JP5273678B2 - タッチパネルの駆動方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明はLCD(液晶ディスプレイ・Liquid Crystal Display)等の表面に貼って用いるタッチパネルに関し、特にそのタッチパネルを少ない電力で駆動することができるようにした、タッチパネルの駆動方法及びその方法を実施する装置に関する。
従来より各種画面に透明なタッチパネルを貼り、画面に表示されている例えば各種指示入力画像部に指等を接触させることによって、タッチパネルに形成されている各種手法による接触位置検出手段により、画面全体のX−Y位置を検出し、利用者の指示がその位置に表示されている画面の指示である、として所定の入力を行っている。このような利用者による指示は単なる指示した点ではなく、それをなぞったことにより線、更には面を指示し、或いはこれを表示することが可能である。
このようなタッチパネルには各種の手法が存在するが、位置検出精度が良く、安定して作動し、故障が少なく、比較的安価に製造できることから抵抗膜方式が広く用いられている。この抵抗膜方式にも種々の方式が存在するが、多くのものはその断面を図12(a)に示すように、ベースとなるガラス基板1の表面に厚さ5〜10μm程度の、上下のパネルを貼り合わせるためのシール材2、並びに上下の電極間の短絡を防ぐドットスペーサ3を適宜配置し、その表面に弾力性のある200μm程度のガラスかPETのシート4を貼り付けることによりタッチパネル5を形成している。このガラス基板1とシート4とが向かい合っている面には、それぞれITO(Indium Tin Oxide)と呼ばれる透明な固定側抵抗膜6と可動側抵抗膜7を設け、各抵抗膜の両側部から各抵抗膜に対して電圧を印加するため、電極が設けられている。
これらの電極構成において、最も基本的な構成である4線式について、指等による指示点の検出を行うタッチ位置検出手法を図12(b)に示している。同図に示す例においては、固定電極はX−Y軸についてY方向の位置を検出するために合い対向する横の辺にY1電極とY2電極とを設け、この電極に対してY1電極側を+、Y2電極側を−となる電圧をかけている。同図上にこの固定電極と図示していないスペーサを挟んで対向している可動電極についてはX方向の位置を検出するために、縦の辺にX1電極とX2電極とを設け、この電極に対してX1電極側を+、X2電極側を−となる電圧をかける。
このような電極構成により、利用者がこのタッチパネルの任意の位置であるP点を押す時、可動電極側の抵抗膜がスペーサの方向に撓んで固定電極側の抵抗膜に接触することにより、可動電極側と固定電極側の抵抗膜において分圧抵抗が生じ、これを求めることができる。即ち図示の例では可動電極側においてP点を挟んでX1電極側はRx1、X2電極側はRx2となる。同様に固定電極側はP点を挟んでY1電極側はRy1、Y2電極側はy2となる。
その結果図13に示すように、前記指示点PでX側とY側が接触する際、前記各抵抗Rx1とRx2及びRy1とRy2が生じると、抵抗値測定用切換SWによって切り換えた時の電圧を電圧計Vによってそれぞれ測定することにより、X方向のP点の位置及びY方向のP点の位置を検出することができる。なお、図示の例にではP点のX方向の位置をExとして検出し、スイッチSWを切り換えることによりEyとしてY方向の位置を検出する。
上記のようにタッチパネルにおいては、抵抗を検出するための抵抗面としてのタッチ検出面のほか、電極、及びその電極への電源系統、並びに抵抗値を測定するための信号の回路を形成したFPCへ接続する取り出し部へのリード回路、等が必須のものとなる。したがって例えば図14にタッチパネルの固定側電極であるガラス基板1を示すように、中央の固定側抵抗面6の両側に設けた電極7、8はそれぞれリード回路によりリード回路引き出し部11に集められ、同様に図示されない可動側抵抗膜の電極についてはリード回路9、10を通ってリード回路引き出し部11に集められる。このような抵抗膜のリード回路の配置は、それぞれの製品によって異なっていることが多い。
前記図13に示すような、利用者がタッチパネル上に指示した点の検出は、図中切換SWとして示すスイッチにより切り換えながら検出を行うものであるが、実際には例え図10に図示するように行っている。即ち図10に図示示す例においては、互いに対向するタッチパネルのX側電極と、Y側電極について、それぞれ10ms(ミリ秒)づつ交互に切り換えて印可しており、電子回路によりこのスイッチ機能を行っている。ここで切り換え単位を10msとしているのは、例えば図11(a)に拡大して示すように、現在用いられている多くのタッチパネルにおいては、2.5〜3ms毎の細かなパルスで抵抗値の測定を行っており、そのうち2回同じデータが得られたと判断したときに、このデータを抵抗の計測値として出力している。
また、タッチパネルを操作したときの抵抗膜相互の接触によるスイッチ作動は、各種のスイッチと同様に、図中タッチ操作として示すように、最初の3ms程度は接触状態が安定しないチャタリング状態となっており、この間に前記のような抵抗値の検出パルスが存在するときには正確な抵抗値を検出することができない。したがって、その後の2回のパルスで抵抗値を計測して同じ結果を得るためには、3ms毎の位置座標検出パルスでは6msプラスα必要となり、2.5ms毎の計測では5msプラスα必要となる。そのため、図示するように10ms毎の切り換えによって、X側計測可能期間となっているときにタッチ操作がなされたとき、最初の3msまたは2.5msの計測は不適切な値となるが、残りのほぼ
7msの期間中に2回以上の計測を行うことができる。
このような点を加味して、タッチパネルでは多くの場合10ms毎にX側抵抗膜電極への通電とY側抵抗膜電極への通電とを切り換えている。なお、上記のように10ms毎の切り換えは、タッチ操作をできる限り速やかに検出する点で有効であるが、このタッチパネルを例えば指等の手入力で行う機器の場合は、その入力速度には限界があり、ゲーム機の早押しのエキスパートでも1秒間に16回程度であって、これを確実に検出するには1秒間に25回としても40ms毎に検出していれば良い、ということになる。しかしながら、前記のようにタッチパネル操作の各種の使用態様を考慮し、多くの場合10msとしている。
