JP5267198B2 - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Description

この発明は、ネットワークシステム内の物理サーバを運用する情報処理装置および情報処理方法に関する。
顧客の要求によりリソースを割り当てるオンデマンドセンタでは、リソース割当の効率化のため、顧客が動作させるインスタンスの負荷に応じて、リソースの割り当てを動的に調整している(たとえば、下記特許文献1参照。)。ここで、インスタンスは、顧客に割り当てられた物理サーバまたは仮想サーバである。仮想サーバは、物理サーバのリソースを分割して構築される実行環境で動作する仮想的な計算機である。
具体的には、たとえば、オンデマンドセンタでは、高負荷時には高性能な物理サーバに、低負荷時には低性能な物理サーバまたは仮想サーバにインスタンスを配置し直してリソースを有効活用する運用がおこなわれている。この運用を実現するためには、顧客のシステム環境を物理サーバ内のディスク装置上に格納するのではなく、SAN(Storage Area Network)などの共有ストレージ上にディスクイメージとして格納する。
そして、インスタンスの配置先に対してディスクイメージの配備指示をおこなう。この結果、インスタンスが共有ストレージにアクセスしてディスクイメージを実行し、顧客のシステム環境を実現する。このとき、配備先の実行環境に合わせてディスクイメージを修正する必要がある。ディスクイメージの修正には、たとえば、デバイスドライバの交換やOS(Operating System)・アプリケーションのパラメータ調整などが含まれる。
従来、インスタンスの配置換えに対処する手法として、実行環境ごとにカスタマイズされたディスクイメージを作成する手法がある。しかし、インスタンスの配置先となり得るすべての物理サーバ、仮想サーバの実行環境ごとのディスクイメージを作成する必要があり、ディスクイメージ量の増大化を招くという問題がある。さらに、インスタンスの配置換えの際に異なるディスクイメージに切り替わるため、ディスクイメージ内に蓄積された情報が消失してしまうという問題がある。
また、他の手法として、センタ側がOSの起動前にディスクイメージを外部から書き換えるという手法がある。しかし、ディスクイメージの修正に関する情報や修正の適用などの作業をセンタ側が管理することになり、管理負荷が増大するという問題がある。さらに、オンデマンドセンタの構成変更時に大規模な一括操作が難しくなり、柔軟な構成管理が難しいという問題がある。
そこで、汎用的に動作する書き換え用の修正プログラムをディスクイメージ内に導入し、インスタンスがOS起動前にその修正プログラムを実行することで、ディスクイメージを自動修正する従来技術がある。この手法では、インスタンスが、予め設定されている物理サーバごとの固有情報を用いて実行環境を特定し、その実行環境に合わせた修正をディスクイメージに適用する。
また、ディスクイメージの修正をともなわない手法として、インスタンスを仮想サーバに配置し直す場合に、配置元と同じデバイスを仮想的に持つ仮想サーバを構築することで、ディスクイメージを配備するサーバを切り替える従来技術がある(たとえば、下記特許文献2参照。)。
特開2007−233815号公報 特開2007−316724号公報
しかしながら、上述した従来技術では、インスタンスを仮想サーバに配置する場合における、実行環境に合わせたディスクイメージの修正については考慮されていない。このため、インスタンスの配置先に仮想サーバを含む運用をおこなう場合には、依然として、運用管理にかかる管理負荷やディスクイメージ量の増大化を招くという問題がある。
また、上述した特許文献2に記載の従来技術では、ディスクイメージの修正をともなわない手法が提案されているが、物理サーバ間でデバイスが異なる場合には対応することができないという問題がある。さらに、配置元で利用されているデバイスに相当する仮想デバイスを配置先の仮想サーバに実装する必要があるという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、ネットワークシステムの運用管理にかかる管理負荷やディスクイメージ量の低減化を図ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この情報処理装置および情報処理方法は、サーバ上に構築可能な複数の実行環境のうち任意の実行環境でのディスクイメージの実行指示に応じて前記サーバ上に構築された実行環境に割り当てられたアドレスを前記サーバから受信し、前記任意の実行環境と受信されたアドレスとを関連付け、前記アドレスと関連付けられた実行環境に基づいて、前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を、前記サーバ上に構築可能な実行環境ごとに前記ディスクイメージを修正するための複数の修正情報の中から当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を記憶するテーブルの中から検索し、検索された修正識別情報を前記アドレス宛に送信することを要件とする。
この情報処理装置および情報処理方法によれば、インスタンスの配置先の仮想サーバによる実行環境に合わせたディスクイメージの自動修正が可能となる。
この情報処理装置および情報処理方法によれば、ネットワークシステムの運用管理にかかる管理負荷やディスクイメージ量の低減化を図ることができるという効果を奏する。
ネットワークシステムのシステム構成図である。 コンピュータ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 共有ストレージの記憶内容の一例を示す説明図である。 物理サーバ用対応テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。 配備先テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。 インスタンス設定テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。 ネットワークシステムのシステム概要を示す説明図(その1)である。 システム管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 仮想サーバ用対応テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。 修正情報の具体例を示す説明図である。 サーバの機能的構成を示すブロック図である。 システム管理装置の情報処理手順の一例を示すフローチャートである。 サーバの修正処理手順の一例を示すフローチャートである。 ネットワークシステムのシステム概要を示す説明図(その2)である。
以下に添付図面を参照して、この情報処理装置および情報処理方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。この情報処理装置および情報処理方法では、仮想サーバからアドレスを受けると、配備先の仮想サーバの起動時に割当られたアドレスと修正情報IDを関連付けたテーブルから、対応する修正情報IDを検索して返すことにより、ディスクイメージを自動修正できる。
なお、本明細書において、情報処理装置とは、オンデマンドでテナント(顧客)にリソースを割り当てるネットワークシステムを管理するシステム管理装置である。
(ネットワークシステムのシステム構成)
まず、本実施の形態にかかるネットワークシステムのシステム構成について説明する。図1は、ネットワークシステムのシステム構成図である。図1において、ネットワークシステム100は、システム管理装置101と、サーバ102−1〜102−kと、共有ストレージ103と、クライアント端末104と、を含む構成である。
ここで、システム管理装置101とサーバ102−1〜102−kとクライアント端末104は、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワーク110を介して接続されている。また、サーバ102−1〜102−kと共有ストレージ103は、SANなどの高速通信可能な専用のネットワーク111を介して接続されている。
