JP5272626B2 - ストロークセンサ - Google Patents
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Description
図中において符号100はリヤサスペンション装置、101は車体側のボディ部材としてのクロスメンバ、102はクロスメンバ101に揺動自在に取り付けられるラテラルロッドを示している。
そこで、この角度を検出するストロークセンサ(ハイトセンサ)110が設けられている。ここで、上述したクロスメンバ101は、ラテラルロッド102の取り付け部105から真っ直ぐ上方に伸びる第1メンバ106と取り付け部105から右斜め上方に延びる第2メンバ107とから構成されており、この第2メンバ107とラテラルロッド102との間に、リヤサスペンション100のストローク量を検出するストロークセンサ(ハイトセンサ)110が取り付けられている。
また、このようなストロークセンサ以外にも、例えば下記特許文献1にはショックアブソーバ内蔵型のストロークセンサに関する技術が開示されている。
また、スプリングシートに対して薄板状の基材を固定し、この基材に歪検出部材を固定することにより、ストロークセンサが不要な車両に対して部品の付け捨てをなくすことができ、コスト低減を図ることができる。
さて、本実施形態に係るストロークセンサは、例えば図3に示すようなストラット式サスペンションに適用される。なお、本発明はコイルスプリングの反力を受けるスプリングシートを有するサスペンションであればダブルウィッシュボーン式やマルチリンク式等の種々のサスペンション形式に適用可能であって、ストラット式サスペンションに限定されるものではない。
ここで、ナックル2はロワアーム2Aとアッパアーム2Bとを有し、ロワリンク3は、ナックル2のロワアーム2Aと車体7とを連結している。また、ストラット4は、緩衝装置としてのショックアブソーバ5をそなえ、このショックアブソーバ5のピストンロッド5bの先端がボディ7に取り付けられ、ショックアブソーバ5のシリンダ(外筒)5aの下端部分がナックル2のアッパアーム2Bに連結されている。
一方、図1に示すように、ピストンロッド5bの上端外周にはインナプレート12が固設され、また、このインナプレート12はその周囲がストラットインシュレータ10で覆われている。また、このストラットインシュレータ10の外周には、ロワブラケット16及びアッパブラケット17で形成されるストラット取り付けブラケット13が設けられており、ストラットインシュレータ10は、これらロワブラケット16及びアッパブラケット17に加硫接着等により固着されている。
また、ロワブラケット16の下方には、ベアリング(滑り軸受)9を介してアッパスプリングシート8が配設されている。なお、本実施形態ではベアリング9として、樹脂で形成された樹脂ベアリングが適用されている。この樹脂ベアリング9は、図2に示すように、アッパシート9aと、ロワシート9bと、これらアッパシート9aとロワシート9bとの間に設けられた摺動部材9cとを備えており、アッパシート9aがロワブラケット16に当接するようになっている。
なお、図1中符号15は、ピストンロッド5bの上端部に設けられてショックアブソーバ5の収縮を弾性的に規制するバンプラバーである。
また、バネの縮んだ長さX≒サスペンションストローク量である。したがって、アッパスプリングシート8の撓み量がわかれば、コイルスプリング6から受ける力Fがわかり、さらにバネ定数kで除算することでストローク量を検出することができる。
また、この歪素子22には図示しないECUが接続されており、このECUによりストローク量が判定又は検出されるようになっている。なお、ECUでは、上述のようにバネ定数からストローク量を算出しても良いが、本実施形態では、プレート21に固着された歪素子22で得られる歪(電圧)と、実際のサスペンションのストロークとの関係を実験等により予め求めておき、ECUにこの結果がマップ化されて記憶されている。そして、ECUでは実際に歪素子22で得られた電圧値に対して上記のマップを参照して、サスペンションストロークを判定するようにしている。
そこで、本実施形態では、アッパスプリングシート8に対応した形状のプレート21を設け、アッパスプリングシート8に重合する面21aをアッパスプリングシート8に固定することにより、アッパスプリングシート8が撓みに応じてプレート21を撓ませて、この撓み(歪み)からストローク量を検出するようにしているのである。
本発明の一実施形態に係るストロークセンサは上述のように構成されているので、ストロークセンサが不要の車両には、上記プレート21と歪素子22とからなるサブアッセンブリを用いずにサスペンションを組み、ストロークセンサが必要な車両にのみ上記サブアッセンブリを樹脂ベアリングとアッパスプリングシート8との間に挟んでサスペンションが組み込まれる。したがって、ストロークセンサの有無で部品管理が煩雑なるのを回避することができるとともに、従来のようにいわゆる付け捨てとなるような部品も生じない。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上述以外にも種々の変形が可能である。
さらには、ストロークセンサをどのような制御に用いるかについては何ら限定されず、ヘッドライトの光軸を自動調整するようにしたオートレベリングシステムに適用しても良いし、車両の姿勢をアクティブに制御するようなシステムに適用しても良い。
6 コイルスプリング
7 車体
8 アッパスプリングシート(スプリングシート)
9 樹脂ベアリング(ベアリング)
11 ロアスプリングシート(スプリングシート)
21 プレート(基材)
22 歪素子(歪検出部材)
Claims (1)
- コイルスプリングを有する自動車用サスペンション装置のストローク量を検出するストロークセンサであって、
該コイルスプリングの反発力を受けるスプリングシートの撓み量に基づいて該ストローク量を検出し、
該スプリングシートに対して固定される薄板状の基材が設けられ、該基材に歪を検出する歪検出部材が固定されていて、
該スプリングシートは、コイルスプリングの上方に配設されるアッパスプリングシートであり、
該サスペンション装置は、該コイルスプリングの内側にストラットが配設されるとともに、転舵にともないストラットが回転する前輪側のストラット式サスペンション装置であって、
該ストラットの上端部には該車体と該ストラット軸の回転を許容するためのベアリングが配設され、
該基材は、該ベアリングと該アッパスプリングシートとの間に狭持され、該アッパスプリングシートと平行な第1の面と、該ベアリングと該アッパスプリングシートとの間に狭持される第2の面と、該第1の面と該第2の面とを滑らかに接続する第3の面とを備え、
該第1の面は、該アッパスプリングシートに固定され、
該第3の面に該歪検出部材が固定される
ことを特徴とする、ストロークセンサ。
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