図11に示す従来のタッチパネルにおいて、10ms毎にX側とY側とを切り換えるとき、ここで消費される積算電流を検討する。そのために現在使用されているタッチパネルの抵抗を実測した結果を図15に示す。同図(a)には4.3インチで、画面の縦横比(アスペクト比)が、横16対縦9の割合の横長モニタ用で、同形式のタッチパネルを130台計測した結果を示している。これから明らかなようにタッチパネルの横方向であるX側は、最小値が387Ω、最大値が607Ωであり、平均値は470Ωであった。それに対してY側については、最小値が275Ω、最大値が413Ωであり、平均値は331Ωであった。また、同図(b)には8.4インチで、画面の縦横比が、横4対縦3の割合の横長モニタ用で、同形式のタッチパネルを42台計測した結果を示している。この形式のタッチパネルにおいては、X側は最小値が544Ω、最大値が648Ωであり、平均値は593Ωであった。それに対してY側については、最小値が351Ω、最大値が375Ωであり、平均値は362Ωであった。
このように同形式のタッチパネルでも抵抗値にはばらつきがあるのは、抵抗膜であるITO膜の表面抵抗率のばらつき、ITO膜厚のばらつき、抵抗膜の両側に設けている銀電極のばらつき、更にはこの抵抗膜を測定するとき、図14に示すような電極及びリード回路を形成する銀電極回路長のばらつき等によるものである。
これらの抵抗値にばらつきのあるタッチパネルについて、例えば図15(a)に示す4.3インチで画面の縦横比が、横16対縦9の割合のタッチパネルについてみると、最も抵抗値の差の大きい場合として、X側が607Ω、Y側が275Ωのタッチパネルが存在しうる。このような抵抗値を備えたタッチパネルについて、待機状態の積算電流を検討すると、図10に示すように、X側及びY側共に従来使用されているとおり3.3V印可する場合、X側抵抗膜の電流Ixは、共通電圧Vcと前記のように選択したX側抵抗膜の抵抗値607Ωから、(共通電圧Vc)/(X側抵抗値Rx)から、3.3V/607Ω=0.0054366A、即ち1sec単位では0.0054366A(=5.436mA)流れる。このことから、1msに0.0054366mA流れることがわかる。
同様にY側抵抗膜についてみると、印可電圧がX側と共通電圧である3.3Vであって、前記のようにして選択した抵抗値は275Ωであるので、Iy=Vc/Ry=3.3V/275Ω=0.01200Aとなり、1msに0.01200mA流れることがわかる。このタッチパネルは10msづつ交互に電圧を印可しているので、実際のタッチパネルの使用態様に合わせるため100msでの積算電流を求めると、X側は10msのパルスが[100ms/(10+10)ms]回流れることとなり、したがって100msの積算電流は同図に示すように、(Ix)×10ms×(100/20)回であって、これを計算すると0.2718(mA/100ms)となる。同様にY側抵抗膜については同図に示すように、(Iy)=0.6000(mA/ms)となり、X側及びY側の100ms間の合計積算電流は0.8718(mA/100ms)となることがわかる。
なお、タッチパネルに間欠的に駆動電流を与えるとき、タッチパネルに入力操作が継続していないと判断したときには、駆動電流を与える周期を長くして消費電力を低減する技術は特開平9−152932号(特許文献1)に開示されている。
特開平9−152932号公報
上記のように、現在各種の機器に広く用いられているタッチパネルでは、タッチ操作が行われない待機状態でも常に通電しており、電力を消費している。そのため、例えば携帯電話や携帯情報端末のように機器の小型化のため、電池容量の比較的少ない機器では、タッチパネルに消費する電力は極力小さくしたい。タッチパネルの消費電力を低下する必要性は前記のような携帯型機器に限らず、例えば車両用ナビゲーション装置のような車載機器においても、車両全体のバッテリ消費の低減の観点から、これらの車載機器での消費電力の低下が求められており、そのモニタ画面上に貼るタッチパネルについても、できる限り消費電力を低減することが求められている。
したがって本発明は、タッチパネルに印可する駆動電流をできる限り少なくし、省電力のタッチパネルとすることができるようにした、タッチパネルの駆動方法及びその方法を実施する装置を提供することを主たる目的としている。
本発明に係るタッチパネルの駆動方法は、前記課題を解決するため、互いに間隔をもって対向しているX側抵抗膜とY側抵抗膜からなり、相互の抵抗膜が接触した位置を、それぞれの抵抗膜の抵抗値を切り換えスイッチにより交互に切り換えて計測することによって検出して、接触位置のX側座標位置とY側座標位置を求めるタッチパネルの駆動方法において、X側に切り換えている時に印可するX側積算電流と、Y側に切り換えている時に印可するY側積算電流とを、X側抵抗膜を含む抵抗値と、Y側抵抗膜を含む抵抗値に関連した値に対応して異ならせることを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動方法は、前記タッチパネルの駆動方法において、前記抵抗値に関連した値を、抵抗膜の抵抗と当該抵抗膜に通電するリード回路部分とを含んだ抵抗値としたことを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動方法は、前記タッチパネルの駆動方法において、前記抵抗値に関連した値を、複数のタッチパネルを計測した抵抗値の積算データに基づ値としたことを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動方法は、前記タッチパネルの駆動方法において、前記抵抗値に関連した値を、当該タッチパネルのアスペクト比としたことを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動方法は、前記タッチパネルの駆動方法において、前記積算電流を異ならせる手法は、X側とY側の通電時間を異ならせることによるものであり、前記抵抗値が小さい側を、大きい側より通電時間を短く設定したことを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動方法は、前記タッチパネルの駆動方法において、前記抵抗値が小さい側の通電時間を、前記座標位置検出が可能な最小通電時間に設定したことを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動方法は、前記タッチパネルの駆動方法において、前記抵抗値が大きい側の通電時間を、前記座標位置の検出を阻害しない範囲で最大通電時間に設定したことを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動方法は、前記タッチパネルの駆動方法において、前記積算電流を異ならせる手法は、X側とY側の印加電圧を異ならせることによるものであり、
