。
次に、図1(c)に示すように、第1のマスク材膜5上にレジスト膜を形成し、続いて、露光装置により、レチクルを介してラインアンドスペースパターンをレジスト膜上に潜像形成し、続いて、ホットプレート上でポストエクスポジャーベーク(Post Exposure Bake:PEB)および現像を行い、レジストパターン6を形成する。
次に、図1(d)に示すように、上記レジストパターン6をスリミングし、レジストパターン(芯材パターン)6を形成する。なお、このレジストパターン6は、マスクとなる側壁パターンを形成するための芯材として用いられるものであるため、ドライエッチング耐性を考慮した十分な厚さで形成することを特に要さない。
次に、図1(e)に示すように、スリミングされたレジストパターン6上に、第2のマスク材膜7を目的のパターン幅とほぼ同じ膜厚となるように形成する。
次に、図1(f)に示すように、フッ素を含むプラズマにより、第2のマスク材膜7をおよそ第2のマスク材膜7の膜厚分エッチバックし、芯材パターンであるレジストパターン6の側面に側壁パターンとしての第2のマスク材膜7を選択的に形成する。これにより、レジストパターン6の上面と、レジストパターン6および第2のマスク材膜7の側壁パターンが形成された領域外に位置する第1のマスク材膜5の表面を露出させる。
次に、図1(g)に示すように、第2のマスク材膜7を残したまま、露出したレジストパターン6とその下方の第1のマスク材膜5および露出した第1のマスク材膜5に対し、例えば、酸素を含むプラズマを用いて、同時に、同一加工条件で異方性エッチング(一括加工)を行う。このとき、有機材料からなる第1のマスク材膜5およびレジストパターン6と無機材料からなる第2のマスク材膜7とのエッチング選択比が十分に大きく、芯材パターンとなるレジスト膜と同様に第2のマスク材膜7の厚さとアスペクト比(高さ:幅)を小さく設定でき、かつ表面張力等の応力を発生させるウエット処理を用いることなくエッチングを行うことで、パターン倒れを抑制しながらラインアンドスペースパターンを形成することができる。なお、レジストの加工には、除去を含む。
次に、図1(h)に示すように、パターン加工された第1のマスク材膜5の特に上記第1の領域3をマスクとして用いて、ドライエッチングにより第1の領域3下に露出した被加工膜2にパターンを転写する。ここで、被加工膜2の加工を行う際、被加工膜2と同一材料からなる第2のマスク材膜7だけでなく、第1のマスク材膜5におけるマスク性能の低い部分も除去される。よって図1(h)は、一例として、第2の領域4が除去された図となっている。なお、材料の選択によれば、第2のマスク材膜7を除去した後に第1のマスク材膜5をマスクとして、被加工膜2にパターンを転写することも可能である。
次に、図1(i)に示すように、例えば、酸素ガスを用いたプラズマアッシングにより、上記第1の領域3を除去することで、下層膜1上で被加工膜2のラインアンドスペースパターンが得られる。なお、図1(f)〜図1(i)に示した製造工程は、1つのドライエッチング装置の同一チャンバー内で連続して行ってもよいし、それぞれ別のチャンバー内で実施されてもよい。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)CVD法によって第1のマスク材膜5を形成する過程で、同一チャンバー内にて第1の温度条件から第2の温度条件へと変更することによって、マスクとして機能する第1の領域3と、反射防止膜として機能する第2の領域4と、を作り分けることができる。よって、例えば別々の製造プロセスによって、反射防止膜をマスク材膜上に形成する場合に比べて工程数を削減することができ、半導体装置の製造コストを減らすことができる。また、反射防止膜とマスク材膜(カーボン膜)の密着性不良やエッチングレートの差によるアンダーカットに起因するパターン倒れや剥がれを防ぐことができ、歩留まりが向上する。
(2)フォトリソグラフィ法の露光解像限界を超えた寸法を有するパターンの形成において、アスペクト比が小さい側壁パターンをマスクとして、表面張力等のパターン間応力を発生させるウエット処理を用いることなくドライエッチングにより芯材パターンから被加工膜まで加工してパターン形成できるので、パターン倒れが生じ難い。