ネットワークシステム100は、たとえば、オンデマンドで顧客にリソースを割り当てるサービスを提供するオンデマンドセンタに構築される。ネットワークシステム100では、リソースを有効活用するために、顧客が動作させるインスタンス(物理サーバまたは仮想サーバ)の負荷に応じて、リソースの割り当てを動的に調整する。
なお、ネットワークシステム100において、物理サーバは、サーバ102−1〜102−kである。また、仮想サーバは、物理サーバのリソースを分割して構築される実行環境で動作する仮想的な計算機である。また、リソースは、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、インターフェースなどのハードウェアリソースである。
システム管理装置101は、インスタンスの配置先となる物理サーバまたは仮想サーバにディスクイメージを配備する機能を有している。ここで、ディスクイメージは、顧客のシステム環境がバックアップされたディスク装置全体をファイル化したイメージファイルである。ディスクイメージは、サーバ102−1〜102−kがアクセス可能な共有ストレージ103に格納されている。なお、ディスクイメージの配備指示とは、インスタンスに対するディスクイメージの実行指示である。
インスタンスがディスクイメージを実行することで、ソフトウェア的にディスク装置がマウントされている状態をエミュレートして、あたかもそのディスク装置をドライブに挿入してアクセスしているかのように制御することができる。なお、ディスクイメージについての詳細な説明は図3を用いて後述する。
また、システム管理装置101は、ディスクイメージを修正するための修正情報を特定する修正情報IDの送信要求に応答する機能を有している。具体的には、たとえば、システム管理装置101は、インスタンスの配置先となる仮想サーバからの送信要求に対して、その実行環境に合わせてディスクイメージを修正するための修正情報を特定する修正情報IDを送信することで応答する。
サーバ102−1〜102−k(以下、単に「サーバ102」と表記)は、仮想マシンマネージャ(以下、「VMM」と表記)120を備え、リソースを分割して少なくとも一つ以上の実行環境を構築する機能を有する。VMM120によれば、サーバ102上に構築される実行環境で顧客のシステム環境を実現することができる。この結果、1台のサーバ102で複数のOSを同時に動作させることができる。
また、サーバ102は、ディスクイメージ内の修正プログラムを実行することにより、ディスクイメージを修正する機能を有する。具体的には、サーバ102は、ディスクイメージの配備先の実行環境に応じた修正情報を用いてディスクイメージを修正する。なお、修正プログラムおよび修正情報についての詳細な説明は図3を用いて後述する。
ここで、サーバ102−1を例に挙げて、物理サーバが備える各種インターフェースについて説明する。サーバ102−1は、HBA(Host Bus Adapter)130およびNIC(Network Interface Card)140,141を備えている。HBA130は、SANなどのネットワーク111(ストレージ用ネットワーク)を介して、共有ストレージ103と接続するインターフェースである。
NIC140,141は、インターネット、LAN、WANなどのネットワーク110(サービス用ネットワーク、管理用ネットワーク)を介して、システム管理装置101や顧客のクライアント端末104と接続するインターフェースである。NIC140,141には、該NIC140,141固有のMAC(Media Access Control)アドレスが設定されている。
つぎに、サーバ102−2を例に挙げて、サーバ102−2上に構築される実行環境で動作する仮想サーバが備える各種インターフェースについて説明する。仮想サーバは、VHBA(Virtual HBA)150およびVNIC(Virtual NIC)160,161を備えている。VHBA150は、ネットワーク111(ストレージ用ネットワーク)を介して、共有ストレージ103と接続するインターフェースである。
VNIC160,161は、ネットワーク110(サービス用ネットワーク、管理用ネットワーク)を介して、システム管理装置101や顧客のクライアント端末104と接続するインターフェースである。VNIC160,161には、該VNIC160,161固有のVMAC(Virtual MAC)アドレスが設定されている。なお、VMACアドレスは、仮想サーバが動作する実行環境の構築時にVMM120からその都度割り当てられる。
(システム管理装置およびサーバのハードウェア構成)
つぎに、図1に示したシステム管理装置101およびサーバ102(ここでは、単に「コンピュータ装置」と表記)のハードウェア構成について説明する。図2は、コンピュータ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図2において、コンピュータ装置は、CPU201と、ROM(Read‐Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、磁気ディスクドライブ204と、磁気ディスク205と、光ディスクドライブ206と、光ディスク207と、I/F(Interface)208と、を備えている。また、各構成部はバス200によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201は、コンピュータ装置の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ204は、CPU201の制御にしたがって磁気ディスク205に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク205は、磁気ディスクドライブ204の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ206は、CPU201の制御にしたがって光ディスク207に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク207は、光ディスクドライブ206の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク207に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
インターフェース(以下、「I/F」と表記)208は、通信回線を通じてLAN、WAN、インターネットなどのネットワーク110に接続され、このネットワーク110を介して他の装置(クライアント端末104など)に接続される。また、I/F208は、通信回線を通じてSANなどのネットワーク111に接続され、このネットワーク111を介して他の装置(共有ストレージ103など)に接続される。
そして、I/F208は、ネットワーク110,111と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F208には、たとえばモデム、LANアダプタなどを採用することができる。なお、ここではシステム管理装置101およびサーバ102のハードウェア構成について説明したが、クライアント端末104についても同様のハードウェア構成で実現することができる。
(共有ストレージの記憶内容)
つぎに、図1に示した共有ストレージ103の記憶内容について説明する。図3は、共有ストレージの記憶内容の一例を示す説明図である。図3において、共有ストレージ103には、ディスクイメージD1〜Dnが記憶されている。なお、D1〜Dnは、ディスクイメージの名称である。
ディスクイメージDiを例に挙げると、boot−loader(以下、単に「bl」と表記)301と、修正プログラム302と、FullOS303と、修正情報Ri−1〜Ri−mと、物理サーバ用対応テーブル304と、を含む構成である。ここで、bl301は、修正プログラム302を起動するためのプログラムである。
