JP5268271B2 - 画像表示装置および画像表示方法 - Google Patents

画像表示装置および画像表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5268271B2
JP5268271B2 JP2007076697A JP2007076697A JP5268271B2 JP 5268271 B2 JP5268271 B2 JP 5268271B2 JP 2007076697 A JP2007076697 A JP 2007076697A JP 2007076697 A JP2007076697 A JP 2007076697A JP 5268271 B2 JP5268271 B2 JP 5268271B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
image
sight position
unit
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007076697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008233765A (ja
Inventor
隆 佐々木
あいら 堀田
治彦 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007076697A priority Critical patent/JP5268271B2/ja
Publication of JP2008233765A publication Critical patent/JP2008233765A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5268271B2 publication Critical patent/JP5268271B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は,画像表示装置および画像表示方法に関する。
観察者の観察位置が変化しても,常に観察者に違和感のない画像を表示することができる画像表示装置に関する技術が開示されている(特許文献1参照)。全体画像情報を第1投影器へ出力し,この全体画像をスクリーン上に表示させる。観察者の視線位置を検出した視線位置信号を基に,観察者の観察位置に適合した解像度に変化させた局所画像情報を第2投影器へ出力し,この局所画像をスクリーン上に表示させる。
特開平07−13552号公報
しかしながら,前記技術では第1,第2投影器から異なる解像度の画像を投影していることから,2つの画像の境界(例えば,画像の周辺)で画像に歪みが生じ易い。視線位置の検出に誤差が有れば,観察者がより敏感に画像の歪みを知覚することになる。また,視点を移動した時には,その移動方向についての画像の歪みを観察者がより敏感に知覚することになる。
上記に鑑み,本発明は,観察者の視線に対応し,かつ画像の歪みを低減した画像表示装置および画像表示方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る画像表示装置は,画像を表示する表示部と,前記表示部上での観察者の視線位置を導出する導出部と,前記導出される視線位置を囲む第1の領域と,この第1の領域を囲み,この第1の領域と拡大率が異なる第2の領域と,この第1,第2の領域の間に配置され,拡大率が連続して変化する第3の領域と,に対応して,画像データを変換する変換部と,前記変換された画像データの前記表示部への表示を制御する制御部と,を具備することを特徴とする。
本発明の一態様に係る画像表示方法は,表示部上での観察者の視線位置を導出するステップと,前記導出される視線位置を囲む第1の領域と,この第1の領域を囲み,この第1の領域と拡大率が異なる第2の領域と,この第1,第2の領域の間に配置され,拡大率が連続して変化する第3の領域と,に対応して,画像データを変換するステップと,前記変換された画像データの前記表示部への表示を制御するステップと,を具備することを特徴とする。
本発明によれば,観察者の視線に対応し,かつ画像の歪みを低減した画像表示装置および画像表示方法を提供できる。
以下,図面を参照して,本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は,本発明の第1実施形態に係る画像表示装置100を表すブロック図である。
画像表示装置100は,画像蓄積部11,広角変換処理部12,画像メモリ13,14,表示部15,切り替えスイッチ16a,16b,切替制御部17,基礎情報記憶部18,広角変換テーブル作成部19,眼球運動検出部21,眼球運動測定部22,視線位置導出部23を備える。
画像蓄積部11は,例えば,ハードディスク,半導体メモリ等の記憶装置であり,画像(例えば,静止画,動画)情報を蓄積,出力する。
広角変換処理部12は,広角変換テーブルを保持し,この広角変換テーブルに基づき,画像蓄積部11から出力される画像に広角変換を施す。広角変換処理部12が画像メモリ13,14の記憶内容を書き替えることで,この広角変換がなされる。
広角変換テーブルには,後述の式(7)のように,視線位置Ce(Cx,Cy)および変換前の画素の座標P0(x0,y0)と,変換後の座標P1(x1,y1)とが対応して表される。
広角変換処理部12は,式(7)に基づき,画像メモリ13,14上で画像を構成する画素の位置を変更することで,画像を広角変換する。広角変換処理部12は,画像メモリ13,14からデータを読み出し,書き込む。読み出し時のアドレスと,書き込み時のアドレスを制御することで,広角変換が実行される。画像メモリ13,14上でのアドレスは,画素の位置に対応するからである。このように,広角変換は,一種のアドレス変換であり,比較的高速(例えば,リアルタイム)に実行できる。
変換前後の画素の対応関係は必ずしも1対1とは限らない。
画像が拡大される場合には,変換前の単一画素を変換後の複数画素に対応させることが可能となる。画像を拡大するときに,変換前後の画素が1対1だと,変換後の画素間に変換前の画素と対応しない画素が存在することになる。即ち,表示領域Ad上に変換後の画素が点状に配置され(見かけ上,画素の欠落が生じ),観察上好ましくない。
