JP5268791B2 - 制御システム - Google Patents
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Description
これにより、同機能のマイコンを2個使用することなく、小さな回路規模で、かつ低コストで異常検出を行うことができる。
特許文献1に記載の制御装置では、マイコンと同等の演算能力で異常検出のための演算処理を行う監視回路を、マイコン外部に設ける必要があるので、同機能のマイコンを2個使用する場合ほどではないが、コストが高くなるという問題がある。
さらに、マイコンが本来実施すべき演算処理とは別の異常検出のための演算処理によって異常検出を行うので、マイコン自体の異常検出はできるが、マイコンがマイコン本来の処理を実行しているときの異常検出を行うことができず、本来の処理への信頼性は確保されないという問題もある。
すなわち、制御装置内に同機能のマイコンを2個設けたり、監視回路を設けたりすることなく、第1の制御装置で演算された重要制御に関する制御量と、第2以降の制御装置で演算された重要制御に関する制御量とを比較検証することにより、制御の信頼性を確保しながら、コストを低減することができる制御システムを得ることができる。
なお、以下の実施の形態では、この制御システムが車両に搭載されている場合について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係る制御システムを示すブロック構成図である。
図1において、この制御システムは、車載ネットワーク10(以下、「ネットワーク10」と称する)と、ネットワーク10に接続されたエンジン制御装置20(第1の制御装置)およびメータ制御装置30(第2の制御装置)とを含んでいる。また、エンジン制御装置20およびメータ制御装置30は、それぞれ制御対象であるエンジンユニット200およびメータユニット300と接続されている。
なお、ネットワークは、上記のものに限定されず、接続されたノード間で時間同期が可能なネットワークであれば、他のネットワークであってもよい。
エンジン制御装置20は、データ送受信手段21と、時間同期手段22(第1時間同期手段)と、記憶手段23(第1記憶手段)と、データ収集手段24と、制御量演算手段25(第1制御量演算手段)と、比較手段26と、エンジン制御手段27(制御手段)とを有している。また、制御量演算手段25は、マイコンで構成されている。
また、エンジン制御装置20は、上記の各手段以外にも必要な構成物を有しているが、この実施の形態1に直接関係しないので、その説明を省略する。
図2において、記憶手段23は、あらかじめ記憶されたデータ以外のデータを記憶することができないROMエリア230と、データの記憶が可能なRAMエリア240とに分類される。
ここで、その他のROMデータ231および空き領域234は、この実施の形態1に直接関係しないので、その説明を省略する。
なお、第1のエンジンの重要制御とは、演算結果によって車両、ドライバ、車両周囲等を危険にさらす恐れのある制御であり、高い信頼性が求められる制御を指している。
ここで、その他のRAMデータ241、空き領域242および空き領域244は、この実施の形態1に直接関係しないので、その説明を省略する。
演算に必要なデータ記憶領域243は、第1のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータを記憶しておく領域である。
メータ制御装置30は、データ送受信手段31と、時間同期手段32(第2時間同期手段)と、記憶手段33(第2記憶手段)と、データ保存手段34と、制御量演算手段35(第2制御量演算手段)と、メータ制御手段36とを有している。また、制御量演算手段35は、マイコンで構成されている。
また、メータ制御装置30は、上記の各手段以外にも必要な構成物を有しているが、この実施の形態1に直接関係しないので、その説明を省略する。
図3において、記憶手段33は、あらかじめ記憶されたデータ以外のデータを記憶することができないROMエリア330と、データの記憶が可能なRAMエリア340とに分類される。
ここで、その他のROMデータ331および空き領域334は、この実施の形態1に直接関係しないので、その説明を省略する。
ここで、その他のRAMデータ341、空き領域342、その他のRAMデータ344および空き領域345は、この実施の形態1に直接関係しないので、その説明を省略する。
演算に必要なデータ記憶領域343は、第1のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータを記憶しておく領域である。