修正プログラム302は、汎用的に動作する書き換え用のプログラムである。インスタンスが、修正プログラム302をOS起動前に実行することで、FullOS303の各種設定を書き換える。FullOS303は、顧客のシステム環境を実現するOS、ミドルウェアおよびアプリケーションなどである。なお、FullOS303には、OSを起動するためのFullOS−loader305が含まれている。
修正情報Ri−1〜Ri−mは、ディスクイメージDiを修正するための情報である。修正情報Ri−1〜Ri−mは、サーバ102上に構築可能な実行環境ごとに用意されている。また、実行環境は、たとえば、OSやアプリケーションを利用するための動作環境であり、CPU性能、I/O性能、メモリ(メインメモリ、キャッシュメモリ)容量、ドライブ情報などの組み合わせによって表現される。なお、以降において、サーバ102上に構築可能な実行環境を実行環境E1〜Emとする。
物理サーバ用対応テーブル304は、サーバ102にディスクイメージDiを配備する際に必要となる修正情報を特定するための修正情報IDが記憶されたテーブルである。ここで、ディスクイメージD1(i=1)を例に挙げて、物理サーバ用対応テーブル304の記憶内容について説明する。
図4は、物理サーバ用対応テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。図4において、物理サーバ用対応テーブル304は、MACアドレスおよび修正情報IDのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、各サーバ102にディスクイメージD1を配備する際に必要となる修正情報を特定する修正情報IDに関する情報がレコードとして記憶されることになる。
ここで、MACアドレスは、たとえば、サーバ102が備えるNIC141固有のMACアドレスである。MACアドレスは、ネットワークシステム100内の各サーバ102と1対1で結びつけられている。修正情報IDは、ディスクイメージD1を修正するための修正情報R1−1〜R1−mを特定する識別子である。
(配備先テーブルの記憶内容)
つぎに、システム管理装置101が用いる配備先テーブルの記憶内容について説明する。図5は、配備先テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。図5において、配備先テーブル500は、インスタンス名、ディスクイメージ名および配備先のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、ディスクイメージの配備先に関する情報がレコードとして記憶されることになる。
ここで、インスタンス名は、顧客のインスタンスを識別する名称である。ディスクイメージ名は、ディスクイメージの名称である。配備先は、ディスクイメージが配備された実行環境である。ここでは、配備先の実行環境を一意に特定する実行環境の名称が設定されている。また、配備先は初期状態では未配備となっている。
(インスタンス設定テーブルの記憶内容)
つぎに、システム管理装置101が用いるインスタンス設定テーブルの記憶内容について説明する。図6は、インスタンス設定テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、インスタンス設定テーブル600は、インスタンス名、ディスクイメージ名、配備先および修正情報IDのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、ディスクイメージの配備先の実行環境に対応する修正情報IDに関する情報がレコードとして記憶されることとなる。
ここで、インスタンスI1を例に挙げると、ディスクイメージD1の配備先となる実行環境E1〜Emごとに、ディスクイメージD1を修正するための修正情報を特定する修正情報ID「R1−1〜R1−m」が記憶されている。
なお、図5および図6に示した各テーブルは、たとえば、図2に示したシステム管理装置101のRAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶されていてもよく、また、外部のコンピュータ装置に記憶されていてもよい。各テーブルが外部のコンピュータ装置に記憶されている場合には、システム管理装置101が、ネットワーク110を介して必要なレコードを取得することになる。
(ネットワークシステムのシステム概要)
つぎに、本実施の形態にかかるネットワークシステム100のシステム概要について説明する。ネットワークシステム100では、インスタンスの配置先となる物理サーバまたは仮想サーバが、共有ストレージ103にアクセスしてディスクイメージDiを実行する。このとき、インスタンスが、ディスクイメージDi内の修正プログラム302を実行することで、実行環境Ejに合わせてディスクイメージDiを修正する。
インスタンスの配置先が物理サーバの場合は、ディスクイメージDi内の物理サーバ用対応テーブル304を参照して、自身の実行環境に対応する修正情報IDを特定する。ここで一例として、MACアドレス「00:00:xx:33:00:00」のサーバ102にインスタンスを配置して、ディスクイメージD1を実行する場合について説明する。
この場合、まず、サーバ102が、図4に示した物理サーバ用対応テーブル304の中から、自身のMACアドレスと一致するMACアドレスが設定されているレコードを検索する。そして、サーバ102が、検索されたレコードの修正情報IDのフィールドに設定されている情報を物理サーバ用対応テーブル304から読み出す。この場合、修正情報ID「R1−5」が読み出される。
このあと、サーバ102が、ディスクイメージD1内の複数の修正情報R1−1〜R1−mの中から、修正情報ID「R1−5」に対応する修正情報R1−5を選択する。ここで選択された修正情報R1−5は、ディスクイメージD1を実行環境E5に配備する際に必要となる情報である。最後に、サーバ102が、修正情報R1−5を用いて修正プログラム302を実行することで、ディスクイメージD1を修正する。
これにより、サーバ102が実行環境E5に合わせてディスクイメージD1を自動修正することができる。なお、上述した手法についての詳細な説明は、たとえば、特開2008−77249号公報を参照することができる。
一方、インスタンスを仮想サーバに配置する場合は、上述した手法を実行環境Ejに合わせたディスクイメージDiの修正に適用することができない。仮想サーバの場合は、物理サーバのMACアドレスのように予め設定された固有情報が存在しないため、物理サーバ用対応テーブル304のようなテーブル表を予め作成して、ディスクイメージDi内に導入することができない。
上述した手法を仮想サーバに適用できない具体的な理由としては、たとえば、以下のようなものがある。仮想サーバが動作する実行環境は、物理サーバ上に必要に応じてその都度構築される。このとき、現在構築されている実行環境と同一の実行環境を構築するために、構築済みの実行環境をコピーすることで新規の実行環境を構築することがある。
この場合、予め実行環境ごとに固有情報(たとえば、VMACアドレス)を割り当ててしまうと、同一のVMACアドレスの仮想サーバが複数台存在することとなる。このため、仮想サーバが動作する実行環境と固有情報とを予め1対1で結びつけることが難しく、物理サーバのように固有情報から実行環境に対応する修正情報IDを特定することができない。
そこで、本実施の形態では、システム管理装置101が、インスタンスの配置先となる仮想サーバに対して、その実行環境に対応する修正情報IDを提供し、仮想サーバでのディスクイメージの自動修正を可能とする手法について説明する。
図7は、ネットワークシステムのシステム概要を示す説明図(その1)である。図7において、ネットワークシステム100のシステム概要は(1)〜(12)の手順を含む。(1)システム管理装置101の配備機構710により、実行環境Ejを指定してディスクイメージDiの配備指示をサーバ102に送信する。この結果、図5に示した配備先テーブル500内の該当レコードの配備先のフィールドに情報(実行環境Ej)が設定される。