画像が縮小される場合には,変換前の複数画素が変換後の単一画素に対応する可能性がある。表示領域Adの解像度の関係で,画像の縮小に伴い,画素数が減少することが考えられる。但し,変換後の画素数が減少することは画像の解像度が低下することになり好ましくない。後述のように,表示領域Ad上で表示可能な画素の密度(精細度)を充分大きくすることで,解像度の低下を防止できる。
画像メモリ13,14は,画像を記憶するための記憶装置,例えば,半導体メモリであり,変換される画像データを記憶する複数の記憶部として機能する。画像メモリ13,14に記憶される画像が表示部15で表示されることから,画像メモリ13,14の記憶内容を広角変換処理部12が書き替えることで,画像の広角変換がなされる。画像メモリ13,14は,切り替えスイッチ16a,16bで切り替えられ広角変換用,表示用として交互に用いられる。このため,画像メモリ13,14には,現在の画像と1フレーム前の画像が交互に入力される。
表示部15は,画像を表示する表示装置である。表示部15には,直視型の表示装置(例えば,CRT,液晶表示装置),投影型の表示装置(例えば,プロジェクタ)の何れでも利用できる。表示部15は,画像メモリ13,14に記憶された広角変換画像を表示する表示領域Adを有する。なお,投影型の表示装置の場合,表示領域Adはいわゆるスクリーンである。
図2は,表示部15の表示領域Adと観察者の視点Peとの関係を表す模式図である。
表示領域Adは,比較的大面積で略矩形状の平面領域であり,視線位置Ce(Cx,Cy),および基準視線位置Ce0(Cx0,Cy0)が配置される。なお,後述のように,表示領域Adを曲面とすることも可能である。
観察者の視点Peは,観察者の両目の中間に位置し,観察者の視野の基準となる点であり,表示領域Adから距離Dの位置に配置される。
視線位置Ceは,表示領域Ad上での観察者の視線の位置(視野の中心)である。基準視線位置Ce0は,表示領域Ad上での観察者の視線の位置の基準である。基準視線位置Ce0は,表示領域Adと観察者の位置関係によって定まり,観察者の視点Peの正面に配置される。一方,視線位置Ceは,観察者の視線の方向(眼球の動き等)によって変化する。ここでは,視線位置Ceは,基準視線位置Ce0に対して,視点Peの左右方向および上下方向の角度θx,θyを有する。
表示領域Adは,領域A0,A1に区分される。領域A0は,視線位置Ceを囲む領域であり,導出される視線位置を囲む第1の領域として機能する。領域A1は,領域A0を囲む領域であり,第1の領域を囲み,この第1の領域と拡大率が異なる第2の領域,およびこの第1,第2の領域の間に配置され,拡大率が連続して変化する第3の領域として機能する。領域A1を例えば,領域A0の近傍とそれ以外の領域に区分することを考える。この前者,後者がそれぞれ第2,第3の領域に該当する。
領域A0,A1の境界は,視線位置Ceと視点Peとを結ぶ線分Lpに対して,角θthをなす。観察者からの視角,言い換えれば,観察者の視野中心からのズレに応じて,表示の拡大率を変化させることを考慮したためである。
領域A0と視点Peは,略円錐状(直円錐形状,斜円錐形状)の空間を形成する。この結果,領域A0の外形(境界)は,略円状(正確には,円錐曲線)をなす。ここでは,領域A0を視線位置Ceを中心とし半径Lthの略円状の領域として,近似することとする。
ここで,画像の拡大率は場所によって異なる。この拡大率の相違は,広角変換処理部12での広角変換の結果である。
図3は,広角変換処理部12での広角変換処理前後の画像G0,G1を対応して表す模式図である。
領域A0に対応する画像の中央部分A00,A01では拡大率が低い(例えば,拡大率が1以下)。一方,領域A1に対応する画像の周辺部分A10,A11では拡大率が高い(例えば,拡大率が1より大きい)。即ち,中央部分では画像の解像度が高く,周辺部では画像が引き伸ばされている。
領域A0では,画像の拡大率は一定(例えば,1.0倍)である。これに対して,領域A1での画像の拡大率は,領域A0との境界から遠ざかるにつれて連続的に変化する。領域A0,A1の境界では,領域A0,A1の拡大率は一致する。
このように,画像の拡大率が場所によって異なるのは,次の理由に基づく。
人間の視覚の解像度(歪の検知限)は,中心視野では高いが,周辺視野では低い。これを利用することで,簡単な画像処理で,臨場感を高めることができる。即ち,人間の視覚上重要な箇所(視野の中央部)に表示する情報を集中させる(情報の密度,即ち,解像度を高くする)ことで,高い臨場感と効率的な情報の利用とを両立できる。
以上のように画像の中央部分は縮小して表示される。このことが,表示領域Adの中央部分での解像度の劣化の原因となり得る。即ち,表示領域Adでの精細度の限界により,縮小された画像が鮮明に表示されない畏れがある。
ここで,表示部15の表示領域Adの中央部分での精細度の精細度を高くすることで,中央部分での解像度を良好とすることができる。
但し,表示部15の表示領域Adのハードウェア上の解像度そのものは,中央部分と周辺部分とで同一で差し支えない。例えば,画像蓄積部11から出力される画像がNTSC画像であり,表示部15の表示領域Adの解像度がHDTV対応の場合,表示画像自体の解像度よりも表示領域Adでの解像度が水平,垂直ともに約2倍高い。このため,中央部分を1/2に縮小しても(画素の密度を2倍にしても),表示領域Adに2倍の密度の画素を表示可能である。
このように,表示画面の解像度より表示領域Adの解像度が高ければ,表示領域Adの中央部分を縮小すると共に,解像度を高めることができる。
切り替えスイッチ16a,16bは,画像メモリ13,14を広角変換用,表示用として切り替えるためのものであり,表示部での表示に用いる複数の記憶部を切り替える切替部として機能する。切り替えスイッチ16aは,画像メモリ13,14の何れを広角変換処理に用いるかを選択するスイッチである。切り替えスイッチ16aによって広角変換処理部12に接続された画像メモリ13,14が広角変換処理の対象となる。切り替えスイッチ16bによって表示部15に接続された画像メモリ13,14が画像表示の対象となる。切り替えスイッチ16a,16bが動作することで,広角変換用および表示用の画像メモリ13,14が切り替えられる。
