JP5269538B2 - バッテリのガス排気構造 - Google Patents

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Description

本発明は、外部から加わる衝撃などによってバッテリ内から急激に噴出するガスを、外部へ瞬時に排気可能なバッテリのガス排気構造に関するものである。
近年、電気自動車やハイブリッド車等の車輌を駆動するための駆動源のひとつとして、二次電池であるバッテリの多用が次第に増加してきている。こうした車輌駆動源用のバッテリとしては、ユニット化されたバッテリを多数積層(直列接続)して1つのバッテリ列として構成されているものがある。このバッテリ列化によって、多数のバッテリの取り扱いが容易となりしかも車輌駆動源用の高電圧を得ることができる。
ところで、こうしたバッテリ列を車輌に搭載して使用している場合に、事故などでバッテリに大きな外部衝撃が加わると、これに応じてバッテリ列を構成するバッテリから水素などの可燃性ガスが急激にしかも大量に噴出し、この噴出ガスを逃がさないとバッテリが爆発する恐れがある。このときのバッテリ内圧は7気圧程度まで高まると云われている。
こうした事態を未然に防止するため、バッテリにはこうした高圧ガスを外部へ瞬時に排出するための、ガス排出構造を備えている(例えば特許文献1)。
図9は、従来のバッテリのガス排気構造を説明するための図である。
図9(a),(b)に示すように、ユニット化されたバッテリAは、バッテリ本体1と、正負極電極2,3と、配管部4とを備えている。バッテリ本体1の上部1aには、その両端部に電極2,3がそれぞれ設けられている。また、電極2,3間に位置する上部1aには、切り込みが線刻されていおり、ガスの噴出時、この切り込みは本体1内から破られることによって、ラプチャー弁1bが形成される。ラプチャー弁1bが一旦形成されると、バッテリAの再使用はできない。
配管部4は、ラプチャー弁1bを介してバッテリ本体1内から噴出するガスをバッテリ本体1外へ瞬時に誘導してこれを排出するための連結配管部である。配管部4は、排出管4aと連結管4bとを一体化してなる。ラプチャー弁1bに連結する連結管4bは、排出管4aに連結している。
こうして、前記した構成を有するバッテリAを多数積層したときに、各排出管4aは順次嵌め合わされて連結され、バッテリ列の1本のガス排出通路を形成する。
特開2002−216731号
前記した従来のバッテリのガス排気構造における、バッテリ本体1の上部1aに設けられたラプチャー弁1bと、このラプチャー弁1bに連結する連結管4bと、この連結管4bに連結する排出管4aとの、位置関係は、次の通りである。
即ち、図9(a),(b)に示すように、ラプチャー弁1bの中心Oと、連結管4bの中心線cとが同一線上にあり、この延長線が排出管4aの中心線cと直交している。この結果、排出管4aは、ラプチャー弁1bに対してオフセットせずに、配置されている。
しかしながら、前記した位置関係の結果、バッテリ本体1内から噴出したガスは、バッテリ本体1の上部1aの切り込みを破ってラプチャー弁1bとし、このラプチャー弁1b及び連結管4bをストレートに通過して、排出管4aの内壁4a1の特定箇所にのみ垂直に衝突するから、この衝突圧力に抗するだけの強度が内壁4a1には必要である。
この結果、排出管4aの内壁4a1の物理強度を増すために内壁4a1を厚くしてこの衝突圧力を受けなければならない。この結果、各バッテリ当りの重量は大となり、こうした重いバッテリを多数積層して構成するバッテリ列の重量はバッテリの個数に比例して大となるから、バッテリ列の交換の際に、不都合が生じていた。
そこで、本発明は、この課題を解決するために創案されたものであり、バッテリ本体内から噴出し排出管内へ流入するガス流を当該排出管内で旋回させて噴出圧力を減少させるために、ガス噴出弁の中心を通る延長線と排出管の中心線とが直交することなく排出管をガス噴出弁に対してオフセットして配置することによって、排出管の内壁の特定箇所に垂直に衝突するガス流の衝突圧力は弱めることができるから、この結果、排出管の内壁を従来よりも薄くできるので、各バッテリ当りの重量は小となり、こうしたバッテリを多数積層して構成するバッテリ列の重量はバッテリの個数に比例して小となるから、バッテリ列の交換の際に、不都合が生じないバッテリのガス排気構造を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、請求項1に記載の本発明は、
