JP2013186793A - 情報処理装置、イメージファイル作成方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、イメージファイル作成方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】クライアント端末のデスクトップ環境(仮想イメージファイル)の管理を効率化する情報処理装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、情報処理装置は、複数のクライアント端末のデスクトップ環境を管理するクライアント管理システムに適用される。情報処理装置は、第1のイメージファイル作成手段と、第2のイメージファイル作成手段とを具備する。第1のイメージファイル作成手段は、前記デスクトップ環境用のディスクイメージファイルであって前記複数のクライアント端末の機種に依存しない要素で分類したグループ毎に前記複数のクライアント端末の機種に依存する要素を含まない第1のイメージファイルを作成する。第2のイメージファイル作成手段は、前記第1のイメージファイルを基にして前記複数のクライアント端末の機種に依存する要素を含む第2のイメージファイルを構築するための差分ファイルを作成する。
【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、複数のクライアント端末のデスクトップ環境を管理するための情報処理装置、イメージファイル作成方法およびプログラムに関する。
近年、各種企業においては、オフィス内の多数のクライアント端末をサーバによって管理するためのシステム(クライアント管理システム)の導入が検討されている。
クライアント管理システムでは、多数のクライアント端末のデスクトップ環境(オペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム)を、クライアント管理システム内のサーバによって集中管理することができる。デスクトップ環境は、例えば、仮想ハードディスク(VHD)フォーマットのようなディスクイメージファイルであって、OS、アプリケーションプログラムを含む仮想イメージファイルとして管理される。
特許第4050249号公報 特表2010−522370号公報 特開2010−257429号公報
ところで、管理すべき対象物が多数存在する場合、対象物をクループ化し、グループ単位で管理することが一般的に行われる。従って、多数のクライアント端末のデスクトップ環境をサーバによって集中管理する場合も、管理すべき対象物であるデスクトップ環境をグループ化することが行われる。このデスクトップ環境のグループ化は、通常、機種(大分類)→アプリケーションプログラム(小分類)の順番で行われる。
しかしながら、例えばアップデートやモジュール追加の頻度といった観点から、デバイスドライバ等の機種に依存する要素と、アプリケーションプログラム等の機種に依存しない要素とを比較すると、後者の方が圧倒的に多い。
本発明は、クライアント端末のデスクトップ環境(仮想イメージファイル)の管理を効率化する情報処理装置、イメージファイル作成方法およびプログラムを提供することを目的とする。
実施形態によれば、情報処理装置は、複数のクライアント端末のデスクトップ環境を管理するクライアント管理システムに適用される。情報処理装置は、第1のイメージファイル作成手段と、第2のイメージファイル作成手段とを具備する。第1のイメージファイル作成手段は、前記デスクトップ環境用のディスクイメージファイルであって前記複数のクライアント端末の機種に依存しない要素で分類したグループ毎に前記複数のクライアント端末の機種に依存する要素を含まない第1のイメージファイルを作成する。第2のイメージファイル作成手段は、前記第1のイメージファイルを基にして前記複数のクライアント端末の機種に依存する要素を含む第2のイメージファイルを構築するための差分ファイルを作成する。
実施形態の情報処理装置(仮想イメージ作成&配信サーバ)を適用するクライアント管理システムの構成を示す図。 図1のクライアント管理システムとリッチクライアント端末(仮想化クライアント端末)との間の通信手順の例を説明するため図。 図1のクライアント管理システムとシンクライアント端末との間の通信手順の例を説明するため図。 図1のクライアント管理システムに適用されるコネクションブローカによって提供されるローミング機能を説明するため図。 図1のクライアント管理システムに適用されるコネクションブローカによって管理されるユーザプロファイルを説明するための図。 図1のクライアント管理システム内における仮想イメージファイルの作成のための連携を説明するための図。 従来の仮想イメージファイルを構築する工程を説明するための図。 図1のクライアント管理システムにおける仮想イメージファイルを構築する工程を説明するための図。 図1のクライアント管理システムに適用される管理サーバがDBに格納するテーブルAを示す図。 図1のクライアント管理システムに適用される管理サーバがDBに格納するテーブルBを示す図。 図1のクライアント管理システムに適用される管理サーバがDBに格納するテーブルCを示す図。 図1のクライアント管理システムに適用される管理サーバがDBに格納するテーブルDを示す図。 図1のクライアント管理システムにおいて実行される仮想イメージファイルの作成処理の流れを示すフローチャート。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