切替制御部17は,フレーム切替および視線位置導出のタイミングを制御する。切替制御部17は,第1の所定の周期(フレームタイミング)で切り替えスイッチ16a,16bを制御する。即ち,切替制御部17は,変換された画像データの表示部への表示を制御する制御部として機能する。なお,この切替の間に,画像メモリ13,14それぞれでの広角変換処理が実行される。また,切替制御部17は,第2の所定の周期(フレームタイミング)で眼球運動測定部22を制御する。この結果,視線位置導出部23が視線位置Ceを導出する。即ち,切替制御部17は,視線位置導出のタイミングを制御する。
このフレーム切替および視線位置導出は,交互,同時の何れでも差し支えない。また,第2の周期は,第1の周期と同一あるいは整数分の一の何れでも良い。視線位置導出の時間間隔をフレーム切替の時間間隔以下とすることで,より正確な視線位置に基づく広角変換が可能となる。
基礎情報記憶部18は,観察者の位置情報(距離D),基準視線位置Ce0等の広角変換処理の基礎となる情報を記憶する。
広角変換テーブル作成部19は,広角変換処理部12での広角変換処理に用いられる広角変換テーブルを作成する。なお,この詳細は後述する。
眼球運動検出部21は,観察者の眼球運動検出のためのセンサーである。眼球運動の検出には,Electro-Oculo-Graph(EOG)法を用いることができる。EOG法は,比較的装置構成が簡便であり,60Hz以上と比較的高速の眼球運動の検出が可能である。
EOG法を用いた場合,眼球運動検出部21は,生体電極および増幅器(例えば,オペアンプ)の組み合わせにより構成できる。生体電極が観察者の眼球周辺の顔面に設けられ,眼球の帯電ポテンシャルが検出される。眼球は網膜面が負に,角膜側が正に帯電している。観察者の顔面に貼り付けた生体電極により,眼球帯電に依存した電位変化,即ち,眼球の回転状態(運動)を検出できる。増幅器は,生体電極間の電圧を増幅する。
なお,EOG法に替えて,角膜反射法や強膜トラッカー法(強膜反射法)などを用いることもできる。角膜反射法は角膜から反射される第1プルキンエ光を計測し,眼球の回転方向を求める。強膜トラッカー法は,眼球の角膜部分(黒目)と強膜(白目)の境界からのプローブ光を計測し,黒目の回転方向を求める。
図4は,生体電極の配置の一例を表す模式図である。この例では,左眼球の眼球運動を検出している。観察者の眼球周辺の顔面に生体電極E0〜E4が配置される。生体電極E0〜E4はそれぞれ,左耳下乳状突起上,左眼窩耳側の頭蓋上,右頬骨弓耳側端上,左眼窩上耳側側頭よりの平坦部上,および眼球ほぼ直下の頬骨上に配置される。生体電極E0は,グランドであり,電位の基準となる。生体電極E1,E2間で左眼球の運動の水平成分を,生体電極E3,E4間で左眼球の運動の垂直成分を検出する。眼球回転の垂直方向と水平方向の信号成分を分離して取得し,表示領域Ad上での眼球運動を追尾するためである。一般に,水平方向の眼球運動は,眼球横耳側の電極で測定可能であり,垂直方向の眼球運動は正面から見てやや眼球中心に対して逆八の字型に,耳側上方と鼻側下方に設置した電極間電位で測定すると分離が良好であるとされる。
眼球運動測定部22は,眼球運動検出部21からの検出結果を元に観察者の眼球運動を測定する。例えば,眼球運動検出部21から出力される電圧差の信号に基づき,図2の角度θx,θyが算出される。
視線位置導出部23は,眼球運動測定部22で測定された眼球運動から表示領域Ad上での視線位置Ce(Cx,Cy)を導出し,広角変換処理部12に出力する。この導出には,例えば,次の式(1)を利用できる。
Cx=Cx0+D*tan(θx)
Cy=Cy0+D*tan(θy) ……式(1)
(画像表示装置100の動作)
画像表示装置100の動作を説明する。
図5は,画像表示装置100の動作手順の一例を表すフロー図である。
(1)視線位置の測定(ステップS11)
眼球運動検出部21からの信号に基づき,眼球運動測定部22が眼球運動を測定する。例えば,眼球の角度θx,θyが測定される。この測定結果に基づき(例えば,式(1)を用いて),視線位置Ce(Cx,Cy)が算出される。
(2)広角変換処理(ステップS12)
画像蓄積部11から出力される画像データが広角変換処理部12,画像メモリ13,14に入力される。画像メモリ13,14の一方に最新の画像データが記憶され,他方に1フレーム前の画像データが記憶される。広角変換処理部12は画像メモリ13,14の一方に記憶された最新の画像データを広角変換する。なお,画像メモリ13,14の他方に記憶された1フレーム前の画像データは広角変換済みであり,表示部15で表示される。
広角変換処理では,視線位置Ce(Cx,Cy)に対応して,領域A0が移動する。
図6,図7は,視線移動前後での広角変換処理の結果を示す模式図である。視線位置Ceの移動に追随して,領域A0(画像情報量の最も密なる領域)が移動し,観察者に高い臨場感を与えることができる。図6では,領域A0が基準視線位置Ce0に配置されている。一方,図7では,視線の移動に対応して,領域A0が基準視線位置Ce0からずれている。
本実施形態では,視線位置Ce(Cx,Cy)と領域A0が対応することから,観察者の視線の移動にかかわらず,自然な視覚情報,ひいては高い臨場感画像を得ることが可能である。
(3)表示の切り替え(ステップS13)
切替制御部17が切り替えスイッチ16a,16bを制御することで,画像メモリ13,14での広角変換,表示が切り替えられる。この切り替えは,画像蓄積部11からの新たな画像の出力と対応する。即ち,画像のフレームの更新と広角変換/表示の切り替えが連動することで,画像の連続的な広角変換および表示がなされる。
図8は,画像表示装置100の動作タイミングの一例を表すタイミングチャートである。本図の横軸,縦軸がそれぞれ時間および視線位置を表す。既述のように,視線位置Ce(Cx,Cy)は2次元で表されるが,表現の都合上,本図では1次元で表している。