(2)サーバ102のVMM120により、リソースを分割して実行環境Ejを構築することで、インスタンスの配置先となる仮想サーバを起動する。なお、この時点では、インスタンス(仮想サーバ)は実行状態ではなくサスペンド状態である。
(3)VMM120により、仮想サーバが備えるVNIC160,161のVMACアドレスを生成し、仮想サーバに割り当てる。なお、割り当てられたVMACアドレスは、配備対象のディスクイメージ名と関連付けられて、図2に示したサーバ102のRAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶される。
(4)VMM120により、ディスクイメージDiの配備指示に応じて起動された仮想サーバに関する固有情報をシステム管理装置101の管理機構720に送信する。この固有情報には、ディスクイメージDiのディスクイメージ名と仮想サーバのVMACアドレスとが含まれている。
(5)システム管理装置101の管理機構720により、配備先テーブル500を参照して、固有情報に含まれるディスクイメージ名に対応するディスクイメージDiの配備先の実行環境Ejを特定する。(6)管理機構720により、インスタンス設定テーブル600を参照して、特定された実行環境Ejに対応する、ディスクイメージDiを修正するための修正情報を特定する修正情報IDを検索する。
(7)管理機構720により、検索された修正情報IDを固有情報に含まれるVMACアドレスと関連付けて、図9に示す仮想サーバ用対応テーブル900に登録する。登録が完了すると、管理機構720からVMM120に登録完了通知が送信され、仮想サーバのサスペンド状態が解除される。なお、仮想サーバ用対応テーブル900については図9を用いて後述する。
(8)仮想サーバにより、ディスクイメージDi内の修正プログラム302を実行することにより、自身のVMACアドレスをVMM120に問い合わせる。この結果、VMACアドレスがVMM120から仮想サーバに通知される。(9)仮想サーバにより、通知されたVMACアドレスを用いて、ディスクイメージDiを修正するための修正情報を特定する修正情報IDの送信要求をシステム管理装置101の管理機構720に送信する。
(10)システム管理装置101の管理機構720により、仮想サーバ用対応テーブル900の中から、送信要求元のVMACアドレスと関連付けられている修正情報IDを検索する。(11)管理機構720により、検索された修正情報IDをVMACアドレス宛に送信することにより、仮想サーバに自動修正用の修正情報IDを提供する。
(12)仮想サーバにより、ディスクイメージDi内の複数の修正情報Ri−1〜Ri−mの中から、管理機構720から送信された修正情報IDに対応する修正情報を選択して、ディスクイメージDiを修正する。以上により一連の手順の説明を終了する。
これにより、インスタンスの配置先となる仮想サーバが、その実行環境Ejに合わせてディスクイメージDiを自動修正することができる。さらに、仮想サーバが、修正後のディスクイメージDi内のFullOS303を実行することにより、顧客のシステム環境を忠実に復元することができる。
なお、システム管理装置101の配備機構710は、外部のコンピュータ装置が備えることにしてもよい。この場合、システム管理装置101が、ネットワーク110を介して、ディスクイメージDiの配備先を記憶する配備先テーブル500を外部のコンピュータ装置から取得することになる。
(システム管理装置の機能的構成)
つぎに、システム管理装置101の機能的構成について説明する。図8は、システム管理装置の機能的構成を示すブロック図である。図8において、システム管理装置101は、受信部801と、関連付け部802と、検索部803と、送信部804と、を含む構成である。この制御部となる機能(受信部801〜送信部804)は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、I/F208により、その機能を実現する。
受信部801は、ディスクイメージDiの配備指示に応じてサーバ102上に構築された実行環境Ejを一意に特定する固有情報をサーバ102から受信する機能を有する。ここで、ディスクイメージDiの配備指示は、サーバ102上に構築可能な複数の実行環境E1〜Emのうち任意の実行環境EjでのディスクイメージDiの実行指示である。
また、固有情報は、サーバ102上に構築される実行環境Ejで動作する仮想サーバを識別する識別情報であり、たとえば、仮想サーバのVHBA150やVNIC161のVMACアドレスである。なお、本明細書では、固有情報としてVNIC161のVMACアドレスを用いる。固有情報には、たとえば、配備対象のディスクイメージ名が含まれている。なお、固有情報は、サーバ102での実行環境Ejの構築時に、その都度、サーバ102により生成される。
具体的には、たとえば、受信部801が、LAN、WANなどのネットワーク110を介して、ディスクイメージ名とVMACアドレスとを含む固有情報をサーバ102から受信する。なお、受信された固有情報は、システム管理装置101のRAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶される。
関連付け部802は、ディスクイメージDiの配備先の実行環境Ejと、受信された固有情報とを関連付ける機能を有する。具体的には、たとえば、関連付け部802が、まず、配備先テーブル500を参照して、固有情報に含まれるディスクイメージ名が設定されているレコードの配備先のフィールドに設定されている実行環境Ejを特定する。そして、配備先の実行環境Ejと固有情報に含まれるVMACアドレスとを関連付けて、仮想サーバ用対応テーブル900(図9参照)に登録する。
図9は、仮想サーバ用対応テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。図9において、仮想サーバ用対応テーブル900は、ディスクイメージ名、配備先、VMACアドレス、修正情報IDのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、ディスクイメージDiの配備先に関する情報が新たなレコードとして記憶されることとなる。なお、仮想サーバ用対応テーブル900は、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶されている。
ここで一例として、固有情報にディスクイメージ名「D1」が含まれる場合について説明する。この場合、まず、関連付け部802が、配備先テーブル500を参照して、ディスクイメージD1の配備先の実行環境E1を特定する。そして、配備先の実行環境E1と固有情報に含まれるVMACアドレス(ここでは「00:00:xx:33:00:55」)とを関連付けて、仮想サーバ用対応テーブル900に登録する。
この結果、仮想サーバ用対応テーブル900のディスクイメージ名、配備先、VMACアドレスの各フィールドに情報が設定され、新たなレコード900−1が記憶される(図9(9−1)参照)。なお、この時点では、レコード900−1の修正情報IDのフィールドは「−(null)」となっている。
図8の説明に戻り、検索部803は、固有情報と関連付けられた実行環境EjにディスクイメージDiを配備する際に必要となる修正情報を特定する修正情報IDを、インスタンス設定テーブル600の中から検索する機能を有する。ここで、修正情報は、ディスクイメージDiを修正するための情報である。修正情報は、実行環境E1〜Emごとに存在しており、たとえば、ディスクイメージDiに含まれている修正情報Ri−1〜Ri−mである。
具体的には、たとえば、検索部803が、インスタンス設定テーブル600を参照して、複数の修正情報ID「Ri−1〜Ri−m」の中から、ディスクイメージ名と配備先の実行環境Ejとの組み合わせに対応する修正情報ID「Ri−j」を検索する。検索された修正情報IDは、たとえば、仮想サーバ用対応テーブル900内の該当レコードの修正情報IDのフィールドに設定される。