バッテリB(B1,B2,…,Bn)を多数積層してバッテリ列BLを構成する、前記バッテリ毎に設けられたガス排気構造であって、
バッテリ本体1に形成されるガス噴出弁(ラプチャー弁)1bと、
一方の開口が前記ガス噴出弁1bに連結される連結管4Abと、
前記連結管4Abの他方の開口に連結され、かつ前記ガス噴出弁1b及び前記連結管4Abの一方の開口を介して前記バッテリ本体1内から噴出するガスを誘導して、外部へ排出する排出管4Aaと、
前記連結管4Abと前記排出管4Aaとを一体に構成した配管部4Aとを有し、
前記バッテリ本体1内から噴出し前記排出管4Aa内へ流入するガス流を当該排出管4Aa内で旋回させて噴出圧力を減少させるために、前記ガス噴出弁1bの中心Oを通る延長線cと前記排出管4Aaの中心線c1とが直交することなく前記排出管4Aaを前記ガス噴出弁1bに対してオフセットして配置したことを特徴とするバッテリのガス排気構造である。
(作用)
前記バッテリ本体1内から噴出し前記排出管4Aa内へ流入するガス流を当該排出管4Aa内で旋回させて噴出圧力を減少させるために、前記ガス噴出弁1bの中心Oを通る延長線cと前記排出管4Aaの中心線c1とが直交することなく前記排出管4Aaを前記ガス噴出弁1bに対してオフセットして配置したことことにより、前記排出管4Aa内壁の特定箇所に衝突するガス流の衝突圧力は弱まるから、この結果、排出管4Aaの内壁を従来よりも薄くできるので、各バッテリB当りの重量は小となり、こうしたバッテリを多数積層して構成するバッテリ列の重量はバッテリの個数に比例して小となるから、バッテリ列の交換の際に、不都合が生じない。
また、請求項2に記載の本発明は、
前記排出管は、
前記バッテリを多数積層したときに、順次連結されることにより、前記バッテリ列用のガス排出通路を形成可能な形状を有することを特徴とする請求項1に記載のバッテリのガス排気構造である。
(作用)
前記バッテリを多数積層したときに、各排出管が順次連結されて前記バッテリ列用のガス排出通路を形成できるので、各バッテリから噴出する大量のガスを漏らさず、瞬時に外部へ排出することができる。
さらに、請求項3に記載の本発明は、
前記排出管の内壁には、
スパイラル溝sp1が刻設されており、前記バッテリBを多数積層したときに、前記スパイラル溝sp1が順次連続して連結されることにより、前記バッテリ列BL用のスパイラル溝sp1を形成可能な形状を有することを特徴とする請求項2に記載のバッテリのガス排気構造である。
(作用)
前記バッテリを多数積層したときに、その内壁にスパイラル溝を刻設した各排出管が順次連続して連結されて前記バッテリ列用のガス排出通路を形成できるので、前記バッテリ列用のガス排出通路の内壁に刻設したスパイラル溝を伝って各バッテリから噴出する大量のガスを、排出出口方向に向かって効率良く漏らさず、瞬時に外部へ排出することができる。
さらにまた、請求項4に記載の本発明は、
前記排出管の内壁には、
一定周期または可変周期のスパイラル溝が1本又は2本刻設されており(sp2又はsp3,sp4)、前記バッテリを多数積層したときに、前記1本又は2本スパイラル溝が順次連続して連結されることにより、前記バッテリ列BL用の1本又は2本スパイラル溝を形成可能な形状を有することを特徴とする請求項3に記載のバッテリのガス排気構造である。
(作用)
前記バッテリを多数積層したときに、その内壁に一定周期または可変周期のスパイラル溝が1本又は2本刻設された各排出管が順次連続して連結されて前記バッテリ列用のガス排出通路を形成できるので、前記バッテリ列用のガス排出通路の内壁に刻設した一定周期または可変周期の1本又は2本のスパイラル溝を伝って各バッテリから噴出する大量のガスを、排出出口方向に向かって効率良く漏らさず、瞬時に外部へ排出することができる。
さらにまた、請求項5に記載の本発明は、
前記排出管と前記ガス噴出弁との相対位置におけるオフセットの方向は、
前記バッテリを多数積層して前記バッテリ列を構成したときに、前記バッテリ毎に互い違いとすることを特徴とする請求項2に記載のバッテリのガス排気構造である。
(作用)
多数積層した前記バッテリの前記ガス噴出弁から同時にガスが噴出した場合でも、前記バッテリ毎の各配管部に加わる力が隣接する前記バッテリ毎に互い違いになって、この力を分散することができる。