フレームタイミング(f=・・,n,n+1,n+2,・・)に沿って,画像が更新される。フレームの更新タイミングの中間(1/2遅れたタイミング)で,視線位置が測定される。即ち,フレームの更新レート(画像のフレームレート(時間当たりの更新回数))と視線位置の測定レート(時間当たりの測定回数)が同等(例えば,60Hz)となっている。
測定された視線位置Ce(Cx,Cy)が設定されることで,広角変換処理がなされる。設定された視線位置に対する広角変換処理は,フレームレートの1/2の時間でなされ,次のフレーム画像として用いられる。
(広角変換処理の詳細)
以下,広角変換処理の詳細を説明する。
図9は,広角変換処理テーブルの作成手順の一例を表すフロー図である。
(1)変換前の相対的表示位置と許容倍率の関係の決定(ステップS21)
図10は,視野角θと許容倍率Eの関係を表すグラフである。
許容倍率Eは,観察者が気にならない画像の拡大率の限界をいう。即ち,図10のグラフは,視野角θに対して,気にならない拡大率の限界(広角歪検知限)Eを示す許容曲線であり,この曲線より下側であれば,歪が気にならないことを示す。グラフT1,T2はそれぞれ,上下方向(垂直方向)での許容曲線を表す。グラフT3,T4はそれぞれ,左右方向(水平方向)での許容曲線を表す。
視野角30度までは,水平方向で1.1倍,垂直方向,特に上側では1.4倍までの拡大が許容できる。視野角30度を過ぎると,限界拡大率が急激に増大することも判った。
このように複数の許容曲線T1〜T4を用意しておき,拡大率Eとして適宜に選択することが可能である。本実施形態では,水平方向の許容曲線(T3,T4)を垂直方向でも適用することとする。垂直方向の許容限界よりも小さいことから,水平方向の許容限界を水平,垂直の許容限界として共用することが可能である。これに対して,水平,垂直それぞれで異なる許容曲線を選択することも可能である。
表示領域Ad上での視線位置Ce(Cx,Cy)からの距離Lに対する,拡大率E(L)の近似曲線は次の式(2)で表される。
E(L)=1 (L≦Lth)
=exp(α*(L−Lth)) (L>Lth) ……式(2)
ここで,α=1.8368である。
なお,式(2)は,被験者による測定結果を最小二乗法で近似することで,求められる。
Lthは,拡大率が一定である範囲(歪を与えない領域(図2の領域A0))の大きさを示す。即ち,Lthは,視線位置Ce(Cx,Cy)から領域A0の限界(境界)までの距離(半径)を示す。視野角30度までは歪が認識されないことから,Lthは以下の式(3)で近似的に表される。
Lth〜D*tan(θth)=D*tan(30°/2) ……式(3)
(2)変換前後での距離関係の算出(ステップS22)
拡大率が場所によって異なるので,広角変換後での視線位置Ceからの距離Lactは,距離LでE(L)を積分することで算出される。
Lact(L)=∫L=0 L=L[E(L)]dL
=L (L≦Lth)
=Lth+∫L=Lth L=L[E(L)]dL (L>Lth)
L=Lth L=L[E(L)]dL=(exp(α*(L−Lth))+1)/α
……式(4)
この式(4)は,変換前後での画像の距離関係を表す。
(3)基礎情報(広角変換基礎情報)の入手(ステップS23)
広角変換処理基礎情報を入手する。広角変換処理基礎情報を以下に示す。
・表示領域Adと観察者との距離D
距離Dの情報は,キーボード等の入力装置により入力することができる。また,距離Dを検知器により検知しても良い。超音波や赤外線を出射してから,観察者に反射されて戻る時間に基づいて,距離Dを検出することができる。
(4)変換前後の画素の対応関係の算出(ステップS24)
変換前後の画素の対応関係を算出する。即ち,水平,垂直方向での変換テーブルを生成する。
変換前の画素の座標P0(X0,Y0)と変換後の画素の座標P1(X1,Y1)の関係は以下の式(5)で表される。
P1−Ce=(P0−Ce)*Lact(|P0−Ce|)/|P0−Ce|
|P0−Ce|=((X0−Cx)+(Y0−Cy)1/2
……式(5)
この式(5)をX座標,Y座標それぞれで分解すると次の式(6)になる。
X1−Cx=(X0−Cx)*Lact(|P0−Ce|)/|P0−Ce|
Y1−Cy=(Y0−Cy)*Lact(|P0−Ce|)/|P0−Ce|
……式(6)
この式(6)は,次のように式(7)で表現できる。
X1=Fx(X0,Y0,Cx,Cy)
Y1=Fy(X0,Y0,Cx,Cy) ……式(7)
この式(7)が広角変換処理テーブルの実体的内容を表す。この変換テーブルに従い,画素の座標P0(X0,Y0)を変換することで,変換後の画素の座標P1(X1,Y1)が求められる。広角変換処理テーブルは,式そのもの,式の構成要素間の対応関係を表す表の何れでも良い。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施形態に係る画像表示装置200につき説明する。
図11は,画像表示装置200を表すブロック図である。
画像表示装置200の視線位置導出部223は,フレームの更新タイミングに対応する視線位置を測定される視線位置から予測し,この予測値に視線位置の移動方向の距離(シフト量)を加算する。
画像表示装置200の動作を説明する。
図12は,画像表示装置200の動作手順の一例を表すフロー図である。また,図13は,画像表示装置200の動作タイミングの一例を表すタイミングチャートである。
(1)視線位置の測定(ステップS31)
ステップS31は,図5のステップS11と実質的に変わるところが無いので説明を省略する。
(2)視線位置の予測(ステップS32)
測定された視線位置(視線位置の測定値)Ceに基づき,次の表示更新時での視線位置を予測する。測定された視線位置Ceからの直線補完により,視線位置を予測できる。眼球の高速運動で知られるサッケード運動は,弾道性であり,ほぼ直線状に移動するためである。具体的には,以下の式(8)に基づき視線位置を予測できる。図13の例では,フレームの更新タイミングの中間(1/2遅れたタイミング)で,視線位置の予測値が算出される。
Cen(Cxn,Cyn)
=Ce(n-1/2)(Cx(n-1/2),Cy(n-1/2))