図9の例では、修正情報ID「R1−1」が検索され、レコード900−1の修正情報IDのフィールドに「R1−1」が設定される(図9(9−2)参照)。なお、仮想サーバ用対応テーブル900に修正情報IDが設定されると、固有情報に含まれるVMACアドレスとを関連付けて登録完了通知をサーバ102に送信してもよい。これにより、仮想サーバのサスペンド状態を解除することができる。
ここで、修正情報の具体例について説明する。図10は、修正情報の具体例を示す説明図である。図10には、ディスクイメージD1を修正するための修正情報R1−1〜R1−mが示されている。具体的には、修正情報R1−1〜R1−mは、ディスクイメージD1に含まれるファイル群のうち実行環境E1〜Emに合わせて修正が必要となる対象ファイルに関する置換ファイルの集合である。対象ファイルとしては、たとえば、デバイスドライバを交換するためのファイルやOS・アプリケーションのパラメータを変更するためのファイルなどがある。
具体的には、たとえば、ディスクイメージD1を実行環境E1に配備する場合、インスタンスが、対象ファイル「/etc/modules.conf」を置換ファイル「/DIFF/R1−1/modules.conf」に置き換えることで修正する。また、インスタンスが、対象ファイル「/lib/modules/…/net.1.ko」を置換ファイル「/DIFF/R1−1/net1.ko」に置き換えることで修正する。さらに、インスタンスが、対象ファイル「/lib/modules/…/net.2.ko」を削除することで修正する。以下同様に、インスタンスが、他の対象ファイルを置換ファイルに置き換える。
図8の説明に戻り、送信部804は、検索された修正情報IDを固有情報と関連付けてサーバ102に送信する機能を有する。具体的には、たとえば、送信部804が、ネットワーク110を介して、固有情報に含まれるVMACアドレス宛に修正情報IDを送信する。この結果、サーバ102のNIC141を介して、宛先であるVMACアドレスが割り当てられた仮想サーバに修正情報IDが送信される。
より具体的には、たとえば、まず、受信部801は、ディスクイメージDiを配備する際に必要となる修正情報Ri−1〜Ri−mを特定する修正情報IDの送信要求をサーバ102から受信する。修正情報IDの送信要求には、たとえば、ディスクイメージ名とVMACアドレスとが含まれている。
このあと、検索部803は、仮想サーバ用対応テーブル900の中から修正情報IDを検索する。具体的には、たとえば、検索部803が、仮想サーバ用対応テーブル900を参照して、送信要求に含まれるVMACアドレスと関連付けられている修正情報IDを検索する。
そして、送信部804が、検索された修正情報IDを送信要求に含まれるVMACアドレス宛に送信する。これにより、インスタンスの配置先の仮想サーバが、ディスクイメージDiを実行する実行状態となってから修正情報IDを送信することができる。
さらに、検索部803は、送信要求が受信された場合に、インスタンス設定テーブル600の中から修正情報IDを検索してもよい。具体的には、たとえば、まず、検索部803が、仮想サーバ用対応テーブル900を参照して、送信要求に含まれるVMACアドレスと関連付けられている実行環境Ejを特定する。
このあと、検索部803が、特定された実行環境EjにディスクイメージDiを配備する際に必要となる修正情報を特定する修正情報IDをインスタンス設定テーブル600の中から検索する。そして、送信部804が、検索された修正情報IDを送信要求に含まれるVMACアドレス宛に送信する。
(サーバの機能的構成)
つぎに、サーバ102の機能的構成について説明する。ここでは特に、サーバ102のリソースを分割して構築される実行環境で動作する仮想サーバの機能的構成について説明する。図11は、サーバの機能的構成を示すブロック図である。図11において、サーバ102は、取得部1101と、送信部1102と、受信部1103と、選択部1104と、修正部1105と、を含む構成である。
この制御部となる機能(取得部1101〜修正部1105)は、具体的には、たとえば、ディスクイメージDi内の修正プログラム302をVCPU(Virtual CPU)に実行させることにより、または、VI/F(Virtual I/F)により、その機能を実現する。ここで、VCPUは、サーバ102のCPU201から分割された仮想的なCPUである。また、VI/Fは、サーバ102のI/F208から分割された仮想的なインターフェース(たとえば、VHBA150、VNIC160,161)である。
取得部1101は、ディスクイメージDiの配備指示に応じて、リソースを分割して構築された実行環境Ejに割り当てられたアドレスを取得する機能を有する。具体的には、たとえば、取得部1101が、仮想サーバが備えるVNIC161のVMACアドレスをVMM120から取得する。
取得されたVMACアドレスは、仮想サーバが動作する実行環境Ejの構築時にVMM120から割り当てられた固有情報である。なお、取得結果は、図2に示したサーバ102のROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域から分割された仮想的な記憶領域に記憶される。
送信部1102は、ディスクイメージDiを配備する際に必要となる修正情報を特定する修正情報IDの送信要求をシステム管理装置101に送信する機能を有する。具体的には、たとえば、送信部1102が、VNIC161を介して、VMACアドレスを送信元とする修正情報IDの送信要求をシステム管理装置101に送信する。
受信部1103は、修正情報IDの送信要求が送信された結果、システム管理装置101から修正情報IDを受信する機能を有する。具体的には、受信部1103が、VNIC161を介して、ディスクイメージDiを実行環境Ejに合わせて修正するための修正情報を特定する修正情報ID「Ri−j」を受信する。なお、受信結果は、上記仮想的な記憶領域に記憶される。
選択部1104は、受信された修正情報IDの修正情報を、ディスクイメージDiを修正するための複数の修正情報Ri−1〜Ri−mの中から選択する機能を有する。具体的には、たとえば、選択部1104が、ディスクイメージDi内の複数の修正情報Ri−1〜Ri−mの中から、修正情報ID「Ri−j」に対応する修正情報Ri−jを選択する。なお、選択結果は、上記仮想的な記憶領域に記憶される。
修正部1105は、選択された修正情報Ri−jを用いて、ディスクイメージDiを修正する機能を有する。具体的には、たとえば、修正部1105が、修正情報Ri−jを用いて、ディスクイメージDi内の修正プログラム302を実行することで、実行環境Ejに合わせてディスクイメージDiを修正する。
(システム管理装置の情報処理手順)
つぎに、システム管理装置101の情報処理手順について説明する。図12は、システム管理装置の情報処理手順の一例を示すフローチャートである。図12のフローチャートにおいて、まず、受信部801により、サーバ102上に構築された実行環境Ejを一意に特定する固有情報をサーバ102から受信したか否かを判断する(ステップS1201)。
ここで、固有情報を受信するのを待って(ステップS1201:No)、受信した場合(ステップS1201:Yes)、関連付け部802により、配備先テーブル500を参照して、固有情報に含まれるディスクイメージ名に対応するディスクイメージDiの配備先の実行環境Ejを特定する(ステップS1202)。
さらに、関連付け部802により、特定された配備先の実行環境Ejと固有情報に含まれるVMACアドレスとを関連付けて、仮想サーバ用対応テーブル900に登録する(ステップS1203)。このあと、検索部803により、受信部801によってディスクイメージDiを配備する際に必要となる修正情報Ri−1〜Ri−mを特定する修正情報IDの送信要求を受信したか否かを判断する(ステップS1204)。