一般に、管理すべき対象物が多数存在する場合、対象物をクループ化し、グループ単位で管理することが一般的に行われる。従って、多数のクライアント端末のデスクトップ環境をサーバによって集中管理する場合も、管理すべき対象物であるデスクトップ環境をグループ化することが行われる。このデスクトップ環境のグループ化は、通常、機種(大分類)→アプリケーションプログラム(小分類)の順番で行われる。例えば、(a)機種X上でアプリケーションプログラムAを動作させるデスクトップ環境1、(b)機種X上でアプリケーションプログラムBを動作させるデスクトップ環境2、(c)機種Y上でアプリケーションプログラムAを動作させるデスクトップ環境3、(d)機種Y上でアプリケーションプログラムBを動作させるデスクトップ環境4、の(2種×2種の)4つのデスクトップ環境が存在すると仮定すると、これらのデスクトップ環境は、まず、機種Xと機種Yとで分類され、続いて、機種X,Yのそれぞれで、アプリケーションプログラムAとアプリケーションプログラムBとで分類される。
しかしながら、一般に、ユーザは、機種ではなく、使用したいアプリケーションプログラムに注目している。それにも拘わらすに、前述したような分類法に基づき、デスクトップ環境を作成すると、まず、デバイスドライバ等の機種に依存する要素を第1層とし、OSやアプリケーションプログラム等の機種に依存しない要素を第2層として積み上げるという手順が採用されることになる。
例えばアップデートやモジュール追加の頻度といった観点から、デバイスドライバ等の機種に依存する要素と、アプリケーションプログラム等の機種に依存しない要素とを比較すると、後者の方が圧倒的に多い。そして、前述の例で言えば、仮に、アプリケーションプログラムBをアップデートする必要が生じたとすると、デスクトップ環境2とデスクトップ環境4とが更新対象となるが、アプリケーションプログラムBからデスクトップ環境2とデスクトップ環境4とを特定する作業は必ずしも容易ではない。また、デスクトップ環境2とデスクトップ環境4とでは第1層が異なるので、アプリケーションプログラムBのアップデートに伴うこれらデスクトップ環境2,4の更新作業は煩雑なものとならざるを得ない。このため、クライアント端末のデスクトップ環境(仮想イメージファイル)の管理を効率化することが必要となっている。
図1は、本実施形態の情報処理装置(仮想イメージ作成&配信サーバ24)を適用するクライアント管理システム1の構成を示す。このクライアント管理システム1は、複数のクライアント端末を管理するためのサーバシステムである。クライアント管理システム1は、1つまたは複数のサーバ(物理サーバ)によって実現することができる。ここでは、このクライアント管理システム1が、複数のサーバによって実現されている場合を想定する。
図1に示すように、クライアント管理システム1は、管理サーバ21、仮想マシン管理サーバ22、ドメインコントローラ23、仮想イメージ作成&配信サーバ24、シンクライアント実行サーバ25、コネクションブローカ26、プロファイルストレージ27および仮想イメージストレージ28等を備える。
管理サーバ21、仮想マシン管理サーバ22、ドメインコントローラ23、仮想イメージ作成&配信サーバ24、シンクライアント実行サーバ25、コネクションブローカ26およびプロファイルストレージ27は、例えばLAN(Local area network)等のネットワークに接続されている。第1タイプのクライアント端末11、第2タイプのクライアント端末12および管理者端末13も、このネットワークに接続されている。
さらに、管理サーバ21、仮想マシン管理サーバ22、仮想イメージ作成&配信サーバ24およびシンクライアント実行サーバ25は、SAN(Storage area network)のような別のネットワークを介して仮想イメージストレージ28にも接続されている。
クライアント管理システム1は、例えばオフィス環境において構築される。クライアント管理システム1は、オフィス内に配置された複数のクライアント端末を管理サーバ21によって集中管理する。さらに、このクライアント管理システム1では、複数のクライアント端末に適用される複数のユーザプロファイルが、プロファイルストレージ27に格納される。各ユーザプロファイルは、このユーザプロファイルが適用されるクライアント端末のユーザ環境を設定するための設定情報、例えば、各アプリケーションプログラムに関する各種設定情報、デスクトップ画面に関する各種設定情報を含む。さらに、各ユーザプロファイルは、ユーザがアプリケーションプログラムを用いて作成したドキュメントファイルのようなユーザデータも含む。
本実施形態のクライアント管理システム1は、第1タイプおよび第2タイプの2種類のクライアント端末を管理することができる。図1に示されるクライアント端末11は、第1タイプのクライアント端末である。第1タイプのクライアント端末は、いわゆる仮想化クライアント端末である。第1タイプのクライアント端末が備えるローカルストレージには、仮想マシンモニタ(ハイパーバイザ)が仮想化ソフトウェアとしてインストールされている。第1タイプのクライアント端末は、この仮想化ソフトウェアと、クライアント管理システム1から配信される仮想イメージファイル内のOSおよびアプリケーションプログラムとを実行する。
即ち、第1タイプのクライアント端末(以下、リッチクライアント端末11と称する)においては、CPU、メモリ、ストレージ、各種I/Oデバイスといった物理ハードウェア101上で仮想マシンモニタ102が実行される。仮想マシンモニタ102は、ハイパーバイザのような仮想化ソフトウェアであり、物理ハードウェア101のリソースをエミュレートすることによって、物理ハードウェア101上の仮想化層として機能する。仮想化層である仮想マシンモニタ102上では、いくつかの仮想マシンが実行される。図1では、2つの仮想マシン103,104が仮想マシンモニタ102上で実行される場合が想定されている。仮想マシン103は、管理OS(ホストOS)201を実行するための仮想マシンである。一方、仮想マシン104は、クライアント管理システム1から配信される仮想イメージファイル内の仮想OS(ゲストOS)301およびアプリケーションプログラム302を実行する。仮想マシン104、つまり、仮想OS(ゲストOS)301およびアプリケーションプログラム302は、リッチクライアント端末11のデスクトップ環境として動作する。