本発明によれば、排出管の内壁の特定箇所に垂直に衝突するガス流の衝突圧力は弱めることができるから、この結果、排出管の内壁を従来よりも薄くできるので、各バッテリ当りの重量は小となり、こうしたバッテリを多数積層して構成するバッテリ列の重量はバッテリの個数に比例して小となるから、バッテリ列の交換の際に、不都合が生じないバッテリのガス排気構造を提供することができる。
以下、本発明のバッテリのガス排気構造の実施の形態を、図1〜図8を用いて説明する。
図1は本発明のバッテリのガス排気構造の一実施の形態を説明するための図であり、同図(a)は側面図、同図(b)は平面図、図2はバッテリを多数積層したときに連結されるガス排気構造の状態を示す図、図3、図4はそれぞれ排出管内で旋回して衝突圧力が弱まったガス流を説明するための図、図5〜図7はそれぞれ排出管内壁に刻設されたスパイラル溝を順次連続して連結しバッテリ列用のガス排出通路を形成する状態を説明するための図、図8は本発明のバッテリのガス排気構造の他の実施の形態を示す平面図である。前記したものと同一部分には同一符号を付している。
ユニット化されたバッテリBは、図1(a),(b)に示すように、バッテリ本体1と、正負極電極2,3と、配管部4Aとを備えている。バッテリ本体1の上部1aには、その両端部に電極2,3がそれぞれ設けられている。また、電極2,3間に位置する上部1aには、図1(b)に示すように、切り込みが線刻されていおり、ガスの噴出時、この切り込みは本体1内から破られることによって、ラプチャー弁1bが形成される。ラプチャー弁1bが一旦形成されると、バッテリBの再使用はできない。
配管部4Aは、ラプチャー弁1bを介してバッテリ本体1内から噴出するガスをバッテリ本体1外へ瞬時に誘導してこれを速やかに外部へ排出するための連結配管部である。配管部4Aは排出管4Aaと連結管4Abとを一体化してなる。ラプチャー弁1bに連結する一方の開口を有する連結管4Abは、その他方の開口をもって排出管4Aaに連結している。排出管4Aaの中心線c1と、ラプチャー弁1bの中心Oを通る延長線cとは、直交することなく、所定幅offで離間している。即ち、配管部4Aの排出管4Aaはラプチャー弁1bに対して、所定幅off、オフセットしている。
配管部4Aは、図1(b)に示すように、ラプチャー弁1bに対して、所定幅offだけ左寄りに、バッテリ本体1の上部1a取り付けれている。また、図8は、配管部4A3はラプチャー弁1bに対して、所定幅offだけ右寄りに、バッテリ本体1の上部1aに取り付けられている。
前記したバッテリB(B1,B2,B3,B4,…Bn)は、それぞれ、図2に示すように、排出管4Aaの両端に、先端開口4aと後端開口4bとを設けており、後端開口4bの周縁には、先端開口4aと密に嵌合可能な嵌合部4b1が設けられている。
図2に示すように、前記したバッテリB(B1,B2,B3,B4,…Bn)を、例えば4個を縦続し積層してバッテリ列BLを形成したときに、バッテリB1,B2,B3,B4のうちの、図2中左側手前のバッテリB1の排出管4Aaにある後端開口4bの嵌合部4b1は、直後のバッテリB2の排出管4Aaの先端開口4aに密に嵌合され、その後端開口4bの嵌合部4b1は、直後のバッテリB3の排出管4Aaの先端開口4aに密に嵌合されるというように、バッテリB2,B3,B4の各排出管4Aaの嵌合部4bは先端開口4aに順次嵌め合わされて連結される。こうして、バッテリB1,B2,B3,B4の積層による直列接続を行うことによって、バッテリ列BLの1本のガス排出通路を形成することができる(後述する図5〜図7)。
ここで、バッテリBの配管部4Aにある排出管4Aaとバッテリ本体1のラプチャー弁1bとがオフセットしている理由について説明する。即ち、バッテリ本体1内から噴出して連結管4Abを通って排出管4Aa内へ流入する、7気圧程度の大きな噴出圧力のガス流が排出管4Aaの内壁に垂直に衝突せずに、この内壁の曲面を円滑に伝わることによって、このガス流は旋回させることによって、この大きな噴出圧力を減少させるために、ラプチャー弁1bの中心Oを通る延長線cと排出管4Aaの中心線c1とが直交することなく、排出管4Aaをラプチャー弁1bに対して、所定の幅offをもってオフセットして配置したものである。