前記抵抗値が小さい側を、大きい側より印加電圧を低く設定したことを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動方法は、前記タッチパネルの駆動方法において、前記印加電圧が、前記座標位置を検出可能な最低電圧近傍の目標印加電圧に設定し、印可した電圧の検出値が前記設定した目標印加電圧になるように、実際に印可する電圧を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動方法は、前記タッチパネルの駆動方法において、前記積算電流を異ならせる手法が、X側とY側の通電時間を異ならせると共に、X側とY側の印加電圧を異ならせることによるものであることを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動方法は、前記タッチパネルの駆動方法において、前記積算電流を異ならせる手法が、抵抗値が小さい側を、大きい側より通電時間を短くし、抵抗が小さい側を前記座標位置検出が可能な最小通電時間に設定するとともに、抵抗値が大きい側の通電時間を前記座標位置の検出を阻害しない範囲で最大通電時間に設定する手法としたものであることを特徴とする。
また、本発明に係るタッチパネルの駆動装置は、前記課題を解決するため、前記タッチパネルの駆動装置において、互いに間隔をもって対向しているX側抵抗膜とY側抵抗膜からなるタッチパネルと、前記X側抵抗膜とY側抵抗膜が接触した位置を、それぞれの抵抗膜への通電を切り換えて検出し、当該検出値により前記接触位置のX側座標位置とY側座標位置とを求める接触位置検出手段とを備えたタッチパネルの駆動装置において、X側に切り換えている時に印可するX側積算電流と、Y側に切り換えている時に印可するY側積算電流とを、X側抵抗膜を含む抵抗値と、Y側抵抗膜を含む抵抗値に関連した値に対応して異ならせる印加積算電流設定手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動装置は、前記タッチパネルの駆動装置において、前記抵抗値に関連した値が、抵抗膜の抵抗と当該抵抗膜に通電するリード回路部分とを含んだ抵抗値であることを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動装置は、前記タッチパネルの駆動装置において、前記抵抗値に関連した値が、複数のタッチパネルを計測した抵抗値の積算データに基づくことを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動装置は、前記タッチパネルの駆動装置において、前記抵抗値に関連した値が、当該タッチパネルのアスペクト比であることを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動装置は、前記タッチパネルの駆動装置において、前記印加積算電流設定手段では、X側とY側の通電時間を変更することにより印加積算電流を異ならせ、前記抵抗値が小さい側を、大きい側より通電時間を短く設定したことを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動装置は、前記タッチパネルの駆動装置において、前記抵抗値が小さい側の通電時間を、前記座標位置検出が可能な最小通電時間に設定したことを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動装置は、前記タッチパネルの駆動装置において、前記抵抗値が大きい側の通電時間を、前記座標位置の検出を阻害しない範囲で最大通電時間に設定したことを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動装置は、前記タッチパネルの駆動装置において、前記印加積算電流設定手段では、X側とY側の印加電圧を変更することにより印加積算電流を異ならせ、前記抵抗値が小さい側を、大きい側より印加電圧を低く設定したことを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動装置は、前記タッチパネルの駆動装置において、前記印加電圧が、前記座標位置を検出可能な最低電圧近傍の目標印加電圧に設定し、印可した電圧の検出値が前記設定した目標印加電圧になるように、実際に印可する電圧を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動装置は、前記タッチパネルの駆動装置において、前記印加積算電流設定手段では、X側とY側の通電時間を変更すると共に、X側とY側の印加電圧を変更することにより印加積算電流を異ならせることを特徴とする。
また、本発明に係る他のタッチパネルの駆動装置は、前記タッチパネルの駆動装置において、前記印加積算電流設定手段では、抵抗値が小さい側を、大きい側より通電時間を短くし、抵抗が小さい側を前記座標位置検出が可能な最小通電時間に設定するとともに、抵抗値が大きい側の通電時間を前記座標位置の検出を阻害しない範囲で最大通電時間に設定ことにより印加積算電流を異ならせたことを特徴とする。
本発明は上記のように構成したので、タッチパネルに印可する駆動電流を少なくし、省電力のタッチパネルとすることができる。
本発明を各種の態様で実施できるようにした機能ブロック図である。 本発明の実施例の作動フロー図である。 図2の作動フローに続く作動フロー図、及びその作動態様と積算電流試算例を示す図である。 本発明の他の実施例の作動フロー図、及びその作動態様と積算電流試算例を示す図である。 本発明の更に他の実施例の作動フロー図、及びその作動態様と積算電流試算例を示す図である。 本発明の更に他の実施例の作動態様と積算電流試算例を示す図である。 本発明の更に他の実施例の作動フロー図、及びその作動態様と積算電流試算例を示す図である。 本発明の更に他の実施例の作動態様と積算電流試算例を示す図である。 本発明における電圧低下時の対応処理用作動フロー図である。 従来例の作動態様と積算電流試算例を示す図である。 最小通電時間を説明する図である。 タッチパネルの説明図である。 タッチパネルのX側及びY側の座標位置を測定する手法を説明する図である。 タッチパネルの抵抗膜及びその電極並びにリード回路部分を示す図である。 各種タッチパネルの抵抗値データの実測例を示す表である。