+(Ks+1)*(1/2)*(Ce(n-1/2)(Cx(n-1/2),Cy(n-1/2))−Ce(n-3/2)(Cx(n-3/2),Cy(n-3/2))) ……式(8)
ここで,Ks:シフト量係数
シフト量係数Ksは,予測された視線位置にシフト量を追加するための係数であり,フレーム間での視線移動量に対するシフト量を調節する。シフト量係数Ksは,観察者の空間定位を妨げないために,5%程度((Ks+1)〜1.05)とするのが好ましい。
予測された視線位置にシフト量を追加するには以下の理由に基づく。
表示領域Adに表示される観察対象物が継続的に移動する(複数フレーム(タイミング)にわたり継続的に動く)場合,対象物の移動方向に視界が広がる傾向がある。このため,視線位置Ceに画像処理中心を持ってきても,視線の移動方向に広がる視空間でのひずみに知覚敏感になりがちである。このため,視線位置Ceと画像処理中心を完全に一致させると,結果として,ひずんだ空間を知覚して,臨場感が妨げられる。本実施形態では視線移動方向に対して,画像処理中心をずらすことにより,臨場感を維持させている。
(3)広角変換処理(ステップS33)
式(8)によって算出された視線位置Cen(Cxn,Cyn)が設定され,広角変換処理部12によって広角変換処理がなされる。
(4)表示の切り替え(ステップS34)
切替制御部17が切り替えスイッチ16a,16bを動作することで,画像メモリ13,14での広角変換,表示が切り替えられる。
本実施形態では,図13に示すように,本来の予測視線位置にシフト量を追加した値が視線位置の設定値となる。即ち,予測される次の視線位置に対して,シフト量(例えば,予測されるフレーム間での視線移動量の5%)を増加させた位置に画像処理中心を配置させる。この結果,観察者の空間定位を妨げず,かつ画像処理によるひずみを知覚させない画像を,観察者に与えることが可能となる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施形態に係る画像表示装置300につき説明する。
図14は,画像表示装置300を表すブロック図である。
画像表示装置300の視線位置導出部323はフレームの更新タイミングでの視線位置を予測する。切替制御部319では,視線位置導出の時間間隔をフレーム切替の時間間隔の1/2以下とする。
図15は,画像表示装置300の動作タイミングの一例を表すタイミングチャートである。本実施形態では,フレームの更新時と,フレームの更新中央時の双方のタイミングで,視線位置を測定した。
第2の実施の形態では,フレームレートと同等のレートで視線位置が測定されている。設定する視線位置の精度を高めるために,視線位置の測定回数を増やすことが有用である。このとき,画像更新のタイミングを勘案すると,画像のフレームレートに同調したタイミングで視線位置を測定することが有効である。
図15に示すように,本実施形態では,視線位置の予測値を,過去3回の視線位置測定値からの直線近似で算出している。図15でのような視線位置の滑動的な移動には十分である。フレーム内での測定点を増やすことにより,次フレームに用いる画像処理確度を上げることが可能である。
具体的には,次の式(9)に基づき,視線位置Ceの設定値を算出する。
Cen(Cxn,Cyn)
=Ce(n-1/2)(Cx(n-1/2),Cy(n-1/2))
+(Ce(n-1/2)(Cx(n-1/2),Cy(n-1/2))−Ce(n-1)(Cx(n-1),Cy(n-1)))
……式(9)
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施形態に係る画像表示装置400につき説明する。
図16は,画像表示装置400を表すブロック図である。
画像表示装置400の視線位置導出部423はフレームの更新タイミングでの視線位置を予測する。切替制御部419は,視線位置の予測値と測定値(の差異)に基づき,表示の切り替えを追加する。
画像表示装置400の動作を説明する。
図17は,画像表示装置400の動作手順の一例を表すフロー図である。また,図18は,画像表示装置400の動作時のタイミングの一例を表すタイミングチャートである。
(1)視線位置の測定(ステップS41)
(2)視線位置の予測(ステップS42)
(3)広角変換処理(ステップS43)
(4)表示の切り替え(ステップS44)
本実施形態では,第3の実施形態と同様に,フレームタイミングの倍で視線測定のタイミングを与えた(フレームの更新時と,フレームの更新中央時の双方のタイミングで,視線位置が測定される)。また,過去3点での視線位置の測定値からの直線近似で次の視線位置を予測した。その他の点では,ステップS41〜S43は,図11のステップS31〜S33と実質的に変わるところが無いので説明を省略する。
(5)視線位置の測定(ステップS45)
(6)視線位置の予測値と測定値の比較(ステップS46)
ステップS45〜S46で,予測された視線位置に対応するタイミングでの視線位置が測定され,予測値と測定値が比較される。
図18のフレームタイミングf=n,n+1/2に示すように,激しい眼球運動の場合,視線位置の予測値と測定値のずれが大きくなる場合がある。ステップS53において,予測値と測定値を比較し,その差が所定値より大きいか否かを判断する。追加の表示の切り替えの要否を判断するためである。
(7)追加の広角変換処理(ステップS47)
(8)追加の表示の切り替え(ステップS48)
予測値と測定値の差が所定値より大きい場合,追加の広角変換処理および表示の切り替えを実行する。例えば,図18に示すように,n番目,(n+1)番目のフレームの間に,(n+1/2)番目のフレームを追加する。なお,追加されるフレームは,n番目のフレームのタイミングで測定された視線位置で広角変換処理されたものである。
このように,視線位置の予測と測定のズレが大きい場合,測定値に基づいて広角変換処理した画像をフレーム間に挟みこむことで,フレーム周波数を動的に増加し,例えば,整数倍とすることができる。これにより,視線位置の予測の大きなずれに対応可能となる。