図4において、横軸は、エンジン制御装置20の時間の流れを示すエンジン制御装置時間、メータ制御装置30の時間の流れを示すメータ制御装置時間およびネットワーク10上での時間の流れを示すネットワーク時間を示している。
ここで、処理11および処理21は、同期段階の処理であり、処理12から処理17までおよび処理22から処理24までの処理は、第1の重要制御段階の処理である。
処理11では、例えばエンジン制御装置20の起動時の初期化処理として、時間同期手段22が、ネットワーク10に参加してエンジン制御装置時間をネットワーク時間と同期させる。
処理13では、データ送受信手段21が、第1のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータをメータ制御装置30に送信する。
処理15では、データ送受信手段21が、メータ制御装置30から送信された第1のエンジンの重要制御に関する制御量を受信する。
処理21では、例えばメータ制御装置30の起動時の初期化処理として、時間同期手段32が、ネットワーク10に参加してメータ制御装置時間をネットワーク時間と同期させる。
処理24では、データ送受信手段31が、処理23で演算された第1のエンジンの重要制御に関する制御量をエンジン制御装置20に送信する。
まず、時刻t1までにエンジン制御装置20が起動し、時刻t1に時間同期手段22が処理11を実行する。エンジン制御装置20では、処理11が終了する時刻t2以降、エンジン制御装置時間とネットワーク時間とが同期により同じものとなる。
まず、時刻t5において、データ収集手段24が処理12を実行し、記憶手段23の演算に必要なデータ記憶領域243に、第1のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータを記憶させる。
次に、時刻t7において、データ送受信手段31およびデータ保存手段34が処理22を実行し、受信した第1のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータを、記憶手段33の演算に必要なデータ記憶領域343に記憶させる。
続いて、時刻t10において、データ送受信手段21が処理15を実行し、メータ制御装置30からネットワーク10経由で送信された第1のエンジンの重要制御に関する制御量を受信する。
なお、同期段階の処理、および第1の重要制御段階における時刻t5から時刻t7までの処理は、上述した制御量演算手段25および制御量演算手段35に異常がない場合の処理と同様なので、説明を省略する。
なお、第1の重要制御段階における時刻t9および時刻t10の処理も、上述した制御量演算手段25および制御量演算手段35に異常がない場合の処理と同様なので、説明を省略する。
そのため、制御装置内に同機能のマイコンを2個設けたり、監視回路を設けたりすることなく、第1制御量演算手段で演算された第1の重要制御に関する制御量と第2の制御装置で演算された第1の重要制御に関する制御量とを比較検証することにより、制御の信頼性を確保しながら、コストを低減することができる制御システムを得ることができる。
そのため、制御の信頼性を向上させることができる。
この場合には、制御量演算手段25および制御量演算手段35の何れかに異常が発生した場合にも、エンジンを停止することなく制御を続行することができる。
この場合には、より正確な制御量を演算することができ、また、その制御量を比較した結果に基づいてエンジンユニット200の制御を実行することにより、制御の信頼性を向上させることができる。
この場合には、より正確な制御量を演算することができ、また、その制御量を比較した結果に基づいてエンジンユニット200の制御を実行することにより、制御の信頼性を向上させることができる。
この場合には、より正確な制御量を演算することができ、また、その制御量を比較した結果に基づいてエンジンユニット200の制御を実行することにより、制御の信頼性を向上させることができる。
上記実施の形態1では、第1のエンジンの重要制御に関する制御量を、エンジン制御装置20およびメータ制御装置30の2つ制御装置で演算し、演算された制御量どうしを比較している。しかしながら、これに限定されず、3つ以上の制御装置で重要制御に関する制御量を演算し、演算された制御量どうしを比較してもよい。
以下、3つの制御装置で重要制御に関する制御量を演算し、演算された制御量どうしを比較する場合を例に挙げて説明する。
図5において、この制御システムは、図1に示した制御システムに加えて、ネットワーク10に接続された自動変速機(AT:Automatic Transmission)制御装置40(第3の制御装置)を含んでいる。また、AT制御装置40は、制御対象であるATユニット400と接続されている。