本発明を図面に沿って説明する。図1は本発明を各種の態様で実施することができるようにした機能ブロック図であり、したがって本発明はこれらの機能ブロックの内任意のものを用いて所望の作動を行わせることができる。またこれらの機能ブロックの多くのものは、液晶等のタッチパネルを取り付ける機器内におけるタッチパネル制御部において、タッチパネルのX側及びY側抵抗膜へ交互に通電を行う通電時間、及び印可電圧を予め設定する際に用いられ、他の一部は抵抗値データの取得、及びタッチパネルの使用時の印可電圧管理のために用いる各種機能ブロックを示している。なお、これらの各種機能を行う機能ブロックは、それぞれ各機能を行う手段と言うこともできる。
図1に示す例においては、タッチパネルの通電制御を行うための通電時間、及び印可電圧を設定するために、このタッチパネルの実際の抵抗値のデータを取得するために、タッチパネル抵抗値データ取得部11を備えている。ここでは例えば前記図15に示すようなデータを取得するものであり、同形式のタッチパネルとして生産された多数の試料を集め、X側及びY側について抵抗を測定する。その際には図14に示すようなリード回路引き出し部11から引き出されたリード線部分を利用して測定することができる。
図1に示すタッチパネル抵抗値データ取得部11の抵抗値測定部12では、作業者が例えば130台等の所定の数のタッチパネルについて、X側及びY側のそれぞれを順に抵抗値を計測し、データ積算部13ではこれのデータを集積する。抵抗値設定部14では、これからの通電時間設定、及び印可電圧設定計算のために使用する抵抗値を設定するものであり、横長の画面において横側に対応する側であるX側の抵抗値を設定するX側抵抗値設定部15と、横長の画面において縦側に対応する側であるY側の抵抗値を設定するY側抵抗値設定部16とを備えている。
これらの抵抗値の設定に際しては、前記タッチパネル抵抗値データ取得部11のデータ積算部13で積算したデータを用いて、図15に示すような最小値17、最大値18、平均値19の内のいずれかを選択して利用することができる。前記図10に示す従来例の積算電流の計算時には、最もばらつきが大きい状態に対応するため、抵抗値の大きいX側についてはその中でも最大値である607Ωを選択し、抵抗値の小さいY側についてはその中でも最小値である275Ωを選択している。また、これらの値以外に、集積したデータの分布状態等に基づき、特に抵抗値が集中している値が存在するときには、その抵抗値を選択して設定することもできる。
図1に示す例においては抵抗比算出部20を備え、前記のように抵抗値設定部14におけるX側抵抗値設定部15とY側抵抗値設定部16とで設定した抵抗値に基づき、その比である抵抗比を算出する。したがって例えばX側抵抗値設定部15で607Ωを設定し、Y側抵抗値設定部16で275Ωを選択したとき、例えばY側を基準とするときには607/275を抵抗比として算出することができる。この時の抵抗比は2.2073ということもでき、X側とY側の通電時間や印可電圧を設定する際、X側とY側の抵抗の比を利用して設定を行うときに使用する。
抵抗比代替値入力部21では、前記のようにX側とY側の抵抗値によって通電時間等を設定しようとするとき、抵抗値のデータを得る作業を行うことが困難で、抵抗比を算出することは実質的にできないとき、或いは簡略したデータの使用でも良いと判断されるとき等には、このタッチパネルの縦と横の長さの比であるアスペクト比のデータを用いることができるようにしている。現在使用している液晶では多くの場合16対9のアスペクト比(22)、及び4対3のアスペクト比(23)等が存在する。このほか一部のナビゲーション装置のモニタのように、アスペクト比が2対1に近いワイド液晶も存在するので、このようなデータをここに入力して、前記抵抗比の代わりに利用することもできる。
通電時間設定部31では抵抗膜に印可する電流の通電時間を設定するものであり、抵抗値が大きい側であるX側の通電時間を設定するX側通電時間設定部32と、抵抗値が小さい側であるY側の通電時間を設定するY側通電時間設定部37とを備えている。図1に示す例ではX側通電時間設定部32には例えば10ms等の最小値を選択する最小値選択部33と、例えば20ms等の任意の値を選択する任意選択部34、及び後述するような抵抗比やそれと代替するアスペクト比等によって演算を行う演算部35、並びに例えば30ms等の最大値を選択する最大値選択部36を備えた例を示している。また、図示の例ではY側通電時間設定部37には、例えば10msのような最小値を選択する最小値選択部38、、例えば20ms等の任意の値を選択する任意選択部39を備えている。
図1に示す印可電圧設定部41では、抵抗値が大きい側であるX側抵抗膜に印可する電圧を設定するX側印可電圧設定部42と、抵抗値が小さい側であるY側抵抗膜に印可する電圧を設定するY側印可電圧設定部45とを備えている。このX側印可電圧設定部42には、例えば2.58V等の、そのタッチパネルが作動可能な最小の抵抗値を選択する最小値選択部43と、例えば3.3V等の所定の電圧を選択する所定電圧選択部44とを備えている。なお、最小値選択部で選択する最小値としては、理論的な最小値に何らかの安全率を掛けた値を最小値として設定することができる。
また、図示の例ではY側印可電圧設定部45には、X側と同様に例えば2.58V等のそのパネルが作動可能な最小の抵抗値、更にはその値に安全率を掛けた値を選択する最小値選択部46と、例えば3.3V等の所定値を選択する所定値選択部47と、後述する手法によって演算を行ってY側印可電圧の設定を行う演算部48とを備えている。
図1における印可電圧制御部51は、このタッチパネルが前記各種手法によって通電時間及び印可電圧を設定し、これを機器に取り付けた状態で作動しているときに、特に印可電圧を最小値に設定している場合電池の電圧低下等によってそのままでは所定の印可電圧が維持できないと思われる際に、設定電圧を上昇させて作動を安定化させるためのものであり、そのために印可電圧検出部52を備えている。
設定電圧変更部53では、印可電圧検出部52で印可電圧が設定値よりも低下し、不安定な作動を行う危険性があることを検出したときに、例えば2.58Vに設定していた印可電圧を0.5V上昇させる変更処理、或いはそのような変更処理によって印可電圧を次第に上昇させているとき、電圧が元に戻ることにより上昇設定した電圧では高すぎる状態になったことを検出した際に、電圧を次第に降下させる処理等の、設定電圧変更処理を行う。