管理OS(ホストOS)201は、仮想マシンモニタ102と協働して、仮想マシン104を制御することができる。管理OS(ホストOS)201は、管理モジュール201Aを備える。管理モジュール201Aは、クライアント管理システム1の仮想イメージ作成&配信サーバ24から仮想イメージファイルをダウンロードすることができる。仮想OS(ゲストOS)301は、エージェント301Aを備える。エージェント301Aは、クライアント管理システム1とリッチクライアント端末11とを連携させる処理を実行するプログラムである。
第2タイプのクライアント端末は、シンクライアント端末である。これらシンクライアント端末12は、画面転送プロトコルを使用して、クライアント管理システム1のシンクライアント実行サーバ25上で実行される仮想マシン504それぞれと通信する。換言すれば、複数のシンクライアント端末12は、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)を使用してデスクトップ仮想化を実現するための端末(ベース端末)である。これらシンクライアント端末12それぞれのデスクトップ環境(OS、アプリケーションプログラム)は、仮想化サーバであるシンクライアント実行サーバ25によって一元管理される。各シンクライアント端末12には、シンクライアント実行サーバ25上の仮想マシン504の1つが割り当てられる。OS、アプリケーションプログラムは、シンクライアント端末12上ではなく、シンクライアント実行サーバ25上の仮想マシン504によって実行される。
各シンクライアント端末12は、ユーザによる入力デバイス(例えばキーボード、マウス等)の操作に応じた入力情報をシンクライアント実行サーバ25内の対応する仮想マシン504に送信する。また、各シンクライアント端末12は、シンクライアント実行サーバ25内の対応する仮想マシン504から、入力情報を反映した画面情報を受信する。
即ち、シンクライアント端末12においては、画面転送ソフトウェア403が実行される。画面転送ソフトウェア403は、画面転送プロトコルを使用して、シンクライアント実行サーバ25内の仮想マシン504と通信するプログラムである。画面転送ソフトウェア403は、OS上で動作するアプリケーションプログラムであってもよい。この場合、シンクライアント端末12においては、CPU、メモリ、各種I/Oデバイスといった物理ハードウェア401上でOS402が実行され、このOS402上で画面転送ソフトウェア403が実行される。
次に、クライアント管理システム1の各コンポーネントについて説明する。
管理サーバ21は、本実施形態のクライアント管理システム1の動作を管理するためのサーバである。管理サーバ21は、ネットワーク、例えばLANに接続された管理者端末13の操作に応じて、クライアント管理システム1を使用可能な各ユーザの管理および各リッチクライアント端末11に対応する仮想イメージファイルの管理等を実行することができる。仮想マシン管理サーバ22は、シンクライアント実行サーバ25を管理するためのサーバである。ドメインコントローラ23は、各ユーザおよび各クライアント端末を認証するためのサーバである。
仮想イメージ作成&配信サーバ24は、本実施形態の情報処理装置であり、OSおよびアプリケーションプログラムを各々が含む仮想イメージファイルを、複数のリッチクライアント端末11に配信する配信サーバとして機能する。本実施形態の情報処理装置、つまり仮想イメージ作成&配信サーバ24は、この仮想イメージファイルの管理の効率化を図るべく仮想イメージファイルを作成する仕組みを備えたものであり、以下、この点について詳述する。
仮想イメージ作成&配信サーバ24は、リッチクライアント端末11用の仮想イメージファイルのみならず、シンクライアント端末12用の仮想イメージファイルを作成することもできる。リッチクライアント端末11用の仮想イメージファイルは、各リッチクライアント端末11に配信される。一方、シンクライアント端末12用の仮想イメージファイルは、シンクライアント実行サーバ25に配信される。各仮想イメージファイルは、例えば、仮想ハードディスク(VHD)フォーマットのようなディスクイメージファイルである。
シンクライアント実行サーバ25は、複数のシンクライアント端末12と画面転送プロトコルを使用して通信するための複数の仮想マシンを実行するサーバである。シンクライアント実行サーバ25は、例えば、サーバ仮想化技術によって仮想化された1つの物理サーバによって実現してもよい。
このシンクライアント実行サーバ25においては、CPU、メモリ、ストレージ、各種I/Oデバイスといった物理ハードウェア501上で仮想マシンモニタ502が実行される。仮想マシンモニタ502は、ハイパーバイザのような仮想化ソフトウェアであり、物理ハードウェア501のリソースをエミュレートすることによって、物理ハードウェア501上の仮想化層として機能する。仮想マシンモニタ502上では、管理用の1つの仮想マシン503と、仮想デスクトップ環境を実行するための複数の仮想マシン504とが実行される。仮想マシン503は、管理OS(ホストOS)503Aを実行する。一方、各仮想マシン504は、仮想イメージ作成&配信サーバ24から配信される仮想イメージファイル内の仮想OS(ゲストOS)601およびアプリケーションプログラム602を実行する。
管理OS(ホストOS)503は、仮想マシンモニタ502と協働して、各仮想マシン504を制御することができる。仮想OS(ゲストOS)601は、エージェント601Aを備える。エージェント601Aは、リッチクライアント端末11の仮想マシン104内のエージェント301Aと同様に、クライアント管理システム1と各シンクライアント端末12とを連携させる処理を実行するプログラムである。
コネクションブローカ26は、ユーザプロファイルの管理等のためにクライアント管理システム1に適用されるサーバである。コネクションブローカ26は、1つの物理サーバによって実現することができる。
