JP5268706B2 - リニア駆動装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明を適用したリニア駆動装置の外観を示す斜視図である。図2、図3、および図4は各々、本発明を適用したリニア駆動装置から上カバーを外して駆動力伝達用の輪列を斜め上方からみたときの斜視図、上ケースを外して回動部材や出力部材を斜め上方からみたときの斜視図、および下ケースを外して回動部材や出力部材を斜め下方からみたときの斜視図である。図5は、本発明を適用したリニア駆動装置の要部を、回動部材のアーム部が通る位置で切断したとき断面図である。図6は、本発明を適用したリニア駆動装置における出力部材の動作を下方からみたときの説明図である。
このように構成したリニア駆動装置100においては、以下に説明する回動−直動変換機構によって、第1出力部材5aおよび第2出力部材5bを回動部材7に従動してケース3から突出する方向の前進動作とケース3内に引っ込む方向の後退動作とを直線的に行なわせる。
このような構成のリニア駆動装置100において、第1出力部材5aおよび第2出力部材5bに対して、回転軸中心軸線L方向の外力が加わると、第1出力部材5aおよび第2出力部材5bが傾いてしまう。このような傾きが、第1出力部材5aおよび第2出力部材5bが前進した状態にあるときに加わると、グレモン電気錠では、扉側の係合穴と、第1出力部材5aおよび第2出力部材5bとの係合が外れて扉が不用意に開いてしまう。
本形態のリニア駆動装置100においては、第1出力部材5aおよび第2出力部材5bが前進した状態にあるときに外力が加わっても、第1出力部材5aおよび第2出力部材5bが回転中心軸線Lの上側に傾かないように、図4〜図6を参照して以下に説明する回動部材用支持機構が構成されている。
以上説明したように、本形態のリニア駆動装置100では、回動部材7の第1アーム部71aおよび第2アーム部71bにおいて第1出力部材5aおよび第2出力部材5bに対する伝達部として機能するスライドピン710a、710bは、第1アーム部71aおよび第2アーム部71bの下面側に形成され、第1アーム部71aおよび第2アーム部71bの下面側は第1出力部材5aおよび第2出力部材5bの筒部51a、51bに回転中心軸線Lの上側で重なっている。このため、第1出力部材5aおよび第2出力部材5bが前進してケース3から突出している状態で第1出力部材5aおよび第2出力部材5bに外力が加わると、回動部材7の下面側は第1出力部材5aおよび第2出力部材5bから外力を受け、回動部材7は上面側に変位しようとする。しかるに本形態では、回動部材7の上面側とケース3との間には、リブ状突起327a、327bによって、回動部材7の上面側とケース3とが当接する回動部材用支持機構94a、94bが構成されているため、回動部材7の上面側への変位は、ケース3によって阻止される。従って、第1出力部材5aおよび第2出力部材5bは、外力を受けても大きく変位することがない。
図7は、本発明を適用した別のリニア駆動装置100から下ケース31を外して回動部材7や、第1出力部材5a、および第2出力部材5bを斜め下方からみたときの斜視図である。上記実施の形態では、回動部材用支持機構94a、94bを構成するリブ状突起327a、327bが上ケース32の上板部321の下面で第1出力部材5aおよび第2出力部材5bの進退方向に直線的に延在している構成であったが、図7に示すように、リブ状突起327a、327bが上ケース32の上板部321の下面で湾曲しながら第1出力部材5aおよび第2出力部材5bの進退方向に延在している構成を採用してもよい。ここで、リブ状突起327a、327bは、回転中心軸線Lを中心とする円弧状あるいは略円弧状に形成されている。リブ状突起327a、327bが直線状に形成されている場合、第1出力部材5aおよび第2出力部材5bが図3や図4の位置にあるときには、第1アーム部71aおよび第2アーム部71bにおいて幅寸法が広い部分がリブ状突起327a、327bの下面に当接するが、図6(a)(b)の位置にあるときには、第1アーム部71aおよび第2アーム部71bにおいて幅寸法が狭い部分がリブ状突起327a、327bの下面に当接するため、この位置において、第1アーム部71aおよび第2アーム部71bが損傷するリスクが高まる。本形態では、第1アーム部71aおよび第2アーム部71bにおいて幅寸法が広い部分が常にリブ状突起327a、327bの下面に当接するため、第1アーム部71aおよび第2アーム部71bが損傷することがない。
5a 第1出力部材
5b 第2出力部材
6 回転伝達軸
7 回動部材
10 駆動源
15 輪列
51a、51b 筒部
52a、52b 開口部(被伝達部)
710a、710b スライドピン
91a、91b ガイド機構
92a、92b 下側の出力部材用支持機構
93a、93b 上側の出力部材用支持機構
94a、94b 回動部材用支持機構
100 リニア駆動装置
315a、315b、316a、316b 下側リブ状突起
325a、325b 上側リブ状突起
327a、327b リブ状突起
Claims (2)
- 駆動源と、該駆動源の駆動力によって回動する回動部材と、該回動部材を収容するケースと、前記回動部材に従動して前記ケースから突出する方向の前進動作と前記ケース内に引っ込む方向の後退動作とを直線的に行なう出力部材と、を有するリニア駆動装置において、
前記回動部材は、該回動部材の回転中心軸線方向における一方面側に前記出力部材の被伝達部に重なって前記駆動源の駆動力を伝達する伝達部を備え、
当該回動部材の他方面側と前記ケースとの間には、少なくとも前記出力部材を前進させた際に当該回動部材の他方面側と前記ケースとが当接する回動部材用支持機構が構成され、
前記出力部材の前記回転中心軸線方向における一方面側および他方面側のうちの少なくとも一方と前記ケースとの間には、当該出力部材と前記ケースとが前記回転中心軸線方向で当接し合う出力部材用支持機構が構成され、
前記出力部材と前記ケースとの間には、前記出力部材の進退方向および前記回転中心軸線方向の双方に対して交差する方向で前記出力部材が前記ケースに当接して前記出力部材を前記進退方向にガイドするガイド機構が構成され、
前記出力部材において前記ガイド機構を構成する部分は、前記出力部材の前記被伝達部の近傍に形成されているとともに、前記ケースに対して前記回転中心軸線方向で当接して前記出力部材用支持機構を構成していることを特徴とするリニア駆動装置。 - 前記回動部材の前記伝達部および前記出力部材の前記被伝達部のうちの一方は、前記進退方向および回動軸線方向に対して交差する方向に延在する開口部であり、他方は当該開口部に嵌って当該開口部内でスライドするスライドピンであることを特徴とする請求項1に記載のリニア駆動装置。
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