(3)芯材パターンの除去と、芯材パターンの下層のカーボン膜のエッチングをガス条件(例えば、ガス種)を変えずに1つの工程で行うことができ、工程数を減らすことができる。
(4)エッチバックによる側壁パターンの形成からカーボン膜の除去までを、1つのドライエッチング装置内で行うことが可能となり、工程間搬送時のパーティクル付着等による欠陥の発生を抑制し、歩留まり低下を低減することができる。
(5)工程数の削減による寸法ばらつきの低減と歩留まりの向上を図ることができる。
(6)レジストにドライエッチング耐性が不要となり、解像性の高いレジスト材料を使うことができる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態におけるマスクとしての機能と反射防止膜としての機能とを有する第1のマスク材膜が、温度条件の変更により実際に形成可能であることを具体例を挙げて示すものである。なお、第1の実施の形態と同様の部分については、説明を省略または簡略化する。本実施の形態は、第1の実施の形態と工程が共通であることから、図1を参照しながら説明する。
以下に、半導体装置の製造方法の一例として、被加工膜をピッチ40nm、線幅20nmのラインアンドスペースパターンに加工する方法について説明する。
まず、下層膜1を介して被加工膜2を膜厚200nmで形成する。
次に、図1(a)に示すように、被加工膜2上に、第1の温度条件によるCVD法によってマスクとして機能する第1の領域3を膜厚170nmで形成し、図1(b)に示すように、第1の領域3上に、第1の温度条件を変えた第2の温度条件によるCVD法によって反射防止膜として機能する第2の領域4を膜厚30nmで形成し、第1および第2の領域3、4からなる第1のマスク材膜5を膜厚200nmで形成する。
具体的な成膜条件は、C/He混合ガスまたはC/He混合ガスを用いて、圧力5〜7Pa、RF13.56MHz(1000〜2000W)とし、第1の温度条件を550℃、第2の温度条件を400℃とした。なお、第1および第2の領域3、4は、連続的に成膜する際の温度を上げて形成されても良いし、第1の温度条件で第1の領域3を形成した後、第2の温度条件にしてから第2の領域4を形成しても良い。
次に、図1(c)に示すように、第1のマスク材膜5上に化学増幅型ArFレジストを膜厚120nmで形成する。続いて、NA1.3以上のArF液浸露光装置により、レチクルを介して、ピッチ80nm、線幅40nmのラインアンドスペースパターンを化学増幅型ArFレジスト上に潜像として形成する。このときの第1のマスク材膜5における反射率は、計算の結果0.475%であった。続いて、ホットプレート上でポストエクスポジャーベークおよび現像を行い、レジストパターン6を膜厚100nmで形成する。
次に、図1(d)に示すように、上記レジストパターン6の線幅を20nmスリミングし、線幅20nmのレジストパターン(芯材パターン)6を形成する。
上記スリミングの方法としては、酸素を含むプラズマによるドライエッチングでもよいし、酸性薬液によりレジスト表面をアルカリ可溶とすることで、TMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)水溶液にて現像してもよい。本実施の形態では、2.38wt%のTMAH水溶液中で30秒間現像し、純水にてリンスすることでスリミングを行う。
なお、スリミング量を減らすために、露光条件またはマスク寸法を調整して、予めレジストパターン6が線幅40nmより細くなるように、パターンを形成してもよい。また、直接所望の線幅のパターンを形成することが可能である場合は、上記スリミングは必ずしも行わなくてもよい。
次に、図1(e)に示すように、スリミングされたレジストパターン6上に、第2のマスク材膜7を目的のパターン幅とほぼ同じ膜厚20nmとなるように形成する。