前記のような機能ブロックからなる本発明においては、例えば図2以降の各作動フロー等に示す態様によって種々の実施例により実施することができる。本発明は基本的にはタッチパネルは正方形であることはほとんど無く、長方形であることによりX側抵抗膜とY側抵抗膜とでは抵抗値が異なり、従来のように両抵抗膜に対して同じ通電制御をした場合は、抵抗値の小さい抵抗膜側は抵抗値の大きな抵抗膜側より消費電流が大きくなるため、抵抗値の小さい抵抗膜側への通電時間を少なくするか、或いは印可電圧を小さくすることを基本思想とし、これを各種の態様で実施する例を示している。
図2には前記基本思想に基づき、X側とY側の抵抗値によって通電時間を異ならせ、或いは印可電圧を異ならせるため、例えば図15に示すようなデータを得るために抵抗値のばらつきを測定するデータを蓄積し、以降の印加積算電流の設定処理を行う例を示している。
即ち、図2に示すタッチパネルの印加積算電流設定処理においては、最初選択したタッチパネルのX側とY側の抵抗値の測定を行う(ステップS1)。この作動はタッチパネル単体で行うことができるが、その外実際に液晶表面に貼り付けた状態でも、制御部に導かれるタッチパネルの電極のリード回路部分における端子を用いて計測することもできる。ステップS2ではこのようにして測定して得られたデータを、その後利用するために蓄積し、整理する。
次いで同種タッチパネルを所定枚数以上測定したか否かを判別し(ステップS3)、例えば30枚等の所定枚数以上未だ測定していないと判別したときには、他の同種のタッチパネルを選択し(ステップS6)、ステップS1に戻って、新たに選択したタッチパネルについて同様の測定を行う。ステップS3において同種のタッチパネルのX電極とY電極の抵抗値を30枚等の所定枚数以上測定したと判別したときには、ステップS4で例えば図15(a)に示すようなデータに基づき、更にはデータ分布関数等のデータについて整理して蓄積している測定データに基づき、最も適切と思われるデータを選択する。その際には例えばX側及びY側のそれぞれについて、最大値、最小値、平均値等を選択することとなり、以下の例では図10に示す従来例と対比しやすいように、X側は最大値の607Ω、Y側は最小値の275Ωを選択した例で説明している。
上記の作動は図1の機能ブロック図において、タッチパネル抵抗値データ取得部11における抵抗値測定部12で、選択したタッチパネルについてX側とY側の抵抗値を測定し、データ蓄積部13でそのデータを順次整理しながら蓄積することにより行っており、特にステップS4の処理は図1の抵抗値設定部14において、X側抵抗値設定部15とY側抵抗値設定部16のそれぞれにおいて、最大値17、最小値18、平均値19等の各種のデータの中から、X側抵抗値設定部15では最大値17を、Y側抵抗値設定部では最小値18を選択することにより行っている。
図2の例ではその後、図3に示すようなX側とY側の抵抗値による印加積算電流の設定処理を行う(ステップS5)。即ち、図3に示すX側とY側抵抗値による印加積算電流の設定処理の第1実施例(1)では、図2のステップS5以降で行う処理を示しており、最初前記のようにして得られた実測抵抗値データが前記図15(a)に示すデータであるとき、このデータに基づいて、X側とY側抵抗値の抵抗比(r)を算出している(ステップS11)。ここでrは、r=Rx/Ryとするとき、それぞれ前記のように抵抗値を設定したことによって607Ω/275Ω=2.2073を得た例を示している。
次いで抵抗値の小さい電極への通電時間(TL)を最小通電時間に設定する(ステップS12)。ここでは抵抗値の小さい電極への通電時間は本来各種の値を選択することは可能であるが、そもそもこの発明はタッチパネルの省電力化の技術であり、抵抗値の小さい抵抗膜は抵抗値の大きい抵抗膜よりも多く電流が流れるため、これをできる限り少なくするために最小通電時間になるように設定している。この時の最小通電時間としては、前記図11で説明したように、2.5〜3ms間隔で位置座表を検出して、そのうちの2つの値が一致していると判断できるときに、その値を取得するという作動と、タッチパネルのタッチ操作時の最初の3ms程度は作動が不安定なチャタリング期間であり、ここでは適正な抵抗値測定を行うことができないことにより、10msを最小通電時間としている。
但し、抵抗測定時間間隔が例えば5msと長いとき、逆に1msと短いときには、それに対応して最小通電時間が20ms、5ms等と変化させることができる。なお、前記抵抗値の小さい電極への通電時間を最小通電時間に設定することは、図1の機能ブロック図において、通電時間設定部31のY側通電時間設定部37において、最小値選択部37で選択を行うことにより実施することとなる。
図3に示す例ではその後、抵抗値の大きい方の電極への通電時間(TH)を抵抗比により決定する(ステップS13)。前記の例では(TL)×r=10×2.2073=22.073が得られ、制御のし易さからこれを22(ms)とする。この作動は図1の通電時間設定部31におけるX側通電時間設定部32の演算部35で行う。
その後X側とY側の両抵抗の共通印加電圧(Vc)を設定する(ステップS14)。ここでは特に本発明と従来例との比較を抵抗比を用いることによって変化する部分を明確にするため、従来例と同様の3.3Vに設定している。これは図1の印加電圧設定部41において、X側印加電圧設定部42では所定値選択部44において3.3Vを選択することにより、また、Y側印加電圧設定部45では所定値選択部47で同様に3.3Vを選択することにより行う。
上記のような設定を行ったことによって、図3の下部に示すような通電パルスが得られ、前記の例に基づいて積算電流を試算すると、X側の電流は前記図10の従来例と同様に0.0054366mA/msであるが、22msのパルスが印可されるためY側のパルス10msと加算するとXY1回づつの合計通電時間は32msとなる。ここでX側とY側の切り換え回数について100ms単位のデータとしては(100/32)回となる。このことから100ms中のX側積算電流は図示するように0.3738(mA/100ms)となる。それに対してY側については1ms単位あたりの通電電流Iyは、図10の従来例と同様に0.01200(mA/ms)であるが、100msあたりの通電電流は図示するとおり0.3750(mA/100ms)となる。従ってX、Yの合計積算電流は図示のとおり0.7488(mA/100ms)となって、図10に示す従来の技術における合計積算電流の86.9%で済むことがわかる。
上記のように、本発明においてはタッチパネルがX側抵抗膜とY側抵抗膜について、それぞれ抵抗値が異なること、また、各抵抗膜への通電が交互に行われることを利用し、各抵抗への通電時間を抵抗比によって個別に設定することにより、従来のものよりも省電力のタッチパネルとすることが可能となったものである。