以上のように,本実施形態では,視線位置の測定周波数をフレーム更新周波数の整数倍として(フレームの更新周期の整数分の1の周期で,視線位置が測定される),視線位置の予測値と測定値を比較する。この結果,大きく視線位置がずれた場合においても,相対的なフレームタイミングをずらすことなく処理画像を追加可能となる。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張,変更可能であり,拡張,変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では,表示領域Adは平面であるとした。これに対して,表示領域Adを曲面とすることも可能である。この場合,広角変換は式(6)に準ずる式が用いられる。
第1実施形態に係る画像表示装置を表すブロック図である。 表示部の表示領域と観察者の視点との関係を表す模式図である。 広角変換処理部での広角変換処理前後の画像を対応して表す模式図である。 生体電極の配置の一例を表す模式図である。 画像表示装置の動作手順の一例を表すフロー図である。 視線移動前での広角変換処理の結果を示す模式図である。 視線移動後での広角変換処理の結果を示す模式図である。 第1実施形態に係る画像表示装置の動作タイミングの一例を表すタイミングチャートである。 広角変換処理テーブルの作成手順の一例を表すフロー図である。 視野角と許容倍率の関係を表すグラフである。 第2実施形態に係る画像表示装置を表すブロック図である。 第2実施形態に係る画像表示装置の動作手順の一例を表すフロー図である。 第2実施形態に係る画像表示装置の動作タイミングの一例を表すタイミングチャートである。 第3実施形態に係る画像表示装置を表すブロック図である。 第3実施形態に係る画像表示装置の動作タイミングの一例を表すタイミングチャートである。 第4実施形態に係る画像表示装置を表すブロック図である。 第4実施形態に係る画像表示装置の動作手順の一例を表すフロー図である。 第4実施形態に係る画像表示装置の動作タイミングの一例を表すタイミングチャートである。
符号の説明
10…表示装置,11…画像蓄積部,12…広角変換処理部,13,14…画像メモリ,15…表示部,16a,16b…切り替えスイッチ,17…切替制御部,18…基礎情報記憶部,19…広角変換テーブル作成部,20…画像表示装置,21…眼球運動検出部,22…眼球運動測定部,23…視線位置導出部

Claims (9)

  1. 画像を表示する表示部と,
    前記表示部上での観察者の視線位置を導出する導出部と,
    前記導出される視線位置を囲み,視野角が30°より小さく,拡大率が一定の第1の領域と,この第1の領域を囲み,視野角が30°より大きく,「exp(α*(L−Lth))」に従い(L:視線位置からの距離,Lth:視野角30°での視線位置からの距離,α:定数)拡大率が連続して増加する第の領域と,に対応して,画像データを変換する変換部と,
    前記変換された画像データの前記表示部への表示を制御する制御部と,
    を具備することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記制御部が,前記変換された画像データを所定のタイミングで切り替えて,前記表示部に表示させ,
    前記導出部が,前記所定のタイミングに対応する視線位置を測定される視線位置から予測する,
    ことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記導出部が,前記予測される視線位置に,前記視線位置の移動方向の距離を加算する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
  4. 前記制御部が,前記予測される視線位置と前記測定される視線位置の差異に基づいて,表示の切り替えを追加する,
    ことを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
  5. 前記制御部が第1の周期で表示を切り替え,
    前記導出部が前記第1の周期の1/2以下の第2の周期で視線位置を導出する,
    ことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  6. 前記変換される画像データを記憶する複数の記憶部と,
    前記表示部での表示に用いる前記複数の記憶部を切り替える切替部と,をさらに具備し,
    前記制御部が,前記切替部の切り替えを制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  7. 前記観察者の眼球運動を測定する運動測定部をさらに具備し,
    前記導出部が,前記眼球運動の測定結果に基づき,視線位置を導出する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  8. 前記第2の領域での拡大率が,前記第1の領域での拡大率より大きい,
    ことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  9. 表示部上での観察者の視線位置を導出するステップと,
    前記導出される視線位置を囲み,視野角が30より小さく,拡大率が一定の第1の領域と,この第1の領域を囲み,視野角が30°より大きく,「exp(α*(L−Lth))」に従い(L:視線位置からの距離,Lth:視野角30°での視線位置からの距離,α:定数)拡大率が連続して増加する第の領域と,に対応して,画像データを変換するステップと,
    前記変換された画像データの前記表示部への表示を制御するステップと,
    を具備することを特徴とする画像表示方法。
JP2007076697A 2007-03-23 2007-03-23 画像表示装置および画像表示方法 Active JP5268271B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007076697A JP5268271B2 (ja) 2007-03-23 2007-03-23 画像表示装置および画像表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007076697A JP5268271B2 (ja) 2007-03-23 2007-03-23 画像表示装置および画像表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008233765A JP2008233765A (ja) 2008-10-02