このオフセットがないとラプチャー弁1b側から排出管4Aa内へ流入してきたガス流は、排出管4Aaの特定の内壁箇所に常時垂直に衝突して、当該箇所のみの劣化や破損を引き起こす恐れがある。この場合、排出管4Aaの内壁の厚みを大としてその強度を高める必要があるために、排出管4Aa自体が大型化してしまう問題がある。
一方、本発明のようにこのオフセットがあるために、排出管4Aaの内壁の厚みをオフセットがない場合に比較して、より薄くしても、ラプチャー弁1b側から排出管4Aaへ流入してきたガス流は特定の内壁箇所のみに垂直に衝突することなく、内壁の曲面を円滑に伝わることによって、旋回して次第に噴出圧力が弱められ、前記したバッテリ列BLの1本のガス排出通路内を旋回しながら、排気口に向かい、良好に排気することができるである。
図3は、バッテリBのラプチャー弁1bの中心Oを通る延長線cに対して、その配管部4A1にある排出管4A1aの中心線c1を、所定幅offでオフセット配置した状態を示している。このオフセット配置により、連結管4A1bを介して排出管4A1a内へ流入するガス流は排出管4A1aの内壁を円滑に伝わって、反時計方向に旋回して次第に噴出圧力が弱まっていく。同図中、d1は連結管4A1bの直径である。
図4は、バッテリBのラプチャー弁1bの中心Oを通る延長線cに対して、その配管部4A2にある排出管4A2aの中心線c1を、所定幅offでオフセット配置し、さらに、連結管4A2bの直径を、d2(d2>d1)として、ラプチャー弁1bの径よりも大とすることにより、ラプチャー弁1bから噴出してくるガス流をこの連結管4A2bで弱め、噴出圧力が弱まったガス流を排出管4A2a内に流入させるようにすると、ガス流路は排出管4A2aの内壁を伝わって、反時計方向に旋回して次第にこの噴出圧力が一層弱まる。
図5は、前記したバッテリB(B1,B2,B3,B4,…B10)を多数積層したときに、前述したように、バッテリB2〜B9の各排出管4Aaの嵌合部4bは各先端開口4aに順次嵌め合わされて連結されることにより(図2)、例えば10個のバッテリB1〜B10からなるバッテリ列BL用のガス排出通路、即ち、各排出管4Aaの内壁に排出口(出口方向)に向かって、一定周期のスパイラル溝sp1が1本形成されている状態を示している。バッテリ列BLを構成するバッテリの数は必要に応じて、適宜変更可能であることは云うまでもない。
これによって、各バッテリB1〜B10のバッテリ本体1からそれぞれ噴出する大量のガスを漏らさずに、スパイラル溝sp1を伝わって瞬時に外部へ排出することができ、また、図5中、s1は、スパイラル溝sp1の開始位置を示しており、バッテリB1の連結管4Abの中心に対応する位置にある。
図6は、前記したバッテリB(B1,B2,B3,B4,…B10)を多数積層したときに、前述したのと同様に、例えば10個のバッテリB1〜B10からなるバッテリ列BL用のガス排出通路、即ち、各排出管4Aaの内壁に排出口(出口方向)に向かって、次第に周期の間隔が大となるスパイラル溝sp2が1本形成される状態を示している。図6中、s1は、スパイラル溝sp1の開始位置を示しており、バッテリB1の連結管4Abの中心に対応する位置にある。
これによって、各バッテリB1〜B10のバッテリ本体1からそれぞれ噴出する大量のガスを漏らさずに、スパイラル溝sp2を伝わって瞬時に外部へ排出することができ、また、スパイラル溝sp2の周期の変化に応じて、排出出口方向に向かって、次第に流速が早くなるので、ガスを漏らさずに外部へ効率よく排出することができる。
図7は、前記したバッテリB(B1,B2,B3,B4,…B10)を多数積層したときに、前述したのと同様に、例えば10個のバッテリB1〜B10からなるバッテリ列BL用のガス排出通路、即ちその内壁に排出口(出口方向)に向かって、2本のスパイラル溝sp3,sp4が順次連続して形成される状態を示している。
これによって、各バッテリB1〜B10からそれぞれ噴出する大量のガスを漏らさず、瞬時に外部へ排出することができ、また、2本のスパイラル溝sp3,4を備えてあるから、ガス排出通路内で滞留しているガスを全て効率よく、排出出口方向に向かって、排出することができる。図7中、s1,s2は、スパイラル溝sp1,sp2の開始位置をそれぞれ示している。