図3に示す例においては、前記のようにX側とY側の抵抗比に着目した例を示したが、このような抵抗比を実際のタッチパネルの抵抗を測定することによって求めるには多くの手数を要する。そのため図4に示す例においては、X側とY側の抵抗の違いは主として抵抗膜のX方向の長さと、Y方向の長さによって異なることが推測されることから、X側とY側の抵抗比はアスペクト比に関連していると見ることができることを利用し、印加積算電流の設定を行った例を示している。
即ち図4に示すX側とY側抵抗値による印加積算電流の設定処理の第2実施例(2)においては、最初アスペクト比によりX側とY側抵抗値の抵抗比を推定している(ステップS21)。前記の例ではアスペクト比が16対9のモニタの抵抗値データ例を用いていたのでこのアスペクト比を用いている。その値は図示のとおり1.778であり、前記X側では抵抗の最大値を選択し、Y側では抵抗の最小値を選択したときの2.2073とは異なっているが、例えばX側とY側共に平均値を選択したときの抵抗比(470/331=1.42)よりも前記の例に近い値となっている。
図4に示す例ではその後前記図3の作動と同様の作動を行い、抵抗値の小さい電極への通電時間を最小通電時間に設定し、それにより図示の例では10msを選択する。次いで抵抗値の大きい方の電極への通電時間をアスペクト比により決定する(ステップS23)。図示の例では10ms×1.778により17.78msが得られ、これを実際の作動制御値としてわかりやすく18msとしている。
次いでX側とY側の両抵抗の共通印加電圧(Vc)を設定する(ステップS24)。図示の例では従来例との比較を容易にするため、前記と同様に3.3Vを設定している。その結果図4の下部に示すようなパルスによる通電パルスとなり、同図に示すような積算電流試算例のデータが得られる。このデータは図3においてX側の通電時間が22msであったものが18msに減少した結果、図3の例よりも抵抗の大きい電極側への通電時間割合が少なくなり、その分だけ積算電流が増加している。それでも図10に示す従来の技術よりも10%以上省電力化されていることがわかる。
図5にはX側とY側抵抗値による印加積算電流の設定処理の第3実施例(3)の作動フローを示している。この例では前記図3及び図4の実施例においては通電時間を抵抗値の比、或いはそれと代替可能な値によって設定することにより省電力化を行った例を示したが、図5にはX側とY側の抵抗値の違いに着目しつつ、抵抗値のデータ自体にとらわれることなく、できる限り省電力化を図る手法の一つを示している。図5に示す手法の特徴は、抵抗の大きい電極への通電をできるだけ長く設定して印加電流を減少させる。また、逆に抵抗の小さい電極への通電をできるだけ短く設定する。但し、X電極とY電極を切り換えて作動する1回分の作動は、タッチパネルの高速操作に追従できるように、前記理由によって40msとする。
上記の条件に従い、図5に示す例では最初抵抗値の小さい電極への通電時間を最小通電時間である10msに設定する(ステップS31)。次いで抵抗値の大きい方の電極への通電時間を(40ms−10ms=30ms)によって30msに設定する(ステップS32)。その後X側とY側の両抵抗の共通印加電圧(Vc)を設定する(ステップS33)。図示の例では前記と同様に従来技術と比較しやすいように3.3Vに設定している。
この作動により図5の下部に示すような通電パルスとなり、その時の積算電流を試算すると、図示のとおり0.7077(mA/100ms)となって、図10に示す従来の技術の81.2%程度となり、即ち2割の消費電力が削減することができることがわかる。
図6には作動フローを省略しているが、この考え方に基づき、更に印加電圧を作動可能な最小限近傍に設定することによって省電力化を図った例を示している。図示の通電パルスの形状は前記図5の例と同様であり、単に印加電圧が図5においては3.3Vであったものを、この種のタッチパネルが適正作動可能な最低限に近い値である2.58Vに設定している点で相違している。この時の積算電流試算例は図示するとおりであり、合計積算電流は0.5533(mA/100ms)となって、図10に示す従来の技術の63.35%と、大幅に低減させることができることがわかる。
図6に示す例においては、このタッチパネルの適正作動可能な最低限の電圧を2.58Vとしているが、これは通常のタッチパネルにおいて3.3Vで駆動するとき、1024(10bit)=3.2mVであり、現在広く用いられているWVGAは水平方向が800dotであるため、3.2mV×800dot=2.58Vとなり、この印加電圧により水平方向800dotのWVGAは適正に作動することがわかる。
但し、印加電圧が低下すると作動が不安定になり易いため印加電圧を監視し、例えばバッテリ電圧低下等で目標印加電圧を維持できない状態になったことを検出したときには、一時的に電圧を0.1V上昇させ、それでも足りないときには更に0.1V上昇させる、という作動を行い、維持できたときにはその状態を継続し、逆に電圧上昇してきたときには例えば0.1Vづつ下げ、最終的に再び2.58Vで作動させる、という制御を行うことにより、確実な作動を保証することができる。この作動は後述する印加電圧の制御によるタッチパネルの省電力化手法でも採用されるため、その作動フローを図9に示している。
図7にはX側とY側抵抗値による印加積算電流の設定処理の第5実施例(5)を示しており、ここでは前記各実施例が通電時間設定によって行っていたのに対して、ここでは印加電圧の設定によって行っている。即ち図7に示すX側とY側抵抗値による印加積算電流の設定処理(5)においては、最初抵抗値の大きい方の電極の印加電圧を設定する(ステップS41)。図示の例ではX側電極について従来通り3.3Vに設定している。
次いで抵抗値の大きい方の電極の印加電流を算出する(ステップS42)。ここではIx=3.3/607=0.0054366(mA/100ms)となる。その後抵抗値の小さい方の電極の印加電流を算出する(ステップS43)。図示の例では0.003636×Vyとなって、Vyに比例する値となる。その後図7に示す例では目標積算電流の設定を行っているる。これはこの実施例による手法によっても、例えば前記図3に示す実施例、或いは他の実施例と同様の省電力化が可能であることを示すために設定を行っているものである。図示の例では前記図3に示す実施例において、0.7488(mA/100ms)であることによりここではこの値を設定している。