JP5268271B2 true JP5268271B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=39906585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007076697A Active JP5268271B2 (ja) 2007-03-23 2007-03-23 画像表示装置および画像表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5268271B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10873742B2 (en) 2017-02-28 2020-12-22 Seiko Epson Corporation Head mounted display and image formation optical system

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4825561B2 (ja) * 2006-03-29 2011-11-30 株式会社東芝 画像表示装置
US8269902B2 (en) * 2009-06-03 2012-09-18 Transpacific Image, Llc Multimedia projection management
JP4901981B2 (ja) * 2010-06-16 2012-03-21 株式会社東芝 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2014215604A (ja) 2013-04-30 2014-11-17 ソニー株式会社 画像処理装置および画像処理方法
US9063330B2 (en) 2013-05-30 2015-06-23 Oculus Vr, Llc Perception based predictive tracking for head mounted displays
US10783696B2 (en) 2014-04-05 2020-09-22 Sony Interactive Entertainment LLC Gradient adjustment for texture mapping to non-orthonormal grid
US10068311B2 (en) 2014-04-05 2018-09-04 Sony Interacive Entertainment LLC Varying effective resolution by screen location by changing active color sample count within multiple render targets
US9652882B2 (en) 2014-04-05 2017-05-16 Sony Interactive Entertainment America Llc Gradient adjustment for texture mapping for multiple render targets with resolution that varies by screen location
US9865074B2 (en) 2014-04-05 2018-01-09 Sony Interactive Entertainment America Llc Method for efficient construction of high resolution display buffers
US9710881B2 (en) 2014-04-05 2017-07-18 Sony Interactive Entertainment America Llc Varying effective resolution by screen location by altering rasterization parameters
US11302054B2 (en) 2014-04-05 2022-04-12 Sony Interactive Entertainment Europe Limited Varying effective resolution by screen location by changing active color sample count within multiple render targets
US9836816B2 (en) 2014-04-05 2017-12-05 Sony Interactive Entertainment America Llc Varying effective resolution by screen location in graphics processing by approximating projection of vertices onto curved viewport
US9495790B2 (en) 2014-04-05 2016-11-15 Sony Interactive Entertainment America Llc Gradient adjustment for texture mapping to non-orthonormal grid
US9710957B2 (en) 2014-04-05 2017-07-18 Sony Interactive Entertainment America Llc Graphics processing enhancement by tracking object and/or primitive identifiers