コネクションブローカ26は、複数のユーザそれぞれに対応する複数のユーザプロファイルを格納するプロファイルストレージ27を使用して、複数のユーザプロファイルを管理する。また、コネクションブローカ26は、シンクライアント端末12上でログオン操作を実行したユーザに対して、シンクライアント実行サーバ25上の使用可能な仮想マシンを割り当てるための機能も有している。さらに、コネクションブローカ26は、たとえ各ユーザがどのクライアント端末上でログオン操作を行っても、各ユーザが同じユーザ環境を利用できるようにするための機能(ローミング機能)を有している。
プロファイルストレージ27は、クライアント管理システム1を使用可能な多数のユーザの識別子(ユーザID)にそれぞれ関連付けられた多数のユーザプロファイルを格納する。即ち、プロファイルストレージ27は、多数のユーザにそれぞれ対応するユーザプロファイルを格納するための多数の格納場所を備える。あるユーザがあるクライアント端末をクライアント管理システム1に接続(ログオン)するためのログオン操作を行った場合には、そのクライアント端末に対応する仮想マシンのファイルシステムには、そのユーザのユーザIDに関連付けられたユーザプロファイルが自動的にマウントされる。例えば、リッチクライアント端末11のログオン処理においては、ログオン操作を行ったユーザに対応するユーザプロファイルは、そのリッチクライアント端末11内の仮想マシン104のファイルシステム上にマウントされる。リッチクライアント端末11内のローカルストレージには、ユーザプロファイル(設定情報、ユーザデータ)の実体は存在せず、ユーザプロファイルの実体はクライアント管理システム1内で管理される。従って、リッチクライアント端末11のセキュリティ強化を図ることができる。
一方、シンライアント端末12のログオン処理においては、ログオン操作を行ったユーザのユーザIDに関連づけられたユーザプロファイルが、そのシンクライアント端末12に対応するシンクライアント実行サーバ25内の仮想マシン504のファイルシステム上に自動的にマウントされる。
これにより、各ユーザは、リッチクライアント端末11およびシンクライアント端末12のどちらを操作してクライアント管理システム1にログオンした場合でも、同じユーザ環境(同じユーザプロファイル)を使用することができる。
仮想イメージストレージ28は、仮想イメージ作成&配信サーバ24によって作成された仮想イメージファイルを格納するためのストレージである。
ここで、図2を参照して、リッチクライアント端末11の動作シーケンスについて説明する。
(1)リッチクライアント端末11内の管理モジュール201Aまたはエージェント301Aは、リッチクライアント端末11に適用すべき配信イメージ(仮想イメージファイル)が存在するか否かを管理サーバ21に問い合わせる。例えば、リッチクライアント端末11のローカルストレージに仮想イメージファイルが存在しない場合、または、リッチクライアント端末11に既に配信された仮想イメージファイルに対応する更新された仮想イメージファイルがクライアント管理システム1内に存在する場合、管理サーバ21は、ダウンロードすべき仮想イメージファイルの識別子を管理モジュール201Aまたはエージェント301Aに通知する。
(2)管理モジュール201Aまたはエージェント301Aは、通知された識別子を有する仮想イメージファイルを仮想イメージ作成&配信サーバ24に要求し、その仮想イメージファイルを仮想イメージ作成&配信サーバ24からダウンロードする。仮想マシン104を起動または再起動することにより、ダウンロードされた仮想イメージファイル内のOS(仮想OS)301がスタートされる。
(3)仮想OS301によってログオン画面が表示される。ユーザは、ログオン画面上でログオン操作を行う。仮想OS301は、ドメインコントローラ23と協働してユーザ認証を行う。ユーザ認証が成功すると、仮想マシン104(エージェント301A)は、接続要求をコネクションブローカ26に送信して、ログオン操作を行ったユーザに対応するユーザプロファイルの格納場所をコネクションブローカ26に問い合わせる。接続要求は、リッチクライアント端末11をクライアント管理システム1に接続(ログオン)するためのリクエストであり、ログオン操作を行ったユーザのユーザカウント(ユーザID)を含む。ユーザIDは、ユーザを一意に識別するための識別子である。コネクションブローカ26は、このユーザのユーザIDに関連づけられたユーザプロファイルを格納するプロファイルストレージ27内の格納場所へのパスを示す情報、即ち、ストレージパスを仮想マシン104(エージェント301A)に送信する。
(4)仮想マシン104(エージェント301A)は、プロファイルストレージ27内のユーザプロファイルの格納場所を、仮想マシン104(仮想OS301)のファイルシステム上にマウントする。以降、仮想マシン104は、ユーザプロファイルをリードまたはライトするために、リッチクライアント端末11のローカルストレージではなく、プロファイルストレージ27内のユーザプロファイルの格納場所をアクセスする。
続いて、図3を参照して、シンクライアント端末12の動作シーケンスについて説明する。
(1)シンクライアント12のOS402または画面転送ソフトウェア403は、使用可能な仮想マシンをコネクションブローカ26に問い合わせる。コネクションブローカ26は、シンクライアント端末12が使用可能なシンクライアント実行サーバ25上の仮想マシン504を指定する情報を、シンクライアント端末12に送る。この場合、コネクションブローカ26は、シンクライアント端末12が使用可能なシンクライアント実行サーバ25上の仮想マシン504のリストを、シンクライアント端末12に送ってもよい。例えば、コネクションブローカ26は、問い合わせに含まれるユーザIDに基づいて、このユーザに対応するデスクトップ環境を実行可能で、かつ、現在使用されていない仮想マシン504のリストを表示するための画面を、シンクライアント端末12に送ることができる。ユーザは、表示された仮想マシン504のリスト内から、1つの仮想マシン504を選択する。
(2)OS402または画面転送ソフトウェア403は、コネクションブローカ26によって指定された仮想マシン504、または、仮想マシン504のリスト内から選択された仮想マシン504に接続し、接続した仮想マシン504を起動する。これにより、仮想マシン504内の仮想OS601がスタートされる。