AT制御装置40は、データ送受信手段41と、時間同期手段42(第3時間同期手段)と、記憶手段43(第3記憶手段)と、データ保存手段44と、制御量演算手段45(第3制御量演算手段)と、AT制御手段46とを有している。また、制御量演算手段45は、マイコンで構成されている。
また、AT制御装置40は、上記の各手段以外にも必要な構成物を有しているが、この実施の形態2に直接関係しないので、その説明を省略する。
図6において、記憶手段43は、あらかじめ記憶されたデータ以外のデータを記憶することができないROMエリア430と、データの記憶が可能なRAMエリア440とに分類される。
ここで、その他のROMデータ431および空き領域434は、この実施の形態2に直接関係しないので、その説明を省略する。
ここで、その他のRAMデータ441、空き領域442、その他のRAMデータ444および空き領域445は、この実施の形態2に直接関係しないので、その説明を省略する。
演算に必要なデータ記憶領域443は、第1のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータを記憶しておく領域である。
また、その他の構成および機能については、実施の形態1と同様なので、その説明を省略する。
図7において、横軸は、エンジン制御装置20の時間の流れを示すエンジン制御装置時間、メータ制御装置30の時間の流れを示すメータ制御装置時間、AT制御装置40の時間の流れを示すAT制御装置時間およびネットワーク10上での時間の流れを示すネットワーク時間を示している。
なお、その他の処理については、実施の形態1と同様なので、その説明を省略する。
なお、同期段階の処理は、定常的に実行されるものではなく、それぞれの制御装置の起動後や初期化後等に、エンジン制御装置時間、メータ制御装置時間およびAT制御装置時間を、ネットワーク時間と同期する必要が生じたときに実行される。また、第1の重要制御段階の処理は、第1のエンジンの重要制御に関する処理の度に、繰り返し実行される。
処理31では、例えばAT制御装置40の起動時の初期化処理として、時間同期手段42が、ネットワーク10に参加してメータ制御装置時間をネットワーク時間と同期させる。
処理34では、データ送受信手段41が、処理33で演算された第1のエンジンの重要制御に関する制御量をエンジン制御装置20に送信する。
処理41では、データ送受信手段21が、第1のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータを、メータ制御装置30およびAT制御装置40に送信する。
処理42では、データ送受信手段21が、AT制御装置40から送信された第1のエンジンの重要制御に関する制御量を受信する。
まず、時刻t21までにエンジン制御装置20が起動し、時刻t21に時間同期手段22が処理11を実行する。エンジン制御装置20では、処理11が終了する時刻t22以降、エンジン制御装置時間とネットワーク時間とが同期により同じものとなる。
まず、時刻t27において、データ収集手段24が処理12を実行し、記憶手段23の演算に必要なデータ記憶領域243に、第1のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータを記憶させる。
次に、時刻t32において、データ送受信手段21が処理15を実行し、メータ制御装置30からネットワーク10経由で送信された第1のエンジンの重要制御に関する制御量を受信する。
次に、時刻t34において、データ送受信手段21が処理42を実行し、AT制御装置40からネットワーク10経由で送信された第1のエンジンの重要制御に関する制御量を受信する。
なお、同期段階の処理、および第1の重要制御段階における時刻t27から時刻t29までの処理は、上述した制御量演算手段25、制御量演算手段35および制御量演算手段45に異常がない場合の処理と同様なので、説明を省略する。
なお、第1の重要制御段階における時刻t31から時刻t34までの処理も、上述した制御量演算手段25、制御量演算手段35および制御量演算手段45に異常がない場合の処理と同様なので、説明を省略する。
なお、制御量演算手段25、制御量演算手段35および制御量演算手段45の2つ以上に異常があり、全ての第1のエンジンの重要制御に関する制御量が互いに異なる場合には、比較手段26は、制御量が互いに異なる旨をエンジン制御手段27に出力する。