WO2015154004A1 (en) 2014-04-05 2015-10-08 Sony Computer Entertainment America Llc Method for efficient re-rendering objects to vary viewports and under varying rendering and rasterization parameters
US10412374B2 (en) 2014-04-10 2019-09-10 Sony Corporation Image processing apparatus and image processing method for imaging an image by utilization of a pseudo image
JP5942155B2 (ja) * 2014-07-04 2016-06-29 株式会社ソフイア 遊技機
JP6526051B2 (ja) * 2014-12-12 2019-06-05 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
WO2019171522A1 (ja) * 2018-03-08 2019-09-12 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 電子機器、ヘッドマウントディスプレイ、注視点検出器、および画素データ読み出し方法
US10942564B2 (en) * 2018-05-17 2021-03-09 Sony Interactive Entertainment Inc. Dynamic graphics rendering based on predicted saccade landing point
US11262839B2 (en) * 2018-05-17 2022-03-01 Sony Interactive Entertainment Inc. Eye tracking with prediction and late update to GPU for fast foveated rendering in an HMD environment
WO2020049706A1 (ja) * 2018-09-07 2020-03-12 三菱電機株式会社 エレベーター

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3058004B2 (ja) * 1994-03-23 2000-07-04 キヤノン株式会社 目視制御画像表示装置
JP2000132152A (ja) * 1998-10-27 2000-05-12 Sharp Corp 表示装置
JP2000221953A (ja) * 1999-01-29 2000-08-11 Sony Corp 映像表示装置、映像処理方法及びこれらを応用した映像表示システム
JP2003084749A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Mitsubishi Electric Corp 画像表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10873742B2 (en) 2017-02-28 2020-12-22 Seiko Epson Corporation Head mounted display and image formation optical system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008233765A (ja) 2008-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5268271B2 (ja) 画像表示装置および画像表示方法
JP6602911B2 (ja) 表示システムおよび方法
JP6644371B2 (ja) 映像表示装置
JP4455609B2 (ja) 画像表示装置および画像表示方法
KR20160055651A (ko) 영상왜곡 보정장치 및 보정방법, 이를 포함하는 곡면형 표시장치
US20220269340A1 (en) Display apparatuses and methods incorporating foveated rendering
JP7325408B2 (ja) 表示装置
CN111324200B (zh) 一种虚拟现实的显示方法及装置、计算机存储介质
WO2021105549A1 (en) Display apparatus and method of correcting image distortion therefor
CN111902859B (zh) 信息处理装置、信息处理方法和程序
JP2004233867A (ja) 画像表示装置
JP6500570B2 (ja) 画像表示装置および画像表示方法
EP3859429B1 (en) Display apparatus and method of compensating for visual artifacts
Brooker et al. A helmet mounted display system with active gaze control for visual telepresence
JP3325323B2 (ja) 表示装置
US11263999B2 (en) Image processing device and control method therefor
JP2018040822A (ja) ヘッドマウントディスプレイ、制御プログラムおよび制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100305

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130507

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5268271

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350