ここで、修正情報IDの送信要求を受信するのを待って(ステップS1204:No)、受信した場合(ステップS1204:Yes)、検索部803により、仮想サーバ用対応テーブル900を参照して、送信要求に含まれるVMACアドレスと関連付けられた実行環境Ejを特定する(ステップS1205)。
そして、検索部803により、特定された実行環境EjにディスクイメージDiを配備する際に必要となる修正情報を特定する修正情報IDをインスタンス設定テーブル600の中から検索する(ステップS1206)。最後に、送信部804により、検索された修正情報IDを送信要求に含まれるVMACアドレス宛に送信して(ステップS1207)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
なお、ステップS1204において、修正情報IDの送信要求が一定時間経過しても受信されなかった場合は、ステップS1201に戻って、一連の処理を繰り返すこととしてもよい。
(サーバの修正処理手順)
つぎに、サーバ102におけるディスクイメージDiの修正処理手順について説明する。ここでは特に、サーバ102上の実行環境で動作する仮想サーバの修正処理手順について説明する。図13は、サーバの修正処理手順の一例を示すフローチャートである。図13のフローチャートにおいて、まず、取得部1101により、ディスクイメージDiの配備指示に応じて構築された実行環境Ejで動作する仮想サーバのVMACアドレスをVMM120から取得する(ステップS1301)。
そして、送信部1102により、VNIC161を介して、VMACアドレスを送信元として、ディスクイメージDiを配備する際に必要となる修正情報を特定する修正情報IDの送信要求をシステム管理装置101に送信する(ステップS1302)。
このあと、受信部1103により、VNIC161を介して、ディスクイメージDiを実行環境Ejに合わせて修正するための修正情報を特定する修正情報IDをシステム管理装置101から受信したか否かを判断する(ステップS1303)。ここで、修正情報IDを受信するのを待って(ステップS1303:No)、システム管理装置101から修正情報ID「Ri−j」を受信する(ステップS1303:Yes)。
つぎに、選択部1104により、ディスクイメージDi内の複数の修正情報Ri−1〜Ri−mの中から、受信された修正情報ID「Ri−j」に対応する修正情報Ri−jを選択する(ステップS1304)。最後に、修正部1105により、選択された修正情報Ri−jを用いて修正プログラム302を実行することでディスクイメージDiを修正して(ステップS1305)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、インスタンスの配置先の仮想サーバに、ディスクイメージDiを実行環境Ejに合わせて修正するための修正情報を特定する修正情報IDを提供することができる。これにより、仮想サーバによる実行環境Ejに合わせたディスクイメージDiの自動修正を可能とし、ネットワークシステム100の運用管理にかかる管理負荷やディスクイメージ量の低減化を図ることができる。
具体的には、たとえば、実行環境E1〜Emごとにカスタマイズされたディスクイメージを作成する必要がなくなり、ディスクイメージ量の低減化を図ることができる。さらに、インスタンスを配置し直す場合に、ディスクイメージDiを切り替える必要がないため、ディスクイメージDi内に蓄積された情報の消失を防ぐことができる。
また、ネットワークシステム100の管理側がOSの起動前にディスクイメージDiを外部から書き換える必要がなくなり、ネットワークシステム100の運用管理にかかる管理負荷の低減化を図ることができる。さらに、オンデマンドセンタの構成変更時に大規模な一括操作が可能となり、柔軟な構成管理をおこなうことができる。
なお、上述した説明では、実施の形態にかかる情報処理装置をシステム管理装置101に適用したが、サーバ102のVMM120に適用してもよい。この場合、各サーバ102がシステム管理装置101と同様の機能部を備える。以下、本実施の形態にかかる情報処理装置をサーバ102のVMM120に適用した場合のネットワークシステムのシステム概要について説明する。
図14は、ネットワークシステムのシステム概要を示す説明図(その2)である。図14において、ネットワークシステムのシステム概要は(1)〜(9)の手順を含む。(1)サーバ102のVMM120により、ディスクイメージDiの実行環境Ejへの配備指示に応じて実行環境Ejを構築することで、インスタンスの配置先となる仮想サーバを起動する。
(2)VMM120により、仮想サーバが備えるVNIC160,161のVMACアドレスを生成し、仮想サーバに割り当てる。(3)VMM120により、インスタンス設定テーブル600を参照して、配備先の実行環境Ejに対応する、ディスクイメージDiを修正するための修正情報を特定する修正情報IDを検索する。
(4)VMM120により、仮想サーバのVMACアドレスと検索された修正情報IDとを関連付けて、仮想サーバ用対応テーブル900に登録する。具体的には、たとえば、VMM120が、仮想サーバ用対応テーブル900内の各フィールドに情報を設定することで、ディスクイメージDiの配備先に関する情報を登録する。
(5)仮想サーバにより、ディスクイメージDi内の修正プログラム302を実行することで、VMM120にVMACアドレスを問い合わせる。この結果、VMACアドレスがVMM120から仮想サーバに通知される。(6)仮想サーバにより、そのVMACアドレスを用いて、ディスクイメージDiを修正するための修正情報を特定する修正情報IDの送信要求をVMM120に送信する。
(7)VMM120により、仮想サーバ用対応テーブル900の中から、送信要求元のVMACアドレスに対応する修正情報IDを検索する。(8)VMM120により、検索された修正情報IDをVMACアドレス宛に送信する。
(9)仮想サーバにより、ディスクイメージDi内の複数の修正情報Ri−1〜Ri−mの中から、VMM120から送信された修正情報IDに対応する修正情報を選択して、ディスクイメージDiを修正する。以上により一連の手順の説明を終了する。
これにより、インスタンスの配置先となる仮想サーバが、その実行環境Ejに合わせてディスクイメージDiを自動修正することができる。なお、インスタンス設定テーブル600および仮想サーバ用対応テーブル900は、たとえば、サーバ102のRAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶領域に記憶されている。
また、図13中(5)における問い合わせの結果、VMACアドレスとともにディスクイメージDiを修正するための修正情報を特定する修正情報IDを、VMM120から仮想サーバに送信することとしてもよい。すなわち、VMM120が、修正情報IDの送信要求を待つことなく、この時点で、VMACアドレスと修正情報IDとを一括して仮想サーバに送信する。
なお、本実施の形態で説明した情報処理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能であってもよい。
本実施の形態にかかる情報処理装置および情報処理方法は、サーバ上に構築可能な複数の実行環境のうち任意の実行環境でのディスクイメージの実行指示に応じて前記サーバ上に構築された実行環境に割り当てられたアドレスを前記サーバから受信し、前記任意の実行環境と受信されたアドレスとを関連付け、前記アドレスと関連付けられた実行環境に基づいて、前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を、前記サーバ上に構築可能な実行環境ごとに前記ディスクイメージを修正するための複数の修正情報の中から当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を記憶するテーブルの中から検索し、検索された修正識別情報を前記アドレス宛に送信することを要件とする。
この情報処理装置および情報処理方法によれば、インスタンスの配置先の仮想サーバによる実行環境に合わせたディスクイメージの自動修正が可能となる。