そのため、制御装置内に同機能のマイコンを2個設けたり、監視回路を設けたりすることなく、第1制御量演算手段で演算された第1の重要制御に関する制御量と第2の制御装置で演算された第1の重要制御に関する制御量と第3の制御装置で演算された第1の重要制御に関する制御量とを比較検証することにより、制御の信頼性を確保しながら、コストを低減することができる制御システムを得ることができる。
そのため、制御の信頼性を向上させることができる。
この場合には、制御量演算手段25、制御量演算手段35および制御量演算手段45の何れかに異常が発生した場合にも、エンジンを停止することなく制御を続行することができる。
この場合には、より正確な制御量を演算することができ、また、その制御量を比較した結果に基づいてエンジンユニット200の制御を実行することにより、制御の信頼性を向上させることができる。
この場合には、より正確な制御量を演算することができ、また、その制御量を比較した結果に基づいてエンジンユニット200の制御を実行することにより、制御の信頼性を向上させることができる。
この場合には、より正確な制御量を演算することができ、また、その制御量を比較した結果に基づいてエンジンユニット200の制御を実行することにより、制御の信頼性を向上させることができる。
上記実施の形態1、2では、第1のエンジンの重要制御に関する制御量を、2つ以上の制御装置で演算し、演算された制御量どうしを比較している。しかしながら、これに限定されず、2つ以上の重要制御に関する制御量を、それぞれ2つ以上の制御装置で演算し、演算された制御量どうしを比較してもよい。
以下、2つの重要制御に関する制御量を、それぞれ2つの制御装置で演算し、演算された制御量どうしを比較する場合を例に挙げて説明する。
ここで、図8を参照しながら、エンジン制御装置20の記憶手段23について、詳細に説明する。なお、実施の形態1における図2と同様の構成については、その説明を省略する。
なお、第2のエンジンの重要制御とは、演算結果によって車両、ドライバ、車両周囲等を危険にさらす恐れのある制御であり、高い信頼性が求められる制御を指している。
図9において、記憶手段43のROMエリア430は、その他のROMデータ431と、AT制御の制御量演算手順433と、空き領域434と、第2のエンジン重要制御の制御量演算手順235とから構成されている。
図10において、横軸は、エンジン制御装置20の時間の流れを示すエンジン制御装置時間、メータ制御装置30の時間の流れを示すメータ制御装置時間、AT制御装置40の時間の流れを示すAT制御装置時間およびネットワーク10上での時間の流れを示すネットワーク時間を示している。
なお、その他の処理については、実施の形態1または2と同様なので、その説明を省略する。
処理51では、データ収集手段24が、第2のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータ(第2制御用データ)を収集し、収集したデータを記憶手段23の演算に必要なデータ記憶領域243に記憶させる。
処理52では、データ送受信手段21が、第2のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータをAT制御装置40に送信する。
処理54では、データ送受信手段21が、AT制御装置40から送信された第2のエンジンの重要制御に関する制御量を受信する。
処理61では、データ送受信手段41が、エンジン制御装置20から送信された第2のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータを受信し、データ保存手段44が、受信したデータを記憶手段43の演算に必要なデータ記憶領域443に記憶させる。
処理63では、データ送受信手段41が、処理62で演算された第2のエンジンの重要制御に関する制御量をエンジン制御装置20に送信する。
まず、時刻t41までにエンジン制御装置20が起動し、時刻t41に時間同期手段22が処理11を実行する。エンジン制御装置20では、処理11が終了する時刻t42以降、エンジン制御装置時間とネットワーク時間とが同期により同じものとなる。
まず、時刻t47において、データ収集手段24が処理12を実行し、記憶手段23の演算に必要なデータ記憶領域243に、第1のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータを記憶させる。
続いて、時刻t49において、データ送受信手段31およびデータ保存手段34が処理22を実行し、受信した第1のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータを、記憶手段33の演算に必要なデータ記憶領域343に記憶させる。