また、前述したように、配管部4Aは、図1(b)に示したように、ラプチャー弁1bに対して、所定幅offだけ左寄りに、バッテリ本体1の上部1a取り付けれている。一方、配管部4A3は、図8に示したように、ラプチャー弁1bに対して、所定幅offだけ右寄りに、バッテリ本体1の上部1aに取り付けられている。こうした排出管4Aaとガス噴出弁であるラプチャー弁1bとの相対位置におけるオフセットの方向は、バッテリBを多数積層してバッテリ列BLを構成したときに、バッテリB1のオフセットの方向は左寄り、次のバッテリB2のオフセットの方向は右寄り、バッテリB3のオフセットの方向は左寄り、…というように、各バッテリ毎にそのオフセットの方向を互い違いとすることにより、多数積層したバッテリのラプチャー弁から同時にガスが噴出した場合でも、バッテリ毎の各配管部に加わる力を隣接するバッテリ毎に互い違いになって、分散することができる。
上述したように、本発明によれば、排出管の内壁の特定箇所に垂直に衝突するガス流の衝突圧力を弱めることができるから、この結果、排出管の内壁を従来よりも薄くできるので、各バッテリ当りの重量は小となり、こうしたバッテリを多数積層して構成するバッテリ列の重量はバッテリの個数に比例して小となるから、バッテリ列の交換の際に、不都合が生じず、また噴出したガスを効率よく短時間に外部へ排出できるなバッテリのガス排気構造を提供することができる。
本発明のバッテリのガス排気構造の一実施の形態を説明するための図 バッテリを多数積層したときに連結されるガス排気構造の状態を示す図 排出管内で旋回して衝突圧力が弱まったガス流を説明するための図 排出管内で旋回して衝突圧力が弱まったガス流を説明するための図 排出管内壁に刻設されたスパイラル溝を順次連続して連結しバッテリ列用のガス排出通路を形成する状態を説明するための図 排出管内壁に刻設されたスパイラル溝を順次連続して連結しバッテリ列用のガス排出通路を形成する状態を説明するための図 排出管内壁に刻設されたスパイラル溝を順次連続して連結しバッテリ列用のガス排出通路を形成する状態を説明するための図 本発明のバッテリのガス排気構造の他の実施の形態を示す平面図 従来のバッテリのガス排気構造を説明するための図
符号の説明
1 バッテリ本体
1b ラプチャー弁(ガス噴出弁)
4A 配管部
4Aa 排出管
4Ab 連結管
B,B1,B2,…,Bn バッテリ
BL バッテリ列
c 延長線
c1 中心線
O 中心
sp1〜sp4 スパイラル溝

Claims (5)

  1. バッテリを多数積層してバッテリ列を構成する、前記バッテリ毎に設けられたガス排気構造であって、
    バッテリ本体に形成されるガス噴出弁と、
    一方の開口が前記ガス噴出弁に連結される連結管と、
    前記連結管の他方の開口に連結され、かつ前記ガス噴出弁及び前記連結管の一方の開口を介して前記バッテリ本体内から噴出するガスを誘導して、外部へ排出する排出管と、
    前記連結管と前記排出管とを一体に構成した配管部とを有し、
    前記バッテリ本体内から噴出し前記排出管内へ流入するガス流を当該排出管内で旋回させて噴出圧力を減少させるために、前記ガス噴出弁の中心を通る延長線と前記排出管の中心線とが直交することなく前記排出管を前記ガス噴出弁に対してオフセットして配置したことを特徴とするバッテリのガス排気構造。
  2. 前記排出管は、
    前記バッテリを多数積層したときに、順次連結されることにより、前記バッテリ列用のガス排出通路を形成可能な形状を有することを特徴とする請求項1に記載のバッテリのガス排気構造。
  3. 前記排出管の内壁には、
    スパイラル溝が刻設されており、前記バッテリを多数積層したときに、前記スパイラル溝が順次連続して連結されることにより、前記バッテリ列用のスパイラル溝を形成可能な形状を有することを特徴とする請求項2に記載のバッテリのガス排気構造。
  4. 前記排出管の内壁には、
    一定周期または可変周期のスパイラル溝が1本又は2本刻設されており、前記バッテリを多数積層したときに、前記1本又は2本スパイラル溝が順次連続して連結されることにより、前記バッテリ列用の1本又は2本スパイラル溝を形成可能な形状を有することを特徴とする請求項3に記載のバッテリのガス排気構造。
  5. 前記排出管と前記ガス噴出弁との相対位置におけるオフセットの方向は、
    前記バッテリを多数積層して前記バッテリ列を構成したときに、前記バッテリ毎に互い違いとすることを特徴とする請求項2に記載のバッテリのガス排気構造。
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