第2のマスク材膜7は、例えば、酸化シリコン、窒化シリコン、ポリシリコン、アモルファスシリコン等を用いることができる。形成方法としては、例えば、CVD法、スパッタ法、塗布等により形成する。第2のマスク材膜7の膜厚は、ほぼ均一であることが望ましく、レジストパターン6の形状劣化の起こらない200℃以下で形成するLP−CVD法等が望ましい。本実施の形態では、第2のマスク材膜7は、LP−CVD法を用いて酸化シリコンにより形成する。
次に、図1(f)に示すように、フッ素を含むプラズマにより、第2のマスク材膜7をおよそ20nm分エッチバックし、芯材パターンであるレジストパターン6の側面に側壁パターンとしての第2のマスク材膜7を選択的に形成する。これにより、レジストパターン6の上面と、レジストパターン6および第2のマスク材膜7の側壁パターンが形成された領域外に位置する第1のマスク材膜5の表面を露出させる。
次に、図1(g)に示すように、第2のマスク材膜7を残したまま、露出したレジストパターン6とその下方の第1のマスク材膜5および露出した第1のマスク材膜5に対して、例えば、酸素を含むプラズマを用いて、同時に、同一加工条件で異方性エッチング(一括加工)を行う。このとき、ピッチ40nm、線幅20nmの第2のマスク材膜7のアスペクト比(高さ:幅)が小さく、またウエット処理によらずドライエッチングにより加工を行うことで、パターン倒れをとりわけ有効に抑制しながらラインアンドスペースパターンが形成される。
次に、図1(h)に示すように、第1のマスク材膜5の特に上記第1の領域3をマスクとして用いて、ドライエッチングにより被加工膜2にパターンを転写する。最後に、図1(i)に示すように、例えば、酸素ガスを用いたプラズマアッシングにより、上記第1の領域3を除去することで、下層膜1上の被加工膜2上に、ピッチ40nm、線幅20nmのラインアンドスペースパターンが形成される。
以下に、コンピュータによって行ったシミュレーション結果について説明する。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係るシミュレーション結果に基づく屈折率および消衰係数と反射率との関係を示す等高図であり、図4は、本発明の第2の実施の形態に係るシミュレーション結果に基づく温度と反射率の関係を示すグラフである。図3は、横軸が屈折率n、縦軸が消衰係数kであり、中心から外側に向かって反射率が高くなっている。この消衰係数kと屈折率nは、複素屈折率N(=n+ki)の実部(n)と虚部(k)に対応しており、図3は、コンピュータによってシミュレーションを行うことによって得られた等高図である。
このシミュレーションにおける成膜条件は、C/He混合ガスまたはC/He混合ガスを用いて、圧力5〜7Pa、RF13.56MHz(1000〜2000W)である。このシミュレーションは、成膜温度が550℃、膜厚が170nmの第1の領域上に、温度を変えて膜厚が30nmの第2の領域を形成し、かつレジスト膜の膜厚を120nmとする場合を想定し、形成された第2の領域の消衰係数k、屈折率nおよび反射率を算出するものである。
反射率は、図2で示した傾向、すなわち、成膜する際の温度を下げていくにつれて反射率が低下する傾向があるが、膜厚や複素屈折率に基づく計算によると、この傾向には、例えば、図4に示すように、下限値が存在する。第2の領域4は、この下限値における温度条件(およそ350℃)によって、例えば、およそ0.124%にまで反射率を低減可能であることが分かる。
上記のシミュレーション結果から、高温よりの第1の温度条件によってマスクとして機能する第1の領域を形成でき、第1の温度条件よりも低温よりの第2の温度条件によって反射防止膜として機能する反射率を備えた第2の領域を形成できることが分かる。よって、1つのCVD装置内で温度条件を変更することにより、第1および第2の領域3、4からなる第1のマスク材膜5を形成することが十分可能であるといえる。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形および組み合わせが可能である。
1…下層膜、2…被加工膜、3…第1の領域、4…第2の領域、5…第1のマスク材膜、6…レジストパターン、7…第2のマスク材膜