その後X側とY側の電圧印加を等しい所定の幅に設定する(ステップS45)。ここでは図10の従来技術との比較のため、また図3の例と対応させるために10msを設定する。次いでX側とY側の積算電流が目標積算電流になる数式により、抵抗値の小さい方の抵抗への印加電圧を計算する。この時の数式は同図に示すように、[(Ix)×10+0.003636×(Vy)×10]×5回=0.7488となり、この数式から図示のようにVy=2.6236Vが得られる。即ち、抵抗値の大きいX側抵抗に対しては3.3Vであるとき、抵抗値の小さいY側抵抗は2.624V印可すると、前記図3に示す抵抗比による通電時間の調節と同じ少電力効果が得られることがわかる。なお、図7には前記と同様の手法により合計積算電流を試算した例を示しており、目標合計積算電流の0.7488(mA/100ms)が得られていることがわかる。
図8には図7に示すX側とY側の抵抗値の相違に応じた印加電圧の設定により、従来技術より省電力化がなされる考え方に基づき、更に省電力化を進めた例を示している。即ち、図8に示すX側とY側抵抗値による印加積算電流の設定処理(6)の例においてはフローチャートは省略しているが、その考え方として第1に、X軸とY軸共に作動可能最小電圧に設定する。図示の例では前記図6の例と同様に2.58Vとしている。
第2に、抵抗の小さい方の抵抗側をできる限り通電時間を短くし(例:10ms)、その際この例では他の抵抗も同一通電時間とする。これは、前記図6の実施例では共通印加電圧をこの実施例と同様に最小目標値としての2.58Vに設定が、特に抵抗の相違に対応して通電時間を異ならせた例を示しているので、図8に示す例においては通電時間の調整を行わず、同一にした例を示すためである。
このような条件により、図示するような通電を行うと、積算電流試算例に示すように合計積算電流は0.6816(mA/100ms)となり、図10に示す従来例の78.08%となって、省電力化されることがわかる。この実施例では前記のようにX側とY側の通電時間を等しくしたものであるが、更に省電力化を図るために前記抵抗値による通電時間制御を取り入れて、抵抗値の大きな抵抗側の通電時間をできる限り長くする手法を採用すると、図7に示す実施例と同一の手法となって、更なる省電力化が可能になることがわかる。
図9には、前記図6及び図8に示すように、印加電圧を低下させて省電力化を図ると、印加電圧が一時的に低下したときにタッチパネルの作動が不安定になる恐れがあるための対策技術を示している。即ち、図9に示す印加電圧を作動最低電圧近傍に設定するときの電圧低下時対応処理の例においては、最初X側とY側のいずれか、或いは両方の印加電圧を作動最低電圧近傍(例:2.58V)に設定したときにおいて(ステップS51)、印加電圧を検出し(ステップS52)、いずれかの印加電圧が所定範囲以下になったか否かを判別する(ステップS53)。ここで未だいずれの印加電圧も所定範囲以下になっていないと判別したとき、即ち、例えば2.48V等の所定範囲以下になっていないと判別したときにはステップS52に戻って前記作動を繰り返す。
ステップS53でいずれかの印加電圧が所定範囲以下になったと判別したときには、電圧低下した側の抵抗の電圧を所定電圧だけ上昇設定する(ステップS54)。この時の所定電圧としては任意に設定することができるが、例えば+0.1V上昇させ、その時には目標印加電圧を2.68Vに設定することとなる。それにより印加電圧制御回路はこの電圧になるように制御を行う。
その後検出電圧が本来の目標電圧、即ち2.58V迄上昇したか否かを判別し(ステップS57)、未だ検出電圧がこの本来の目標電圧まで上昇していないと判別したときには、再びステップS54に戻り、電圧低下した抵抗の電圧を前記と同様に例えば0.1V等の所定電圧だけ上昇させる。それにより目標電圧は2.78Vとなる。以降はステップS55で検出電圧が本来の目標電圧に上昇するまでこの目標電圧上昇処理を継続する。
ステップS55で検出電圧が目標電圧まで上昇したと判別したときには、例えば本来は2.58Vに目標電圧を設定していると、その印加電圧が検出電圧となり、前記のような作動は行わないが、バッテリ電圧低下等によって印加電圧が本来の目標電圧とならず、例えば2.40V程度しか印可できないことがある。そのときには前記作動により目標電圧を2.78迄上昇させたとき、その電圧を印可しようとして電圧制御すると、検出電圧が例えば2.59Vとなって、検出電圧が本来の目標電圧に迄上昇したことを検出することができる。
その後検出電圧が所定範囲以下になったか否かを判別し(ステップS56)、ここで検出電圧が再び所定範囲以下になったと判別したときには、ステップS54に戻って前記の作動を繰り返す。それに対してステップS56で、検出電圧は所定範囲以下になっていないと判別したときには、検出電圧が本来の目標電圧である2.58Vを所定以上超えたか否かを判別する(ステップS57)。
この判別において、検出電圧が本来の目標電圧を所定以上超えたと判別したとき、即ち例えば前記作動によって目標電圧が2.78となっている際に、前記ステップS56では検出電圧が例えば2.59Vであるとき、これは2.48V等の所定範囲以下にはなっていないと判別され、更にステップS57では検出電圧が本来の目標電圧2.58Vを例えば+0.1Vの2.68V等の所定以上超えていないと判別されたときにはここで制御は安定していると判断し、ステップS56に戻って前記作動を繰り返すことを継続する。
それに対してステップS57で検出電圧が本来の目標電圧である2.58Vを0.1V越えることにより所定以上超えたと判別したときのような場合には、前記のように次第に電圧上昇して設定した目標電圧を、例えば0.1V等の所定電圧だけ降下設定する(ステップS58)。それにより、前記のように2.78V迄上昇させていた目標電圧を、2.68Vに降下させることとなる。その後印加電圧が所定範囲以下になったか否かを判別し、例えば2.68V等の所定電圧以下になっていないと判別したときにはステップS58に戻って、0.1V等の所定電圧だけ降下設定する作動を繰り返す。
ステップS59において印加電圧が所定範囲以下になったと判別したときには、ステップS54に戻って、前記ステップS53でいずれかの印加電圧が所定範囲以下になったと判別したときと同様に、電圧低下した抵抗の電圧を所定電圧だけ上昇設定する作動を行い、以降は同様の作動を繰り返す。上記作動により、本発明において抵抗値の小さい側の電極について、印加電圧を低く設定して消費電力の低下を図ろうとするとき、僅かな印加電圧の変動により作動が不安定になることを防止し、本発明を確実に作動させることができるようになる。
11 タッチパネル抵抗値データ取得部
12 抵抗値測定部
13 データ積算部