また、この情報処理装置および情報処理方法において、前記修正情報を特定する修正識別情報の送信要求を前記サーバから受信し、前記送信要求が受信された場合、当該送信要求元のアドレスと関連付けられている実行環境に基づいて、前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を前記複数の修正識別情報の中から検索し、検索された修正識別情報を前記送信要求元のアドレス宛に送信することにしてもよい。
この情報処理装置および情報処理方法によれば、インスタンスの配置先の仮想サーバが、ディスクイメージを実行する実行状態となってから修正識別情報を送信することができる。
また、この情報処理装置および情報処理方法において、前記ディスクイメージには、当該ディスクイメージを修正する修正プログラムが含まれることにしてもよい。
この情報処理装置および情報処理方法によれば、汎用的に動作する修正プログラムを用いてディスクイメージを修正することが可能となるため、実行環境に応じたディスクイメージを作成する必要がなくなり、ディスクイメージ量の低減化を図ることができる。
また、この情報処理装置および情報処理方法において、前記ディスクイメージには、前記サーバ上に構築可能な実行環境ごとに、当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報が含まれることにしてもよい。
この情報処理装置および情報処理方法によれば、配備先となる任意の実行環境に合わせてディスクイメージを修正することができる。
また、この情報処理装置および情報処理方法において、前記ディスクイメージには、前記サーバごとに、当該サーバを一意に特定する固有情報と前記ディスクイメージを修正するための修正情報を特定する修正識別情報とを関連付けて保持するテーブルが含まれることにしてもよい。
この情報処理装置および情報処理方法によれば、インスタンスの配置先の物理サーバによる実行環境に合わせたディスクイメージの自動修正が可能となる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)システム環境がバックアップされた記憶装置全体のディスクイメージの実行指示に応じて、リソースを分割して少なくとも一つ以上の実行環境を構築可能なサーバと通信する情報処理装置であって、
前記サーバ上に構築可能な実行環境ごとに、前記ディスクイメージを修正するための複数の修正情報の中から当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を記憶する記憶手段と、
前記複数の実行環境のうち任意の実行環境での前記ディスクイメージの実行指示に応じて、前記サーバ上に構築された実行環境に割り当てられたアドレスを前記サーバから受信する受信手段と、
前記任意の実行環境と、前記受信手段によって受信されたアドレスとを関連付ける関連付け手段と、
前記関連付け手段によって前記アドレスと関連付けられた実行環境に基づいて、前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を、前記記憶手段によって記憶されている複数の修正識別情報の中から検索する検索手段と、
前記検索手段によって検索された修正識別情報を前記アドレス宛に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記2)前記受信手段は、
前記修正情報を特定する修正識別情報の送信要求を前記サーバから受信し、
前記検索手段は、
前記受信手段によって前記送信要求が受信された場合、当該送信要求元のアドレスと関連付けられている実行環境に基づいて、前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を前記複数の修正識別情報の中から検索し、
前記送信手段は、
前記検索手段によって検索された修正識別情報を前記送信要求元のアドレス宛に送信することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)前記ディスクイメージには、当該ディスクイメージを修正する修正プログラムが含まれることを特徴とする付記1または2に記載の情報処理装置。
(付記4)前記ディスクイメージには、前記サーバ上に構築可能な実行環境ごとに、当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報が含まれることを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)前記ディスクイメージには、前記サーバごとに、当該サーバを一意に特定する固有情報と前記ディスクイメージを修正するための修正情報を特定する修正識別情報とを関連付けて保持するテーブルが含まれることを特徴とする付記3または4に記載の情報処理装置。
(付記6)システム環境がバックアップされた記憶装置全体のディスクイメージの実行指示に応じて、リソースを分割して少なくとも一つ以上の実行環境を構築可能な情報処理装置であって、
前記構築可能な実行環境ごとに、前記ディスクイメージを修正するための複数の修正情報の中から当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を記憶する記憶手段と、
前記リソースを分割して構築された実行環境に基づいて、前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を、前記記憶手段によって記憶されている複数の修正識別情報の中から検索する検索手段と、
前記検索手段によって検索された修正識別情報を前記実行環境に割り当てられたアドレス宛に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記7)制御手段および記憶手段を備え、システム環境がバックアップされた記憶装置全体のディスクイメージの実行指示に応じて、リソースを分割して少なくとも一つ以上の実行環境を構築可能なサーバと通信するコンピュータが、
前記制御手段により、前記複数の実行環境のうち任意の実行環境での前記ディスクイメージの実行指示に応じて、前記サーバ上に構築された実行環境に割り当てられたアドレスを前記サーバから受信して、前記記憶手段に記憶する受信工程と、
前記制御手段により、前記任意の実行環境と前記受信工程によって受信されたアドレスとを関連付けて、前記記憶手段に記憶する関連付け工程と、
前記制御手段により、前記関連付け工程によって前記アドレスと関連付けられた実行環境に基づいて、前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を、前記サーバ上に構築可能な実行環境ごとに、前記ディスクイメージを修正するための複数の修正情報の中から当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を記憶するテーブルの中から検索して、前記記憶手段に記憶する検索工程と、
前記制御手段により、前記検索工程によって検索された修正識別情報を前記アドレス宛に送信する送信工程と、
を実行することを特徴とする情報処理方法。
(付記8)制御手段および記憶手段を備え、システム環境がバックアップされた記憶装置全体のディスクイメージの実行指示に応じて、リソースを分割して少なくとも一つ以上の実行環境を構築可能なコンピュータが、
前記制御手段により、前記リソースを分割して構築された実行環境に基づいて、前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を、前記構築可能な実行環境ごとに、前記ディスクイメージを修正するための複数の修正情報の中から当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を記憶するテーブルの中から検索して、前記記憶手段に記憶する検索工程と、
前記制御手段により、前記検索工程によって検索された修正識別情報を前記実行環境に割り当てられたアドレス宛に送信する送信工程と、
を実行することを特徴とする情報処理方法。
(付記9)システム環境がバックアップされた記憶装置全体のディスクイメージの実行先となる実行環境と当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報の修正識別情報とを関連付けて管理する情報処理装置と通信可能でかつリソースを分割して少なくとも一つ以上の実行環境を構築可能なコンピュータを、
前記ディスクイメージの実行指示に応じて、前記リソースを分割して構築された実行環境に割り当てられたアドレスを取得する取得手段、
前記取得手段によって取得されたアドレスと、前記構築された実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報の送信要求とを前記情報処理装置に送信する送信手段、
前記送信手段によって前記アドレスおよび前記送信要求が送信された結果、前記情報処理装置から前記修正識別情報を受信する受信手段、
として機能させることを特徴とする修正支援プログラム。
(付記10)前記コンピュータを、
前記受信手段によって受信された修正識別情報の修正情報を、前記ディスクイメージを修正するための複数の修正情報の中から選択する選択手段、
前記選択手段によって選択された修正情報を用いて、前記ディスクイメージを修正する修正手段、
として機能させることを特徴とする付記9に記載の修正支援プログラム。
100 ネットワークシステム
101 システム管理装置
102 サーバ
103 共有ストレージ
801 受信部
802 関連付け部
803 検索部
804 送信部
1101 取得部
1102 送信部
1103 受信部
1104 選択部
1105 修正部

Claims (8)

  1. システム環境がバックアップされた記憶装置全体のディスクイメージの実行指示に応じて、リソースを分割して少なくとも一つ以上の実行環境を構築可能なサーバと通信する情報処理装置であって、
    前記サーバ上に構築可能な実行環境ごとに、前記ディスクイメージを修正するための複数の修正情報の中から当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記複数の実行環境のうち任意の実行環境での前記ディスクイメージの実行指示に応じて、前記サーバ上に構築された実行環境に割り当てられたアドレスを前記サーバから受信する受信手段と、
    前記任意の実行環境と、前記受信手段によって受信されたアドレスとを関連付ける関連付け手段と、
    前記関連付け手段によって前記アドレスと関連付けられた実行環境に基づいて、前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を、前記記憶手段によって記憶されている複数の修正識別情報の中から検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された修正識別情報を前記アドレス宛に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記受信手段は、
    前記修正情報を特定する修正識別情報の送信要求を前記サーバから受信し、
    前記検索手段は、
    前記受信手段によって前記送信要求が受信された場合、当該送信要求元のアドレスと関連付けられている実行環境に基づいて、前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を前記複数の修正識別情報の中から検索し、
    前記送信手段は、
    前記検索手段によって検索された修正識別情報を前記送信要求元のアドレス宛に送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ディスクイメージには、当該ディスクイメージを修正する修正プログラムが含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ディスクイメージには、前記サーバ上に構築可能な実行環境ごとに、当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報が含まれることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記ディスクイメージには、前記サーバごとに、当該サーバを一意に特定する固有情報と前記ディスクイメージを修正するための修正情報を特定する修正識別情報とを関連付けて保持するテーブルが含まれることを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. システム環境がバックアップされた記憶装置全体のディスクイメージの実行指示に応じて、リソースを分割して少なくとも一つ以上の実行環境を構築可能な情報処理装置であって、
    前記構築可能な実行環境ごとに、前記ディスクイメージを修正するための複数の修正情報の中から当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記リソースを分割して構築された実行環境に基づいて、前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を、前記記憶手段によって記憶されている複数の修正識別情報の中から検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された修正識別情報を前記実行環境に割り当てられたアドレス宛に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  7. 制御手段および記憶手段を備え、システム環境がバックアップされた記憶装置全体のディスクイメージの実行指示に応じて、リソースを分割して少なくとも一つ以上の実行環境を構築可能なサーバと通信するコンピュータが、
    前記制御手段により、前記複数の実行環境のうち任意の実行環境での前記ディスクイメージの実行指示に応じて、前記サーバ上に構築された実行環境に割り当てられたアドレスを前記サーバから受信して、前記記憶手段に記憶する受信工程と、
    前記制御手段により、前記任意の実行環境と前記受信工程によって受信されたアドレスとを関連付けて、前記記憶手段に記憶する関連付け工程と、
    前記制御手段により、前記関連付け工程によって前記アドレスと関連付けられた実行環境に基づいて、前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を、前記サーバ上に構築可能な実行環境ごとに、前記ディスクイメージを修正するための複数の修正情報の中から当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を記憶するテーブルの中から検索して、前記記憶手段に記憶する検索工程と、
    前記制御手段により、前記検索工程によって検索された修正識別情報を前記アドレス宛に送信する送信工程と、
    を実行することを特徴とする情報処理方法。
  8. 制御手段および記憶手段を備え、システム環境がバックアップされた記憶装置全体のディスクイメージの実行指示に応じて、リソースを分割して少なくとも一つ以上の実行環境を構築可能なコンピュータが、
    前記制御手段により、前記リソースを分割して構築された実行環境に基づいて、前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を、前記構築可能な実行環境ごとに、前記ディスクイメージを修正するための複数の修正情報の中から当該実行環境で前記ディスクイメージを実行する際に必要となる修正情報を特定する修正識別情報を記憶するテーブルの中から検索して、前記記憶手段に記憶する検索工程と、
    前記制御手段により、前記検索工程によって検索された修正識別情報を前記実行環境に割り当てられたアドレス宛に送信する送信工程と、
    を実行することを特徴とする情報処理方法。
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