次に、時刻t52において、データ送受信手段21が処理15を実行し、メータ制御装置30からネットワーク10経由で送信された第1のエンジンの重要制御に関する制御量を受信する。
まず、時刻t55において、データ収集手段24が処理51を実行し、記憶手段23の演算に必要なデータ記憶領域243に、第2のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータを記憶させる。
続いて、時刻t57において、データ送受信手段41およびデータ保存手段44が処理61を実行し、受信した第2のエンジンの重要制御に関する制御量の演算に必要なデータを、記憶手段43の演算に必要なデータ記憶領域443に記憶させる。
次に、時刻t60において、データ送受信手段21が処理54を実行し、AT制御装置40からネットワーク10経由で送信された第2のエンジンの重要制御に関する制御量を受信する。
なお、第2の重要制御段階における時刻t59および時刻t60の処理も、上述した制御量演算手段25、制御量演算手段35および制御量演算手段45に異常がない場合の処理と同様なので、説明を省略する。
そのため、制御装置内に同機能のマイコンを2個設けたり、監視回路を設けたりすることなく、第1制御量演算手段で演算された第1の重要制御に関する制御量と第2の制御装置で演算された第1の重要制御に関する制御量とを比較し、第1制御量演算手段で演算された第2の重要制御に関する制御量と第3の制御装置で演算された第2の重要制御に関する制御量とを比較検証することにより、制御の信頼性を確保しながら、コストを低減することができる制御システムを得ることができる。
そのため、制御の信頼性を向上させることができる。
この場合には、制御量演算手段25、制御量演算手段35および制御量演算手段45の何れかに異常が発生した場合にも、エンジンを停止することなく制御を続行することができる。
この場合には、より正確な制御量を演算することができ、また、その制御量を比較した結果に基づいてエンジンユニット200の制御を実行することにより、制御の信頼性を向上させることができる。
この場合には、より正確な制御量を演算することができ、また、その制御量を比較した結果に基づいてエンジンユニット200の制御を実行することにより、制御の信頼性を向上させることができる。
この場合には、より正確な制御量を演算することができ、また、その制御量を比較した結果に基づいてエンジンユニット200の制御を実行することにより、制御の信頼性を向上させることができる。
Claims (17)
- 接続されたノード間で時間同期が可能なネットワークにそれぞれ接続され、互いに異なる対象を制御する複数の制御装置を備えた制御システムであって、
第1の制御装置の制御対象に対する制御のうち、重要度の高い制御である重要制御に関する制御量を演算するための制御量演算手順を、前記第1の制御装置および第2以降の制御装置がそれぞれ記憶し、
前記第1の制御装置は、自身が演算した前記重要制御に関する制御量と、前記第1の制御装置と同期して前記第2以降の制御装置で演算された前記重要制御に関する制御量とを比較し、比較結果に応じて自身の制御対象を制御する
ことを特徴とする制御システム。 - 前記ネットワークに接続された前記第1の制御装置および第2の制御装置を含み、
前記第1の制御装置は、
前記ネットワークとの時間同期をとる第1時間同期手段と、
自身の制御対象に対する第1の重要制御に関する制御量の演算に必要な第1制御用データを収集し、第1記憶手段に記憶するデータ収集手段と、
前記第1の重要制御に関する制御量を演算するための第1制御量演算手順、および前記第1制御用データを記憶する第1記憶手段と、
前記第1記憶手段に記憶された前記第1制御量演算手順および前記第1制御用データに基づいて、前記第1の重要制御に関する制御量を演算する第1制御量演算手段と、
前記第1制御量演算手段で演算された前記第1の重要制御に関する制御量と、前記第2の制御装置で演算された前記第1の重要制御に関する制御量とを比較する比較手段と、
前記比較手段での比較結果に応じて前記制御対象を制御する制御手段と、を有し、
前記第2の制御装置は、
前記ネットワークとの時間同期をとる第2時間同期手段と、
前記第1の制御装置から前記ネットワークを介して受信した前記第1制御用データを第2記憶手段に記憶する第2保存手段と、
前記第1制御量演算手順、および前記第1制御用データを記憶する第2記憶手段と、