14 抵抗値設定部
15 X側抵抗値設定部
16 Y側抵抗値設定部
17 最小値
18 最大値
19 平均値
20 抵抗比算出部
21 抵抗比代替値入力部
22 16:9
23 4:3
31 通電時間設定部
32 X側通電時間設定部
33 最小値選択部
34 任意選択部
35 演算部
36 最大値選択部
37 Y側通電時間設定部
38 最小値選択部
39 任意選択部
41 印加電圧設定部
42 X側印加電圧設定部
43 最小値選択部
44 所定値選択部
45 Y側印加電圧設定部
46 最小値選択部
47 所定値選択部
48 演算部
51 印加電圧制御部
52 印加電圧検出部
53 設定電圧変更部

Claims (22)

  1. 互いに間隔をもって対向しているX側抵抗膜とY側抵抗膜からなり、相互の抵抗膜が接触した位置を、それぞれの抵抗膜の抵抗値を切り換えスイッチにより交互に切り換えて計測することによって検出して、接触位置のX側座標位置とY側座標位置とを求めるタッチパネルの駆動方法において、
    X側に切り換えている時に印可するX側積算電流と、Y側に切り換えている時に印可するY側積算電流とを、X側抵抗膜を含む抵抗値と、Y側抵抗膜を含む抵抗値に関連した値に対応して異ならせることを特徴とするタッチパネルの駆動方法。
  2. 前記抵抗値に関連した値は、抵抗膜の抵抗と当該抵抗膜に通電するリード回路部分とを含んだ抵抗値であることを特徴とする請求項1記載のタッチパネルの駆動方法。
  3. 前記抵抗値に関連した値は、複数のタッチパネルを計測した抵抗値の積算データに基づく値であることを特徴とする請求項1記載のタッチパネルの駆動方法。
  4. 前記抵抗値に関連した値は、当該タッチパネルのアスペクト比であることを特徴とする請求項1記載のタッチパネルの駆動方法。
  5. 前記積算電流を異ならせる手法はX側とY側の通電時間を異ならせることによるものであり、
    前記抵抗値が小さい側を、大きい側より通電時間を短く設定したことを特徴とする請求項1記載のタッチパネルの駆動方法。
  6. 前記抵抗値が小さい側の通電時間を、前記座標位置検出が可能な最小通電時間に設定したことを特徴とする請求項5記載のタッチパネルの駆動方法。
  7. 前記抵抗値が大きい側の通電時間を、前記座標位置の検出を阻害しない範囲で最大通電時間に設定したことを特徴とする請求項5または6に記載のタッチパネルの駆動方法。
  8. 前記積算電流を異ならせる手法は、X側とY側の印加電圧を異ならせることによるものであり、
    前記抵抗値が小さい側を、大きい側より印加電圧を低く設定したことを特徴とする請求項1記載のタッチパネルの駆動方法。
  9. 前記印加電圧は、前記座標位置を検出可能な最低電圧近傍の目標印加電圧に設定し、
    印可した電圧の検出値が前記設定した目標印加電圧になるように、実際に印可する電圧を制御することを特徴とする請求項8記載のタッチパネルの駆動方法。
  10. 前記積算電流を異ならせる手法は、X側とY側の通電時間を異ならせると共に、X側とY側の印加電圧を異ならせることによるものであることを特徴とする請求項1記載のタッチパネルの駆動方法。
  11. 前記積算電流を異ならせる手法は、抵抗値が小さい側を、大きい側より通電時間を短くし、抵抗が小さい側を前記座標位置検出が可能な最小通電時間に設定するとともに、抵抗値が大きい側の通電時間を前記座標位置の検出を阻害しない範囲で最大通電時間に設定する手法としたものであることを特徴とする請求項1記載のタッチパネルの駆動方法。
  12. 互いに間隔をもって対向しているX側抵抗膜とY側抵抗膜からなるタッチパネルと、前記X側抵抗膜とY側抵抗膜が接触した位置を、それぞれの抵抗膜への通電を切り換えて検出し、当該検出値により前記接触位置のX側座標位置とY側座標位置とを求める接触位置検出手段とを備えたタッチパネルの駆動装置において、
    X側に切り換えている時に印可するX側積算電流と、Y側に切り換えている時に印可するY側積算電流とを、X側抵抗膜を含む抵抗値と、Y側抵抗膜を含む抵抗値に関連した値に対応して異ならせる印加積算電流設定手段を備えたことを特徴とするタッチパネルの駆動装置。
  13. 前記抵抗値に関連した値は、抵抗膜の抵抗と当該抵抗膜に通電するリード回路部分とを含んだ抵抗値であることを特徴とする請求項12に記載のタッチパネルの駆動装置。
  14. 前記抵抗値に関連した値は、複数のタッチパネルを計測した抵抗値の積算データに基づく値であることを特徴とする請求項12に記載のタッチパネルの駆動装置。
  15. 前記抵抗値に関連した値は、当該タッチパネルのアスペクト比であることを特徴とする請求項12に記載のタッチパネルの駆動装置。
  16. 前記印加積算電流設定手段では、X側とY側の通電時間を異ならせることにより印加積算電流を異ならせ、
    前記抵抗値が小さい側を、大きい側より通電時間を短く設定したことを特徴とする請求項12に記載のタッチパネルの駆動装置。
  17. 前記抵抗値が小さい側の通電時間を、前記座標位置検出が可能な最小通電時間に設定したことを特徴とする請求項16に記載のタッチパネルの駆動装置。
  18. 前記抵抗値が大きい側の通電時間を、前記座標位置の検出を阻害しない範囲で最大通電時間に設定したことを特徴とする請求項16または17に記載のタッチパネルの駆動装置。
  19. 前記印加積算電流設定手段では、X側とY側の印加電圧を異ならせることにより印加積算電流を異ならせ、
    前記抵抗値が小さい側を、大きい側より印加電圧を低く設定したことを特徴とする請求項12に記載のタッチパネルの駆動装置。
  20. 前記印加電圧は、前記座標位置を検出可能な最低電圧近傍の目標印加電圧に設定し、
    印可した電圧の検出値が前記設定した目標印加電圧になるように、実際に印可する電圧を制御することを特徴とする請求項19に記載のタッチパネルの駆動装置。
  21. 前記印加積算電流設定手段では、X側とY側の通電時間を異ならせると共に、X側とY側の印加電圧を異ならせることを特徴とする請求項12に記載のタッチパネルの駆動装置。
  22. 前記印加積算電流設定手段では、抵抗値が小さい側を、大きい側より通電時間を短くし、抵抗が小さい側を前記座標位置検出が可能な最小通電時間に設定するとともに、抵抗値が大きい側の通電時間を前記座標位置の検出を阻害しない範囲で最大通電時間に設定することを特徴とする請求項12記載のタッチパネルの駆動装置。
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