(3)仮想OS601によってログオン画面が表示される。ユーザは、ログオン画面上でログオン操作を行う。仮想OS601は、ドメインコントローラ23と協働してユーザ認証を行う。ユーザ認証が成功すると、仮想マシン504(エージェント601A)は、接続要求をコネクションブローカ26に送信して、ログオン操作を行ったユーザに対応するユーザプロファイルの格納場所をコネクションブローカ26に問い合わせる。接続要求は、シンクライアント端末12をクライアント管理システム1に接続(ログオン)するためのリクエストであり、ログオン操作を行ったユーザのユーザカウント(ユーザID)を含む。コネクションブローカ26は、このユーザのユーザIDに関連づけられたユーザプロファイルを格納するプロファイルストレージ27内の格納場所へのパスを示す情報、即ち、ストレージパスを仮想マシン504(エージェント601A)に通知する。
(4)仮想マシン504(エージェント601A)は、プロファイルストレージ27内のユーザプロファイルの格納場所を仮想マシン504(仮想OS601)のファイルシステム上に自動的にマウントする。以降、仮想マシン504は、ユーザプロファイルをリードまたはライトするために、シンクライアント実行サーバ25のローカルストレージではなく、プロファイルストレージ2内のユーザプロファイルの格納場所をアクセスする。
次に、図4を参照して、コネクションブローカ26によって実行されるローミング機能について説明する。
このローミング機能は、各ユーザがどのリッチクライアント端末11を使用しても、または、どのシンクライアント端末12を使用しても、そのユーザに対応する同一のユーザプロファイルを利用できるようにする機能である。
ここで、各ユーザの席上には、リッチクライアント端末11が配置され、会議室やパブリックスペースには、シンクライアント端末12が配置されている場合を想定する。各ユーザは、自分の席上のリッチクライアント端末11を操作してクライアント管理システム1にログオンすることができる。ユーザが会議室またはパブリックスペースに移動した場合には、ユーザは、シンクライアント端末12を操作してクライアント管理システム1にログオンすることができる。この場合、ユーザがどのクライアント端末を使用する場合でも、ローミング機能は、それらクライアント端末に対応する仮想マシンに、同じユーザプロファイルを提供する。
まず、リッチクライアント端末11上でログオン操作が行われた際にコネクションブローカ26によって実行される処理について説明する。
(1)ユーザ(User1)は、自分の席上のリッチクライアント端末11をクライアント管理システム1に接続するためのログオン操作を行う。リッチクライアント端末11の仮想マシン104、例えばエージェント301Aは、コネクションブローカ26に接続要求を送信して、ログオン操作を行ったユーザ(User1)に対応するユーザプロファイルの格納場所をコネクションブローカ26に問い合わせる。
(2)コネクションブローカ26は、ユーザ(User1)のユーザプロファイルのストレージパスをリッチクライアント端末11の仮想マシン104に送信する。仮想マシン104は、ユーザ(User1)のユーザプロファイルを仮想マシン104のファイルシステム上にマウントする。仮想マシン104のファイルシステムは、仮想マシン104内の仮想OS301によって管理されるファイルシステムである。
プロファイルストレージ27内の各ユーザプロファイルは、仮想ハードディスク(VHD)フォーマットのような仮想イメージファイルであってよい。この場合、ユーザプロファイルの仮想イメージファイルは、仮想マシン104のファイルシステム上の所定のマウントポイントにマウントされる。例えば、ユーザプロファイルを格納するための、ファイルシステム内の所定のディレクトリ(ユーザプロファイルディレクトリ)が、前述のマウントポイントとして使用される。この様子を図5に示す。図5に示すように、プロファイルストレージ27においては、複数のユーザID(ユーザID1,ユーザID2,…)に対応するフォルダ(ユーザID1¥,ユーザID2¥、…)が存在する。これらフォルダ(ユーザID1¥,ユーザID2¥,…)には、複数のユーザID(ユーザID1,ユーザID2,…)にそれぞれ関連づけられたユーザプロファイル(UserProfile1.vhd、UserProfile2.vhd、…)が格納されている。仮想マシン104のファイルシステム上のユーザプロファイルディレクトリ(ユーザID1)には、UserProfile1.vhdがマウントされる。
仮想OS301は、ファイルシステム上にマウントされたユーザプロファイルをプロファイルストレージ27からリードし、そのユーザプロファイル内の設定情報に基づいて、アプリケーションプログラムの設定およびデスクトップ環境の設定等を行うことができる。また、各種ドキュメントのようなユーザデータも、ユーザプロファイル内に存在する。仮想OS301は、ファイルシステム上にマウントされたユーザプロファイル内のユーザデータをプロファイルストレージ27からリードし、そのユーザデータをリッチクライアント端末11のディスプレイ上に表示することができる。さらに、更新されたユーザデータまたは設定情報等は、リッチクライアント端末11のローカルストレージではなく、プロファイルストレージ27に格納される。
次に、シンクライアント端末12上でログオン操作が行われた際にコネクションブローカ26によって実行される処理について説明する。
(1)ユーザ(User1)は、例えばパブリックスペース等に設置されているシンクライアント端末12をクライアント管理システム1に接続するためのログオン操作を行う。シンクライアント端末12に対応する、シンクライアント実行サーバ45上の仮想マシン504、例えばエージェント601Aは、コネクションブローカ26に接続要求を送信して、ログオン操作を行ったユーザ(user1)に対応するユーザプロファイルの格納場所をコネクションブローカ26に問い合わせる。