前記第2記憶手段に記憶された前記第1制御量演算手順および前記第1制御用データに基づいて、前記第1の重要制御に関する制御量を演算する第2制御量演算手段と、を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。 - 前記ネットワークに接続された前記第1の制御装置、第2の制御装置および第3の制御装置を含み、
前記第1の制御装置は、
前記ネットワークとの時間同期をとる第1時間同期手段と、
自身の制御対象に対する第1の重要制御に関する制御量の演算に必要な第1制御用データを収集し、第1記憶手段に記憶するデータ収集手段と、
前記第1の重要制御に関する制御量を演算するための第1制御量演算手順、および前記第1制御用データを記憶する第1記憶手段と、
前記第1記憶手段に記憶された前記第1制御量演算手順および前記第1制御用データに基づいて、前記第1の重要制御に関する制御量を演算する第1制御量演算手段と、
前記第1制御量演算手段で演算された前記第1の重要制御に関する制御量と、前記第2の制御装置で演算された前記第1の重要制御に関する制御量と、前記第3の制御装置で演算された前記第1の重要制御に関する制御量とを比較する比較手段と、
前記比較手段での比較結果に応じて前記制御対象を制御する制御手段と、を有し、
前記第2の制御装置は、
前記ネットワークとの時間同期をとる第2時間同期手段と、
前記第1の制御装置から前記ネットワークを介して受信した前記第1制御用データを第2記憶手段に記憶する第2保存手段と、
前記第1制御量演算手順、および前記第1制御用データを記憶する第2記憶手段と、
前記第2記憶手段に記憶された前記第1制御量演算手順および前記第1制御用データに基づいて、前記第1の重要制御に関する制御量を演算する第2制御量演算手段と、を有し、
前記第3の制御装置は、
前記ネットワークとの時間同期をとる第3時間同期手段と、
前記第1の制御装置から前記ネットワークを介して受信した前記第1制御用データを第3記憶手段に記憶する第3保存手段と、
前記第1制御量演算手順、および前記第1制御用データを記憶する第3記憶手段と、
前記第3記憶手段に記憶された前記第1制御量演算手順および前記第1制御用データに基づいて、前記第1の重要制御に関する制御量を演算する第3制御量演算手段と、を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。 - 前記ネットワークに接続された前記第1の制御装置、第2の制御装置および第3の制御装置を含み、
前記第1の制御装置は、
前記ネットワークとの時間同期をとる第1時間同期手段と、
自身の制御対象に対する第1の重要制御に関する制御量の演算に必要な第1制御用データ、および自身の制御対象に対する第2の重要制御に関する制御量の演算に必要な第2制御用データを収集し、第1記憶手段に記憶するデータ収集手段と、
前記第1の重要制御に関する制御量を演算するための第1制御量演算手順、前記第2の重要制御に関する制御量を演算するための第2制御量演算手順、前記第1制御用データおよび前記第2制御用データを記憶する第1記憶手段と、
前記第1記憶手段に記憶された前記第1制御量演算手順および前記第1制御用データに基づいて、前記第1の重要制御に関する制御量を演算するとともに、前記第2制御量演算手順および前記第2制御用データに基づいて、前記第2の重要制御に関する制御量を演算する第1制御量演算手段と、
前記第1制御量演算手段で演算された前記第1の重要制御に関する制御量と、前記第2の制御装置で演算された前記第1の重要制御に関する制御量とを比較するとともに、前記第1制御量演算手段で演算された前記第2の重要制御に関する制御量と、前記第3の制御装置で演算された前記第2の重要制御に関する制御量とを比較する比較手段と、
前記比較手段での比較結果に応じて前記制御対象を制御する制御手段と、を有し、
前記第2の制御装置は、
前記ネットワークとの時間同期をとる第2時間同期手段と、
前記第1の制御装置から前記ネットワークを介して受信した前記第1制御用データを第2記憶手段に記憶する第2保存手段と、
前記第1制御量演算手順、および前記第1制御用データを記憶する第2記憶手段と、
前記第2記憶手段に記憶された前記第1制御量演算手順および前記第1制御用データに基づいて、前記第1の重要制御に関する制御量を演算する第2制御量演算手段と、を有し、
前記第3の制御装置は、
前記ネットワークとの時間同期をとる第3時間同期手段と、
前記第1の制御装置から前記ネットワークを介して受信した前記第2制御用データを第3記憶手段に記憶する第3保存手段と、
前記第2制御量演算手順、および前記第2制御用データを記憶する第3記憶手段と、