Claims (3)

  1. 被加工膜上に、前記被加工膜を加工する際のマスク材となる膜をCVD法によって形成するに当って、第1の温度条件でマスクとして機能する第1の領域を形成し、前記第1の領域上に、同一チャンバー内にて前記第1の温度条件を変えた第2の温度条件で反射防止膜として機能する第2の領域を形成し、前記第1および第2の領域からなる第1のマスク材膜を形成する工程を含み、
    前記第1のマスク材膜は、カーボンを主成分とするカーボン膜からなり、
    前記第1の温度条件は、前記第2の温度条件よりも高温である、半導体装置の製造方法。
  2. 被加工膜上に、前記被加工膜を加工する際のマスク材となる膜をCVD法によって形成する工程であって、第1の温度条件でマスクとして機能する第1の領域を形成し、前記第1の領域上に、同一チャンバー内にて前記第1の温度条件を変えた第2の温度条件で反射防止膜として機能する第2の領域を形成し、前記第1および第2の領域からなる第1のマスク材膜を形成する工程と、
    前記第1のマスク材膜上にレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンを覆うように前記第1のマスク材膜上に第2のマスク材膜を形成する工程と、
    前記第2のマスク材膜をエッチバックして前記レジストパターンの側面に側壁パターンを形成するとともに、前記レジストパターンおよび前記第1のマスク材膜を露出させる工程と、
    エッチバックされた前記第2のマスク材膜を残したまま、露出した前記レジストパターンとその下方の前記第1のマスク材膜および露出した前記第1のマスク材膜を一括加工する工程と、
    前記第1のマスク材膜下に露出した前記被加工膜を加工する工程と、
    を含み、
    前記第1のマスク材膜は、カーボンを主成分とするカーボン膜からなり、
    前記第1の温度条件は、前記第2の温度条件よりも高温である、半導体装置の製造方法。
  3. 前記被加工膜は、ラインアンドスペースパターンに加工される請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
JP2009046313A 2008-06-10 2009-02-27 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP5275085B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009046313A JP5275085B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 半導体装置の製造方法
US12/481,919 US8329385B2 (en) 2008-06-10 2009-06-10 Method of manufacturing a semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009046313A JP5275085B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010205755A JP2010205755A (ja) 2010-09-16
JP5275085B2 true JP5275085B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=42967010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009046313A Expired - Fee Related JP5275085B2 (ja) 2008-06-10 2009-02-27 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5275085B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MY132894A (en) * 1997-08-25 2007-10-31 Ibm Layered resist system using tunable amorphous carbon film as a bottom layer and methods of fabrication thereof
JP2002194547A (ja) * 2000-06-08 2002-07-10 Applied Materials Inc アモルファスカーボン層の堆積方法
JP2008197526A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Renesas Technology Corp 微細パターンの形成方法、パターン保護材料と半導体装置
US7838432B2 (en) * 2007-04-16 2010-11-23 Applied Materials, Inc. Etch process with controlled critical dimension shrink
WO2008149989A1 (ja) * 2007-06-08 2008-12-11 Tokyo Electron Limited パターニング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010205755A (ja) 2010-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8309463B2 (en) Method for forming fine pattern in semiconductor device
US9064813B2 (en) Trench patterning with block first sidewall image transfer
US7846843B2 (en) Method for manufacturing a semiconductor device using a spacer as an etch mask for forming a fine pattern
US20150093902A1 (en) Self-Aligned Patterning Process
JP6928764B2 (ja) 金属酸化物のスピンオン堆積の方法
JP5122422B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JP5224919B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100777927B1 (ko) 반도체 소자의 미세패턴 형성방법
US8048764B2 (en) Dual etch method of defining active area in semiconductor device
JP2010087300A (ja) 半導体装置の製造方法
US9412612B2 (en) Method of forming semiconductor device
JP2009239030A (ja) 半導体装置の製造方法
US8329385B2 (en) Method of manufacturing a semiconductor device
US9460933B1 (en) Patterning method
TWI443758B (zh) 形成閘極導體結構的方法
JP5275085B2 (ja) 半導体装置の製造方法
WO2021135179A1 (zh) 头对头图形的制备方法
US7939451B2 (en) Method for fabricating a pattern
TWI473205B (zh) 接觸窗開口的形成方法
KR101033354B1 (ko) 반도체 소자의 미세패턴 형성방법
JP2008016839A (ja) 半導体素子の微細パターン形成方法
CN112670175B (zh) 半导体结构的制作方法
KR20090000882A (ko) 반도체소자의 미세 패턴 형성방법
KR20110060757A (ko) 반도체장치 제조 방법
KR20080018422A (ko) 반도체 장치 형성 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100928

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110311

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110627

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110628

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110629

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130312

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130515

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5275085

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees