JP5269625B2 - インタフェース制御装置 - Google Patents

インタフェース制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5269625B2
JP5269625B2 JP2009005853A JP2009005853A JP5269625B2 JP 5269625 B2 JP5269625 B2 JP 5269625B2 JP 2009005853 A JP2009005853 A JP 2009005853A JP 2009005853 A JP2009005853 A JP 2009005853A JP 5269625 B2 JP5269625 B2 JP 5269625B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interface
control unit
command
address
response
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009005853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010165113A (ja
Inventor
清 利光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009005853A priority Critical patent/JP5269625B2/ja
Priority to US12/652,991 priority patent/US20100180061A1/en
Publication of JP2010165113A publication Critical patent/JP2010165113A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5269625B2 publication Critical patent/JP5269625B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/382Information transfer, e.g. on bus using universal interface adapter
    • G06F13/385Information transfer, e.g. on bus using universal interface adapter for adaptation of a particular data processing system to different peripheral devices

Description

本発明は、ホスト機器に接続された記憶メディアと、ホスト機器とは異なる外部機器との間のデータ通信のためのインタフェース制御に関する。
従来、いわゆるメモリカードのような着脱可能な記憶メディアは、デジタルカメラ、携帯電話機、PC(Personal Computer)等の情報処理装置をホスト機器として接続される。記憶メディアとホスト機器との間にはUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースが設けられ、当該インタフェースを介してデータが送受信される。
特許文献1には、メモリカードに書き込まれているデータをホスト機器の外部に送信するための技術が開示されている。具体的には、メモリカード内部には無線通信を行うための通信制御部が設けられている。そして、外部の読み取り装置が上記通信制御部を制御することにより、ホスト機器を介した操作を必要とせずにメモリカードに書き込まれているデータを受信できる。また、特許文献1には、上記メモリカードがホスト機器からのアクセスと、読み取り装置からのアクセスとを独立して実現する旨記載されている。
特許文献2には、ホスト機器の外部に設けられた無線装置が、当該ホスト機器に接続されるメモリカードを直接的にハードウェア制御する通信システムが開示されている。メモリカードとホスト機器との間には、無線インタフェースを備える中継装置が設けられている。無線装置は、メモリカードに対するハードウェア制御と1対1に対応する制御内容を格納する要求情報を中継装置に対して送信し、中継装置は受信した要求情報によって識別されるハードウェア制御をメモリカードに対して行う。
特開2006−216011号公報 特開2008−147871号公報
特許文献1記載のメモリカードは、専用の読み取り装置からのアクセスを主に想定して構成されている。即ち、特許文献1には、上記メモリカードを夫々接続するホスト機器が複数設けられる環境において、任意のホスト機器がメモリカードを介して他のホスト機器に接続されているメモリカードに自由にアクセスするといった汎用的な通信を実現するための構成が記載されていない。また、特許文献1には、上記メモリカードに対するホスト機器からのアクセスと、読み取り装置からのアクセスとが独立して行われる旨記載されているが、これを実現するための具体的処理が開示されていない。
特許文献2記載の通信システムを実現するためには、無線装置が中継装置を介してメモリカードに対するハードウェア制御を行うための専用の制御プロトコルが必要となる。
従って、本発明はホスト機器とは異なる外部機器から、ホスト機器に接続されている記憶メディアへの円滑なアクセスを実現するインタフェース制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るインタフェース制御装置は、第1の情報処理装置と通信を行うための第1のインタフェースと、前記第1の情報処理装置とは異なる第2の情報処理装置と通信を行うための第2のインタフェースと、記憶メディアの制御部と通信を行うための第3のインタフェースと、前記第2のインタフェースを介した通信が確立すると、前記第2のインタフェースを介した通信が確立したことを前記第1の情報処理装置に通知するための通知信号を前記第1のインタフェースを介して送信することを含むインタフェース制御を行うインタフェース制御部とを具備する。
本発明の他の態様に係るインタフェース制御装置は、第1の情報処理装置と通信を行うための第1のインタフェースと、前記第1の情報処理装置とは異なる第2の情報処理装置と通信を行うための第2のインタフェースと、記憶メディアの制御部と通信を行うための第3のインタフェースと、前記記憶メディアの制御部にアドレスが既に割り当てられ、かつ、前記第2のインタフェースを介した通信が確立している期間において、前記第1のインタフェースを介して受信した信号を前記第2のインタフェースを介して送信し、前記第2のインタフェースを介して受信した信号を前記第1のインタフェースを介して送信することを含むインタフェース制御を行うインタフェース制御部とを具備する。
本発明の他の態様に係るインタフェース制御装置は、第1の情報処理装置と通信を行うための第1のインタフェースと、前記第1の情報処理装置とは異なる第2の情報処理装置と通信を行うための第2のインタフェースと、記憶メディアの制御部と通信を行うための第3のインタフェースと、前記第2のインタフェースを介した通信が確立している期間において、前記第1のインタフェースを介した通信を拒絶することを含むインタフェース制御を行うインタフェース制御部とを具備する。
本発明の他の態様に係るインタフェース制御装置は、第1の情報処理装置と通信を行うための第1のインタフェースと、記憶メディアの制御部と通信を行うための第2のインタフェースと、前記記憶メディアの制御部に第1のアドレスが既に割り当てられ、かつ、前記第1のインタフェースを介した通信が確立した後に、第2のアドレスを含むコマンドを前記第1のインタフェースを介して受信すると前記第2のアドレスを前記第1のアドレスに変換して前記第2のインタフェースを介して送信することと、前記コマンドに対するレスポンスを前記第2のインタフェースを介して受信すると前記第1のインタフェースを介して送信することとを含むインタフェース制御を行うインタフェース制御部とを具備する。
本発明によれば、ホスト機器とは異なる外部機器から、ホスト機器に接続されている記憶メディアへの円滑なアクセスを実現するインタフェース制御装置を提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係るインタフェース制御装置100は、メモリ制御インタフェース101、ホストインタフェース102、無線インタフェース103及びインタフェース制御部110を有する。インタフェース制御装置100は、例えば、図1に示すようにメモリカード200の内部に設けられるコントローラ等の専用回路として構成されてもよいし、メモリカード200とホスト機器300とを接合するアダプタとして構成されてもよいし、アダプタ内部に設けられる専用回路として構成されてもよい。
メモリカード200は、例えば、SDカード、mini SDカード、micro SDカード等のいわゆるSD規格に関連するメモリカードであってもよいし、MMC(Multi-Media Card)を含むその他のメモリカードであってもよい。メモリカード200は、データを記憶するためのフラッシュメモリ201と、当該フラッシュメモリ201に対してハードウェア制御を行ってデータの読み書き(Read/Write)を行うメモリ制御部202とを有する。
ホスト機器300は、例えばデジタルカメラ、携帯電話機、PC等の情報処理装置であって、メモリカード200を差し込むためのカードスロットを備える。
メモリ制御インタフェース101は、インタフェース制御部110と、メモリ制御部202との間でデータの送受信を行うためのインタフェースである。ホストインタフェース102は、インタフェース制御部110と、ホスト機器300との間でデータの送受信を行うためのインタフェースであって複数の信号線を有する。通常のメモリカードは、メモリ制御部の内部にホスト機器との間でデータの送受信を行うためのホストインタフェースを包含しているが、インタフェース制御装置100はメモリ制御部202とホスト機器300との間に配置されるため、ホストインタフェース102が別途必要となる。ホスト機器300からの信号は、後述するインタフェース制御部110によって解析され、必要に応じてメモリ制御インタフェース101を介してメモリ制御部202に送信される。メモリ制御部202の構成を特に変更しない場合であれば、ホスト機器300がホストインタフェース102を介して送信する信号と、メモリ制御インタフェース101を介してメモリ制御部202に送信される信号とは基本的に同一である。また、このとき、メモリ制御部202がメモリ制御インタフェース101に送信する信号と、ホストインタフェース102がホスト機器300に送信する信号も基本的に同一である。
無線インタフェース103は、インタフェース制御部110とホスト機器300とは異なる外部機器に接続される無線インタフェースとの間でデータの送受信を行うためのインタフェースである。無線インタフェース103は、例えばBluetooth(登録商標)、WiFi(登録商標)等によって、外部機器に接続される無線インタフェースとの間で無線通信を行い、無線LAN(Local Area Network)または無線PAN(Personal Area Network)を構築する。尚、無線インタフェース103を有線インタフェースに置き換えたとしても、本実施形態に係るインタフェース制御装置と同様の効果が得られる。例えば、無線インタフェース103を、外部機器に接続される他の有線インタフェースとの間でUSBによって有線通信を行う有線インタフェースに置き換えてもよい。
インタフェース制御部110は、メモリ制御インタフェース101、ホストインタフェース102及び無線インタフェース103を統括制御する。例えば、インタフェース制御部110は、メモリ制御インタフェース101、ホストインタフェース102及び無線インタフェース103のいずれかから入力される信号を、メモリ制御インタフェース101、ホストインタフェース102及び無線インタフェース103のいずれに送信すべきかを決定する。上記信号は、例えばメモリ制御部202が行うハードウェア制御を指示するためのコマンドと、当該コマンドに対応するレスポンスとを含む。また、インタフェース制御部110は、入力信号を送信する前に、当該入力信号に格納されるパラメータ(例えば、相対カードアドレス(Relative Card Address;RCA))を別の値に置き換えてもよい。また、インタフェース制御部110は、コマンドに対してレスポンスを自発的に生成し、返信してもよい。
例えば、インタフェース制御部110は、ホストインタフェース102を介して受信したコマンドに対するレスポンスをメモリ制御インタフェース101を介して受信した場合には、当該レスポンスをホストインタフェース102に送信する。また、インタフェース制御部110は、無線インタフェース103を介して受信したコマンドに対するレスポンスをメモリ制御インタフェース101を介して受信した場合には、当該レスポンスを無線インタフェース103に送信する。また、インタフェース制御信号110は、無線インタフェース103を介してレスポンスを受信した場合には、当該レスポンスをホストインタフェース102に送信する。
インタフェース制御装置100の電源電圧は、ホストインタフェース102を構成する信号線の1つを介してホスト機器300から供給される。電源電圧は、インタフェース制御部110及びメモリ制御インタフェース101を介してメモリ制御部202にも供給される。また、ホストインタフェース102は活線挿抜(ホットスワップ)可能である。即ち、ホスト機器300の起動後にメモリカード200が差し込まれたとしても、ホスト機器300は再起動することなく当該メモリカード200を認識できる。
また、上記電源電圧は、インタフェース制御部110を介して無線インタフェース103にも供給される。無線インタフェース103は、電源電圧の供給をトリガとして無線通信可能な外部装置を探すためのサーチ処理を実行してもよい。尚、インタフェース制御部110は、無駄な電力消費を避けるために、無線インタフェース103の動作を適宜制限してもよい。例えば、ホスト機器300との間のデータ送受信の対象からメモリカード200を除外することを示す非選択信号がホストインタフェース102を介してインタフェース制御部110に入力されれば、インタフェース制御部110は無線インタフェース103の動作を制限してもよい。具体的には、インタフェース制御部110は無線インタフェース103を介した通信を切断したり、無線インタフェース103の動作モードを低消費電力モードに移行させたりしてもよい。
図2に示すように、インタフェース制御部110は、入出力部111、信号解析部112、アドレス保持部113、アドレス変換部114、信号生成部115、インタフェース決定部116及び管理部117を有する。
入出力部111には、メモリ制御インタフェース101、ホストインタフェース102及び無線インタフェース103のいずれかから信号が入力される。入出力部111は、メモリ制御インタフェース101、ホストインタフェース102及び無線インタフェース103のいずれかからの信号を信号解析部112に送信する。また、入出力部111は、メモリ制御インタフェース101、ホストインタフェース102及び無線インタフェース103のうちインタフェース決定部116によって決定される1つのインタフェースを介して信号を出力する。
信号解析部112は、入出力部111からの信号を解析する。具体的には、信号解析部112は、上記信号がメモリ制御インタフェース101、ホストインタフェース102及び無線インタフェース103のいずれから入力されたものであるかを解析する。
信号解析部112は、上記信号にRCA等のアドレス情報を示すパラメータが含まれていれば、当該アドレス情報を取得する。信号解析部112は、上記アドレス情報が保持すべきアドレス情報であれば、当該アドレス情報をアドレス保持部113に送信する。保持すべきアドレス情報は、例えばメモリ制御インタフェース101を介して取得した、メモリカード200のアドレスを示すRCAである。アドレス保持部113は、信号解析部112からのアドレス情報を保持する。
信号解析部112は、信号から取得したアドレス情報がアドレス保持部113によって保持されているアドレス情報に置き換えられるべきアドレス情報であれば、信号をアドレス変換部114に送信する。アドレス変換部114は、信号解析部112から送信された信号に含まれるアドレス情報を、上記アドレス保持部113によって保持されているアドレス情報に変換し、変換後の信号を入出力部111に入力する。
また、信号解析部112は、信号に対する応答を信号生成部115が自発的に生成可能であれば、当該信号を信号生成部115に送信する。信号生成部115は、信号解析部112からの信号に対する応答に相当する信号を生成し、入出力部111に入力する。また、信号生成部115は、上記レスポンス以外の各種信号を生成してもよい。
管理部117は、入出力部111、信号解析部112、アドレス保持部113、アドレス変換部114、信号生成部115及びインタフェース決定部116を管理する。
以下、図3を用いて本実施形態に係るインタフェース制御装置100を含むシステムを説明する。上記システムは、ホスト機器300−1及び当該ホスト機器300−1に接続されるメモリカード200−1と、ホスト機器300−2及び当該ホスト機器300−2に接続されるメモリカード200−2とを含む。メモリカード200−1はインタフェース制御装置100−1を含み、メモリカード200−2はインタフェース制御装置100−2を含む。尚、図3においてインタフェース制御装置100−1及びインタフェース制御装置100−2はインタフェース制御装置100と同様の構成を有するものとする。
図3のシステムにおいて、ホスト機器300−1は、インタフェース制御装置100−1を介してメモリカード200−1内部のメモリ制御部202−1との間でデータを送受信したり、インタフェース制御装置100−1及びインタフェース制御装置100−2を介してメモリカード200−2内部のメモリ制御部202−2との間でデータを送受信したりする。また、ホスト機器300−2は、インタフェース制御装置100−2を介してメモリ制御部202−2との間でデータを送受信したり、インタフェース制御装置100−2及びインタフェース制御装置100−1を介してメモリ制御部202−1との間でデータを送受信したりする。
図3のシステムにおいて、メモリカード200−1及びメモリカード200−2は、いずれもSDカードであるとする。通常、SDカードは、ホスト機器からコマンドと呼ばれる信号を受信する。SDカード内部のメモリ制御部は、上記コマンドに応じて、SDカードの初期化処理や、Read/Write等の各種処理を実行する。そして、SDカードは上記コマンドに対する応答としてレスポンスと呼ばれる信号を生成してホスト機器に返信する。例えば、上記初期化処理において、SDカードはRCAの割り当てを行い、ホスト機器は当該SDカードを選択してメモリ情報を取得する。具体的には、ホスト機器がRCAの送信をSDカードに要求するためのコマンド3を、当該SDカードに接続されるバスを用いて送信する。ここで、SDカードのバスはスター型である。上記コマンド3を受信したSDカードは、レスポンス6フレームを用いてRCAをホスト機器に送信する。上記コマンド3に係る処理が実行されると、SDカードの動作モードはデータ転送モード(Data Transfer Mode)に移行する。Data Transfer Modeにおいて、SDカードはホスト機器からのコマンドを複数のバスに送信する。上記RCAは、ホスト機器がデータの読み書きを行うSDカードを選択するためのコマンド7、ホスト機器がSDカードを選択していないときにCard Specific Data(CSD)レジスタ及びCard IDentification(CID)レジスタの内容を夫々読み出すためのコマンド9及びコマンド10、ホスト機器がSDカードの選択の有無に関わらずステータスレジスタの内容を読み出すためのコマンド13等の各コマンドにおいて、引数(argument)として指定される。上記各コマンドは、例えば図8に示す48ビットで構成される。即ち、ホスト機器は、RCAフィールドに所望のSDカードのRCAを格納して上記各コマンドを生成する。尚、図8に示すフォーマットにおいて、コマンドの種別は、コマンドインデックス(Command Index)フィールドに格納されるコマンドインデックスによって識別される。
ところで、従来のホスト機器及びメモリカードを用いて図3のようなシステムを構成した場合、一方のホスト機器が知ることのできるRCAは当該ホスト機器に接続されているメモリカードのRCAであって、他方のホスト機器に接続されているメモリカードのRCAでない。従って、一方のホスト機器は、他方のホスト機器に接続されているメモリカードのRCAを格納させたコマンドを生成できないため、CSDレジスタ情報及びCIDレジスタ情報を取得できない。
図3のシステムにおいて、ホスト機器300−2からメモリ制御部202−1へのアクセスを実現するために、例えば図4に示すシーケンスに従ってデータ通信が行われる。
まず、ホスト機器300−1はメモリカード200−1の初期化処理を行う。メモリカード200−1は初期化処理によってRCA#1を割り当てられ、データ転送モードに移行する。一方、ホスト機器300−2はメモリカード200−2の初期化処理を行う。メモリカード200−2は初期化処理によってRCA#2を割り当てられ、データ転送モードに移行する。尚、インタフェース制御装置100−1内部のインタフェース制御部110−1は、RCA#1に関するコマンド/レスポンスの解析時にRCA#1をアドレス保持部113−1に保持しておく。また、インタフェース制御装置100−2内部のインタフェース制御部110−2は、RCA#2に関するコマンド/レスポンスの解析時にRCA#2をアドレス保持部113−2に保持しておく。
上記初期化処理が完了すると、インタフェース制御装置100−1内部の無線インタフェース103−1と、インタフェース制御装置100−2内部の無線インタフェース103−2との間で無線通信が確立する。無線通信が確立すると、インタフェース制御部110−1内部の信号生成部115−1は無線通信の確立を示す通知信号を生成し、ホストインタフェース102−1を介してホスト機器300−1に当該通知信号を送信する。上記通知信号は、例えば、メモリカード200−1がホスト機器300−1に接続されたときに、メモリ制御部202−1がホスト機器300−1に送信する通知信号と同じである。また、インタフェース制御部110−2内部の信号生成部115−2も上記通知信号を生成し、ホストインタフェース102−2を介してホスト機器300−2に当該通知信号を送信する。
ホスト機器300−2は、上記通知信号の受信によって無線通信の確立を認識すると、メモリカード200−1のメモリ情報を取得するためのコマンド(例えば、コマンド9またはコマンド10)を生成し、ホスト制御部102−2を介してインタフェース制御部110−2に入力する。尚、上記コマンドには、実際には、メモリカード200−2のRCA(RCA#2)が格納される。ここで、上記コマンドの生成の要否はアプリケーションレベルで定められてもよい。例えば、ホスト機器300−2がコンテンツ再生のためのアプリケーションを起動していて、メモリカード200−1に上記コンテンツ再生に必要な鍵情報が記憶されている場合には、ホスト機器300−2が上記コマンドを生成する。一方、ホスト機器300−1は、コンテンツ再生の要求がなければ、無線通信の確立を認識してもコマンドを生成しなくてよい。
インタフェース制御部110−2内部のインタフェース決定部116−2は、ホスト制御部102−2からのコマンドを無線インタフェース103−2に出力することを決定する。無線インタフェース103−2は、インタフェース制御部110−2からのコマンドを無線インタフェース103−1に送信する。
無線インタフェース103−1は、無線インタフェース103−2からのコマンドをインタフェース制御部110−1に入力する。インタフェース制御部110−1内部の信号解析部112−1は、無線インタフェース103−1からのコマンドを、インタフェース制御部110−1内部のアドレス変換部114−1に送信する。アドレス変換部114−1は、コマンドに格納されているRCA(RCA#2)を、アドレス保持部113−1に保持されているRCA(RCA#1)に変換する。RCA変換後のコマンドは、メモリ制御インタフェース101−1に入力される。メモリ制御インタフェース101−1は、インタフェース制御部110−1からのコマンドをメモリ制御部202−1に送信する。メモリ制御部202−1は、メモリ制御インタフェース101−1からのコマンドに格納されるRCAが初期化処理において割り当てられたRCAに一致するため、当該コマンドに応じたハードウェア制御を行う。上記コマンドに対するレスポンスは、メモリ制御インタフェース101−1、インタフェース制御部110−1、無線インタフェース103−1、無線インタフェース103−2、インタフェース制御部110−2及びホストインタフェース102−2を介してホスト機器300−2に送信される。例えば、ホスト機器300−2が送信したコマンドがCSDレジスタ情報を読み出すためのコマンド9であれば、レスポンスにはメモリカード200−1のCSDレジスタ情報が格納される。
以上説明したように、図3のシステムが行う通信では、ホスト機器300−2がホスト機器300−1に接続されるメモリカード200−1にアクセスする場合、ホスト機器300−2はホスト機器300−2に接続されるメモリカード200−2のRCAを格納させたコマンドを生成する。そして、上記コマンドに格納されるRCAは、メモリカード200−1内部のインタフェース制御装置100−1によってメモリカード200−1のRCAに付け替えられる。従って、ホスト機器300−2は、メモリカード200−2と同一のRCAを用いてメモリカード200−1へアクセスすることができる。即ち、ホスト機器300−2は、メモリカード200−1及びメモリカード200−2に対して同じアクセス方式を適用できる。一方、メモリ制御部202−1は、ホスト機器300−1から入力されるコマンドと同じRCAが格納されたコマンドをホスト機器300−2から受信できる。即ち、メモリ制御部202−1はホスト機器300−2からのアクセスに対し、ホスト機器300−1からのアクセスに対するレスポンスと同じレスポンスを返せばよい。
ところで、一般に、共有のハードウェア資源に対して複数のアクセスが競合する場合に、排他制御が必要となる。例えば、図3のシステムにおいて、メモリ制御部202−1に対してホスト機器300−1及びホスト機器300−2のアクセスが競合する。具体的には、ホスト機器300−2からReadコマンドを受信したメモリ制御部202−1がレスポンスを返す前に、ホスト機器300−1から上記Readコマンドの対象データに対するWriteコマンドがメモリ制御部202−1に対して送信される等の事態が起こるおそれがある。故に、インタフェース制御装置100も何らかの排他制御を行うことが望ましい。以下、図5を用いて図3のシステムにおける排他制御の一例を説明する。
インタフェース制御装置100−1は、無線インタフェース103−1と無線インタフェース103−2との間の無線通信が確立していない期間において、ホスト機器300−1とメモリ制御部202−1との間でコマンド/レスポンスを中継する。一方、上記無線通信が確立している期間において、インタフェース制御装置100−1はホスト機器300−1でなくホスト機器300−2とメモリ制御部202−1との間でコマンド/レスポンスを中継する。即ち、上記無線通信が確立している期間において、インタフェース制御装置100−1はホスト機器300−1からメモリ制御部202−1へのアクセスを拒絶する。例えば、上記無線通信が確立している期間において、インタフェース制御部110−1はホスト機器300−1からホストインタフェース102−1を介してコマンドを受信するとメモリ制御部202−1のBUSY(使用中)示すレスポンスを返す。
図5の排他制御は、ホストインタフェース102−1を介した通信よりも無線インタフェース103−1を介した通信を優先することが予め決まっている場合に特に有効である。例えば、ホスト機器300−2がコンテンツを再生するための機器であって、メモリカード200−1に上記コンテンツの再生に必要な鍵情報が記憶されているような場合に、図5の排他制御は有効である。一方、ホストインタフェース102−1を介した通信と、無線インタフェース103−1を介した通信との間の優先度が予め決まっていない場合には、図6に示す排他制御がより望ましい。以下、図6の排他制御を説明する。
インタフェース制御装置100−1は、無線インタフェース103−1と無線インタフェース103−2との間の無線通信が確立していない期間において、ホスト機器300−1とメモリ制御部202−1との間でコマンド/レスポンスを中継する。また、上記無線通信が確立している期間であっても上記無線通信を介してコマンドを実際に受信するまで、インタフェース制御装置100−1は、ホスト機器300−1とメモリ制御部202−1との間でコマンド/レスポンスを中継し続ける。一方、上記無線通信が確立している期間であって当該無線通信を介してコマンドを受信した後には、インタフェース制御装置100−1は、ホスト機器300−1でなくホスト機器300−2とメモリ制御部202−1との間でコマンド/レスポンスを中継し、ホスト機器300−1からのアクセスを拒絶する。例えば、上記無線通信が確立している期間であって当該無線通信を介してコマンドを受信した後には、インタフェース制御部110−1は、ホスト機器300−1からホストインタフェース102−1を介してコマンドを受信するとメモリ制御部202−1のBUSYを示すレスポンスを返す。
図6の排他制御は、例えば、ホスト機器300−1及び/またはホスト機器300−2において実装されるアプリケーションレベルで、ホストインタフェース102−1を介した通信と無線インタフェース103−1を介した通信とのいずれを優先させるかが決定されるような場合に有効である。一方、ホストインタフェース102−1を介した通信と無線インタフェース103−1を介した通信とのいずれを優先させるかを定めない場合には、図7に示す排他制御がより望ましい。以下、図7の排他制御を説明する。
インタフェース制御装置100−1は、無線インタフェース103−1と無線インタフェース103−2との間の無線通信が確立していない期間において、ホスト機器300−1とメモリ制御部202−1との間でコマンド/レスポンスを中継する。また、上記無線通信が確立している期間であってもホストインタフェース102−1を介してSDカードを選択するための選択コマンド(コマンド7)を受信すれば、インタフェース制御装置100−1は、ホスト機器300−1とメモリ制御部202−1との間でコマンド/レスポンスを中継し、ホスト機器300−2からメモリ制御部202−1へのアクセスを拒絶する。例えば、上記無線通信が確立している期間であってホストインタフェース102−1を介して上記選択コマンドを受信した後には、インタフェース制御部110−1は、ホスト機器300−2から無線インタフェース103−1を介してコマンドを受信するとメモリ制御部202−1のBUSYを示すレスポンスを返す。一方、上記無線通信が確立している期間であって当該無線通信を介して上記選択コマンドを受信した後には、インタフェース制御装置100−1は、ホスト機器300−1でなくホスト機器300−2とメモリ制御部202−1との間でコマンド/レスポンスを中継し、ホスト機器300−1からメモリ制御部202−1へのアクセスを拒絶する。例えば、上記無線通信が確立している期間であって当該無線通信を介して上記選択コマンドを受信した後には、インタフェース制御部110−1は、ホスト機器300−1からホストインタフェース102−1を介してコマンドを受信するとメモリ制御部202−1のBUSYを示すレスポンスを返す。
図7の排他制御によれば、ホスト機器300−1及びホスト機器300−2の双方がメモリカード200−1へアクセスできる。尚、メモリカード200−1が、当該メモリカード200−1を選択するまでの初期化処理用のコマンド/レスポンスにおいて整合性を取れない仕様であれば、インタフェース制御部110−1は無線インタフェース103−1及びホストインタフェース102−1のいずれか一方からコマンドを受信してメモリ制御インタフェース101−1に送信した場合に、当該コマンドに対するレスポンスを返信するまで他方からのアクセスを拒絶すればよい。例えば、インタフェース制御部110−1は無線インタフェース103−1を介してコマンドを受信してメモリ制御インタフェース101−1に送信した場合には、当該コマンドに対するレスポンスを無線インタフェース103−1を介して返信するまでホストインタフェース102−1から受信するコマンドに対してメモリ制御部202−1のBUSYを示すレスポンスを返す。
前述した図4のシーケンスでは、ホスト機器300−2からメモリカード200−1へのアクセスを可能とするために、インタフェース制御装置100−1がコマンドに格納されるRCA値の変換を行っている。しかしながら、インタフェース制御装置100−2がRCA値の変換を行ってもよい。具体的には、図11に示すように、無線通信が確立した場合に、インタフェース制御装置100−1及びインタフェース制御装置100−2が、初期化処理によってメモリカード200−1に割り当てられたRCA値(RCA#1)及びメモリカード200−2に割り当てられたRCA値(RCA#2)を互いに通知し合い、通知されたRCA値を夫々アドレス保持部113−1及びアドレス保持部113−2に保持しておく。そして、インタフェース制御部110−2は、コマンドを無線インタフェース103−2を介して送信するべきであると判定すれば、当該コマンドに格納されるRCA値(RCA#2)をアドレス保持部113−2に保持されているRCA値(RCA#1)に変換してから、無線インタフェース103−2を介して送信すればよい。一方、上記コマンドを無線インタフェース103−1を介して受信したインタフェース制御部110−1は、当該コマンドに格納されるRCA値を変換することなく、メモリ制御インタフェース102−1を介して送信すればよい。
また、図11のシーケンスにおいてRCA値が通信相手に通知されているが、図12に示すように、CSDレジスタ情報、CIDレジスタ情報等のメモリ情報が更に通知されるようにしてもよい。メモリ情報を通信相手に通知しておくことにより、通信相手のメモリ情報を要求するコマンドをホスト機器300からホストインタフェース102を介して受信した場合に、インタフェース制御部110は当該コマンドに対するレスポンスを自発的に生成し、ホスト機器300にホストインタフェース102を介して返信できる。図12のようなシーケンスによれば、一部のコマンド/レスポンスを無線伝送する必要がなくなるので、処理遅延を低減できる。
以上説明したように、本実施形態に係るインタフェース制御装置は、コマンドに含まれるアドレス情報をアクセス対象となるメモリカードのアドレス情報に変換したうえで、メモリ制御インタフェースを介してメモリカードのメモリ制御部に送信している。従って、本実施形態に係るインタフェース制御装置によれば、メモリ制御部、ホスト機器及び外部機器に対する構成の変更を最小限に抑えつつ、外部機器からホスト機器に接続された記憶メディアへの円滑なアクセスを実現できる。
尚、本実施形態に係るインタフェース制御装置は、SDカードのような自立的にRCA値を設定可能なメモリカードだけでなく、MMCのようなホスト機器によってRCA値を設定されるメモリカードにも適用可能である。
(第2の実施形態)
図9に示すように、本発明の第2の実施形態に係るインタフェース制御装置410は、ホスト機器400内部に設けられる。ホスト機器400は、上記インタフェース制御装置410の他にバス420、メモリインタフェース430及びホスト処理部450を有する。また、ホスト機器400は、メモリカード500を差し込むスロットを更に有する。ここで、メモリカード500は、例えば前述したメモリカード200からインタフェース制御装置100を除去した構成である。また、無線インタフェース600は、例えばネットワークインタフェースカード(NIC)のような着脱可能なインタフェースであってもよいし、ホスト機器400に内蔵されるインタフェースであってもよい。
バス420は、インタフェース制御装置410、メモリインタフェース430、ホスト処理部450及び無線インタフェース600との間で送受されるデータの経路として用いられる。メモリインタフェース430、ホスト処理部450及び無線インタフェース600のいずれかからバス420に入力されたデータは、インタフェース制御装置410に一旦入力される。インタフェース制御部410は、入力されたデータをメモリインタフェース430、ホスト処理部450及び無線インタフェース600のいずれかに向けて再度バス420へ入力する。メモリインタフェース430は、ホスト機器400がメモリカード500との間でデータを送受信するためのインタフェースである。ホスト処理部450は、ホスト機器400の主要な処理を行う。ホスト処理部450は、例えばCPU及びメモリで構成される。
インタフェース制御装置410は、例えば、ホスト機器400に内蔵される専用回路、または、ホスト処理部450によって実行されるプログラムとして構成される。インタフェース制御装置410は、入出力部111と同様の入出力部411と、信号解析部112と同様の信号解析部412と、アドレス保持部113と同様のアドレス保持部413と、アドレス変換部114と同様のアドレス変換部414と、信号生成部115と同様の信号生成部415と、インタフェース決定部116と同様のインタフェース決定部416と、管理部117と同様の管理部417とを有する。
本実施形態に係るインタフェース制御装置410を含むシステムの一例を図10に示す。上記システムは、ホスト機器400−1及び当該ホスト機器400−1に接続されるメモリカード500−1及び無線インタフェース600−1と、ホスト機器300−2及び当該ホスト機器300−2に接続されるメモリカード200−2とを含む。ホスト機器400−1は、インタフェース制御装置410−1を含み、メモリカード200−2はインタフェース制御装置100−2を含む。尚、図10においてインタフェース制御装置100−2はインタフェース制御装置100と同様の構成を有し、インタフェース制御装置410−1はインタフェース制御装置410と同様の構成を有するものとする。
図10のシステムにおいて、ホスト機器400−1は、インタフェース制御装置410−1を介してメモリカード500−1内部のメモリ制御部との間でデータを送受信したり、インタフェース制御装置410−1及びインタフェース制御装置100−2を介してメモリカード200−2内部のメモリ制御部202−2との間でデータを送受信したりする。また、ホスト機器300−2は、インタフェース制御装置100−2を介してメモリ制御部202−2との間でデータを送受信したり、インタフェース制御装置100−2及びインタフェース制御装置410−1を介してメモリカード500−1内部のメモリ制御部との間でデータを送受信したりする。
図10のシステムにおいて、前述した第1の実施形態と同様のデータ通信が実現可能である。また、図10において、ホスト機器300−2及びメモリカード200−2を、ホスト機器400−1、メモリカード500−1及び無線インタフェース600−1と同様の構成を有するホスト機器400−2、メモリカード500−2及び無線インタフェース600−2に夫々置き換えてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るインタフェース制御装置は、ホスト機器に内蔵される。従って、本実施形態に係るインタフェース制御装置によれば、外部機器は、ホスト機器に接続された汎用の記憶メディアに対して円滑にアクセスできる。
(第3の実施形態)
前述した第1の実施形態に係るインタフェース制御装置100は、コマンドに含まれるRCA値を適宜変換している。一方、本発明の第3の実施形態に係るインタフェース制御装置100は、後述するように、1つのメモリカードに対して複数のRCA値が割り当て可能な場合に当該複数のRCA値を適宜使い分ける。以下、本実施形態に係るインタフェース制御装置100は、第1のRCA値及び第2のRCA値を割り当て可能であるものとして説明する。
まず、インタフェース制御装置100に接続されたメモリカード200が、ホスト機器300に差し込まれると、当該ホスト機器300が行う初期化処理によって、メモリカード200には第1のRCA値が割り当てられる。インタフェース制御部110は、上記第1のRCA値を格納したレスポンスを受信すると、当該第1のRCA値をアドレス保持部113に保持し、当該レスポンスをホストインタフェース102を介してホスト機器300に送信する。以降、インタフェース制御部110は、第1のRCA値を格納するレスポンスを受信すると、ホストインタフェース102を介してホスト機器300に送信する。
そして、インタフェース制御部110は、無線インタフェース103を介して外部機器との間で無線通信が確立すると、通信相手がメモリ制御部202に相当するメモリ制御部を有しているか否かを確認する。通信相手がメモリ制御部202に相当するメモリ制御部を有している場合には、当該ホスト機器300にメモリ制御部の検出を認識させるために、新規デバイスの検出通知をホストインタフェース102を介して送信する。上記検出通知を受けたホスト機器300は、メモリカード200に対して初期化処理を行う(即ち初期化コマンドを送信する)。ホスト機器300によるメモリカード200の初期化処理は既に行われているので、インタフェース制御部110は、上記初期化コマンドは外部機器のメモリ制御部の初期化処理に係るものであることを判定できる。そのため、初期化コマンドを無線インタフェース103を介して外部機器に送信する。外部機器が有するメモリ制御部には無線送信された初期化コマンドよって、第2のRCA値が割り当てられる。インタフェース制御部110は、無線インタフェース103を介して、上記第2のRCA値を格納したレスポンスを受信すると、当該第2のRCA値をアドレス保持部113に保持し、当該レスポンスをホストインタフェース102を介してホスト機器300に送信する。以降、インタフェース制御部110は、第2のRCA値を格納するコマンドを受信すると、無線インタフェース103を介して外部機器に送信する。
上述の方法は、ホスト機器300が通信相手のメモリにアクセスする場合の例であるが、別の例として、通信相手のホスト機器(外部機器)がホスト機器300のメモリ制御部202にアクセスすることもある。以下では、その場合の例について説明する。
通信相手である外部機器から無線インタフェース103を介して初期化コマンドを受信した場合は、ホスト機器300によるメモリカード200の初期化処理は既に行われているので、インタフェース制御部110は、上記初期化コマンドが外部機器による初期化処理に係るものであることを判定できる。上記外部機器による初期化処理によって、メモリカード200には第3のRCA値が割り当てられる。インタフェース制御部110は、上記第3のRCA値を格納したレスポンスを受信すると、当該第3のRCA値をアドレス保持部113に保持し、当該レスポンスを無線インタフェース103を介して外部機器に送信する。以降、インタフェース制御部110は、第3のRCA値を格納するコマンドを受信すると、メモリ制御インタフェース101に送信し、メモリ制御インタフェース101から、そのコマンドに対するレスポンスを受信すると、無線インタフェース103を介して外部機器に送信する。
以上説明したように、本実施形態に係るインタフェース制御装置100によれば、ホスト機器300は第1のRCA値を用いてメモリカード200にアクセスすることが可能となる一方、外部機器のメモリにも第2のRCA値を用いてアクセスすることが可能となる。同様に、外部機器は第3のRCA値を用いてメモリカード200にアクセスすることが可能となる。また、インタフェース制御部110はホスト機器300から受信したカード選択信号等のコマンドに格納されたRCA値が第1のRCA値または第2のRCA値のいずれであるかを確認することにより、当該コマンドを無線インタフェースを介して送信すべきか、メモリ制御インタフェースを介して送信すべきかを判定できる。
また、本実施形態に係るインタフェース制御装置100に関して、前述した第1の実施形態に係るインタフェース制御装置100と同様の排他制御を適用可能である。また、通信相手がメモリ制御部を有しているか否かを確認するときに、メモリカード200のメモリ情報を通信相手に対して送信しておいてもよい。通信相手が上記メモリ情報を保持することにより、RCA割り当て、CID情報取得等に関するコマンド及びレスポンスのやり取りに要する時間を削減できる(処理遅延を低減できる)。
また、メモリカード200がSDカードのような自立的にRCA値を設定可能なメモリカードでなく、MMCのようなホスト機器によってRCA値を設定されるメモリカードの場合には、本実施形態に係るインタフェース制御装置100は、前述した第1の実施形態に係るインタフェース制御装置100が行うRCA値の変換処理を更に利用する。RCA値の変換処理は、コマンドが無線伝送される前に行われてもよいし、コマンドが無線伝送された後に行われてもよい。
コマンドが無線伝送される前にRCA値の変換を行う場合、ホスト機器300に接続されたインタフェース制御部110は無線インタフェースを介してメモリカード200のRCA値を予め上記外部機器側のインタフェース制御部に通知しておく。外部機器側のインタフェース制御部は、ホストインタフェースを介して受信したコマンドが無線インタフェースを介して送信すべきであると判定すれば、当該コマンドに格納されるRCA値をメモリカード200から通知されたRCA値に変換すればよい。
また、コマンドが無線伝送された後にRCA値の変換を行う場合、外部機器からアドレス割り当てのためのコマンド3を無線インタフェース103を介して受信し、当該コマンド3に対するレスポンス6をメモリ制御インタフェース101を介して受信したときに、アドレス保持部113において当該レスポンス6に格納されるRCA値を保持しておく。以降、インタフェース制御部110は無線インタフェース103を介して受信したコマンドに格納されるRCA値を、アドレス保持部113において保持しているRCA値に変換すればよい。
尚、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
第1の実施形態に係るインタフェース制御装置とその周辺を示すブロック図。 図1のインタフェース制御部の内部を示すブロック図 図1のインタフェース制御装置を含むシステムを示すブロック図。 図3のシステムにおけるデータ通信の一例を示すシーケンス図。 図3のシステムにおける排他制御の一例を示すシーケンス図。 図3のシステムにおける排他制御の別の例を示すシーケンス図。 図3のシステムにおける排他制御の別の例を示すシーケンス図。 図3のシステムにおいて用いられるコマンドのフォーマットの一例を示す図。 第2の実施形態に係るインタフェース制御装置とその周辺を示すブロック図。 図9のインタフェース制御装置を含むシステムを示すブロック図。 図3のシステムにおけるデータ通信の別の例を示すシーケンス図。 図3のシステムにおけるデータ通信の別の例を示すシーケンス図。
100・・・インタフェース制御装置
101・・・メモリ制御インタフェース
102・・・ホストインタフェース
103・・・無線インタフェース
110・・・インタフェース制御部
111・・・入出力部
112・・・信号解析部
113・・・アドレス保持部
114・・・アドレス変換部
115・・・信号生成部
116・・・インタフェース決定部
117・・・管理部
200・・・メモリカード
201・・・フラッシュメモリ
202・・・メモリ制御部
300,400・・・ホスト機器
410・・・インタフェース制御装置
411・・・入出力部
412・・・信号解析部
413・・・アドレス保持部
414・・・アドレス変換部
415・・・信号生成部
416・・・インタフェース決定部
417・・・管理部
420・・・バス
430・・・メモリインタフェース
450・・・ホスト処理部
500・・・メモリカード
600・・・無線インタフェース

Claims (6)

  1. 第1の情報処理装置と通信を行うための第1のインタフェースと、
    前記第1の情報処理装置とは異なる第2の情報処理装置と通信を行うための第2のインタフェースと、
    記憶メディアの制御部と通信を行うための第3のインタフェースと、
    前記第2のインタフェースを介した通信が確立すると、前記第2のインタフェースを介した通信が確立したことを前記第1の情報処理装置に通知するための通知信号を前記第1のインタフェースを介して送信することを含むインタフェース制御を行うインタフェース制御部と
    を具備し、
    前記インタフェース制御部は、前記記憶メディアの制御部に第1のアドレスが割り当てられた後に、第2のアドレスを含むコマンドを前記第2のインタフェースを介して受信すると前記第2のアドレスを前記第1のアドレスに変換して前記第3のインタフェースを介して送信し、前記コマンドに対するレスポンスを前記第3のインタフェースを介して受信すると前記第2のインタフェースを介して送信する
    ことを特徴とするインタフェース制御装置。
  2. 第1の情報処理装置と通信を行うための第1のインタフェースと、
    前記第1の情報処理装置とは異なる第2の情報処理装置と通信を行うための第2のインタフェースと、
    記憶メディアの制御部と通信を行うための第3のインタフェースと、
    前記第2のインタフェースを介した通信が確立すると、前記第2のインタフェースを介した通信が確立したことを前記第1の情報処理装置に通知するための通知信号を前記第1のインタフェースを介して送信することを含むインタフェース制御を行うインタフェース制御部と
    を具備し、
    前記インタフェース制御部は、前記記憶メディアの制御部に第1のアドレスが割り当てられた後に前記第2のインタフェースを介した通信が確立すると第2のアドレスを前記第2のインタフェースを介して受信して保持し、前記第1のアドレスを含むコマンドを前記第1のインタフェースを介して受信すると前記第1のアドレスを前記第2のアドレスに変換して前記第2のインタフェースを介して送信し、前記コマンドに対するレスポンスを前記第2のインタフェースを介して受信すると前記第1のインタフェースを介して送信する
    ことを特徴とするインタフェース制御装置。
  3. 第1の情報処理装置と通信を行うための第1のインタフェースと、
    前記第1の情報処理装置とは異なる第2の情報処理装置と通信を行うための第2のインタフェースと、
    記憶メディアの制御部と通信を行うための第3のインタフェースと、
    前記第2のインタフェースを介した通信が確立すると、前記第2のインタフェースを介した通信が確立したことを前記第1の情報処理装置に通知するための通知信号を前記第1のインタフェースを介して送信することを含むインタフェース制御を行うインタフェース制御部と
    を具備し、
    前記インタフェース制御部は、前記記憶メディアの制御部に第1のアドレスが割り当てられた後にアドレス割り当てのための割り当てコマンドを前記第1のインタフェースを介して受信すると前記第2のインタフェースを介して送信し、前記割り当てコマンドに対するレスポンスを前記第2のインタフェースを介して受信すると当該割り当てコマンドに対するレスポンスに含まれる第2のアドレスを保持すると共に前記第1のインタフェースを介して当該第2のアドレスを前記第1の情報処理装置に通知する
    ことを特徴とするインタフェース制御装置。
  4. 前記インタフェース制御部は、前記第1のインタフェースを介して受信したコマンドに前記第1のアドレスが含まれていれば前記第3のインタフェースを介して送信し、前記第1のインタフェースを介して受信したコマンドに前記第2のアドレスが含まれていれば前記第2のインタフェースを介して送信することを特徴とする請求項3記載のインタフェース制御装置。
  5. 第1の情報処理装置と通信を行うための第1のインタフェースと、
    前記第1の情報処理装置とは異なる第2の情報処理装置と通信を行うための第2のインタフェースと、
    記憶メディアの制御部と通信を行うための第3のインタフェースと、
    前記第2のインタフェースを介した通信が確立すると、前記第2のインタフェースを介した通信が確立したことを前記第1の情報処理装置に通知するための通知信号を前記第1のインタフェースを介して送信することを含むインタフェース制御を行うインタフェース制御部と
    を具備し、
    前記インタフェース制御部は、前記記憶メディアの制御部に第1のアドレスが割り当てられた後に前記第2のインタフェースを介してアドレス割り当てのための割り当てコマンドを受信すると前記第3のインタフェースを介して送信し、前記割り当てコマンドに対するレスポンスを前記第3のインタフェースを介して受信すると前記第2のインタフェースを介して送信すると共に、当該割り当てコマンドに対するレスポンスに含まれる第2のアドレスを保持する
    ことを特徴とするインタフェース制御装置。
  6. 前記インタフェース制御部は、前記第3のインタフェースから前記第1のアドレスを格納したコマンドに対するレスポンスを受信すると前記第1のインタフェースを介して送信し、前記第3のインタフェースから前記第2のアドレスを格納したコマンドに対するレスポンスを受信すると前記第2のインタフェースを介して送信することを特徴とする請求項5記載のインタフェース制御装置。
JP2009005853A 2009-01-14 2009-01-14 インタフェース制御装置 Expired - Fee Related JP5269625B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009005853A JP5269625B2 (ja) 2009-01-14 2009-01-14 インタフェース制御装置
US12/652,991 US20100180061A1 (en) 2009-01-14 2010-01-06 Interface control device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009005853A JP5269625B2 (ja) 2009-01-14 2009-01-14 インタフェース制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010165113A JP2010165113A (ja) 2010-07-29
JP5269625B2 true JP5269625B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=42319823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009005853A Expired - Fee Related JP5269625B2 (ja) 2009-01-14 2009-01-14 インタフェース制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20100180061A1 (ja)
JP (1) JP5269625B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5801244B2 (ja) * 2012-04-06 2015-10-28 株式会社東芝 メモリシステム
JP2013218498A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Toshiba Corp メモリシステム