前記第3記憶手段に記憶された前記第2制御量演算手順および前記第2制御用データに基づいて、前記第2の重要制御に関する制御量を演算する第3制御量演算手段と、を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。 - 前記比較手段が、比較した前記第1の重要制御に関する制御量の全てが互いに同じ値であると判定した場合に、
前記制御手段は、同じ値である前記第1の重要制御に関する制御量に基づいて、前記制御対象を制御する
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の制御システム。 - 前記比較手段が、比較した前記第1の重要制御に関する制御量の全てが同じ値ではないと判定した場合に、
前記制御手段は、前記制御対象の制御をしない
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の制御システム。 - 前記比較手段が、比較した前記第1の重要制御に関する制御量の全てが同じ値ではないと判定した場合に、
前記制御手段は、前記第1の重要制御に関する制御量としてあらかじめ設定された所定の制御量に基づいて、前記制御対象を制御する
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の制御システム。 - 前記比較手段が、比較した前記第1の重要制御に関する制御量の全てが同じ値ではなく、そのうちの2つが互いに同じ値であると判定した場合に、
前記制御手段は、同じ値である前記第1の重要制御に関する制御量に基づいて、前記制御対象を制御する
ことを特徴とする請求項3に記載の制御システム。 - 前記比較手段が、比較した前記第1の重要制御に関する制御量が互いに同じ値であって、かつ比較した前記第2の重要制御に関する制御量が互いに同じ値あると判定した場合に、
前記制御手段は、同じ値である前記第1の重要制御に関する制御量または同じ値である前記第2の重要制御に関する制御量に基づいて、前記制御対象を制御する
ことを特徴とする請求項4に記載の制御システム。 - 前記比較手段が、比較した前記第1の重要制御に関する制御量どうし、および比較した前記第2の重要制御に関する制御量どうしの少なくとも一方が互いに異なる値であると判定した場合に、
前記制御手段は、前記制御対象の制御をしない
ことを特徴とする請求項4に記載の制御システム。 - 前記比較手段が、比較した前記第1の重要制御に関する制御量どうし、および比較した前記第2の重要制御に関する制御量どうしの少なくとも一方が互いに異なる値であると判定した場合に、
前記制御手段は、異なる値である重要制御だけを、あらかじめ設定された所定の制御量に基づいて、前記制御対象を制御する
ことを特徴とする請求項4に記載の制御システム。 - 前記比較手段が、比較した前記第1の重要制御に関する制御量どうし、および比較した前記第2の重要制御に関する制御量どうし、どちらか一方でも異なる値であると判定した場合に、
前記制御手段は、前記第1の重要制御に関する制御量および前記第2の重要制御に関する制御量としてそれぞれあらかじめ設定された所定の制御量に基づいて、前記制御対象を制御する
ことを特徴とする請求項4に記載の制御システム。 - 前記第1制御量演算手段および前記第2制御量演算手段は、互いに同一の構成を有するマイクロコンピュータであることを特徴とする請求項2に記載の制御システム。
- 前記第1制御量演算手段、第2制御量演算手段および前記第3制御量演算手段は、互いに同一の構成を有するマイクロコンピュータであることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の制御システム。
- 前記第1記憶手段および前記第2記憶手段は、互いに同一の構成を有するメモリであり、
前記第1制御量演算手順および前記第1制御用データは、それぞれの記憶手段の同一の場所に記憶される
ことを特徴とする請求項2に記載の制御システム。 - 前記第1記憶手段、前記第2記憶手段および前記第3記憶手段は、互いに同一の構成を有するメモリであり、
前記第1制御量演算手順および前記第1制御用データは、それぞれの記憶手段の同一の場所に記憶される
ことを特徴とする請求項3に記載の制御システム。 - 前記第1記憶手段、前記第2記憶手段および前記第3記憶手段は、互いに同一の構成を有するメモリであり、
前記第1制御量演算手順および前記第1制御用データは、前記第1記憶手段および前記第2記憶手段の同一の場所に記憶され、
前記第2制御量演算手順および前記第2制御用データは、前記第1記憶手段および前記第3記憶手段の同一の場所に記憶される
ことを特徴とする請求項4に記載の制御システム。
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