(2)コネクションブローカ26は、ユーザ(User1)のユーザプロファイルのストレージパスを、シンクライアント端末12に対応する、シンクライアント実行サーバ25上の仮想マシン504に送信する。仮想マシン504は、ユーザ(User1)のユーザプロファイルを仮想マシン504のファイルシステム上にマウントする。仮想マシン504のファイルシステムは、仮想マシン504内の仮想OS601によって管理されるファイルシステムである。仮想OS601は、ファイルシステム上にマウントされたユーザプロファイルをプロファイルストレージ27からリードし、そのユーザプロファイル内の設定情報に基づいて、アプリケーションプログラムの設定およびデスクトップ環境の設定等を行うことができる。
このように、各ユーザは、どのクライアント端末上でログオン操作を行っても、同じユーザ環境を利用することができる。
ところで、リッチクライアント端末11の仮想マシン104上で実行される仮想イメージファイル内のアプリケーションプログラム302やシンクライアント実行サーバ25の仮想マシン504上で実行される仮想イメージファイル内のアプリケーションプログラム602は、例えば不具合を修正する等のためのプログラム(更新パッチ)が不定期に提供される場合がある。また、リッチクライアント端末11やシンクライアント端末12で使用するアプリケーションプログラム302,602を追加したいという要求が寄せられる場合もある。このようなアップデートやモジュール追加には、仮想イメージファイルの更新が必要となる。そこで、仮想イメージ作成&配信サーバ24は、この仮想イメージファイルの管理の効率化を図るべく(独自の手順で)仮想イメージファイルの作成処理を実行する。
図6は、クライアント管理システム1内における仮想イメージファイルの作成のための連携を説明するための図である。
リッチクライアント端末11用またはシンクライアント端末12用の仮想イメージファイルを作成する場合、管理サーバ21は、どのような仮想イメージファイルを作成するのかの指示を管理者端末13から受け付ける。管理サーバ21は、仮想イメージ作成&配信サーバ24に対して、要求された仮想イメージファイルの作成指示を通知する。管理サーバ21は、仮想イメージファイルの作成処理を制御する仮想イメージ作成制御部211を備えている。また、管理サーバ21は、後述する各種テーブル(A,B,C,D)を格納するためのデータベース(DB)212を管理する。
図6に示すように、仮想イメージ作成&配信サーバ24においては、CPU、メモリ、ストレージ、各種I/Oデバイスといった物理ハードウェア701上で仮想マシンモニタ702が実行される。仮想マシンモニタ702は、ハイパーバイザのような仮想化ソフトウェアであり、物理ハードウェア701のリソースをエミュレートすることによって、物理ハードウェア701上の仮想化層として機能する。仮想マシンモニタ702上では、管理用の1つの仮想マシン703と、仮想イメージファイルを作成するための複数の仮想マシン704とが実行される。仮想マシン703は、管理OS(ホストOS)703Aおよび仮想イメージファイル作成部703Bを実行する。一方、仮想マシン704は、仮想イメージファイル作成部703Bが管理サーバ21から指示された仮想イメージファイルを作成するために用いられる。より具体的には、クライアント管理システム1内の図示しないファイルサーバに設けられた共有フォルダ29に格納されたOSやアプリケーションプログラム、機種別のデバイスドライバセットがインストールされたディスクのイメージファイル(ディスクイメージファイル)を作成するための作業環境として用いられる。
ここで、本実施形態のクライアント管理システム1において実行される仮想イメージファイルの作成処理の理解を助けるために、図7および図8を参照して、仮想イメージファイルを構築する工程について説明する。
図7は、従来の仮想イメージファイルを構築する工程を説明するための図である。ここでは、アプリケーションプログラムAが全社的に共通して使用されるプログラムであると想定する。また、(部署を問わず)機器A,Bの2種類の機器が使用され、ある部署ではアプリケーションプログラムB1、ある別の部署ではアプリケーションプログラムB2が更に使用されるものと想定する。
この場合、第1に、OSおよび機器A用のデバイスドライバがインストールされたディスクのイメージファイルである仮想イメージファイルa1と、OSおよび機器B用のデバイスドライバがインストールされたディスクのイメージファイルである仮想イメージファイルa2とを作成する(図7の(A))。続いて、第2に、仮想イメージファイルa1としてイメージ化されたディスクに全社的に共通して使用されるアプリケーションプログラムAをインストールした状態のイメージファイルである仮想イメージファイルb1と、仮想イメージファイルa2としてイメージ化されたディスクに全社的に共通して使用されるアプリケーションプログラムAをインストールした状態のイメージファイルである仮想イメージファイルb2とを作成する(図7の(B))。なお、仮想イメージファイルb1,b2の実体は、仮想イメージファイルa1,a2に各々差分ファイルを追加したものである。即ち、仮想イメージファイルb1,b2の作成とは、仮想イメージファイルa1,a2を基にして仮想イメージファイルb1,b2を構築するための差分ファイルの作成である。
仮想イメージファイルb1,b2を作成すると、第3に、仮想イメージファイルb1,b2のそれぞれについて、アプリケーションプログラムB1またはアプリケーションプログラムB2のいずれかを更にインストールした仮想イメージファイルc1〜c4を作成する(図7の(C))。そして、最後に、仮想イメージファイルc1〜c4のそれぞれについて、インストール時に暫定的に入力した固有情報をリセットした仮想イメージファイルd1〜d4を作成する(図7の(D))。仮想イメージファイルd1〜d4に固有情報を追加することで、リッチクライアント端末11またはシンクライアント実行サーバ25に配信する最終成果物たる仮想イメージファイルを作成することができる。仮想イメージファイルc1〜c4,d1〜d4の作成も、仮想イメージファイルb1,b2またはc1〜c4からの差分ファイルの作成である。
このように、従来は、デバイスドライバ等の機種に依存する要素(大分類)→アプリケーションプログラム等の機種に依存しない要素(小分類)の順番で仮想イメージファイルを構築する工程が組まれていた。
ここで、例えば、アプリケーションプログラムB2をアップデートする必要が生じたものと想定する。この場合、仮想イメージファイルd2,d4に固有情報を追加することで作成された仮想イメージファイルを更新する必要がある。しかしながら、あるアプリケーションプログラムを含む仮想イメージファイルを機器毎に特定していくという作業は煩わしい。この作業は、機器の種類が多い程煩雑となる。また、第2に、仮想イメージファイルb1を基点として仮想イメージファイルc2→仮想イメージファイルd2と作成していく作業と、仮想イメージファイルb2を基点として仮想イメージファイルc4→仮想イメージファイルd4と作成していく作業との2系統行う必要がある。この作業も、機器の種類が多い程多系統となる。
一方、図8は、本実施形態のクライアント管理システム1における仮想イメージファイルを構築する工程を説明するための図である。
本実施形態のクライアント管理システム1においては、まず、OSおよび全社的に共通して使用されるアプリケーションプログラムAがインストールされたディスクのイメージファイルである仮想イメージファイルaを作成する(図8の(A))。次に、仮想イメージファイルaにアプリケーションプログラムB1またはアプリケーションプログラムB2のいずれかを更にインストールした仮想イメージファイルb1,b2を作成する(図7の(B))。そして、その後に、仮想イメージファイルb1,b2のそれぞれについて、機器A用のデバイスドライバまたは機器B用のデバイスドライバのいずれかを更にインストールした仮想イメージファイルc1〜c4を作成すると共に(図8の(C))、インストール時に暫定的に入力した固有情報をリセットした仮想イメージファイルd1〜d4を作成する(図8の(D))。
即ち、本実施形態のクライアント管理システム1は、アプリケーションプログラム等の機種に依存しない要素(大分類)→デバイスドライバ等の機種に依存する要素(小分類)の順番で仮想イメージファイルを構築する工程を組む。
この手順で仮想イメージファイルを作成すると、アプリケーションプログラムb2をアップデートする必要が生じた場合、仮想イメージファイルb2を基点にして作成された仮想イメージファイルd3,d4を簡単に特定できる。また、仮想イメージファイルb2を基点として仮想イメージファイルc3,c4→仮想イメージファイルd3,d4と作成していく作業を1系統だけ行えばよい。よって、クライアント端末のデスクトップ環境(仮想イメージファイル)の管理を効率化することが実現される。
なお、デバイスドライバ等の機器に依存する要素をアップデートする必要が生じた場合には、従来の手順で仮想イメージファイルを作成する方が、仮想イメージファイルの更新処理を効率的に行うことが可能である。しかしながら、デバイスドライバ等の機器に依存する要素とアプリケーションプログラム等の機種に依存しない要素とでは、アップデートやモジュール追加の頻度は後者の方が圧倒的に高いので、総合的に判断すれば、仮想イメージファイルの管理の効率化が図られていることは明らかである。
次に、図9乃至図12を参照して、管理サーバ21がDB212に格納する各種テーブル(A,B,C,D)について説明する。
図9は、管理者端末13によって参照されるテーブルAの表示画面の一例を示す図である。テーブルAは、機器情報を格納するテーブルであり、図9に示すように、「機器番号(キー)」、「コンピュータ名」、「所属グループ」、「モデル名」、「シリアル番号」を保持する。
図10は、管理者端末13によって参照されるテーブルBの表示画面の一例を示す図である。テーブルBは、マスタイメージ情報を格納するテーブルであり、図10に示すように、所属グループ内で作成される仮想イメージファイルの基となるイメージ情報(「イメージ名」(キー))、「ステータス」、「作成グループ(親のグループ)」、「OS情報」、「作成日」、「アプリケーション情報(アプリケーション名,バージョン)」、「セキュリティパッチ情報」を保持する。
図11は、管理者端末13によって参照されるテーブルCの表示画面の一例を示す図である。テーブルCは、機器別ドライバのセットの一覧を格納するテーブルであり、図11に示すように、「機種名(キー)」、「ドライバ一覧(ドライバ名および実行順序)」を保持する。
図12は、管理者端末13によって参照されるテーブルDの表示画面の一例を示す図である。テーブルDは、配信イメージを管理するためのテーブルであり、図12に示すように、「機器番号(キー)」、「所属グループ」、「コンピュータ名」、「イメージ名」、「(配信)日時」、「配信結果(ステータス)」を保持する。
図13は、(上記各種テーブル(A,B,C,D)を用いて)本実施形態のクライアント管理システム1において実行される仮想イメージファイルの作成処理の流れを示すフローチャートである。
管理サーバ21は、管理者端末13の操作に応じて、テーブルAより、配信イメージを生成したい機器を選択する(ステップS11)。次に、管理サーバ21は、管理者端末13の操作に応じて、テーブルBより、アプリケーションプログラムを含んだマスタイメージを選択する(ステップS12)。次に、管理サーバ21は、管理者端末13の操作に応じて、テーブルCより、ステップS11でテーブルAより選択した機器に対応した機種別ドライバセットを選択する(ステップS13)。
以上の選択が完了すると、管理サーバ21は、管理者端末13の操作に応じて、機器情報、マスタイメージ情報を含む配信イメージの作成開始要求を仮想イメージ作成&配信サーバ24に通知する(ステップS14)。この時、管理サーバ21は、テーブルDの「配信状況」を“イメージ作成中”とする(ステップS15)。
仮想イメージ作成&配信サーバ24は、この通知を受け取ると(ステップS21)、まず、マスタイメージを取得し(ステップS22)、次いで、機種別ドライバセットを共有フォルダから取得する(ステップS23)。そして、仮想イメージ作成&配信サーバ24は、マスタイメージに機種別ドライバセットを組み込んだ差分イメージを作成する(ステップS24)。差分イメージを作成すると、仮想イメージ作成&配信サーバ24は、その旨を管理サーバ21に通知する(ステップS25)。
管理サーバ21は、差分イメージの作成完了が仮想イメージ作成&配信サーバ24から通知されると、テーブルDの「イメージ名」に差分イメージ名を登録すると共に(ステップS16)、「配信状況」を“イメージ作成完了”とする(ステップS17)。
通常、個々の機種に対するデバイスドライバのインストールは1回であるが、ユーザにとってアプリケーションプログラムの追加、更新または削除はその時々に必要となる行為である。従って、アプリケーションプログラム等の機種に依存しない要素でグループ化して管理し、新規機器が追加された時だけ、それに対応したデバイスドライバをインストールすることにより、管理者の業務の大半を占めるアプリケーションプログラムの追加、更新または削除に費やされる時間を短縮することが可能となる。
即ち、本実施形態のクライアント管理システム1は、クライアント端末のデスクトップ環境(仮想イメージファイル)の管理を効率化することを実現する。
なお、各実施形態の動作制御処理は、ソフトウェア(プログラム)によって実現することができるので、このソフトウェアを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこのソフトウェアを通常のコンピュータにインストールして実行することにより、各実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…リッチクライアント端末、12…シンクライアント端末、13…管理者端末、21…管理サーバ、24…仮想イメージ作成&配信サーバ、25…シンクライアント実行サーバ、28…仮想イメージストレージ、29…共有フォルダ、211…仮想イメージ作成制御部、212…データベース、703B…仮想イメージ作成部。

Claims (12)

  1. 複数のクライアント端末のデスクトップ環境を管理するクライアント管理システムに適用される情報処理装置であって、
    前記デスクトップ環境用のディスクイメージファイルであって前記複数のクライアント端末の機種に依存しない要素で分類したグループ毎に前記複数のクライアント端末の機種に依存する要素を含まない第1のイメージファイルを作成する第1のイメージファイル作成手段と、
    前記第1のイメージファイルを基にして前記複数のクライアント端末の機種に依存する要素を含む第2のイメージファイルを構築するための差分ファイルを作成する第2のイメージファイル作成手段と、
    を具備する情報処理装置。
  2. 前記複数のクライアント端末の機種に依存しない要素は、オペレーティングシステムを含む請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記複数のクライアント端末の機種に依存しない要素は、アプリケーションプログラムを含む請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記複数のクライアント端末の機種に依存する要素は、デバイスドライバを含む請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 複数のクライアント端末のデスクトップ環境を管理するクライアント管理システムに適用される情報処理装置のイメージファイル作成方法であって、
    前記デスクトップ環境用のディスクイメージファイルであって前記複数のクライアント端末の機種に依存しない要素で分類したグループ毎に前記複数のクライアント端末の機種に依存する要素を含まない第1のイメージファイルを作成し、
    前記第1のイメージファイルを基にして前記複数のクライアント端末の機種に依存する要素を含む第2のイメージファイルを構築するための差分ファイルを作成する、
    イメージファイル作成方法。
  6. 前記複数のクライアント端末の機種に依存しない要素は、オペレーティングシステムを含む請求項5に記載のイメージファイル作成方法。
  7. 前記複数のクライアント端末の機種に依存しない要素は、アプリケーションプログラムを含む請求項6に記載のイメージファイル作成方法。
  8. 前記複数のクライアント端末の機種に依存する要素は、デバイスドライバを含む請求項5に記載のイメージファイル作成方法。
  9. 複数のクライアント端末のデスクトップ環を管理するクライアント管理システムに適用されるコンピュータを、
    前記デスクトップ環境用のディスクイメージファイルであって前記複数のクライアント端末の機種に依存しない要素で分類したグループ毎に前記複数のクライアント端末の機種に依存する要素を含まない第1のイメージファイルを作成する第1のイメージファイル作成手段、
    前記第1のイメージファイルを基にして前記複数のクライアント端末の機種に依存する要素を含む第2のイメージファイルを構築するための差分ファイルを作成する第2のイメージファイル作成手段、
    として機能させるためのプログラム。
  10. 前記複数のクライアント端末の機種に依存しない要素は、オペレーティングシステムを含む請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記複数のクライアント端末の機種に依存しない要素は、アプリケーションプログラムを含む請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記複数のクライアント端末の機種に依存する要素は、デバイスドライバを含む請求項9に記載のプログラム。
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