CN102664975B (zh) * 2012-04-25 2015-09-23 惠州Tcl移动通信有限公司 一种具有Wi-Fi功能的micro SD卡及手机
JP5917325B2 (ja) * 2012-07-26 2016-05-11 株式会社東芝 ブリッジ回路
US11775378B2 (en) * 2019-12-16 2023-10-03 Micron Technology, Inc. Memory health status reporting
US20210181990A1 (en) * 2019-12-16 2021-06-17 Micron Technology, Inc. Interrupt signaling for a memory device

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6901457B1 (en) * 1998-11-04 2005-05-31 Sandisk Corporation Multiple mode communications system
JP4053704B2 (ja) * 2000-01-05 2008-02-27 株式会社東芝 無線インタフェース機能内蔵icカード、アンテナモジュール、情報処理装置
US6820148B1 (en) * 2000-08-17 2004-11-16 Sandisk Corporation Multiple removable non-volatile memory cards serially communicating with a host
US7133958B1 (en) * 2004-07-23 2006-11-07 Atheros Communications, Inc. Multiple personality I/O bus
JP2006139556A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Toshiba Corp メモリカード及びそのカードコントローラ
JP2007317170A (ja) * 2006-04-28 2007-12-06 Renesas Technology Corp Icモジュールおよび携帯電話
US8127309B1 (en) * 2006-11-10 2012-02-28 Marvell International Ltd. Secure digital input/output interface system
US7814246B2 (en) * 2007-04-30 2010-10-12 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Translation of data to/from storage devices based on a redundancy configuration and host interface type
JP5045229B2 (ja) * 2007-05-14 2012-10-10 富士ゼロックス株式会社 ストレージシステム及びストレージ装置
JP4607942B2 (ja) * 2007-12-05 2011-01-05 富士通株式会社 ストレージシステムおよびルートスイッチ
JP2009181332A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Sony Corp 記憶媒体並びに競合制御方法
US7970978B2 (en) * 2008-05-27 2011-06-28 Initio Corporation SSD with SATA and USB interfaces
JP2010044494A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Fuji Xerox Co Ltd 記憶装置、記憶装置アレイ及びデータ処理システム
JP5284140B2 (ja) * 2009-02-25 2013-09-11 株式会社東芝 インタフェース制御装置
JP5641754B2 (ja) * 2010-03-23 2014-12-17 dブロード株式会社 インターフェースカードシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010165113A (ja) 2010-07-29
US20100180061A1 (en) 2010-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5269625B2 (ja) インタフェース制御装置
JP5284140B2 (ja) インタフェース制御装置
EP3159804A1 (en) Chip interconnection method, chip and device
JP2011096090A (ja) 無線通信装置、ホスト機器への応答方法、及びプログラム
CN102033840A (zh) 总线协议转换装置和总线协议转换方法
CN112698942B (zh) 一种人工智能服务系统、主控装置和从控装置
EP2690828B1 (en) Station, target apparatus, initiator apparatus, communication system, and communication method
JP2006293927A (ja) ダイレクトメモリアクセス制御装置及びダイレクトメモリアクセス制御装置を含むシステムlsi
US10162549B2 (en) Integrated circuit chip and method therefor
WO2014128807A1 (ja) データ共有システム
JP2008198185A (ja) バスシステム及びその制御方法
EP2924955A1 (en) Apparatus, communication control system, and communication control method
US10149139B2 (en) Connection control method by communication terminal
US9319275B2 (en) Communication device, communication method, and communication program
JP2015036205A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP5146284B2 (ja) データ転送装置及びデータ転送方法
JP2006338232A (ja) 通信システム
JPWO2020137437A1 (ja) 通信装置及び通信方法
JP2001282712A (ja) 電子印刷装置用の画像処理コントローラ及びそれを有する電子印刷装置。
JP5481583B2 (ja) インタフェース制御装置
JP3959407B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理システム
US20160006802A1 (en) Data sharing system
JP2023128348A (ja) Usbデバイス、および、usbデバイスにおける制御方法
CN117201518A (zh) 数据的传输方法、系统、装置、存储介质和电子设备
JP2001277607A (ja) 電子印刷装置用の画像処理コントローラ及びそれを有する電子印刷装置。

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130508

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5269625

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees